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神父物語12 パウロのお堂



 バアシィーンッ!バアーンッ!ビシャアーンッ!バアーンッ!

「ごめんなさいっ!ごめんなさいごめんなさい~~!もうしません~~~!」

今井は佐々木の膝の上で両足をバタつかせ、片手を伸ばした体勢で必死になって叫んだ。

「もう何回も言ってるだろうが!また性懲りも無く一服盛ろうとして!」

ビダァーンッ!バアジィーンッ!バアアーンッ!ビシャアーンッ!

佐々木は厳しい声で叱りつけると今井のお尻に容赦の無い平手打ちを叩きつける。

既に相当叩かれたのだろう、今井のお尻は濃厚なワインレッドに染め上がっており、しかも二周りくらい大きく腫れ上がって熱を持っていた。

 「だ・・だって・・全然シテくれないからぁ~~~~」

今井は泣きつつも不平そうな声で言う。

ここ最近佐々木が全然シてくれないため、また性懲りも無くその手の薬を一服盛ろうとしたのがバレてしまったのである。

「人のせいにするんじゃない!!」

バアシィ――――ンンンンン!!

佐々木は今井の言葉を聞くや、今までよりもずっと強烈な一撃をくれてやる。

今井は背を仰け反らせるや思いっきり叫び声を上げた。

「今日という今日は絶対に許さないからな!!4,5日はまともに座れないくらいお仕置きしてやる!」

「そんなぁぁ~~~~!許してぇぇぇ~~~~~~~!!」

今井は両足をバタつかせながら泣き叫ぶ。

その後、佐々木の部屋の中で激しく肌を打つ音と泣き叫ぶ声がこだました。





 正門から教会の建物に続く石畳の道の途中に石造りの小さな建物がある。

ここはこの教会の名前の元となっている聖パウロを祀るお堂で「パウロのお堂」と呼ばれていた。

 「うぅぅ・・・お尻痛ぁい・・・・」

今井は四つん這いになって堂内の床を雑巾で拭いていたが、手を止めると顔を顰めながらお尻をさすった。

身体が動くたびに布地が腫れ上がったお尻とすれるため、ビリビリと鋭い痛みが走るのだ。

おかげで手を止めてはお尻をさすらねばならず、ちっとも堂内の掃除がはかどらない。

(だいたい佐々木さんがシテくれないから悪いんじゃない。僕だって佐々木さんがシテくれればあんなことしなくったってすむのに~~~)

自分が悪いのをすっかり棚に上げ、今井は佐々木に文句を言いたくなる。

(それなのにちょっと薬盛ろうとしたくらいであんなにお尻ぶって!意地悪!)

今井は相手をしてもらえないこととお尻を叩かれたことへの不満でムカムカしてくる。

やがて雑巾を放ったかと思うとグルグルと堂内を歩き始めた。

 「佐々木さんの・・・・佐々木さんの・・・・佐々木さんのバカーッッッ!!」

今井はいきなり叫んだかと思うや腕を振り回す。

あまりにも勢いよく振り回したため、祭壇に安置してある聖パウロ像に思い切り腕をぶつけてしまった。

 「って痛ったああ~~~~~っっっ!!!」

今井は無事な方の手でぶつけた腕を抱えるようにすると一生懸命さすりだす。

「うぅぅぅ・・・痛ぁぁ・・・・」

余程痛かったのか、今井は今にも泣きそうな表情を浮かべていた。

「最悪~~~。お尻ぶたれるわ・・・腕ぶつけるわ・・・・」

途中まで愚痴を言いかけて今井はピタリと口を止める。

そうかと思うと今井は自身の足元に視線を落とした。

 今井の足元では祭壇に安置してあった聖パウロの像と燭台が転がっている。

慌てて今井は像と燭台を拾うと傷がついていないか慎重に調べる。

何度も繰り返して見てみたが、幸いにもかすり傷一つついていなかった。

(よかった・・・・)

今井はホッとする。

もし、これで傷でもついていたら間違いなく佐々木にお尻を叩かれてしまうところだ。

(寿命・・・縮まるかと思った・・・)

