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嘘とサボりは・・・(封神より:燃/普、現代パロ)



(封神を題材にした二次創作モノで、現代パロものです。そのため、燃燈が警官、普賢が神父、木タクが学生という設定になっていたり、楊/玉神父兄弟モノと世界観がリンクしております。また、キャラのイメージ等にかなり変更が加えられている場合がありますので、その点をご了承いただいた上で、許容出来る方のみご覧ください)


 玉鼎と楊ゼンの兄弟神父が勤めている教会がある町の隣町(といっても同じ市内なのだが)。
その住宅地の生活道路を自転車で行く男の姿があった。
端正ながら意志が強そうな面立ちで、スポーツ選手顔負けにすらりと引き締まった身体に警官の制服を纏っている。
この町で警官として働いている燃燈だった。
(特に異常はないようだな・・・)
自転車で路上を行きながら燃燈は町内のパトロールをしている。
燃燈が自転車を走らせていると、やがて教会の尖塔と十字架が見えてくる。
(あれは・・・・)
尖塔を見るや、燃燈はある友人を思い出す。
太乙や玉鼎・楊ゼン兄弟達同様、昔から付き合いのある、いわば幼馴染な数歳年下の友人である普賢が勤めているのが、尖塔が見える教会だった。
(そういえば忙しさにかまけて会ってなかったな。見回りがてらに挨拶でもしていくか)
そう決めると、燃燈は教会の方へとハンドルを切った。
 「普賢ー、いるか?」
礼拝堂内に入ると燃燈は声をあげて呼びかける。
だが、返事はない。
(出かけてるのか?)
思わずそう考えていると、不意に誰かが声をかけてきた。
「あれ?燃燈さんじゃないっすか?」
思わず振り返ってみると、ブレザー系の制服姿でスポーツバッグや学生鞄を手にした高校生らしい、活発そうな少年がいた。
 「おや、木タクじゃないか?」
「へへ、こんちわっす」
木タクは燃燈の姿を見ると挨拶する。
木タクはこの近所に住んでいて、地元の高校に通っている。
「また普賢に勉強を見てもらいに来てたのか?」
燃燈はそう尋ねる。
木タクは小さい頃から普賢に可愛がってもらっていて、よく遊んでもらったり、勉強を見てもらっていて、それを燃燈も知っていたからだ。
「そうなんすよ。でも、普賢兄ちゃん・・じゃなかった・・神父様・・急用が出来て出かけたんですよ。それで俺が頼まれて留守番中ってわけっす」
「そうか。えらいな、木タクは」
「そんなことないっすよ。普賢神父の頼みなら喜んで聞きますぜ」
気負った様子で言う木タクに思わず燃燈は笑みを浮かべる。
小さい頃から面倒見てもらっていたためか、木タクは普賢を「兄ちゃん」などと呼んで慕っていた。
そのため、普賢の頼みなら快く引き受け、色々手伝いをしたりしていた。
「留守番中すまなかったな。私はこれで帰るから、普賢が帰ってきたら燃燈がよろしくと伝えてくれないか?」
「わかりました、それじゃお疲れ様っす」
そういうと、燃燈は木タクに別れの挨拶をして教会を後にした。


 自転車に乗ったかと思うと、燃燈は今度は別の方面に向かって自転車を走らせる。
木タクと話をしている間に普賢がいそうなところが思い浮かんだのだ。
やがて、林に隣接する広めの公園が見えてくる。
指定の場所に自転車を止めて入ってみると、神父服を着ていなければ女性と見まがうばかりの青年の姿があった。
普賢だ。
 普賢は小さな子どもたちと一緒にボール遊びをしていた。
(やっぱり・・・)
子供と遊んでいる普賢の姿を見て、燃燈は確信した表情を浮かべる。
木タクとの関係を見ていれば想像はつくかもしれないが、普賢は子供好きで、年下の相手への面倒見もいい。
そのせいか、よく普賢の教会へは子供が遊びにくる。
それで公園に来てはよく子供と遊んでいるのだ。
 子供と遊ぶこと自体はよいことだ。
特に、神父という立場を考えれば。
ただ、長年の付き合いから、燃燈は普賢が子供とよく遊ぶのはただ子供好き、年下の相手への面倒見がよいということだけでは無いということをよく知っていた。
 「やぁ、普賢」
燃燈は子供達と遊んでいる普賢に声をかける。
普賢は燃燈に気づくと、微かに表情をこわばらせた笑みを浮かべた。
 「あれ、燃燈じゃない。仕事中?」
「まあね。ところで・・・・」
燃燈は言葉を切ると、目で普賢に合図をする。
普賢は燃燈の言いたいことに気づくと、観念したような表情を浮かべると、子供達に向かって口を開く。
 「皆、ごめんね。お兄ちゃん帰らないといけなくなっちゃったんだ」
「え~、もっと遊びたい~~」
子供達は普賢と遊びたくて不満げな表情を浮かべる。
だが、普賢が説得すると子供達も納得したのか、別れの挨拶をして去ってゆく。
二人だけになると、燃燈は険しい表情を浮かべて言う。
「さて・・それじゃあ帰ろうか?」
「わかってるよ・・」
有無を言わせない雰囲気に普賢は観念した様子を見せると、シオシオと燃燈の後について教会へ帰って行った。


