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聖女の彼氏教育(エルレイン/彼氏)



(テイルズを題材にした二次創作です。許容できる方のみご覧下さい)


 「あなたですか、私に話があるというのは?」
エルレインは目の前の青年に尋ねる。
青年は大聖堂付属の図書館でしばらく前から働いている。
真面目によく働くので、目をかけていた。
 「は・・はい・・!エルレイン様・・!昔・・・お会いしたときから・・・ずっと・・ずっと・・・あなたに・・憧れて・・いました・・!!あなたのことが・・好きで・・好きで・・」
青年は必死に、エルレインに告白する。
「なるほど・・・。彼氏になりたい・・。そういう・・ことですね?」
「はい・・!お、恐れ多いのはわかってます・・!!でも・・自分でも・・どうにも・・止まらないんです!!」
「なるほど・・。わかりました。いいでしょう。あなたの告白・・受け入れましょう」
「あ・・ありがとう・・ございます・・!!」
青年は感謝の思いを込めて、エルレインの手を握りしめる。
 「ただし・・私と付き合う以上・・・色々と約束をしてもらいます。もし・・破ったら・・ただでは・・すみませんよ。いいですね?」
「はい!!あなたと・・付き合えるなら・・何でもします!!どんな約束だって・・守ります!!」
「ふふ・・。期待していますよ」
青年の返事に、エルレインは笑みを浮かべる。
それが、青年にとって、新たなる世界への幕開けになるとは、このとき思いもしなかった・・。


 それからしばらく経った頃・・・・。
青年は、正座したまま、戦々恐々とした様子で、エルレインを見上げる。
エルレインの表情は怒りに満ちていた。
 「どういうことです?遅刻はダメ、と約束にあったはずですよ?」
エルレインは厳しい表情を浮かべて、尋ねる。
告白された後、エルレインは青年と色々な約束をした。
その一つに、遅刻はしない、という項目があった。
青年はそれを破ってしまい、エルレインの怒りに直面しているのである。
 「す・・すみません・・。つい・・寝坊・・してしまって・・」
「寝坊?そんなことが許される、と思っているのですか?」
「す・・すみません・・・」
青年は恐縮し、謝る。
 「謝れば済む、というものではありません。約束を破った以上・・罰を受けてもらいます」
「な・・何を・・するんですか?」
嫌な予感を覚え、青年は恐る恐る尋ねる。
 「そうですねぇ・・。せっかくですから・・・お尻ペンペンでもしましょうか」
「え・・!?」
「何ですか、嫌なのですか?」
「そんな・・!僕は・・もう・・20歳ですよ・・!!そ・・そんな・・子供じゃ・・ありません!!」
「約束を守れないのは、子供と同じですよ。そんな悪い子には、子供のお仕置きがぴったりです。さぁ、お尻を出しなさい」
エルレインの言葉に、思わず青年は逃げようとする。
だが、それを察知していたエルレインに、難なく捕えられてしまった。
 「どこへ行くのです?」
「は・・離して・・!!」
青年は必死にもがく。
だがエルレインには通じず、あっという間に膝の上に乗せられてしまう。
 「全く・・・逃げようなどと・・いけませんねぇ・・・」
エルレインはため息をつきつつ、青年のズボンを降ろし、お尻をあらわにしてしまう。
「ほ、本気なんですか!?」
「私は冗談など言いません。さぁ、覚悟しなさい」
エルレインはそういうと、青年の身体をしっかりと押さえつける。
そして、空いている方の手を、ゆっくりと振り上げた。


 バチィ――ンン!!
「うわあああ!!」
思いきりお尻を叩かれ、青年は悲鳴を上げる。
 バシッ!バチンッ!バァンッ!ビダァンッ!バアアンッ!
「わあっ!エルレイン様っ!いたっ!痛いです!!」
「痛いのは当然です。お仕置きなのですから。さぁ、しっかりと反省しなさい」
エルレインはそう言いながら、容赦なく青年のお尻に平手を降らせ続ける。
バチンッ!バチンッ!バシッ!バチンッ!バァンッ!ビダァンッ!バアアンッ!バチンッ!バチンッ!バシッ!バチンッ!バァンッ!ビダァンッ!バアアンッ!バチンッ!バチンッ!バシッ!バチンッ!バァンッ!ビダァンッ!バアアンッ!バチンッ!バチンッ!バシッ!バチンッ!バァンッ!ビダァンッ!バアアンッ!
「痛っ!いやあっ!やああ!エルレイン様っ!許して下さいっ!ひいいっ!いっ!ひいぅうわあっ!!」
容赦なくお尻に叩きつけられる平手の嵐に、青年は必死にもがき、悲鳴を上げる。
 バチンッ!バチンッ!バシッ!バチンッ!バァンッ!ビダァンッ!バアアンッ!バチンッ!バチンッ!バシッ!バチンッ!バァンッ!ビダァンッ!バアアンッ!バチンッ!バチンッ!バシッ!バチンッ!バァンッ!ビダァンッ!バアアンッ!バチンッ!バチンッ!バシッ!バチンッ!バァンッ!ビダァンッ!バアアンッ!
「ダメです!約束を破る子は許しません!お仕置きはまだ、始まったばかりですよ」
エルレインは非情な声で言いながら、さらにお尻を叩き続ける。
あっという間に、青年のお尻は、赤い手形が幾重にも刻みつけられ、赤く色づいてゆく。
 「ひぃん・・!痛あっ!うわあっ!やめ・・もう・・許し・・!?」
青年は悲鳴を上げ続ける。
だが、やがて、悲鳴の中に、違うものが混じり始める。
 バチンッ!バチンッ!バシッ!バチンッ!バァンッ!ビダァンッ!バアアンッ!バチンッ!バチンッ!バシッ!バチンッ!バァンッ!ビダァンッ!バアアンッ!バチンッ!バチンッ!バシッ!バチンッ!バァンッ!ビダァンッ!バアアンッ!バチンッ!バチンッ!バシッ!バチンッ!バァンッ!ビダァンッ!バアアンッ!
「あん・・・!痛・・!う・・うあ!?あ・・!ひぃう・・!う・・・ひっう・・!」
青年はお尻を叩かれるたび、身体を震わせる。
同時に、青年の象徴が、エルレインの膝の上で、ムクムクと動き始める。
 「何ですか?コレは?」
エルレインは一旦お尻を叩く手を止めて、興奮した青年自身を掴む。
「ひぃや・・!?ご、ごめんなさい!!じ、自分でもまさか・・!!」
「全く・・。お仕置きをされているのに興奮するなど・・。そんないけない子にはもっと厳しいお仕置きが必要ですね」
エルレインは青年を握っていた手を離す。
直後、その手を思いきり、振りかぶった。
 バッチィィィンンン!!!
「いったああ・・あああーーー!!!」
お尻を叩かれた衝撃で、青年をえびぞりになって悲鳴を上げる。
同時に、自分自身から、欲望を思いきり噴き出してしまう。
 「おやおや・・・。お尻叩きがそんなに良いのですか?全く・・本当にいやらしい子ですねぇ。そんなに良いのなら、たっぷりと叩いてあげましょう」
エルレインはそういうと、さらに手を振り下ろす。
 パンパンパンッ!パンパンパンッ!パンパンパンッ!
「ああっ!わあっ!ひゃあっ!ああっ!」
パンパンパンッ!パンパンパンッ!パンパンパンッ!パンパンパンッ!パンパンパンッ!パンパンパンッ!パンパンパンッ!パンパンパンッ!パンパンパンッ!
ゲリラ豪雨さながらの平手打ちの嵐が、容赦なく青年のお尻に襲いかかる。
「ああっ!痛っ!ひぃうんっ!でも・・何か・・変な・・きも・・ひぃうっ!ひぃんっ!エルレイン様っ!も、もうっ!ゆ、許して下さいっっ!!あ、謝りますからああ!!」
「ダメです。これはお仕置きなのですよ。それに・・・自分を偽るのはよしなさい。あなたが素直になるまで、叩きますからね」
「そ・・そんなっ!ああんっ!痛っ!ひぃやぁんっ!ひいぅうわっ!?あひぃやんっ!!」
青年は苦痛と快感の混ざった奇妙な悲鳴を上げながら、背をのけ反らせ、身を震わせる。
その後、お尻を叩く音と、青年の嬌声混じりの悲鳴が、部屋に響き続けた・・・・。


