マルコ神父17(BL要素あり)



(BL要素ありです。許容出来る方のみご覧下さい)


 「う・・うわあっっ!!」
思わずマルコ神父は悲鳴を上げてしまった。
「どうしたんだ!?」
悲鳴を聞きつけ、ネド神父が入ってくる。
 「あ・・あぁ、ネド神父ですか」
「ネド神父ですか、じゃねえだろ?どうしたんだ?いきなり声なんか出してよ?」
「な・・何でもありません!ちょ、ちょっとゴキブリを見かけてビックリしただけです!」
「ならいいんだが・・・。ん?何だ?珍しいな?ネットなんて見てるなんてな?」
「わ、私だってたまには見ますよ。悪いんですか?」
「別にそうは言ってねえって。そうツンツンすることはないだろう?」
「もう用が無いのなら出ていってもらえますか?仕事をしないといけないのですが?」
「わかったよ。相変わらずツレねえなぁ。まぁそこがいいんだけどな」
「さっさと行って下さい!!」
残念そうに言うネド神父に、マルコ神父はそう言う。
 「全く・・相変わらずなんですから・・・」
ネド神父の態度にマルコ神父はため息をつく。
(もう・・行きましたよね?)
マルコ神父は静かにドアを開け、ネド神父が完全に去ったことを確認する。
ネド神父がいないと確信すると、今度は安堵のため息をついた。
 (よかった・・・。いないようですね・・・)
安堵すると、マルコ神父は再びパソコンに向かう。
(それにしても・・まさか・・・こんな・・・・)
マルコ神父は画面を開くと、顔を真っ赤に染める。
画面に映っているのは、男同士の行為の画像。
男同士の恋愛や行為をテーマにしたサイトだった。
 (これ・・・入って・・ますよね・・?)
ジッと画面を見つめながら、マルコ神父はそう心の中で呟く。
さらにマルコ神父は色々と映像を見てゆく。
「う・・うわ!?」
中にはかなりスゴイことをやっているのもあり、マルコ神父は声を出しそうになるのを必死に押さえる。
 「も・・もう・・充分ですね・・!や、やめましょう!?」
マルコ神父は半ば自分に言い聞かせるように言うと、慌ててパソコンをシャットダウンした。


 (全く・・・私としたことが・・。何の気の迷いを・・・・)
一休みしながら、マルコ神父は自分に呆れかえっていた。
(男同士で・・どうやるかだなんて・・・何でそんな馬鹿なことを考えたんですか!?)
ネットを見る前の自身に、マルコ神父は腹を立てずにはいられなくなる。
先ほどマルコ神父が画像を検索していた理由、それは男同士ではどうするのか?それが気になったからであった。
 さすがに人に聞くわけにもいかず、ネットを利用して調べていたというわけである。
そうしたらあんな衝撃的な映像が出てきたので、思わず驚いて声が出てしまった、というわけだった。
冷静に考えると、何とも馬鹿なことをした、そう思わずにはいられない。
 (でも・・まさか・・あんなこと・・するだなんて・・・・)
検索中に見つけた画像を思い出しつつ、マルコ神父は顔が赤くなる。
さすがにモザイクなどはかけてあったものの、どういうことをしているのかはわかる。
 (あんなところに・・あんな・・ものを・・・・)
具体的な内容を思い出し、さらに顔が赤くなる。
(って何を考えてるんですか!?こんなことを考えてる暇があったら仕事でもしたらどうなんです!?)
馬鹿なことを考えている自身を叱咤すると、マルコ神父は休憩を切り上げる。
そして馬鹿な考えを振り払おうとするかのように、仕事をし始めた。


