嘘とサボりと心配と・・・(封神より:楊/玉)



(封神を題材にした二次創作です。キャラのイメージがかなり原作と異なっております。許容出来る方のみご覧ください)


 (いい・・陽気だなぁ・・・)
温かく心地よい、いかにも春らしい陽気の中、洞府の庭にある亭(あずまや)で玉鼎は一心地ついていた。
(こんなに・・・心地いいと・・・何にもしたくなくなってくるな・・。太公望がよくサボるのもわかるような気がする・・・)
お茶を飲みながら玉鼎はそんなことを考える。
 「師匠ー、師匠ー」
不意に聞き覚えのある声が聞こえて来る。
玉鼎が振り向くと、楊ゼンがやって来ていた。
「楊ゼン、どうしたんだい?」
「師匠。そろそろ会議に出かける時間ですよ」
「そうか・・・もうそんな時間か・・・」
玉鼎は弟子の言葉にさっきまでの気分も消えてしまう。
今日は月に一度の十二仙の定例会議の日。
出かけなければいけないのはわかってはいた。
 「師匠、何をグズグズしてるんですか。遅刻でもしたら道徳様や燃燈様に叱られてしまいますよ」
「わかってるよ・・。嫌なこと・・思いださせないでくれ・・・」
弟子の言葉に玉鼎は不機嫌そうな表情を浮かべる。
以前、会議があるのをすっかり忘れてしまい、そのことで道徳からお仕置きされたり、また別の時には会議があったのを慌てて思いだして駆けつけたものの、結局遅刻で燃燈から叱られるなどということがあったのだ。
そのことを思い出してしまったせいか、不機嫌になったのである。
 「必要なものは部屋に用意しておきましたから、早くして下さい」
「わかったよ・・・今・・行くから・・・」
楊ゼンに促され、しぶしぶと玉鼎は自身の部屋の方へと向かっていった。


 玉鼎は楊ゼンがあらかじめ用意しておいた愛用の上着や肩当てを見やると、ため息をつく。
 (せっかく・・いい心地で過ごしてたのにな・・・)
春の心地よい陽気にどっぷりつかり過ぎたせいなのか、会議なんかに行かずにサボってしまいたいという気持ちになっているのだ。
(でも・・そんなこと言えば・・楊ゼンが怒るしなぁ・・・)
サボりやワガママには厳しい楊ゼンのこと、言えば間違いなくたっぷりとお尻を赤く染められてしまう。
(会議には・・行きたくないしなぁ・・でも・・どうしたら・・・)
そのとき、玉鼎はいいものがあるのを思い出した。
すぐにも玉鼎は戸棚へ行く。
扉を開け、中のものを見るや、玉鼎は微かに笑みを浮かべた。


 (遅いなぁ・・・どうしたんだろう?)
なかなか部屋から出てこないことに、楊ゼンは不審を感じる。
気になって仕方がないので、楊ゼンは師の部屋へ向う。
扉を開けるなり、目に飛び込んで来たのは床にぐったりして倒れている師の姿。
 「どうしたんですか!?」
慌てて楊ゼンは駆け寄り、玉鼎を助け起こした。
玉鼎の顔はサルのように真っ赤で、息もかなり苦しげだった。
額を触ってみると、まるで熱した石炭のように熱い。
慌てて楊ゼンは玉鼎を抱き上げるとベッドに寝かせる。
そして急いで部屋を後にした。
 「大丈夫ですか?師匠?」
「あぁ・・少しは落ち着いたよ・・・」
心配そうな表情で見つめる楊ゼンに、玉鼎はぎこちないながらも笑みを浮かべる。
「よかった・・少しは楽になったみたいですね・・」
「あぁ・・お前のおかげだよ」
「すみません、師匠。僕がいつもついていながら具合が悪いのに全然気づかなくて・・」
「楊ゼンが気にすることじゃないよ。それより・・少し喉が渇いたな・・」
「ああ!これは気づきませんでした!すぐにお茶持ってきますね!」
「ああ、頼むよ」
急いでお茶を取りに行った楊ゼンを尻目に、玉鼎はホッとした表情を浮かべる。
 (うまく・・いったみたいだな・・・)
キッチンに向かう弟子の足音を聞きながら玉鼎はそう心中で呟いた。
(隠しておいてよかったな、仮病薬)
成功を確信しながら、玉鼎はさらにそんなことを呟く。
玉鼎の病状は薬による偽物。
以前、人間界での仕事に追われて中々帰ってこない楊ゼンに帰ってもらいたいがために作った代物だ。
ただし、仮病薬による嘘だとばれた揚句にきつくお仕置きされてしまい、処方箋は没収、薬も楊ゼンにより全部捨てられてしまった。
しかし、そんなこともあろうかと隠しておいたものが存在しており、それを今回使ったのである。
 (仮病薬は全部捨てたと思ってるはずだから、疑うこともないだろう。ふふ、本当に病気だと思ってるから、多少ワガママ言っても叱られないだろうし、楊ゼンも優しくしてくれるから、万々歳だな)
玉鼎はこれでもかといわんばかりに作戦がうまく行ったことに満足げな笑みを浮かべた。


