契遼州物語6(ショタ/ショタ)
「あれか・・・・。赤蓮教(せきれんきょう)の寺院は・・・」
双眼鏡を当てた姿で、近方は呟く。
双眼鏡に映るのは、赤い蓮の旗を掲げた、壮麗な寺院。
最近、勢力を広げている赤蓮教のものだ。
寺院を見つめる、近方の表情は険しい。
赤蓮教は、反外国を掲げ、契遼州各地で外国人を襲撃している。
扶桑国開拓地も例外ではなく、しばしば彼らの襲撃を受けている。
彼ら赤蓮教の手にかかり、命を落とした開拓者や治安関係者は数知れない。
ふと、近方は懐から、数枚の写真を取り出す。
写真に写っているのは、第七治安隊の隊員達。
いずれも、赤蓮教の手にかかって、殉職した者達だ。
(もうすぐだ・・!!お前たちの無念を晴らすぞ・・!!)
写真に向かって、近方は心の中で、叫ぶように言う。
(だが・・・・)
直後、近方は懐中時計を取り出し、時刻を確認する。
(遅いな・・・。合流時間は過ぎているぞ・・・)
近方は怪訝な表情を浮かべる。
今回の作戦は、第八治安隊との共同作戦。
佐々原率いる第八治安隊と合流の上、突入することになっている。
(何をしているのだ?いい加減なやつではあるが・・・)
いけ好かないいとこの顔を思い浮かべ、近方は険しい表情を浮かべる。
そのとき、従卒が近方の元にやって来た。
「どうした?」
「はっ!第八治安隊の佐々原隊長からの通信が入っております!!」
「何?とにかく、繋げ」
「はっ!!」
すぐに部下が通信装置を用意する。
「ハッロ~、ソウちゃ~~んっっ!!」
スイッチを入れるなり、佐々原の声が受話器から聞こえてくる。
「何のつもりだ?もうとっくに合流予定時間は過ぎているぞ?」
近方は苛立ちをおさえて、尋ねる。
「それなんだけどね~~。ごめんね~~。実はさ~、進軍ルート間違えちゃってさ~。思いきり迷っちゃったんだよね~~」
「は!!!???」
佐々原の言葉に、近方は開いた口が塞がらなくなる。
「ふざけるな!!貴様!!任務を何だと思っている!!」
「そうは言ってもさ~。ね、ね、お願い!助けてよ~!いとこのよしみでさ~!ソウちゃんの愛を待って・・・」
近方は怒りと呆れのあまり、受話器を叩きつけるように切る。
「あの・・馬鹿イトコめ・・!!」
心底からの怒りを込めて、近方は吐き捨てるように、呟く。
「どういたしますか?見捨てるわけにも・・・」
「わかっている!?だが・・・任務を放り出すわけにはいかん!!通信の発信地はわかっているのか?」
「はい。×××地点です」
「仕方ない・・・。この辺の地理に精通した者と通信係、その護衛の者達を連れて、迎えに行け。他の者は全員、今より、寺院に突入せよ!!」
「はっ!!了解いたしました!!」
従卒が命令を伝えに行くと、近方は不機嫌な表情を浮かべる。
(馬鹿者め・・!!嫌がらせのつもりか・・?)
佐々原の性格を思うと、そんな疑いも、近方は抱きたくなる。
(とにかく・・今は寺院の制圧が第一だ!!こんなところでグズグズしているわけにはいかん!!)
佐々原への怒りを覚えつつも、気持ちを切り替え、近方はその場を離れた。
「さぁ!!赤蓮の子らよ!!神聖な国土を汚す、禽獣(きんじゅう)共に裁きを下すのだ!!」
祭壇の上から、一人の少年が、信徒達に呼びかける。
少年は、教団のシンボルである赤い蓮を描いた僧服に身を包み、飾りのついた杖を掲げている。
この少年こそ、教祖である善賢太師(ぜんけんたいし)・遼角(りょうかく)であった。
祭壇の下には、囚われた、外国人の少年達の姿。
全員、お尻をあらわにした姿で、台に拘束されている。
それぞれの台の脇には、トゲの付いた大きなパドルを持った、筋骨たくましい信徒が立っている。
少年達を、このパドルで、死ぬまで尻打ちするつもりなのだ。
「さぁ!今こそ・・・裁きの時ぞ!!やれい!!」
壇上から、杖を掲げて、遼角が命令を下す。
その命令を受けて、信者たちが、パドルを振り下ろそうとした、そのときだった。
ドンッ!ドンッ!ドンッ!!
