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ナコルルの奇妙な物語2(レラ/ナコルル)



(サムスピを題材にした二次創作です。許容できる方のみ、ご覧下さい)


 レラとナコルルが夢の中でお互いのお仕置きをし合うという不思議な経験をし、それをきっかけに、二人で旅をするようになった後のこと・・・。


 ある日・・・山の中にある、自然の温泉。
その片隅に、ナコルルとレラの姿があった。
 「ふぅ・・・。いいお湯じゃない。よく、見つけたわね、ナコルル」
湯につかり、気持ちよさげな声で、レラはナコルルに言う。
「ええ、たまたまふもとの村で聞けたのよ。とてもいい温泉があるって。打ち身とかによく効くそうよ」
「打ち身・・・なるほどね・・・確かに・・効くわね」
レラは未だにお仕置きの跡が残るお尻の痛みが楽になってゆくのを感じているからか、実感の籠った声で呟く。
しばらく二人は、ゆっくりと温泉につかる。
やがて、満足したのだろう、二人は一緒に湯から上がっていった。
 温泉の傍らに建てられた、着替え用の簡素な小屋。
身体を拭いて着替えるが、ズボンは降ろしたまま。
これから、未だ赤みが残るお尻の手当てをするためだ。
 「レラ・・・お願いするわ」
「ええ、わかっているわ」
ナコルルはレラに自分のお尻を差し出す。
「まだ少し腫れてるわね。でも・・・綺麗なお尻だわ。思わず・・イタズラしたくなるわね」
ナコルルのお尻を見つめ、レラはそう言う。
「レラ・・・お仕置きが足りないかしら?」
「冗談よ。本気に取らないで」
レラはそういうと、ナコルルのお尻に薬を塗りだす。
 「ん・・!?」
薬が沁みて痛いからか、ナコルルは必死に声を押さえる。
そんなナコルルの姿に、レラは思わずキュンとする。
(ダメよ!しっかり押さえて!!)
レラはついナコルルのお尻を触りたくなるのを、必死に堪える。
ここで欲に負けたら、またお尻を叩かれてしまう。
必死に堪えて、レラは無事に薬を塗り終える。
 「ありがとう、レラ」
「別にいいのよ、これくらい」
「次はあなたの番ね。さぁ、レラ、お尻出して」
「ええ・・・」
レラは返事をすると、今度は自分がナコルルにお尻を差し出す。
 「前より良くなったけど・・・まだだいぶ腫れてるわね」
ナコルルより赤みや腫れが残るレラのお尻を見ながら、ナコルルはそう言う。
「言わないで・・!!恥ずかしいわ」
「ご・・ごめんなさい・・・」
ナコルルは謝ると、レラのお尻に薬を塗り始める。
 「う・・!?」
薬の刺激に、レラは思わず声を漏らす。
薬による痛みを必死に耐える中、レラは無意識にお尻を震わせてしまう。
 (痛いわよね・・・。私だって・・痛かったから・・・)
薬の痛みを思い返し、ナコルルは胸が締め付けられる。
レラ自身が悪いとはいえ、お尻はだいぶ痛々しい姿を見せている。
実際、歩くのも座るのも大変な姿を、すぐそばで見ている。
だんだん、ナコルルの心の中で、罪悪感が大きくなってゆく。
 不意に、それを見越したのか、奇妙な霧が現れた。
「え・・・!?」
「何!?またなの!?」
あっという間に、あたりは霧に包まれ、二人の姿は見えなくなった。


 ナコルルが気づいたときには、例の夢の中にいた。
「ナコルル、気づいたようね」
頭上からのレラの声に、思わずナコルルは振り返る。
「レラ・・・今回は私の番かしら?」
レラの膝の上に乗せられた体勢で、ナコルルはそう察する。
 「そのようね。ナコルル・・・。覚悟はいいかしら?」
「ええ・・・。大丈夫よ。レラ・・・お願い・・・」
ナコルルも覚悟は出来ているからか、冷静な声で言う。
レラはそれを聞くと、ナコルルのズボンを降ろす。
あっという間に、まだ赤みの残るナコルルのお尻があらわになった。
「あ・・・!?」
覚悟はしていても、いざお尻を出されると、ナコルルは羞恥に顔を赤くする。
 「ナコルル、恥ずかしいのかしら?」
顔を赤くするナコルルに、レラはそう尋ねる。
「き・・聞かないで・・・!?」
羞恥をかきたてられ、ナコルルは思わず身を震わせる。
 「私だって、お仕置きのときは恥ずかしいのよ。恥ずかしいのもお仕置きのうちよ」
「うう・・・!?」
レラの言葉に、ナコルルは必死に羞恥を堪える。
「ナコルル・・・行くわよ」
「わ・・わかったわ・・」
レラの言葉に、ナコルルは身構える。
それを見たレラは、ゆっくりと手を振り上げた。