 「それじゃ~っす。また今度きますね~」
「うん。ありがとうね、木タクくん」
木タクは普賢が帰って来ると、別れの挨拶をして家路につく。
普賢は笑みを浮かべて見送るが、燃燈の気配を感じると、笑みも崩れてしまう。
「帰ったようだな・・」
「うん・・・」
二人だけになったのを確信すると、燃燈は真剣な表情を浮かべて、普賢と顔を合わせる。
 「普賢・・・」
「な・・何・・燃燈・・?」
普賢は恐る恐る尋ねる。
自分にとって悪い事態が起こりつつあるからだ。
「木タクに聞いたんだが・・・急用が出来たんで、留守番を木タクに頼んだそうだな?」
「うん・・それが・・どうかした?」
「どうかしたじゃない。嘘だろう?」
燃燈は心の奥底まで見通してしまいそうな鋭い視線を投げかける。
射すくめられそうな鋭い視線に普賢はゴクリと息をのみ、身を強張らせた。
 (ば・・バレてる・・・やっぱり・・・)
普賢は心の中でそう呟く。
急用が出来たからといって木タクに留守番を頼んだ件は、実は嘘だった。
子供と遊んだりするのが好きな普賢だが、それが原因で仕事をサボってしまったり、逆に仕事したくなさに子供と遊んだりすることがあった。
今日、木タクの勉強に付き合ったり、急用だといって教会を抜け出して子供達と遊んでいたのも、それだった。
 「どうなんだ、普賢?」
容赦ない鋭い口調で燃燈は尋ねる。
長年の経験から、嘘などつけない、いやつこうものならもっと大変な目に遭うことを知っていた普賢は、観念した様子で答えた。
「燃燈の言う通りだよ・・・・。ごめん・・・」
「やっぱり・・全く・・・」
燃燈は確信していたものの、普賢の答えを聞いて思わずため息をつく。
だが、すぐに元の厳しい表情に戻ると、近くの長椅子に腰を下ろした。
 「普賢・・・わかってるな?」
座ったまま、燃燈は普賢に呼びかける。
(き・・来た・・・)
膝を軽く叩いて指し示す燃燈の姿に普賢は息を呑む。
「ね・・燃燈・・・」
普賢は今にも泣き出しそうな表情と声で呼びかける。
(う・・・・)
普賢の表情に思わず燃燈は顔を顰める。
燃燈とて普賢が憎いわけではない。
むしろ、年の離れた弟のように思っている。
(馬鹿・・!!ここで負けたら思う壺だぞ!!)
燃燈は必死に自分を叱咤する。
にこやかで優しげな笑顔が印象的で、教会へよく来る子供や女性からは聖母や天使のようだと人気がある普賢だが、意外と策士なのだ。
燃燈のみならず、太乙ら年上の友人たちが自分を弟のように思っていることを知っているため、叱られそうになると巧みに甘えて揺さぶりをかけてくるのである。
 「僕が・・悪かったからぁ・・ちゃんと・・反省してるからぁ・・許してよぉ・・」
泣きそうな表情と哀れっぽい声で巧みに普賢は甘えかかる。
「な・・何を・・言ってるんだ・・。昔から・悪いことしたらお仕置きだって・・わかってるだろう?さぁ・・早く来い!」
迷いをふっ切ろうとするかのように、燃燈はわざと大きな声と厳しい口調で命令するように言う。
「わ・・わかったよ・・」
普賢は大きく力を落としたようなしぐさをすると、トボトボという足取りで燃燈の元へ行く。
燃燈の傍らまでやって来ると、普賢はおずおずと膝にうつ伏せになる。
普賢が燃燈のズボンの裾をギュッと掴むと、燃燈は神父服を捲り上げてズボンを降ろす。
あっという間に丸みを帯びた雪のように白くて綺麗なお尻があらわになった。
 「ひぃん・・」
普賢は悲痛そうな声を漏らし、ブルブルと全身を震わせる。
いささか大げさな怯え方だったが、それでも燃燈はほだされそうになるのを必死に堪える。
「ね・・燃燈・・・あ・・あまり・・痛く・・しないでぇぇ・・・」
今にも泣きそうな顔で振り返り、普賢は哀願する。
「な・・何を・・言ってるんだ・・。痛くなきゃ・・お仕置きに・・ならないだろう・・」
泣き落としをかけようとしているのはわかっていても、それでも燃燈はグラつきそうになってしまう。
必死に迷いを振り切ると、燃燈は左手で普賢の身体を押さえつけ、右手に丁寧に息を吐きかける。
「じゃあ・・行くぞ。いいな?」
半ば自身に覚悟を決めさせるように燃燈は呼びかけると、普賢は黙って頷く。
それを見ると、燃燈はゆっくりと右手を振り上げ、普賢のお尻めがけて振り下ろした。


