会議を忘れて・・(封神より:道/玉)

 「一休みするか・・・・」
玉鼎はそう呟くと書類を書く手を止める。
疲れたのか、筆を置くと肩や首を回したり肩を自身の手で揉んだりしていた。
 不意に玄関の方で呼び鈴が鳴る。
「おや、誰だ?こんな時間に」
すっかり暗くなった窓の外を見ながら、玉鼎はいそいそと玄関の方へ向かっていった。

 玄関を開けるなり現れたのは道徳の姿。
「どうしたんだ?こんな時間に」
玉鼎は道徳が珍しい時間に現れたことにいぶかしむ。
 「どうしたじゃないよ、玉鼎。何で来なかったんだい?」
道徳は怒った声で玉鼎に尋ねた。
「何のことだ?」
玉鼎は道徳の言っていることがわからず、眉を潜める。
「何じゃないだろう!今日は十二仙会議の日じゃないか!!」
道徳はもう我慢出来ないといった表情で叫んだ。
 道徳の言葉に玉鼎はハッとした表情を浮かべる。
「会議?明日じゃなかったのか?」
「何を言ってるんだ!今日だろう!」
道徳の言葉に玉鼎は沈黙してしまう。
「玉鼎・・・」
「な・・何だ?」
「あがってもいいかい?」
有無を言わせない強い調子で尋ねたため、玉鼎も断りきれずに頷いてしまう。
玉鼎が頷くのを見ると道徳は上がりこみ、玉鼎を奥の部屋へ連れて行った。

 「さて・・・」
玉鼎の部屋へ入ると、道徳は厳しい視線を向ける。
「正直に言ってもらおうか。今日、会議があるのを忘れてたのかい?」
「あ・・あぁ・・・」
玉鼎は恥ずかしそうな表情で言う。
「ああじゃないだろう。全く何やってるんだよ」
「す・・すまない・・・」
「すまないじゃないだろう!本当に反省してるのかい!?」
会議を忘れて不参加という失態にさすがの道徳も怒って声を荒げてしまう。
玉鼎は恥ずかしさに思わず身をすくめる。
しかし、道徳は相変わらず厳しい目で玉鼎を見つめていた。

 「さて・・・ところで玉鼎、覚悟はいいかい?」
「か、覚悟?」
突然の道徳の言葉に玉鼎は訝しげな声を出す。
「決まってるじゃないか。お仕置きだよ」
『お仕置き』という言葉に玉鼎の表情が変わる。
 「ど・・道徳・・・」
玉鼎は震える声で呼びかける。
だが、道徳は冷たい声で言う。
「駄目だよ。会議を忘れた玉鼎が悪いんだから。反省してるんなら机にうつ伏せになってもらうよ」
道徳は裁判官のような厳しい表情を浮かべると近くの机を指し示した。
 玉鼎は観念したのか大人しく机にうつ伏せになる。
玉鼎が机にうつ伏せになると、道徳は玉鼎の上着の裾をまくり上げて横へのけ、ズボンを降ろす。
あっという間に形のよい綺麗なお尻があらわになった。

 「う・・・・・」
お尻に外気を感じるや、玉鼎は恥ずかしさに顔を赤らめる。
自分がしてしまったことがこと故に普段よりも恥ずかしいのだろう、顔を上げることは無く突っ伏したままだった。
 玉鼎のお尻を出すと、道徳は持ってきた鞄から何やら取り出した。
取り出したのは穴あきパドル。
パドルを手にすると道徳は玉鼎のお尻の前に立つ。
「さぁ、行くよ。覚悟はいいかい?」
その言葉に玉鼎は両肩を震わせ、お尻に力を入れる。
同時に道徳がパドルを思いきり振り下ろした。

 バアシィィィンンンッッッ!!!
「あ・・っっ!!!」
最初から容赦の無い一撃に玉鼎は思わず声を漏らしてしまう。
勢いよくパドルが叩きつけられるや、ズシンというお尻の骨にまで響きそうな衝撃が突き抜け、パドルの当たった面からジワッと痛みが周囲に広がった。
 バアシィンッ!バジィンッ!バアアンッ!ビシャアンッ!ビダアンッ!バアンッ!
「ああっ!くうっ!うあっ!ああっ!ひっ!ひうっ!」
玉鼎は最初から声を漏らして苦痛に表情を歪める。
苦痛には耐性のある玉鼎でも、腕力のある道徳に本気で、それを道具を使われてお尻をぶぶたれては耐えるのは難しかった。
 ビシャアンッ!バアシィンッ!バアンッ!ビダアンッ!バッシィンッ!バアンッ!ビッシャアンッ!
「ぐううっ!ああっ!ひゃあっ!ひいんっ!うっうぅ!あっあぁ!」
玉鼎は机に爪を突き立て、身体を震わせる。
固い机の上では何かに捕まるということが出来ないため、痛みがダイレクトに駆け抜ける。
おかげでよりお尻の痛みを強く感じていた。

