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悪魔は心配性2(SO2より:ルシ/アシュ、悪魔&神父パロ、BL要素あり)



(注:SO2を題材にした二次創作です。ルシフェルが悪魔、アシュトンが神父という設定になっていたり、キャラのイメージも原作と異なっています。BL要素もありです。許容出来る方のみご覧下さい)


 「あれ?どうしたのさ、ルシフェル?」
アシュトンはルシフェルが出かける支度をしていることに怪訝な表情を浮かべる。
「うむ。急用で夕方頃まで魔界に戻らねばならんのだ」
そういうルシフェルの表情はどこか不機嫌だった。
一時的とはいえ、アシュトンの傍を離れなくてはいけないのが不本意なのだろう。
 「出来るだけ早く帰っては来るが・・・・アシュトン!」
不意に名前を呼んだかと思うや、ルシフェルは真剣な表情で向き合う。
「何さ、ルシフェル?」
「何ではない!いいか!?知らないやつに・・いや!知っているやつであってもノコノコついていってはいかんぞ!?」
「は?何言ってるのさ?」
アシュトンはルシフェルの発言にきょとんとしてしまう。
「それから誰も家に入れてはいかんぞ!?危ないからな!?」
「無茶言わないでよ!ここ教会だよ!」
「教会だろうが構わん!危ない目にでもあったらどうする!?」
ルシフェルは大まじめに言う。
 「危ない目って何言ってるのさ。僕、男だよ?」
そんなルシフェルにアシュトンは呆れた口調で言う。
「馬鹿者!男でも関係ないのだ!鏡で自分の顔を見たことが無いのか!?それに・・・昨日もあのロクデナシ医者が来ていたではないか!?」
「ボーマン先生のこと?何言ってるのさ。昔からお世話になってる人だよ」
「お前はわかっていないのだ!?自分がいつもどれほど危険な状況にいるのか!?」
ルシフェルは危機感のないアシュトンに噛みつかんばかりに言う。
 「わかったから。それより・・早く行かなくていいの?」
「わかっている・・。アシュトン!出来るだけ早く帰るからな!!」
ルシフェルはそういうと、ようやく魔法のブラックホールをくぐっていった。


 「これを・・・全部しろと・・?」
ルシフェルは隙間も無いくらい机上にどっさりと載せられた書類の山を見つめる。
「はい~。今日中にお願いしますよ~~」
「ふざけるな!?幾ら有能な私でもこんなに出来るか!?」
あまりの量にルシフェルも叫ぶ。
 「そりゃ仕方ないですよ。今までアシュトン神父のところにいてサボってたのが悪いんですから」
「く・・・・・」
サディケルの指摘にルシフェルは悔しそうな表情を浮かべる。
「まあ放り出して人間界に行きたければどうぞ~。でも、仕事溜めた挙句に途中で投げ出すような人にアシュトン神父が振り向いてくれますかね~?結構真面目な人みたいだから、ちゃんと仕事しないと嫌われちゃうんじゃないですか~?」
ルシフェルがいないせいで普段大変なせいか、お返しとばかりにサディケルはそんなことを言う。
 「ええい!!??黙れ黙れ!?やればいいのだろう!!」
「それじゃあ、お願いしますよ~~~」
サディケルはそう言うとようやく執務室を後にする。
一人残ったルシフェルは、少しでも早くアシュトンのところに帰りたいのだろう、がむしゃらに書類の処理を始めた。


