苦しさと罪悪感(SO2&TOVSより:アシュ/ルカ、共演パロ)



(ルシアシュ悪魔&神父パロをベースにした、SO2とTOVSの共演パロです。許容出来る方のみご覧下さい)


 「あら?どこか出かけるの?」
ティアは愛用の大剣を背負って出かけようとするルカに声をかける。
「う、うん。アシュトンさんと稽古の約束したから」
「そう。でも暗くならないうちに帰って来るのよ。それと・・・迷惑をかけたりしちゃダメよ。いいわね?」
「うん、あ、早く行かないと!それじゃ行ってきまーす!」
ルカはそう言うと、慌ただしく出ていった。


 「鳳凰天駆!!」
叫ぶと同時に、ルカは炎の鳳凰の形をした闘気を全身に纏い、空中から急降下しつつ突撃する。
一見すると、華奢な身体つきに見えるルカだったが、大剣を愛用しているだけあって、意外に力はある。
アシュトンは双剣を構えて防ぐものの、強烈な衝撃に思わず後ろへのけ反りそうになる。
そこへルカが大剣を振るって攻めかかる。
 しかし、力ならアシュトンとて負けてはいない。
互いに相手を押しのけようと思い切り踏み込み、大剣とアシュトン愛用の幅広の双剣が火花を散らしてぶつかり合う。
三つの刃が噛み合い、いわゆる鍔迫り合いの状態になったまま、お互い相手を押しのけようとする。
 ルカが押したかと思えばアシュトンが押し返し、そうかと思えばまたルカが押し返す。
たがいにそうしながら、少しでも有利な位置を得ようと組み合ったままコマのように回転する。
だが、やがてアシュトンが押され出す。
 (今だ!)
ルカは心の中で叫ぶや、大剣を振りかぶって斬りかかる。
 「ソードダンス!!」
だが、次の瞬間、アシュトンの叫び声と共に双剣が乱舞した。
 「うわあっっ!!」
カウンターでソードダンスを叩き込まれ、ルカは吹っ飛ばされる。
起き上がろうとするものの、それよりも早くアシュトンに切先を突きつけられていた。
 「甘いよ、ルカ」
「ま・・まいり・・ました・・・」
ルカがそう言うと、アシュトンは双剣を引き、助け起こした。
 「ごめん、ルカが強くてつい本気になっちゃったよ。大丈夫?」
「いえ。それより・・強いんですね、アシュトンさん」
「そうでもないよ。ディアスさんの方がもっと強いし。それより、疲れたでしょう?一休みしようか。お茶でも淹れるから」
「あ、ありがとうございます。それじゃあ、お言葉に甘えさせてもらいますね」


 (すごい・・・なぁ・・・)
アシュトンが淹れたお茶を飲みながら、ルカはトロフィーや楯を見やる。
いずれも、闘技場や武芸大会などで優勝や入賞したことを示すものばかりだ。
今でこそ神父だが、元々アシュトンは剣士の家生まれで、双剣の使い手だった。
神父になるずっと以前は、友人のクロードやボーマン、ディアスらと共に闘技大会に参加し、共に入賞したこともしばしばある。
部屋の棚に飾られたトロフィーや楯は、その証だった。
 思わずルカは盾の一つを手に取ってみる。
(凝ってるなぁ・・・)
ある大会での団体戦での優勝記念の楯だと、刻まれていた文字からわかったが、その装飾の見事さに思わず感嘆のため息が漏れる。
もっとよく見てみようと手を動かしたときだった。
 「あ・・・」
思わずルカは楯を取り落としてしまう。
慌てて受け止めようとするが、体勢を崩して倒れてしまう。
 「痛たた・・・」
床に顔をぶつけてしまい、思わず顔を手で押さえながら起き上がるが、床を見やると顔色が変わる。
 「や・・やっちゃった・・・・」
ルカはそう呟きながら、足元を見やる。
足元にはさっきまで見つめていた楯が落ちている。
楯の上には愛用の大剣が落ちていた。
邪魔にならないようにたてかけておいたのだが、倒れた時にうっかり掴んでしまい、それが楯の上に倒れてしまったのだ。
 重量のある大剣が倒れて来たのだから無事なわけがなく、楯は大きな亀裂が幾つも走ってしまった。
(ど・・どどど・・どうしよう!?壊しちゃった!?)
ルカは壊れてしまった楯に、すっかり顔色を青くしてしまう。
 しかも、悪いことは重なるもの。
不意にアシュトンの足音が廊下から聞こえて来た。
(ま、まずいよ!!)
とっさにルカは壊れた楯をバッグに隠す。
 「お待たせ~、おかわり用意したからね~」
ドアを開けると、アシュトンはお茶とお菓子を載せたお盆を持って現れる。
「あ、ありがとうございます・・」
「あれ?どうかしたの?顔色が悪いみたいだけど?」
「い、いえ!だ、大丈夫です!?」
「そう・・。でも・・何だったらボーマンさんところに・・」
心配そうな表情で尋ねるアシュトンに、ルカは必死になって返事をする。
 「ほ、本当に大丈夫ですから!あ!す、すみません!よ、用を思い出したんで、こ、これで!!」
ルカはそういうと脱兎のごとき勢いで飛び出す。
「な・・・何か・・・あったのかな?」
そんなルカの様子に、アシュトンは怪訝そうな表情を浮かべていた。


