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不二子の逆襲(SO2&テイルズ・ルパン三世より:不二子/ティア、共演パロ)



(ルシアシュ悪魔&神父パロをベースにした、SO2&テイルズ・ルパン三世共演パロです。許容できる方のみご覧下さい)


 皆が寝静まった真夜中・・・。
暗闇の中を、屋根から屋根へと軽やかに伝う影があった。
闇に溶け込みやすい服で全身を包み込んだ影の正体は、美しい女。
 (あれだわ・・!)
峰不二子は、携帯用の双眼鏡でジッと見つめる。
双眼鏡に映っているのは、エルレインの大聖堂。
不二子はしばらく大聖堂を観察すると、再び動き出す。
やがて、闇に乗じて、誰にも見咎められることなく、大聖堂へと侵入した。
夜警の守備兵たちを巧みにやり過ごし、不二子は宝物蔵へと向かう。
宝物蔵にたどり着くと、不二子は慣れた手つきで鍵を開け、吸い込まれるように、中へ侵入する。
 「さすが・・・聖女エルレインね」
宝物蔵に納められた、数々の宝に不二子は感嘆する。
いずれの宝も、金銭的そして芸術的に価値のあるものばかり。
聖女として人々の崇拝を集めているエルレインだからこそ、手に入れられる宝ばかりであった。
 (全部盗みたいけれど・・そうもいかないわ)
至宝の山に、不二子は欲が疼くが、必死に堪える。
不二子は蔵の一番奥へと向かう。
 蔵の最奥部には、大聖堂の主が重要な儀式の際に身に着ける、冠や杖などの装飾品のセットが丁重に保管されている。
(これこれ!これだわ!)
目当ての品に、不二子は笑みを浮かべる。
装飾品には、ダイヤをはじめとする宝石が惜しげもなく使われている。
宝石が大好きな不二子にとって、まさに最高の宝物であった。
 不二子は慎重に装飾品を取り上げると、背負い袋に移し、袋を背負う。
そして、そのまま蔵を後にする。
入ってきたとき同様、兵士たちを巧みにやり過ごし、不二子は大聖堂の外へ出る。
そして、そのまま逃げようとしたそのときだった。
 突然、暗闇からナイフが飛んでくる。
(誰!?)
不二子はナイフをかわすものの、そのナイフで、袋が切り裂かれ、切り口から盗んだ装飾品がこぼれ落ちてしまう。
 (しまったわ!!)
不二子は落としてしまった装飾品を拾い上げようとするが、そこへ気絶効果のあるハンマーが頭上から落ちてくる。
それを避けたところへ、今度は光の雨が降り注いでくる。
常人離れした身体能力のおかげで、不二子は傷を負うことなく、全てを避ける。
だが、その動きにより、袋から中身が全てこぼれてしまう。
おまけに、光の柱が何本も降り注ぐ派手な光景に、守備兵たちも異変に気づく。
守備兵たちの足音が近づいてくるのを聞きつけ、不二子は屈辱に身を震わせながら、やむなくその場から逃げ去った。


 「本当に・・!許せないわ・・!!」
新聞を投げ捨て、不二子は怒りに燃える。
昨夜の一件が報道されているからだ。
自分の正体こそバレてはいないものの、盗みに失敗した上、こうして世間に報道されるなど、泥棒としてはこの上もない屈辱。
悔しくてたまらない。
(誰だか知らないけれど・・!見てらっしゃい・・!絶対・・思い知らせてやるわ!!)
投げ捨てた新聞を睨みつけながら、自分の邪魔をした相手に、復讐を誓う不二子だった。