 パッチィィィンン!!
「きゃああ!!」
甲高い音と共に、レラの平手がナコルルのお尻に命中する。
お尻の痛みに、思わずナコルルは悲鳴を上げる。
パアンッ!パシンッ!パアンッ!ピシャンッ!パアアンッ!
「きゃあ!痛っ!きゃああ!きゃあ!」
お尻を叩かれる苦痛に、ナコルルは悲鳴を上げ続ける。
パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!
「ナコルル、痛いかしら?」
ナコルルのお尻を叩きながら、レラはそう問いかける。
パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!
パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!
「い・・痛いわ・・!!レラ・・!許して・・!!」
ナコルルは目尻に涙を浮かべつつ、言う。
パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!
パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!
「そう、痛いわよね。私も貴女にお尻を叩かれて・・凄く痛かったわ」
ナコルルのお尻を叩きながら、レラはそう言う。
 「うう・・・!それは・・貴女が・・・イタズラ・・きゃあ!?」
「わかっているわ。私が貴女にイタズラしたのが悪いのはね。でも・・ナコルル、どうして貴女のお尻に私がイタズラするのか、わかるかしら?」
「どういう・・・ことなの?う・・!うぅ・・!?」
お尻の痛みに悶えながら、ナコルルは尋ねる。
 「私は・・貴女の半身よ。私の願望や行動は・・貴女が心の奥底に押し込めていたものよ。ナコルル・・・。貴女、お尻叩きのお仕置きに、本当は興味があるのでしょ?」
「そ・・それは・・!?」
ナコルルは思わず口ごもる。
 バアチィンッ!!バッシィィンン!!
「きゃああ!!」
いきなり強烈な平手打ちを叩きつけられ、ナコルルは背をのけ反らせて悲鳴を上げる。
「ナコルル、正直に言いなさい。誤魔化そうと思っても、無駄よ」
「ご・・ごめんなさい・・!!レラ・・・貴女の言う通りだわ・・・。本当は・・・お尻叩きのお仕置きに・・・興味があるわ・・・」
ナコルルは羞恥に声を震わせながら、告白する。
 「よく言えたわね。えらいわ」
レラは一旦、お尻を叩く手を止めて、そう言う。
「では・・・。ナコルル・・貴女に聞くわ。貴女、お仕置きされた私のお尻を見て・・どう思ったかしら?」
「それは・・・やり過ぎたと・・思ったわ・・・」
「そうね。それで罪悪感を抱いたのよね。でも・・それだけかしら?」
「ご・・ごめんなさい・・。レラの・・・真っ赤なお尻を見て・・・興奮したわ・・・。綺麗だって・・・可愛いって・・・もっと赤いお尻を・・見てみたい・・・そして・・・」
「『そして・・・』何かしら?」
ナコルルはレラの問いに、一瞬黙る。
だが、意を決して、告白する。
「私も・・・こんな風に・・・お尻が真っ赤になるくらい・・・お仕置き・・されてみたい・・と思ったわ・・・ごめんなさい・・・」
密かに抱いていた感情を告白し、ナコルルは羞恥で顔を赤くする。
 「ナコルル・・・正直に言えたわね。偉いわ」
レラは妹に言うように、ナコルルの頭を撫でながら、優しく言う。
「ナコルル・・・貴女は色々と押さえ過ぎ・・堪えすぎているわ・・・。だからこそ・・半身として私が現れたわけだけど・・・。ナコルル・・私の前では素直になりなさい。押さえても・・苦しいだけよ」
「レラ・・・!?」
レラの言葉に、ナコルルの表情が明るくなる。
 「でも・・ナコルル・・・。自分がいやらしい、人に言えないことを色々と考えていたのはわかってるわね?」
「ええ・・・。やらしいことを・・考えて・・・ごめんなさい・・」
「そのお仕置きはするわよ。いいわね?」
「は・・はい・・!レラ・・・いけない子の私に・・・お仕置きして・・・ちょうだい・・」
「いい返事ね。なら・・・いくわよ」
レラはそう言うと、再び手を振り上げる。
 バッシィィィンン!!
「きゃあああ!!」
強烈な平手打ちに、ナコルルは悲鳴を上げる。
バチィンッ!ビダァンッ!バアアンッ!バシィンッ!
「全くっ!ナコルルっ!貴女は・・本当に悪い子ね!!」
レラはナコルルのお尻を容赦なく叩きながら、お説教を始める。
バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!
バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!
「きゃあ!痛っ!痛あっ!きゃああ!!」
「清楚な顔して・・お尻ペンペンされたいなんて・・いやらしいことを考えて!!本当に悪い子!!」
レラはお説教しながら、ナコルルのお尻に、平手の雨を降らせる。
ナコルルのお尻は全体が濃い赤へと染まってゆき、左右の丘には、レラの手形が浮かび上がる。
叩かれるたびに、手形はより濃くなり、自己主張する。
 バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!
バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!
「きゃああっ!きゃああ!レラッ!痛っ!痛いわっ!きゃああ!!」
「痛いのは当然でしょう?お仕置きなのよ?わかってるのかしら?」
悲鳴を上げるナコルルに、レラはそう問いかける。
バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!
バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!
「ナコルル、お尻が逃げてるわよ!ちゃんとお仕置きを受けなさい!!」
無意識にお尻を振るナコルルを叱りつけながら、レラは容赦ない平手打ちをナコルルのお尻に落とし続ける。
バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!
バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!
「レラッ!ごめんなさい!ごめんなさい!許してっ!きゃああ!!」
ナコルルは耐えきれず、両足をバタつかせ、泣きながら謝る。
「まだよ、ナコルル、望み通り、嫌になるくらいお尻ペンペンしてあげるわ。覚悟なさい」
レラはそう言って、平手の勢いをさらに強める。
バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!
バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!
バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!
バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!
「ごめんなさいっ!ごめんなさいっ!きゃああ!ごめんなさいっ!きゃああ!痛っ!痛ああっ!きゃああ!!きゃああ!!」
レラの平手の嵐と共に、ナコルルの悲鳴が響き渡る。
その後、長い間、お尻を叩く音とナコルルの悲鳴が、あたりに響き続けた・・。


 「うう・・・!?」
「ナコルル、無理な我慢はやめなさい。辛いだけよ」
真っ赤に腫れたお尻に薬を塗りながら、レラはナコルルに言う。
 「レラ・・・そうは言うけど・・恥ずかしいわ・・」
「あれだけお尻叩かれて大泣きしてたのに、今さら何を言ってるの」
「い・・言わないで・・!!」
レラの言葉に、ナコルルは羞恥で再び顔を赤くする。
「安心なさい。私は貴女の半身・・・私の前では素直になりなさい。自分を無理に抑える必要は無いわ」
レラはナコルルを起こすと、優しく抱きしめる。
 「レラ・・・・ありがとう・・・」
「いいのよ。ただし・・・貴女が悪い子だったときは・・容赦なくお仕置きするから、それは覚悟なさい。いいわね?」
「ええ・・・・わかってい・・きゃあ!?」
突然、ナコルルはレラにお尻を触られ、悲鳴を上げる。
 「レラ!?」
「ご・・ごめんなさい・・。貴女が可愛くてつい・・またイタズラしたく・・・」
レラが弁解しかけたところに、再び奇妙な霧が舞い降りる。
 「ああ・・・!?またね・・・」
ため息と共に、レラはまた自分がナコルルの膝の上にいることに気づく。
「レラ・・またあなたにはお仕置きが必要なようね」
ナコルルはレラのお尻を出しながら、そう言う。
「レラ・・・覚悟なさい。いいわね?」
「わかっているわ・・・・。せめて・・早く終わらせて」
レラはため息をつきながら言う。
再び、お尻を叩く音と共に、レラの悲鳴があたりに響き始めた・・・。


 ―完―

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レラの奇妙な物語2(ナコルル/レラ)



(サムスピを題材にした二次創作です。許容できる方のみ、ご覧下さい)


 レラとナコルルがそれぞれ、夢の中でお互いをお仕置きする、という不思議な経験をした後のこと・・・。


 山道を連れ添って歩く、ナコルルとレラの姿があった。
未だ、お尻の痛みが残っているのか、二人の足取りはやや重い。
「レラ・・・少し休んだ方がいいんじゃないかしら?」
時々お尻を押さえそうになるのを堪えるレラに、ナコルルがそう声をかける。
 「別にこれくらい、どうということは無いわ。大丈夫よ」
ナコルルの問いかけに、レラはそう答える。
「そうかしら・・。辛そうだけれども・・・」
自分がレラのお尻を叩きすぎた、その罪悪感があるからか、ナコルルは余計に心配になる。
だが、それが逆にレラを苛立たせる。
「大丈夫だと言っているでしょう?ナコルル・・・余計なお世話よ」
「ご・・ごめんなさい・・・」
苛立った声で言うレラに、ナコルルは謝る。
ナコルルの様子に、レラも少し言い過ぎたと思ったのか、口調を少し和らげて言う。
「まぁ、休憩にするつもりではいたから、ここで少し休みましょう」
レラの言葉に、ナコルルは安堵した表情を浮かべる。
 「ナコルル、貴女は食事の用意をしてちょうだい。私は水を汲んでくるわ」
レラはナコルルにそう言うと、水筒を用意して、その場を後にした。