 それから数日後・・・・・。
 (どう・・しよう・・・・)
ルカは壊れた楯を手にして、困り果てた表情を浮かべていた。
見つかったらマズイとそのままバッグに隠したまま、持ってきてしまったのだ。
 (か・・返さないと・・・。でも・・・・)
返せば壊してしまったことがバレる。
となると、怒られてしまうかもしれない。
 返さなくてはいけない。
しかし、返したら怒られるかもしれない。
それで返すに返せず、ズルズルと先送りにして困った状態になっているのである。
 そのとき、不意にドアをノックする音が聞こえて来た。
「あ・・は、はいっ!!」
慌ててルカは楯を隠すと、返事をする。
ドアが開いたかと思うと、入って来たのはルーク。
 「ルーク兄さん・・どうしたの?」
「いやよ、ちょっと聞きてーことがあるからな」
「何?」
「最近何か妙にウジウジしてねーか?」
ルークの問いにルカは思わず動揺しかける。
だが、それを必死に押さえ、平静を装って返事をする。
 「そ・・そんなこと・・ないよ・・」
「そーか?この前教会から帰ってきてから妙に元気がねーし、ウジウジしてんじゃねーかよ?何か隠してんじゃねーのか?」
「ほ・・・本当に、大丈夫だから・・」
「そうは見えねえけど?ん・・?おぃ!まさかあの悪魔野郎に妙な言いがかりでもつけられていじめられたんじゃねーだろーな!?」
「え・・?」
突然、妙なことを言いだしたルークにルカは怪訝な表情を浮かべる。
 「あんの・・悪魔野郎!絶対許せねー!!叩っ斬ってやる!!」
ルークは憤慨すると、今にも家を飛び出そうとする。
「わぁぁあ!!ちょ、ちょっと待ってってば!ち、違うんだよ!!」
慌ててルカはルークを背後から抱きとめる。
 「ほ・・・本当に違うのかよ?」
「う・・うん・・。大丈夫だから・・。誰にも・・いじめられてなんか・・ないから・・・」
「な・・なら・・いーんだけどよ・・・。最近・・・元気ねーみてーだからな。教会で嫌なことでもあったのかってな・・・」
「な・・何でも・・ないから・・。あ・・あの・・ちょっと・・一人にしてくれる?一休み・・したいから・・」
「いーけどよ。でもよ、何かあったら相談しろよ?」
そういうと、ルークは部屋を後にする。
 (ダメな・・奴だよね・・・。僕・・・)
ルカは自己嫌悪で一杯になっていた。
(自分が・・・悪いことしたのに・・。怒られるの・・嫌だからって・・・隠して・・・それで・・・ルーク兄さんにまで心配かけちゃって・・。本当に・・最低だよ)
考えるほどに、罪悪感が沸いてくる。
 (そうだ・・・。ちゃんと・・・アシュトンさんに・・話して・・正直に謝ろう・・)
ルカはそう決意すると、楯を入れたバッグを持って出ていった。


