神父物語20 熱と便秘(BL・アダルト要素、浣腸あり)
(BL・アダルト要素、浣腸ありです。許容出来る方のみご覧下さい)
「うぅ・・・うぅうぅ・・・」
「もう少し・・もう少しだからな!頑張れ!!」
病院の待合室で、佐々木は今井に必死に声をかける。
今井は顔はゆでダコのように真っ赤で、額に触れれば熱した石炭のように熱く、吐息も熱風という感じだった。
今朝、今井の体調が明らかにおかしく、しかも倒れそうにもなったため、佐々木が上司の許可を取って病院へ連れて来たのである。
「うぅ・・・・」
今井は苦しげな息を吐き、佐々木はハンカチで汗を拭い、あらかじめ用意しておいたスポーツドリンクを飲ませてやる。
「今井さーん、今井信幸さーん」
「ほら、行くぞ。信幸」
佐々木はぐったりしている今井を助け起こすと、肩を貸して支えながら連れだって診察室へと入っていった。
「どうですか?」
うんうん唸っている今井を尻目に、佐々木は心配そうに医者に尋ねる。
「だいぶ熱は高いですが、普通の風邪ですね」
「そうですか・・・よかった・・・・」
かなり苦しげな今井の様子に、もっと悪い病気ではないかと心配していたため、普通の風邪と言う医者の言葉に佐々木はホッとする。
「薬を出しておきますので、きちんと服用させて下さい」
「わかりました。ありがとうございます。ほら、ちゃんとお礼を言うんだ」
佐々木は今井にそう言うと、再び今井を抱えて診察室を後にした。
「おいしいか、信幸?」
「おいしいに決まってるじゃない~~。佐々木さんが作ってくれたんだから~~」
今井は佐々木が作ったおじやを食べながら、満足そうに応える。
「そうか。ならよかった・・・」
満足そうな今井に、佐々木はホッとしつつ、優しい表情になる。
「えへへ。せっかくだから佐々木さんが食べさせてよ~~~」
今井は佐々木の腕に抱きついて甘える。
「こらこら。あんまり甘えるな。子供じゃあるまいし」
「いいじゃない~。僕、病人なんだから~」
「わかったよ」
佐々木は苦笑しつつ、小さな子供にするように、今井におじやを食べさせてやりだす。
「ふぅ~っ。お腹一杯~~」
今井はすっかり満足した表情を浮かべると、ゴロリと横になる。
「こらこら。信幸、寝るのも大事だがな、もう一つ大事なものがあるぞ」
「え~?何~?早く寝たいよ~」
「わかってる。すぐ済むからな」
そういうと、佐々木は座薬を取り出した。
「佐々木さん・・何・・それ?」
怪訝そうに聞く今井に、佐々木は答える。
「ん?見てわかるだろ。座薬だよ」
「座薬って・・・薬ってそれ?」
「ああ。普通の薬だとお前嫌がるだろ?だから座薬にしてもらったんだ。さぁ、こっち向いてお尻を出すんだ」
「ええ~~っ。座薬なんてヤダよ~~。恥ずかしいよ~~~」
「何言ってるんだ。そんなこと言ってたら治るものも治らないだろう?」
「だからってやぁぁ~~~っっ!!」
今井はそんなことを言うと、逃げ出そうとする。
「こら!どこへ行くんだ!」
「離して~~~っっ!!」
「全く・・・・仕方ないな・・・」
佐々木はため息をつくと、今井をしっかりと片手で抱えたまま、お尻をあらわにする。
「やだっ!やだやだっ!座薬なんてヤダ~~~~!!!」
「そうはいかないんだよ・・・・」
必死に抵抗する今井を何とか押さえ込むと、座薬を今井のお尻に当てる。
佐々木は押し込もうとするが、座薬を嫌がる今井はすっかり全身を緊張させて中々入らない。
(仕方ないな・・・)
佐々木は心の中で呟くと、思い切り右手を振り下ろした。
バッシィィ~~~ンッッッ!!
