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出来心とその果て(サムスピより:リムルル/レラ)



(サムスピを題材にした二次創作です。キャラのイメージが原作と異なっている可能性があります。許容できる方のみご覧下さい)


 「無駄よ。あなたでは・・勝てないわ」
冷静な声で言いながら、紫色の民族衣装に身を包んだ、アイヌらしい少女は、愛用の短刀を納める。
彼女の名はレラ。
アイヌの巫女であり、戦士でもあるナコルルの分身というべき存在だ。
先ほど、襲いかかって来た盗賊を、一刀の下に斬り捨てたところだった。
 「行くわよ、シクルゥ。無駄な時間を食ってしまったわ。急がないと、日が暮れてしまうわ」
パートナーである狼のシクルゥに声をかけると、レラは共に歩き出す。
人里まではまだまだ遠い。
日暮れまでには、屋根のある場所にたどり着くには、先を急ぐ必要があった。
 しばらく道を進んだ頃・・・・。
「何かしら?」
レラは、街道脇の木の下に、何かが蹲っていることに気づく。
いつもならば、無視してそのまま進むところだ。
だが、何か気にかかり、近づいてみる。
近づきつつも、レラはいつでも抜刀出来る体勢を取る。
旅人を襲う不埒な輩だったら、斬り捨てるつもりだった。
 「あら・・!?」
レラは、木の下に蹲っているのが、リムルルであることに気づく。
「リムルル・・!?しっかりしなさい!」
思わずレラは駆け寄り、助け起こす。
「お腹・・・空いた・・・・」
「全く・・・。仕方・・無いわね・・」
レラはため息をつきつつ、リムルルを助け起こす。
そして、リムルルを連れて、その場を離れていった・・・。


 「ふ~~。おいしかった~。ありがとう!レラさん!」
満足げな表情を浮かべて、リムルルはレラに礼を言う。
先ほどまで、茶店でレラにお茶と団子を食べさせてもらったのだ。
おかげで、体力も気力もすっかり回復していた。
「『ありがとう』じゃないわ。全く・・・お金を使い過ぎて、食べ物も買えなくなるだなんて・・・・」
礼を言うリムルルに、レラはお説教するように言う。
数日前、街でお金を使い過ぎて、食事も出来ない状態になったことを、リムルルから聞きだしていたのだ。
「ごめんなさい。街なんてあまり行かないから・・色々珍しくて・・」
レラにお説教されたのが効いているのか、リムルルはショボンとしてしまう。
「過ぎたことは仕方ないわ。次からは同じ失敗をしないようにしなさい」
「はーい!約束する!!」
レラの言葉に、リムルルは素直に言う。
 「リムルル、宿も取っていないのでしょ?取りあえず、一晩過ごせるところを見つけておいたわ。一緒に来なさい」
「本当!ありがとう!レラさん!!」
リムルルは礼を言うと、無邪気にレラについていった。
 数分後・・・・。
二人は街道から少し外れた、小さなお堂の中にいた。
屋根のあるところで寝られるように、予め見つけておいたものだ。
 「今日はここで寝るわ。適当に横になりなさい」
レラはそういうと、床に横になる。
「あの・・レラさん、傍で、寝てもいい?」
リムルルはおずおずと、レラにお願いする。
 「仕方ないわね・・・。今回だけはいいわ」
「えへへ!レラさん大好き!」
リムルルはそういうと、レラの傍に横になる。
 (全く・・・子供なんだから・・・)
そう思いつつも、レラも満更でもない気分だった。
ナコルルの半身であるゆえ、普段はナコルルの心の中から、見ていることしか出来ない。
かりそめとはいえ、自分の身体を得たからこそ、こうしてリムルルと触れ合える。
顔には出さないものの、レラはその悦びを噛みしめていた。
 「うう~ん。姉様ぁ・・・・」
ナコルルの夢を見ているのだろう、リムルルは寝言を言いながら、笑みを浮かべる。
そんな寝顔も、レラは可愛らしいと思う。
無意識のうちに、レラはリムルルを抱きしめていた。
 (ああ・・・!?自分の手で・・・リムルルを抱きしめられるなんて!?)
表情を崩さないものの、レラは喜びに身を包まれる。
だが、一旦触れると、もっと触れてみたくなる。
(ダメよ!?これ以上は!?)
レラは必死に、自身に言い聞かせる。
今、ここで耐えないと、人として、やってはならないことをしてしまいそうだからだ。
実際、片方の手が、リムルルのお尻に伸びかけていた。
 (ダメよ!?ダメ!?)
レラは必死に、自分を押さえつけようとする。
だが、ついに誘惑に屈してしまう。
レラはリムルルのお尻に手を伸ばし、触っていた。
 (あ・・・!?凄く・・・柔らかい・・・!?)
罪悪感と背徳感を覚えつつ、レラはリムルルのお尻の感触に興奮する。
だが、それも長くは続かなかった。
次の瞬間、リムルルは目を覚ましていた。


 数分後・・・・。
レラは正座した姿で、うなだれていた。
目の前には、リムルルが仁王立ちしている。
 「レラさん・・。一体、どういうつもりなの?人のお尻、触るだなんて」
当然ながら、リムルルは怒っていた。
「ごめんなさい・・・。あなたが可愛くて・・つい・・・」
「『つい』じゃないでしょ!幾ら可愛いからって・・女の子お尻触るなんて!変態じゃない!!」
謝るレラに、リムルルはそう言う。
「わかっているわ。謝って済む問題ではないけれど・・・あなたに許してもらえるなら・・何でもするわ」
「その言葉・・・本当?」
「ええ・・。本当よ」
リムルルは一瞬、考え込む素振りを見せる。
直後、こう言った。
「なら・・・・レラさん、今からお仕置きするわ。お尻出して」
リムルルの言葉に、レラは抵抗せず、素直にズボンを降ろして、自分のお尻をあらわにする。
「意外と・・素直ね」
「自分が悪いのは、わかっているわ。まぁ・・正直、恥ずかしいわ」
「それもお仕置きのうちよ。じゃあ、ここに乗って」
リムルルは正座すると、自分の膝を指し示す。
レラは一瞬、羞恥に顔を赤らめ、躊躇う素振りを見せる。
だが、すぐにリムルルの膝の上に、うつ伏せになった。
 「じゃあ・・・今からお仕置きするわ。覚悟してね」
リムルルの言葉に、レラは静かに頷く。
それを見ると、リムルルはゆっくりと手を振り上げた。