 「やぁ、いらっしゃい、どうしたの?」
ルカがやってくると、アシュトンはそう尋ねる。
「あ・・・はい・・。あの・・だ・・大事な・・・話が・・あるん・・ですけど・・。い・・いい・・ですか?」
おずおずと、ルカは尋ねる。
 「わかったよ。それで・・・どんな話なの?」
アシュトンが尋ねると、ルカは恐る恐る、バッグから例の壊してしまった楯を取り出し、アシュトンに差し出した。
 「あれ・・?これ・・・」
アシュトンは受け取った楯を見るや、怪訝な表情を浮かべる。
「知って・・ますか?」
「うん。少し前から無くなってて、探してたんだけど・・・どうして君が?」
「その・・。ご、ごめんなさい!!じ、実は僕が壊しちゃったんです!!み、見つかったらマズイって思って、それで・・・うちに持ってっちゃって!ほ、本当にごめんなさい!!」
ルカは頭を下げて必死になって謝る。
 「あ、頭上げてよ、ルカ。そ、そんなことされちゃうと、ぼ、僕も困っちゃうよ」
アシュトンがそう言うと、ルカはようやく頭を上げる。
「とにかく・・・よく話してくれたね。大変・・だったでしょ?」
アシュトンはルカを気づかう口調で尋ねる。
 「は・・はい・・・。正直に・・話して・・謝らないと・・。でも・・・凄く・・怒られちゃうかも・・・。そ・・そう思うと・・・勇気が出なくて・・・でも・・・返さなきゃ・・・謝らなきゃって・・・・」
ルカは今にも泣きそうな表情を浮かべる。
 (本当に・・・辛かったんだね・・・)
泣きそうな表情や、微かに震える姿にアシュトンはそう思わずにはいられない。
自分も、うっかりルシフェルのものを壊してしまい、お仕置きの恐怖に思わず隠したことがあったが、その後、罪悪感や恐怖感に苦しめられ、自分から謝りに行ったから、ルカの苦しみはよくわかった。
 「ごめん・・なさい・・・。本当に・・ごめんなさい・・・」
「泣かなくて大丈夫だよ。ちゃんと話してくれてありがとう」
アシュトンはそういうと、ルカを抱きしめる。
しばらくアシュトンがそうしていると、ルカも落ち着いてきた。
 「もう大丈夫?」
「あ・・はい、すみません。お手数かけて・・」
「いいんだよ、これくらい」
「あの・・・一つ・・お願いが・・あるんですけど・・いいですか?」
「いいけど・・・何かな?」
「あの・・・。ぼ・・僕のこと・・お・・お仕置きして・・下さい」
ルカは恥ずかしさに身を震わせつつ、勇気を振り絞って言う。
 「え・・・?」
アシュトンは、一瞬怪訝な表情を浮かべる。
「ご・・ごめん・・。も・・もう一回・・言って・・くれるかな?」
聞き間違いかと思い、アシュトンはもう尋ねる。
「あ・・あの・・。ぼ・・僕のこと・・お仕置きして下さい!お願いです!!」
「え・・でも・・・」
アシュトンは困惑した表情を浮かべる。
 確かに楯は大切なものだ。
だが、ルカは自分から謝りに来たし、罪悪感で十分な苦しみを受けている。
きちんと反省しているのは見てわかるし、そうである以上、アシュトンとしてはお仕置きをする理由は全くない。
 「でも・・ルカだってもう十分反省してるでしょ?それなのに・・・わざわざ・・・」
「でも・・・僕・・・アシュトンさんの・・ものを・・壊しちゃって・・・。しかも・・バレないように・・・勝手に持ち出して・・隠そうとまで・・して・・・。アシュトンさんが怒ってないのは・・わかります。でも・・・だからって・・このままだったら・・自分で・・自分が許せないんです。アシュトンさんが許してくれてるのをいいことに、のうのうと・・お仕置きを逃れることに・・なるから・・・。だから・・ちゃんと・・お仕置きを受けて・・アシュトンさんにちゃんと謝りたい・・・心の底から・・ちゃんと反省したい・・。そう思ったんです・・・。だから・・お願いします!!」
「そう・・そこまで言うなら・・わかったよ」
ルカの気持ちを汲み、アシュトンもそう答える。
 「す、すみません。変なお願いしちゃって」
「いいんだよ。それより・・わかってるよね?」
アシュトンはそういうと、軽く膝を叩く。
「は・・・はい・・」
ルカは返事をすると、いつもルークにされているときのように、アシュトンの膝にうつ伏せになる。
 ルカがうつ伏せになると、アシュトンはルカのズボンを降ろして、お尻をあらわにする。
「う・・うぅ・・・」
(恥ずかしいんだよね・・・これって・・・)
恥ずかしさのあまり、声を漏らしてしまったルカに、アシュトンはそう思わずにはいられない。
自分もルシフェルにしょっちゅうお仕置きをされているから、ルカの気持ちは嫌というほどわかる。
 (でも・・・お仕置きするって・・言った以上・・・僕だって・・心を・・鬼に・・しなきゃ!!ルカが罪悪感なんか感じなくていいように!!)
アシュトンも心の中で自身を叱咤し、覚悟を決める。
 「それじゃあ・・・ルカ、行くよ。覚悟はいいね?」
「は・・はい・・」
神父服の裾を両手で握りしめ、お尻にキュッと力を込めながら、ルカは返事をする。
それを見ると、アシュトンは左手でルカの身体を押さえ、右手に丹念に息を吐きかける。
そして、ゆっくりと右手を振り上げた。


