普賢のお返し(封神より:普/玉)



 (注:玉鼎が災難な目にあったり、ちょっとSMっぽい要素が入ったりしています。許容出来る方のみご覧下さい)


 バアシィーンッ!バァーンッ!ビシャアーンッ!バァーンッ!
「ごめんなさーいっ!ごめんなさいっ!ごめんなさいー!」
「ごめんなさいは当たり前だろう・・・全く・・・」
玉鼎が平手を振り下ろし、膝の上にいる普賢のお尻に叩きつけるたびに普賢は声を上げて泣き叫んだ。
 玉鼎と約束をしていたのだが、すっかり忘れてすっぽかしてしまい、それで玉鼎からのお仕置きの真っ最中だったのである。
「うわぁぁ~~ん!ごめんなさい~~!!」
その後、しばらくの間部屋には普賢の泣き声と肌を打つ音が響き渡った。


 「うぅぅ・・・お尻痛いよぉ・・・」
その日の夜、洞府に帰った普賢はまだ痛むお尻に氷袋を載せ、ジワリと目に涙を浮かべていた。
(いくら僕が悪いからって玉鼎もひどいよ・・。いつもいつもいつも人のお尻叩いて・・)
痛みに声を漏らしているうちに普賢は段々と玉鼎への不満が募ってくる。
普賢が玉鼎にお尻を叩かれたのは今回が初めてではない。
以前にも何度かお仕置きをされた経験があるのである。
しかも、結構力もあるせいか、玉鼎からのお仕置きはかなり痛かった。
それで余計に玉鼎に対してフツフツと不満や怒りが沸いてくる。
(玉鼎だって誰かにお尻叩かれちゃえばいいのに・・・)
ついついそんなことを考える。
そんなことを考えているうちにふと妙な考えが浮かんできた。
しばらくの間普賢はそのアイディアについてじっくりと考える。
やがて普賢の表情にいたずらっ子のような笑みが浮かんだかと思うと、フフフと妙な笑みが普賢の口から漏れ始めた。


 それから数日後のある日・・・。
「すまなかったな。こんなにもらって」
「いいよ、僕だっていつも玉鼎には色々とおすそ分けしてもらってるし」
普賢は太公望から桃を大量にもらったので玉鼎のところへおすそ分けにやって来ていた。
「そうだ、せっかくだからお茶でも飲みながら食べない?」
「それもいいな・・・。それじゃあお茶を入れるよ」
「いいよ、僕がするから。玉鼎は桃切ってくれる?」
「わかった。それじゃあ頼むよ、普賢」
「うん、まかせて」
普賢はニコリと微笑むとキッチンへ消えてゆく。
 普賢は急須を傾けてお茶を入れている。
二人分のお茶を用意して盆に載せたかと思うと、ポケットから普賢は何かを取り出した。
取り出したのは二つの薬の包み。
包みを出すと普賢は笑みを浮かべる。
包みを開けると普賢は玉鼎用のお茶に中味を注ぎ込んだ。
 「どう・・?おいしい・・?」
普賢は真剣な表情で湯飲みを手にした玉鼎に尋ねる。
「ああ・・普賢が入れてくれたお茶はおいしいよ」
玉鼎はニコリと微笑んで言う。
「そう・・よかった・・」
普賢は玉鼎の答えにホッと胸を撫で下ろす。
 「あれ?どうしたの、玉鼎?」
不意に普賢が尋ねるように言った。
「どうかしたのかい?」
「うん・・玉鼎、何か眠そうだから・・・」
「そうかい・・別に何とも・・あれ・・?」
玉鼎は突然、強烈な眠気に襲われる。
同時に身体がだるいと思う間もなく、椅子から床へ倒れこんでしまった。
 玉鼎が倒れるや普賢は恐る恐る近づく。
ジッと玉鼎を見つめて完全に寝入っているのを確かめると普賢は笑みを浮かべる。
「ふふ・・作戦成功だね」
そういうと普賢は玉鼎の上体を起こし、えっちらおっちらと寝室へ運んでいった。


