秀道(しゅうどう)学園の日常(全寮制・ショタ)
契遼州内扶桑国開拓地の某所にある全寮制男子校・秀道(しゅうどう)学園。
敷地内には、生徒達が暮らす学生寮が立ち並んでいる。
その一つに、菊花寮があった。
菊花寮の裏手には、小さな林が広がっており、寮生たちのちょっとした憩いの場になっている。
その中に、佐々原只常(ささはらただつね)の姿もあった。
只常は菊花寮の寮生の一人。
紫の髪と瞳が特徴的で、女性と見まがう、美しい顔立ちをしている。
体格も細身のせいか、女っぽいなどと他の生徒から揶揄されることもあった。
只常は紺を基調にしたブレザー式の制服とネクタイ、緑のシャツを着ている。
なお、ズボンは露出の多い短めの短パンである。
菊花寮は15歳未満の年少の生徒達の寮であるため、制服のズボンは短パンと定められている。
只常は切株に腰かけ、本を読んでいる。
だが、不意に気配に気づき、振り向いた。
「只常クン・・!!」
異様に興奮した声で、声の主は、只常に呼びかける。
正体は年上の男子生徒。
長ズボン式の制服が、年長の学年であることを示していた。
「何です、またあなたですか?」
只常はうんざりした表情で言う。
目の前の男子生徒に、以前からしつこく言い寄られているからだ。
全寮制男子校、という特殊な環境下のせいか、同性での恋愛や情事が、学園内では行われている。
只常は、その美しさゆえに、年長あるいは同学年の生徒達から、たびたび言い寄られていた。
もちろん、只常にはそういう性癖や趣味は無いので、そのたびに断っている。
だが、中にはしつこく言い寄る手合いもいる。
目の前の、年長の生徒もその一人だった。
「只常クン・・!!どうして・・僕の気持ちをわかってくれないんだい!!」
「どうしても何も、僕にはそういう趣味はありませんから。もう・・近寄らないで下さい!!」
「ま・・待ってくれ!!」
年上の生徒は、必死に、只常にすがりつこうとする。
「いい加減にして下さい!!」
只常は苛立ちのあまり、男子生徒の腕を取る。
次の瞬間、男子生徒の身体が回転したかと思うと、地面に叩きつけられていた。
「は・・・!?しまった・・!?」
只常が後悔したときには既に遅く、生徒は完全に気絶していた・・・。
数時間後・・・・生徒指導室。
バシンッ!ビシッ!バシィンッ!ビシッ!バアアンッ!
「く・・!う・・!くぅ・・・!うく・・!!」
室内に肌を打つ音と、佐々原の苦痛混じりの声が、室内に響きわたる。
佐々原は腕章を身に着けた上級生の膝の上に乗せられ、お尻を叩かれていた。
短パンを降ろされ、むき出しにされたお尻は既に赤く染まっている。
お尻を叩いている生徒の腕章には『懲罰委員』と書かれている。
その名の通り、規則に違反した生徒を罰する役目を持つ生徒だ。
しつこく言い寄ろうとした上級生を投げ飛ばしたことで、佐々原に尻叩きの懲罰を与えているところだ。
「佐々原クン・・・。いけませんねえ・・・。上級生に暴力を振るうだなんて・・・」
懲罰委員は、佐々原のお尻を叩きながら、お説教をする。
「く・・・!!ぼ、僕は・・降りかかる・・火の粉を・・払った・・だけ・・です!!」
佐々原は苦痛に顔を歪めながらも、反論する。
バシンッ!ビシッ!バシィンッ!ビシッ!バアアンッ!バシンッ!ビシッ!バシィンッ!ビシッ!バアアンッ!バシンッ!ビシッ!バシィンッ!ビシッ!バアバシンッ!ビシッ!バシィンッ!ビシッ!バアアンッ!アンッ!バシンッ!ビシッ!バシィンッ!ビシッ!バアアンッ!
「おや~?反省の見られない態度ですねぇ。上級生に手を上げるなど、この学園では許されないことなのですよ!しかも・・・君のような絶世の美少年でありながら、上級生の愛を拒むなど・・・!!なおさら許すわけにはいきません!!」
懲罰委員は、さらに平手の勢いを強めて、只常のお尻を叩く。
バシンッ!ビシッ!バシィンッ!ビシッ!バアアンッ!バシンッ!ビシッ!バシィンッ!ビシッ!バアアンッ!バシンッ!ビシッ!バシィンッ!ビシッ!バアバシンッ!ビシッ!バシィンッ!ビシッ!バアアンッ!アンッ!バシンッ!ビシッ!バシィンッ!ビシッ!バアアンッ!