今井は像と燭台を元の場所に戻すとホッと一息つく。

だが、これ以上掃除をしているとまた癇癪を起こして何かしてしまうかもしれないと思い、すぐにも退散しようと決めた。

(うまく誤魔化せば大丈夫だよね)

そう考えると今井はすぐさまお堂を去ってしまう。

 だが、今井は気付いていなかった。

燭台に差してあったロウソクが一本、床に転がり落ちていることに。

しかも、それには小さいながらも火がついていたことを。





 「ん・・・ふぅぅぅ・・・・」

佐々木はパソコンの電源を落とすと肩や首を回してコリをほぐしにかかる。

(書類の作成も一段落したし・・・一休みするか・・・・)

佐々木はそう思うと部屋を後にする。

庭で風にでも当たるかと考えて外へ出たときだった。

 ふとパチパチという音が聞えてきた。

(何だ?)

不審に思った佐々木は音の聞えてきた方へ足を向ける。

しばらく歩くとパウロのお堂が見えてきた。

 「な・・・・・」

佐々木はお堂を見るなり、愕然とした表情になる。

お堂の扉が燃えていたからだ。

佐々木はすぐにも取って返すや、教会内に備えつけてある消火器を持ってくる。

消火器を取ってくるや、佐々木は必死に火を消しにかかる。

幸いにも発見が早くて火が小さかったため、火はすぐに消し止めることが出来た。

 (全く・・・一体どういうことだ?)

