兄弟神父の日常4(SO2&テイルズ・鋼より:人間アル/神父エド、共演パロ)
(ルシアシュ悪魔&神父パロをベースにした、SO2&テイルズ・鋼共演パロです。許容できる方のみご覧ください)
アルが人間でエドが神父な世界でのお話・・・。
パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!
「くそっ!馬鹿っ!やめろっ!やめろってーの!!」
お尻を叩く音が響く中、エドは必死に抗議する。
「『やめろ』じゃないでしょう?兄さんこそ、何をやってるのさ。不良と喧嘩するなんて」
お尻を叩きながら、アルはお説教をする。
街中でエドが不良と喧嘩をしたため、お仕置きをしているところだった。
「あ、あれはアイツらが悪いんだよ!?わざとぶつかってきて、因縁つけたからだっ!!」
「だからって、喧嘩なんかしたらダメでしょう?」
「う、うるせえっ!え、偉そうに説教なんかするなよ!俺の方が兄貴なんだからな!?」
弟にお仕置きとお説教をされる屈辱に、エドは思わず反抗的な態度になる。
「兄さん、本気で言ってるの?」
兄の態度に、アルの声が険しくなる。
「だ、だったら、何だってんだ!?いつもいつも、偉そうに説教して、ケツなんか叩いてよ!お、俺だってガキじゃないっての!?い、いい加減にしないと、本気で怒るからな!!」
お仕置きへの不満を爆発させ、エドは言い返す。
「そう・・。よく、わかったよ。全然、反省してないんだね。じゃあ、僕も本気で行くよ!」
アルはそういうと、膝を組む。
おかげで、エドはお尻を突き上げた体勢になる。
その、突き上げられたお尻めがけ、アルの手が叩きつけられた。
バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!
「くそっ!やめろ!やめろよ!馬鹿っ!痛・・痛っ!痛えっ!やめろ・・!馬鹿・・やめ・・ぎゃひいいっ!痛っ!痛ぇぇぇ!ぎゃあっ!痛っ!痛っ!痛ぇぇぇ!!」
アルは一打一打、ゆっくりと、その分力を込めて、平手を叩きつける。
そのたびに、エドの悲鳴が上がる。
その後、長い長い間、エドの悲鳴とお尻を叩かれる音が、部屋にこだましていた。
「痛ぇ・・痛ぇ・・よぉぉぉ・・・・」
プライドも反抗心もかなぐり捨てて、エドは泣いていた。
お尻は今や濃厚なワインレッドに染め上がっている。
触ると、火傷するかと思うほど、熱くなっていた。
「兄さん、反省してくれた?」
一旦、お尻を叩く手を止めて、アルは尋ねる。
「した・・!したって・・!俺が・・悪かったから・・!もう・・二度と・・喧嘩しねえから・・許して・・くれよ・・!!」
エドは必死に謝る。
「なら、約束してくれる?『二度と喧嘩はしない』って」
「する・・!もう・・本当にしねえから・・!!ごめん・・アル・・!!」
「わかってくれたみたいだね。じゃあ、お仕置きは終わりだよ」
そういうと、アルはようやくお尻を叩く手を降ろした。
それから数日後・・・。
「うう・・!まだ・・ケツ痛ぇ・・!」
エドは顔を顰め、無意識にお尻に手を伸ばしかける。
だが、街中なのを思い出し、手を引っ込めて、シャンと立つ。
(確かに、不良と喧嘩した俺も悪かったけどよ・・・。だからってあんなにケツ叩くことはないじゃんかよ!?)
買い物かごを提げ、通りを歩きながら、エドはそんなことを思う。
(弟に叱られて・・ケツ叩かれて・・それで・・買い物も辛いなんて・・情けなさすぎるっての・・・)
エドは屈辱感でだんだん、苛立ってくる。
その苛立ちから、前方を物凄い勢いで走ってくるルークに気づかなかった。
ドンッッ!!
鈍い音と共に、エドはルークと正面衝突してしまう。
「痛っ!こん馬鹿っ!?邪魔なんだよ!!」
自分がぶつかったのを棚に上げ、ルークはエドに文句を言う。
「何言ってんだ!そっちが先にぶつかってきたんだろうが!!」
ぶつかられた上に怒鳴りつけられたため、エドもムッとして言い返す。
「んだよ!テメェがボケっとしてっからだよ!そもそも・・テメェがチビだから、見えずれーんだよこの馬鹿っ!?」
「だ・・誰がチビだコノヤロー!!」
背のことを言われ、エドはカッとなって、ルークを殴りつける。
「テメェ!やりやがったな!?裂破掌!!」
対して、ルークも闘気を纏った掌打をエドに叩きつけようとする。
「何すんだ!もう許さねえからな!この鶏頭!?」
「うるせー!?こっちの台詞だ、ドチビクソガキ神父――!?」
すっかり頭に血が上った二人は、街中で喧嘩を始める。
ルークが衝撃波を飛ばせば、エドが錬金術で地面からトゲをはやしてやり返す。
そのトゲを跳んで躱したかと思うと、そのままルークは炎を纏って急降下キックを食らわせる。
その衝撃でエドが浮いたところへ、ルークはさらに空中で連続斬撃を食らわせ、吹っ飛ばす。
吹っ飛ばされながらも、エドは体勢を建て直し、着地する。
間髪入れずに、ルークに奪取して詰め寄り、二人の間で、戦いが再開される。
その間にも、周りの建物や道路は、二人の術技で破壊されてゆく。
通報を受けたアスベルやクロードらが駆けつけた時には、通りは惨憺たる有様を晒していた・・・。
バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!