 その日の夕方・・・。
楊ゼンが夕飯の準備をしていると、呼び鈴が鳴った。
「はーい、今行きますー」
玄関のドアを開けると現れたのは太乙。
「こんばんは、太乙様、どうしたんですか?」
「話は聞いたよ、玉鼎風邪だってね?だからお見舞いついでに会議の資料とか持って来たんだ」
「わざわざありがとうございます。こちらです」
楊ゼンは太乙を玉鼎の寝室へ案内する。
 「師匠、太乙様がお見舞いに来て下さいましたよ」
「わざわざすまないな、太乙」
「別に構わないよ」
そう返事をすると太乙は資料の入っている大きな封筒を楊ゼンに渡す。
「それにしても災難だったねぇ、急に体調崩しちゃうなんて」
「ええ・・・ちゃんと師匠の健康には気をつけてたはずなんですが・・・」
楊ゼンは玉鼎の風邪に気づけなかったせいか、どこか落ち込んだ感じを見せている。
「ふふ、そんなこともあろうかといいものを用意して来たんだよ」
「いいもの?何ですか?」
楊ゼンが怪訝な面持ちで尋ねると、太乙は大きなバッグを見せる。
そのバッグから取り出したのは大きな注射器。
 「た・・太乙・・それは・・?」
お化けサイズで、いかにも痛そうな注射器に玉鼎は微かに表情が変わる。
「ふふふ、こんなこともあろうかとつくっておいた特製注射器さ。これさえあればどんな病気でもあっという間に治せるのさ」
「本当ですか、太乙様?」
「もちろん、この前普賢が病気したときに使ったら一発で治ったからねぇ」
「師匠、せっかくですから打っていただきましょう」
「え・・?そ・・それは・・」
見るからに痛そうな注射器に玉鼎はさすがに躊躇いの表情を浮かべる。
 「太乙様、どこに打つんですか?」
「お尻だよ。大きいからねぇ」
「わかりました。さぁ、師匠。打ってもらいましょう?」
「い・・いやだっ!!」
玉鼎は叫ぶや、ベッドから逃げ出そうとする。
 「師匠!どこ行くんですか!?」
楊ゼンは慌てて師を押さえにかかる。
「は、離してくれ!!」
「何を言ってるんですか!早く治さないと辛いのは師匠でしょう?」
「だからってそんなの嫌だ~~!!」
太乙の特大注射を見やりながら心底嫌そうに玉鼎は叫ぶ。
「師匠、太公望師叔みたいなこと言わないで下さい」
ちょっと困った表情を浮かべながらも楊ゼンは玉鼎をうつ伏せに押さえると、お尻を出す作業にかかる。
ベッドで寝ているためにいつもよりずっとラフな格好だったことと、お仕置きで慣れているせいかあっという間に楊ゼンは師のお尻をむき出しにする。
 「さぁ、お願いします、太乙様。僕がちゃんと押さえてますので」
「それじゃあさっそく・・・」
太乙は楊ゼンが玉鼎を押さえているのをみると、注射器を構える。
「ひ・・・!!」
後ろを振り向くや、今にも太くて長い針がお尻に迫ってきそうな雰囲気に玉鼎は恐慌状態になる。
 「ひいいいいっっ!!二人ともやめてくれないか!!ど、どこも悪くないから~~~!!」
注射器への恐怖に耐えきれず、とうとう玉鼎は白状してしまった。
「は・・?何を・・言ってるんですか?」
楊ゼンは師の言葉が信じられず、怪訝な表情を浮かべる。
「い・・言うから・・・正直に・・言うから・・。だから・・注射は・・・」