 「どう?レオン?おいしい?」
アシュトンはキャロットジュースを飲んでいるレオンにそう尋ねる。
「うん!ママに負けないくらいおいしい!」
「そう。よかった~。初めてつくったからおいしく出来たか心配だったんだ~」
「お兄ちゃん~、お代わり頂戴!」
「待っててね~。今用意するからね~~」
 (あ・・・あの小僧!?私のアシュトンにベタベタ甘えおって~~~~~!!!)
机上に設置した水晶球に映るレオンの姿にルシフェルは歯噛みする。
仕事を片付けつつもアシュトンのことが気になってたまらず、モニター代わりの魔法の水晶球を用意して、仕事しながらアシュトンの様子を見ているのだ。
 ちょうど教会ではレオンが遊びに来ており、ルシフェルが見ているのも知らず、子供の特権よろしくアシュトンに甘えまくっているのである。
(許さん~~~!!いつか痛い目見せてやるからな~~~~!!!)
心の中で悔しさを噛みしめるルシフェルだが、目の前の書類の山をどうにかしないことには帰れない。
必死になって書類を片付けにかかるものの、レオンが帰ったと思えば、今度は友人のクロードが尋ねてくるのが見えたり、かと思えば市内の大学で教鞭を取っているエルネストなる学者が尋ねて来ては古文書を調査したり。
誰かが尋ねてきて、アシュトンと親しげに話している光景が水晶球に映し出されるたび、ルシフェルは怒りが燃え上がらずにはいられなかった。


 「ふ~っ。今日も一日、疲れたな~~~」
アシュトンは額の汗を拭いながらそう呟いた。
堂内を掃除したり、あるいは礼拝や見学に来る人の相手をしたりと、神父の仕事は色々とある。
だから夕方頃になると疲れてしまう。
 (そういえば・・まだ帰ってこないのかな?)
沈みつつある夕陽を見ながら、アシュトンはルシフェルの事を考える。
(それにしても・・・ルシフェルって心配性だよね。僕は小さい子じゃないってのに・・)
普段のルシフェルの行動にアシュトンはそんなことを思う。
(でも・・・今までこんなに親身になってくれた人・・いなかったよね・・。もし・・僕に兄さんがいたら・・・ああいう感じなのかなぁ・・・?)
そのとき、不意に呼び鈴が鳴った。
 「はーい、どなたですか~?」
「おーい、俺だ俺」
玄関に向かうと、馴染みの声が聞こえてくる。
「ボーマン先生、どうしたんですか?」
ドアを開けると現れたのはボーマンの姿。
 「ああ。ちょっと野菜がたくさん手に入ったんでな。おすそわけに来たんだ」
ボーマンはそういうと、野菜が詰まった袋を差し出す。
「いつもすいません。あ、そうだ。せっかくだからお茶でも飲んでいきません?」
「そっか。じゃあ、お言葉に甘えて・・・」
 「どうです~?おいしいですか~?」
アシュトンは自分が淹れたお茶を飲むボーマンにそう尋ねる。
「ああ。ここだけの話・・・二―ネが入れてくれるやつよりうまいかもな~」
「そんなこと言っちゃ二―ネさんに失礼ですよ~」
「あはは。そりゃそうだな。でも・・アシュトンだったら嫁にしたいくらいだけどな」
「変な冗談言わないで下さいよ~。僕男で、しかも神父ですよ?」
「悪い悪い。あ、そうだ。おかわりくれるか?」
「ええ。構いませんよ」
アシュトンはそういうとお代わりを用意するためにキッチンの方へ向かう。
だが、その背後でボーマンがジッとアシュトンに視線を注いでいることに気付かなかった。
 (ああ~~~。相変わらず・・・可愛いお尻だな・・・・)
ボーマンは神父服の下にチラリとラインが見え隠れするアシュトンのお尻を食い入るように見つめている。
(あの・・片目悪魔の野郎・・・。お仕置きとか言って上手いことアシュトンの尻触りやがって~~。うらやましいぞ~~~!!??)
ボーマンはキッチンの方へ向かうアシュトンのお尻を見やりながらそんなことを考える。
ボーマンがアシュトンのところへよく訪れるのは昔からの知り合いでかかりつけの患者ということもあるが、そういう方面でアシュトンに対する感情も持っていたからだ。
 (幸い・・まだあの悪魔野郎には先越されてないみたいだからな・・・。汚い手だが・・なりふり構ってはられないからな・・・)
ボーマンは密かに香炉を出すと、自作の薬を入れ、焚き始めた。
 「お待たせしました~。ってあれ・・?何だろうこの匂い?」
リビングに戻るや、アシュトンは部屋に匂いが立ちこめていることに気づく。
「ああ。実はアロマテラピー用の薬試作したんでな。やってみたんだが・・。嫌だったか?」
「いえ。いい匂いですね~」
「だろ?よかったら幾つか分けてやろうか?」
「え!?いいんですか!?」
「ああ。これくらいどうってこと・・?ん?どうした?アシュトン?眠いのか?」
「え・・?あれ・・・変だな・・・」
「おい!大丈夫か!?」
突然、アシュトンは床に崩れ落ちる。
慌ててボーマンが受け止めるが、ぐっすり眠っていた。
 「よし・・・上々だな・・・・」
ボーマンはそんなことを呟く。
薬の中には眠り薬も仕込んでおいたのだ。
(くぅぅ・・・寝顔も・・・可愛いぞ!?)
すっかり眠ってしまっているアシュトンの寝顔にボーマンは心の中でガッツポーズを取る。
(ってグズグズしてる場合じゃねえ!早いうちに・・)
ボーマンはアシュトンの顎を上げ、ゆっくりと口付けしようとしたときだった。
 突然、リビングの扉が荒々しく開いた。
ハッとしてボーマンが振り向くや、そこには真紅の翼を広げたルシフェル。
「き~さ~ま~~~~!!」
「お前は・・・・」
「このドスケベ医者が~~~~!!!!!!私のアシュトンに何しとるか~~~~!!!」
「うっぎゃあああ~~~~~~~~!!!!!!!!」
ルシフェルの怒りが炸裂すると同時にドカーンという爆発音が起こり、窓からボーマンが外へ吹っ飛ばされる。
 「貴様なんぞ消し炭になってしまえ~~~~~!!!!」
ルシフェルが叫ぶと今度は庭に雷が降り注ぐ。
「のわあああ~~~~~~!!!!!!!」
ボーマンは必死に雷をかいくぐって逃げ出した。
 「全く・・・油断も隙も・・・」
逃げてゆくボーマンを尻目にルシフェルはふんと鼻を鳴らす。
(だが・・・間に合ってよかった・・・)
同時にルシフェルは心の中で安堵する。
ボーマンが入って来るなり、心配になったルシフェルはすぐにでも駆けつけたかった。
だが、運の悪いことにサディケル達が書類を受け取りに来ていたのだ。
ルシフェルは必死に仕事を終え、ようやく教会へ戻ってきたら、今にもボーマンがアシュトンに手を出そうとしたところだったというわけである。
 「アシュトン・・・・もう・・大丈夫だからな・・・」
ルシフェルは眠っているアシュトンを抱き上げながらそう呟いた。