 その後・・・・。
「ナコルル、貴女、料理が上手いのね。おいしいじゃない」
「そうかしら?あまり、意識したことはないのだけど」
食事を終えたレラとナコルルは、そんな会話を交わす。
「おいしいわよ。リムルルもよく貴女のご飯がおいしいと言っていたわ」
「そう・・。何だか照れるわね」
レラの言葉に、ナコルルも照れた表情を浮かべる。
 「レラ・・・。そろそろ薬の時間だわ」
「そう・・・。恥ずかしいけど・・お願いするわ」
「ええ」
レラはそういうと、おもむろに、ズボンを降ろす。
ズボンの下から、腫れと赤みが残るレラのお尻が姿を現した。
レラはお尻を出すと、ナコルルの膝の上に乗る。
ナコルルも荷物の中から、塗り薬を取り出す。
ナコルルは自分の指に薬をつけると、レラのお尻に塗り始めた。
 「う・・・!?」
薬が沁みるのだろう、レラは思わず苦しげな声を漏らす。
「レラ、大丈夫かしら?」
「これくらい・・平気よ。さぁ、早くやってちょうだい」
レラの言葉に、ナコルルは出来るだけ早めに、薬を塗り終える。
 「これで・・いいわ。ナコルル・・・今度は貴女の番よ」
「え・・えぇ・・・」
レラの言葉に、今度はナコルルが自分のお尻を出して、レラの膝の上に乗る。
 「レラ・・・・。お願いするわ・・・」
「ええ・・。わかっているわ」
レラも、薬を出すと、おもむろにナコルルのお尻に塗り始める。
「きゃ・・!痛・・・!?」
薬が沁みるからか、ナコルルは思わず声を漏らしてしまう。
 「ナコルル・・・少しくらい我慢なさい」
「ご・・ごめんなさい・・う・・・!?」
ナコルルは耐えようとするが、思わず声を漏らす。
同時に、お尻を無意識に震わせてしまう。
 (もう少し・・・我慢できるといいのに・・・)
そう思いつつ、レラはナコルルのお尻に薬を塗ってゆく。
(それにしても・・・綺麗なお尻だわ)
薬を塗りながら、レラはナコルルのお尻を思わず見つめる。
(リムルルのお尻は可愛い感じだけれど・・ナコルルの方がお姉さんだから・・やっぱり綺麗だわ・・・・。って何を考えているの!?)
ナコルルのお尻を見ているうちに変なことを考えてしまった自身を、レラは思わず叱咤する。
 「レラ・・どうしたの?」
薬を塗る手が止まっていることに気付き、ナコルルは怪訝な表情を浮かべる。
「何でも無いわ」
(怪しまれたかしら?)
そう答えるも、レラは思わずそう心配する。
平静を装って、レラは再度薬を塗りだす。
 「う・・・!あ・・!痛・・!?」
ナコルルはお尻の痛みを必死に堪える。
(痛みに耐えてる姿が・・意外と可愛いわね。お尻を・・叩いてみたら・・・)
レラは不意にそんな誘惑にかられる。
(何を考えているの!?リムルルのときを忘れたの!?)
レラは自分の邪な考えを叱咤する。
だが、理性は欲望に屈服してしまう。
不意にレラは、薬を塗っていた手を思いきり振りかぶった。
 バッチィィィンンンン!!
「きゃあああ!!」
突然、それも不意打ちにお尻を叩かれ、ナコルルは絶叫する。
(しまったわ!?)
レラが後悔するも、時既に遅し。
奇妙な霧が再びあたりを、あっという間に覆い尽くした。


 「やっぱり・・・こうなるのね・・・」
以前の夢で見た場所に、レラは思わずため息をつく。
前回同様、レラはナコルルの膝の上にうつ伏せに乗せられていた。
 「レラ・・・。こうなった以上・・覚悟はいいかしら?」
「わかってるわ。ナコルル・・・せめて・・早めに終わらせて頂戴」
ナコルルの問いかけに、レラはため息をつきつつ、そう答える。
それを聞くと、ナコルルはレラのズボンを降ろす。
あっという間に、未だ赤みの残るレラのお尻が姿を現した。
 「く・・・さすがに・・・恥ずかしいわ・・・」
覚悟はしていても、真っ赤なお尻を出され、レラは羞恥に顔を赤くする。
「そうね・・・。でも・・・レラ、行くわよ!!」
ナコルルはそう言うと、ゆっくりと手を振りかぶった。


 パアアアンンッッッ!!
「ああ・・・!?」
未だに腫れや痛みが残るお尻にはキツい平手打ちに、レラは思わず悲鳴を上げる。
パァンッ!パシンッ!ピシャンッ!パアアンッ!
「う・・!あ・・・!う・・・!うぅ・・・!」
再びお尻に与えられる痛みに、レラは苦痛の声を漏らす。
 パァンッ!パシンッ!ピシャンッ!パアアンッ!パァンッ!パシンッ!ピシャンッ!パアアンッ!
「レラ・・・。貴女・・・リムルルだけじゃなく・・・私のお尻にまでイタズラするなんて・・・何を考えているの?」
ナコルルは厳しい声で、レラに問いかける。
もちろん、平手を振り下ろしながら。
 パァンッ!パシンッ!ピシャンッ!パアアンッ!パァンッ!パシンッ!ピシャンッ!パアアンッ!
「ご・・ごめんなさい・・!!お尻の痛みに耐えてる貴女が・・何だか可愛くて・・・・。つい・・・もっと・・可愛い姿を・・・」
バアッチィぃンンン!!
「きゃあああ!!」
ナコルルの強烈な平手打ちに、思わずレラは背をのけ反らせる。
 「レラ!貴女、前にもそうして、リムルルにイタズラしたんでしょ!!」
痛みにのけ反ったレラに、ナコルルはさらに厳しい声で叱りつける。
「ご・・ごめんなさい・・!!」
「レラ・・・。貴女にはこの前以上に反省が必要だわ。今日はそう簡単に許しません!!」
ナコルルはそういうと、平手にさらに力を込める。
 バッチィィィィィンンン!!
「んんん!!??」
ナコルルの強烈な平手打ちに、思わずレラは苦痛の声を漏らす。
「レラ・・・一回叩くごとに、謝りなさい。いいかしら?」
「わ・・わかったわ・・・」
レラは涙目になりつつ、返事をする。
 バアッシィィンンン!!
「く・・!!ナコルル・・ごめん・・なさい!!」
レラは言われた通り、ナコルルに謝る。
バアッシィィンンン!!
「きゃああ!!ナコ・・ルル・・・ごめんなさい・・!!」
バアッシィィンンン!!
「痛ああ・・!!ナコルル・・・ごめん・・なさい!!」
レラは厳しい平手打ちに悲鳴を上げながら、必死にナコルルに謝る。
少なくとも、百を数えるまで、ナコルルの平手打ちとレラの『ごめんなさい』があたりに響いていた・・・・。