 「そ・・それは・・本当・・ですか・・?」
玉鼎が話したことがまだ完全には信じられないのか、楊ゼンはそう尋ねる。
「ああ・・・」
「つまり・・・会議サボりたさに、仮病薬で僕や皆に嘘をついたと・・・」
楊ゼンの言葉に玉鼎は頷く。
しばらくの間、何とも気まずい沈黙があたりを支配した。
 「太乙様・・・」
「何だい?」
「しばらく席を外していただけますか?」
「構わないよ。私は用事を思い出したんでもう帰るよ。二人でゆっくり話しなよ」
そういうと太乙は出て行く。
やがて、二人きりになると、楊ゼンは静かに口を開いた。
 「師匠・・・」
「な・・何だ・・・」
「こんなことして・・覚悟は出来てますか?」
「ひ・・・!!そ・・そんな・・出来心だったんだ!!だから・・・」
「ダメです。さぁ、こっちに来てもらいますよ」
楊ゼンは師の手首を引っ掴むと、強引に椅子の方へ引っ立ててゆく。
椅子に腰かけると、グイッと手を引っ張り、膝の上に玉鼎をうつ伏せに載せてしまった。
そして慣れた手つきでお尻をむき出しにする。
 「ひっ・・!!やだっ!楊ゼンっ!許してくれっ!!」
玉鼎はお仕置きを避けようと必死に懇願する。
「ダメです。嘘ついたりサボったりして、今日は怒ってますからね」
そういうと楊ゼンは左手で師の身体を押さえると、ゆっくりと右手を振り上げた。