 「ううん・・・・あれ?」
アシュトンは目を覚ますと、自分がベッドにいることに気付いた。
「目が覚めたか?」
「あれ・・?ルシフェル?帰ってきてたの?」
ルシフェルの姿に思わずアシュトンはそんなことを尋ねる。
「うむ・・・。出来るだけ急いで帰って来たが・・・予定より長引いてしまったのだ・・」
「そうだったの。それじゃあ大変だったね。夕飯用意するよ」
「そう願いたいところだが・・・。そうもいかんのでな・・・」
「え・・?どういうこと!?」
アシュトンが怪訝そうに尋ねると、ルシフェルはただでさえ鋭い目をさらにキッと鋭くする。
 「アシュトンッ!この・・・馬鹿者が~~~~~~!!!!!!!」
「うわああっ!な、何っ!?」
「何ではない!私の言いつけを破りおって!!知り合いでもうかつにノコノコ入れるなといっただろうが!?」
「な・・何の事・・?」
「何の事ではない!?あのケダモノ医者に手篭めにされかけたのだぞ!?」
「は!?馬鹿なこと言わないでよ?ボーマン先生がそんなことするはずないじゃない」
アシュトンは何を馬鹿なことを、と言いたげな表情で言う。
 「お前が気付いていないだけだ!愚か者!!」
「はいはい、寝言は寝てから言ってよね」
アシュトンはそういうとベッドから出て行こうとする。
 「待て!どこへ行くのだ」
「だから夕飯の準備だよ。もしかして向こうで食べてきたの?」
「夕飯はどうでもよい!私がどれだけ心配したかわかってるのか!?」
「もぅ・・・・うるさすぎだよ!ルシフェルの馬鹿!?」
あまりにうるさいことを言うルシフェルにアシュトンもちょっとムッと来たのか、そんなことを言ってしまう。
 「『馬鹿』・・・馬鹿だと・・・。人を・・こんなにも・・・心配・・させておいて・・。許さん・・・・絶対に許さん・・・!!」
だが、ルシフェルはたっぷり心配させられたにも関わらず、こんな態度なアシュトンに堪忍袋の緒が切れてしまう。
(あ・・・しまった・・・)
アシュトンはルシフェルの表情の変化に危険を感じる。
本気で怒っているのがわかったからだ。
 「許さん・・・・そんな・・・悪い子は・・・絶対に許さんぞ!!!」
ルシフェルの怒りが爆発するや、アシュトンは膝の上に引き倒されてしまう。
(や・・・やっぱり~~~~~~!!!!!)
アシュトンは心の中で叫ぶ。
お仕置きモードに突入したルシフェルはあっという間にアシュトンのお尻をむき出しにしてしまうや、がっしりとアシュトンを押さえつけ、右手を振り上げた。