 バッシィィィンンン!!
「・・・・!!!!」
リムルルの平手打ちの一撃に、レラは思わず、苦悶の表情を浮かべる。
バシッ!バンッ!バアンッ!バシッ!バアンッ!
「・・・!・・・!・・・!・・・!」
リムルルは、レラのお尻に、容赦ない平手打ちを叩きつける。
そのたびに、レラの表情は苦痛に歪む。
 バシッ!バアンッ!ビダァンッ!バアアンッ!
「・・・!・・・!・・・っ!・・・ぁ!」
(本当に・・リムルルにお尻を叩かれてるのね・・)
お尻に感じる痛みに、レラはそのことを嫌というほど悟らされる。
 バシッ!バアンッ!ビダァンッ!バアアンッ!バシッ!バアンッ!ビダァンッ!バアアンッ!バシッ!バアンッ!ビダァンッ!バアアンッ!
「・・っ!・・・ぁ!・・・っ!・・・っ!」
お尻を叩かれるたび、レラは微かに苦痛の声を漏らす。
同時に、レラのお尻に、リムルルの赤い手形が浮かび上がる。
 バシッ!バアンッ!ビダァンッ!バアアンッ!バシッ!バアンッ!ビダァンッ!バアアンッ!バシッ!バアンッ!ビダァンッ!バアアンッ!
「まったく・・レラさん!何してるのよ!?」
レラのお尻を叩きながら、リムルルはお説教を始める。
 バシッ!バアンッ!ビダァンッ!バアアンッ!バシッ!バアンッ!ビダァンッ!バアアンッ!バシッ!バアンッ!ビダァンッ!バアアンッ!
「く・・!う・・・!あ・・・!ああ・・・!」
苦しくなってきたのだろう、レラの声は、苦痛の色が強くなってくる。
それに伴い、レラのお尻も、リムルルの手形が重なり、だんだんと赤く色づいてゆく。
 バシッ!バアンッ!ビダァンッ!バアアンッ!バシッ!バアンッ!ビダァンッ!バアアンッ!バシッ!バアンッ!ビダァンッ!バアアンッ!
「可愛いからって、女の子のお尻触るだなんて!サイテーじゃない!!」
リムルルは怒りを込めて、レラのお尻を叩く。
 「ご・・ごめん・・なさい・・。本当に・・・最低な・・ことを・・したわ・・」
苦しそうな息を吐きながら、レラは許しを乞う。
バシッ!バアンッ!ビダァンッ!バアアンッ!バシッ!バアンッ!ビダァンッ!バアアンッ!バシッ!バアンッ!ビダァンッ!バアアンッ!バシッ!バアンッ!ビダァンッ!バアアンッ!バシッ!バアンッ!ビダァンッ!バアアンッ!バシッ!バアンッ!ビダァンッ!バアアンッ!
「ひっ・・!あく・・!う・・!あなたと・・うう・・!ああして・・!くぅ・・・!触れ合える・・なんて・・・思っても・・見なかったわ・・!?くぅあ・・!?」
レラは苦痛に身をよじり、苦痛の声を漏らす。
それでも、必死にリムルルからの平手打ちに耐える。
 バシッ!バアンッ!ビダァンッ!バアアンッ!バシッ!バアンッ!ビダァンッ!バアアンッ!バシッ!バアンッ!ビダァンッ!バアアンッ!バシッ!バアンッ!ビダァンッ!バアアンッ!バシッ!バアンッ!ビダァンッ!バアアンッ!バシッ!バアンッ!ビダァンッ!バアアンッ!
「だから・・!ひっ・・!嬉しくて・・・!ああして・・しまったの!?うっく・・!本当に・・・ごめん・・なさい・・!!許して・・!!うう・・!?」
レラは目尻に涙を浮かべながら、許しを乞う。
「レラさん・・・・・」
リムルルはレラの姿に、邪な気持ちは無かったことを察する。
 「わかったわ・・・。レラさん・・・。今回は・・許してあげるわ・・」
「リムルル・・・・」
リムルルの言葉に、レラは安堵の表情を浮かべる。
「でも・・・次はないわよ。もし・・今度やったら・・・今日の十倍はお仕置きした上に、今度こそ嫌いになるわよ?」
「わかったわ。二度と・・しないわ。約束するわ」
リムルルはそう言うと、お尻を叩く手を止めた。


 「レラさん、大丈夫?冷たくない?」
冷やした手ぬぐいをレラのお尻に乗せながら、リムルルは尋ねる。
「ありがとう。これくらい、大丈夫よ」
レラは床にうつ伏せのまま、リムルルに言う。
 「まさか、リムルルにお尻を叩かれてお仕置きされるなんて・・・思いもしなかったわ」
「私も・・レラさんをお仕置きするなんて・・思わなかったわよ」
レラのぼやきに、リムルルはそう返す。
「でも・・リムルルのおかげで、人の道を外れずにはすんだわ。それは感謝しているわ」
「どういたしまして。レラさん、悪い子になりそうなときは、私が全力で止めてあげるわ」
「そうね。お願いするわ」
レラとリムルルはそんな会話を交わすと、お互いに笑みを浮かべた。


 ―完―

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ある男子高生の奇妙な冒険2(不二子/男子高生)



(ルパン三世を題材にした二次創作です。オリキャラも登場します。許容できる方のみご覧下さい)


 「誰が・・いいかなぁ・・・」
愛用のノートPCの画面をジッと見つめながら、理来(りく)は呟く。
PCの画面に映っているのは、様々な漫画やゲームの女性キャラ達。
「皆・・たっぷりと・・お仕置きしてくれそうだよねぇ。見てるだけで・・お尻が・・疼いちゃう・・・」
理来は画面を見ながら、自身のお尻を撫でさすり、想像を膨らませる。
理来は自他ともに認めるスパンキー。
普段からネットで、スパンキングを題材にした作品を見ては、自分がお仕置きされる想像を膨らませていた。
そんな日々を送っていたある日、理来はスパンキングを題材にした作品の世界へと行く能力を手に入れた。
その力を使い、理来は自身の好きなスパンキング作品の世界へと入り込み、お仕置きを受ける日々を送っていた。
今日も、その為にターゲットとなるキャラを見繕っているのである。
 画面を見ていた理来は、あるキャラに目を留める。
「そうだ・・。今回は・・この人にしよう!!」
理来は、ターゲットを極めると、そのキャラの画像を選んで、ボタンを押す。
直後、PCの画面が光ったと思うや、理来の姿が光に吸い込まれていった・・・。


 日本国内の某都市の駅構内・・・。
その一角に、理来の姿があった。
(あ・・!いたいた・・!!)
理来はターゲットを見つける。
理来の視線の先には、峰不二子の姿があった。
 (ああ・・!!本物の・・不二子だ!?)
不二子の姿に、理来は感動する。
(って感動してる場合じゃない!作戦開始!!)
理来は心の中で叫ぶと、不二子の後を追う。
 (誰か・・つけて来てるわね)
不二子は、理来が尾行していることに気づく。
(高校生くらいの子みたいだけれど・・何のつもりかしら?)
不二子は怪訝に思いつつも、気づかない振りをして、そのまま理来についてこさせる。
やがて、理来は尾行しながら、少しずつ不二子との距離を詰めてゆく。
 (今だ!!)
不意に、理来は不二子が抱えているカバン目がけ、突進する。
一瞬、不二子のカバンを奪い取るのに成功した。
だが、直後、不二子は足払いをかけて、理来を転ばせる。
同時に、理来は地面に押さえつけられ、そのまま気を失った。


