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タバコ騒ぎ(最遊記より:三/空&八/三)

(注:最遊記を題材にした二次創作です。キャラのイメージが原作と異なっている可能性があります。許容出来る方のみご覧下さい)


 「ただいまー・・・って何か煙(けむ)くねえ?」
買い出しから宿屋へ戻って来るなり、悟空は顔をしかめながら八戒にそう話しかけた。
「そうですねぇ。おや、三蔵。またタバコ吸ってるんですか?」
八戒は新聞を読みながらタバコをくゆらせている三蔵を見るや、そう尋ねる。
 「あん?いつものことだろうが。何を今さらいってやがる」
三蔵はタバコを吸いながらそう返す。
三蔵は相当のヘビースモーカーで、ほとんど毎日といっていいほどタバコを吸っていた。
「でも最近量が増えてますよね。悟空もそう思いません?」
「そうだよな。前よりぜってー増えてるって。ちゃんと数えてるワケじゃねーけど、箱の減る量多くなってるよな」
「そうですね。最近家計簿チェックしてましたら三蔵のタバコ代確実に増えてますねぇ」
「んなことぁどうだって構わねえだろ。おぃ、さっさと寄こせよ。買ってきてんだろ」
三蔵は八戒達にタバコを要求する。
 「そうはいきませんよ。三蔵、タバコはしばらく遠慮してもらいますからね」
「あん?何ふざけたこと言ってんだ?」
「ふざけてなんかいませんよ。三蔵、禁煙してもらいますよ」
「おぃ、本気で言ってんのか?」
「冗談に見えます?」
表情こそにこやかな感じだが、今までの経験から本気なのは嫌でもわかった。
 「ったく何でそんなことしなきゃなんねんだよ」
「あなたがタバコ吸いすぎるから部屋が煙たくなって皆に迷惑かかるんですよ。それに周りの人の方が副流煙で健康に悪いですし、三蔵に病気になられたら困りますしね」
「八戒、そうなのかよ?」
思わず悟空が尋ねると、八戒は答える。
 「ええ。タバコって吸ってる人だけじゃなくって周りの人にも悪いんですよ。だから三蔵がこのまま吸ってたら三蔵本人どころか、僕達まで病気になっちゃうかもしれませんねぇ」
「さ、サンゾー!タバコやめろって!三蔵や八戒が病気になっちまったらヤバイじゃんかよ!!」
「おぃサル・・・何八戒にのせられてんだ・・・」
「お願いだからやめるって言ってくれよ~~!!三蔵も八戒も病気になっちまったら俺ヤダよ~~~」
本気で想像したのか、悟空は今にも泣きそうな表情で三蔵に懇願する。
それを見てさすがに三蔵も折れたのか、不平そうな表情を浮かべ、持っていたタバコの箱を八戒にしぶしぶ差し出した。