 バッジィィ~~~~~ンッッッ!!!!!
「ひぃぃぃっっっっ!!!!」
初っ端から容赦のない平手打ちにアシュトンの身体が跳ね上がりそうになる。
 バッジィィ~~ンッ!ビッダァ~~ンッ!ビバッジィ~ンッ!バアッアァ~ンッ!
「ひいいっ!ひんっ!痛っ!やああっ!」
強烈な平手打ちが振り下ろされるたびにアシュトンのお尻に赤い手形が浮かび上がる。
同時にアシュトンは両脚をバタつかせて悲鳴を上げる。
 バッジィ~ンッ!バッジィ~ンッ!ビッダァ~ンッ!バッアァ~ンッ!
「やああっ!痛いっ!痛いよルシフェルッ!」
アシュトンは悲鳴を上げて訴えかける。
「何を言うか!お仕置きなのだから痛いのは当たり前だろう!!」
だが、本気で怒っているルシフェルは容赦なくアシュトンのお尻に強烈な平手打ちを振り下ろし続ける。
 バッジィィ~~ンッッ!バッダァァ~~ンッ!ビッバダァ~ンッ!バッジィ~ンッ!
「この・・馬鹿者がっ!あれほど私が・・・知り合いだろうがうかつに家に入れるなと言っただろうが!!」
ルシフェルはバシバシと激しくお尻を叩きながらお説教を開始する。
ビッダァ~ンッ!バッジィ~ンッ!バッアァ~ンッ!バッジィ~ンッ!
「それなのに・・・ノコノコと・・あのドスケベ医者を入れおって!!私が駆けつけなかったらどんなことになっていたかわからんのかあっ!!」
本当に危ないところだったせいか、ルシフェルの怒りも尋常ではない。
「そ・・そんなこと知らないってば~~~!!それにボーマンさんがそんなことするわけないじゃないか~~~!!」
アシュトンはボーマンがしようとしたことには全く気付いていないためか、そんなことを言う。
 ビッダァ~ンッ!バッジィ~ンッ!バッアァ~ンッ!ビバッダァ~ンッ!
「いつもいつも人がどれだけ心配しているのかわかっているのか!!少しは私の言いつけも守ったらどうだ!!」
ルシフェルの平手打ちはさらに強くなってゆく。
 「だって皆昔からの友達だよ~~!心配何かする必要ないってば~~~!!」
アシュトンはルシフェルの言うことが理解できず、そんなことを言う。
「馬鹿者ぉぉぉぉぉ!!!!!!」
ビッダァァ~~~~~ンッッッッ!!!!!!!
「うっわああああ~~~~~~~~~んんんっっっ!!!!」
骨にまで響きそうな平手打ちにアシュトンは飛び上がってしまいそうになる。
 「何という・・・何という・・・危機感の無さだ!!」
「ひぃん・・・痛いよ・・・ルシフェル・・・」
あまりに強烈な痛さに、アシュトンは涙ぐむ。
「何を言うか!散々人を心配させた悪い子にはこの程度でも軽すぎるくらいだ!」
そういうや、ルシフェルは脚を組む。
 「ひ・・・!やだっ!ルシフェルやめてっ!お願いだから!!」
またもっと痛いお仕置きをされることに気付いたアシュトンは怯える。
「ダメだ!まだまだ許さんぞ!!」
「う・・うわああ~~~~んっっ!!!許して~~~~!!!!」
その後、一時間以上に渡ってアシュトンの悲鳴とルシフェルの平手打ちの轟音が響き渡った。