 「ううう・・・!?」
「レラ・・・大丈夫?」
薬の痛みに顔を顰めるレラに、ナコルルは思わず声をかける。
現実世界に戻ってきたレラのお尻は、倍近く腫れ上がり、真っ赤な手形が並んで浮かび上がっている。
 「平気よ・・。これくら・・うう!?」
レラは言いかけたところで、再び薬の痛みに声を漏らす。
「レラ、無理したらダメよ。どう見ても、ひどいお尻なのよ」
「貴女が・・・したのでしょう?」
ナコルルの言葉に、レラは恨めし気な声で言う。
 「それは・・・申し訳ないわ。でも・・貴女が悪いでしょ?」
「わかっているわ・・。やらしいことして・・・ごめんなさい・・・」
自分が悪いのはわかっているからか、レラは素直に謝る。
「何だか・・・手のかかる妹がもう一人出来たみたいだわ・・」
「リムルルと一緒にしないで欲しいわね・・・」
ナコルルの言葉に、レラは思わずそんなことを言う。
何だか子供扱いされているようで恥ずかしい。
 「レラ・・・。もう女の子のお尻にイタズラしてはダメよ。そんなことをしたら、またお仕置きよ」
ナコルルはレラの頭を優しく、軽く叩きながら言う。
「わかっているわ・・・。もう・・言わないで・・」
レラは羞恥に思わず声を震わせる。
 (全く・・・・散々だわ・・・・。でも・・・こんな形でナコルルと触れ合うとは思ってもいなかったわ・・・・)
今の状況と、お互いの関係に、レラは何とも言えないものを抱いていた・・・。


 ―完―

ナコルルの奇妙な物語(レラ/ナコルル)



(サムスピを題材にした二次創作です。許容できる方のみご覧下さい)


 『レラの奇妙な物語』の一件で、レラが目覚めたのと同じ頃・・・。
 「ううん・・・!?」
ナコルルは目を覚ますと、あたりを見回す。
(ここは・・・)
ナコルルは自分が野宿に選んだ林にいることに気づく。
 (夢・・だったのかしら・・?それにしても・・・)
ナコルルは夢の内容を思い返す。
不思議な場所で、レラにお尻叩きのお仕置きをしている夢だった。
夢の中で、これでもかとレラのお尻を叩き、真っ赤に染め上げ、手形が残るぐらいに腫れ上がらせていた。
レラも、普段のクールさをかなぐり捨てて、大泣きしていた。
 (確かに・・・リムルルからお尻を触られたと聞いて、許せないと思ったけれど・・・)
幾ら夢でもやり過ぎだ。
確かにレラにお仕置きしてやりたいとは思っているが、夢の内容ではやり過ぎだろう。
(何て・・夢を見ているのかしら・・・)
ナコルルは夢の内容が、あまりにもとんでもなくて、赤面する。
同時に、夢とはいえ、レラに痛い目や恥ずかしい思いをさせて、密かに罪悪感を覚える。
ナコルルはそんな思いを振り払うように、荷物を纏めると、その場を後にした。


 数時間後・・・・。
「今日は・・この辺で休みましょう、ママハハ」
ナコルルは相棒である鷹のママハハにそういうと、見つけた荒れ寺の中へ入ってゆく。
だが・・・。
 「誰!?」
「ご・・ごめんなさい・・!人がいるなんて・・思わな・・!?」
ナコルルは、レラの姿に気づく。
「レラ・・・何をしているの?」
「野宿よ。見ればわかるでしょう?貴女もかしら?」
「ええ・・。よろしくね」
「別に構わないわ」
そんな会話をレラとかわして、ナコルルは寺の奥へと入る。
夢の内容から、ナコルルはどことなく気まずい。
それに・・・・。
 「レラ、貴女怪我でもしたの?」
ナコルルは思わずレラに尋ねる。
ナコルルには、レラが苦痛を堪えて動いているのが見えたからだ。
 「別に・・貴女には関係な・・くうう・・!?」
レラは苦痛に呻き、思わず床にへたり込む。
「レラ・・!?まさか・・!?ごめんなさい!」
「ちょっと!待ちなさい!!」
制止するレラを尻目に、ナコルルはレラのズボンを降ろす。
「嘘・・・!?」
「見ない・・で・・!?」
ズボンの下から、真っ赤に腫れ上がり、手形まで浮かんでいるお尻が姿を現す。
「レラ・・・。あれは・・夢では無かったの?」
「コレを見て・・それを聞くの?」
ナコルルの問いに、さすがにレラもそう問い返す。
「ご・・ごめんなさい・・!!まさか・・・本当だったなんて・・!?」
「謝る必要は無いわ。私は・・ただ自分の罪を償っただけよ」
謝るナコルルに、レラは不機嫌そうな声で返す。
(そうは言っても・・・・)
ナコルルは、レラのお尻に、思わず視線を向ける。
レラのお尻は、見るからに痛々しい姿をさらしている。
夢だと思っていたときでも、やり過ぎだと思ったのだ。
現実だと知った今、ナコルルはレラのお尻に、いたたまれない気持ちになる。
ナコルルの心中で、罪悪感がどんどんと大きくなってきた、そのときだった。
 不意に、不思議な霧が、再び流れ込み、二人を覆い尽くす。
「何・・!・」
「またなの・・!?」
二人は声を上げた直後、強烈な眠気に襲われ、そのまま眠り込んでしまった。


 「んん・・・・!?」
ナコルルは目を覚ますと、先日夢で見た、不思議な場所にいることに気が付いた。
「あら・・?ここは・・・」
「目が覚めたようね。そうよ、例のお仕置き場所よ」
頭上からの声に、思わずナコルルは振り返る。
振り返ると、レラの顔がそこにあった。
「レラ・・・?どうして・・ここに?それに・・この体勢はどういうことなの?」
ナコルルは、自分がレラの膝の上にうつ伏せに乗せられていることに気づく。
「この体勢でわかるでしょう?ナコルル、今日は貴女がお仕置きを受ける番よ」
「ど・・どうしてかしら?」
ナコルルは思わず尋ねる。
セクハラ行為をしたレラならともかく、自分がお仕置きをされる、なんて思いも寄らなかったからだ。
 「ナコルル・・貴女、私のお尻を見て、どう思ったかしら?」
「・・・!?」
レラの問いに、ナコルルは自分がやり過ぎたと思ったこと、そしてレラに対して罪悪感を抱いたことを思い出す。
「わかったようね。そう・・貴女はやり過ぎたと思って、罪悪感を抱いたわ。それが・・貴女がお仕置きされる理由よ。どうやら・・・悪いことをするか、貴女のように罪悪感を抱くようなことがあれば、ここに連れて来られるみたいね。そして・・・自分のお尻で償うのよ」
「そう・・なの・・・わかったわ・・・・」
レラの説明に、ナコルルは納得する。
 「わかったなら、行くわよ。覚悟なさい」
レラはそういうと、ナコルルのズボンを降ろしにかかる。
「レラ!?お願い!待って!!」
お尻を出されかけ、ナコルルは慌てる。
 「ダメよ。お仕置きは裸のお尻にするものよ。貴女だって、私のお尻を出したでしょう?」
「あ・・・!?」
レラの言葉に、ナコルルは反論出来なくなる。
あっという間に、レラにズボンを降ろされ、ナコルルのお尻があらわになる。
同時に、レラはナコルルの両手を後ろ手に押さえつける。
「ナコルル・・・。始めるわ。いいわね?」
「は・・はい・・!?」
レラの問いに、ナコルルは羞恥を堪えて、返事をする。
それを聞くと、レラはゆっくりと手を振り上げた。