 それからさらに数日ほど経ったある日・・・・。
(クソ・・・・落ち着かねえ・・・・)
新聞を読みながら、三蔵はイライラしていた。
(一本でもいい・・・吸いてえ・・・吸いてえ・・・)
考えているのはタバコのこと。
泣きそうな表情で頼む悟空に負けてタバコを差し出してしまったが、それが後悔の念に変るのはすぐのことだった。
 タバコというのはありていにいえば麻薬の仲間。
常習性が強く、一度味を覚えてしまうとやめたくてもやめられない。
世のお父さん方が禁煙を決意しても、結局やめられずに手を出してしまうのは、タバコが麻薬の仲間で、やめたくてもやめられない常習性を持っているからだ。
そんなタバコをいつも吸っている三蔵が常習性に捕えられていないわけがない。
身体がタバコを求めずにはいられなくなっていた。
 「クソ!クソクソクソッッ!!」
三蔵は乱暴に新聞を床に叩きつける。
タバコが吸いたい、でも吸えないためにイライラが募っているのだ。
 「さ、三蔵、どうしたんだよ?」
ドアが開いたかと思うと、恐る恐る悟空が入って来た。
「あん?何しにきやがった?」
三蔵は不機嫌そのものの表情で悟空を睨む。
「よ、様子見に来たんだよ。大丈夫かよ?」
「これが大丈夫に見えるか?お前の目は節穴かよ?」
ジロリと危ない人さながらの目つきで三蔵は悟空を睨みつける。
さすがに悟空もうっかり関わるとヤバイと思ったのか、その場を立ち去ろうとした。
 「おい、ちょっと待て」
「な、何だよ?」
不意に呼び止められ、悟空は尋ねる。
「買ってこい」
「な・・何をだよ?」
「決まってんだろうが。タバコだよ。買ってきな」
「だ、ダメだって!八戒に禁止って言われたじゃんかよ!!」
三蔵がタバコを要求するや、すぐさま悟空は拒絶する。
「一つくれえいいだろうが。さっさと買ってこい」
「無茶言うなよ~。そんなことするわけにいかねえってば~~」
無理な要求を出され、悟空は困ってしまう。
 「てめえの泣き言なんか聞いてねえよ。てめぇ・・・どうしても言うとおりにしねえつもりか?」
さらに狂暴な目つきを見せる三蔵に、悟空もさすがにビビってしまう。
だが、八戒からタバコの恐ろしさを聞かされていたため、吸わせたらダメだと思い、悟空は必死に返答する。
「ごめん・・・三蔵・・・」
「そうか・・・。よくわかったよ」
それだけ言うや、三蔵は立ち上がる。
何だと悟空が思うや、こっちの方へズカズカと近づき、手を掴んだかと思うや、あっという間にベッドまで連行してしまう。
 「ちょ・・三蔵!?何す・・・」
思わず悟空が抗議しかけるが、三蔵は答える代りに、ベッドに腰を降ろすや、膝の上に悟空を載せてしまう。
 (ちょ・・・!!待てよこれって!?)
最近は三蔵の方が多いものの、以前は自分がよくされていたことだけに、悟空はすぐに状況を理解する。
三蔵がズボンを降ろしてお尻を出すや、すぐにそれは確信に変わった。
 「ちょ・・!三蔵っ!待ってってばっ!!」
悟空は三蔵に呼びかけるが、それを無視して三蔵は悟空の身体を押さえると、右手を振り上げた。


 バシィィッッ!!
肌を強く打つ音と共に悟空のお尻に衝撃が走る。
「いっ・・!!」
以前よりずっと強い打撃に、悟空の口から苦痛の声が漏れる。
バシィ~ンッ!ビッダァ~ンッ!バッアァ~ンッ!バッジィ~ンッ!
「ひ・・!痛っ!痛えって!痛えってば三蔵っ!」
平手がバシバシと振り下ろされ、悟空のお尻に手形を刻み込む。
「痛えって!やめてくれってば~~!!」
ビッダァ~ンッ!バアッジィ~ンッ!バッアァ~ンッ!バッジィ~ンッ!
悟空は必死に訴えかけるが、三蔵は無視してお尻を叩き続ける。
「何でこんなことすんだよ~~~!!俺、何か悪いことしたかよ~~!!」
さすがに悟空も必死の思いで訴えかける。
 「あん?てめえが八戒の野郎と組んでタバコ吸わせねえからだろうが」
「そ・・そんなことで・・・」
「そんなことだぁ!?サル、てめえや八戒のせいで俺は生き地獄なんだよ。このままじゃ気が狂うか死ぬかだぜ。それでも・・・買ってこねえって言い張る気か?」
(こ・・怖えよぉぉ・・。三蔵・・・いつもの三蔵じゃねえよぉォ・・・)
普段の三蔵からは決して想像できない理不尽な振る舞いに悟空は恐怖してしまう。
大好きな三蔵がまるでおぞましい怪物に変ってしまったかのようで恐ろしくてたまらない。
(俺が・・・悪いの?三蔵に・・・タバコ吸わせねえから・・・三蔵が変わっちまったのかよ?)
ついそんなことを考えてしまう。
(タバコ・・やっぱり・・・吸わせてやった方が・・よかったのかよ・・・)
理不尽なお仕置きが、それをする三蔵が怖くて、悟空はついそういう考えに傾いてしまう。
だが、その直後、脳裏に八戒の言葉がフラッシュバックのように浮かんできた。


 「悟空、気をつけて下さいね」
「へ?何が?」
「タバコっていうのはすごい厄介なものなんですよ。タバコづけになっちゃった人っていうのは、自分でやめたくてもやめられない、やめようとしても身体がそうさせない。だから欲しくて欲しくてたまらなくなって、周りの人にひどいことをするかもしれないんです」
「うっわ・・・。それって・・・ヤバイ薬みたいじゃん・・」
「そうなんですよ。タバコっていうのは危ない薬の仲間ですからね。だから、もしかしたら三蔵がタバコ欲しさに悟空にひどいことをするかもしれません。でも、だからって言って三蔵にタバコをあげたらダメなんです。それじゃあ結局いつまで経っても治らないんです。治すためには、例えひどいことをされても絶対に三蔵に渡さない、吸わせない、そういう僕達の努力も必要なんです。だから・・・三蔵が何て言っても絶対に吸わせちゃあダメですよ」


