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門限騒ぎ(SO2より:ルシ/アシュ、悪魔&神父パロ、BL・ハード要素あり)



(SO2を題材にした二次創作で、悪魔&神父パロです。BL・ハード要素もあります。許容出来る方のみご覧下さい)


 (遅くなっちゃったなぁ・・・・)
レオンはそんなことを考えながら家路を急ぐ。
いつものようにアシュトンの教会に遊びに来ているうちについつい遅くなってしまったのだ。
(早く帰らないとママ達心配しちゃうよね)
気持ちが急くせいか、自然と足が早くなる。
 レオンが家路へと急いでいると、不意に向こうから男がやって来る。
(な・・何あれ?)
薄暗い中に微かに見える男の姿にレオンは思わず引きかける。
黒メガネにマスク、ロングコートといかにも怪しいオジサンという感じだった。
(さっさと通り過ぎちゃおう)
そう思ってレオンがいささか距離を取りながら男の横を通り過ぎようとしたときだった。
 突然、男がコートを思い切り開いて中身をレオンに見せつけた。
「う・・・うわあああああああ!!!!!!!!」
レオンは目の前に突きつけられたものに絶叫する。
サングラスの向こうでレオンのそんな姿に思わず男はニヤリとほくそ笑む。
さらに、変質者がすかさずレオンに詰め寄ろうとしたときだった。
 不意に別の足音らしいものが聞こえてくる。
誰か来ると判断するや、慌てて変質者はその場を去って行った。


 「ってことがあったんだな・・・」
「うわ・・・そりゃレオンも災難だったね・・・・」
翌日、教会にやって来たクロードの話にアシュトンは思わず顔を顰める。
「幸い見周りの兵士が声を聞きつけて駆けつけたんで、相手も逃げていったんだけど・・・」
「でもレオンも怖かっただろうね」
「うん。僕も後で様子を見に行こうと思ってるんだ」
「そうだね。僕も後で見に行ってみるよ。でも・・怖いねぇ。子供にそんなことする人がいるなんて・・・」
「うん。ここには近所の子もよく遊びに来るからアシュトンもよく気をつけててくれるかい?」
「わかったよ」
「それじゃあ僕は見周りの仕事があるから、もう行くよ」
そういうとクロードは立ち去る。
 (レオンに・・おいしいお菓子でもつくって持って行ってあげようかな・・)
そんなことを考えながら奥へ戻ろうとしたときだった。
「あれ?どうしたの?ルシフェル?そんな顔して?」
アシュトンはルシフェルが凄まじい表情でこちらを見つめていることに気づく。
「アシュトン!?」
「わわっ!、な、何!?」
猛烈な勢いで近づいてきたかと思うや、鼓膜が破れんばかりの声で呼びかけて来たルシフェルに、アシュトンは思わず引く。
 「今の話は本当か!?」
「え?今の話って?」
「変質者が出たとかいう話だ!!」
「う・・・うん・・・。そうだけど・・・」
「そうだけどではない!!アシュトン、何をそんな他人事のような顔をしている!?」
「な・・何・・。まさか・・・僕が襲われるとでも思ってるの?」
ルシフェルの様子から、恐る恐るアシュトンは問いかける。
 「決まっていよう!お前のように若くて美しいのならば襲われてもおかしくなかろうが~~~~~~~~~!!!!!!!!」
ルシフェルは心底からの叫び声を上げながら言う。
「そ、そんなことあるわけないじゃない。そ、そりゃあレオンが襲われかけたけど・・子供だからじゃない。お、大人の僕なんて狙ったり襲ったりするわけがないじゃないか」
「ええい!それはお前に危機感が無いだけだ!!そうだ・・。暗くなったら出歩くのは危ないな・・・・。よし!アシュトン!門限を決めよう!!」
「え・・・ええ!?ちょ・・ちょっと・・・」
「何時がいいか・・・。暗くなればすぐに危ない・・。よし!5時にしよう!」
「ま、待ってよ!ルシフェル!」
「何だ?嫌だというのか?」
「当り前じゃないか!僕だって子供じゃないってば!それに・・・・5時なんて困るよ!」
「何を言うか~~~!!!変質者に襲われてからでは遅いのだぞ~~~!!」
「大人の僕が襲われるわけがないじゃない!心配性なのもいい加減にしてよ!!」
「むぅぅ・・。ならば仕方ない・・」
ルシフェルはおもむろにアシュトンの手首を掴むや、近くの長椅子に腰を降ろしながらアシュトンをグッと引き寄せる。
 (ま、まさか!?)
普段の経験からアシュトンはルシフェルの目的を察知する。
あっという間に膝の上に載せられ、お尻をあらわにしたかと思うや、ルシフェルは思いっきり手を振り下ろした。
 バッシィィィ~~~ンッッッ!!!
「いっ・・たぁぁ・・・・」
(や・・やっぱり~~~。お尻叩いてでも約束させる気なんだ~~~)
痛い平手に、アシュトンは確信する。
 バッチィィ~~ンッ!!バンッ!バア~ンッ!バッシィィ~~ンッ!
「痛っ!痛あっ!痛いよルシフェルッ!!」
「ならば門限は5時と約束するか?」
「そ・・それは・・・」
「では・・仕方ない・・。アシュトンがそう言うまで・・・かわいそうだが痛い思いをしてもらうぞ」
(かわいそうと思うなら最初から叩かないでよ~~~!!!)
そう言いたかったが、そんなことをすればお尻がもっと大変なことになるのは間違いない。
その後、アシュトンがルシフェルの望み通り門限は5時と約束するまで、痛い痛い平手打ちがアシュトンのお尻に降り注ぎ続けた。