 パアシィンッッ!!
「くふっ・・!!」
最初から強めの一発に思わず普賢の口から苦痛の声が漏れ、身体がビクッと跳ね上がりそうになる。
パシィンッ!ピシャアンッ!パアアンッ!パッチィンッ!
「ぅ・・ぁ・・ぅ・・っ・・・」
微かに声を漏らしつつも、燃燈のズボンの裾をしっかりと握りしめて普賢は耐えようとする。
(い・・痛ぁ・・。相変わらず・・馬鹿力なんだから・・・)
普賢はそう言いたくなるのを必死に堪える。
警官という職業柄、燃燈は日々身体を鍛えている。
それに、元々学生時代から格闘技で鳴らしていたので、見た目こそ細く見えるものの、むしろ一切無駄をそぎ落とした鋼のバネのような強靭な身体をしているので、叩かれるととっても痛いのだ。
だが、それでも普賢は必死に堪えようとする。
友人で神父仲間の玉鼎は往生際悪く逃げたり、お仕置き中でも暴れたり暴言を吐くため、きつーいお仕置きを長時間にわたってされてしまう。
燃燈の場合、真面目で堅物な性格のため、そんなことをすれば大変なことになってしまうのはよく分かっていたからだ。
逆に、素直にお仕置きを受けていれば早めに許してもらえる。
それも知っていたため、必死にお仕置きを素直に受けようとしているのである。
 パアシィンッ!ピッシャアンッ!パアアンッ!ピシャアンッ!
「全く・・お前って子は・・何をやってるんだ・・・」
やや呆れた口調で燃燈はお説教を開始する。
お仕置きをするときは必ずお説教をするのが燃燈のやり方だった。
きちんと反省させるのが目的である以上、どうして怒られているのかをちゃんと理解させるためである。
ピシャ~ンッ!パッシィ~ンッ!パッアァ~ンッ!パッチィ~ンッ!
「神父のくせに・・・人に嘘をついて・・しかも・・仕事サボって・・・」
お説教をしながら燃燈は普賢のお尻に平手を降らせる。
手加減はしているものの、それでも強めに叩いているせいだろう、早々と普賢のお尻は赤く染まってゆく。
 「ひぃん・・。だ・・だから・・悪かったってばぁ・・・燃燈・・くふぅんっ!」
さすがに痛くなってきたのだろう、悲鳴混じりの声で普賢は謝る。
パアシィ~ンッ!ピシャ~ンッ!パッチィ~ンッ!パッアァ~ンッ!
「謝ればいいというものではないだろう?一度や二度ならいざ知らず・・・これで何度目だと思っているんだ?」
バシィンッ!バチンッ!バアアンッ!ビッダァンッ!
以前にも何度か似たような理由でお仕置きされているからだろう、いささか厳しめな口調で言うと燃燈はお尻を叩く力を強める。
 「きゃあああんっ!痛ああいいっっ!!」
普賢は悲鳴を上げ、背筋をのけ反らせると、両脚をバタつかせる。
バシィンッ!ビダァンッ!バアチィンッ!バアアンッ!
「うわぁ~んっ!痛いっ!痛いよぉぉ~~っ!ね、燃燈ってばぁ~~~!!」
両脚を激しくバタつかせ、身体もモゾモゾと動かし、泣き叫びながら普賢は全身で燃燈に呼びかける。
 「い・・痛いのは・・当たり前・・じゃないか。何で・・叱られてると・・思ってるんだ?お前が・・悪いこと・・したからだろう?」
お尻を叩く勢いは変わらないものの、燃燈は歯切れの悪い口調で話しかける。
泣き叫ぶ普賢の姿がたまらないのだ。
(何を弱気になってるんだ!これはお仕置きなんだぞ?普賢が泣くのは自業自得だ!)
燃燈は必死に自身を叱咤する。
このままだとこっちが挫けてしまいそうだった。
 「うわぁ~んっ!痛いよぉぉ~~!!ごめんなさぁ~~いっっ!!うわあ~んっ!!」
普賢は泣き叫びながら、必死に謝る。
だが、泣きながらも微かに普賢の口元には笑みが浮かんでいる。
(うまく・・・いってる・・・)
普賢は心の中でほくそ笑む。
痛みに泣き叫ぶ自分の姿に、燃燈が参りかけていることに気づいているのだ。
無論、お尻は本当に痛いし、泣いているのも嘘ではない。
しかし、普賢はそれを巧みな演技で誇張し、燃燈に揺さぶりをかけていた。
 確かに燃燈は厳しくてきついお仕置きをする。
だが、それは年の離れた弟的な存在である普賢への愛情でもあることはよく知っていた。
燃燈をはじめとする年上の友人達から末っ子的な存在として可愛がられたり面倒見てもらいながら育ってきた経験から普賢はあることを学んでいた。
『お兄ちゃんは年の離れた弟に基本的に甘い』ということである。
実際、子供時代の普賢が怪我をしたり悪ガキにいじめられたりして泣いていると、燃燈がよく助けたり慰めてくれたものだ。
だから、ギャンギャン泣き叫びながら苦しみを訴えれば、お兄ちゃんとしては辛くて、かわいそうで見ていられなくなってしまう。
そこにつけこんでいるのである。
 「うえ・・うえぇぇ~~んんっっ・・・。ね・・燃燈ぉぉ・・・」
普賢は目を涙でウルウルさせ、振りかえって年の離れた兄的存在に訴えかける。
涙を浮かべる弟分の姿に、思わず燃燈は顔をそむけたくなってしまう。
「ぼ・・僕が・・悪かった・・からぁ・・ごめんなさぁぁい・・・。だから・・許してよぉぉ・・・・」
「ほ・・本当に・・・反省・・してるのか?」
「して・・してるよぉぉ・・・・」
ダメ押しと言わんばかりにさらに目をウルウルさせて普賢は揺さぶりをかける。
しばらく燃燈は押し黙っていたが、やがて重々しく口を開いた。
 「確かに・・反省はしてるようだな・・・。普賢・・・二度とサボったり・・嘘ついたり・・しないと・・約束出来るか?」
「出来る・・・ちゃんとするよぉぉ・・」
「そ・・そうか・・・それなら・・・もう・・お仕置きは・・終わりにしよう・・」
「本当?」
まだお仕置きの恐怖に怯えている素振りを見せながら普賢は尋ねる。
「ああ・・。嘘は・・言わないよ」
その言葉に普賢は再びうつむいたかと思うと、燃燈から見えないようにして勝利の笑みを浮かべた。
 (やった!!僕の勝ち!!)
心中でガッツポーズを普賢は浮かべる。
だが、直後引き起こされたかと思うと、笑みを浮かべた表情を見られてしまった。
 「あ・・・・」
思わず普賢は声を漏らす。
先ほどまで普賢の泣く姿に胸を痛めるような表情だったのが、みるみるうちに険しくなってゆく。
「まさかとは思ったんだが・・・嘘泣きだったのか・・・」
「あの・・燃燈・・こ・これは・・・」
慌てて弁解しようとするも、時既に遅し。
再び膝の上にうつ伏せにされたかと思うや、燃燈は膝を組んでお尻がグッと上に突き上げられる体勢を取らせる。
 「やっ・・!!これやだぁっっ!!」
普賢は思わず叫ぶ。
お仕置きがとっても痛くなる体勢なのを経験で知っていたからだ。
だが、燃燈はそれに構わず普賢を押さえつけると、思い切り右手を振りかぶった。
 ビッダァァ~~~ンンンッッッ!!
バアンバチンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンッッッ!!
「ひぎゃああんんんっっ!!痛いぃぃぃぃぃぃ!!!」
極限の苦痛に普賢は嘘も演技も全くない絶叫を上げ、身をよじらせる。
「痛いっ!!痛いよぉぉ!!燃燈っ!!」
思わず悲痛な声を上げて普賢は振り返るが、燃燈の心底から怒っている顔にギクリとする。
 「普賢・・・」
「ひっ!!な・・何・・?」
有無を言わせない口調で呼びかけられ、身を強張らせながら恐る恐る尋ねる。
「嘘泣きで・・・人を騙そうとするなんて・・・本当に・・・悪い子だな・・」
「ちょ・・ちょっと・・ま・・」
必死に弁解しようとするが、間髪入れずに激しい平手打ちを叩きつけられ、再び悲鳴が上がる。
「そんな・・腐った性根は・・・許さない・・。叩き・・直して・・やるからな・・」
「ま・・待って・・ひぃ~~んっ!!許してぇぇ~~~~っっっ!!!!」
激しい平手打ちの嵐と共に普賢の悲鳴が上がる。
絶叫に近い悲鳴とどしゃ降りのような平手の音が入り混じって礼拝堂内にこだました。


