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マルコ神父5(BL・鬼畜要素あり)



(注:鬼畜・BL要素ありです。許容出来る方のみご覧下さい)


 キュキュ・・・キュキュキュキュキュキュ。
ネド神父は一生懸命といった表情でそれを磨いていた。
それは金色に輝いており、ゴブレット(足付き酒杯)の形をしている。
ゴブレットの中ほどに文字を刻んだプレートがつけられており、トロフィーだと容易に想像できた。
 「よし。こんなもんか」
ネド神父はトロフィーを磨き終えると、両手で持ち上げてジッと見つめる。
丁寧に磨き上げられたトロフィーの表面に映るネド神父の表情は心底から満足げで、またトロフィーに対して強い思い入れを感じさせるものだった。
 「ん?」
不意にネド神父はドアをノックする音に気付く。
「いるぞ。誰だ?」
ネド神父が尋ねると同時にドアの向こうから返事が聞こえ、マルコ神父が入って来た。
 「おぅマルコか。どうした?」
「どうしたじゃありませんよ。何をやってるんです?」
開口一番、マルコ神父は不機嫌そうな声で尋ねる。
「何をそんな不機嫌な顔してんだ?生理か?」
「私は男ですよ!?何ふざけたこと言ってるんですか!?」
思わずマルコ神父はカッとなる。
 「悪い悪い。お前さん見てるとついな。怒った顔も可愛いもんでな」
「あなたって人は・・・・」
ネド神父の態度にマルコ神父は疲れたような表情を浮かべる。
折あるごとにマルコ神父のことをからかってくるのはよくわかっているからだ。
 「まぁそれより何か用か?」
「ええ。もうすぐ信者の方との勉強会の時間ですが、全然来る様子が無いので、ちょっと見に来ました」
「ん?あ、もうこんな時間か」
「気付いてなかったんですか?全く、相変わらずだらしのない人ですね」
眼鏡を直しながらマルコ神父は厳しいことを言う。
 「そう言うなって。こいつの手入れしててついな」
ネド神父は悪びれもせず、トロフィーを指し示す。
 「トロフィーですか。何のです?」
興味無さげな様子でマルコ神父は聞く。
「ふふん。よくぞ聞いてくれたな。これこそ俺の宝物でな。昔、柔道の全国大会で優勝したときのやつでな。見事に一本勝ちしたのさ。お前さんにも見せてやりたかったぜ」
「そうですか。あいにくそういうのには興味がありませんので」
マルコ神父はそう返す。
ちなみに、フランスは世界でも屈指の柔道大国。
競技人口も56万人と日本を大きく凌いでいる(日本は21万人)。
そういう関係からか、ネド神父も柔道をやっており、フランス国内で行われる大会で賞やトロフィーを獲得していた。
それを示すように、ネド神父の私室の片隅にある戸棚には他にもトロフィーや盾が飾られている。
大切にしているのだろう、いずれも塵一つつかず、また金属の部分に顔が映るくらい丁寧に手入れされていた。
 「まあ大切なものですから手入れをしたくなるのは無理ないでしょうが。しかし、それにかまけて仕事を忘れそうになるのはいかがだと思いますがね」
「だから悪かったって」
「だったら早く仕事に行って下さい!全く・・・相変わらずいい加減な人なんですから」
そう言い置いてマルコ神父は部屋を出てゆく。
 「いかんいかん。また怒られちまったな。とはいえ・・・やっぱり怒り顔も可愛いな」
ニヤニヤ笑みを浮かべつつも、さすがに仕事に行かないとと思ったのだろう、ネド神父はトロフィーを棚へ戻すと慌ただしく部屋を後にした。