 それからしばらく経ったある日・・・・。
夜中の某博物館、そこにティアの姿があった。
ティアは警備員を示す腕章を身に着け、愛用の杖を装備した姿で、館内を見回る。
 「ご苦労様です、お茶でもどうぞ」
「ありがとう、いただくわ」
夜勤の職員が差し入れたお茶と軽食を受け取り、ティアは一休みする。
 「それにしても・・本当に助かります!大聖堂に侵入した賊を見事追い払った人に来てもらえるなんて!!」
「おおげさに言わないで欲しいわ。私はただ、受けた依頼を果たしただけよ」
職員の言葉に、ティアは照れ臭そうに言う。
 「例えそうでも、あなたがいれば心強いです!これで・・・盗賊など怖くありません!!」
「油断は禁物よ。いつ、賊がやってくるとも限らないのだから」
「そ・・そうですね!あっ!?」
窓の外を見ていた職員が、何かに気づき、声を上げる。
 「どうし・・」
「盗賊だなっ!捕まえてやるっ!!」
「待ちなさいっ!迂闊に行っては危険だわ!!」
夜の庭へ飛び出した職員に、慌ててティアは追いかけた。
 「どこへ・・行ったのかしら?」
ティアは周囲を見回し、呟く。
職員があまりにも勢いよく飛び出していったこと、普段よりも闇が濃いことなどにより、姿を見失ってしまったのだ。
 「ぅ・・ぅ・・」
不意に、微かなうめき声が聞こえてくる。
もしやと思い、駆け付けると、職員が倒れていた。
 「どうしたの!?」
駆けつけたティアは、呼びかける。
「うう・・!黒づくめの・・怪しいヤツに・・」
「やっぱり・・。まずは・・中へ戻りましょう。動けるかしら?」
「ええ、何とか。ありがと・・・」
職員はいきなりスプレーのようなものを取り出したかと思うと、ティアの顔目がけて噴きかける。
「何を・・!?」
まさかの攻撃に、ティアは避けきれず、くらってしまう。
視界が歪んだかと思うと、そのままティアは気を失った。


 「あら?目が覚めたかしら?」
「あなたは・・!?」
目覚めたティアは、目の前の不二子に、思わず目を見張る。
 「久しぶりね。大聖堂では・・随分と世話になったわね」
「どうして・・!まさか・・!?」
ティアは職員に攻撃されたことを思い出す。
 「そうよ。あの職員は私が手なずけておいたのよ」
「盗みのためかしら?」
「いいえ、あなたに、思い知らせるためよ」
不二子は笑みを浮かべて言う。
その言葉に、ティアは嫌な予感を覚える。
 「あなたのせいで・・・仕事に失敗した上に、恥をさらすことになったのよ。たっぷり、お仕置きしてあげるから、覚悟しなさい」
「ふざけないで!」
ティアはとっさに、杖を振るおうとする。
だが、不二子におさえられたかと思うと、杖を取り上げられ、身動き出来なくされてしまう。
 「おあいにく様、こう見えて格闘も自信はあるのよ」
「く・・!離し・・なさい・・!」
ティアは屈服するものかと、不二子を睨みつける。
「ふふ、この強気、どこまで持つかしら?」
不二子は楽しそうな笑みを浮かべると、ティアを膝に載せる。
同時に、ティアの上着を捲り上げ、下着を降ろして、お尻をあらわにしてします。
 「あら、綺麗なお尻ねぇ。妬けそうだわ」
「じ、じろじろ見ないで!変態!」
ティアは羞恥に顔を真っ赤にし、抗議する。
不二子は意地悪げな笑みを浮かべ、ジロジロとお尻を見つめて、羞恥を煽る。
その間、ティアは必死に羞恥を堪える。
罵りたくなるが、不二子を面白がらせるのも癪なので、ティアは必死に堪える。
 「さてと・・じゃあ、そろそろ行こうかしら?覚悟してね」
不二子はクスリと笑みを浮かべると、手を振りかぶった。