 「ひぃん・・・うえぇぇんんん・・・」
もはや演技も策も見られない、心底からの泣き声をあげて普賢は泣いていた。
お尻は今や二回りも三回りも大きく腫れ上がっており、濃厚なワインレッドに染め上がっている。
「うぇぇぇん・・痛いよぉぉ・・。も・・もう・・許してってばぁ・・・」
ボロボロ涙をこぼしながら普賢は必死に許しを乞う。
だが、燃燈は冷ややかな表情を向けて言う。
「普賢・・・まだ懲りないのか?」
(し・・信じて・・くれない・・・・)
燃燈の態度に普賢は目の前が真っ暗になってしまう。
 「まだ嘘をつくなんて・・・本当に悪い子だな。そんな子には、もっときついお仕置きが必要だな・・・」
(も・・もっと叩くの!?)
追い討ちをかけんばかりの燃燈の宣告に普賢の顔から血の気が引く。
同時に恐怖のあまり、両腿の間が濡れて鼻をつく臭いが立ち上がる。
 「ふ・・ふえーんっ・・・・」
恐怖のあまり、普賢は幼児のような泣き声を上げる。
「ごめん・・なさい・・本当に・・ごめんなさい・・・あ・・謝るから・・・。も・・もう・・嘘も・・つきませぇぇんん・・・さ・・サボりも・・・しませぇぇん・・う・・嘘泣きも・・しませぇぇん・・・。だ・・だから・・本当に・・許して・・よぉぉ・・・」
ボロボロと泣きながら普賢は必死に許しを乞う。
燃燈はしばらく無言でその様子を見守る。
やがて重々しく口を開いた。
 「今度こそ・・本当に・・反省してるな?」
「してる・・してるよぉぉ・・」
「なら・・約束出来るな?嘘もサボりもしないと?」
「する!もう二度としませんっ!!」
早く許してもらいたくて、普賢は必死に約束する。
「わかった。それじゃあお仕置きは終わりだ。ただし・・・」
燃燈は手を振り上げたかと思うと、思いっきり振り下ろした。
 ビッダァァ~~~~~ンンッッッ!!!!
「うわぁぁぁぁんんんんっっっっ!!!!!」
思い切り叩かれ、普賢は飛び上がってしまいそうになる。
「もし・・破ったら・・・今日の程度ではすまさないからな。わかったな?」
普賢は必死に頷く。
それを見た燃燈はようやく膝から解放してやった。