 パアアンッッ!!
「あ・・・!?」
甲高い音と共に、ナコルルのお尻に、鈍い痛みが走る。
パァンッ!パアンッ!パンッ!パァンッ!パアンッ!
さらに、続けて、レラの平手打ちが、ナコルルのお尻を襲う。
 パァンッ!パアンッ!パンッ!パァンッ!パアンッ!
「きゃあ!ああ・・!あっ!きゃああ!!」
お尻に与えられる想像以上の痛みに、思わずナコルルは悲鳴を上げてしまう。
パァンッ!パアンッ!パンッ!パァンッ!パアンッ!
パァンッ!パアンッ!パンッ!パァンッ!パアンッ!
「ナコルル・・・。まだ、始まったばかりよ」
悲鳴を上げているナコルルに、レラはお尻を叩きながら、そう言う。
 パァンッ!パアンッ!パンッ!パァンッ!パアンッ!
パァンッ!パアンッ!パンッ!パァンッ!パアンッ!
「ごめんなさい・・!まさか・・・ここまで・・痛いなんて・・思わなくて・・きゃあ!!」
ナコルルは強めに叩かれ、思わず悲鳴を上げる。
 「これはお仕置きなのよ。痛くて当たり前でしょう?貴女・・・大したお仕置きじゃないと思って、人のお尻をあそこまで叩いたのかしら?」
パァンッ!パアンッ!パンッ!パァンッ!パアンッ!
パァンッ!パアンッ!パンッ!パァンッ!パアンッ!
レラはナコルルのお尻に平手を降らせながら、そう問いかける。
「そ・・そんなつもりじゃ・・!!きゃああっ!!ああっ!?」
ナコルルは弁解しようとするも、お尻の痛みに思わず背をのけ反らせそうになる。
パァンッ!パアンッ!パンッ!パァンッ!パアンッ!
パァンッ!パアンッ!パンッ!パァンッ!パアンッ!
「貴女がそういうつもりじゃないのは、わかっているわ。そもそも・・私がリムルルのお尻を触ったせいだし、その件で貴女からお仕置きされるのは別に構わないわ」
ナコルルのお尻を叩きながら、レラはそう言う。
パァンッ!パアンッ!パンッ!パァンッ!パアンッ!
パァンッ!パアンッ!パンッ!パァンッ!パアンッ!
「きゃああ!痛あっ!きゃあっ!痛あっ!」
レラの容赦ない平手打ちに、ナコルルの悲鳴は止まらない。
はじめは雪のように白かったナコルルのお尻は、今や全体が赤く色づいている。
 パァンッ!パアンッ!パンッ!パァンッ!パアンッ!
パァンッ!パアンッ!パンッ!パァンッ!パアンッ!
「とはいえ・・・。限度というものがあるわ。私が反抗的だったのも悪いけど、やり過ぎはただの暴力よ。わかるかしら?」
レラはナコルルのお尻を叩きながら、言い聞かせるように言う。
 「ご・・ごめんなさい・・・レラ・・。貴女には・・やり過ぎてしまったわ・・・。本当に・・許して・・・ごめんなさい・・」
ナコルルは涙を浮かべながら、謝る。
「貴女のことだから、ちゃんと反省はしてるでしょうね。でも・・・さすがに私も今回は怒っているし、貴女にはしっかり反省してもらうつもりだわ。ナコルル・・・これから一発ずつ、ゆっくりと叩くわ。一回、私が叩くごとに『ごめんなさい』と謝りなさい。いいわね?」
「わ・・わかったわ・・レラ・・・」
レラの言葉に、ナコルルはそう返事をする。
それを聞くと、レラは再び手を振り上げた。
 パアチィンッッ!!
「・・・!?レラ・・ごめん・・なさい・・!!」
レラの平手打ちがお尻に降り下ろされ、ナコルルは思わず身を強ばらせる。
だが、しっかりと謝罪の言葉を口に出す。
 バアシィンッッ!!
「痛・・!?レラ・・ごめん・・なさい・・・」
ナコルルは謝罪の言葉を出すが、どこかさっきより弱弱しい。
「ナコルル、しっかりと『ごめんなさい』と言いなさい。でなければ、反省にならないわ」
レラはそういうと、再度手を振り下ろす。
バッチィンンン!!
「きゃあ!!レラ・・ごめんなさい!!」
ナコルルは痛みに背をのけ反らせそうになりながら、大きな声で謝る。
「そう。それでいいわ。続けるわよ」
レラはそういうと、お尻叩きを続ける。
パッチぃンッ!!
「レラ・・!ごめん・・なさい・・!!」
バッシィンッ!!
「レラ・・ごめん・・なさい・・!!」
バアっシィンッ!!
「レラ・・・!!ごめん・・なさい!!」
お尻を叩く音とナコルルの『ごめんなさい』が、長い間、その場に響き続けた・・・。


 「う・・・」
「ナコルル、目が覚めたかしら?」
目を覚ましたナコルルは、レラの膝に頭を乗せて、うつ伏せに寝ていることに気づく。
 「レラ・・・?夢だ・・きゃああ!!」
突然、お尻に強烈な熱さと痛みを覚え、ナコルルは悲鳴を上げる。
 「動かないで。ナコルル、貴女のお尻はこんなになっているのだから」
レラはそういうと、鏡を使って、ナコルルに見えるように、彼女のお尻を映しだす。
ナコルルのお尻は真っ赤に腫れ上がった上、左右の丘には濃い手形がこれでもかと自己主張している。
 「レラ・・・。あれは・・・現実だったのね・・・・」
「そうよ。夢だと思いたいけれどね」
「ごめんなさい・・・。夢だと思って・・貴女にひどいことを・・」
「その話はもういいわ。言ったはずよ?私は自分の罪を償っただけよ。貴女だって、やり過ぎの罪を償ったのだから、おあいこだわ」
謝るナコルルに、レラはそう言う。
 「それより・・・・ナコルル、これを見なさい」
レラはそういうと、ナコルルに何かを手渡す。
「何かしら・・ええ!?」
受け取ったものを見て、ナコルルは驚く。
それは、数枚の絵。
ナコルルが受けたお仕置きを描いたものだ。
「私も・・同じ物を受け取ったわ。見てみなさい」
レラはそういうと、自分が受け取った、自分自身のお仕置きの絵をナコルルに見せる。
 「一体・・誰が・・・こんなことを・・・」
「わからないわ。ナコルル・・・。どうやら私達は何か厄介なものに魅入られたかもしれないわ」
「そのようね・・・。レラ・・・。一緒に頑張りましょう」
「何を頑張れというのよ。まぁ・・せいぜい、貴女にお仕置きされないようにはするわ。ナコルル、貴女も私にお尻を叩かれるようなことはしないでちょうだい」
「ええ・・わかっているわ」
共通の受難を経たためか、二人は固く手を握りしめ合って、そんな会話を交わしていた・・。


 ―完―

レラの奇妙な物語(ナコルル/レラ)



(サムスピを題材にした二次創作です。『出来心とその果て』のその後のお話です。許容できる方のみ、ご覧下さい)


 レラがリムルルからお尻叩きでお仕置きされた日からしばらく経ったある日・・。


 パアンッ!パァンッ!パァンッ!
「可愛いからってまた女の子お尻触るだなんて!!サイテーじゃない!!」
「ごめん・・なさい・・!!」
リムルルの怒りの声と共に、肌を打つ音と、レラの許しを乞う声が荒れた社に響き渡る。
レラはリムルルの膝の上に乗せられ、むき出しにされたお尻を、これでもかと叩かれていた。
理由は、リムルルの可愛さに、理性を押さえきれず、またリムルルのお尻を触ったからである。
痴漢行為の罰として、自分のお尻を叩かれる羽目になったのだ。
 パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!
「ごめん・・なさい・・!ごめん・・なさい・・!ごめん・・なさい・・!!」
お尻を叩かれる音が響く中、レラは目尻に涙を浮かべながら、謝り続ける。
永遠と思えるほど、その時間はずっと続いた・・・。