 「うぅん・・・・」
マルコ神父は落ち着かない様子で、ベッドの上で寝がえりを打つ。
(私と・・したことが・・・)
目を閉じながらも、マルコ神父は苛立ったような表情を浮かべる。
寝ようとしているのだが、昼間にネットで見た画像が気になってしまうのだ。
 (くだらないことを考えている場合ではないでしょう!さっさと寝て明日に備えたらどうなんです!)
自身を叱咤すると、マルコ神父は寝ようとする。
だが、そうしようとすればするほど、昼間の画像がさらにチラついてしまう。
もはや頭から画像を振り払うどころではなくなってしまう。
 「し・・仕方・・ありませんね・・・・」
苦虫を噛み潰したような表情を浮かべると、マルコ神父は起き上がる。
仕事用のノートパソコンを開いたかと思うと、ネットに接続し始めた。
 「べ・・別に・・気になったから・・じゃ・ありませんよ・・。こ・・このままじゃ・・寝れない・・からですよ・・・」
自分に言い聞かせるようにそう呟きながら、マルコ神父は目的のサイトを検索する。
やがて、目当てのサイトを見つけると、マルコ神父は入室する。
 入ったのは男同士の恋愛や行為を題材にした、いわゆるBL系のサイト。
(これ・・ですね・・)
ギャラリーのR-18コーナーに、目的の画像を見つけると、マルコ神父はクリックして拡大する。
すると、裸の青年二人が絡み合っている画像が画面全体に表示された。
 (うわ・・・凄い・・ですね・・・)
マルコ神父は思わず息を呑む。
表情は蕩け、大きく足を開いて繋がり合っている姿は何ともいいようのないものだった。
(ほ・・・他にも・・あるんでしょうかね?)
不意に、そのことを考えてしまう。
 (何を考えてるんですか!もう用は済んだでしょう!さっさと閉じたらどうなんです!?)
理性がそう叱咤するが、一度疼いた好奇心は中々止まらない。
思わずマルコ神父はギャラリー内にある別の画像もクリックしてみる。
すると様々な画像が現れた。
 (うわ・・!凄い・・・!ええ・・!こんなのまで・・!?)
想像もつかない体位や行為を行っているもの、あまりにも過激で思わず目を覆ってしまいそうになるもの、そうかと思えば恋愛要素の強いものなど、男同士の恋愛や行為に関する様々な画像がクリックするたびに目の前に拡大される。
いつの間にか、時間を忘れてマルコ神父は画面に魅入っていた。


 「おい、大丈夫か?」
「な、何がですか?」
ネド神父に呼びかけられたことに気づくと、慌ててマルコ神父は返事をする。
 「いや、何か最近ぼうっとしてるみたいだからな・・」
「何を言ってるんですか。別に何ともありませんよ」
ネド神父の言葉に、マルコ神父はそう返す。
 「ならいいんだが・・・・」
そう言いつつも、納得していないのか、ネド神父はマルコ神父の方を見やる。
「何ですか?私の言うことが信用できないと?私がまともに健康管理も出来ないような人間だと思っているんですか?」
「いや、そうは言ってないって。悪かったって」
マルコ神父の機嫌を損ねたことに気づき、ネド神父はすぐにも謝る。
「ならいいんですよ。全く・・・失礼ですね・・・」
そういうと、マルコ神父はその場を立ち去る。
 「たはは・・・しくじっちまったなぁ・・・・」
マルコ神父の機嫌を損ねてしまったことに、ネド神父は思わず呟く。
「しかし・・・どうも様子がおかしいんだよな・・。ここ数日ボーッとしてたりするしな・・・」
顎をすりつつ、ネド神父はそう呟く。
ここ数日、どうも調子がよくなさそうなのに気づいていたからだ。
 (とはいえ・・・素直に話すようなマルコじゃないからな・・どうしたもんかねぇ・・?)
確かめる方法は無いものかと、ネド神父はそのまま考え込んでいた。
 (危な・・・かった・・・ですね・・・)
部屋に戻ると、マルコ神父はホッと安堵の息をつく。
だが、息をついた直後、猛烈な眠気が襲ってきた。
(何をやってるんですか!?寝るんじゃありません!まだ仕事中なんですよ!)
睡魔に襲われる自身をマルコ神父は必死に叱咤する。
だが、意思とは裏腹に、睡魔は容赦なく襲いかかり、マルコ神父を攻めたてる。
マルコ神父は頬を幾度もパチパチと叩き、眠気を追い払いにかかる。
ようやく睡魔が去ったと思えると、ホッと安堵の息をついた。
 (これで・・・ようやく・・・。それにしても・・・私としたことが・・・!!)
マルコ神父は歯噛みしたくなる。
原因はよくわかっていたからだ。
(私の馬鹿!!徹夜であんなサイトを見てるからこうなるんですよ!!)
昨夜の自身を思い返し、マルコ神父は自身を叱咤する。
BL系のサイトを見ているうちに、気が付いたらすっかり朝になっていたのだ。
 (あんな・・・あんな・・・サイトを・・徹夜で・・・。しかも・・・それで・・寝不足に・・なんて・・・)
思い出せば出すほど、マルコ神父は自分が情けなくなってきて、同時に腹が立ってくる。
そんなとき、再び睡魔が襲ってきた。
 (何をしてるんですか!寝るんじゃありません!!)
眠りそうになる自身を叱咤するが、身体は崩れ落ちそうになり、視界は暗くなる。
(寝るな・・と言ってるでしょう!!)
眠気に屈服しかけている自身に怒りを爆発させたマルコ神父は、咄嗟に机上のカッターを取るや、太もも目がけて振り下ろした。
 「ぐ・・・・!!」
太ももに痛みを覚え、眠気は完全に吹っ飛ぶ。
だが、直後、自分の太ももにカッターが突き刺さっていることに気がついた。
 「う・・うわあああっっっ!!!」
苦痛よりも驚きで、マルコ神父は悲鳴を上げる。
「どうした!?」
思わぬマルコ神父の悲鳴に、ネド神父が飛び込んで来た。
 「あ・・ネド神父・・ぐぅぅ・・!!」
足の痛みにマルコ神父は思わずカッターを引き抜こうとする。
「馬鹿っ!触るんじゃない!うかつに抜けば出血するぞ!」
ネド神父にそう言われ、マルコ神父は手を止める。
 「あ・・もしもし・・病院ですか?すみません、すぐに救急車をお願いします」
ネド神父は携帯を取り出すと、すぐにも病院に電話をかけていた。