 「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・」
青年は真っ赤に染まったお尻を出したまま、肩を上下させて、荒い息を吐く。
「どうです?どんな気分ですか?」
エルレインは青年のお尻を優しく撫でながら、問いかける。
 「変な・・気分です・・・。お尻叩かれて・・・痛くて・・恥ずかしい・・でも・・・何故か・・・興奮・・して・・しまいました・・・」
「ふふ・・。やはり私が見込んだ通りですね」
「どういう・・こと・・です?」
青年は思わず尋ねる。
 「ふふ・・・。私にはある嗜好がありましてね。スパンキング・・・要するにお尻叩きのお仕置きです。私はスパンキングが大好きでしてね、一目見れば、スパンキングに関する素質があるかどうか、わかります。あなたにはスパンキー・・・。叩かれる立場の素質がありますね」
「そ・・そんな・・!?」
「驚くのも無理はありません。ですが・・・お尻を叩かれて・・気持ちよかったでしょう?」
「そ・・それは・・」
青年は思わず口ごもる。
エルレインの言う通りだったが、それを認めたら、自分が変態に思えるからだ。
 「取り繕うことなどありません。ありのままの自分を受け入れるのです。そうすれば・・私が最高の幸福を約束しますよ」
エルレインの笑みに、青年は心が揺らぐ。
「まぁ、今は混乱していることでしょう。しばらく・・落ち着いて・・考えてみなさい」
エルレインはそういうと、青年の下着とズボンを上げて整えてやる。
そして、色々と宥めたりして、その場は家へと帰した・・・。


 数日後・・・・。
「本当に・・・いいのですね?」
「はい・・!エルレイン様・・!どうか・・僕のお尻を叩いて下さい!!」
エルレインの問いに、青年は決意を固めた表情で願う。
 「よく・・・・言ってくれましたね。さすが・・・私が見込んだ人です・・」
「エルレイン様・・」
エルレインは青年を抱き寄せ、青年は恍惚とした表情を浮かべる。
 「フフフ・・。私があなたを立派なスパンキーに教育してあげます。さぁ・・安心して、私に全てをゆだねるのです」
エルレインは笑みをうかべて言うと、青年のお尻を出して、膝の上に乗せる。
青年は羞恥と恍惚の混じった表情を浮かべ、お尻への一撃を待つ。
そんな青年をジッと見下ろしながら、エルレインは手を振りかぶった。


 ―完―

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悪魔姫の祝杯・番外編3-2 取引の代償その後



バシィンッ!バチィンッ!ビダァンッ!バアアンッッ!
「きゃああ!モルガーナ卿っ!もう・・お許し下さい!!!」
「ダメだ!私を満足させてみよ!!そうれ!!もっと泣くがよい!!」
バンッ!バンバァンッ!バチィンッ!バアンッ!
お尻を叩く音が響く中、許しを乞うルフトハンザの声と、サディスティックなモルガーナの声が部屋に響き渡る。
 バンッ!バンバァンッ!バチィンッ!バアンッ!バンッ!バンバァンッ!バチィンッ!バアンッ!バンッ!バンバァンッ!バチィンッ!バアンッ!バンッ!バンバァンッ!バチィンッ!バアンッ!
「いやああ!きゃああ!もう・・許し・・きゃああ!いやああっ!」
「そうれ!もっと泣き叫ぶのだ!!そうだ!その顔・・その声だ!!」
モルガーナは邪悪な笑みを浮かべながら、狂ったように、ルフトハンザのお尻を叩き続ける。
その後、モルガーナが満足するまで、ルフトハンザの悲鳴とお尻を叩く音が、部屋にずっと響いていた・・・・。


 「くぅ・・!!」
お尻の熱さに、ルフトハンザは顔を顰める。
(まるで・・焼き鏝でも当てられたかのような熱さですわ!!モルガーナ卿も・・・ここまでせずとも・・・)
ルフトハンザは恨み言を呟きそうになるが、グッと堪える。
味方になる代償として、お尻を差し出したのは自分なのだ。
モルガーナの性格を考えれば、一度だけで済むはずは無い。
何度もこうやって、自分のお尻を要求してくるのは、容易に想像できたはず。
それを想定できなかった、自分の失態だ。
 (悔しいですが・・・自業自得ですわ・・・。あら?)
ルフトハンザは、怪しい影を見つける。
だが、声を出したりはしない。
そのまま、気づかない素振りを、影に対して見せる。
案の定、影はルフトハンザが気づいていないと思い、こちらの様子をジッと伺う。
気付いていない振りをしながら、ルフトハンザは手で呪印を結ぶ。
呪印が完了するや、影の足元に魔法陣が現れる。