 「ううん・・・うん・・・・」
微かなうめき声を漏らすと玉鼎はうっすらと目を開けた。
最初はぼんやりしていた視界がだんだんはっきりしてくると、玉鼎は自分がベッドの上にいることに気付く。
(何でこんなところに・・・?)
疑問に思った玉鼎は身体を動かそうとするが身体が動かない。
(どういうことだ?)
玉鼎は不審に思い、身体を揺らそうとしてみる。
だが、動かすことは出来なかった。
変に思って身体のあちこちを動かそうとし、ようやく指と首だけは動かせることに気付いた。
 身体を動かそうと試している間に玉鼎は腹の下に何かがあることにも気付く。
首を回して見てみると、枕や丸めた布団が腹の下に敷かれており、おかげでお尻を突き上げて両膝をついた体勢でベッドにうつ伏せになっていた。
「な・・何だ・・・これは・・?」
「ふふふ・・目が覚めたんだね」
聞きなれた声に玉鼎はハッとして振り向く。
するとベッドの傍にいつの間にか普賢が立っていた。
 「普賢、これは一体どういうことなんだ?」
「ふふ。それはねぇ、玉鼎にお返しをするためだよ」
普賢はニコリと微笑みながら言った。
「お返し・・?何のことだい?」
玉鼎は意味がわからず、思わず聞き返す。
「玉鼎・・・・お尻叩かれるってどれだけ痛いかわかる?」
「何が言いたいんだ?」
突然の普賢の言葉に玉鼎は訝しげな表情を浮かべる。
「すごく・・・すごーく痛いんだよ・・・。それこそ泣いちゃうくらいに・・・」
玉鼎の問いに構わずに普賢は話し出す。
「それなのに・・玉鼎って今まで何回も僕のお尻叩いたよね・・・僕がどれだけ痛い思いしたかわかってる・・?」
「それは・・・普賢が悪いんじゃないか・・・」
「だからってお尻叩くことないじゃない・・。だから僕は考えたんだ。いつも玉鼎にお尻叩かれて痛い思いしてるんだから、一回くらいお返しに僕が玉鼎のお尻叩いたってバチは当たらないよねって」
普賢の言葉に玉鼎は思わず目を見張る。
「ふ・・普賢・・・冗談はやめなさい・・・」
「冗談じゃないよ。僕は本気で君のお尻にお返しをしてあげるんだよ。フフフ・・・さぁ、覚悟はいい?」
普賢はニコリと笑みを浮かべていると背中に隠しておいた穴あきパドルをこれ見よがしに見せる。
普賢が本気だと知った玉鼎はとっさに動いて逃げようとする。
だが、首と指しか動かせない身では逃げることなど不可能だった。
「ふふ、無理だよ。眠り薬と一緒に痺れ薬もお茶に盛っておいたからね」
ニコリと微笑み、一呼吸置くと普賢は再び口を開いた。
「さぁ、玉鼎、お仕置きの時間だよ。今までお尻叩かれた分、返してあげるからね」


 普賢は玉鼎の長い髪を横にのけ、上着をまくり上げたかと思うとズボンを一気に脱がせてしまう。
あっという間に雪のように白く、形の整った玉鼎のお尻が姿を現した。
「わぁ・・・綺麗なお尻・・・」
普賢は玉鼎のお尻を見るや、思わずそう呟いた。
「う・・・」
玉鼎は恥ずかしさに顔を赤らめると両手でシーツをギュッと握り締める。
「ふふ。恥ずかしいんだね?でも、僕だって恥ずかしかったんだからね。恥ずかしいのもお返しのうちだよ」
普賢はそんなことを言いながらジッと玉鼎のお尻を眺め続けている。
空いている方の手を伸ばしてピタピタとお尻を触るたびに玉鼎の肩が恥ずかしさに震えた。
 「ふふふ、じゃあ始めるよ。覚悟はいい?」
普賢は笑みを浮かべるとおもむろにパドルを振り下ろした。


 バシィンッ!
「ぅ・・・・」
パドルが思い切り叩きつけられ、玉鼎は微かに声を上げる。
バシィンッ!バアンッ!バアシィンッ!バアンッ!バシィンッ!
玉鼎はシーツをギュッと掴み、固く口をつぐんで声を出すまいとする。
バアシィンッ!バアンッ!ビシャアンッ!バアンッ!バシィンッ!
「ふ・・普賢・・・馬鹿なことは・・やめなさい・・・。今なら・・・私も・・怒らないから・・・」
玉鼎はお尻を叩かれながらも普賢を説得しようとする。
「ダーメ。言ったでしょう?たっぷりお返ししてあげるって。まだまだこんなものじゃすまないからね」
普賢は笑顔でばっさり切り捨てるとパドルを玉鼎のお尻に打ちつける。
 バアシィンッ!バアアンッ!ビシャアンッ!バアンッ!
バチィンッ!ビシャアンッ!バアシィンッ!バアアンッ!
一打ごとに玉鼎のお尻に箱型の跡が刻みつけられてゆく。
パドルが叩きつけられるたびに肌の白い部分の面積が少なくなり、やがて玉鼎のお尻は赤く染まってしまう。
「い・いい加減に・・・やめな・・さい・・・やめ・・なさい・・・」
玉鼎は説得を続けるが、普賢は耳を貸さずにお尻を叩き続ける。
 バシィンッ!バアーンッ!ビシャアーンッ!バアーンッ!
「やめ・・・やめなさい・・やめ・・・ぅ・・・」
玉鼎は尻打ちをやめるよう呼びかけ続けるが、だんだん表情が変わってくる。
苦しくなりだしたのか、呼吸が乱れだし肩を微かに上下させるようにもなった。
 「ねぇ、玉鼎?痛い?苦しい?」
お尻を叩きながら普賢がそんなことを尋ねてきた。
「あ・・・当たり前・・じゃないか・・・。ふ・・普賢・・・い・・いい加減にしなさい。わ・・私だって・・しまいには・・怒るよ・・・」
さすがに玉鼎は普賢の態度に厳しい表情を浮かべた。
「そうだよね、痛いよね。でも僕だって玉鼎のおかげで痛い思いしてるんだからね。ふふ、だからまだまだ許してあげないから。僕が玉鼎にされてるみたいにアンアン泣いてごめんなさいするまで叩いてあげるからね」
普賢はそう言うとパドルのリズムを変えた。
 バアシィーンッ!バンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンッッ!!
バチィーンッ!バンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンッッ!!
「うっ・・!くぅ・・あっ・・はあっ・・ひうっ・・あっ・・くうっ・・うあっ・・ああっ・・あっ・・ああうっ・・・あうっ・・・」
突然、太鼓を乱打するような調子でパドルが玉鼎のお尻を叩き始めた。
さすがの玉鼎も絶え間無く襲いかかる苦痛に表情を歪め、苦痛の声を漏らさずにはいられなくなる。
バアシィンッ!バアンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバン!!
ビダァンッ!バチンバチンバチンバチンバチンバチンバチンバチンバチンッ!!
「あっ!・・あっくっうっうっああっ!はあっ!あっひぅはうあっはうあっ!」
玉鼎は苦痛に声を上げ、荒い息を吐く。
痺れ薬の効果が段々と薄れかけているためか、肩や腕を震わせ、背中や腰を揺り動かす。
 (わぁ・・・・・)
普賢はお尻を叩きながら感嘆のため息を漏らす。
脂汗をジットリと浮かべて苦痛に歪む表情や震える身体、真っ赤に染まりきった双丘に何とも言われぬ美しさや艶やかさを感じたのだ。
(お尻叩かれてる玉鼎って・・・こんなに・・綺麗なんだ・・)
友人の見たことも無い美しい姿に普賢は奇妙な感覚を覚える。
(もっと・・・もっと・・・見てみたい・・・)
心の奥底に眠っていたそんな感情がマグマのように噴き上がって来て普賢を駆り立てる。
普賢は何かに駆り立てるようにして玉鼎のお尻にパドルを叩きつけ続けた。