「うわああんっっ!!」
突然お尻を叩かれ、思わず今井のお尻から力が抜ける。
その隙に佐々木は座薬を今井のお尻に押し込んだ。
「ひどいっ!ひどいよっ!!佐々木さんの馬鹿っっ!!」
「仕方ないだろう・・・。ああでもしないと挿れられなかったんだから・・」
「だからってお尻叩くなんてひどいよっ!!佐々木さんの馬鹿っ!」
「それは悪かった。治るまで一緒にいるから機嫌を直してくれないか?」
「そ・・それだけじゃヤダからねっ!ずーっと治るまで毎日添い寝してよ!」
「わかったよ・・・」
佐々木がそう言うと、今井は途端に機嫌を直す。
「やった~~。ねぇ~、それじゃあ早速添い寝してよ~~」
今井は佐々木の腕に抱きついて甘えかかる。
「わかったわかった。取りあえず落ち着いてくれ」
佐々木は今井を落ち着かせると、ウキウキしている今井を尻目に、ベッドに入る。
今井は佐々木の腕を枕代わりにすると、さっそく寝始めた。
(全く・・・いい気なものだな・・・)
お子様で甘えん坊な恋人に苦笑しつつも、佐々木は愛おしげな視線を今井に向けていた。
それから数日後・・・・。
「どうしたんだ、信幸?」
「え・・?な、何がっ!?」
「何だかぼーっとしてるみたいだからな。もしかしてまだ体調が悪いのか?」
「そ、そんなことないですよ!全然元気だしっ!!」
今井は明るい顔でそう言いやる。
「そうか・・。それならよかった・・・・」
佐々木はホッとした表情を浮かべる。
「そうですよ~~。だから佐々木さぁ~んっ。元気ですから、シましょうよ~~」
今井は佐々木に抱きつくと、おねだりをする。
「何を言ってるんだ。まだ、病み上がりだろ?それに・・・悪いが今は仕事中だ」
「ちぇ・・・佐々木さんのケチ~~~っっ」
今井はそういうと、飛び出す。
「・・・??」
そんな今井の姿に、佐々木は何か違和感を感じていた。
いつもだったら、エッチしたいのに断られると、もっとワガママを言ったり、癇癪を起こすからだ。
それでお仕置きというパターンになるのだが、今日は意外に大人しく引いた。
(やはり・・・・体調がまだ悪いのか・・?)
佐々木はそんな疑念に駆られる。
(だが・・・無理に話させようとするのもな・・・・)
佐々木はそう考え、今のところは様子を見ることに決めると、仕事を再開した。
(よかった・・・バレなくて・・・・)
佐々木の部屋を飛び出すと、今井はホッとする。
(でも・・どうしよう・・・)
ホッとしたのもつかの間、今井は両手をお尻に回し、お尻をモジモジさせる。
(うぅう・・。まさか熱が引いたのはいいけど・・・便秘になっちゃうだなんてぇぇ・・)
今井はお尻をモジモジさせながら、困りきった表情を浮かべる。
熱が引いて風邪は治ったのだが、それがきっかけで、よりにもよって便秘になってしまったのだ。
おかげでここしばらくの間、全然出せていない。
(うぅ・・・。何とかしないと・・・絶対に・・言えないよぉぉ・・・)
今井は必死に考える。
便秘で困っているなど、あまりにも恥ずかしくて、佐々木になどとても相談できない。
ばれないうちに策を講じるしかなかった。
(とにかく・・頑張れ僕!!)