 それから数日ほど経ったある日・・・。
「全く・・・少しはトロフィー以外も綺麗にしたらどうなんですか」
そんなことを呟きながら、マルコ神父は掃除機を動かしてネド神父の部屋を掃除する。
 ワイルドな感じのネド神父だが、性格もそういうところがあるようで、マルコ神父から見ると生活態度にいい加減なところがある。
そのため、部屋はいかにも独身男の住処という感じで、大事にしているトロフィー類などを除くと、掃除が行き届いているとはいえない。
マルコ神父はそういうところが我慢ならず、ネド神父が出かけているときなどに部屋の掃除をやっていた。
 「さてと・・・床はこれでいいとして・・・。おや何ですか?戸棚に埃が溜まってるじゃないですか。これじゃトロフィー綺麗にしたって結局汚れるっていうのに・・全く!」
マルコ神父は戸棚の中に薄らと見える埃に気づくと、思わずそう言う。
 (まずは中のものを出さないと・・・雑巾にしろモップにしろかけられませんね)
そう考えると、マルコ神父は戸棚の方へ向かい、ガラス戸を開ける。
(それにしても・・・・結構ありますね・・・)
戸棚内に飾られているトロフィーや盾の数に今さらながらマルコ神父は声が出そうになる。
(まず、降ろしやすいものから出してしまいましょう。その方が楽でしょうし)
そう判断すると、マルコ神父は小型の盾やトロフィーなどから取り出してゆく。
だんだんと大きなものを取りだしてゆくうちに、ひときわ大きくて重そうなトロフィーが一つ残った。
 「後は・・・これですか・・・」
両手を伸ばすと、マルコ神父は最後のトロフィーに手をかけ、ゆっくりと降ろしにかかる。
(これは・・・かなり・・・重・・・)
ズシリと両腕にかかる重みに、マルコ神父は腕が震えそうになってしまう。
(何か・・腕どころか・・・腰にも来てしまいそうな・・・)
必死に持ちながら、危なっかしい足取りでマルコ神父は他のトロフィーを置いた場所へと向かってゆく。
そのとき、マルコ神父は何かを踏みつけた感触を覚えた。
 (え?何を・・・)
恐る恐る足元を見てみると、小型の木盾を踏みつけてしまっていた。
(え・・?嘘っ!?)
どうやら気付かないうちに床へ落としてしまっていたものがあったことにマルコ神父は慌てる。
(私としたことが。え?あっ!!)
慌てたせいか、マルコ神父は踏んだ小盾が原因で足を滑らせ、床にダイブするように転んでしまった。
 「痛たたた・・・・・」
鼻先をさすりながらマルコ神父は起き上がるが、テーブルの上を見るや絶句する。
転んだ際にトロフィーを投げ出してしまい、それがテーブルへ落下したのだ。
掃除のために片付けた他のトロフィーや木盾がテーブルに置いてあり、一番大きいトロフィーが落ちた衝撃で他のトロフィーにも被害が及んでしまったのである。
 「な・・何てこと・・・」
テーブル上の事態にマルコ神父は顔を蒼白にする。
落下した上に転がったおかげでトロフィーや盾同士がぶつかり合い、へこんだり亀裂が出来たりして壊れてしまったのだ。
しばらくの間、茫然とした様子で、マルコ神父は壊れてしまったトロフィー類を見つめていた。