同時に、魔法陣から、頑丈な鎖が幾つも現れ、影を拘束する。
直後、駆け付けた兵士達が、拘束された影を、ルフトハンザの元へ連行してきた。
 「あなたは・・・!?」
連れてこられた人影を見るなり、ルフトハンザはハッとする。
侍女として、常にレティッツイアの傍についている人物だったからだ。
 「お前たち、下がりなさい!!」
ルフトハンザは兵士達を叱りつけて、下がらせる。
「失礼いたしました。まさかあなた様とは知らず・・。ご無礼、お許し下さい」
二人きりになると、ルフトハンザは侍女に謝る。
 「気にする必要はありません。疑いを招く行動をしていたのは、私ですから」
ルフトハンザの謝罪に、侍女はそう答える。
「しかし・・・。何故・・・あのような行動を?幾らあなた様でも、スパイと疑われれば、ただでは済まないのは承知のはずでは?」
ルフトハンザは侍女に、思わず尋ねる。
 「そのことですが・・・。姫様が、ルフトハンザ様のことを心配なさっているからです」
「心配?どういうことです?」
平静を装いながらも、ルフトハンザは恐る恐る尋ねる。
ルフトハンザの問いに、侍女は答える。
モルガーナとの交渉を見事に成功させる、という手柄を立てた筈なのに、ルフトハンザの様子がおかしい。
何か辛いことがあったのではないのか?
レティッツイアがそう心配しているため、侍女はその意を汲んで、ルフトハンザの様子を調べていたのだ。
 「そうでしたか・・・」
侍女の話に、ルフトハンザは納得する。
同時に、女主人に対する罪悪感が湧いてくる。
これ以上、モルガーナとのことを隠すことは出来ない。
どのような叱責や罰を受けようとも、正直に話そう。
そう、決意していた。


 数時間後・・・・。
レティッツイアの私室に、ルフトハンザの姿があった。
「よく来た、待っておったぞ」
現れたルフトハンザに、レティッツイアはそう言う。
「何やら私に話したいことがあるそうだな?」
レティッツイアは、ルフトハンザにそう言葉をかける。
侍女から、ルフトハンザが話がしたい、と聞いていたからだ。
 「はい・・・。姫様・・。私は・・姫様に隠し事をしておりました」
「隠し事?何じゃ一体?」
「はい。モルガーナ卿とのことでございます。実は・・モルガーナ卿に・・・姫様の元に寝返って味方となる代償に・・・私のお尻を・・差し出しました」
「何・・!?」
ルフトハンザの告白に、レティッツイアの表情が一瞬こわばる。
ルフトハンザは、モルガーナとの取引の経緯を、全て話す。
 「なるほど・・。モルガーナめはスパンキングマニア・・それもそなたのようなタイプの女の尻を叩くのが好きだというのだな・・・?」
「はい・・・。味方となる代わりに・・・私のお尻を好きなだけ叩かせる、という取引をいたしました・・・。今も・・時々・・呼び出されて・・モルガーナ卿に・・お尻を・・叩かれて・・います・・・」
ルフトハンザは告白の後、身を震わせる。
 「なるほど・・・。それで・・私には黙っていたのだな・・・」
「はい・・!!あまりにも・・・恥ずかしくて・・・。それに・・・自分の身を売る浅ましい輩と思われるのも・・恐ろしかったのです・・!!」
「馬鹿者!そのような・・こと思わぬわ!!そなたの・・忠誠心を誰よりも知っておる!!」
ルフトハンザの言葉に、レティッツイアはそう言う。
レティッツイアは、椅子から降りると、ルフトハンザの元へ行く。
 「ルフトハンザ・・・。すまぬ・・。私の為に・・お前には・・辛い選択をさせておったな・・・。許してくれぬか・・。本当に・・すまぬ・・・」
ルフトハンザの苦しい胸の内を思いやり、レティッツイアは謝る。
 「姫様・・!!私こそ・・隠していて・・申し訳ございませんでした・・!!心配を・・おかけして・・・しまって・・」
二人は互いに謝る。
「姫様・・・。お願いでございます・・!!どうか・・私を・・お仕置きして下さいませ!!」
「な・・何故だ!?お前に・・お仕置きをする理由などなかろう!」
ルフトハンザの願いに、思わずレティッツイアは驚きの声を上げる。
 「いいえ・・!私が・・モルガーナ卿とのことを・・隠していたばかりに・・いらぬ心配を姫様にかけておりました!!姫様にそのような思いをさせるなど・・許されるものでは・・ありません!!どうか・・その・・償いをさせて・・下さいませ!!」
レティッツイアは理解する。
ルフトハンザが、罪悪感を抱えていることを。
このままでは、主君に対する罪悪感で、ルフトハンザを苦しめることになる。
それならば、願い通りにしてやろう。
レティッツイアはそう決意する。
 「ふむ・・。そうだな。ルフトハンザよ、そなたには心配させられたからの。その償いをさせてやろう。ルフトハンザ・・・ここへ来い。お仕置きだ」
レティッツイアは膝を軽く叩いて、合図をする。
ルフトハンザは素直にレティッツイアの元へ行き、姫の膝の上にうつ伏せになる。
 「よしよし・・。良く来れたのう。良い子だ・・・」
レティッツイアは膝の上のルフトハンザの頭を優しく撫でてやる。
「姫様・・!!私は・・子供では・・ございませんわ・・!!」
思わずルフトハンザは羞恥で顔を赤らめる。
「だが、満更ではなさそうではないか?」
「そ・・それは・・!!姫様・・意地悪ですわ・・!!」
「これも仕置きのうちだ。さて・・・私を心配させた悪いお尻と対面と行こうか」
レティッツイアはそう言うと、ルフトハンザのお尻をあらわにする。
モルガーナに叩かれた跡がまだ残っているためか、お尻全体が赤みを帯びている。
 「おやおや。随分と赤いなぁ。相当・・モルガーナにやられたようだな」
「い・・言わないで下さいませ・・!!は・・恥ずかしい・・ですわ!!」
主君の言葉に、ルフトハンザは顔を赤らめる。
「恥ずかしいのも仕置きのうちだぞ。ルフトハンザ・・・容赦はせぬ。覚悟するがよい」
「わかって・・おります・・。姫様・・・どうぞ・・お仕置きをお願いいたします」
「良い覚悟だ。では・・・行くぞ」
レティッツイアはそう言うと、ゆっくりと手を振り上げた。