 「くぅ・・・うぅ・・・あっ・・はぁ・・はっあっ・・・」
玉鼎は肩で息をし、身体をゆっくりと上下させる。
バアッシィィンンン!!
「うああっ!!」
玉鼎は声を上げると海老反りに身体を反らす。
「く・・う・・・はぁ・・・はぅあ・・・」
荒い息を吐く玉鼎の姿は今にもぐったりと倒れてしまいそうだった。
 実際、お尻は熱した石炭のように熱くなっており、意識がボンヤリとしかけている。
(こ・・このままでは・・・・)
玉鼎はぼんやりしかけた頭で必死に考える。
考えているうちに玉鼎は無意識に身体を動かす。
(う・・・動く・・)
玉鼎は痺れ薬が抜けていることに気がついた。
(こ・・これなら・・・)
玉鼎は身体が動くことに気付くや、気力が沸いてきて頭もハッキリする。
(よし・・・)
意識がはっきりした玉鼎は何かを決意した表情を浮かべる。
次の瞬間、玉鼎の身体が動いたかと思うと普賢を押さえていた。


 「え・・・?」
普賢は自分の目が信じられなかった。
痺れ薬を飲ませたはずの玉鼎が動いたように見えたのだ。
だが、玉鼎の小脇に抱えられていることに気付き、嫌でも玉鼎が動いた事実を知る。
「う・・動けない・・はずじゃ・・?」
「どうやら薬の効果が切れたみたいだな・・・」
「そ・・そんな・・・」
普賢は信じられないといった表情を浮かべる。
 「さて・・普賢・・・」
「な・・何・・?」
普賢はビクビクして尋ねる。
何か嫌な予感を覚えたのだ。
「自分が悪いのに逆恨みして人を叩くのはいいことかい?」
「・・・・・」
普賢は黙り込んでしまうとプイと顔をそむける。
普賢の態度に玉鼎はため息をつく。
「やれやれ・・・仕方ないな・・・さて・・・それじゃあしっかり反省してもらおうか」
「や・・いやっ!離してっ!」
普賢は必死になって暴れるが玉鼎は難なく普賢を押さえ込んでしまう。
しっかりと普賢を押さえると玉鼎は手をゆっくりと振り上げた。


 「うぅぅ・・・痛ぁ・・・・」
普賢は真っ赤に染め上がったお尻をさすりながら呟いた。
あのあと散々お尻をぶたれ、泣きながらごめんなさいをさせられた後、ようやく許してもらったのだ。
「うう・・・失敗しちゃった・・・」
普賢は残念そうに呟く。
(でも・・・お尻叩かれてる玉鼎・・・綺麗だったなぁ・・・)
お尻の痛みに顔を顰めながらも、普賢はパドル打ちを耐える玉鼎の姿を思い浮かべ、その姿に言いしれようの無い感覚を感じていた。
「また・・・玉鼎のお尻・・・叩いてみたいなぁ・・・」
普賢は心の底からそんな奇妙な欲望が沸いてくるのを感じながら呟いた。


 ―完―

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