 「ふ~。ん?部屋が綺麗になってるな」
帰ってきたネド神父は綺麗に掃除された自室を見ると嬉しそうな表情を浮かべる。
(あいつが我慢できずに掃除したんだな・・・。ふふふ・・・いつも少しいい加減にしててよかったぜ)
ネド神父はニヤニヤしながらほくそ笑む。
 部屋がお世辞にもきれいとはいえない状況なのはネド神父の性格もあるが、別の理由もあった。
いい加減な生活態度をしていれば、マルコ神父が色々と反応するからだ。
(ブツブツ文句言いながら掃除したんだろうな。ふふふ・・・この目で見れないのが残念だ)
掃除をするマルコ神父の姿を想像するや、ネド神父はさらに鼻の下が伸びそうになる。
 (ん?)
不意にネド神父は違和感を感じた。
思わず室内を見回してみると、戸棚に飾ってあるはずのトロフィー類が全て無くなっている。
 (どういうことだ!?)
見間違いかと幾度も目をさすり、傍までやってきて見てみるが、まるで神隠しにでもあったかのように綺麗さっぱり無くなってしまっていた。
 (何故だ!どうしてだ!?)
ネド神父が心の中でそう叫ぶと同時にノックの音が聞こえてくる。
「誰だ?」
「マルコ神父です。ちょっとよろしいですか?」
「あ・・あぁ・・」
トロフィーのことが気になってたまらないが、声の様子が普段と何か違う感じがしたので、ネド神父はマルコ神父を部屋に入れる。
入って来たマルコ神父は青ざめた表情で、暗く沈んでいるように見えた。
 「ど、どうしたんだ!?そんな顔して!?」
さすがにネド神父もビックリしてしまう。
「ネド神父・・・実は・・・トロフィーのことで・・・お話が・・」
「何!?お前さん何か知ってるのか!?」
「ええ・・・。ひとまず・・・私の部屋まで来ていただけませんか・・・」
普段の余裕綽々といった姿からは想像できないほど慌ただしい様子で、ネド神父はマルコ神父の後について出て行った。
 「で、一体どういうことなんだ!?」
マルコ神父の部屋にやって来るなり、辛抱しきれずにネド神父は問い詰める。
答える代りにマルコ神父は部屋の片隅を指す。
すると、そこにはへこんだり傷がついたりしたトロフィーや縁に亀裂が入ってしまった木盾が置かれていた。
 「な・・な・・・な・・・・」
ネド神父はトロフィーの有様にショックを受ける。
ふらふらと、まるで酔っ払いのような危なっかしい足取りでトロフィーへと近寄ったかと思うと、そのままヘナヘナと崩れ落ちるように座り込む。
震える手で傷ついた小型の木盾を取り上げるが、その表情は苦悶に満ちていた。
 (本当に・・・大事にしていたんですね・・・)
ネド神父の反応にマルコ神父は今さらながらそのことを思い知らされる。
(そんな・・・大切なものを・・壊してしまうだなんて・・・・)
マルコ神父は心の底から罪悪感と自責の念が浮かび上がって来る。
大事なトロフィーを壊してしまったことが本当に申し訳なく、またそれゆえにそんなことをした自分自身が許せなかった。
 そんなとき、不意にある考えが浮かぶ。
最初、思い浮かんだときは自身を疑わずにはいられなかった。
まさか自分がそのようなことを考えるだなんて想像もしなかった。
それをすることを想像すると、羞恥がマグマのように噴き上がり、顔が真っ赤に染まる。
(でも・・・それだけのことを・・・してしまったのは・・・私・・・。全ては・・・私のせい・・・・)
しばらくの間、マルコ神父は悶々とした表情で考え込む。
やがて、何かを決意した表情を浮かべると、ゆっくりとネド神父の方へと歩み寄った。


 「あの・・・ネド神父・・・ネド神父・・・」
ショックが未ださめやらないネド神父に、マルコ神父は数回呼びかける。
「何だ?しばらく放っといてくれ!!」
ネド神父は普段とは違った感情的な口調で返事をする。
 「実は・・・お願い・・したいことが・・あります・・・」
「は!?何言ってる!?こんなときに!?」
「今だからです・・・どうか・・・聞いて下さい・・・お願いします・・・」
マルコ神父は一旦言葉を切ると、深呼吸する。
そして、勇気を振り絞るようにして言った。
「ネド神父・・・・。私に・・・お・・お仕置きを・・お願いします・・・」