今井は自身を励ますと、策を考えようと、自分の部屋へと戻っていった。
それからさらに数日後・・・・。
「うぅう・・・・・」
今井は苦しげな表情を浮かべると、お腹を押さえる。
(うぅ・・。マズイよぉぉ・・・)
キリキリと、万力で絞めつけられるような痛みに、今井はタラタラと脂汗を流す。
あの後、必死になって便秘を直す策を考えたが、全然いい方法が思い浮かばなかった。
それどころか、佐々木にばれないように治さねば、という考えがストレスとなって今井を精神的に追い詰め、それが腸の働きをさらに悪くして、もっとひどい便秘に陥っていた。
(うう~~~。お腹の中に凄く重い石があるみたいだよ~~。しかも・・・出そうなのに出ないよ~~。うぅ・・・便秘が・・・こんなに・・辛いだ・・なんてぇ・・・)
脂汗タラタラ、顔も何だか憔悴したような感じで、見るからに体調が悪そうだった。
「信幸・・・・」
不意に聞こえて来た佐々木の声に、今井はギクリとする。
「な・・・ななな何っ!?佐々木さんっ!!」
今井はあからさまに慌てながら、佐々木に問いかける。
「どうしたんだ?一体?」
見るからに体調が悪げな今井に、さすがに佐々木もこれ以上放っておくわけにはいかなかった。
「な、何でもないっ!何でもないってば!」
「そんなわけないだろう?一体どうし・・・」
今井はバレたらまずいと、脱兎のごとき勢いで逃げ出した。
「こらっ!どこ行くんだ!!」
慌てて佐々木は追いかける。
必死に逃げる今井だったが、元々体力的には勝負になどならないし、しかも今は強力な便秘のせいで余計に体力は落ちている。
いつものように、あっという間に捕まってしまった。
「やだやだやだっ!離してっ!佐々木さぁ~んっ!!」
「そういうわけにはいかないんだ・・・・」
佐々木はそう言うと、今井を自分の部屋へと連れていった。
「で・・?どういうことなんだ?」
自分の寝室へと連れてくると、今井は佐々木にそう尋ねる。
「な・・何でも・・ないですもん・・・」
ここまで来て、今井はまだ往生際が悪い。
あくまでも何でもないと言い張るつもりだった。
「そんなわけないだろう?何かあるんだろう?頼むからちゃんと話してくれないか?」
佐々木は出来るだけ優しい声で問いかける。
「だから・・・何でもないって言ってるもん・・・・」
「信幸・・あまり聞きわけの無いことを言わないでくれ・・・」
「何でもないって言ってるんだから何でもないの!!変な言いがかりつけないでよ!!佐々木さんの馬鹿っっ!!」
今井は思わずいつものように癇癪を起こすや、思わず机上にあった麦茶用のグラスを掴むや、佐々木めがけて投げつける。
とっさに佐々木が腕を素早く伸ばしてキャッチしたため、事なきを得たものの、佐々木の表情がグッと険しくなる。
(し・・・しまった・・・)
やってしまってから、今井は後悔で顔が青くなる。
「信幸・・・・・」
佐々木の声が低くなったことに気づくや、今井の顔からさらに血の気が引く。
慌てて逃げ出そうとするが、あっという間に空いている方の手で捕まえられてしまった。
「いやっ!やだっ!離してっ!佐々木さぁぁ~~んっっ!!」
「何を言ってるんだ!グラスなんか人に投げつけて!危ないのはわかってるだろうが!」
「だ、だって~~~!!」
必死に言い訳しようとする今井だったが、そうする間も無く、ベッドまで引っ立てられ、縁に腰を降ろした佐々木の膝の上にあっという間に載せられてしまった。
「やだっ!やだやだやだっ!やめてってばぁぁ~~~~っっっ!!!」
顔を激しく左右に振り、必死にイヤイヤをする信幸だったが、佐々木は構わず神父服を捲り上げ、ズボンを降ろしてお尻をあらわにする。
「信幸・・・覚悟はいいな?」
「いいわけないじゃない!!離してってばぁ~~~っ!!」
見苦しくもそんなことを叫ぶ今井だったが、佐々木はそれを無視すると、左手で今井の身体を押さえつける。
同時にゆっくりと右手を振り上げた。
バアッチィィィ~~~~ンッッッッッ!!!!