 パッシィィ~~ンッッッ!!
「あ・・・」
弾けるような音と共にアシュトンの平手が叩きつけられ、ルカは声を漏らす。
 パアシィ~ンッ!ピシャ~ンッ!パアッチィ~ンッ!パアッシィ~ンッ!
「・・ぅ・・ぁ・・あぅ・・・っ・・ぁ・・・」
ルカはアシュトンの神父服の裾を両手でしっかりと掴み、出来るだけ声を出すまいとしながら、耐えようとする。
 (これくらいで・・・大丈夫かなぁ・・・?)
平手を振り下ろしながら、アシュトンはそう思わずにはいられなかった。
お仕置きである以上、痛くなければ意味が無い。
しかし、強すぎてもいけない。
あまり強く叩きすぎれば怪我をさせてしまうかもしれないし、そうなれば本末転倒だ。
むしろ、虐待になってしまう。
 パッシィ~ンッ!ピッシャ~ンッ!パッアア~ンッ!パアッチィ~ンッ!
「ぅ・・あく・・あぅ・・あぅぅ・・・」
耐えようとするも、やはり痛いのだろう、ルカの表情は苦しそうなものへと変わってゆき、お尻も少しずつ赤く色づいてゆく。
 (つ・・強すぎかなぁ・・?でも・・・弱すぎても・・意味・・無いし・・)
お尻を叩きながらも、アシュトンはルカのお尻を見ながら、思い悩む。
「あぅ・・あくぅ・・・あぅぅ・・あぅぅ・・・」
叩いているうちに、だんだんとルカの声はより苦しげなものへと変わってゆく。
 だが、アシュトンの方も難しい顔をしながら手を振り下ろす。
アシュトンにとって、お仕置きはされるもの。
だから、叩かれる辛さや苦しさはよくわかる。
出来ればあまり痛い思いはさせたくないし、早めに許してあげたい。
 しかし、だからといって軽すぎては反省させることは出来ない。
心から反省させるために必要な長さや回数、平手の強さというものがある。
ところが、他人をお仕置きする経験があまりないアシュトンにとっては、そのさじ加減というものが非常にわかりづらい。
ついつい、平手の勢いも強くなったり弱くなったりと、乱れがちになってしまっていた。
 「あ・・あの・・」
「え?ど、どうしたの?」
ルカに呼びかけられ、慌ててアシュトンは返事をする。
 「あ・・あの・・・手が・・止まって・・ますけど・・」
「え・・?あ、ああっ!?」
アシュトンはお仕置きの加減について考えているうちに手がすっかり止まってしまっていたことに気づく。
 「あ・・あの・・やっぱり・・呆れちゃってます?嘘なんかついて・・隠し事なんかする悪い子だって・・。お仕置きなんか・・したく・・ないですか?僕みたいなの・・には?」
不安そうなルカの表情にアシュトンはハッとする。
 (しまった!?僕がちゃんとお仕置きしないから、不安にさせちゃったんだ!?)
アシュトンがちゃんとお仕置きをしないから、ルカはお仕置きをしたくないくらい怒っていると誤解させてしまったことに気づいた。
同時に、ルカに対して申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
 (僕の馬鹿!!お仕置きするってちゃんと決めたのに、ちゃんとやらないから不安にさせちゃったじゃないか!!)
アシュトンは自身を叱咤すると、今度こそ本当に覚悟を決めた。
 アシュトンは、いつもルシフェルにお仕置きされているときのように、膝を組む。
おかげで、ルカはお尻を突き上げた体勢になった。
同時に、アシュトンはワザと怖い顔をしてみせる。
 「そうだね。ルカはいけない子だね、人の物壊しちゃったり、隠したりなんかして。そんな悪い子はうんとお仕置きだよ」
アシュトンはルカに言い聞かせるように言うと、再び手を振り上げた。
 パアア~~ンッッッ!!
パンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンッッッ!!
「うわっ!うわあああ~~~んっっ!!痛ぁぁあ~~~いっっっ!!」
覚悟を決めただけに、本気になってのお仕置きに、ルカは悲鳴を上げる。
「ごめんなさいっ!ごめんなさーいっ!ごめんなさぁぁーいっっ!」
必死になって謝るルカだが、アシュトンは敢えてそのまま叩き続けた。