 マルコ神父の言葉に、ネド神父は一瞬、茫然とした表情になる。
「おぃ・・・何て言った・・・?」
恐る恐るといった感じで、ネド神父は尋ねる。
「私を・・お仕置き・・して下さい・・ネド神父・・・」
再び、ネド神父は茫然とした表情を浮かべる。
「お前・・・自分が何言ってんのかわかってるのか・・?」
「わかっていますよ。いつものように・・・・お尻を叩いて・・・お仕置きして・・下さい」
信じられないと言いたげな表情でネド神父はマルコ神父を見やる。
 マルコ神父のプライドの高さを誰よりも知っているのはネド神父だ。
だからこそお尻叩きのお仕置きをしてきた。
そのマルコ神父が、自分からお仕置きを願い出たのだから、ネド神父が仰天してしまうのも無理は無かった。
 「お前・・・恥ずかしくないのかよ?」
「恥ずかしいに決まってるじゃないですか!?分かりきったこと聞かないで下さい!!」
ネド神父の問いに思わずマルコ神父はいつもの口調で返す。
「だったら・・・何で・・・」
「今日の事は・・・明らかに私が悪いからです・・。そりゃ・・・恥ずかしくてたまりませんよ。でも・・・・私はネド神父の何よりも大切なものを壊してしまったんです。あなたの・・心を傷つけてしまいました。それは・・・何よりも悪いことです。悪いことをした以上・・・相応の罰を受けるのは・・・当然のことです。だからこそ・・・お願いします・・・ネド神父・・・」
「そ・・そうだな・・。お前さんの言うとおりだ。そこまで言う以上・・・覚悟はいいな?」
ネド神父は落ち着きを取り戻すと、ベッドの縁に腰かけ、いつもどおりに膝を軽く叩いてマルコ神父を促す。
既に覚悟が出来ているからだろう、いつもとは違って、マルコ神父は素直にやって来ると、膝の上にうつ伏せになった。
 (この目で・・・見てなきゃ・・とても・・信じられん・・・)
素直にやって来たマルコ神父にネド神父はいまさらながら驚かずにはいられない。
(本当に・・・自分から受ける気なんだな・・・。意外と・・・健気なところがあるんだな・・)
落ち着きを取り戻したせいか、ネド神父はそんなことを考える。
(ああ!可愛い!?本当に可愛いっ!?萌えるっ!!)
どうやらすっかり普段の自分を取り戻したらしく、そんなことを考える。
(ふふふ・・・。せっかくの機会・・・・たっぷりと利用させてもらおうか)
普段の鬼畜な本性を取り戻すと、ネド神父はニヤリと笑みを浮かべた。
 マルコ神父の頭を押さえると、右手でゆっくりといつも通り神父服の裾を捲りあげ、ズボンを降ろす。
お尻があらわになるや、膝の上でマルコ神父の身体が微かに震え、ネド神父の裾を掴む両手に力がこもるのが感じられた。
(ふふ・・・やっぱり怖いんだな。恥ずかしいんだな)
その事実にネド神父は思わず顔がニヤけそうになる。
 「マルコ・・・怖いのか?」
「な・・何を言ってるんです!?怖くなんかありませんよ!!」
ネド神父の言葉にマルコ神父は思わず言葉を返す。
「無理はしなくていいんだぜ。嫌なら・・やめたって・・・」
「気づかいは無用ですよ!私が悪い以上・・・何があっても受けます!!」
「そうか・・。いい覚悟だ・・。だが・・・今日のことは・・・俺としても・・・勘弁しきれるもんじゃない・・・。いつもより・・・ずっとキツくなるぜ。それでも・・・・構わねぇのかい?耐えられるかわかんねえぞ?」
「そ・・それは・・・私が・・まともに・・お仕置きも受けられない・・とでも・・?」
屈辱感を感じているのか、ブルブルと全身を震わせながらマルコ神父は尋ねる。
 「いや、そうじゃねえけどな。ちょいと心配になったからなぁ」
「余計な心配は無用です!!どんなに厳しくても受けられます!!」
「そっか。なら・・・行くか。覚悟はいいな?」
マルコ神父は静かに頷く。
それを見ると、ネド神父は左手でマルコ神父の頭を押さえ、ゆっくりと右手を振り上げた。