 (そうじゃん。吸わせたら・・・いけないんじゃんかよ)
八戒に言われたことを悟空は思い出す。
(だったら・・・絶対に渡しちゃあダメじゃん・・・絶対・・)
悟空はそう決意する。
 「おい、買ってくる気になったかよ?」
一旦お尻を叩く手を止めると、三蔵は悟空に尋ねる。
「ヤダ・・・絶対・・・買ってこねえ・・・から・・・」
「本気か?」
「ほ・・・本気だって・・・」
「そうかよ。なら・・・言うとおりにするまで勘弁しねえからな」
そういうや、三蔵は足を組む。
おかげで悟空はお尻を突き上げた体勢になる。
 (げ・・・こ・・これって・・・・)
悟空は顔色が変わりそうになる。
今までの経験からお仕置きがすごく痛くなる体勢なのは知っていたからだ。
 ビッダァァ~~~ンッッッ!!
バァンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンッッッ!!!
「ひっ・・!ぎゃああんっ!痛っ!いってぇぇ~~~~っっっ!!!」
強烈な平手打ちに続いて降ったのは平手打ちの嵐。
あまりの痛さに悟空は悲鳴を上げ、両脚をバタつかせる。
 バッジィィ~~~~ンッッッ!!!
バァンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンッッッ!!!
「うわあああんっ!痛っ!痛えってばサンゾーッッ!!」
「だったらタバコ寄こせよ」
「イヤだったらどーすんだよ~~!!」
「そんときはテメェの尻が本物のサルみてえになるんだよ」
「そんな~~~~!!!」
その後、小一時間にわたり、激しく肌を連打する音と脅す声、悲鳴が入り混じって部屋に響き渡った。


 「ふぇぇん・・ひっく・・いってぇよぉぉぉ・・・・」
悟空はボロボロと涙をこぼして泣いていた。
普段とは違った理不尽なお仕置きに、悟空のお尻は倍近く腫れ上がり、濃厚なワインレッドに染め上がった上、触ったら火傷してしまいそうなくらい熱くなっている。
 「サンゾー・・も・・もぅ・・やめて・・くれよぉぉ・・・・」
「だったらタバコ買ってくるか?」
お尻が痛くて、三蔵が怖くてたまらないが、それでも悟空は左右に首を振って拒否する。
「テメェ・・・まだ強情張る気か?ケツ壊れるまで引っぱたかれてえのか?」
「だ・・だって・・・今のサンゾー・・・いつもの三蔵じゃ・・ねえもん・・。いつもの三蔵に・・戻んなきゃ・・・言うことなんか・・・聞かねえよぉぉぉ・・・」
ボロボロ涙をこぼしながら、悟空は必死に抵抗する。
 (クソ・・・痛えところ・・・突きやがる・・・)
三蔵は悟空の言葉に顔を顰める。
自分がやっていることが理不尽極まりないことは自身がよくわかっている。
悟空の言うことが正しいことも。
しかし、タバコにすっかりやられてしまった身には、道理が通じない。
今の三蔵は、タバコを手に入れるためなら、理不尽な暴力もふるいかねない、それこそ飲んだくれの暴力親父のような状況になってしまっている。
 (クソ・・・!クソクソクソクソクソクソクソッッ!!)
タバコが吸えない苦しみ、それから逃れたいために悟空に無茶な要求をした上に理不尽なお仕置きをする自分自身への怒り、それらがない交ぜとなって三蔵の苛立ちにさらに油を注ぐ。
それらがさらに三蔵の感情を暴発させ、はけ口を得ようと再び平手を振り上げたそのときだった。