 「うぅ・・ひぃぃん・・ふぅぇぇん・・・」
ルカはボロボロ涙を零しながら泣いていた。
お尻は今や濃厚な赤に染め上がっている。
 「ルカ・・・反省できた?」
お尻を叩く手を止めて、アシュトンは尋ねる。
「はぃぃ・・・。楯・・壊しちゃって・・ごめんなさいぃぃ・・。隠して・・誤魔化そうとして・・・ごめんな・・さぁぁい・・・」
「よく言えたね。それじゃあ、お仕置きは終わりだよ」
アシュトンはそう言うと、ルカを抱き起こす。
そして、赤く染まったお尻が触れないようにうまく位置を調節して抱っこした。
 「ひぃぃぃん・・・アシュトンさぁん・・・」
「よしよし。もう怒ってないからね」
アシュトンはそう言いながら、ルカを優しく抱きしめる。
自分もいつもお仕置きされているから、終わった後にこうやって抱きしめもらいたくなる気持ちはよくわかっていた。
 「ルカ・・・痛い思いさせちゃってごめんね」
「いいんですよ、僕の方こそ、大変な思いさせちゃってごめんなさい。手、痛かったんじゃないですか?」
赤くなっているアシュトンの手を見やりながら、ルカは心配そうに尋ねる。
 「ううん、これくらい大丈夫だよ。それよりお尻痛いでしょ?今、冷やしてあげるからね」
「あ・・あの・・それよりも・・・」
ルカは途中まで言いかけたが、ためらうような表情を浮かべて言葉を切る。
 「恥ずかしがらなくていいよ。添い寝して欲しいの?」
「は・・はい・・。ごめんなさい・・・。子供じみたこと・・・言って・・」
「ううん。気にしなくていいよ。僕も・・・気持ちは・・わかるから・・」
そういうと、アシュトンはルカを抱っこしたまま、ベッドに移動するとそのまま横になる。
「ルカ・・ゆっくり・・休んでね。僕が・・こうしてるから・・」
「はい・・。ありがとうございます・・・」
アシュトンに抱っこされながら、ルカは静かに目を閉じた。


 ―完―

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