 一時間後・・・・理来は不二子と二人きりで、ある部屋にいた。
理来は正座させられた状態で、不二子と向き合っている。
 「さてと・・・。あなた・・・何て名前かしら?教えなさい」
不二子は怒りをおさえながら、理来に尋ねる。
「はい・・。僕・・理来(りく)です・・・」
「ふぅん・・。理来・・あなた、何のつもりかしら?人のカバンをひったくるなんて」
「ご・・ごめんなさい・・・。つい・・魔が差して・・・」
「つい・・。人のカバンを取ろうとして・・そんな言い訳で許されると思ってるのかしら?覚悟しなさい!!」
不二子はそういうと、理来を膝の上に乗せる。
同時に、あっという間に理来のズボンを下着ごと降ろして、お尻をあらわにしてしまう。
 「あら?女の子みたいに綺麗なお尻ねぇ。妬けちゃうわね」
「ああ・・!み、見ないで下さい・・!?」
羞恥と密かな期待に、理来は身体を震わせる。
 「何言ってるのよ。人のカバンひったくっておいて、許されると思ってるのかしら?恥ずかしいのもお仕置きのうちよ」
不二子は理来にそういうと、ゆっくりと手を振り上げた。
 バッシィィィンンンン!!!
「あああんん!!??」
力強い一撃と共に、理来は背をのけ反らせ、悲鳴を上げる。
バシィンッ!ビダァンッ!バアアンッ!バシィンッ!ビッダァンッ!
「全く・・!悪い子ね!人のカバンをひったくるなんて!!」
理来のお尻を叩きながら、不二子はお説教を始める。
 バシィンッ!ビダァンッ!バアアンッ!バシィンッ!ビッダァンッ!バシィンッ!ビダァンッ!バアアンッ!バシィンッ!ビッダァンッ!バシィンッ!ビダァンッ!バアアンッ!バシィンッ!ビッダァンッ!バシィンッ!ビダァンッ!バアアンッ!バシィンッ!ビッダァンッ!
「あああんっ!痛ああっ!ひぃんっ!痛ああっ!ひゃあんん!!??」
(ああああんっっ!!想像以上おおお!!)
不二子の容赦ないお尻叩きに、理来は悲鳴を上げながらも、歓喜を覚える。
 「ひいいいんっ!ほ、ほんの・・出来心・・ひぃうんっ!?あああんっ!?」
理来は弁解をすようとするも、お尻を叩かれる悦びに、奇妙な悲鳴を上げてしまう。
「ちょっとお~、何変な声出してるのよ。まさか・・お尻叩かれて、感じてるんじゃないでしょうねぇ?」
そう言いながら、不二子は理来の男性器官を触ってみる。
 「ちょっと!?本当に興奮してるじゃない!?あなた変態なの!?」
明らかに興奮している理来の器官に、思わず不二子は言う。
「あああん!ご、ごめんなさいいい!あ、あなたに・・お尻叩かれてるって・・思うと・・興奮して・・きちゃってぇぇ・・・」
理来は弁解するが、それが不二子の怒りに火を注ぐ。
 「まぁ!?何ていやらしい子なの!?まさか私にお尻叩かれたくて、こんなことしたんじゃないでしょうね!?」
「ソ・・その・・通りですうう!!ご・・ごめんなさいいい・・」
「どういうことなの!?正直に説明しなさい!!」
「わ・・わかり・・ましたぁ・・・」
理来は自分がスパンキングマニア、特に叩かれる側に悦びを感じるスパンキーであることを話す。
そして、自分が好みのタイプの異性や同性にお尻を叩かれたい願望があること、それを叶えるために、不二子に手を出したことを告白する。
 「なるほどねぇ・・・。あなた、そんなにイケない子なのね!!だったら・・・望み通り、たっぷりとお尻ペンペンしてあげるわ!!もう嫌って思うほどにね!!」
不二子はそう言うと、さらなる平手打ちの嵐を降らせ始める。
バンバンバンッ!バンバンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンバンッ!
「わああああんんんん!!!さ、さすがに痛すぎるよおおおお!!」
集中豪雨のような、凄まじい平手打ちの嵐に、理来は絶叫し、両足をバタつかせる。
 「あらあら~?お尻ペンペン大好きなんでしょ~?遠慮なく、味わいなさいよ~」
不二子は笑みを浮かべながら、容赦なく理来のお尻を叩き続ける。
バンバンバンッ!バンバンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンバンッ!
「ああああんっ!ごめんなさいっ!ごめんなさいいい!も、もう・・お腹いっぱいですからああ!!許してーーーー!!!」
「はぁ?許すわけないでしょう!!私の気が晴れるまで、お尻ペンペンしてあげるわ!!覚悟なさい!!」
不二子はそう言うと、既に真っ赤な理来のお尻を容赦なく赤く染め上げてゆく。
バンバンバンッ!バンバンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンバンッバンバンバンッ!バンバンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンバンッ
「ああああーーー!!ごめんなさいごめんなさいごめんなさい~~~!!も、もうしませんから~~~!!」
その後、長い長い間、理来の悲鳴とお尻を叩く音が、響き続けた・・・。


 「ぼ・・僕は・・・お尻ペンペンが・・・大好きな・・・いやらしい子・・です。そんな・・イケない・・子なので・・・こんなに・・お尻が・・真っ赤になるまで・・・お尻・・ペンペン・・されました・・・」
不二子がデジカメを回す中、理来は真っ赤に腫れ上がったお尻と理来の顔がしっかり映った体勢で、カメラに向かって恥ずかしい台詞を言う。
 「今回はコレくらいで勘弁してあげるわ。もしまた私を怒らせる真似をしたら・・・今日の100倍はお尻ペンペンした上で、この動画もばら撒いてあげるわよ。わかった?」
「は・・はい・・!も、もうしません!ご、ごめんなさい!!」
理来の言葉に、ようやく不二子は理来を解放する。
 「うう・・・。予想以上に叩かれちゃったなぁ・・。お尻・・痛すぎるよ・・」
理来は歩きながら、自分のお尻をさする。
(今回はちょっとやり過ぎちゃったなぁ・・・。こんなに痛いと・・治るまでお預けだよ。また・・お尻ペンペンを楽しめるように・・上手く叩かれる量とかを調整しなきゃかなぁ)
お尻に感じるとてつもない熱さと痛みに、理来はそう反省する。
 (でも・・・どんなに泣いても謝っても許してもらえないで・・地獄のお尻ペンペン・・やっぱりイイよね!!こうやって・・・地獄のお尻ペンペンを味わうのも・・捨てがたいなぁ・・・)
やり過ぎと反省しつつも、理来はお尻を叩かれる悦びに、酔いしれていた・・。


 ―完―

カラスとくノ一(KOFより:キング/不知火舞)



(KOFを題材にした、二次創作です。許容できる方のみご覧下さい)