数回、何かがぶつかる音がした後、ドアが破壊され、扉が開いた。
「第七治安隊である!!開拓地襲撃並びに、暴行・殺人等の罪により、逮捕する!!神妙にせよ!!」
部下を引き連れ、突入した近方は、赤蓮教の一党に、そう宣告する。
「おのれ・・・!!禽獣共の頭の一人か!!赤蓮の子らよ!!まずはこやつ等から先に、裁きを下すのだ!!」
「抵抗する気か!?やむを得ん!!全員、取り押さえよ!!」
遼角、近方、それぞれの命令と共に、兵士達と、信者たちがそれぞれ武器を構えて、ぶつかり合う。
怒号や火花、悲鳴が飛び交う中、近方は遼角目がけて、突き進む。
そうはさせじと、信者たちは刀や手斧などの武器を構え、近方に殺到する。
「邪魔だ!!のけいっっ!!」
近方は鞘に納めたままの軍刀を右に左に振るって、押し寄せる信者たちを次々と吹っ飛ばして行く。
あっという間に、近方は遼角の元にたどり着く。
と同時に、近方は抜き放った軍刀を遼角に突きつけた。
「ここまでだ!!神妙に縛に着くがいい!!」
近方は遼角の喉元に切っ先を突きつけて言う。
「動くな!!武器を捨てよ!!さもなくば、教祖の命は無いぞ!!それでもよいか!!」
軍刀を突きつけながら、近方は信徒たちに向かって言う。
「ふふ・・・。我を人質に取らんとするか・・。禽獣にしては頭が回るのう」
「黙った方が良いぞ?貴様の命は私が握っているのだぞ?」
「そう思うか?浅はかな・・・。あれを見よ!!」
遼角はそう言うと、別の方角を指さす。
近方は切先を突きつけて警戒しつつも、遼角の指さした方向を見やる。
「やっほ~。ソウちゃん~~~」
ヒラヒラと、佐々原は近方に向かって、笑顔で手を振る。
台に拘束された姿で。
しかも、ご丁寧にも、信徒達が槍を向け、いつでも佐々原を刺し貫ける体勢を取っている。
近方が教祖に刃を降ろせば、佐々原もただでは済まないのは、明らかだった。
「只信!?何をしている!?」
「いっや~。それがさぁ、迷ってるところをさぁ、こいつらに捕まっちゃったんだよね~~」
「笑いながら言うことか!!!この愚か者!!」
近方は怒りの声を上げる。
暴徒を鎮圧するためにやって来たはずなのに、逆に捕えら、人質にされるなど、とんでもない失態だ。
もし、遼角が居なければ、自分が斬り捨てたいほどだ。
「さぁ・・・。どうする?我を討つか?禽獣の頭よ?」
遼角は余裕を感じさせる表情を浮かべて、近方に問いかける。
「く・・・!?」
近方は表情を歪める。
いけ好かないと思っていても、佐々原はいとこにして同僚。
見捨てることは出来ない。
「やむを得ん・・!!友軍を見捨てるわけにはいかぬ・・!!私の負けだ・・!!お前たちに・・・降伏しよう・・!!」
近方は無念の声と共に、軍刀を降ろし、遼角を解放する。
「良い判断だ、禽獣の頭よ。赤蓮の子らよ!!この獣の頭をまずは牢に連れてゆけい!!」
「く・・!!」
すっかり立場逆転した近方は、怒りと無念に表情を歪めつつ、信徒らに拘束される。
直後、捕虜用の牢へと、連行されていった。
数日後・・・・・。
祭壇の前に、近方の姿があった。
軍服姿のまま、上半身うつ伏せで、ズボンを降ろされてお尻を突き出した体勢で、台に拘束されている。
「赤蓮の子らよ!!よく見よ!!神聖な国土を荒らす、禽獣共の頭を捕えたぞ!!」
遼角の言葉に、集まっていた信者たちから、歓声が上がる。
「く・・!?」
さらしものにされる屈辱と怒りに、近方は顔を歪める。
「皆の者、よく聞くがよい!!今から・・この禽獣の頭に、天の裁きを下す!!神聖な国土を荒らし、天の声を聞こうとせぬ愚か者共の末路、よく見届けるがよい!!」
遼角は信徒たちに向かって言うと、自ら、パドルを手に取る。
「さぁ・・!!ケダモノ共の頭よ!!天の裁きを受けるがよい!!」
そう叫ぶと共に、遼角は近方のお尻目がけ、パドルを振り下ろした。
バッチィィィンンン!!
「ぐ・・・!!」
激しい打撃音と共に、パドルが近方のお尻に叩きつけられる。
骨まで響きそうな強烈な打撃に、思わず近方は表情を歪め、声を漏らす。
(馬鹿者!!何をしている!?テロリスト共の前で、無様な姿を見せる気か!!)
近方は自身を叱咤する。
お尻を叩かれて、泣き叫ぶなどという、情けない姿を見せることなど、決してできない。
何としても耐え抜かねば。
その思いが、今の近方を支配していた。
バシィンッ!バジィンッ!ビダァンッ!バアアンッ!