 「では・・・行ってくるからな」
「うん。気をつけてね」
ルシフェルはアシュトンにそういうと、背中の紅翼を広げる。
また、魔界で仕事の日というわけで、これから出勤というところだった。
 「出来るだけ早く戻って来るが・・・。5時にはもう絶対に外に出てはいかんぞ!わかっているな?」
「わ、わかってるよ。大丈夫だから・・・」
「それを聞いて安心だ。では、私も行くぞ」
「いってらっしゃ~い」
翼を広げて飛んでゆくルシフェルにアシュトンは手を振って見送る。
 (はぁ・・・心配してくれるのは嬉しいんだけど・・・。やっぱりちょっと過剰すぎだよねぇ・・・・・)
ルシフェルの姿が見えなくなるや、アシュトンはため息をつく。
元々心配性でアシュトンバカだが、変質者の騒ぎを知ったことでそれがかなりスゴイことになっているのだ。
神父の仕事の関係で出かけるときでも、門限には厳しいし、無理やりにでもついてくることもざらだった。
(早く事件が解決してくれればいいんだけど・・・)
そう心の中で呟きながら、アシュトンはいつものように教会内での仕事に取りかかった。
 (もう・・・こんな時間か・・)
自室で寄付金のチェックをしていたアシュトンは、ふと時計を見るや、門限の時刻に刺しかかっていることに気づく。
(そろそろ帰ってくる頃だよね・・・)
時計を見ると、アシュトンはルシフェルの姿を思い浮かべる。
門限を決めたものの、やはり一人にしておくのは心配なのか、ルシフェルは五時を過ぎるや、出来るだけ早く帰って来るようにしていた。
それこそ、日によっては五時を回るや否や帰って来たこともある。
(魔界で仕事してるからもう少しかかるだろうけど・・。でも疲れてるだろうから・・・お風呂でも用意しておいてあげようか)
そんなことを考えてアシュトンが立ちあがったときだった。
 突然、呼び鈴が激しく鳴らされた。
(あれ?どうしたんだろ?)
アシュトンは怪訝な表情を浮かべて玄関の方へゆく。
 「はい~、どなたですか~?」
アシュトンがドアを開けると、息せききった様子で、職人の親方らしい中年男が立っていた。
「あれ?どうしたんですか?そんな慌てて?」
「アシュトン神父!う、うちの若い者が大怪我しちまったんです!ボーマン先生も油断ならねえとかで!それで神父様にも来てもらえと!!」
「ええ!?わかりました!すぐ行きます!!」
アシュトンはそう答えるや、すぐにも教会を後にした。