 「・・・!?」
レラは目を覚ますなり、あたりを見回す。
見えるのは、一夜を過ごすために泊まった荒れ寺の壁だけだ。
 (夢・・・・)
レラはそのことに気付く。
(全く・・・何て夢を見ているのかしら・・!?)
レラは羞恥に顔を思わず赤らめる。
(まさか・・リムルルからお尻を叩かれるだなんて・・・思わなかったわね)
数日前のお仕置きを思い返し、レラは無意識にお尻をさする。
 (私も・・何て馬鹿なことを・・・)
リムルルのお尻を触るなどという、人として許されない自身の行為にも、レラはため息をつかずにはいられなかった。
幸い、リムルルに嫌われずには済んだ。
だが、そんなのは
(運が良かっただけ)
でしかない。
人として、しかも、彼女の姉であるナコルルの半身として、決して許されないことをしたのだ。
どれだけ罰せられても、文句は言えないだろう。
(ナコルルからも・・・お仕置きされるかしらね?)
思わず、そんなことを考えたときだった。
 「誰・・・!?」
レラは外の気配に気づき、抜刀の体勢を取る。
直後、霧のようなものが、荒れ寺の中へ流れ込んできた。
 「これは・・!?」
レラは思わず霧を吸ってしまう。
直後、強烈な眠気が襲ってきたかと思うと、レラは床に崩れ落ち、再び眠りに落ちた。


 「ん・・・・・」
レラは再び目を覚ますと、どこだかわからない不思議な場所にいることに気が付いた。
「ここは・・何?それに・・・・」
「気が付いたかしら?」
不意に頭上から聞き覚えのある声が聞こえてきた。
思わずレラが振り向くと、ナコルルの姿があった。
 「ナコルル・・。どうして貴女がここに?それに・・この格好はどういうことなの?」
レラは自分が、ナコルルの膝の上にうつ伏せに乗せられていることに気づく。
「レラ・・・・。今から貴女にお仕置きです。リムルルのお尻を触った罰よ」
「やはり・・・そういうことね・・・」
自分の置かれた状況から、レラはそう察する。
 「貴女からも・・・リムルルの時と同じように、お尻を叩かれるのね?」
「そうね。レラ、貴女のしたことは許すわけにはいきません。覚悟しなさい」
ナコルルはそういうと、レラのズボンを降ろしにかかる。
 「く・・!?ちょっと・・待って・・!?」
思わずレラはズボンを押さえる。
「レラ、お仕置きのときはお尻は出すものよ」
「く・・!!リムルルはともかく・・貴女には・・癪だわ・・」
ナコルルに対しては反発心が出るのか、レラは思わず抵抗する。
 「仕方ないわね・・・。大人しくしてもらうわ」
ナコルルはそういうと、左手でレラの腕を後ろ手に背中に押さえつけてしまう。
そして、下着ごとズボンを降ろしてしまう。
あっという間に、レラの、ナコルルよりもスタイルの良い綺麗で大きなお尻が姿を現した。
 「く・・・!?」
レラは羞恥に思わず顔を赤くする。
「レラ・・・行くわよ。いいわね?」
「無駄なことは、言わなくていいわ!!やる気なら・・・早くやりなさい!!」
せめてプライドを保とうとするのか、レラは反発心を微かに覗かせて言いやる。
それを見たナコルルは、ゆっくりと手を振り上げた。


 バアシィンッッ!!
「ん・・・・!?」
ナコルルの平手が、レラのお尻に降り下ろされ、弾けるような音を立てる。
同時に、レラのお尻がブルンと震える。
パァンッ!パアンッ!パシンッ!パアンッ!パアンッ!
「・・・!・・・!・・・!・・・!・・・!」
ナコルルの平手が容赦なくレラのお尻を叩くたび、乾いた音が鳴り響く。
レラは、叩かれるたびに声を押し殺し、平手打ちに耐える。
 パァンッ!パアンッ!パァンッ!パアンッ!パァンッ!パアンッ!
「レラ・・貴女・・何をしているの?」
レラのお尻を叩きながら、ナコルルはお説教を始める。
パァンッ!パアンッ!パァンッ!パアンッ!パァンッ!パアンッ!
パァンッ!パアンッ!パァンッ!パアンッ!パァンッ!パアンッ!
「可愛いからって・・女の子のお尻を触るなんて・・・本当に人として最低なことよ。わかっているの?」
妹へのセクハラ行為なだけに、ナコルルの声にも、怒りがにじみ出ている。
レラのお尻に降り下ろされる平手も、勢いが籠っており、あっという間にレラのお尻は赤く染まりだす。
 パァンッ!パアンッ!パァンッ!パアンッ!パァンッ!パアンッ!
パァンッ!パアンッ!パァンッ!パアンッ!パァンッ!パアンッ!
「リムルルの・・く・・!お尻を・・触ったのは・・・本当に・・・悪かったわ・・!!そのことは・・・謝るわ・・!!ごめん・・なさい・・!!」
自分が悪いのはわかっているからか、レラは素直に謝る。
 「そう・・・反省はしているのね・・。でも・・レラ。今日は貴女のことはそう簡単には許せません。今日は、まだまだ厳しくお仕置きします」
ナコルルは、お尻を叩きながら、レラにそう宣告する。
 「わかっているわ・・。せいぜい、泣かせてみせなさい」
レラはナコルルに対する意地や反発心を微かに滲ませて言う。
それを聞いたナコルルは、再び手を振り上げる。
バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!
「く・・!あ・・・!く・・!う・・・!く・・!」
ナコルルの平手が、再びレラのお尻を容赦なく責めたてる。
バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!
バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!
バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!
「う・・!ああ・・!うぅ・・!あぅ・・!くぅあ・・!」
レラのお尻はだんだん濃い赤へと染まってゆく。
赤い双丘には、ナコルルの手形が刻みつけられ、一打ごとに手形ははっきりと濃くなってゆく。
 バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!
バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!
バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!
「ひ・・・!痛・・!きゃあ・・!痛・・・!痛あ・・!?」
ついにレラは耐えきれず、泣きはじめる。
だが、それでもナコルルは平手打ちを止める気配は無い。
バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!
バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!
バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!
「いやあ・・!ナコルル・・許して・・!きゃあ・・!痛っ!?いやぁ・・!!」
ついにレラは泣きながら、ナコルルに懇願し始める。
同時に、耐えきれないのか、無意識に両足をバタつかせ始める。
それでも、ナコルルの苛烈な平手打ちは、レラのお尻を責めたて続ける。
バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!
バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!
バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!
「ナコ・・ルル・・!!ごめん・・なさい・・!!もう・・二度と・・しないわ・・!!だから・・ごめんなさい・・!!許して・・・!!きゃああ!!きゃあああ!!いやあああ!!ごめんなさい!!きゃああああ!!」
その後、長い長い間、レラの悲鳴と謝る声、お尻を容赦なく叩く音が響き続けた・・・・。