 バシィィィッッッ!!!
「くぅ・・・!!」
平手打ちの音と共に鈍い痛みと強い衝撃がお尻に走り、マルコ神父の口から呻き声が漏れる。
雪のように白いお尻には赤い手形が浮かび上がった。
 バシィィィッッッ!!バンッッッッ!!バァァァンンンッッ!!!
「・・・・っ・・・くぅ・・・あぅ・・・・」
宣告していた通りの厳しいお仕置きに、まだ始まったばかりだというのにマルコ神父の口から声が漏れ、苦しげな表情を浮かべる。
 (さすがに・・・・今回は・・・最初から厳しいですね・・)
心の中でマルコ神父はそう呟く。
バッシィ~~ンッ!ビッダァ~ンッ!バッアァ~ンッ!バッジィ~ンッ!
「う・・く・・あっ・・あぅ・・・」
さらに強まる平手にマルコ神父はより苦痛に満ちた声と表情になる。
お尻もさらに赤みが濃くなっていた。
 「ったく・・・お前さんともあろう者がなんてことしてくれたんだよ・・・」
バシバシと平手を振り下ろしながら、ネド神父はいつものようにお説教を始める。
ビッシィ~ンッ!ビッダァ~ンッ!バッアァ~ンッ!ビッバダァ~ンッ!
「人が・・・大事に・・してるもん・・・キズモノにしちまってよぉ・・・」
バッジィ~ンッ!ビッバダァ~ンッ!バッアァ~ンッ!バッジィ~ンッ!
「ぎ・・・くひ・・あぅ・・・あくぅぅ・・・」
ジワリと汗を浮かべながら、マルコ神父は苦痛の声を漏らす。
お尻は今や濃厚なワインレッドに染め上がっており、目尻には微かに光るものも滲んでいる。
 ビッダァア~~ンッ!バッジィ~ンッ!バッアァ~ンッ!ビッバダァ~ンッ!
「本当に・・・ショックだぜ・・・」
「くっ・・!ひぃんっ!も・・申し訳・・ありません・・。ゆ・・許して・・・下さい・・」
マルコ神父は必死に謝る。
「素直に自分からお仕置きを受けに来たのは感心するがな。だが・・・それくらいじゃあとても・・・勘弁しては・・やれねえぜ?」
「そ・・それは・・・まだ・・・お仕置きを・・すると・・いうこと・・ですか?」
一旦ネド神父が手を止めてそういうと、マルコ神父はおずおずと尋ねる。
「さぁ・・・どうすっかなぁ・・?」
ネド神父はそのまま、考え込む素振りを見せる。
 (ど・・どうする・・・つもり・・・なんだろう?)
ネド神父の素振りに、マルコ神父は落ち着かない様子を浮かべる。
(このまま・・・・さらに・・・お仕置きされては・・・辛いですね・・・)
微かに両肩を上下させ、お尻に痛みと熱を感じながらマルコ神父はそう思わずにはいられない。
身体はそろそろ限界を迎えかけているからだ。
(このまま・・・お仕置きが・・終わって・・くれたら・・・・)
そう考えた瞬間、マルコ神父の表情が変わる。
 (わ・・・私は・・・何て・・ことを・・・)
自分の考えにマルコ神父は思わず嫌悪感が沸いてくる。
(そもそも・・・私がネド神父の大切なものを・・壊したからこそ・・・お仕置きされているのに・・・。もっとお仕置きをされても・・文句は言えないのに・・・。それなのにお仕置きから逃れることなんか・・・考えて・・・)
自分の浅ましさにマルコ神父は腹が立ち、またネド神父に申し訳なくなって来る。
(また・・・私から・・・お願いしよう・・)
そう決意すると、マルコ神父は苦しげな表情を浮かべつつもネド神父の方を振り返った。
 「ね・・ネド・・神父・・・」
「ん?どうした?」
「お願いです・・。私を・・もっと・・・厳しく・・お仕置き・・して・・下さい・・」
「いいのか?もう尻が限界じゃないのか?」
「確かに・・・辛いです・・・。ですが・・・さっき・・私は・・・このまま・・終わってくれればいいのに・・・などと考えてしまいました・・・。自分が悪いのに・・・お仕置きから逃げようだなんて・・・。あまりにも・・・自分が情けなくて・・・そして・・・ネド神父に・・申し訳なくて・・・。ですから・・・お願いです・・・。そんなことを・・・考えた・・性根も・・・治して下さい・・。お願いします・・・」
「そこまで言うんならな・・・。だが・・・マジキツイぜ?後悔してもダメだぜ?」
忠告するようにネド神父は言う。
「いいんです・・。お願い・・します・・・」
「わかったよ」
そういうと、ネド神父は脚を組む。
おかげでマルコ神父は真っ赤に染まったお尻を突き上げるような体勢になった。
 同時にマルコ神父はネド神父の裾をさらに強く掴み、お尻にキュッと力を込める。
「おい、尻が震えてるぜ。やっぱりやめとくか?」
無意識に恐怖をあらわにしたマルコ神父に、ネド神父はそういう。
「いえ・・・大丈夫ですから・・・」
「そうか。んじゃあ・・・行くぜ」
そういうと、ネド神父は再び右手を振り上げた。
 ビッダァァ~~~~~ンンンッッッッ!!!
バァンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンッッッ!!
「ひ・・!ひぎひいいっ!ひぎゃんっ!ひぃぃんんっっっ!!」
激しい平手打ちに続き、豪雨のような勢いで平手が雨あられと降り注ぐ。
(い・・・痛いぃぃ・・・・)
覚悟はしていたが、容赦のない平手の嵐に、マルコ神父はさらにどっと汗を噴き出し、悲鳴を上げる。
 ビッダァァ~~~~ンッッ!!
バンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンッッ!!
悲鳴と激しく平手を叩きつける音が入り混じり、部屋に響き渡った。