 「ハァ・・ハァ・・!」
荒い息を吐きながら、不知火舞は、目の前の相手をジッと睨みつける。
視線の先には、何とも異様な存在の姿。
空手着風の忍者服に鉤爪を仕込んだ手甲、首には髑髏を連ねた数珠もどきを身に着けた、首から下は屈強な男性。
だが、その頭は鳥だった。
しかも、信じられないことだが、仮面ではない。
本当に鳥の頭なのである。
彼?の名はジャズウ。
邪呀(じゃが)と呼ばれる、闇の忍者組織のボスであり、独自の忍術と妖術を使う、謎の存在である。
理由は分からないが、突然、乱入してきたのである。
 「クク・・!?もう・・終わりか?」
ジャズウは嘲るような声で挑発する。
「馬鹿にしないで・・!お化けカラスのくせに!?龍炎舞!?」
舞は思わずカッとなって、得意技の龍炎舞を繰り出す。
だが、ジャズウが受けた直後、ドロンと姿が消えてしまう。
ハッとした舞は思わず頭上を見上げる。
直後、急降下してきたジャズウの一撃に、舞は意識を失った。


 「悔しい~~~~っっっ!!!!」
舞はジョッキをテーブルに叩きつけるように置きながら、叫ぶように言う。
(あんな変なのに負けるだなんて・・!!屈辱だわ!?)
同じ忍術使いとして、あんなイロモノに敗北したのが、何よりも悔しくてたまらなかった。
 「舞、その辺にしておきな。飲み過ぎだよ」
女性格闘家仲間で、酒場の経営者であるキングが、舞のヤケ酒ぶりを見かねて忠告する。
「何よ~!キングさん、もう一杯くらい・・・」
「ダメだって。これ以上やったら完全に潰れるよ。アンディに迷惑かけてもいいのかい?」
「う・・。わかり・・ました・・」
アンディの名前を出され、舞は渋々、帰り支度を始める。
 「ちょっと待ちな。タクシー呼ばなくていいのかい?」
「平気です・・!歩いて・・ホテルまで帰れ・・ます・・!!」
思わず声をかけたキングに、舞はムッとした声と表情で返す。
「わかったよ。でも・・本当に気をつけなよ」
「わかって・・ますよ~~。じゃあ、さよなら~~」
不安が残るキングを尻目に、舞は店を後にした。


 「うう・・・。ちょっと・・気持ち・・悪く・・なって・・きた・・かも・・」
ホテルへ戻る途中、舞は公園で一休みする。
気分が落ち着くまで、一息つこうと思ったそのときだった。
不意に何やら騒がしい声が聞こえ、思わず舞は振り向く。
すると、カラスの群れが園内のごみ箱を漁っているのが見えた。
(何でこんなときに・・!?)
カラスを見ると、嫌でもジャズウを思い出す。
舞がさらに不快感を感じたそのときだった。
 (あら?)
ふと舞は、あるカラスがこちらを見つめていることに気づく。
(何かしら・・?気持ち悪い・・)
覗かれているような感覚に、舞は思わず薄気味悪くなる。
一刻も早くホテルへ帰ろう。
その思って、立とうとしたときだった。
 不意に、舞は例のカラスがいないことに気づく。
直後、頭上から石が落ちてきた。
とっさにかわすが、もし頭にまともに命中していたら。
そう思うとゾッとする。
だが、コトはこれで終わらなかった。
避けたところへ、今度は何か粘っこいものが顔に落ちてきたのだ。
 「な・・何よコレ!?鳥のフン!?いや!?汚・・!?」
思わず顔を顰め、頭上を見上げる。
すると、あのカラスが空中を旋回して、飛んでいるではないか。
飛びながら、カラスはこちらを馬鹿にした目で見下ろしている。
そして、見下ろしながら、立て続けに、フンを落としてくる。
「な・・何なのよ!?馬鹿にしてるわね!?鳥のくせに!?」
カラスのフン攻撃に、舞も頭に血が上ってしまう。
「食らいなさい!花蝶扇!!」
舞は扇子を投げつけるが、カラスはヒョイッとかわしてしまう。
それどころか、さらにもう一度、フンを落とされてしまう。
「ちょ・・!?コレ、アンディに買ってもらったのに!?よくも・・やってくれたわね!!!」
服を汚され、舞は完全に頭に血が上ってしまう。
からかうように逃げるカラスを追って、舞は元来た道を、走っていった。


 (大丈夫かねぇ・・?)
キングは舞の様子を思い返し、不安に駆られる。
(無理にでもタクシーを・・でも、そうしたら怒り出すかもしれないしねぇ・・。舞の知り合いも・・あいにく近くにはいないからねぇ・・・)
一段落したら、様子を見に行ってみよう。
そう考えたときだった。
 不意に、ドアが開いたかと思うや、何とカラスが飛び込んできた。
直後、それを追うように、舞も飛び込んでくる。
舞は見るからに興奮した状態で、店内にカラスの姿を見つけるや、問答無用で花蝶扇を繰り出す。
カラスは難なくかわし、その背後にいた客の顔面に、扇子が命中する。
扇子を食らった客は衝撃で倒れ込む。
だが、舞にはそれは目に入らない。
カラスを打ち落そうと、舞はさらに躍起になって、扇子を繰り出す。
そんな舞をからかうように、扇子をかわしながら、カラスは店内を飛び回る。
ますます舞はいきり立ち、さらに扇子を繰り出すが、全てかわされ、客やスタッフが犠牲になる。
これ以上見逃すわけにはいかない。
キングは興奮した舞の背後に回る。
舞は完全にカラスに気を取られているため、キングの接近に気づかない。
キングは舞の背後を取ると、渾身の蹴りを繰り出す。
鈍い音と共に、舞は床へ崩れ落ちた。


 「さて・・・随分、派手にやってくれたねぇ・・・」
腕を組み、仁王立ちした姿で、キングはジッと舞を見下ろす。
舞は気まずそうな様子で、床に正座させられている。
「う・・。あ・・あのカラスが悪いのよ!ひ、人のこと色々馬鹿にするから!?」
「カラスのせいにするんじゃないよ。カラスを追いかけ回すなんて、大人げないと思わないのかい?」
「う・・!?だけど・・!?」
「いい加減にしなよ。舞、アンタがカラス相手に暴れたせいで、どれだけ迷惑かけたか、わかってんのかい?たっぷりお仕置きしてやるから、覚悟しなよ」
その言葉を聞くや、舞は逃げ出そうとする。
 「ま~い~、どこ行くつもりだい?」
「キ、キングさん!?は、離して!!
「ダメだよ。こんなことした以上、お仕置きだ。子供みたいに、たっぷり尻叩いてやるから、覚悟しなよ」
目が笑っていない、恐ろしい笑顔で言うと、キングは舞を膝の上に乗せてしまう。
同時に、舞のお尻をあらわにすると、思いきり手を振りかぶった。