「くぅあ・・!あぅ・・!くぅ・・!ひぃう・・!ああう・・!くぅ・・!ああう・・!!」
力強いお尻叩きに、佐々原は苦痛に身をよじり、額には脂汗を浮かべる。
「さぁ、上級生の愛を受け入れると誓いなさい!!そうすれば、懲罰から解放されますよ!!」
お尻を叩きながら、懲罰委員は、佐々原にそう言う。
「い・・嫌です!!僕には・・そういう性癖も趣味もありません!!受け入れるつもりも毛頭ありません!!」
「おやおや?まだ、痛い目に遭いたいんですか?今度は道具を使いますよ?」
佐々原のお尻を軽くヒタヒタと叩きながら、懲罰委員は言う。
「く・・!!あなたたちに・・屈するつもりは・・ありません!!」
「やれやれ・・・。仕方ありませんねえ・・・。それでは・・・アレを持って来なさい」
懲罰委員はため息をついて、部下の生徒に命令する。
すると、部下の生徒は、鞭を懲罰委員に手渡した。
「さぁ・・今度はコレを使いますよ。手など比べ物になりませんよ。今なら・・・許してあげますよ。さぁ、上級生の求愛を受け入れると誓いなさい」
「ぜ・・絶対に・・嫌です・・!!」
佐々原は、懲罰委員の言葉をあくまでも拒否する。
「やれやれ・・・。強情な・・。では・・・鞭でのおもてなしと行きましょう」
懲罰委員は半ば楽しげに言うと、鞭を振り上げた。
ビシイッ!ビシッ!ビシィリ!バシッ!ビシッ!
「くうあっ!ああうっ!うっう・・!あああーー!!」
鞭による、鋭い切り裂くような痛みに、思わず佐々原は身をよじる。
あまりの痛みに、佐々原の目尻には涙が浮かぶ。
お尻には鞭の跡が刻みつけられ、見るからに痛々しい。
「おやおや?まだ、始まったばかりですよ~。そんなのでは、先が思いやられますね~」
懲罰委員は楽しそうな笑みを浮かべて、鞭を振るう。
ビシッ!ビシビシビシッ!ビシビシビシィッ!ビシビシビシッ!
ビシッ!ビシビシビシッ!ビシビシビシィッ!ビシビシビシッ!ビシッ!ビシビシビシッ!ビシビシビシィッ!ビシビシビシッ!
「うわあ!あああっ!ぎひいっ!いいいっ!うわあああ!!!」
佐々原は耐えきれず、悲鳴と共に、両足をバタつかせる。
佐々原のお尻は、蚯蚓腫れの跡が幾重にも刻みつけられ、痛々しい姿になっている。
「ひぃう・・!くぅ・・!痛・・・!うぅう・・・!!許し・・くぅう・・!!」
只常は、涙目で、思わず弱音を吐いてしまう。
「今さら遅いですよ~!さぁ、今度はパドルでおもてなししてあげましょう」
今度は懲罰委員は、鞭から、いかにも痛そうな、穴が開いた上にイボイボの付いたパドルを手にする。
バシィンッ!ビダァンッ!バアアンッ!バアジぃンッ!ビッダァンッ!
「あああああーーーー!!!」
鞭よりもさらに強烈な打撃に、只常は絶叫し、背をのけ反らせる。
「ううう・・・!!も・・もう・・無理・・です!!い・・言う・・通りに・・うう・・!!し・・します・・・!!だから・・もう・・許し・・・」
あまりの苦痛に、只常は耐えきれず、泣きながら屈服する。
「残念ですね~。もう・・遅すぎましたね~!今からパドルで二百叩きコースに招待してあげますよ~」
懲罰委員は笑顔で、恐ろしい宣告をする。
「そ・・そんなあああ!!うわああああああ!!!」
バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!ババシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!シンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!
只常の絶望の叫びと共に、パドルが非情にも振り下ろされる。
その後、長い間、只常の泣き叫ぶ声と、パドルの音が響き渡っていた・・・。
「理事長。以上が、佐々原只常の、懲罰記録となります」
スクリーンに映る只常の懲罰の動画と共に、懲罰委員が、理事長に報告する。
動画は生徒指導室に隠して設置してある映写機で撮影したもの。
懲罰が行われる際には、必ず撮影し、理事長への報告に使われるようになっていた。
「ご苦労、佐々原只常のその後の様子はどうだね?」
理事長は懲罰委員に尋ねる。
「はっ、懲罰がよく効いたようです。その後は上級生の求愛を受け入れています」
「ふふ・・。ご苦労・・。さすがだな。ああいう美しい少年は、同性に愛され、或いはこうして同性から尻を叩かれて罰せられてこそ、さらに輝くのだ!!」
理事長は興奮した声で言う。
理事長がこの学園を造った目的、それこそが美しい少年が同性に愛される姿、そしてお尻を叩かれて罰せられる姿を思う存分見るためだった。
「ふふ・・。まさにここは我が天国・・・・フハハハハ・・!!」
理事長は佐々原のお仕置き画像を見ながら、悦に入っていた・・。
―完―
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