 「う・・・うぅぅ・・・くぅぅん・・・ひっ・・ひうう・・・」
マルコ神父はしゃくり上げながら涙をこぼして泣いていた。
お尻は三倍近くに腫れ上がっており、色もワインレッドの中でも一番濃厚な色に変っている。
 「マルコ・・・反省出来たか?」
お尻を叩く手を止めると、ネド神父はそう尋ねる。
「は・・はぃ・・・。大事な・・・トロフィー・・・壊してしまって・・・・本当に・・・すみません・・でした・・・・。くぅぅ・・・・・」
「よしよし。いつもなら『ごめんなさい』は?って言いてぇところだが・・・素直に受けたからな。今日はこれで終わりだ」


 「うう・・・痛ぅぅ・・・」
ようやくネド神父の膝から解放されると、マルコ神父はベッドの上でうつ伏せになる。
「おぃ、大丈夫か?さすがに・・・叩きすぎたかもな・・・」
いつもよりかなり大きく腫れ、赤みも濃厚なお尻にさすがにネド神父も心配そうな表情を浮かべる。
 「いえ・・・これくらい・・・大丈夫です・・。今回は・・私が悪かったん・・ですから・・・」
マルコ神父はそういうが、さすがに表情は苦しそうだった。
思わずネド神父は室内を見回す。
救急箱があるのに気付くや、駆け寄って取ってきたかと思うと、すぐにマルコ神父の傍へ座る。
そして、手を伸ばすや、再びマルコ神父を膝の上に引き寄せた。
 「な・・・何を・・!?」
まだ許してくれてなかったのか、ととっさにマルコ神父は驚く。
だが、ネド神父はマルコ神父を膝の上に載せると、救急箱を開けて中身を取りだした。
 「染みるぜ。ちょいと我慢しろよ」
「え・・?あくぅぅ!!!」
怪訝に思った直後、お尻にピリピリという痛みが走り、思わずマルコ神父は声を漏らす。
「だから染みるって言っただろうが。人の話はちゃんと聞けよ」
ネド神父はそう言いながらマルコ神父のお尻に薬を塗ってやる。
 「く・・・わざわざ・・・すみません・・・」
「別に構わんさ。本当はいつも俺が手当てしてやりたいが・・・お前さんいつも帰っちまうからな」
「それは・・あなたのせいでしょう・・・。いつもふざけたことして・・・」
「仕方ねえだろ。お前さんが可愛いからつい・・・」
「可愛いって男に言うセリフじゃないでしょうが。それに私は神父ですよ」
「ふふん。俺のことが気になってしょーがない眼鏡美人さんはどこのどいつだったかな?」
「だからふざけたこと言わないで下さい!?怒りますよ!!」
思わず振り返ると、マルコ神父は叫ぶように言う。
 「ふふ。いつものお前さんに戻ったな」
「全く・・・あなたって人は・・・・」
「まあいいだろ。今日ぐらいは俺に甘えとけ」
マルコ神父は何か言ってやりたかったが、言っても揚げ足取られてからかわれるだけだと思ったのか、不機嫌な様子でそのまま手当てを受ける。
ネド神父は相変わらずのニヤニヤ笑いを浮かべつつも、愛情と優しさの籠った目を向けながらマルコ神父のお尻に薬を塗ってやっていた。


 ―完―
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theme : 自作BL小説
genre : 小説・文学

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