 バッチィィィーーーーンンンンッッッ!!!
「んっ・・!!??」
キングの本気の平手打ちが、舞のお尻に叩きつけられる。
 バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!
「く・・!う・・!く・・!くぅ・・!」
プロの格闘家である舞でも耐えがたい、強烈な平手打ちが、舞のお尻を容赦なく襲う。
バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!
「全く・・何やってんだいっっ!!」
お尻を叩きながら、キングはお説教を始める。
バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!
「く・・!う・・!キ、キングさん・・!や・・やめて・・!?」
お尻に与えられる痛みに顔を顰めながら、舞は懇願する。
 バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!
「やめて、じゃないだろう!?恥ずかしいと思わないのかい!?カラスを追っかけまわして、店であんなことやらかして、迷惑かけて!!」
「そ・・それは・・悪かったわ・・!?で・・でも・・あのカラス・・本当に・・」
「いい加減にしないかい!!何されたか知らないけど、動物のせいにするんじゃないよ!!舞が相手にしなきゃいいだけの話だろう?」
言い訳をする舞に、キングは厳しい表情で叱りつける。
 バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!
「だ・・だからって・・こんな・・子供・・みたいな・・ううっ!?ひいっ!?」
「舞が子供みたいなことして、皆に迷惑かけるからだろう?ははーん、どうやら反省が足りないみたいだねぇ」
キングはそう言うと、足を組む。
おかげで、舞はお尻を突き上げた体勢になる。
 「ま、待って!?キングさん待って!?」
舞は慌てる。
以前、クリスや包といった子供メンバーが、この体勢でキングにお仕置きされて、大泣きしたのを見ているからだ。
「ダメだよ。しっかり、反省しな」
キングは非情な声で言うと、手を再び振り下ろす。
 バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!
「きゃあああああ!!い、痛ったぁぁぁいいいい!!」
本気モードのキングの平手打ちに、舞は絶叫する。
バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!
「いやぁぁぁぁ!!キングさんっ!!ごめんなさいっ!ごめんなさいっ!わ、私か悪かったからっっ!!許してぇぇぇ!!ごめんなさぁぁぁいいい!!」
「ダメだよ。悪い子だったんだから、たっぷりお仕置きだよ」
「そ・・そんなぁぁぁ!!!いやぁぁぁl!!!」
その後、小一時間に渡り、舞の悲鳴がバーに響いていた・・。


 「うう・・!?」
舞は羞恥に顔を顰めながら、店前にジッと立っていた。
真っ赤に腫れ上がったお尻をさらし、背中に『私はカラスを追い回して、店内で暴れた悪い娘なので、お尻ペンペンのお仕置きをされました』という恥ずかしい札を下げさせられていた。
(どうして・・こんな羽目になるのよ~~!!??)
通行人の好奇の目を感じながら、舞は涙が出そうになるのを必死に堪えていた。


 「クク・・!?上手く・・行った・・・」
近くの屋根に止まっていたカラスが、ほくそ笑みながら、何と人語で呟いた。
カラスの正体はジャズウ。
得意の妖術でカラスに化け、舞をからかったのである。
「クク・・。面白いモノ・・見れた・・・。もう・・用は無い・・」
そう言うと、ジャズウはカラスの姿のまま、飛び去った。


 ―完―

マチュアの受難(ルガール/マチュア、KOFより)



(KOFを題材にした二次創作です。時雨三世様のGRORY GROUNDとリンクしています。許容できる方のみご覧下さい)


 日本と中国に近い公海域を航行する巨大な空母ブラックノア。
その執務室に、持ち主であるルガール・バーンシュタインの姿があった。
傍らには、秘書であるマチュアの姿もある。
マチュアはスケジュール表を片手に、今週の取引や商談の予定を主人に説明している。
 「明日、中継基地用の島にて日本の芹沢組組長との商談がAM10:00より入っております・・・」
「明日か・・。ならばもう島には入っているな?」
「はい。先ほど島の管理者に確認したところ、既に部下やボディーガードらと共に入島しております。接待役の者らが対応しております」
「そうか・・。芹沢組は日本での重要な取引相手だ。粗相のないように丁重にもてなすのだ」
「はっ。承知しております」
「ならばよい。そういえば・・同じ日にチャイニーズマフィアとの取引も入っていたはずだな?」
「はい。現在、芹沢組と対立・抗争関係にある組織です」
「わかっているだろうが・・くれぐれも芹沢組との間でトラブルが起こるようなことが無いようにするのだ」
「それも承知しております」
「ならばよい。任せたぞ・・」


 当日・・・・ルガール所有の島・・。
島の一等地にある大きなホテル。
商談用の応接室へと向かう廊下に、その男の姿があった。
男は日本人で、岩のようにがっしりした身体を和服に包んでいる。
その傍らでは、スーツ姿の男が秘書のように控えていた。
和服の男は芹沢鴨継(せりざわかもつぐ)。
日本屈指の広域暴力団・芹沢組の組長である。
傍らに控えているスーツの男は、組織のナンバー2である新見錦助(にいみきんすけ)だった。
ボディーガード役の組員達に取り囲まれながら、芹沢と新見は、応接室へと向かってゆく。
ボディーガード達は言うまでもなく、芹沢らも、廊下を進みながら、油断なく周囲を見回す。
裏社会の住人である彼らにとって、裏切りや騙し討ちは日常茶飯事。
また、ここには対立組織も取引に訪れている可能性もある。
もしもに備え、一行は警戒しながら、目的の場所へと進んでゆく。
やがて、T字路へとさしかかった、そのときだった。
 まさに曲がろうとしたそのとき、向かうの廊下から、やってくる一団の姿があった。
「あいつら・・!?」
護衛役の組員、そして新見の表情が険しくなる。
芹沢達の前に現れたのは、中国系の男達。
彼らはいわゆるチャイニーズマフィア。
それも、芹沢組と対立関係にある組織だった。
 「貴様ら・・・。どこに行くつもりだ?」
「貴様らに答える義理など無い。どけ!」
芹沢組、チャイニーズマフィア、双方とも喧嘩腰な態度で、相手に言う。
 「そうはいかん。貴様らに・・邪魔をされるわけにはいかんのでな・・・。それに・・貴様ら相手に引いたとなれば・・・極道商売は終わりなんでな・・!!」
「そいつは・・こっちの台詞だ!?」
芹沢組、マフィア双方とも、拳を構える。
トラブルを予防するため、入島する際に、武器類は全て取り上げられているからだ。
やがて、双方から雄たけびのような声が上がる。
直後、互いに相手目がけ、襲いかかっていった。


 「あら・・・!?」
商談の予定を確認していたマチュアは、一瞬目を疑う。
芹沢組と対立組織のチャイニーズマフィアが、同じ時刻に入っているからだ。
(まさか・・・そんな・・・)
すぐに手を打たねば大変なことになりかねない。
机上の電話を取ろうとした、まさにそのときだった。
 「た、大変です!!??」
乱暴にドアが開くと同時に、息せき切って、部下が駆け込んできた。
「どうしたのかしら?」
冷静な口調で尋ねるマチュアだが、本人も気が気ではない。
「いいい、一大事です!?芹沢組とチャイニーズマフィアが、廊下で大喧嘩しています!!」
部下の報告に、マチュアが目の前が一瞬真っ暗になる。
だが、すぐに我に返る。
「武装兵を至急集めなさい!ルガール様にもすぐに報告を!!」
マチュアは部下に命令を下す。
そして、部下の後を追うように、部屋を後にした。