 「ん・・・・!?」
レラは目を覚ますと、自分が例の荒れ寺にいることに気が付いた。
(また・・夢を見ていたのかしら?)
最初と同じ状況から、レラはそう考える。
だが・・・。
 「痛・・・・!?」
レラは不意に、お尻に凄まじい熱さと痛みを感じる。
(どういうことなの!?)
思わずレラはズボンを降ろす。
何とも都合のいいことに、大きな鏡が近くに置かれており、レラは自分のお尻を鏡に映す。
鏡には、真っ赤に腫れ上がり、手形が二つ、これでもかと自己主張しているお尻が映っていた。
 (夢では・・・無かったのね・・・)
信じがたい出来事に、レラは衝撃を受ける。
同時に、レラは床に何かが置かれていることに気づく。
 「何なの・・!?コレは!?」
それを手に取るや、レラは思わず声を上げる。
置かれていたのは数枚の絵。
よりにもよって、自分がナコルルにお尻を叩かれている姿を描いたものだ。
思わずレラは絵を投げ捨てようとする。
だが、アイヌの巫女として持つ力が、絵に込められた念と霊力を感じ取る。
(これは・・・!?)
レラは、この絵を捨てたり処分しようとすれば、自分に悪い運命が降り注ぐことを理解する。
(何だかわからないけれど・・・厄介なものに魅入られてしまったわね・・・)
苦虫を噛み潰した表情を浮かべつつ、レラは絵を渋々しまう。
お尻の痛みにようやくの思いで立ち上がると、レラは荒れ寺を後にした。


 ―完―

聖女のお仕置きと策略2(ティア&クロエ/エルレイン)



 エルレインが、自らの策略でマルタからお仕置きをされてから、しばらく経ったある日・・。
パァンッ!パァンッ!パシィンッ!ピシャンッ!
パァンッ!パァンッ!パシィンッ!ピシャンッ!
パァンッ!パァンッ!パシィンッ!ピシャンッ!
「きゃああ!クロエッ!許してぇぇ!きゃああ!!」
お尻を叩く音と共に、ティアの悲鳴が部屋に響き渡る。
 「ダメだ!全く・・!また待ち合わせに遅れおって!!許さぬぞ!!」
クロエは怒りの声と共に、膝の上のティアのお尻に容赦ない平手を振り下ろす。
既にティアのお尻は真っ赤になっており、手形の後も浮かんでいる。
それでも、クロエは容赦ない打撃を、ティアのお尻に降り下ろし続ける。
 パァンッ!パァンッ!パシィンッ!ピシャンッ!
パァンッ!パァンッ!パシィンッ!ピシャンッ!
パァンッ!パァンッ!パシィンッ!ピシャンッ!
「ごめんなさいっ!きゃあああ!ごめんなさいっ!きゃあああ!!」
「全く・・!悪い子だ!悪い子だ!悪・・・!?」
不意に、ティアをお仕置きしているクロエの手が止まった。
 「クロエ・・・?」
ティアは怪訝な表情を浮かべて、クロエの方を見る。
クロエは壁の方をジッと見つめていた。
 「クロエ・・どうしたの?」
「ティア、ちょっと待っていてくれ」
クロエは一旦、ティアを膝から降ろすと、壁の方へ向かう。
そして、いきなり剣で、壁の穴を突いた。
 「クロエ!?何してるの!?」
思わずティアは声を上げる。
だが、崩れた壁の穴から、隠しカメラが現れ、再び声を上げる。
 「これ・・・カメラよね」
「そうだな。何者かが盗撮していた・・ということだな」
「盗撮!?冗談じゃないわ!?」
ティアは怒りの声を上げる。
「そうだな。誰だか知らぬが許せぬ!?必ず見つけ出して・・成敗してくれる!!」
「そうね。でも・・その前に・・・クロエ・・・。幾ら盗撮を暴く為でも、人の部屋の壁をいきなり壊すなんて・・・どうかしらね?」
「そ・・それは・・すまん・・・・」
「選手交代ね。クロエ・・・お尻を出して」
「うう・・・!?」
クロエは羞恥に身を震わせながらも、言われた通り、素直にお尻を出して、ティアの膝の上に乗る。
 「クロエ・・・行くわよ、いいわね?」
ティアの問いかけに、クロエは顔を真っ赤にしながら頷く。
それを見たティアは、ゆっくりと手を振り上げた。
 パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!
「う・・!く・・!う・・!うぅ・・!?」
弾けるような音が響くたび、クロエのお尻がプルンと揺れ、お尻が赤くなってゆく。
パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!
「全く・・・。人の部屋の壁を、いきなり壊すだなんて、何を考えているの?」
平手を振り下ろしながら、ティアはお説教を始める。
「す・・すまぬ!つい・・!!」
「『つい』、じゃないわ。後先考えずに行動して!それで、痛い目に遭ったら、どうするつもりなの?」
冷静な口調で叱りつつ、ティアは容赦ない平手打ちを振り下ろす。
平手打ちの音が響くたび、クロエのお尻は赤く色づいてゆく。
パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!
パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!
「ティア・・!私が悪かった・・!!許して・・くれ・・!!うう・・・!!」
「ダメよ。貴女も・・今日はしっかり反省してもらうわよ」
ティアはそういうと、さらにクロエのお尻を叩く。
その後、一時間近くに渡って、クロエの悲鳴とお尻を叩かれる音が部屋に響いていた・・・。


 数日後・・・。
大聖堂の執務室に、クロエとティアの姿があった。
二人は、部屋の主であるエルレインと対峙している。
 「あなた達ですか、用と言うのは?」
エルレインは不敵な見栄を浮かべて、二人に問いかける。
「そうだ。コレに・・ついてだ」
クロエは、先日見つけた隠しカメラを取り出す。
「コレは・・・?」
「私の家に仕掛けられていたものよ。誰かが私達のお仕置きを盗撮していたわ」
ティアはそう言いながら、エルレインをジッと見つめる。
 「私達は仕掛けた者も突き止めた。そして・・その者の証言も得ている。エルレイン、そなたから頼まれたとな」
「さすがですね。そこまで・・突き止めましたか」
「否定せぬのか?」
素直に認めたエルレインに、クロエは怪訝な表情を浮かべる。
知らぬ存ぜぬを通すと思ったからだ。
 「バレた以上、否定しても無駄ですからね。それに・・・・そうしてもただで済ませるつもりなど、到底ないでしょう?」
エルレインは不敵な笑みを浮かべて言う。
「当然だわ。エルレイン・・・。貴女には・・・私達からお仕置きを受けてもらうわ。嫌とは・・・言わないわよね?」
不敵な態度のエルレインに、ティアはそう言う。
「いいますね・・・。でも・・・良いでしょう。では・・・どちらから来ますか?」
「言ってくれる・・。では・・私から行くぞ!!」
クロエはそう言うと、エルレインの手首を掴んで引き起こす。
ティアは傍の椅子に座りながら、エルレインを膝の上に乗せる。
同時に、ティアはエルレインの服を捲り上げ、下着を降ろす。
あっという間に、エルレインの成熟したお尻が姿を現す。
 「お仕置きされるっていうのに、随分余裕ね」
「こうなった以上、立場はわきまえていますからね」
冷静な態度のエルレインに、ティアはムッとした表情を浮かべる。
「その余裕・・いつまで続くかしらね?」
ティアはそう言うと、ゆっくりと手を振り上げた。