ホッとしながらも佐々木は考える。

中に戻ろうと振り返るとふと今井の姿が目に入った。

 今井は魂が抜け出したかのような茫然とした表情で立っている。

顔色は蒼白で口元がわなわなと震えている。

佐々木が不審を抱いていると、今井はいきなり背を向けて逃げるようにして走り始めた。

「こら・・・ちょっと待て・・・」

佐々木は何かあると感づくや急いで追いかける。

あっという間に佐々木は今井に追いつくとがっしり手首を掴んで捕まえてしまった。

 「ちょっ・・・離して下さいってば!!」

今井は必死になって振りほどこうとするが、佐々木の腕はビクともしない。

「信幸・・・ちょっと来てもらうぞ」

佐々木はそう言うと今井を引っ張って自分の部屋へ向かう。

「やっ!ちょ・・ちょっと離し・・いやぁぁ~~~~!!」

今井はそう叫ぶと逃げ出そうとするが、そうもいかずそのまま佐々木の部屋へ連れ込まれてしまった。





 「さてと・・・・それじゃあ話してもらおうか?」

佐々木は今井を自分のベッドの縁に座らせると視線を落として尋ねる。

「べ・・別に話すことなんて・・・ないですってばぁ・・・・」

今井はそう言うとだんまりを決め込もうとする。

話せば間違いなくお尻を叩かれるからだ。

「嘘をつくんじゃない。お前・・・何か知ってるだろう?」

佐々木は確信した声で尋ねる。

今井のあの動揺ぶりはただ事ではなかった。

ボヤの件で今井は何かを知っている。

そもそも先程まで今井が掃除をしていたのだから。

「だから・・・話すことなんて・・・・」

「信幸・・・・」

佐々木の声のトーンが不意に変わった。

今井はそれを聞くやギクリとする。

恐る恐る佐々木の表情を見ると能面のように無表情になっていた。

同時に今井は佐々木の両手に視線を落とす。

佐々木は両手をしっかりと握り締めており、その手は微かに震えている。

表情にこそ出さないが佐々木が今井の態度に怒っているのが明らかだった。

これ以上しらを切ろうとすると佐々木の怒りが爆発してしまうかもしれない。

それに気付いた今井は途端に慌てだす。

「わ・・わわわかったからぁ!ちゃ・・ちゃんと・・ちゃんと・・話すからぁ!!」

今井は必死に言い、ようやく佐々木を宥める。

「いいだろう・・・。それじゃ話してもらおうか?」

「は・・はぃ・・・」

今井は観念した表情を浮かべると堂内であったことを話し始めた。

佐々木はジッと黙って聞いていたが、今井の話を聞き終えると口を開く。

「なるほど・・・。癇癪を起こしたときにぶつかって落ちた蝋燭から火が出たっていうわけだな?」

「た・・・多分・・・・」

今井は消え入りそうな声で答える。

しばらくの間沈黙があたりを支配していたが、やがて佐々木が再び口を開いた。

 「信幸・・・・・」

「な・・何・・?」

「自分が何をしでかしたか・・・わかってるか?」

佐々木は静かな、だが有無を言わせない強い調子で尋ねる。

「え・・あの・・その・・わ・・わざとじゃ・・・」

「わざとかどうかは問題じゃないだろう。さぁ・・・・覚悟はいいな?」

佐々木がそういうと今井は今にも泣きべそをかきそうな表情に変わる。

「さ・・ささ佐々木さぁ~ん・・・そ・・それだけはぁ・・・・」

「何言ってる。悪いのはお前だろう?」

「だ・・だって・・単なる事故じゃない・・・それに・・・ちょっと焼けただけで済んだんだし・・・・」

今井はブルブル震えながら必死で言い訳する。

佐々木がかなり怒っているのは間違いなかった。

「そういう問題じゃない!!」

雷のような声で佐々木は叱りつける。

「全く・・・・」

佐々木は苦々しい表情を浮かべるとゆっくりと立ち上がる。

今井は本能的に危険を察知するや、ドアに向かって一目散に駆け出そうとする。

「逃げるんじゃない!!」

佐々木は今井の首根っこを背後から捕まえるや引き戻そうとする。

「いやああ~~~~~~~っっっっ!!!!離してぇぇぇぇ~~~~~!!!!」

今井は佐々木から逃れようと必死になって抵抗する。

だが呆気なく取り押さえられてしまい、ベッドまで連れ戻されるやベッドの縁に座った佐々木の膝に載せられてしまった。

 今井は膝に載せられても往生際悪く手足をバタつかせて抵抗する。

佐々木はそれに構わず、慣れた手つきで今井の神父服をまくり上げるとズボンを降ろし、あっという間に今井のお尻があらわになった。

既に一度叩かれたためか、今井のお尻はほんのりピンクに染まっている。

 「佐々木さぁ~ん。あんまり痛くしないでぇ・・・」

今井は今にも泣き出しそうな表情で振り返ると佐々木に哀願する。

「何を言ってるんだ。あんなこと引き起こして。前に引っぱたいたときより厳しくするから覚悟するんだな」

佐々木は冷たい声で切って捨てる。

「そ・・そんな~~~」

今井は絶望的な表情を浮かべるが、佐々木はそれに構わずに今井の腰をしっかりと押さえつける。

右手に念入りに息を吐きかけると、佐々木はゆっくりと手を振り上げ、今井のお尻目がけて手を振り下ろした。





 バアシィンッ!

「きゃあんっ!」

容赦の無い一撃に今井は甲高い声で悲鳴をあげる。

バアシィンッ!ビダァンッ!バシャアンッ!バアジィンッ!

「やっ!ひゃあっ!痛いっ!佐々木さん痛いってばあっ!」

今井は手足をバタつかせて叫ぶ。

「当たり前だろう。痛くなければお仕置きにならないだろうが」

佐々木は呆れたような口調で言う。

「だ・・だってわざとじゃあ・・・」

バアシィ――――ンンンンン!!!

今井が再び言い訳しようとするや、佐々木は思いっきりお尻に平手を叩きつけた。

今井は海老反りに背を仰け反らせて声を上げる。

「言い訳するんじゃない!全く・・・」

バアシィンッ!ビシャアンッ!バシィンッ!ビダァーンッ!

「ひゃあっ!きゃあっ!あひぃん!ひぃんっ!」

ビダァ~ンッ!バアッチィ~ンッ!ビッシャア~ンッ!ビッダァ~ンッ!

「やあ~っ!痛いっ!ひぃ~んっ!やぁ~んっ!」

「自分の不注意で・・・ボヤ騒ぎなんか起こして・・・」

ビダァ~ンッ!バアッチィ~ンッ!ビッシャア~ンッ!ビシャア~ンッ!