 武装兵と共に駆けつけたマチュアの目の前には、地獄絵図が広がっていた。
廊下の至るところに、チャイニーズマフィア達の遺体が転がっている。
対して、芹沢組側は、負傷した者はいるものの、全員が生きていた。
 「や・・やへ・・やへれく・・!?」
必死に命乞いをするチャイニーズマフィア側の頭目を、芹沢は頭を踏みつけたまま、冷ややかな目で見下ろす。
直後、何のためらいもなく、それこそハエや蚊をハエ叩きで潰すように、男の頭を踏み砕いた。
その周囲でも、新見やその他の部下達が、次々とマフィア側に素手で止めを刺している。
 「何をしているの!?やめなさい!!」
武装兵達を背後に控え、マチュアが命令する。
そんなマチュアに対し、芹沢が振り向く。
「貴様・・・。ルガールの秘書だな?」
「ええ。それがどうかしましたかしら?」
芹沢の身体から発せられる怒気と殺気に、マチュアは背筋が寒くなりそうになる。
「ルガールに伝えろ。取引は・・キャンセルだ。おい、貴様ら。帰るぞ」
芹沢はそう言い捨てると、マチュアたちに背を向け、部下達と共に立ち去ってゆく。
マチュアは声をかけようとしたが、芹沢の怒気と殺気に、完全に気圧されてしまう。
そのまま、呆然と去りゆく芹沢一行を見送ることしか出来なかった・・・。


 一時間後・・・・。
執務室に呼び出されたマチュアは、ルガールの全身から、怒気がキャンプファイヤーのように噴き出しているのを察する。
 「何故、呼ばれたか、わかっているな?」
「はい・・!芹沢組との取引の件ですね・・!?」
「さすがにわかっているか・・。一体、どういうつもりだ?対立組織同士をバッティングさせるなど・・!?」
怒りがにじみ出ている口調で、ルガールは尋ねる。
 「も・・・申し訳ございません!?て・・手違いを・・してしまいました・・!?」
「『手違い』?それで済むと思っているのか?重要な商談が、台無しになったのだぞ?」
「本当に・・申し訳ございません!!どのような・・処分も・・お受け・・いたします!!」
「よい覚悟だ・・。ふぅむ・・どうしてやろうか・・」
ルガールは考え込む素振りを見せる。
そんな主の様子を、マチュアは緊張した面持ちで伺う。
 「ふむ・・。良いことを思いついた・・。マチュア・・」
「は・・はい・・!?」
ルガールの微笑に、マチュアは緊迫する。
「自分でズボンを降ろして・・尻を出せ。そして・・私の膝の上に来るのだ」
「な・・何故・・そのようなことを?」
マチュアは恐る恐る尋ねる。
嫌な予感がこれでもかとする。
そして、その予感は最悪な形で当たった。
「何故だと?今から君の尻をたっぷり叩いてやるからだ」
「そんな・・!?まさか・・・本気なのですか!?」
マチュアは思わず言う。
まさか、そんな子供のような罰だとは思わなかったからだ。
 「私が冗談を言うと思うか?それとも・・・剥製にされたいか?」
笑顔で言うルガールに、マチュアはゾッとする。
ルガールには倒した相手を、男ならば銅像に、女性ならば剥製にする、という猟奇的な趣味があるのを知っているからだ。
だから、本気で剥製にしかねない。
そんなおぞましい目に遭うくらいなら、自分のお尻を差し出す方がまだマシだった。
 「わ・・わかりました・・!?お、仰るとおりに・・いたします・・!!」
マチュアは言われた通り、自分でズボンを降ろす。
そして、下半身は下着のみの姿になると、主のそばへと行く。
 「さて・・・。まず、最初に自分で仕置きのお願いをするのだ。『どうか、ミスをした私の尻を叩いて下さい』とな」
「そんな・・・!?」
あまりに恥ずかしい命令に、マチュアは拒否しそうになる。
だが、ルガールの身体から発せられる殺気に、その言葉も立ち消える。
「ル、ルガール様・・!ど・・どうか・・ミスをした・・わ、私の・・お尻を・・た・・叩いて・・下さい・・!!」
マチュアは恥辱に顔を赤らめながら、命令通りにする。
「いいだろう・・。では・・膝に乗れ」
「は・・はい・・!?」
マチュアはおずおずと、膝に乗る。
 「ふふ・・。無様だな。30近くになって、幼稚園児のように尻を叩かれることになるとはな」
「ル、ルガール様が・・させているのでは・・ないですか・・!?」
「君がミスをしたからだろう。フフ・・では、行くぞ」
ルガールはそういうと、ゆっくりと手を振り上げた。


 バシィーーーーンンンッッッ!!!
「くうううっっっ!!」
強烈な打撃に、思わずマチュアは苦痛の声を漏らす。
 バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!
「う・・!うぅ・・!あ・・!う・・!あ・・!」
ゆっくりと、重い一撃が、着実にマチュアの成熟したお尻を捉える。
下着の上からにも関わらず、赤い手形が刻みつけられ、幾重にも重なって、お尻を赤く染めてゆく。
 バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!
「全く・・。無様な姿だな・・・」
お尻を叩きながら、ルガールは言葉でも秘書を責め始める。
 バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!
「ううっ・・!ああっ!あっ!きゃああ!ああっ!うっ!ああっ!!」
お尻に与えられる耐えがたい苦痛に、マチュアは悲鳴を上げる。
 バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!
「幼児のように尻を叩かれ、子供の用に悲鳴を上げるとはな。恥ずかしく無いのか?」
「うう・・!?ル、ルガール様が・・なさったのでは・・ない・・ですか・・!?」
マチュアは思わず主人に抗議する。
「君が組織に損害を与えるミスをしたからだろう?せいぜい、反省するがいい」
バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!
「きゃああ!ル、ルガール様!?も・・もう・・お許し・・下さい・・!!」
マチュアは目尻に涙を浮かべながら、懇願する。
既にお尻はサルのように真っ赤に染め上がっていた。
「許す?何を言っているのだ?組織が受けた損失は大きいぞ。この程度で済むと思ったら、大間違いだ」
バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!
ルガールはさらにマチュアのお尻を叩く。
「いやぁぁぁぁあ!!!だ・・誰か・・きゃあああああ!!!」
その後、長い長い間、マチュアの悲鳴と、お尻を叩く音とが、執務室に響いていた・・・。


 ―完―

癇癪と家出(ドリフターズより:アナスタシア/ジャンヌ)



 (『ドリフターズ』を題材にした二次創作です。キャラのイメージが原作と異なっている可能性があります。許容出来る方のみご覧下さい)


 (私の馬鹿・・!!)
ジャンヌ・ダルクは後悔の念に苛まれていた。
(何で・・あんなこと・・・したんだよ!?)
ジャンヌは数時間前の自分の振舞いを振り返り、歯噛みせずにはいられなかった。