 「うぅう・・・痛いよぉぉ・・・・」
ベッドにうつ伏せになった普賢は、タオルを載せたお尻を振り返りながら呟く。
「泣くな・・・男の子だろう?」
燃燈はベッドの縁に腰を降ろしたまま、頭を撫でてやる。
「だって本当に痛いんだもん!ねぇ・・燃燈~~。抱っこして・・お尻撫でてよ~~」
普賢はうつ伏せになったまま、巧みに甘えかかる。
「何言ってるんだ・・・。そんなこと・・・」
「うう・・・燃燈・・・僕のこと・・嫌いなの?」
ハッとして燃燈は普賢の方を振り向く。
すると、普賢は今にも泣きそうな表情を浮かべていた。
 「そ・・そういうわけじゃ・・」
「嘘!本当は僕のこと嫌いなんでしょ!?だからあんなにぶったり抱っこしてくれないんでしょ!!」
普賢はそう叫ぶと拗ねてしまう。
「わ・・わかった・・。私が・・悪かったから・・・」
「じゃあ抱っこしてお尻撫でてくれる?」
「ああ。だから・・機嫌治してくれないか?」
「ふふ。燃燈だーい好き」
普賢はそう言うと燃燈に抱きかかる。
燃燈は普賢を抱っこして膝に載せると、赤くなったお尻を優しく撫でてやる。
普賢は満足感と上手く行ったと言いたげな笑みを浮かべていた。


 ―完―
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theme : 自作小説(二次創作)
genre : 小説・文学

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