「ひゃああんっ!はあひぃんっ!ひひゃあんっ!ひぎゃあんっ!」

ビッダァ~ンッ!バアッチィ~ンッ!ビッシャア~ンッ!バアッシィ~ンッ!

「幸い早いうちに見つけたからいいようなものの・・・・」

ビッダァ~ンッ!バアッチィ~ンッ!バッシィ~ンッ!バアア~~ンンッッ!

「やああっ!痛いっ!やぁぁんっ!痛い~~~っっっ!!」

ビッダァ~ンッ!ビッダァ~ンッ!バシィ~ンッ!バァァ~~ンンッッ!

「あれで火事にでもなったらどうするんだ!」

ビッダァ~ンッ!バアシィ~ンッ!バアチィ~ンッ!ビッダァ~ンッ!

バシィ~ンッ!バチィ―――ンン!ビダァ――――ンンン!バアシィ~ンッ!

「ひひゃああ!痛いっ!ひゃあああん!きゃああんん!」

佐々木の平手が振り下ろされるたびに今井の鳴き声と叫び声が響き渡る。

「やぁぁぁ!もう痛いっ!許してぇぇ~~~!」

「何言ってるんだ!まだまだ始まったばかりだろうが!」

その後、絶叫と肌を打つ音が入り混じった音が室内に響き渡った。





 「ひっひいん・・・ふぇぇぇぇ・・・・」

今井は佐々木の膝の上でしゃくり上げる。

お尻は今や真っ赤に腫れ上がっており、さながら熟れすぎたリンゴのようだった。

「信幸・・・。反省したか?」

佐々木はお尻を叩く手を弱めて尋ねる。

「したぁ・・したからぁ・・・もう・・ペンしないでぇ・・・ひぃぃんんん・・」

今井は泣きじゃくりながら許しを請う。

「じゃあ何が悪かったんだ?」

佐々木は今井にそう尋ねる。

「ひっく・・・ふ・・不注意で・・・か・・火事・・起こした・・・」

「そうだな。でも、何でそれで怒られたんだ?」

「え・・ええと・・・み・・・皆に・・迷惑・・かけるから・・・あ・・危ない・・し・・」

「そう。下手したら大変なことになってたんだ。だから怒ったんだ。わかるな?」

今井は黙って頷く。

「よし・・・いい子だ。じゃあ・・わかるな?怒られることしたら何て言うんだった?」

「ご・・ごめん・・なさい・・・迷惑かけて・・ごめんなさい・・・」

「そうだ。いい子だな」

佐々木はそういうと今井の頭を撫でてやる。

しばらく今井の頭を撫でてやったかと思うと今井を抱き上げて膝の上に座らせ、しっかりと抱きしめてやる。

 「信幸・・・」

佐々木の顔が近づいたかと思うと二人の唇が重なり合う。

佐々木の舌が今井の口腔内に侵入し、絡み付いて濃厚な口付けをかわす。

佐々木の濃厚なキスに今井の表情は段々と蕩けてゆく。

「寂しい・・思いさせて悪かったな・・・。久しぶりにしようか・・・」

「うん・・・」

今井が黙って頷くと佐々木はお姫様抱っこで今井を抱き上げ、ベッドへ横になった。





 「すごいな・・・。凄い欲しそうにヒクヒクしてる・・・」

佐々木は今井のお尻の最奥部を見ながら、思わず呟いた。

「だって・・・欲しいんだもん・・・。ねぇ・・早くぅ・・・」

今井は四つん這いになってお尻を上げたまま、後ろを振り向くと艶めかしくお尻を振るう。

お仕置きされて赤く染まったお尻が左右に揺れ動く様は何とも色っぽくどこか淫らだった。

「ああ・・・行くぞ・・・」

佐々木は今井に覆いかぶさるように身体を進める。

「あ・・・凄い・・・」

今井は佐々木が自身の中に入ってくるのを感じ、さらに表情を艶めかしいものに変える。

佐々木が思い切り動くと同時に今井の聞いているだけでこちらまでおかしくなってしまいそうな声に部屋が満たされた。





 ―完―
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