「さぁ!どうだ!汚らわしい禽獣め!!」
遼角は興奮した声で、パドルを近方のお尻に振り下ろす。
バシィンッ!バジィンッ!ビダァンッ!バアアンッ!バシィンッ!バジィンッ!ビダァンッ!バアアンッ!バシィンッ!バジィンッ!ビダァンッ!バアアンッ!
「異国の禽獣の分際で!!我らの神聖な国土を荒らしおって!!さぁ!幼児のように泣き叫ぶがよい!!」
遼角は叫びながら、パドルを何度も叩きつける。
バシィンッ!バジィンッ!ビダァンッ!バアアンッ!バシィンッ!バジィンッ!ビダァンッ!バアアンッ!バシィンッ!バジィンッ!ビダァンッ!バアアンッ!バシィンッ!バジィンッ!ビダァンッ!バアアンッ!バシィンッ!バジィンッ!ビダァンッ!バアアンッ!バシィンッ!バジィンッ!ビダァンッ!バアアンッ!
「・・・!・・・!・・・!?・・・!!」
容赦なく振り下ろされるパドルが、近方のお尻を、赤く染めてゆく。
近方は必死に耐えるが、パドルを打ちつけられるたび、表情を苦痛で歪める。
バシィンッ!バジィンッ!ビダァンッ!バアアンッ!バシィンッ!バジィンッ!ビダァンッ!バアアンッ!バシィンッ!バジィンッ!ビダァンッ!バアアンッ!バシィンッ!バジィンッ!ビダァンッ!バアアンッ!バシィンッ!バジィンッ!ビダァンッ!バアアンッ!バシィンッ!バジィンッ!ビダァンッ!バアアンッ!バシィンッ!バジィンッ!ビダァンッ!バアアンッ!バシィンッ!バジィンッ!ビダァンッ!バアアンッ!バシィンッ!バジィンッ!ビダァンッ!バアアンッ!バシィンッ!バジィンッ!ビダァンッ!バアアンッ!バシィンッ!バジィンッ!ビダァンッ!バアアンッ!バシィンッ!バジィンッ!ビダァンッ!バアアンッ!
「ええい!!何故、泣き叫ばぬか!!ケダモノなら、ケダモノらしく泣いてみよ!!」
遼角はパドルを叩きつけながら、言う。
「あいにくだな・・。私は・・貴様ら等には・・くぅ・・はぁ・・・く・・屈さぬ!!き、貴様・・ぐう!?達の・・思い・・通り・・うぐ!!ならぬ・・ぞ!!」
苦痛に顔を歪め、苦悶の声を漏らしながら、近方は遼角に言い放つ。
「おのれ・・!!禽獣の分際で!!ならば・・我が力、受けてみよ!!!」
遼角が怒りの声を上げると同時に、パドルが炎に包まれる。
「ふはははは!!!貴様の尻を焼き尽くし、責め殺してくれるわ!!」
炎を纏ったパドルを、遼角が振り下ろそうとした、そのときだった。
突然、轟音と共に、壁が崩れ落ちる。
「な・・何だ!?」
思わず、信徒達が声を漏らすや、寺院のあちこちで轟音や叫び声が上がる。
「大師様!!一大事です!!捕虜の奴らに逃げられました!!」
「何!?おのれ!?見張りは何をしておったのだ!?」
信者の報告に、遼角は怒りの声を上げる。
その間にも、爆発音や悲鳴はさらに増え、寺院内の混乱は深まる。
そんな中、不意に天井から、大きな影が拘束台の前に飛び降りた。
着地と同時に、影から閃光が数度、迸る。
直後、近方を拘束していた手足の錠が切断される。
錠前が切断されるや、近方は拘束台から、転がり落ちるように、床へ逃れる。
「く・・!!」
床へ降りた際にお尻をぶつけ、思わず近方は苦痛に表情を歪める。
「ふふ、お尻をぶつけて痛がるソウちゃん、とっても可愛いなぁ」
「くだらんことを言うな!!そもそも・・貴様のせいでもあろうが!!」
日本刀式の軍刀を手にして笑みを浮かべる佐々原に、近方は不機嫌な声で返す。
影の正体は佐々原。
遼角たちが近方に気を取られている隙を突いて、牢から脱出した。
そして予め潜入させておいた部下や密偵らを使って騒ぎを起こし、近方を救出しに来たのである。
「ええい!!赤蓮の子らよ!!ボヤボヤしている間は無いぞ!!ケダモノ達を、今度こそ討ち取るのだ!!」
遼角の命令と同時に、信徒達が刀や棍棒、手斧などを振りかざして、二人に殺到する。
「甘いっっ!!」
少年らしい高い声と共に、近方は佐々原から受け取った、愛用のサーベル式軍刀を抜き放つ。
直後、大きな×の字の閃光が幾重にも重なって、突進してきた信者たちを吹っ飛ばした。
「「「「「「ぐうわあああ!!!」」」」」」
悲鳴と共に、信者達は上着や武器を切り裂かれた姿で、床に倒れる。
「さすがソウちゃん!!強くてカッコいい!!ソウちゃんになら、抱かれる方もイイね~!!」