 「ど・・どうでした?」
親方はボーマンに恐る恐る問いかける。
アシュトンもその傍らで心配そうに伺っていた。
 「一時はヤバイかとも思ったんだが・・・幸い持ち直した。もう大丈夫だろ」
「そ・・そうでしたか・・。よかった・・・」
親方はボーマンの言葉にホッとする。
「よかったですね、助かって」
「ええ。でも、アシュトン神父にゃあ無駄足踏ませちまいましたね。わざわざ来ていただいたってのに・・・」
「構いませんよ。たとえ無駄足踏むことになったとしても、僕の出番が無い方がいいに決まってますから」
アシュトンは全く気にしていないという表情で言う。
医者のところへ連れて来られるということは、アシュトンの出番はただ一つ。
死にゆく者の求めに応じて懺悔を聞いたりすることだ。
それは死者が出るということ。
悲しいことには違いない。
それくらいなら、無駄足を踏むことになる方がよかった。
「そう言っていただけてホッとしてまさぁ」
「いえいえ、お弟子さん、お大事にして下さい」
「あれ?アシュトン、そういやお前さん大丈夫なのか?」
不意にボーマンがそんなことを聞いてきた。
 「え?何がですか?」
アシュトンはボーマンの問いに怪訝な表情を浮かべる。
「時間だよ、時間。早く帰らねえとあいつに尻叩かれたりしねえのか?」
その言葉にアシュトンはハッと我に返る。
慌てて壁に掛かっている時計を見れば、門限の時刻から優に一時間以上は回ってしまっていた。
アシュトンはあっという間に顔から血の気が引く。
「す、すみませんっ!!か、帰りますっっ!!!」
慌ててアシュトンは診療所を飛び出した。
 「何か・・・すごいですね・・・」
親方はアシュトンの慌てぶりに思わず目を丸くする。
「まぁな・・・。最近はやたらと心配性で世話焼きで怖い保護者がついてるからな・・」
ボーマンは苦笑しながらそう呟く。
事情を知らない親方は首をかしげるばかりだった。
 (どどどどどうしよ~~~!!絶対怒られちゃう~~~)
教会への帰り道、必死になって走りながらアシュトンは焦りに焦っていた。
ルシフェルの事だから遅くても今頃は教会に帰っていることだろう。
となれば約束を破ってしまったことはわかっているはず。
怒るなどというものではない。
(早く帰らなきゃ~~~~)
どんなに早く帰ってもお仕置きが待っていることは確定だが、遅くなってしまえばなるほどルシフェルの怒りも大きくなり、その分お仕置きも厳しくなる。
だから早く帰った方がまだマシだった。
 アシュトンが必死になって教会へ帰ろうとしていると、不意に向こうからマスクにコート、サングラスと如何にも怪しい男がやって来る。
(何あれ・・・はっ!?)
怪しい男の姿に、アシュトンはレオンを襲った変質者の話を思い出す。
アシュトンは気付かない振りをしつつ、足早に通り過ぎようとする。
そして、すれ違いそうになった瞬間、変質者がコートをバッと開いた。
 「やあっ!!」
だが、アシュトンは怯むことなく変質者にパンチを叩きこむ。
思わぬ反撃に変質者は呆気なく気絶した。
 (ちょっと・・ビックリしたけど・・。軍に突き出せば皆安心するよね)
気絶した変質者を軍の司令部に連れて行こうと、起こそうとしたときだった。
とっさにアシュトンは気配を感じて振り返る。
同時に似たような格好をした別の男がスプレーのようなもので攻撃してきた。
(嘘っ!仲間がいたの!?)
薄れゆく意識の中、男がマスクとサングラスの向こうでニヤリと笑みを浮かべるのを見たかと思うと、アシュトンは気を失った。