 「ただいま~。遅くなりました・・・・」
買い物から戻って来ると、八戒はそう声をかけながらドアを開ける。
部屋に踏み込むなり、八戒の目の飛び込んできたのは涙でグショグショに濡れた悟空の顔とこれでもかといわんばかりに叩かれた真っ赤なお尻。
 「悟空!?三蔵!?一体どうしたんですか!?」
まさかこんな光景がお出迎えなどとは思いもよらず、八戒は驚いた表情で尋ねる。
「ひっ・・ひぃん・・。八戒ぃぃ・・。助けてくれよぉぉぉ・・・・」
しゃくり上げながら悟空は八戒に助けを求める。
 「三蔵、悟空が何かしたんですか?」
「ふん。サルが俺にナマ言いやがるからちょっと躾けてやっただけだよ」
「ナマ・・・・?まさか・・・悟空にタバコ寄こせとか言ったんじゃないでしょうね?」
八戒は眉を寄せて顔をしかめながら尋ねる。
 「ふん・・。察しがいいじゃねえか。その通りだよ」
「な・・・!?あなた何てことしたんですか!?自分の仕出かしたことがわかってるんですか!?」
さすがに八戒は怒りをあらわにする。
「あん?てめぇらよくもそんなことが言えるな?てめえらのせいで俺は地獄なんだよ。わかりゃあしねえだろうがな」
「ええ、わかりませんよ。わからなくてよかったですし、わかる気もありませんよ」
さすがに八戒も露骨に怒りと嫌悪をあらわにして言いながら、悟空を三蔵から奪い取るように抱き上げる。
 「悟空・・・大丈夫ですか?」
「ひぃひぃん・・・八戒ぃぃ・・・」
悟空は八戒に抱き上げられ、ボロボロ泣きながら八戒にすがりつく。
「ひどい目にあいましたね。もう大丈夫ですよ。さぁ、一緒に行きましょう」
真っ赤に腫れた悟空のお尻を優しく撫でてやりながら八戒は悟空を抱きかかえて出て行った。


 それからしばらく経った頃・・・。
ドアが開いたかと思うと、手提げバッグを手にして八戒が戻って来た。
「サルは?」
さすがに頭が冷えたのだろう、ムッとした不機嫌な表情ながらも、どこか案じるような声で尋ねる。
 「悟空なら寝てますよ。手当てはしましたからそのうち腫れも引きますよ」
「そうかよ・・・・・」
「それより三蔵・・・・。自分が何をしでかしたか、わかってますか?」
真顔になって八戒が問いかけると、三蔵はさらに不機嫌な表情に変わる。
「ふん・・。てめえらのせいだろうが・・・・」
「何言ってるんですか。そもそも三蔵が皆の迷惑も自分の身体の事も考えないでタバコばっか吸ってるからでしょうが。自業自得ですよ」
「うるせえな・・・。何でてめえらなんかにゴチャゴチャ説教されなきゃあならねんだよ」
「悟空にあんなひどいことしておいてよくそんなことが言えますねぇ」
「てめえのせいだろうが。てめえが吸わせねえからだよ。ふん・・・」
「本気で・・・言ってるんですか?」
「あぁ。幾らでも言ってやるよ。てめえのせいだってな。俺がこうなったのも、サルが痛い目見たのもなぁ」
タバコを吸えないイライラを叩きつけるかのように、三蔵は八戒にそう言いやる。
 「どうやら・・・全然反省してないみたいですね・・・それどころか人のせいにするだなんて・・・・。だったら僕にも考えがありますよ!?」
堪えていたものを爆発させるかのように叫ぶと、八戒は一気に三蔵の方へ近づく。
 「おぃ!何しやがんだ!?」
片手を掴まれるや、三蔵は抵抗する。
「自分のやったことを振り返ればわかるんじゃないですか?」
「ふざけんなあっ!何で俺がそんなことされなきゃなんねえんだっ!!」
八戒の腕を振りほどこうと必死に自分の腕を振り回しながら、三蔵は叫ぶ。
 「往生際が・・悪いですね・・・」
「けっ!素直にはいそうですかなんて言えるかよ!」
八戒は三蔵をベッドの方へ連れて行こうとするが、そうはさせじと三蔵は必死に抵抗する。
激しく引きあっているうちにとっさに三蔵の足が飛んだ。
 「く・・・・・」
もろに腹に蹴りを入れられ、思わず苦痛に顔を顰めるが、それでも八戒は三蔵の手をしっかりと掴まえている。
「三蔵・・・やりましたね」
「だったら何だってんだ?テメェごときに大人しくやられるとでも思ってたか?」
八戒に対し、三蔵は小馬鹿にするような笑みを浮かべて挑発する。
 だが、その直後三蔵は鳩尾に強烈な衝撃を感じ、苦痛に顔を顰める。
八戒にパンチを叩きこまれたのだ。
三蔵に隙が出来るや、八戒はすかさず後ろに回り込む。
背後を取り、三蔵の両手を後ろ手にしたかと思うや、素早くハンカチを取り出し、あっという間に拘束してしまった。
 「おい!何しやがる!?」
三蔵は叫ぶが、八戒は構わずにそのままベッドまで引っ立ててゆくや、背中から両手で押す。
押された勢いで三蔵はベッドに顔から飛び込むようにして倒れた。
「ぶふ・・・てめぇ・・・・」
うつ伏せになった状態で振り返ろうとするが、八戒は三蔵の身体を押さえると、枕を三蔵の腹の下に入れる。
枕のせいでお尻を上げるような体勢になると、法衣の裾を捲りあげ、ズボンを降ろしてあっという間にお尻をむき出しにしてしまった。
 「おい!何すんだっ!ほどきやがれっ!?」
「ほどくわけないでしょう。お仕置きなんですから」
「てめぇ・・・本気で言ってんのか・・・」
お仕置きと言われ、三蔵は後ろを振り返りながらジロリと睨みつける。
 「決まってるでしょう。悟空にあんなことしておいて・・・・。今日という今日は絶対に許しませんからね」
そういうと八戒は持って来た手提げバッグを開け、中身を取りだす。
以前に使ったパドルが出て来たかと思うと、鞭やその他お仕置き用とおぼしき道具も出てくる。
 「おぃ・・。何だこいつは・・・・」
「お仕置き用の道具に決まってるじゃないですか。見ればわかるでしょう?」
「てめぇ・・・殺す気か」
「まさか。そこまでする気はありませんよ」
八戒はおもむろにパドルを手にし、ゆっくりと振り上げた。