 バッシィィィぃンンンン!!!!
「きゃあああああ!!」
強烈な打撃音と共に、ルフトハンザは背をのけ反らせ、悲鳴を上げる。
 バシィンッ!ビダァンッ!バアシィンッ!バッジぃンッ!
「きゃああ!ひ、姫様っ!痛っ!きゃああ!痛いです!!」
強烈な打撃とそこからくる痛みに、思わずルフトハンザは悲鳴を上げる。
 「痛いのは当然であろう!!お仕置きなのだから!!私に心配させおって!!悪い子だ!!」
バシンッ!バチンッ!ビダァンッ!バアシィンッ!バジィンっ!ビダァンッ!
レティッツイアは思いきり平手を叩きつけながら、お説教を始める。
 バシィンッ!ビダァンッ!バアシィンッ!バシィンッ!ビダァンッ!バアシィンッ!バシィンッ!ビダァンッ!バアシィンッ!バシィンッ!ビダァンッ!バアシィンッ!
「も・・申し訳・・ございません!!あまりにも・・恥ずかしくて・・!!それに・・・姫様に・・自分の身体を売る・・下劣な輩と・・思われるのが・・」
バッジィィィンンンンン!!!
「きゃあああああ!!!」
渾身の一打に、ルフトハンザは背をのけ反らせて、絶叫する。
 「そんなことは思わぬわ!!私を見くびるでないわ!!たとえどんな手を使っても・・・お前を蔑むことなどせぬ!!そなたの忠誠心を疑ったことなど・・一度たりとて無いわ!!」
「姫様・・!!申し訳・・ございません・・!!姫様を・・信頼・・しきれません・・でした・・!!」
レティッツイアの言葉に、ルフトハンザは涙を浮かべる。
 「ルフトハンザ・・。例え私に心配をかけぬためでも・・・正直に話して欲しかったぞ。お前に・・そうしてもらえず・・私は本当に・・悲しいし・・悔しいぞ!!」
「姫様・・。本当に・・・申し訳ございませんでした・・・。心配をかけた上に・・・傷つけて・・しまいましたね・・・・」
「そうだ。それだけに・・・今回は本当に怒っておるぞ。ルフトハンザ・・・今から本番だ。良いな?」
レティッツイアはピタピタと、ルフトハンザのお尻を軽く叩きながら、言う。
「はい・・。覚悟は・・出来ております・・・」
「さすがだな。では・・今より本気の百叩きだ。一回叩くごとに数えること、そしてちゃんと私に『ごめんなさい』と謝ること。良いな?」
「わかり・・ました・・・」
ルフトハンザの返事に、レティッツイアは再び、手を振り上げる。
 バッシィィィンン!!!
「きゃああ!!い、1・・ごめん・・なさい!!」
ルフトハンザは悲鳴を上げながらも、数を数え『ごめんなさい』と謝る。
 ビッダァァンン!!
「ひぃ!2・・ごめん・・なさい・・!!」
バジイイイインンン!!!
「痛あああ!3・・ごめん・・なさい・・!!」
その後、100を数えるまで、ルフトハンザの悲鳴と『ごめんなさい』が部屋に響き続けた・・・・。


 「ふふ・・随分赤くなったのう。まるで・・熟れすぎた桃のようだな」
真っ赤に腫れ上がったルフトハンザのお尻を見やりながら、レティッツイアはからかうように言う。
「姫様・・。あまり言わないで下さいませ・・。恥ずかしい・・ですわ・・」
「恥ずかしいのも仕置きのうちだがな。それはともかく・・よく正直に話してくれた。嬉しく思うぞ」
「私こそ・・姫様に心配をおかけして・・申し訳・・ございませんでした・・」
「よいのだ。私こそ・・お前にあそこまでのことをさせるまで・・追いつめてしまったな。すまぬ」
「そんな・・!姫様が謝ることなどありません!!」
「まぁよい・・・。今は静かに眠るがよい」
「姫様・・ありがとうございます・・」
ルフトハンザはレティッツイアの膝の上で、静かに眠る。
 「さて・・・。こちらは済んだが・・・・」
レティッツイアが呟いた直後、複数の黒い影が現れる。
皆、フード付きローブや編み笠で顔を隠している。
 「よく来てくれた。そなたたちにやって欲しいことがある」
レティッツイアはそう言うと、モルガーナの似顔絵を、影たちに見せる。
「この女は・・・ルフトハンザにこの上ない恥辱を与えた・・・!!許してはおけぬ!!密かに・・始末してまいれ」
主の命令直後、影たちは音もなく部屋を後にする。
 「これでよし・・・。ルフトハンザ・・仇は取るぞ・・!!」
静かに眠るルフトハンザを見下ろし、レティッツイアはそう呟いた。


 ―完―

実家に呼ばれて・・・2(テイルズより:父親/リフィル)



(テイルズを題材にした二次創作です。オリキャラも登場します。許容できる方のみご覧下さい)