「だぁぁっ!やめろっ!やめろってんだよっ!痛っ!痛ええーー!?」
お尻を叩く音と共に、ルークの悲鳴と抗議の声が部屋に響く。
「やめろじゃないだろう?ルーク、喧嘩なんかしたらダメだろう?」
バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!
お尻を叩きながら、ガイはルークへのお説教をはじめる。
「あ、あいつが悪いんだよっ!俺にぶつかってくるからだっ!!」
「そうじゃないだろう?ルークの方からぶつかってきたんだろう?それなのに、謝るどころか、エドに逆ギレしたらしいな?」
「る、るせー!え、えらそうに説教すんなよな!い、いい加減にしねえと、マジキレっからな!!」
この期に及んで、ルークは反省の色の見られない態度を取り続ける。
「ルーク、まさか、本気で言っているのか?」
さすがのガイも、厳しい声でルークに尋ねる。
「だ、だったら何だってんだよ!?とっとと降ろせよ!マジぶん殴るぞ!」
「そうか・・。なら、仕方ないな。俺も、本気で行かせてもらうぞ」
ため息をつきながら、ガイは足を組む。
おかげで、ルークはお尻を突き上げた体勢になる。
「げ!?な、何すんだよっ!?や、やめろっ!?」
よりお仕置きが辛くなる体勢に、ルークは慌てる。
そんなルークのお尻めがけ、ガイは再び、手を振り下ろした。
バシィーンッ!バシィーンッ!バシィーンッ!バシィーンッ!バシィーンッ!バシィーンッ!バシィーンッ!バシィーンッ!バシィーンッ!バシィーンッ!
「ぎゃあああ!やめろ馬鹿ぁ!?痛っ!痛ぇえーー!!」
「やめろ、じゃないだろう?しっかり、反省するんだぞ」
ガイはそう言いながら、ルークのお尻を叩き続ける。
その後、長い間、ルークの悲鳴とお尻を叩く音、ガイのお説教が響き続けた。
同じ頃・・・エドたちの教会では・・・。
「全く・・兄さん、何をやってるのさ?」
「る、るせーなっ!ル、ルークが悪いんだよ!向こうからぶつかってきたくせに、人にあれこれ言うからっ!!」
呆れたように言うアルに、エドは弁解する。
「だからって、喧嘩するのはよくないでしょう?兄さん、お仕置きだよ」
「な、何でだよ!?」
「当然でしょう?喧嘩なんかして、皆に迷惑かけたりしたんだから。さぁ、お尻を出して」
「ば、馬鹿言うなっ!!」
思わずエドはカッとなって、アル目がけてパンチを繰り出してしまう。
アルはそれを受け止めると、表情が険しくなる。
「兄さん・・」
「く・・!?離せよっ!?」
抵抗するエドだが、しっかりと掴まれ、逃げるに逃げられない。
兄をしっかりと捕まえると、ソファの方へと連行してゆく。
ソファに着いたかと思うと、ソファへ腰を降ろしたアルの膝の上に載せられてしまう。
「降ろせよっ!?って何やってんだー!?」
神父服を捲り上げ、ズボンを降ろそうとしているアルに、エドは慌てる。
「アルッ!やめろっ!恥ずかしいだろっ!?」
「恥ずかしいのもお仕置きのうちだよ。しっかり、反省してね」
アルはそういうと、下着もろともズボンを降ろしてしまう。
おかげで、年頃の少年らしい、健康的なお尻があらわになる。
「ふざけんなー!?とっとと降ろせよっ!!」
エドの反抗を無視して、アルは左手でエドの身体を押さえる。
そして、右手を振りかぶったかと思うと、思いきり兄のお尻に叩きつけた。
バチィ――ンッッっ!!
「ぐぅ・・!?」
強烈な一撃に、エドは一瞬、息が詰まりそうになる。
とっさに、エドはソファに置いてあった枕にしがみつく。
パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!
「く・・!おいっ!やめろっ!やめろってのっ!!」
お尻を叩かれながらも、エドは抗議する。
だが、アルが聞き入れるはずもない。
アルはエドの抗議を無視し、平手を振り下ろし続ける。
パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!
「く・・!おい!やめろって!聞こえないのかよっ!!」
「聞こえてるよ、兄さん」
抗議を続けるエドに、アルはそう言う。
パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!