 「うぇぇん・・ひっくぅ・・・痛い・・・痛いよぉぉぉぉ・・・・」
アシュトンはボロボロと涙をこぼして泣いていた。
お尻は三倍近く腫れ上がり、濃厚なワインレッドに染め上がっている。
 「ふぇぇん・・・ごめん・・なさぁい・・ごめん・・なさぁぁい・・。あ・・謝る・・からぁ・・・許してよぉぉ・・。お・・お尻・・壊れちゃうよぉぉ・・・」
アシュトンは必死に謝る。
 「反省したのか?」
ルシフェルはお尻を叩く手を止めると、アシュトンに尋ねる。
「ふぇぇん・・・してる・・よぉぉ・・・」
「では・・二度と私を心配させる真似はしないな?」
その問いにアシュトンは黙って頷く。
それを見ると、ようやくルシフェルはお尻を叩く手を止めた。


 「大丈夫か?アシュトン?」
ルシフェルはアシュトンのお尻を優しく撫でてやりながら尋ねる。
「うん・・まだ・・痛いけど・・・何とか・・・」
「すまん、アシュトン」
「どうしたのさ?藪から棒に?」
突然謝ったルシフェルに、アシュトンは怪訝そうな表情を浮かべる。
 「つい・・感情的に・・・やり過ぎてしまうからな・・・」
「何を今さらなこと言ってるのさ。それに・・・ルシフェルは僕のこと心配してくれてるからやってくれるわけでしょ?そりゃあ痛いし・・・嫌だけど・・でも・・・嬉しい痛みだよ。こんな風に・・・僕の事・・本当に心配してくれる・・・叱ってくれる人がいるって思えるから・・・」
(か・・・可愛い事を~~~~!!!???)
アシュトンの言葉にルシフェルは感動のあまり、思い切り抱きしめる。
 「ちょ・・ルシフェル・・・苦し・・」
「ああ!すまん!大丈夫か!?」
慌ててルシフェルは力を緩める。
 「すまん・・。ついお前が可愛いことを言うからな・・・」
「可愛いって・・僕男だよ?ルシフェルって・・どこか変なんじゃない?」
「何を言うか!お前が自分の可愛さに気づいていないだけなのだ!!」
「はいはい・・・。でもさぁ・・・何か・・ルシフェルって・・『お兄ちゃん』って感じだよねぇ」
その言葉にルシフェルは強ばる。
「どうしたのさ?そんなこの世の終わりみたいな顔して?」
「い・・いや、何でもない!そ、そうだ!タオルを取って来てやろう!!」
ルシフェルは逃げるようにして寝室を出てゆく。
「どうしたんだろ?変なルシフェル・・・・」
ルシフェルの後ろ姿にアシュトンは怪訝な表情を浮かべていた。


 「『お兄ちゃん』・・・・『お兄ちゃん』・・・」
ルシフェルはタオルを用意しながらドヨーンと沈んでいた。
(アシュトンには・・私は『お兄ちゃん』としてしか・・見られていないのか?)
そのことがショックだったのか、今にものの字を書いてしまいそうになる。
 (何を落ち込んでいるのだ!だったら振り向かせればいいだけの話だろう!!)
落ち込みそうになるルシフェルの脳裏でそんな叱咤が響く。
「そうだ!『お兄ちゃん』から『旦那様』になればよいだけではないか!!頑張れ私!!」
似合わないガッツポーズを取りながら、ルシフェルはそんなことを叫んでいた。


 ―完―
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theme : 自作小説(二次創作)
genre : 小説・文学

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