 「それにしても、リフィルも本当に立派になったものね。母さん、鼻が高いわ」
「そんな大したことは無いわ。遺跡関連で本を一つか二つ、出しただけよ」
母親の言葉に、リフィルはそう返す。
少し前にリフィルは遺跡に関する著作を執筆していた。
専門的な本の為、そんなに売れているわけではないが、母親にしてみれば、娘が本を出版したことだけでも、喜ばしいことだった。
 「『大したことはない』だなんて、何を言ってるの!父さんだって、凄く褒めてたし、ご近所さんや元同僚の皆さんにも自慢していたのよ。ねえ、父さん?」
「何を言っているんだ。そんな親バカみたいな恥ずかしい真似、私がするわけないだろう?」
母親の言葉に、父親はバツが悪そうに返す。
「あらあら。何を言っているのよ。『ウチの娘が書いたんだ』なんて、お隣さんに話していたじゃないの」
「だ、だから母さんそういうことは・・!!」
「はいはい、二人とも、言い争いは余所でやってちょうだい。せっかくの料理が冷めてしまうわよ」
両親の会話に、思わずリフィルはそういう。
 「そうね、せっかく久しぶりに親子揃ったのだものね」
「そうだな」
両親は気を取り直し、食事を再開する。
 「それにしても・・スゴイわよね~。あんなにスゴイ本を書くなんてね~。ねえ、父さん」
「そうだな。子供のころはあんなにヤンチャばかりしていたのにな」
「そうよね~。よく廃墟とか洞窟に探検とか言って、勝手に入ってたわねぇ。それでよく父さんにお尻叩かれて、叱られていたわよねぇ」
「母さん・・あまり言わないで。恥ずかしいわ・・・」
母親による、子供時代の恥ずかしい話に、思わずリフィルは赤面する。
「あまりにリフィルがそうするから、父さんに色々と約束させられていたわねぇ」
「そういえば・・そうだったな。リフィル、覚えているか?」
「忘れようと思っても、忘れられないわよ。散々、お尻を叩かれたのよ。確か・・」
リフィルは苦笑いしながら、子供時代に父親とした約束を言い始める。
① 廃墟や洞窟に、勝手に入らないこと。
② 他人を無理矢理に、仲間に引き入れないこと。
③ 遺跡に関するもの欲しさに、人に暴力を振るったり、泥棒などをしないこと。
④ 遺跡の管理人等に暴力を振るわないこと。
「こんなところだったかしら?ねえ父さん?」
「そうだな。他にもあったかもしれなかったが・・・・」
リフィルと父親はそれぞれ昔を振り返るような表情を浮かべる。
 「そういう約束をしても、中々お前の探求心は収まらなかったなぁ」
「そうね。押さえきれなくて・・・。ご近所の○○くんが持っていた遺跡の本を強引に借りたり、それをヒントに、こっそり遺跡探検を・・!!??」
途中まで言いかけて、リフィルはハッとする。
今まで、両親には隠していたことだったからだ。
 「リフィル!?あなた、そんなことをしていたの!!」
「こ、子供のときよ!も、もう何年も昔のことでしょう!?」
思わずリフィルは弁解する。
だが、怒った母親には通用しない。
 「何を言っているの!!昔のことでも、約束破りはいけません!!お父さん!!リフィルをお尻ペンペンして、叱ってちょうだい!!」
「そうだな。リフィル、こっちに来なさい!!」
「冗談じゃないわ!!」
リフィルは思わず逃げようとする。
 「どこへ行くんだ!!」
父親はそんなリフィルを取り押さえる。
「や、やめて!離して!!」
リフィルは抵抗するが、父親には叶わず、膝の上に乗せられてしまう。
娘を膝の上に乗せると、父親は慣れた手つきで、娘のお尻をあらわにする。
そして、ゆっくり手を振り上げた。


 バアシィンッッ!!
「きゃあっ!!」
お尻を叩かれた衝撃に、思わずリフィルは悲鳴を上げる。
 バシンッ!バチィンッ!ビダァンッ!バアアンッ!
「きゃっ!ひぃんっ!ちょっとっ!父さんっ!やめて!!」
「やめて、じゃないだろう。リフィル、全くお前という子は、何をしているんだ!!」
容赦なくお尻を叩きながら、父親はお説教を始める。
 バシンッ!バチィンッ!ビダァンッ!バアアンッ!バシンッ!バチィンッ!ビダァンッ!バアアンッ!
「約束を破って!人のものを奪ったりして!!本当に悪い子だ!!」
「で、でも子供の時のことでしょう!!もう何年経ってると思ってるのよ!!」
子供の時のことを、大人になってから叱られるとは。
しかもお尻を叩かれて。
幾ら何でもそれはないだろう。
そう思わずにはいられない。
 「馬鹿者!!例え子供の時でも・・約束破りをしたことは確かだろう!!」
「そうよ!しかも・・長い間私達に隠してたでしょう!!怒られるとわかってたからでしょう!!そんな根性、父さんも母さんも許しません!!父さん!!うんときつくお仕置きして下さい!!」
「そ・・そんなっ!!や、やめて!!」
母親のとんでもない言葉に、思わずリフィルは叫ぶように言う。
 「母さんの言う通りだな。リフィル、うんときつくお仕置きするから、覚悟しなさい!!」
「そ・・そんなっっ!!」
絶望の声を上げそうになったリフィルに、父親の平手が、容赦なく降り注ぐ。
 バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!
「きゃああああ!!ごめんなさい!!ごめんなさい!!ごめんなさい!!」
集中豪雨さながらの、お尻叩きの嵐に、リフィルは絶叫する。
あまりの苦痛に、恥も外聞も忘れて、両足をバタつかせてしまう。
 バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!
「ごめんなさああいいい!!こ、子供の頃にした、約束破りも、ちゃんと正直に言うわああ!!だ、だからもう許してえええ!!!」
リフィルは必死に許しを乞い、同時に泣き叫ぶ。
その後、長い間、リフィルの悲鳴とお尻を叩く音が、家に響きわたった・・・。


 「うう・・・!!」
ベッドの上で、リフィルは苦痛に顔を歪める。
真っ赤に染まり、風船のように腫れ上がったお尻はあまりにも熱く、氷袋を乗せていても、熱さが中々やわらがない。
 (全く・・・散々な目に遭ったわ・・!!)
お尻の痛みに、リフィルは思わず恨めしげな表情を浮かべる。
(まさか子供の頃の約束破りを・・・今になってお仕置きされるだなんて・・!!)
幾ら何でも時効だろう。
そう思うが、あの両親にとっては、そうではないようだ。
 (こうなったら・・・昔のことでお仕置きされないようにしなくては!!自分で口を滑らせるのもダメだけれど・・。は!?そうだわ!?)
リフィルは、自分の遺跡趣味に巻き込んだ知人らのことを思い出す。
もし、彼らに子供時代の約束破りに関することをしゃべられたら、間違いなく父親にお尻を叩かれる。
(絶対に・・口止めしておかないと!!どんなことをしてでも・・!!)
リフィルは、その決意に身を燃やす。
それが、さらなるお尻叩き地獄に自らを導くことになるとは、そのとき、知る由も無かったのだが・・・。


 ―完―

新人部下の躾(鋼の錬金術師より:ロイ/女性部下)



(鋼の錬金術を題材にした二次創作です。オリキャラも登場します。許容できる方のみご覧下さい)