 パアシィンッ!!
「あ・・・」
甲高い音が響き渡り、お尻の表面で痛みが弾けると同時に玉鼎の口から声が漏れた。
雪のように白い肌には赤い手形がモミジのように浮かび上がる。
 パアシィンッ!ピシャアンッ!パアアンッ!パアチィンッ!
間髪入れずに平手が次々と玉鼎のお尻に振り下ろされ、手形がどんどん増えてゆく。
ピシャアンッ!パアアンッ!パアチィンッ!ピシャアンッ!
「ぁ・・ぅ・・っ・・・ぁ・・・」
痛みと恥ずかしさに玉鼎の表情が微かに歪み、小さいながらもうめき声が漏れる。
 「全く・・・何を考えてらっしゃるんですか・・・」
師のお尻に平手を振り下ろしながら、呆れたような口調で楊ゼンはお説教を始めた。
パアシィンッピシャアンッ!パアアンッ!パアチィンッ!
「仮病薬なんか使って・・・皆に嘘ついて・・騙すようなことなんかして・・」
ピシャアンッ!パアアンッ!パアチィンッ!パアアンッ!パアチィンッ!
「う・・く・・ひぃん・・だって・・はひぃん・・」
パアアンッ!パアチィンッ!ピシャアンッ!パアアンッ!パアチィンッ!
「それで・・・会議サボったりして・・・そんなこと・・やっていいとでも思ってらっしゃるんですか?」
ピシャアンッ!パアアンッ!パアチィンッ!パアアンッ!パアチィンッ!
「だから・・・ほんの・・出来心だって・・言ってる・・じゃあ・・ないかぁ・・・。そんなに・・怒らなくたって・・いいじゃ・・ないか・・・」
「出来心だったら何やってもいいんですか?違うでしょう?全く・・・あなたって人は・・」
反省が見られない師の態度に、思わず楊ゼンは呆れた口調で言う。
図星をさされたせいか、玉鼎はムッとした表情を浮かべると、反発するかのような口調で言った。
 「うるさいな・・・・」
そう呟くや、玉鼎は弟子の方を振り返り、キッと睨みつけながら叫ぶように言う。
「いつもいつもうるさいな!何だってお前にそんなこと言われなきゃならないんだ!!弟子のくせにいつもえらそうに!!だいたい何だってお尻なんか叩くんだ!!私は子供じゃない!!離してくれ!!」
自分の非を認めるどころか、逆ギレした玉鼎の姿に楊ゼンもさすがに表情が変わる。
 「師匠・・本気で・・おっしゃってるんですか?」
楊ゼンの態度に不穏なものを感じたが、既に頭に血が上っている玉鼎は構わず当たり散らすように言い返す。
「だったら何だって言うんだ!楊ゼンの鬼っ!悪魔っ!幾らでも言ってやる!この尻叩き魔!サドっ!鬼畜っ!!」
「いい加減にしなさい!!」
ビッダァァ~~~~~ンンッッッ!!
玉鼎の態度にさすがに腹が据えかねたのか、楊ゼンは思いっきり師のお尻に平手を叩きつける。
「ぎっっ!!あぅぅぅ・・・」
強烈な平手打ちに玉鼎は一瞬背をのけ反らせ、うめき声を漏らすが、すぐに振り返ると噛みつくように抗議した。
 「何するんだ!!痛いじゃないか!!」
「うるさいですよ・・・師匠・・・」
だが、楊ゼンは冷ややかな態度で返す。
「よ・・楊ゼン・・?」
弟子の様子にさすがに玉鼎は不審を感じ、おずおずと尋ねるような調子になる。
 「よく・・わかりました・・。師匠がちっとも反省してらっしゃらないのは・・・。それなら・・・こっちも・・それなりの態度を取らせてもらいます・・・」
そういうと再び楊ゼンは玉鼎の身体を押さえると、右手を振り上げた。