「そのうるさ・・い口を・・しばらく・・閉じていろ!!遼角を・・ぐ!?今度こそ・・捕えるぞ!!」
お尻の痛みに表情を歪めつつ、近方は佐々原に言う。
「了解~。愛しいソウちゃんの為なら・・絶体絶命の危機も乗り切っちゃうものね~~」
佐々原は笑顔を浮かべると、近方と並んで立ち、軍刀を構える。
「おのれ~~~!!禽獣の分際で我らを侮るか!!もう許さぬ!!切り刻んで、細切れにするのだ!!」
遼角の怒りの声と共に、信者たちがどっと、二人目がけて、押し寄せた。
一時間後・・・・。
「ば・・・馬鹿な・・!?この我が・・禽獣・・如きに・・!?」
放心した表情を浮かべながら、遼角は床に倒れる。
「ハァ・・・!ハァ・・ぐ・・!?やっと・・・倒し・・たか・・・」
「おかげで・・随分疲れたよね~~」
荒い息を吐き、両肩を上下させながら、近方と佐々原はそんなことを言う。
二人の周囲には、撃退された信者たちが、気絶した状態で、ゴロゴロと転がっていた。
「く・・!?」
近方は苦痛に表情を歪め、思わず床に片膝をつく。
「うわ!?ソウちゃん!?大変!!お尻が・・!!??」
佐々原は近方の後ろ姿に、思わず声を上げる。
パドルで散々に叩かれた後、戦いで激しい動きをしたために、傷口から血が滲みだし、ズボン越しにお尻を血で赤黒く染め上がっていたからだ。
「こんなもの・・!!どうという・・こは・・ない!!ぐ・・!!」
近方は軍刀を杖代わりに、無理矢理に立ち上がる。
「でも・・!!せめて・・・じゃあ僕に支えさせて!!」
そういうと佐々原は、近方を脇から支える。
だが、その直後、空いている方の手が、近方のお尻に伸びた。
「只信!?何だこの手は・・!!」
「ご、ごめん!!つい・・ソウちゃんのお尻・・触りたくて・・・」
その言葉に、近方の怒りが爆発する。
「いい加減にしろ!!この・・変態めが!!!!!!」
直後、佐々原の目の前で、十字型の閃光が迸る。
同時に、佐々原は吹っ飛ばされ、気を失った。
さらに数日後・・・。
バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!
「ああんっ!?ソウちゃんっ!ごめんなさいっ!ごめんなさいっ!謝るから許して~~~~~!!」
容赦なくお尻を叩く音が響く中、佐々原の許しを乞う声が、部屋にこだまする。
近方の膝の上に乗せられ、むき出しにされた佐々原のお尻は、怒りの近方の手により、真っ赤に染め上げられていた。
「『ごめんなさい』で済むか!!貴様の失態で、危うく皆死ぬところだったのだぞ!!この程度で許されると思うな!!」
バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!
「ひゃあああああんんん!!ごめんなさいいい!!」
怒りの近方の声と共に、平手の嵐が、佐々原のお尻に降り注ぐ。
(お尻痛い~~~!!でも・・大好きなソウちゃんの膝の上に乗せられて・・・ソウちゃんの手でお尻ペンペン・・!!何だか・・興奮しちゃう!!)
お尻を叩かれながらも、佐々原はそんな感慨を抱く。
バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!
「今日は絶対に許さん!!覚悟しろ!!」
「いやああん!!ソウちゃんごめんなさい~~!!」
(痛いけど・・!!でも・・・悪くない・・かも!!)
佐々原はお尻を叩かれる苦痛に悶えながらも、密かに悦びで興奮する。
その後、長い間、お尻を叩く音が響いていた・・・。
「もう・・ソウちゃん・・・本当に・・容赦ないんだから・・」
鏡に映る赤く染め上がったお尻、お尻に感じる業火のような熱さ、それらに佐々原はそんなつぶやきを漏らす。
「でも・・ソウちゃんが公開お尻ペンペンされるところも見れたしな~。やっぱりお尻ペンペンされるソウちゃんはカワイイなぁ!!それに・・ソウちゃんになら・・お尻ペンペンされるのも・・・悪くないかも・・!!」
自らの真っ赤なお尻を見つつ、佐々原はそんなことも呟いていた・・・。
―完―
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