 「本日より配属されました、舞・ファルケンブルクと申します!!よろしくお願いいたします!!」
執務机を挟むようにしてロイの前に立つと、その女性は敬礼と共に、ロイに挨拶する。
女性は20代前半~半ば、上質の墨を思わせる見事な長い黒髪の持ち主で、眼鏡の似合う理知的で整った顔立ちをしている。
今日付けでロイの元に配属された新人である。
 「ふむ、君が今日から配属された新人だね?こちらこそ、よろしく頼むよ」
「はい、お任せ下さい!!」


 それから・・・しばらく経ったある日・・・。
「本当に・・申し訳ありません!!」
舞は必死に頭を下げて、ロイに謝る。
彼女が作成した書類の幾つかに不備があったのだ。
しかも、そのことに気付かず、書類を上へとあげてしまった。
当然、書類は受理されず、業務が滞ってしまった。
 「申し訳無い・・・で済むことではないのだよ、舞。君の失態で、皆にどれほどの迷惑がかかったと思っているのかね?」
「ほ、本当に・・申し訳ありません!!は、反省しています・・・。もう・・いたしません・・」
「反省だけなら簡単なことだよ。本当にもうしないように、そう思えるようにしよう。君には・・・お仕置きを受けてもらおう」
「お仕置き?どんなの・・ですか?」
舞は恐る恐る尋ねる。
何をされるのか、想像がつかないからだ。
 「君へのお仕置きは・・・お尻ペンペンだ」
「い・・今、何と?」
舞は思わず聞き返す。
 「聞こえなかったかね?お尻ペンペンだと言ったのだが」
「じょ、冗談・・ですよね?」
「冗談では無いよ。さぁ・・・ここに来て、お尻を出したまえ」
ロイは膝を軽く叩いて、指示をする。
本気だと気づき、舞は思わず、後ずさる。
 「やれやれ・・・仕方ないな・・」
ロイは舞との間合いを一瞬で詰めると、舞を押さえつける。
舞は抵抗しようとするが、力では全くロイに叶わない。
あっという間に、ロイの膝の上に乗せられた上、お尻もむき出しにされてしまう。
 「ま、待ってください!!」
「そうはいかないな。しっかり、反省したまえ」
慌てる舞に、ロイはそう言う。
そして、ロイはゆっくり手を振り上げた。


 バアチィイインン!!!
「きゃああっっ!!」
弾けるような音と共に、鈍い痛みが、舞のお尻に走る。
バシッ!バシンッ!バシッ!バシンッ!バシッ!バシンッ!
「舞・・君はいけない子だな・・・」
ロイは舞のお尻を叩きながら、お説教を始める。
 バシッ!バシンッ!バシッ!バシンッ!バシッ!バシンッ!バシッ!バシンッ!バシッ!バシンッ!バシッ!バシンッ!
「きゃあんっ!痛あっ!痛いいいんっ!ひぃいんっ!大佐あっ!痛いですぅぅ!!」
お尻を叩かれる痛みに、舞は悲鳴を上げる。
あまりの痛さに、思わず両足をバタつかせてしまう。
 バシッ!バシンッ!バシッ!バシンッ!バシッ!バシンッ!バシッ!バシンッ!バシッ!バシンッ!バシッ!バシンッ!バシッ!バシンッ!バシッ!バシンッ!バシッ!バシンッ!バシッ!バシンッ!バシッ!バシンッ!バシッ!バシンッ!
「お仕置きなのだから、痛いのは当然だよ。舞、君のミスで、あちこちで業務が滞ってしまったのだよ。どれだけの人に、迷惑をかけたのか・・わかっているかね?」
ロイは舞のお尻を叩きながら、お説教を続ける。
肌を打つ音と共に、舞のお尻に赤い手形が幾重にも重なって刻みつけられ、徐々にお尻を赤く染め上げてゆく。
 バシッ!バシンッ!バシッ!バシンッ!バシッ!バシンッ!バシッ!バシンッ!バシッ!バシンッ!バシッ!バシンッ!バシッ!バシンッ!バシッ!バシンッ!バシッ!バシンッ!バシッ!バシンッ!バシッ!バシンッ!バシッ!バシンッ!
「ひぃぃん!!わ、私が・・悪かった・・ですうう!!ごめんなさいい!!も、もう・・しませんからああ!!ゆ、許して下さいいいい!!」
両脚をバタつかせ、泣きながら、舞は必死に謝る。
 「ふむ・・。確かに・・反省しているようだな。では・・・今回はここまでにしよう」
ロイはそういうと、お尻を叩く手を止め、舞を解放する。
「うう・・!お尻・・痛い・・!!」
舞は顔を顰め、真っ赤なお尻を思わずさする。
 「舞・・この痛みと恥ずかしさを忘れてはいけないよ。君には・・・私の元で立派に成長して欲しいのだよ。君なら・・出来る!!期待・・しているよ」
「は・・はい・・!!頑張ります・・!!」
ロイに抱きしめられ、言葉をかけられた舞は、そう答える。
その言葉に、ロイは優しい笑みを浮かべると、愛情をこめて、さらに抱きしめた。


 ―完―

悪魔姫の祝杯・番外編3 取引の代償



 「どうでした?先方の様子は?」
陣地に戻って来た使者に、ルフトハンザは尋ねる。
使者は敵方の有力女領主に対して、派遣したもの。
敵方の領主内でも、最大の勢力を持つ彼女を寝返らせ、こちらの味方にできれば、勝利は間違いない。
そうなれば、一番手柄はルフトハンザのもの。
祝杯の儀の執行役の栄誉をまた手にできる。
そのことを思わず考えていたときだった。
 「そのことですが・・・。先方は私たち風情では相手にならぬと。ルフトハンザ様ご自身としか交渉せぬと」
「なるほど・・。手ごわそうですね。ですが・・・勝利の為・・やりましょう」
ルフトハンザは素早く、相手方への手紙をしたためる。
書いた手紙を使者に託すと、再び相手方へ使者を派遣した。