 バアッジィィンン!!!
「うわああっっ!!」
今までとは比べ物にならない、重く強烈な平手打ちに玉鼎の口から悲鳴が上がる。
(痛ぅぅ・・い・・痛ぁぁ・・・)
あまりの痛さに顔をしかめるが、さらに平手が降り注ぐ。
ビッダァンッ!!バアッジィンッ!バッアァンッ!ビッダァンッ!
「ひっ!痛っ!痛いっ!楊ゼン痛いっ!!」
容赦のない平手打ちに玉鼎は苦痛を訴える。
「お仕置きなんですから当たり前でしょう!全く!」
しかし、師の態度に怒っている楊ゼンは容赦なく平手を叩きつける。
 ビッダァンッ!バアッジィンッ!ビッダァンッ!バッアァンッ!
「ひっ・・!ひゃんっ!うわっ!ああっ!」
「サボりたいばっかりに、仮病薬で僕や皆に嘘をついて・・・」
平手を叩きつけながら楊ゼンは再びお説教を始める。
 バッアァンッ!ビッバダァンッ!バッジィンッ!バッアァンッ!
「ひ・・!痛・・・楊ゼン・・痛ぁ・・痛いぃ・・・」
重く強烈な平手打ちを受けているうちに玉鼎のお尻はあっという間に真っ赤に染め上がってしまう。
あまりにお尻が痛くて、玉鼎の目には涙が浮かんできてはボロボロとこぼれ落ちた。
 「どれだけ僕や皆に心配をかけたと思ってらっしゃるんですか!!」
バッジィ~ンッ!ビッダァ~ンッ!バッアァ~ンッ!バッジィ~ンッ!
「うわああっ!ひぃぃっ!痛っ!痛いいぃっっっっ!!」
弟子から与えられる容赦のないお仕置きに玉鼎は背をのけ反らせ、或いは全身を左右にモゾモゾと揺り動かす。
ビッダァ~ンッ!バッアァ~ンッ!バッジィ~ンッ!バッアァ~ンッ!ビッダ~ンッ!
バッジィ~ンッ!バッアァ~ンッ!バッジィ~ンッビッダァ~ンッ!バッアァ~ンッ!
「ひぃぃぃんっ!痛っ!痛いっ!楊ゼンっ!許してくれっ!!私が悪かったからっ!!」
玉鼎は弟子の方を振り向くと必死に許しを乞う。
 「反省してるんですか?」
だが、逆ギレなどという振舞いをしたせいか、冷ややかな態度で楊ゼンは尋ねる。
「してるっ!してるからっ!もう嘘もつかないっ!サボりもしないっ!心配かけるような真似もしないから!!だから・・もう許してくれっ!!ちゃんと謝るからっ!!ごめんなさいっ!ごめんなさいっ!!」
目尻に涙を浮かべ、頬を紅潮させて玉鼎は必死に謝る。
 「どうやら・・ちゃんと反省して下さってるみたいですね・・・」
玉鼎の態度に楊ゼンがそういうと、玉鼎はちょっとホッとした表情を浮かべて言う。
「し・・してる・・だから・・もぅ・・・」
「反省してらっしゃるなら、ちゃんと素直にお仕置きを受け続けられますよね?」
「え・・!?そ・・そんな・・・」
思ってもみなかった楊ゼンの言葉に玉鼎は愕然とした表情を浮かべる。
 「何て顔してるんですか?まさかまた嘘ですか?」
楊ゼンの言葉に慌てて玉鼎は否定する。
「ち・・違うっ!ちゃんと反省してるっ!!」
「だったら素直にお仕置きを受けて下さい」
「楊ゼンっ!お願いだからそれだけは許してくれっ!本当に!もうやだあっ!お尻痛いのいやだっ!もう許してくれっ!!」
玉鼎はまるで小さい子供のように必死になって許しを乞う。
「ダメです!どれだけ僕が心配したかと思ってるんですか!!師匠が悪い子だからお仕置きされてるんでしょう!まだまだ許しませんからね!!」
そういうと再び楊ゼンは右手を振り上げた。
「うわぁぁ~~~んんんっっ!!痛ったいぃぃ~~~~っっ!!許してぇぇぇ~~~!!!」
まるで集中豪雨のような平手の嵐と鼓膜が破れるかと思うばかりに立て続けに鳴り響く打撃音と共に、玉鼎の悲鳴がこだました。


 「ひぃん・・ひっひぃん・・えっく・・・」
ボロボロと涙をこぼしながら玉鼎は弟子の膝の上で泣いていた。
体力も限界なのだろう、ぐったりして、額や手の甲からは汗が滲んでいる。
お尻は濃厚なワインレッドに染め上がり、倍近く腫れ上がっていた。
 「師匠・・・しっかり反省できました?」
楊ゼンは普段の調子に戻ると、そう尋ねる。
「した・・もぅ・・十分・・した・・から・・・だから・・・もぅ・・」
「そうですね、ちゃんと反省出来ましたしね」
そういうと楊ゼンは右手を降ろし、師の身体を起こすと膝の上に座らせる。
 「師匠・・痛かったでしょう?大丈夫ですか?」
楊ゼンは真っ赤になった玉鼎のお尻を優しく撫でてやる。
「大丈夫な・・わけ・・ないじゃ・・ないかぁ・・あんなに・・叩いて・・おいて・・。本当に・・痛かったし・・それに・・すごい・・怖かったんだぞ・・・」
「すみません。でも・・本当に・・ビックリして・・心配したんです・・。それだけは・・・わかって下さい・・」
「あぁ・・こっちこそ・・すまなかった・・。二度と・・しないよ・・・」
「そう言っていただけると嬉しいです。でも、お尻が痛くなくなったら忘れたりしないで下さいよ」
お尻の痛みが残っている間は守るものの、痛みや記憶が薄れるや似たようなことをやらかしてくれる師の記憶力に思わず楊ゼンは苦笑する。
「わかってるって!私は子供じゃない!!」
(そういうところが子供っぽいんだと思いますけど・・・)
そんなことを思って再び苦笑を浮かべるものの、愛情の籠った笑みを浮かべると、玉鼎のお尻を優しく撫でてやった。


 ―完―
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