 (こ・・・ここは・・・)
目を覚ましたアシュトンは見知らぬ部屋にいることに気づく。
身体を動かそうとするが、動かない。
(ま・・・麻痺・・しちゃってる・・・)
恐らく気を失う前にくらったスプレーに麻痺効果の薬剤が仕込まれていたのだろう。
それでも、身体に感じる感触から、ベッドの上に服を着たまま寝かされているのはわかった。
 「おい、目が覚めたみたいだぜ」
不意に別人の声が聞こえて来たかと思うと、数人の男がアシュトンの前に姿を現す。
全員、顔に目開きマスクを被っていて顔はわからない。
 「しっかし・・・お前らも好きモンだなぁ。神父なんて捕まえてくるとはよぉ」
「イイじゃねえか。こんなキレーな男、滅多にいねえんだしよ」
「お前だってガキ捕まえてこようとしたんじゃねえか。兵隊に見つかって失敗したけどよ」
「どうだったいいやな。やたらソソる神父なのは間違いねえんだしよ」
「そうだそうだ。さっさと回しちまおうぜ!!もう我慢できねえって!!」
一人がそう叫ぶと、ズボンを降ろす。
そこには今にもはちきれんばかりに怒張した器官が自己主張していた。
 (う・・・嘘~~~~!!ぼ、僕にそういうことするつもりなの~~!!)
アシュトンはズボンを降ろした男の股間に現れたものを見やるや、絶叫したくなる。
やがて男達はアシュトンに近づくや、まず、無理やりに上着の裾を捲りあげてズボンを脱がせてしまう。
同時に、下半身裸になったアシュトンの両脚を広げた。
 「へへへ・・・まずは俺から・・ケツの方たっぷりと味あわせてもらうぜ」
「俺は口の方でやってやるぜ」
一人がアシュトンの脚の間に、もう一人がアシュトンの顔の脇に陣取り、その欲望器官を、一人はお尻に、一人は口に狙いをつけて近づけようとする。
 (やだ!!やめてやめてやめてっっ!!)
アシュトンは恐怖を覚える。
だが、麻痺状態になった身体は少しも動かすことはできない。
いかにアシュトンが凄腕の剣士であっても、この状況では赤ん坊よりも弱い存在に過ぎなかった。
 今にも二つの欲望器官がアシュトンの身に迫って来る。
(やだ・・僕・・何も・・悪いことしてないのに!?やだっ!助けてっ!!ルシフェル~~~~~~~!!!!!)
心の中でアシュトンがルシフェルの名を叫んだそのときだった。
 ドッガーンッッッッ!!!!!
突然、爆音と共に壁に大穴が開いた。
ハッとして変質者達が振り向く。
煙の中から現れたのは漆黒のローブに身を包んだ銀髪の美男子。
 「誰だてめえは!!」
変質者達は突然現れたルシフェルに凄むと、刃物を取り出す。
だが、ルシフェルの手に呪文の光が浮かぶや、あっという間に全員蹴散らされてしまった。
 「アシュトン!!!」
ルシフェルは変質者達を蹴散らすと、麻痺状態のアシュトンを抱き上げる。
幸い、未遂で済んだことを確かめると、ルシフェルはホッとする。
だが、その直後、ルシフェルは怒りに彩られた表情を浮かべて変質者達の方を振り向く。
 「貴様ら・・・・」
「ひっ!やべえっ!!逃げろ!!」
変質者達は本能で危険を察知したのか、廊下へ逃げ出す。
「逃がすか~~~!!」
だが、ルシフェルはすかさず呪文を行使して逃げる変質者達に追撃する。
「うっぎゃああああ~~~~~~!!!!」
魔法が降り注ぐたびに変質者達の悲鳴が響きわたる。
これでもかといわんばかりに変質者達に呪文の嵐を浴びせかけ、ようやく落ち着いたルシフェルは、打って変ってアシュトンに優しい顔を向ける。
 「もう・・・大丈夫だぞ。さぁ・・・帰ろう・・・」
そう声をかけると、ルシフェルはアシュトンを抱きかかえたまま飛んで行った。