 バッシィィ~~~~ンンンッッッ!!!!
「ぐ・・・・!!!」
初っ端から容赦のない一撃をお尻に叩きつけられ、思わず三蔵は苦痛に顔を歪める。
 ビッダァ~~ンッッ!バッアァ~ンッ!ビッバダァ~ンッ!バッジィ~ンッ!
力強い音と共にパドルが三蔵のお尻に叩きつけられ、長方形の赤い跡をお尻に刻み込む。
「ぐ・・ぐく・・くぅ・・・くっ・・・」
骨にまで響きそうな衝撃と痛みに、三蔵は苦悶の表情を浮かべる。
 「本当に・・・何てことしたんですか、三蔵」
パドルを振り下ろしながら八戒はお説教を始める。
バッジィ~ンッ!ビッダァ~ンッ!バッアァ~ンッ!ビッバダァ~ンッ!
「悟空は何も悪いことなんかしてないじゃないですか!それなのに・・・」
ビッダァ~ンッ!バッアァ~ンッ!ビッバダァ~ンッ!バアッジィ~ンッ!
「タバコ買ってこないなんて理由であんなに叩いて!恥ずかしいとは思わないんですか!?」
パドルを幾度も振り下ろしながら八戒は叫ぶように言う。
 「う・・る・・せぇ・・よ・・。テメエらの・・・せい・・だろ・・・うが・・・」
容赦ないパドル打ちを受けつつも、三蔵は振り返ると、八戒を睨みながらそう言いやる。
ビッダァ~ンッ!バッアァ~ンッ!ビッバダァ~ンッ!バアジィ~ンッ!
「まだそんなこと言うんですか!?反省してないんですか!?」
「あん!?ざけんじゃねえよ!何で俺が反省しなきゃなんねんだよ!?テメエらで寄ってたかって俺のこといたぶりやがって!?」
禁煙させられ、タバコが吸えない苦痛でフラストレーションがたまりに溜まっているせいだろう、三蔵はあくまでも抵抗する。
 「タバコ吸おうが何しようが俺の勝手だろうが!それをゴチャゴチャ・・・。だから躾けてやったんだよ。ゴチャゴチャ言う奴がどういう目にあうかな!バカザルにはいい薬だぜ!!テメエもぶん殴ってやりてえよ!ゴチャゴチャ言いやがる上にケツまで引っぱたきやがって!何様のつもりだ!?」
三蔵は心の底にたまったものをぶちまけるかのように叫ぶ。
 「三蔵・・・・まさか・・・・本心じゃないでしょうね・・・?」
一旦、パドルを振り下ろす手を止めると、八戒は尋ねる。
「冗談だと思ってんのか?おめでたい野郎だな」
侮蔑するかのような笑みを浮かべながら、三蔵は言う。
 「いい加減にしなさい!!」
ビッダァァァ~~~~~~ンッッ!!
バァンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンッッッ!!
「ぐぬっ・・!ぐ・・!ぐぅぅ・・!ぐぐぬ・・・!かは・・・」
叫びと同時にパドルの嵐が三蔵のお尻に降り注ぐ。
容赦のないお仕置きに三蔵は背をのけぞらせ、苦痛の声を漏らす。
 「自分の事しか考えてないんですか!?あなたって人は!?悟空がどんな気持ちで三蔵に抵抗してたかわからないんですか!?三蔵の事が本当に好きだからですよ!?大事に思ってるからですよ!それを・・・飲んだくれの暴力親父みたいな真似なんかして!ぶたれた子の気持ちも考えたらどうです!?」
三蔵の態度や言葉が許せず、八戒はさらにパドルを振り下ろす。
「う・・・うっせえ・・よ・・。さっさと・・・ほどき・・やがれ・・・」
だが、三蔵は相変わらず暴言を吐き続ける。
 「そうですか・・。あくまでも・・・・そういう態度ですか。なら・・・僕にだって考えがありますよ」
そういうや、八戒はおもむろにパドルを放り出す。
そして、再びお仕置き道具の方へ手を伸ばした。