「うわあぁぁぁんんんっっっっ!!!!」
最初から容赦の無い平手打ちを叩きつけられ、今井は絶叫に近い悲鳴を上げる。
「ひぃぃぃんっ!佐々木さんっ!痛いっ!!痛いよぉぉ!!」
泣きそうな声で抗議する今井だが、佐々木は平然と言う。
「当たり前だろう、お仕置きなんだから」
バアシィ~ンッ!ビダァ~ンッ!バアア~ンッ!バッチィ~ンッ!ビッダァァ~~ンッ!
「ひっ!ひゃあんっ!きゃあんっ!やあんっ!やあっ!」
最初から力強い平手が今井のお尻に襲いかかる。
バアッジィ~ンッ!バアア~ンッ!ビッダァ~ンッ!バッアァ~ンッ!ビバジィ~ンッ!
「ひぃんっ!ひゃっ!痛っ!やああっ!痛いっ!」
今井は悲鳴を上げながら、両脚をバタつかせる。
「全く・・・一体・・・何を隠してるんだ・・?」
強めにバシバシとお尻を叩きながら、佐々木はお説教を始める。
バアッジィ~ンッ!ビッダァ~ンッ!バッアァ~ンッ!バアッジィ~ンッ!ビバッジィ~ンッ!バッアァ~ンッ!
「ちょ・・!やっ!痛っ!痛ぁぁ!佐々木さんっ!痛いって言ってるでしょっ!!」
「そんな大きな声で言わなくても聞こえてる」
そう言いながら、佐々木は今井のお尻を叩き続ける。
「ちょ・・!だったら何で叩くのっ!僕が痛い思いしてるのにっ!!鬼っ!悪魔っ!鬼畜っ!尻叩き魔っ!いじめっ子っ!!」
お仕置きされるのに納得がいかなくて、今井はひたすらそんなことを言う。
「なら・・・聞くが・・。信幸・・。お前、隠してることがあるだろう?」
「だ・・・だったら・・・どうだってのさ!?」
「お前が何か隠してることに、俺が気づいていないとでも思っているのか?」
その言葉に、今井はギクリとする。
「ええ!?ど、どどどどうしてぇぇぇ!!!」
あからさまに動揺しながら今井は叫ぶ。
「あまりにも様子がおかしくて、見ててバレバレだったぞ。さぁ、信幸。お願いだから話してくれないか?」
一旦お尻を叩く手を止めると、佐々木は優しい声で尋ねる。
「ヤダッ!佐々木さんなんかに話したくないもんっ!!」
だが、今井はあくまでも拒否する。
「信幸・・・そんなことを言わずに・・・」
「ヤダヤダッ!それよりさっさと離してよ!!何で僕がお仕置きなんかされなきゃいけないのさ!佐々木さんの馬鹿っ!!」
今井はあくまでもワガママを言い続ける。
「信幸・・・。本気でそう言ってるのか?」
静かな声で、佐々木はそう尋ねる。
「だったら何だってのさ!!佐々木さんの馬鹿!大馬鹿!鬼っ!悪魔っ!尻叩き魔っ!さっさと離してよっ!!」
「信幸・・・俺が・・・どれだけ・・心配したか・・わかってるのか?」
わかってもらいたくて、佐々木は出来るだけ優しい声で問いかける。
「そんなの佐々木さんが勝手にしたんでしょっ!!僕は悪くないっ!!早く降ろしてよ!佐々木さんの馬鹿ぁぁぁ!!!」
「いい加減にしないか!!」
ビッバダぁぁぁァァ~~~~~~~ンンンンッッッッ!!!!