 それからしばらく経った頃・・・・。
(私と・・・したことが・・・・)
マルコ神父はしばらく前の自分の行動を思い返し、羞恥に絶えない。
眠気に負けそうになった自分にカッとなった挙句、自分自身をカッターで刺したのだ。
あまりにも考えなしな行動に、自分でも呆れずにはいられない。
幸い、傷は大したことは無く、しばらく病院に通って完治したものの、自分の愚かさに思わず落ち込みそうになる。
 「マルコ、ちょっといいか?」
「何ですか?仕事中なんですが?」
仕事を邪魔されたからか、マルコ神父は不機嫌そうな表情を浮かべる。
 「そう言うなって。大事な話なんだよ」
「なら仕方ないですね。ただし・・・・手短に済ませて下さいよ」
「わかってるって」
マルコ神父は作業を中断すると、ネド神父の部屋へと行く。
 「で?何ですか?話というのは?」
不機嫌な表情を浮かべつつ、マルコ神父は尋ねる。
「ああ。この前、お前さんが怪我したときのことでな・・」
その言葉に、一瞬マルコ神父は表情が強ばる。
 「あ・・あのこと・・ですか・・・」
「ああ・・・。まず・・もう怪我はいいのか?」
「ええ。もう大丈夫ですよ。何ともありません」
「そうか。そいつはよかった・・・」
マルコ神父の返事に、ネド神父は心からホッとする。
その姿に、マルコ神父は少しだけ心が痛みそうになる。
 「本当に・・よかった・・・。だが・・・」
一旦言葉を切ると、ネド神父は厳しい表情になる。
「この馬鹿ッ!一体何やってんだっっっ!!!」
「す・・すみません・・!!」
思い切り怒鳴られ、思わずマルコ神父は謝る。
 「すみませんじゃないだろ・・・。それより・・わかってるだろうな?」
「は・・はい・・・・」
マルコ神父はそう返事をすると、ネド神父の傍へやって来る。
脇にマルコ神父が立つや、ネド神父は手首を掴んで引き倒し、膝の上にうつ伏せに載せた。
 「く・・・・!」
神父服の裾を捲りあげられ、ズボンと下着を降ろされると、羞恥に思わず声を上げる。
見られている、そう思うと恥ずかしさに全身を震わせずにはいられない。
 「おぃおぃ、叩きもしないうちにビビってるのか?」
「ち・・違いますっ!さ、寒いだけですっ!!」
恐怖と勘違いされたことに、マルコ神父は思わず叫ぶ。
 「まぁいい。それより・・・覚悟はいいだろうな?」
「ええ・・。いつでも・・構いませんよ・・」
恐怖心や屈辱感を押さえつつ、平静を装ってマルコ神父は返事をする。
それを聞くと、ネド神父は左手でしっかりとマルコ神父の頭を押さえ、右手を振り上げた。