「だったら・・何で・・」
「お仕置きなんだから、当然でしょう?兄さんが、悪いことしたから、お仕置きされてるんでしょ?」
お尻を叩きながら、エドの抗議にアルはそう切り返す。
「あ、あれはルークが悪いんだよっ!向こうからぶつかってきたくせに!謝るどころか、人に文句言いやがって!その上、チビだの何だの言ったんだぞ!!」
そのときの屈辱を思い出したのだろう、エドは憤慨した口ぶりで言う。
「だからって、喧嘩していいって理由にはならないでしょう?それに、兄さんたちが喧嘩したせいで、皆に迷惑かけてるんだよ?」
「う・・・・」
アルの言葉に、エドは一瞬言葉に詰まる。
エドとて、自分が悪いことはわかっている。
しかし、それを素直に認めるのは癪だった。
「う、うるせー!な、何だよっ!いつも偉そうに!俺の方が兄貴なんだぞ!それなのにっ!偉そうに説教すんなって!いい加減にしないと、マジキレっからな!!」
言ってしまってから、エドは後悔する。
アルの怒りが増すのは、目に見えていたからだ。
「兄さん・・本気で言ってるの?」
静かな、それだけに怒りのより燃え上がった声に、エドは震えそうになる。
だが、今さら謝るのも悔しいし、謝っても、許してはもらえない。
半ばやけくそで、エドは開き直る。
「だ、だったら何だよ!幾らでも言ってやろうか!?」
「そう・・。よく、わかったよ。兄さんが反省してないって。それじゃあ、僕もまだまだ許してあげないからね」
アルはそういうと、再び手を振りかぶる。
パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!
「く・・!おいっ!馬鹿っ!やめろっ!やめろって!!」
再び始まったお仕置きに、エドも抗議を続ける。
兄の抗議を無視して、アルは平手を振り下ろし続ける。
パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!
「おい・・!やめ・・くぅ・・!痛・・!痛っ!く・・!やめ・・くぅぅ・・!」
エドはまだ反抗的な態度を取り続けるも、苦しくなってきたのだろう、声に苦痛の色が滲みだす。
お尻の方も、全体が万遍なく赤く染め上がっており、表面も熱を帯びだしている。
パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!
「アル・・!もう・・やめろ・・やめろって・・!くぅ・・!痛・・!痛ぇ・・!くぅぅ!」
エドは涙目になりながらも、反抗的な態度を崩そうとはしない。
パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!
「全く・・兄さんはちっとも成長してないんだから・・。この前も喧嘩でお仕置きしたのに、どうしてまたやるのさ?」
お尻を叩きながら、アルは呆れたようにお説教する。
パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!
「痛っ!痛えっ!痛っ!うるせえっ!俺だって好きで・・ひいっ!痛っ!痛えっ!ぎゃあっ!ぎゃああっ!」
両手で枕を必死に掴み、涙目になりながらも、エドはそれでも反抗的な態度で返す。
パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!
「アル・・!ぐ・・!俺が・・悪かった・・から・・!謝る・・から・・!もう・・許して・・くれよ・・!!」
もはや耐えきれず、エドはプライドをかなぐり捨てて謝る。
「ダメだよ、兄さん。この前も同じようなことして、それでお仕置きしたよね?それなのに、またしたでしょう?だから、今日はこの前より、厳しくするからね。まだまだ、許さないからね」
「そんな・・!!」
絶望の声を漏らすエドに、アルは容赦なく平手を降らせる。
パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!
「アル・・!やめ・・勘弁・・し・・ひぃっ!やめ・・!うっわ・・!ひいいっ!痛っ!痛えっ!ぎゃあっ!ひいんっ!やめ・・ひいいっ!ぎゃあひぃんっ!」
その後、長い長い間、エドの悲鳴とお尻を叩く音が、部屋に響き続けた。
「うっ・・うぅうぅぅ・・・!」
プライドも恥もかなぐり捨てて、エドは泣いていた。
お尻は今や濃厚なワインレッドに染め上がり、触るとキャンプファイヤーのように熱くなっている。
「兄さん・・反省してくれた?」
一旦、お尻を叩く手を止めて、アルは尋ねる。
「うう・・!した・・したから・・!俺が・・悪かったって・・!本当に・・もう・・二度と・・喧嘩なんか・・しねえ・・から・・!!」
「わかってくれたみたいだね。じゃあ、お仕置きは終わりだよ」
アルはそういうと、ようやく手を降ろした。
「くぅ・・!」
「兄さん、やせ我慢とかしない方がいいよ?」
腫れ上がった兄のお尻に薬を塗りながら、アルはそう声をかける。
「何言ってんだよ、こんなの別に平気だ・・ぎっひぃぃ!!」
薬が沁みたのだろう、エドは涙目で、枕を抱きしめる。
「もう、だから言ったじゃない」
「る、るせー!ケツ叩かれた上に、薬が沁みて、ワンワン泣いたら、恥ずかしいだろ!!」
アルの言葉に、エドはそう反論する。
「・・ったく・・散々だぜ。ケツ叩かれて、泣く羽目になるし、薬が沁みて痛い目見るし」
「これに懲りたら、もうしないでね」
「い、言われなくたって、するわけないだろ!」
エドはそういうと、プイッと顔をそむける。
そんなエドに苦笑を浮かべながら、アルは手当てを続けていた。
―完―
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