 パアーンッ!!
弾けるような音と共に、ティアのお尻に鈍い痛みが走る。
「!!」
痛みにティアは一瞬、表情を歪める。
 パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!
その後、幾度も平手が振り下ろされ、ティアのお尻に赤い手形が刻み込まれる。
平手が叩きつけるたび、ティアの身体が屈辱感で震える。
 パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!
「ふふ・・・。何とも、いい恰好ねぇ」
お尻を叩きながら、不二子は小馬鹿にした笑みを浮かべて言う。
 パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!
「う・・うるさい・・わね・・!」
ティアは苦痛を堪えながら振り返り、不二子を睨みつける。
 パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!
「こんな大きな娘が、幼稚園児みたいに、膝に載せられて、お尻叩かれるなんて、本当に恥ずかしいわねぇ。そうは思わないかしら?」
不二子は羞恥を煽ろうと、言葉でもティアを責める。
 パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!
「く・・!何よ・・!あなたが・・してるん・・でしょうが・・!く・・!あく・・!自分で・・して・・おいて・・!よくも・・く・・!抜けぬけと・・!」
厚かましい不二子の態度に、ティアはムッとしながら、言い返す。
だが、お尻を叩かれる苦痛に、顔を歪める。
 パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!
「ふふ、当然でしょう?人の仕事を邪魔した悪い娘には、お仕置きが必要でしょう?」
ティアの反論に、不二子は抜け抜けと言い返す。
 パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!
「ふざけ・・ないで・・!泥棒じゃ・・ないの・・!犯罪を防いだだけよ・・!逆恨み・・じゃない・・・!!」
理不尽なお仕置きに、ティアは反論する。
 「あら?人の仕事邪魔しておいて、そんなことを言うの?そんな悪い子は、もっとお仕置きしてあげるわ」
不二子はそういうと、膝を組む。
おかげで、ティアはほんのり赤くなったお尻を突き上げる体勢になる。
 「な・・!?」
ティアは一瞬、表情が変わる。
この体勢で叩かれると、苦痛がより増すのを知っているからだ。
 「おや?怖いのかしら?今なら『ごめんなさい』すれば、許してあげるけど?」
「ば、馬鹿にしないで!私は悪くないわ!泥棒なんかに謝るものですか!」
ティアは不二子を睨みつけるように言い放つ。
「強情ね。でも、却ってやりやすいわ」
不二子はそう言うと、再び手を振り下ろした。
 バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!
「う・・!く・・!うぁ・・!あく・・・!」
より強くなった平手打ちの嵐に、ティアは必死に耐えようとする。
 バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!
「い・・!や・・!あ・・!やぁ・・!あっ!いや・・!ああ・・・!」
やがて、耐えきれなくなり、ティアの口から悲鳴が漏れ始める。
 バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!
「いやっ!やめて・・!ああっ!もう・・許し・・ひぃっ!やああっ!!」
もはや限界を超えてしまい、ティアはプライドを捨てて許しを乞う。
そのお尻は既に真っ赤に染め上がっていた。
 「ダメよ。今更遅いわ。私の仕事を邪魔した代償、たっぷり払ってあげるわ」
「そ・・そんなっ!いやっ!いやあああああああああ!!」
バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!
ティアが絶望の悲鳴を上げる中、お尻を叩く音が響く。
その後、長い長い間、部屋に悲鳴が響き続けた。


 パシャッ!パシャパシャッ!
「ほら、ちゃんとお尻をこっちに向けなさい!」
カメラを構えながら、不二子は叱りつける。
「わ・・わかったわ・・!うう・・・!」
ティアは涙目で苦痛を堪えながら、不二子にお尻を向ける。
 「顔もちゃんと向けなさい!その恥ずかしいお尻と顔がちゃんと画面に入るように!」
不二子は持っている杖で、ピシピシとティアのお尻を叩く。
ティアは渋々、言われたとおりのポーズを取り、不二子が撮影をする。
 「ふふ、いい写真が撮れたわ。今日はこの辺で許してあげるわ。でも・・もし、また私の仕事を邪魔したら・・・そのときは覚悟しておきなさい。では、じゃあね」
不二子はカメラを抱えたまま、笑みを浮かべてその場を立ち去る。
ティアはお尻の痛みと屈辱に身を震わせながら、それを見送らざるを得なかった。


 ―完―

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