 数日後・・・。
中立地帯の街。
その宿屋の一室に、ルフトハンザの姿があった。
 「ふふふ・・・。待っていたわ。噂以上の美しさね」
ルフトハンザの姿に、豪奢な衣服に身を包んだ女悪魔は、満足げに笑みを浮かべる。
彼女の名はモルガーナ。
今回対峙している敵方勢力の中でも、最大の勢力を誇る女領主だ。
 「お褒めに預かり光栄です、モルガーナ卿。本日はお話があり、まかり越しました」
「ふふ、そなた自身と一対一でどうしても話がしたかったのでな。レティッツイア軍でも随一の智略と武功を誇るルフトハンザ将軍とな」
「過分な褒め言葉、恥ずかしいですわ。モルガーナ卿。レティッツイア様はとても度量の広いお方ですわ。あなた様が味方になれば、大いに報いて下さいます。それは私が保証いたしますわ」
「確かに・・・。レティッツイア姫の傘下となれば、私の勢力や地位をさらに高めることが出来るだろう。だが・・・・・・」
モルガーナはルフトハンザをジッと見つめる。
 「寝返りというのは、そう簡単なものではない。こちらにも相応の危険が伴う」
「分かっています。こちらに味方して頂く上で、我々がしっかりと支援をいたします。それは私が保証いたしますわ」
「ふふん。別にリスクはどうでもよい。そんなものは承知の上だ。だが・・・人にリスクを負わせることをさせる以上・・・そなたにも相応の覚悟があるはず・・。違うか?」
「もちろんですわ。私も自身の全てを賭けて、あなた様との交渉に当たっております。あなた様に、我らの味方となっていただくためには、犠牲は厭いませぬわ」
「良い覚悟じゃ。ならばその覚悟・・見せてくれぬかの?」
「何が望みです?」
「良い質問じゃ。私には・・ある嗜好があってな。美しい女の尻を叩くのが何よりも好きなのじゃ」
「なるほど・・・。スパンキングマニアというわけですね」
「理解が早くて助かるのう・・。特に・・・ルフトハンザ将軍・・そなたのようなタイプが一番の好みでな。今も・・・うずうずしてたまらぬ。そなたの・・その尻を赤く染め上げたら・・・。眼鏡の下の・・その知性に満ちた・・その美しい顔を・・苦痛と恥辱の涙で・・濡らしたら・・・」
(この女は・・私のお尻を狙っているのだ!!??)
目の前で、情欲に顔を歪める女領主の姿に、ルフトハンザはゾッとする。
思わず、ここから逃げ出そう、という考えが浮かんできた。
 (何を考えているのです!!私としたことが!!)
逃げ出す、などという考えに、ルフトハンザはハッとする。
そうすれば、モルガーナとは、交渉できなくなるだろう。
いや、下手をすれば、怒りに駆られた彼女が、敵として、全力で襲いかかって来る可能性もある。
そうなれば、味方の被害は甚大なものになりうる。
それは避けねばならない。
彼女を味方にする為なら、自分のお尻など安い代償だ。
(勝利の為なら・・!!)
ルフトハンザは覚悟を決める。
 「わかりました。モルガーナ卿、あなた様が我らにお味方下さるならば、私のお尻を差し出しましょう」
「まことか?ただのはったりではあるまいな?」
「本当です。確かに・・お味方下さると約束を頂けるなら。そのお礼として、私のお尻を支払いましょう。これと共に」
ルフトハンザは書状を取り出して、モルガーナに見せる。
書状には、モルガーナが自身に味方した際には、領地やその他の財産・権利を確かに保証する内容が、レティッツイア自身の名前とサインと共に、書かれていた。
領主にとって、自身の領地とその権利の保証こそが何よりの関心事。
領主クラスの者達に対する寝返り工作には、必要かつ効果的であることは、よく知っていた。
「よかろう。確かに・・・レティッツイア軍に味方しよう。口約束だけでは心もとないであろう。これを見よ」
モルガーナはそういうと、レティッツイアに対し、確かに味方することを誓った誓約書を見せる。
用意の良さに、そこまで自分のお尻を狙っているのか、とルフトハンザは空恐ろしくなる。
だが、自分がお尻を差し出せば、味方するのも確信した。
 「確かに・・。では・・・モルガーナ卿、あなたの望み・・叶えますわ」
ルフトハンザは覚悟を決めた表情で言う。
その言葉に、モルガーナは笑みを浮かべた。