「うっわぁぁぁぁんんんんん!!!!!!」
さらに強烈で容赦ない平手打ちを叩きつけられ、今井は絶叫する。
「何するのさぁっ!!痛いってば!!!」
思わず振り返って抗議する信幸だったが、佐々木の表情を見るや、顔が強ばる。
「人に・・・心配させておきながら・・・ワガママ勝手なことばかり・・・・。そんな悪い子は絶対に許さんからな」
佐々木はそう言うと、足を組む。
おかげで、今井はお尻を突きあげる体勢になってしまった。
「やだぁ!これやだぁぁ!!」
今井は必死になって叫ぶが、もうお後の祭り。
再び手が振り上げられたかと思うや、思い切り振り下ろされた。
バアッジィィィ~~~~~~ンンンッッッッ!!!
バァンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバン~~~!!!!
「うっわぁぁぁぁ~~~~~~んっっっっ!!!!!」
今までとは比べ物にならない平手の豪雨に、信幸は絶叫する。
「うわあああ~~~~んっっ!!!許して~~~!!佐々木さぁぁ~~んっ!!と、取り消すからぁぁ~~~っっっ!!!!」
「何を言ってるんだ!心配させた上に勝手なことばかり言って!深く反省しろ!!」
「そ、そんなぁぁ~~~~っっっっ!!!!!」
絶望の声を今井が上げるのを尻目に、佐々木は容赦なく平手の嵐を恋人のお尻にお見舞いし続けた。
「ふぇぇぇん・・・うぇぇぇん・・・うわぁぁん・・・・」
佐々木の膝の上で、今井は幼児のように泣きじゃくっていた。
お尻は今や濃厚なワインレッドに染め上がっており、触ると火傷するかと思うくらいに熱い。
「信幸・・・。まだ・・強情を張る気か?」
佐々木は一旦お尻を叩く手を止めて尋ねる。
「まだ話したくないのなら・・・・今度はパドルにするぞ?」
佐々木の言葉に、今井は震えあがってしまう。
「ひ・・・ひぃーんっ・・・・。言うっ!言うよぉぉ~~っ!ちゃ、ちゃんと話すからぁぁぁ・・・。だから・・もう・・お仕置きは・・やめてぇぇぇ・・・・」
「やれやれ・・・やっとそう言ってくれたか・・・」
ようやく話す気になった今井に、佐々木はホッとして手を降ろす。
「で・・どういうことなんだ?」
「ひぃん・・。じ・・実はぁぁ・・・・」
今井はしゃくり上げながら、熱が引いて風邪が治ったはいいものの、今度は便秘になってしまい、ここのところ、全然どうにもならなかったこと、挙句に腹痛なども起きて苦しんでいたことを話した。
「馬鹿っ!何だってそんな大切なことを話さなかったんだ!!」
佐々木は思わず厳しい声で叱りつける。
「ひぃぃん・・。だってぇぇ・・・恥ずかしかったんだもぉん・・。ちゃ・・ちゃんと話したんだからぁ・・もぅ・・・許してよぉぉ・・・」
「そうだな・・・・。よく・・話してくれたな・・」
佐々木は今井を抱き起こすと、抱っこしてやりながら慰める。
「信幸・・・恥ずかしいし・・・辛かっただろう・・」
「うん・・・。笑われるんじゃないか・・って・・」
「大丈夫・・・そんなこと・・思わない・・から・・」
佐々木は赤ん坊をあやすようにしながら、優しい言葉をかける。
「もう・・・大丈夫か?」
しばらくして今井が落ち着くと、佐々木はそう声をかける。
「あ・・うん・・・」
「それじゃあ、左を下にして、ベッドに横に寝てくれ。治せるはずだから」
「ほ・・本当?」
「ああ、大丈夫だ。だから・・・いいな?」
「うん・・・」
今井は返事をすると、左側を下にしてベッドに横になった。
今井が言われたとおりに横になると、佐々木はさらに、膝を軽く抱えるような姿勢を取らせる。
「よしと・・・・」
佐々木はジッと今井のお尻を見つめると、指を濡らし、最奥部の蕾へとゆっくり挿し入れた。
「ひ・・!ひゃ・・ひゃあんっ!!」
お尻に指を入れられ、思わず今井は声を上げる。
「だ、大丈夫か?」
「う・・うん・・。でも・・佐々木さんの・・指・・入ってると思うと・・・」
今井は顔を赤らめながら呟く。
佐々木も、前の方におもむろに変化が生じていることに気がついた。
「こらこら。治療なんだぞ?変な気になってどうするんだ?」
「そ・・そんなこと・・言ってもぉぉ・・。無理だよぉぉ・・・」
今井は泣きそうな表情になってしまう。
恋人同士の営みをいつもやっているせいか、お尻に指を入れられると、どうしても興奮してしまう。
「あぅ・・あっ!ああんっ!ひゃ・・ひゃあんっ!!」
(マズいな・・)
蕾を解しながら、佐々木は困ってしまう。
今井の嬌声と体をくねらせる姿に、佐々木の方もどうにも反応しそうになってしまうのだ。
(ダメだダメだダメだ!治療中なんだぞ!!どうする!!)