 「本当に何やってるんだい・・・」
やや呆れが混じった厳しい声で道徳がお尻にパドルを叩きつける。
まだお仕置きを始めてあまり時間はたっていないにも関わらず、既に玉鼎のお尻は真っ赤に染まっていた。
「うううっ!ひゃあっ!ああっ!痛っ!」
玉鼎は苦痛に悲鳴を上げ、身体を左右に揺らす。
 「ちょっとたるんでるんじゃないかい?皆にどれだけ迷惑かかったのかわかってるのかい?」
ビダァンッ!バアシィンッ!バアアンッ!ビシャアンッ!バシィンッ!バヂィンッ!
「ひっ・・!くっ・・!道徳っ・・!も、もう許し・・・ひゃあっ!」
玉鼎は目尻に涙を浮かべ、苦しそうな息を吐きながら許しを請おうとするが、容赦なく道徳はお尻にパドルを叩きつけた。
 「もう許してじゃないだろう!誰が悪いんだい?」
バシィンッ!ビダアンッ!バジィンッ!
「ひっ・・!ぐぅぅ!ひゃあっ!」
「さぁ。誰が悪いからこんな痛い思いしてるんだい?」
道徳は厳しい表情で玉鼎に尋ねる。
「わ、私が・・悪かった・・・ほ・・本当に・・すまな・・い・・。だ・・だから・・もう・・許して・・くれないか・・うぅうぅぅ・・・」
玉鼎は泣きそうな声で必死に謝った。

 「じゃあ何が悪かったか言えるかい?」
道徳はお尻にパドルを振り下ろしながら尋ねる。
「か・・会議に・・出なかった・・・」
バシィンッ!バアンッ!ビシャアンッ!
「それから?」
バシンッ!バアンッ!バジィンッ!
「不参加で・・・皆に迷惑を・・かけた・・」
「あとは?もう一つあるだろう?」
「え・・?」
道徳の言葉に玉鼎は一瞬、困惑した表情を浮かべる。
他にお仕置きされる理由が思い浮かばないのだ。
 ビダバアンッ!ビシャアンッ!バアアアアンッ!!
「うぐぅぅぅ!ひぐぅぅ!はああうっっ!」
今までよりずっと強烈なパドル打ちに玉鼎は背を仰け反らせ、爪を机に立てて苦悶に表情を歪める。
だが、何としてでも玉鼎に思い出させようとするかのように道徳は容赦なくパドルをお尻に叩きつけ続ける。
 「やめっ・・!!やめてくれっ!!も、もう許してく・・ぐあああっっ!!」
玉鼎は余りにも容赦の無い尻打ちに無意識のうちに逃げようとする。
「逃げるんじゃない!一体皆がどれだけ心配したのかわかってるのかい!?」
道徳の叫びに近い叱り声に玉鼎はハッとする。
自分が会議に出ないなどという滅多に無いことが起こったため、道徳たちは病気でもしたのかと心配したことに気がついたのだ。
 「わ・・悪かった・・心配・・させて・・本当に・・・うぅ・・・」
玉鼎はうつ伏せになったまま、恥ずかしさと申し訳なさで涙を流し、顔を赤らめる。
両肩を震わせ、消え入りそうな声で玉鼎は謝った。
「わかってくれればいいんだよ・・」
道徳はそういうとパドルを振り下ろす手を止める。
表情もすっかり普段の快活なものに戻っていた。
 その数日後・・。
バシィンッ!バアンッ!ビシャアンッ!バアンッ!
「ああっ!ううっ!楊ゼンっ!も、もう許して・・ああっ!」
玉鼎は背を仰け反らせるとうめき声をあげて楊ゼンのズボンの裾を必死に掴む。
 玉鼎は楊ゼンの膝の上に乗せられ、数日前と同じようにお尻をむき出しにされて叩かれていた。
「師匠!何やってらっしゃるんですか!大事な会議を忘れるなんて!幾ら師匠でも許しませんからね!」
楊ゼンはそういうと容赦無く師匠のお尻を真っ赤に染めてゆく。
そう、今日帰ってきたと思うなり楊ゼンは会議の件で玉鼎をお仕置きしているのだ。
このような人に迷惑をかけたりする行為には楊ゼンは厳しく、玉鼎に対してもそれは例外ではなかった。
 「す・・すまない・・ううっ!!」
玉鼎は恥ずかしさと申し訳無さに顔を真っ赤にする。
だが、楊ゼンは容赦なく玉鼎を叱りつけてお尻を叩き続ける。
その後、小一時間にわたってお尻を叩く音が室内に響き渡っていた。
 ―完―
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