 ビッダァァ~~~~ンッッッ!!
「く・・ぅ・・・!!」
最初からの容赦のない平手打ちに、思わずマルコ神父は声を漏らす。
バシッ!バアンッ!ビダンッ!バアアンッ!
骨にまで響くかと思う強烈な平手打ちに、マルコ神父は身体を強張らせ、表情を歪める。
一打ごとに濃いめの手形がお尻に浮かび上がり、それが幾重にも重なってお尻を少しずつ赤く染めてゆく。
 バシッ!ビダンッ!バジィンッ!バアンッ!バシッ!
(さ・・さすがに・・怒って・・ますね・・・)
痛みに顔を歪めつつ、マルコ神父はそう思う。
いつもは最初のときは多少弱めに叩く。
だが、今回は最初から強めに叩いている。
そこから、だいぶ怒っていることは容易に想像できた。
 ビダンッ!バシィンッ!バアアンッ!バシィンッ!バアンッ!
「・・ぁ・・ぅ・・・っ・・・ぁ・・っ・・」
(何をしているんですか!恥ずかしい真似をするんじゃありませんっっ!!)
呻き声を漏らした自分を、マルコ神父は心の中で叱咤する。
だが、身体は正直なもの。
意思とは裏腹に声が漏れてしまう。
 バジィンッ!ビダァンッ!バアアアンッ!バシィンッ!ビダァンッ!
「く・・!あっ・・!あっく・・!あっう・・!あぁあ・・・!」
力強い平手打ちに、マルコ神父の呻き声はさらに大きくなり、表情はより苦しげになる。
 「この馬鹿ッ!何やってんだっ!!」
容赦ない平手を振り下ろしつつ、ネド神父はお説教を始める。
「テメェの足に刃物なんか突き立てやがって!こっちがどれだけ驚いたと思ってんだっ!この・・大馬鹿野郎っっっっ!!!」
バアッジィィ~~~~ンッッッ!!!ビッダァァ~~~~ンッッッ!!バアッアァア~~~~ンッッッ!!ビバッジィィィ~~~ンッッッッッ!!!
「ぐ・・!ぐっうぅう・・!ひっ!も・・申し訳・・ありま・・せんっ!!ぐぅぅ!!」
さらに激しく叩かれ、マルコ神父は悶えながら謝る。
 「謝るのは当たり前だろうが!それより・・・何であんな馬鹿な真似をしやがった!!」
「そ・・それは・・・」
マルコ神父は思わず口ごもってしまう。
真夜中に18禁なサイト、それも男同士のを徹夜で見て寝不足になり、そんな自分にカッとなって眠気を追い払おうと刃物を振るったなんて、あまりにも大人げさなすぎる。
情けないし、恥ずかしくて、とても言えない。
 「い・・言いたく・・ありません・・・」
「マルコ・・それで済むと思ってんのか?」
マルコ神父の返事に、ネド神父の表情が険しくなる。
「い・・・言いたくないものは言いたくありませんっ!た・・叩きたければ叩けばいいでしょう!!」
(だからどうしてそういうんですか・・・。私の馬鹿・・・)
思わず喧嘩腰に言ってしまう自分に、マルコ神父は呆れたくなる。
 こんなことを言えばますますネド神父は怒る。
当然、お仕置きはさらに厳しくなる。
わかっているはずなのに、こう言わずにはいられなかった。
 「よくわかった・・。だったら・・こっちも手加減なんかしてやらんからな」
そういうと、ネド神父は足を組む。
おかげで、マルコ神父は既に赤くなっているお尻を突き上げる体勢になる。
同時にネド神父は再び右手を振り上げた。
 ビッダァァァ~~~~~~~ンッッッッッ!!!!
バァンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバン~~~ッッッ!!!
「ぐっ・・!うっあぁああ・・!あっ・・!あぁぁあああ!!!」
激しい平手の嵐にマルコ神父は悲鳴を上げ、背をのけ反らせては両脚をバタつかせる。
 バアッジィィィ~~~~~~ンッッッッッ!!!!
バァンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバン~~~~~~~ッッッッ!!!!
「ひっ!ひぎぃぃぃ!うぎっ!うわああっ!痛・・痛あっ・・!ひっ!痛いっ!痛いいぃぃぃ!!!」
とても耐えきれず、プライドも何もかもかなぐり捨てて、マルコ神父は悲鳴を上げる。
 「ひいいっ!やめっ!やめて・・!やめて下さ・・ひぃぃっ!痛っ!痛ぁぁぁ!!!ひいっ!やめ・・やめてぇ・・!!ひぎぃぃぃ!!!!」
両脚をバタつかせながらマルコ神父が必死に懇願するのを尻目に、ネド神父は手を振り下ろし続けた。