 「大丈夫か・・・?」
「う・・うん・・・何とか・・・」
教会へ帰って来たアシュトンは、ルシフェルが淹れたコーヒーを受け取ると、そう答える。
「怪我も・・・ないようだな・・・」
「うん・・。君が・・来て・・くれたから・・・。でも・・まさか・・・・僕が・・・・襲われる・・なんて・・・・」
アシュトンの言葉に、ルシフェルは表情が険しくなる。
 「だからいつも言っていたではないか!!お前のように若くて美しい男を狙う者もいると!!それなのにお前は~~!!!」
「ご・・ごめん・・・」
「ごめんではない!わかっているな!」
ルシフェルは軽く膝を叩いて示す。
それを見るや、アシュトンは思わず表情が変わる。
 「や・・やっぱり・・お・・お尻・・・叩くの?」
「当り前だろう!今日は生半可なお仕置きでは許さんからな!!」
ルシフェルの剣幕にアシュトンは今から泣きたくなる。
だが、それでもアシュトンは素直にルシフェルの膝へと行く。
 ルシフェルの膝にうつ伏せになると、アシュトンは素直にお尻を差し出す。
ルシフェルは慣れた手つきで、いつものようにアシュトンのお尻をあらわにする。
さらにルシフェルは足を組んで、お尻を突き上げるような体勢を取らせた。
 (やっぱり・・・・かなり・・・怒ってる・・・。この前みたいに・・)
前回、リバースサイドをしたことがバレてお仕置きされたときのことを思い出しながら、アシュトンはルシフェルの怒りの大きさを察する。
「では・・・行くぞ。今日は・・・生半可なお仕置きでは・・・・済まさんからな」
「う・・うん・・・・」
無意識のうちに全身を恐怖で震わせつつも、アシュトンはルシフェルのローブの裾をギュッと握りしめ、ルシフェルがお仕置きしやすいようにお尻を差し出す。
(こ・・・怖いけど・・・ルシフェルに・・・心配かけちゃったんだから・・・)
アシュトンは自分にそう言い聞かせる。
やがて、自分を押さえるルシフェルの手の勢いが強くなると、思わずアシュトンは目をつぶる。
同時にルシフェルが手を振りあげた。