 (何する気だ・・・?)
お尻の痛みに顔を歪めつつ、三蔵は八戒の様子を伺う。
八戒はお仕置き用の道具を取っては他のものと見比べている。
やがて、道具が決まったのか、選んだものを取って三蔵の方へ戻ってくると、再び手を振り上げた。
 ヒュウンッ!・・・・・・ビシィィッッッ!!!
「ぐわうぐ・・・!!」
空気を切り裂くような鋭い音が響いたかと思うや、お尻に鋭い痛みが走る。
(何で叩いてやがる!?)
思わず振り返った三蔵の目に映ったのは、黒光りする鞭。
 「てめぇ・・・・何だそいつは・・・・」
気の強い態度を崩してはいないものの、さすがに三蔵の顔から血の気が引きかける。
「これで叩いてあげますよ。悟空の痛み・・・・たっぷりと思い知らせてあげます」
八戒はそういうと再び鞭を振り下ろす。
 ビシッッッ!!バシッッッ!!
「ぐ・・!!ぐぅぅ・・!!」
既に赤く腫れ上がったお尻に、刃物で切り裂かれるような、鋭い痛みがさらに加えられる。
細長い跡が幾重にも刻み込まれ、場所によっては皮が破れてしまう。
しかし、本気で怒った八戒はそれでも容赦なく三蔵のお尻へと鞭を振り下ろし続けた。


 (僕としたことが・・・・・。感情的になり過ぎてしまいましたね・・・)
八戒はベッド上の三蔵を見下ろしながら反省する。
三蔵はすっかり精も根も尽き果てた姿で、気を失ってぐったりしていた。
あくまでも強情を張って謝ろうとしなかったため、八戒もお仕置きをやめることが出来ず、結果三蔵が気を失うまでお仕置きしてしまったのだ。
 (これじゃあ・・・僕がやったことも・・・三蔵がしたことと同じですね・・)
そう反省しながら八戒は三蔵の手当てを始める。
「八戒ぃぃ・・・・」
不意にドアが開いたかと思うと、悟空が入ってきた。
 「おや、悟空目が覚めたんですか?」
「あ・・うん・・。三蔵は?」
「三蔵ですか・・・。気を失っちゃったんですよ」
「うっわ・・・。ケツ・・すげぇ・・・。ちょっと・・やり過ぎじゃねえかよ?」
三蔵のお尻の有様に、さすがに悟空も顔を顰める。
 「ええ。今日はさすがに僕もやり過ぎちゃいましたねぇ」
「三蔵・・・大丈夫かなぁ・・・・」
心配そうな表情を見せる悟空に八戒は胸が少し痛くなる。
自分があまりにも三蔵に厳しくお仕置きをしたために、悟空にまた辛い思いをさせてしまったからだ。
 「大丈夫ですよ。三蔵はそんなにヤワじゃありませんから。それより悟空、一緒に手当てしてあげましょう」
「わかった。どうすりゃいいんだよ?」


 ―完―
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genre : 小説・文学

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