 「ひっ・・ひぃん・・ぎっひ・・・ひぃぃん・・・・」
大粒の涙を零してマルコ神父は泣きじゃくっていた。
お尻は今やワインレッドを超えた色に染め上がっている。
苦痛に暴れ回ったせいか、全身汗だくで、神父服はグッショリしていた。
 「マルコ・・・・」
ヒタヒタと軽くお尻をはたきながら、ネド神父は呼びかける。
「まだ・・不足か?何なら・・パドルでたっぷり・・百叩きはしてやろうか?」
(そ・・そんな・・・!!こ・・これ以上・・されたら・・・!!)
ネド神父の宣告に、マルコ神父は背筋が寒くなる。
お尻はもはや限界を超えている。
これ以上ぶたれたら壊れてしまうかもしれない。
 「いや・・。百じゃ軽すぎるか・・。少なくとも千叩き・・待てよ・・どうせなら、皆が見てる前でしてやろうか?きっちり反省出来るようにな」
(ほ・・本気ですか?ま・・まさか・・幾ら・・ネド神父でも・・)
そう思いたかったが、次の瞬間、ネド神父はマルコ神父を肩に担いで立ち上がる。
 「な・・何をするんですかっ!?」
思わずマルコ神父は声を上げる。
「ん?決まってんだろ。これから礼拝堂に行くんだよ」
「な・・何故です!?」
「どうやら反省出来てないみたいだからな。ちゃんと反省出来るように、皆の前でお仕置きするんだよ」
「な・・・!!」
ネド神父の言葉に、マルコ神父は愕然とする。
 (そ・・そんな・・・。こんな・・姿を・・皆に・・・!!)
皆の目の前で子供のようにお尻をぶたれ、泣き叫び、許しを乞う姿をさらす。
プライドの高いマルコ神父にとって、何よりも辛いことだった。
 まさかと思いたいマルコ神父を尻目に、ネド神父は外へ出ようとする。
「お・・・降ろして下さいっ!!やめ・・やめてっっ!!」
最悪の事態を防ごうと、マルコ神父は必死に暴れる。
 「こら!暴れるな!危ないだろうが!」
だが、ネド神父はそんなマルコ神父を叱りつけ、肩に担いだまま、軽くお尻を叩く。
お尻を叩かれた痛みにマルコ神父が呻いた隙に、ネド神父はそのまま部屋を出ようとする。
 「ま・・待って下さいっ!!話しますっ!ちゃんと話しますっ!ですから・・・皆の前でだけは・・・!!」
公開お仕置きの恐怖に、マルコ神父は必死になる。
 「だったら・・ちゃんと言えるな?」
ネド神父はマルコ神父を降ろして尋ねる。
「はい・・・。実は・・・」
羞恥を必死に振りはらいつつ、マルコ神父はようやく口を開いた。


 「だ・・だっはっはっはっは!!」
「わ・・笑わないで下さいっ!!わ・・私だって・・恥ずかしいんですからっ!!」
マルコ神父は羞恥に顔を真っ赤にしながら言う。
 「わ、悪かった。しっかし・・まさか・・・男同士の・・エロサイト・・なんてな・・いや・・たはは・・」
「だ・・だから話したくなかったんです!!」
マルコ神父はそう言うと、プイッとソッポを向いてしまう。
 「悪かったって。謝るから拗ねるなよ」
「拗ねてなんかいません!」
そういうものの、どう見てもマルコ神父は拗ねていた。
そんなマルコ神父に、ネド神父は薬を塗ってやる。
 「まぁでも、別に男同士のやり方に興味があるんなら、俺に言ってくれればいいんだよ。恋人同士だろ?手取り足とり教えてやれるぞ?」
「だからどうしてどうデリカシーのないことばかり言うんですかっ!全くもう・・・」
ネド神父の態度にマルコ神父はカッとなるや、枕でバシバシとネド神父を叩きだす。
 「おいっ、ちょ、待てって」
「待ちませんっ!さっさと出ていって下さいっ!デリカシーの無い人となんか一緒にいたくありませんっっ!!」
「わかったわかった。出てくから勘弁してくれって」
ネド神父は謝りながら逃げ出すように出ていく。
 「もう・・本当にデリカシーの無い人なんですから・・」
呆れたように呟きつつ、マルコ神父はベッドにうつ伏せになると、顔を顰めながらお尻をさすりだす。
 「私も私ですね・・。何だって・・あんな馬鹿なことを・・・・」
お尻をさすりながら、マルコ神父はそう呟く。
(でも・・すごく・・気持ち良さそうでしたよね・・・。ネド神父と・・すれば・・あんなにも・・?)
サイトで見た画像をネド神父と自分に置き換え、思わずそんな想像をする。
 (私の馬鹿!なんて想像してるんですか!?)
神父にあるまじきはしたない想像に、自身を叱咤する。
だが、ネットの画像のようにネド神父に抱かれている自分を想像すると、下半身が疼いてきそうになる。
 「あああ~~っ!何なんですか!」
お尻の痛みも忘れ、マルコ神父はそう叫ばずにはいられなかった。


 ―完―

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山田主水

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