 数時間前・・。
「あーもうっ!違うっ!違うって言ってるだろうっっっ!!」
ジャンヌはゴブリン兵達に向かって、苛立ちのあまり怒鳴りつける。
「どうして私の言ってる通りにしないんだ!?何度言わせる!?」
オーク兵達相手に訓練をしているのだが、教えた通りに出来ないため、苛立っているのだ。
「お前ら・・!私を女だと思って馬鹿にしてるのか!?」
怒りのあまり、彼女は発火能力を発動させかける。
 「ジャンヌ、どうした?落ち着け?」
そこへ、彼女に付き従う巨漢、ジルドレが現れ、落ち着かせようとする。
「ジルッ!こいつらが私の言うことを全然聞かないんだ!?」
「落ち着け、聞いていないわけではない。こいつらは先日入ったばかりの新兵達だ。上手く出来なくても仕方が無い」
怒りを爆発させかけるジャンヌを、ジルは必死に宥める。
 「でも・・・」
「ジャンヌ、彼らは皆黒王(こくおう)様から預かった兵士たちだ。勝手に何かしていい存在では無いぞ?」
ジルは彼らの主である黒王の名を出す。
その名に、ジャンヌは渋々ながら引き下がる。
「く・・!ちょっと・・頭冷やしてくる・・・」
「わかった。後は俺が引き受ける」
ジャンヌは気まずそうに言うと、その場を後にした。
 (あれじゃ・・子供みたいじゃないか・・・)
癇癪を起こした自分の振舞いを振り返り、ジャンヌは恥ずかしくなる。
(新兵相手にあたり散らして・・・みっともない・・)
彼女とて年頃の若い女性。
それなりに羞恥心などもある。
そのとき、ふと、軍旗らしきものが目に入った。
 (あの旗・・・!?)
旗に描かれた『誠』の一文字にジャンヌの表情が険しくなる。
(何でよりによって私の軍の近くでアイツが訓練してるんだ!?)
ジャンヌは軍旗の主である土方歳三の無口な顔を思い出し、歯噛みする。
離れようとするが、気になるのだろう、無意識に土方軍の方へと近づいていってしまった。
 (やっぱり・・凄い・・!?)
訓練の様子を見ながら、ジャンヌは感嘆していた。
土方の訓練の仕方は、隅々まで統率が行きとどいている。
そして、何よりも、自分の軍よりもずっと先進的で洗練されていた。
 (凄い・・・!凄いけど・・く・・悔しいっっ!?)
ジャンヌは敗北感と悔しさがこみ上げてくる。
自分もかつて、オルレアンの乙女と呼ばれ、軍を率いて戦った。
女でありながら、兵士達を率いて戦ったからこそ、軍を率いること、組織を作ることのむずかしさがよくわかる。
 (ジルがいるのに!?何でアイツはあんなに上手いんだよ!?)
ジャンヌは悔しさで何度も地面を殴る。
ジルは確かに当時の優れた軍人だった。
その指揮・指導あって、ジャンヌの軍も強い。
だが、土方は彼女達よりずっと未来の人間。
元々組織作りに長けた人物の上、函館戦争などで近代軍隊を身を以って知っているから、ジャンヌの軍よりもずっと先進的な軍を育成することが出来る。
それが自分の素人さや未熟さを見せつけられているようで悔しくてたまらない。
 (悔しい!?悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい!!こんな思いするなら・・全部・・全部全部燃えてしまえ!!)
悔しさのあまり、ジャンヌは発火能力を発動し、土方軍めがけて炎を放ってしまう。
 (しまった!?)
数名のゴブリン兵が炎で負傷したのを見るや、ジャンヌはハッとする。
敵かと土方軍が騒然としそうになる中、慌ててジャンヌは逃げ出した。


 (本当に・・馬鹿・・!私の馬鹿・・!!)
再び、ジャンヌは自分を罵る。
(本当に・・子供じゃないか・・これじゃ・・・)
土方の軍に悔しがり、危害を加え、慌てて逃げ出す。
癇癪を起こして家出をした子供みたいで、情けなくて恥ずかしい。
 (帰らないと・・でも・・・)
帰れば理由を聞かれるのは間違いない。
だが、こんな子供っぽい理由などと、とても言えない。
恥ずかしさと、帰らねば、という気持ちにジャンヌは板挟みになってしまう。
 「ジャンヌ・・!!ジャンヌ・・・!!」
不意に聞き覚えのある声に、思わずジャンヌはハッとする。
「ジル・・!?あ・・・!?」
思わず呼びかけ、顔を出したが、ジルと一緒にいる人物の姿に、思わず声を上げる。
 「な、何で土方がいるんだ!?」
ジャンヌは土方を指差しながら、叫ぶように言う。
「ジャンヌを探すのに協力してもらった。さぁ、ジャンヌ、帰ろう」
「い、嫌だ!わ、私は帰らない!!」
土方の姿に、ジャンヌは思わずそう言ってしまう。
 「ジャンヌ、何故そんなことを言う?皆も探しているぞ」
「う、うるさいっ!か、帰らないと言ってるだろう!?」
感情のあまり、ジャンヌは発火能力で二人を遠ざけようとする。
大人しく言うことを聞かないと判断したのだろう、土方は新撰組隊士の幻影を呼び出し、自らも斬りかかる。
 「く・・!ジルッ!?何で・・・!?」
とっさに土方の攻撃を防ごうとしたそのとき、背後からジルドレが押さえにかかる。
「すまない、言い訳は後でする」
そういうと、ジルドレはジャンヌを気絶させた。


 「目が覚めたのか」
目を覚ましたジャンヌの耳に入って来たのは、ジルの声。
安堵するジルとは対照的に、ジャンヌの表情は不機嫌になる。
 「何でいるんだ?」
「看病をしていた。先ほどはすまなかった」
力づくで押さえ、気絶させたことをジルは謝る。
「うるさいっ!言い訳なんか聞きたくないっ!!出て行けっ!出てけよっ!!」
「しかし・・・」
「うるさいっ!!放っておいてくれっ!!土方のところにでも行けっっ!!」
ジャンヌは今にも炎を出しそうになりながら、叫ぶように言う。
その様子に、自分がいるのはまずいと判断したジルは、やむなく部屋を後にした。
 「クソ・・・!」
ジャンヌは苛立つ。
(また・・これじゃ子供じゃないか!?)
ジルは悪くないのはわかっている。
だが、土方と一緒に来たこと、自分が抵抗したからとはいえ、土方に味方して一緒に自分を気絶させたことが許せないのだ。
子供っぽい癇癪、ワガママなのはわかっているが、それでも許せなかった。
 悶々としているところへ、不意にドアが開く。
「何しに来たんだ?」
現れた長髪の女性、アナスタシアを、ジャンヌは不機嫌な表情で出迎える。
 「様子を見に来たの。ジルドレに頼まれてね」
「余計な・・ことを・・!!焼いてやる!!」
思わずカッとなって、ジャンヌは言う。
 「ジャンヌ、それよりもまず、皆に言うことがあるはずよ?」
「な、何のことだ!?」
「決まっているでしょう?皆に謝りなさい」
アナスタシアの言葉に、ジャンヌは反発する。
 「ふ、ふざけるな!な、何で私が謝らなきゃいけないんだ!?」
「当然でしょう?土方軍の兵士達に怪我を負わせた上、勝手に軍を飛び出したのよ?そんなことが許されると思うの?」
アナスタシアの言葉に、ジャンヌは言葉に詰まる。
正しいのはわかっているからだ。
だが、それでも素直に従うのは嫌だった。
 「い、嫌だ!絶対に!?」
「そう・・。なら、仕方ないわね」
アナスタシアはため息をつくと、ジャンヌの手首を掴む。
「何をする!?」
とっさに抵抗しようとするが、アナスタシアは身体から吹雪を放つ。
おかげで、抵抗もままならず、そのまま膝の上に乗せられてしまう。
 「しっかり、反省しなさい」
アナスタシアはそう言うと、手を振り上げた。