佐々木は自身を必死に叱咤しつつ、作業を続ける。
ようやく蕾が解れると、今度は使い捨て式のイチジク浣腸器を用意する。
「信幸・・・それじゃあ・・入れるからな。いいな?」
「う・・うん・・・」
佐々木はあらかじめ言っておくと、浣腸器の挿入管をゆっくりと押し込む。
適度な深さまで挿し込むと、ゆっくりと中身を注入し始めた。
「ひ・・・ひぃんっ!!」
少しずつ浣腸液が入って来る感覚に、今井は思わず声を漏らす。
ようやく挿入管が引き抜かれ、ホッとするも、今度は便意が襲ってくる。
「やぁぁぁん!!佐々木さぁんっ!!トイレ行かせてぇぇ!!」
「ダメだ」
「ええ!?どうしてぇ!!」
「4、5分くらいしないと薬がちゃんと効かないんだ。だから、辛いだろうが少し我慢してくれ」
「そ・・そんな~~~っ!!漏れちゃうってば~~!!!」
必死に叫ぶ今井だが、佐々木は我慢しやすいように最奥部に柔らかい紙を当てる。
同時により効果を出すために、「の」の字にお腹をマッサージし始めた。
「ひ・・ひぃん・・や・・やぁぁん・・」
ゴロゴロという音が響き渡り、さらに便意が強まってくる。
「ひぃん・・!!佐々木さぁんっ!!も・・もう・・我慢・・出来ないよぉぉ・・・」
今井の様子にそろそろだと思ったのか、佐々木は今井を抱きあげると、急いで連れて行った。
「あぅ・・あぅあぅぅ・・・・」
ようやくトイレから出ていた今井は、何だか憔悴したような感じだった。
「大丈夫か、信幸?」
「あぅぅ・・・。何か・・疲れたよおぉぉ・・・」
「そうだな。今まで大変だったんだ。今日はゆっくり休むといい」
そういうと、佐々木は今井を支えながら、部屋へと連れていった。
次の日・・・。
「やあんっ!只行ぃぃ・・。もっとぉぉ・・・」
全裸で四つん這いになり、後ろから佐々木に突かれながら、今井はそうねだる。
「もうこれで5回目だぞ。大丈夫か?」
今井に求められるのは嬉しいものの、今井が疲れてしまうのでは、と思わず佐々木は心配になる。
「これでも・・全然足りないよぉぉ・・。便秘で・・出来なかった分・・・欲しくて欲しくて・・たまらないん・・だからぁぁ・・・」
「わかったよ。それじゃあ、行くぞ」
佐々木は欲しくてたまらない今井の気持ちを察すると、さらに突き続ける。
その後、幾度も今井の嬌声が部屋に響きわたった。
―完―
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