 バッシィィィンンン!!
「・・・!?」
強烈な平手打ちが、聖女のお尻に叩きつけられる。
思わず、エルレインは苦痛に顔を顰める。
パアンッ!パァンッ!パシンッ!パァンッ!パァンッ!
「・・・!・・・っ!・・・・!・・・!」
続けて振り下ろされる平手打ちが、容赦なくエルレインのお尻を責める。
肌を打つ音が響くたび、エルレインは痛そうな顔になる。
 パアンッ!パァンッ!パシンッ!パァンッ!パァンッ!
パアンッ!パァンッ!パシンッ!パァンッ!パァンッ!
「全く・・・!人のお仕置きを盗撮するなんて・・・!!」
ティアは聖女のお尻を叩きながら、お説教を始める。
パアンッ!パァンッ!パシンッ!パァンッ!パァンッ!
パアンッ!パァンッ!パシンッ!パァンッ!パァンッ!
「く・・!あ・・・!く・・・!う・・・!」
お尻を叩かれる苦痛に、エルレインは思わず声を漏らす。
叩かれるたび、聖女のお尻はプルプルと揺れ動き、ほんのり赤く染まってゆく。
 パアンッ!パァンッ!パシンッ!パァンッ!パァンッ!
パアンッ!パァンッ!パシンッ!パァンッ!パァンッ!
「よくも・・・人の恥ずかしい姿を撮ってくれたわね!!何を考えてるのかしら?」
クールながらも、怒りを滲ませた声で叱りながら、ティアはさらにエルレインのお尻を叩く。
パアンッ!パァンッ!パシンッ!パァンッ!パァンッ!
パアンッ!パァンッ!パシンッ!パァンッ!パァンッ!
「くぅ・・!あ、貴女達が・・くぅ・・・お仕置きし合う中だと聞いて・・・ひぅう・・!?」
「それがどうして、盗撮になるのかしら?」
「あ・・あなた達の・・ひいう・・!お・・お仕置きを・・撮影して・・!!ひぃう・・!?裏で・・・売れば・・!?きゃあうっ!?いい・・収入に・・なると・・ひいうっ!!」
ティアにお尻を叩かれ、悲鳴を上げながら、エルレインは目的を白状する。
 「そういう・・ことだったのね・・。全く・・・!!」
ティアはクールな表情を浮かべたまま、だが怒りの籠った声で言う。
バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!
「うう・・!くっ・・!ひぅう・・・!!」
威力の上がった平手打ちに、エルレインは苦悶の表情を浮かべる。
お尻は全体が赤く染まり、目尻には涙を浮かべている。
「聖女のくせに・・・本当に悪い子ね!そんな悪い子には・・・厳しくお仕置きしてあげるわ!」
ティアはそう言うと、力を込めた平手打ちを何度も振り下ろす。
バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!
バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!
バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!
「くううう・・!ティア・・・!も・・もう・・許して・・下さい・・!うああ・・・!!」
エルレインは泣きながら、許しを乞う。
「何を言ってるの?この程度じゃあ、まだまだ許さないわよ。覚悟しなさい」
ティアはそういうと、さらにお尻を叩く手の勢いを強める。
バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!
バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!
バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!
「ああああ!許して下さいいい!ひいぃいいい!!」
エルレインは悲鳴を上げながら、許しを乞う。
ティアの平手打ちの音と、エルレインの悲鳴が、その後30分に渡って、響き続けた・・・。


 「ハァ・・・ハァァ・・・・」
ティアの膝の上で、エルレインは荒い息を吐く。
散々に叩かれたお尻は真っ赤に腫れ上がり、表面は熱を帯びている。
 「ううう・・・!ティア・・・許して・・下さいいい・・・・私が・・悪かった・・ですぅ・・・」
エルレインは涙をこぼしながら、許しを乞う。
「そうね。私としては十分鬱憤は晴れたわ。クロエ・・今度は貴女の番よ」
ティアはクロエにそういうと、一旦エルレインを膝から降ろす。
 「では・・・今度は私からだな。エルレイン、机にうつ伏せになって、お尻を突き出してもらおうか」
「は・・はい・・」
エルレインは言われた通り、机にうつ伏せになり、真っ赤なお尻を突き出す体勢になる。
 「よし・・。では・・行くぞ!!」
クロエは思いきり、手を振りかぶった。
バアッチィィィンンン!!
「ああああ!!??」
既に散々叩かれたお尻には過酷な平手打ちが、聖女のお尻を襲う。
バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!
「ひいっ!きゃあっ!ああう!」
エルレインは悲鳴を上げ、背をのけ反らせる。
 バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!
「全く・・!金儲けの為に・・人の恥ずかしい姿を盗撮するなど・・!!」
クロエは怒りと正義感を燃え上がらせながら、平手を振り下ろす。
バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!
バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!
「聖女でありながら・・何たる所業!恥を知れ!!」
「ひいい!クロエ・・!出来心だったのです!許して下さい!!」
エルレインは既に泣きながら、許しを乞う。
バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!
バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!
「そうはゆかぬ!今日はたっぷりと・・自分のお尻で反省するがよい!!」
「そ・・そんなっ!きゃあああ!!」
エルレインが絶望の声を上げる中、クロエの平手打ちがエルレインのお尻に炸裂する。
その後、ティアの場合と同じく、30分に渡って、クロエの平手打ちがエルレインのお尻に降り下ろされ続けた・・・。


 「うう・・・くぅぅ・・・ううあ・・!?」
お尻を突き出した姿勢で床に蹲ったまま、エルレインは苦悶の声を上げる。
二人にお仕置きされたお尻は倍近くに腫れ上がり、痛々しい姿を見せている。
 「ティア・・・もう十分ではないか?」
エルレインの様子に、クロエはそうティアに言う。
「そうね。私としては・・満足だわ」
「そうか。では・・・もう良いな」
クロエはそういうと、エルレインの方に向く。
 「エルレイン・・・。今回はこれで許そう。だが・・・もしまた誰かのお仕置きを盗撮したならば・・・私たち二人が・・嫌と言うほどそなたのお尻を真っ赤に染めてやろう。良いな?」
「は・・はい・・!!も・・もう・・二度としません!!」
エルレインの言葉に、二人はその場を立ち去る。
後には、お尻を真っ赤にしたエルレインが一人残された。
 「ふふふ・・・。上手く・・行きましたね・・」
エルレインは笑みを浮かべる。
実はワザと、盗撮が二人にばれるように仕組んでいた。
盗撮されたことを知れば、間違いなく二人がエルレインをお仕置きしにやって来る。
そのもくろみ通り、二人からたっぷりとお尻を叩かれた。
 「二人とも・・容赦ない見事なお尻叩きでしたね・・。想像以上です・・」
二人から受けたお尻叩きを思い返しながら、エルレインはウットリする。
(痛くて恥ずかしくてたまらないですが・・・・。何とも癖になりますね。次は誰のお尻叩きを受けてみましょうか・・・・)
エルレインはこの街の住人のリストを取り出し、そんなことを考えていた・・・。


 ―完―

プロフィール

山田主水

Author:山田主水
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