 パシーンッ!!
(な、何だっ!?)
突然、お尻に痛みを感じ、ジャンヌは困惑する。
パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!
たて続けにお尻に痛みを感じ、ジャンヌは振り返る。
すると、アナスタシアがお尻を叩いているのが見えた。
 「な、何をしてるんだよ!?アナスタシア!?」
「決まっているでしょう?お仕置きをしているのよ」
お尻を叩きながら、アナスタシアはそう言う。
 「ふ、ふざけるなよ!?な、何で私がお尻なんか叩かれなきゃいけないんだよ!?わ、私は子供じゃない!?」
反発するジャンヌに、アナスタシアは冷ややかに言う。
「兵士達を傷つけて、勝手に軍を飛び出すのが大人のすることかしら?自分が悪いのに謝れないのなら、子供よ。子供には子供のお仕置きがふさわしいわ」
反発するジャンヌに、アナスタシアはそう言うと、平手を振り下ろす。
 パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!
「くそっ!やめろっ!やめろっ!やめろって言ってるだろうっっ!!」
お尻を叩き続けるアナスタシアに、ジャンヌは反抗する。
 パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!
「くそっ!やめろっ!やめろよっ!?消し炭にしてやるからな!?」
「やりたければどうぞ?でも、いいのかしら?そんなことをすれば、皆駆けつけてくるわよ?子供みたいにお尻をぶたれて叱られている姿を見られてもいいのかしら?」
「う・・・!!??」
アナスタシアの言葉に、ジャンヌは詰まってしまう。
こんな恥ずかしい姿、他人には見られたくない。
悔しいが、ばれないために、やむなくジャンヌは抵抗を諦める。
そこへ、アナスタシアは平手を振り下ろす。
 パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!
「全く・・何を考えているの?」
お尻を叩きながら、アナスタシアはお説教を始める。
 パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!
「土方の兵達を傷つけて、勝手に飛び出して。皆にどれだけ迷惑をかけたと思っているの?」
弾けるような音と共に、アナスタシアはお説教を続ける。
 パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!
「う、うるさいっ!か、関係無いだろう!?」
パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!
「そうじゃないわ。ジルドレが来たの。『ジャンヌがいなくなったらしい。探すのを手伝ってくれないか』ってね。本当にあなたのことを心配していたわよ?」
「く・・・・!?」
ジルドレのことを聞き、ジャンヌはさすがに罪悪感を覚える。
だが、それでもお仕置きをされている屈辱から、反発する。
 「う、うるさいっ!か、関係無いだろう!?そ、それにジルが勝手にしたんじゃないか!?わ、私が頼んだんじゃない!?」
ジャンヌの態度に、アナスタシアの表情が険しくなる。
 「ジャンヌ・・いい加減にしなさい。少しは反省したらどうなの?」
「う・・うるさいって言ってるだろう!?何様のつもりなんだよ!?黒王様でもないくせに!?人を馬鹿にしやがって!!」
「そう・・。この程度では足りないようね・・」
アナスタシアはそう言うと、ジャンヌのスカートを捲り上げ、下着を下ろしてお尻をあらわにしてしまう。
 「な、何をするんだっ!?」
「子供なあなたにしっかりと反省させてあげるわ。覚悟しなさい」
アナスタシアはそう言うと、裸のお尻目がけ、思い切り手を振り下ろす。
手を叩きつける瞬間、お尻に冷気を思い切り吹きつけた。
 バシーンッ!
「ぎゃあああああ!痛寒熱ぃぃぃぃぃ!!??」
人間などあっという間に凍りついてしまう冷気の平手打ちに、ジャンヌは絶叫する。
バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!
「ぎゃああっ!痛いっ!熱いっ!冷たぁぁいいっっ!!」
叩かれながら、凄まじい冷気をお尻に当てられ、ジャンヌは両脚をバタつかせる。
 バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!
「やめろっ!やめろよぉぉぉ!!やだっ!痛いっ!熱いっ!冷たぁぁいっっ!!」
あまりの苦痛に、ジャンヌは泣き叫ぶ。
バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!
「やだやだあっ!やめろよぉぉぉ!熱いっ!痛いっ!痛い痛い痛い熱い寒い熱い冷たぁぁぁいいいっっ!!」
その後、泣き叫ぶジャンヌの悲鳴が響き続けた。


 「痛ぁぁい・・・寒いぃぃ・・冷たぁぁい・・熱いぃぃ・・・」
全身を震わせて、ジャンヌは泣いていた。
お尻は今や痛々しい状態になってしまっている。
「も・・もう・・やだぁぁ・・・やめて・・やめてくれよぉぉ・・」
許して欲しくて、ジャンヌは必死に懇願する。
 「何を言っているの?勝手なことをして迷惑をかけて。その上で逆ギレなんかして。そんな悪い子がこの程度で許してもらえると思ったら、大間違いよ」
相当怒っているのか、アナスタシアは容赦ないことを言う。
「う・・うえ~~んっっ!!」
もはやプライドも何も無く、ジャンヌは子供のように泣く。
 「く、悔しかったんだよ!?ひ、土方が私よりずっと凄い軍を作ってるのが!?そ、それにジルがアイツと一緒になって、私を押さえたりしたのが!?」
泣きながら、ようやくジャンヌは理由を言う。
「全く・・・。もう・・二度としないわね?」
呆れたようにため息をつきつつ、アナスタシアは尋ねる。
ジャンヌは必死に首を縦に振って約束すると、ようやくアナスタシアは手を下ろした。


 「痛っ!痛ぁぁぁ!も、もう少し優しくしろ!?」
「す、すまない。沁みたか?」
文句を言うジャンヌに、ジルは薬を塗りながら、心配そうに声をかける。
 「あ、当たり前だろ!散々冷気当てられて叩かれたんだぞ!?」
「そうだな。災難だったな」
「うう・・。元はといえばジルのせいだぞ!責任取って、土方より強い軍を造れ!!」
「わかった。ジャンヌの望み通りにしよう」
「絶対だぞ!?嘘ついたら灰にして空に飛ばしてやるからな!?」


 「全く・・・。元はといえば自分が土方の軍に嫉妬して家出したのが原因でしょう」
廊下へと聞こえてくるジャンヌとジルのやりとりに、アナスタシアは呆れたように言う。
 「おやおや?ジャンヌのことが気になりますか、皇女(アナスタシア)様?」
常にそばに控えているラスプーチンが、揶揄するように言う。
 「別に気にしてなどいないわ」
「そうですか?手のかかる妹に心配させられて、本気で怒った姉という感じでしたがね、あのお仕置きは?」
「気にしてなどいないと言っているでしょう?」
「まぁそういうことにしておきましょう」
そんな会話を交わしながら、二人は廊下を歩いていった。


 ―完―

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