 バッジィィィ~~~~ンッッッッ!!!
バァンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンッッ!!
「うっ・・・うわああああ~~~~~~っっっっ!!!!!」
最初からどしゃ降りの雨のような平手の嵐にアシュトンは絶叫する。
お尻を突き上げる、痛みがより強い体勢を取らされているため、その苦しみも尚更だった。
 「この・・・・馬鹿者がぁぁぁぁぁ!!!!!」
ビッダァァァ~~~~ンッッッ!!!
バンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンッッッッ!!!
ルシフェルは怒りの声を上げながらお尻に平手の集中豪雨を降らせる。
あっという間に手形がお尻を覆い尽くし、全体が最初はピンク、しばらくして薄い赤、やがて濃い目の赤へと色が変化してゆく。
 「いつもいつもいつも言っていただろうが~~~~!!!!お前は美しいから危険だ!気をつけろと~~~~!!!!!」
バシバシと容赦なくお尻を叩きながらルシフェルはお説教をする。
「うわあああ~~~んっ!!痛っ!痛あああっ!痛いぃぃ~~!!!」
アシュトンは悲鳴を上げながら両脚をバタつかせる。
 「それなのにお前は全然危機感というのを持たんで・・・。その挙句にどうなった!!危うく手篭めにされるところだったではないか~~~~!!!」
ビッダアア~~~~ンッッッッ!!
バァンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンッッッ!!!
「うわあああ~~~んっっ!!だ、だってそんな・・襲われるなんて思いもしなかったんだってば~~~~~!!!!」
アシュトンは両脚をバタつかせて泣きながら言う。
「それを危機感が無いというのだ~~~!!!馬鹿者~~~~!!!」
そんなアシュトンに対し、ルシフェルはさらに平手のどしゃ降りを降らせる。
 「急いで帰ってみればお前はいない!慌てて街中探してやっと見つけたと思えば・・・・あんな下衆どもに今にも・・・・。私がどれだけビックリしたと思っているのだ!!」
「うわあ~~んっっ!!ごめんなさぁぁい~~~~~!!!は、反省してるから~~」
「馬鹿者ォォォォ!!!反省するのは当然だろう!今日はこれを使うぞ!!」
そういうとルシフェルはパドルを取り出す。
 「ちょ・・・!!ルシフェル!何それ!い、いつものと違うじゃない!!」
アシュトンはルシフェルが取り出したパドルにギクリとする。
そのパドルは、いつもルシフェルがお仕置きに使うものより、さらに大きく、より痛そうな造りだった。
 「どうやら前のパドルでは十分反省出来ていないようだったのでな。もっと強力なやつを造ったのだ。今日はこれで厳しくお仕置きしてやる!」
「やめてぇぇぇ~~~!!そんなので叩かれたら本当にお尻壊れちゃうよ~~!!!」
「何を言うか~~!!人に心配かけるような本当に悪い子にはこれぐらい必要だろうが~~~~~~!!!」
ルシフェルはそう叫ぶと、パドルを振り下ろす。
「うわあああ~~~んっっっ!!ごめんなさいごめんなさいごめんなさい~~~!!!」
その後、激しくパドルを叩きつける音と泣き叫びながら必死に謝る声が入り混じって響き渡った。


 「ごべ・・ごえん・・ごへん・・な・・じゃぁい・・・」
呂律の回っていない声でアシュトンは必死に謝る。
お尻は三倍近くは腫れ上がり、場所によっては青っぽくなってしまっている。
 「反省したか?」
「し・・してる・・よぉぉ・・・。心配・・かけてぇ・・・ごめん・・なさぁぁい・・・」
「よしよし・・・よく言えたな・・・。お仕置きは・・終わりだ・・・」
そういうと、ようやくルシフェルはパドルを降ろした。


 「く・・あくぅぅ・・・」
「大丈夫か?アシュトン?」
いつものように膝抱っこした状態でお尻に薬を塗ってやりながら、ルシフェルは尋ねる。
「な・・・何とか・・・」
「そうか・・・・」
ルシフェルはそう呟くと、手当てしながらアシュトンを抱きしめる。
その身体はブルブルと震えていた。
 「よかった・・・。無事で・・。本当に・・・・」
「ごめんね・・・。本当に・・・心配かけちゃって・・・君にも・・・怖い思いさせちゃったね・・・・・」
「アシュトン・・。お前がうっとおしがる気持ちも・・無理は無い・・。だが・・・本当に・・・心配で・・たまらないのだ・・・・。お願いだから・・もう少し・・・気をつけてくれ・・・・」
「うん・・。いつも・・心配してくれて・・・ありがとう・・・」
「わかってくれれば・・・それでいい・・・。それより・・・今は休んだ方がいいだろう」
ルシフェルはアシュトンを抱き上げると、寝室の方へ向かう。
 「何かあったら・・・呼ぶのだぞ」
「うん・・ありがとうね」
ルシフェルはアシュトンをベッドに寝かせると、そう声をかける。
やがて、アシュトンが眠りに入ると、静かに部屋を後にした。


 ―完―
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theme : 自作小説(二次創作)
genre : 小説・文学

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山田主水

Author:山田主水
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