 数十分後・・・。
ルフトハンザはモルガーナの膝の上に、うつ伏せに乗せられていた。
「おお・・!これが名高いルフトハンザ将軍のお尻・・・!!素晴らしい・・!!」
モルガーナはウットリした表情で、あらわにされたルフトハンザのお尻を撫で回す。
 「く・・!?」
お尻を撫で回される不快感と恥辱に、思わずルフトハンザは身を震わせる。
「ふふ・・。良い姿だのう。あのルフトハンザ将軍が・・私の膝の上で、こうしてお尻をさらしているとはのう」
「い・・言わないで・・下さいませ・・!!」
恥ずかしさにルフトハンザは顔を赤くする。
 「その羞恥が実に良い・・。では・・そろそろ本番と行くかのう」
モルガーナは笑みを浮かべると、手を振り上げた。
 バアシィンッ!!バシンッ!!ビダァンッ!!バアアンッ!!
「・・・!・・・!・・・!・・・!」
お尻に平手が叩きつけられ、鈍い痛みが走る。
思わず声を漏らしそうになるが、ルフトハンザは耐える。
 バアシィンッ!!バシンッ!!ビダァンッ!!バアアンッ!!バアシィンッ!!バシンッ!!ビダァンッ!!バアアンッ!!バアシィンッ!!バシンッ!!ビダァンッ!!バアアンッ!!
「全く・・。恥ずかしい姿だのう、ルフトハンザよ。レティッツイア軍でも随一の勲功を誇るそなたが・・・こうして幼児のように、尻を叩かれておるとはのう」
「く・・!あなた様が・・しているの・・では・・ありませんか!!」
モルガーナの言葉責めに、思わずルフトハンザは恨めし気な声を出す。
バアシィンッ!!バシンッ!!ビダァンッ!!バアアンッ!!バアシィンッ!!バシンッ!!ビダァンッ!!バアアンッ!!バアシィンッ!!バシンッ!!ビダァンッ!!バアアンッ
 「確かにな。だが、私に尻を差し出したのは、そなただろう?己の目的の為に、自身の尻を差し出すなど。そうやって人を買収しようなど!!恥を知れ!!」
バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!!
「くうあ!ああっ!そ、そうですわ・・!私は・・策を巡らす・・いやらしい女です・・。ひいうっっ!!お、お許し・・下さいっっ!!」
こんなことを言うのは恥ずかしい。
だが、モルガーナの性格を考えれば、こういうことも言わないと満足しないだろう。
 「そうだ。お前はいやらしい・・いけない女だ。少しでも自分をいけない女だと思うなら、反省しているところを見せてもらおう」
「ど・・どうすれば・・よろしいの・・です?」
「ふふ・・。自分で自分の尻を叩くのだ。いわゆるセルフスパだな」
「そんな・・・!?」
状況を想像するだけで、ルフトハンザは羞恥がこみ上げてくる。
 「なんじゃ?まさか嫌だというのか?」
「いいえ。わ、わかりましたわ・・・」
ルフトハンザは一旦、モルガーナの膝の上から降りる。
そして、モルガーナにお尻を向けて、立った。
既にお尻はじんわりと熱を帯び、全体が薄い赤に染まっている。
恥ずかしさを堪えつつ、ルフトハンザは、ゆっくりと手を振り上げた。
 バッシィンッッ!!
「く・・!!」
自分で自分のお尻を叩く苦痛に、思わずルフトハンザは苦悶の表情を浮かべる。
 バシッ!バシッ!バシンッ!ビダンッ!バアンッ!バシンッ!
「う・!く・・!あぅ・・!あくぅ・・!」
恥ずかしさで顔を赤らめながら、ルフトハンザは必死に自分のお尻を叩く。
 「これ。ただ叩くだけでは芸が無いぞ。尻を叩いて仕置きをするときに、お前は何も言わぬのか?」
「い、いいえ・・・」
「ならば、そなたが仕置きをするときのように、するがよい」
「わ・・わかり・・ました・・」
屈辱感を堪えながら、ルフトハンザは自分のお尻を叩く。
 バシッ!バシッ!バシンッ!ビダンッ!バアンッ!バシンッ!
「く・・!うっ!ダメでしょう!ルフトハンザ!くっ!ううっ!!」
自分で自分にお説教をするという行為に、ルフトハンザは自分が情けなくなる。
(これも・・・姫様の勝利と栄光の為・・!!)
そう自分に言い聞かせ、ルフトハンザは必死に自分のお尻を叩く。
 バシッ!バシッ!バシンッ!ビダンッ!バアンッ!バシンッ!バシッ!バシッ!バシンッ!ビダンッ!バアンッ!バシンッ!バシッ!バシッ!バシンッ!ビダンッ!バアンッ!バシンッ!
「寝返り工作なんて!!他人に主人を裏切らせるようなことをさせるなんて!!恥を知りなさい!!悪い子!いけない子!!」
ルフトハンザは自分自身にお説教しながら、必死に自分のお尻を叩く。
そんなルフトハンザの姿を、モルガーナは笑みを浮かべて、見物している。
やがて、ルフトハンザは真っ赤なお尻を出したまま、その場に座り込んでしまう。
 「何をしている?立って、続けよ」
「もう・・。無理です・・!!モルガーナ卿・・。お許しを・・!!」
ルフトハンザは荒い息を吐きながら、許しを乞う。
 「そうはいかんな。ならば・・我が手ずから仕上げの仕置きをしてやろう」
そういうと、モルガーナはルフトハンザの手首を掴み、引き寄せる。
そして、再び、自身の膝にルフトハンザを乗せた。
 「ふふ・・。中々の染まり具合だ・・・」
真っ赤に染まったルフトハンザのお尻を見ながら、モルガーナは満足げに笑みを浮かべる。
同時に、ルフトハンザのお尻を撫で回す。
 「ひぃ・・!!??」
腫れ上がったお尻を撫でられ、痛みで思わずルフトハンザは悲鳴を上げる。
「では・・仕上げだ。一発ごと、叩くたびに『モルガーナ様、ごめんなさい』と言うのだぞ。良いな?」
ポンポンと軽くお尻を叩き、痛がるルフトハンザの反応を見ながら、モルガーナは言う。
「は・・・はい・・・」
ルフトハンザは頷きながら、返事をする。
それを見ると、モルガーナはゆっくりと、手を振り上げた。
 バシィンッ!!
「く・・・!モルガーナ様・・ごめん・・なさい・・!!」
屈辱感を必死に堪えながら、ルフトハンザは『ごめんなさい』を言う。
バシィンッ!!
「あうう!モルガーナ様・・ごめ・・んな・・さい・・!!」
バシィンッ!!
「うっああ!!モル・・ガーナ様ぁ・・!ごめんな・・さぁい・・!!」
その後、少なくとも100を数えるまで、お尻を叩く音とルフトハンザの『ごめんなさい』が部屋に響き続けた・・・。


 数日後・・・・。
「見事だ!よくやってくれたな、ルフトハンザよ」
モルガーナからの誓約書を読み終えると、レティッツイアはルフトハンザの手柄に、礼を言う。
「いいえ。大したことではございません。これも全て姫様のご威光の賜物ですわ」
「しかし・・・。どういう策を使ったのだ?あのモルガーナをこちらに見事に寝返らせるとはな」
「それは・・・言わぬが花でございますわ。謀は密なるを良しとするものですので」
(まさか自分のお尻を差し出して叩かれた、なんて恥ずかしくて言えませんわ!!)
心の中で、ルフトハンザはそう叫ぶ。
 「ふぅむ・・・。残念だ。そなたの策を聞くのが、いつも楽しみなのだが・・・。ところでルフトハンザよ」
「何でしょうか?姫様?」
「どうしたのだ?何か・・・無意識に尻を擦っているが?」
レティッツイアの言葉に、ルフトハンザは冷や汗を流しそうになる。
 「い、いえ!何でもございませんわ!私としたことが・・・不覚にも転んでお尻を怪我しただけですわ!!」
「そうか・・。しかし・・大分辛そうではないか。私の侍医を後で遣わそう」
「め、めっそうもございません!かえって恐縮ですわ!!あ!申し訳ございません!!部下との会議がありますので!!失礼いたしますわ!!」
ルフトハンザは、慌てて主君の前から、逃げるように、下がる。
(モルガーナ卿!!本当に恨めしいですわ!!いつか・・一泡吹かせて差し上げますから、覚悟なさい!!)
逃げるように、自身の宿営地へ戻りながら、ルフトハンザは心の中でそう呟いた。


 ―完―

プロフィール

山田主水

Author:山田主水
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