ダンジュー修道院・番外編1 マルセル村



 豊かな森や山林に覆われた小さい山、綺麗な川、青々と茂る牧草地やたっぷりと穂をつけた小麦畑。
まさに自然豊かな田舎の村といった感じの小村がマルセル村だ。
その村の通り、舗装されていないいかにも田舎の小道といった感じの道をあるく青年の姿があった。
青年は23~25歳くらい、見事な艶をしたエメラルドグリーンの髪と瞳の持ち主で黒の神父服を着ている。
チサトだ。
今や彼もかつてのラウールとほとんど変わらない年齢に達している。
そのせいか背も伸び顔立ちも変わって、見習い時代の可愛さを残しつつも大人びた美貌の青年になっていた。
見習い期間を過ぎた後にチサトは正式な修道士となったが、一般の人達のために何かしたいと考えるようになった末、司祭(いわゆる神父)の資格を取るための勉強をし、ついには無事資格を取って修道司祭(司祭の資格も持ってる修道士)になった。
そして、ダンジュー修道院の管轄下にあるこの村の教会に赴任し、神父として働いていた。
 「皆さんこんにちは、お元気ですか?」
田舎道を行きながらチサトは両脇に広がる畑や牧草地で作業をしている村人達に声をかける。
「おんや、神父様でねぇか。また村の年寄り連中のところさ回っててくれてるのけぇ?」
耕運機で畑を耕しながらなまった声で中年の農夫がチサトに話しかける。
「ええ。皆さん元気でらっしゃるようでよかったです」
田舎の村ということもあって、老人だけで暮らしている世帯もこの村にはある。
そういう老人たちの話し相手になったり様子を見たりするため、チサトは時々村の老人たちのところを回っていた。
 「ああ、そんだ。この間うめぇチーズが出来たんでよぉ、後で届けに行きまさぁな」
「ありがとうございます。ミシェルさんもお元気そうですね」
「あぁ、これも皆のおかげだぁな」
そんな会話を交わしたかと思うと、チサトは農夫と別れて再び道を歩き出した。
 (とくに皆元気みたいでよかった・・・)
村のやや離れたところにある教会への帰り道、チサトは様子を見に回った老人たちのことを思い返す。
平和でのんびりとした田舎の環境や昔から野良仕事に従事してきたおかげだろうか、都会の老人とは違って皆元気だった。
しかし、小さな田舎の村の宿命だろうか、子や孫は都会の方へ出て行ってしまっているものも多い。
そのせいか元気に過ごしてはいてもどこか寂しそうな感じも見え隠れする。
だが、そんな老人達もチサトが顔を見せにくるとそういった表情が和らいだ。
見習い修道士の頃に比べれば年月は経ったものの、まだまだチサトは若い。
村の老人たちの孫と変わらない年だ。
そのせいか若いチサトが話し相手になってくれるのが、まるで孫や若い息子が戻ってきてくれたようで嬉しいらしかった。
 (そうだ。また後で山菜とか取りにいって皆におすそ分けしようかな)
そんなことを考えながら歩いているとやがて教会が見えてくる。
教会は田舎の教会らしくこじんまりとした小さく質素なもの。
だが、教会の敷地内には既に先客がいた。
 「おかえりなさ~い、チサトお兄ちゃ~ん~~」
そう言いながら子供達が迎えに出る。
「いらっしゃい。また来てくれたんだね」
チサトは身体をかがめるとちびっ子達に笑顔を浮かべて声をかける。
修道院にいたときからそうだったが、子供好きでよく小さな子の遊び相手になっているためか、村の子供達にもよく懐かれていた。
 「ね~、チサお兄ちゃん~。遊んで~」
「いいよ、何しようか?」
「かくれんぼがいーい」
「缶けりー」
「お手玉~」
めいめいの子がやりたい遊びを言う。
チサトが子供達と話しているうちにやがてかくれんぼに決まった。


 「ジャンくーんみーつけた!」
「あ~あ、見つかっちゃった~~~」
チサトの声と共にガレージの物陰に隠れていた男の子が姿を現す。
「あ~あ~、もっと上手に隠れる自信あったのにな~」
見つけられたせいか、子供は悔しそうな表情を浮かべる。
 「うわああ~~んんんっっっ!!!」
突然、火でもついたかのような激しい子供の泣き声が響き渡った。
突然のことに二人ともビックリしてしまう。
とっさにことにチサトは声のした方へ走りだしていた。
「あっ!待ってよ~!チサトお兄ちゃん~~~」
置いていかれては大変だと思ったのだろう、慌ててジャンも後を追って行った。
 泣き声の主を探しているうちに、チサトは祭器室へたどり着いた。
中へ踏み込むと、子供が泣いている。
「わああ~~~んんっっ!!痛いよ~~~っっ!!!」
「どうしたの!?大丈夫!?」
慌ててチサトは子供に駆け寄ると抱き上げる。
子供の頭にはタンコブが出来ており、赤いものも滲んでしまっている。
どうやら隠れ場所を探しているうちに杯が落っこちてきたようだった。
子供を抱えたまま、チサトはすぐに携帯を取り出す。
「あっ!もしもし!診療所ですか!?教会のチサトです!子供が怪我したみたいなんです!すぐに来て下さい!!」


 それから数日後・・。
(軽いけがでよかった・・・・)
庭を掃除しながらチサトは祭器室でのことを思い返していた。
あのあと、村の診療所の医者に来てもらい、見てもらったのである。
幸い、タンコブと出血は多いが軽い切り傷ということで、命に別条は無かった。
杯もそんな大きなものでは無く、その分重量もそんなになかったものであったことが幸いしたようだった。
とはいえ、杯がもっと大きくて重かったら、そう想像するとゾッとする。
それに、選んだ遊びもまずかった。
かくれんぼのような遊びは、当然大人の目の届かないところに子供が隠れようとする危険があるのに気づくべきだったのだ。
自分の不注意で危ない目に逢わせかけてしまったかと思うと、子供にもその家族にも申し訳なくなってくる。
そのせいで思わず気持が沈んでため息をつきそうになったときだった。
 「どないした?悩み事でもあるんかい?」
突然、聞こえてきた声に思わずチサトはハッとする。
本能的にチサトは顔を上げ、いつの間にか目の前に立っていた人物をジッと見つめた。
赤い髪、岩のようにいかつくガッチリとした身体、そして何よりも修道院や教会とは正反対の世界の方がふさわしそうな強面、低く張りのある声、どれもが覚えのあるものだった。
 「バルバロッサさん・・・?」
「おぅ。久しぶりやな」
互いに久々に会えたのが嬉しいのか、笑みを浮かべる。
もっとも、バルバロッサの場合は元の顔が顔だからか、笑顔になると却って凄味があったが。
 「どうしたんですか?ラウールさんとパリの方でお仕事されてるはずじゃ?」
嬉しさの中にも怪訝な表情を浮かべてチサトは尋ねる。
チサト同様、ラウールやバルバロッサも今は一般の人たちの中へ入って働いていた。
二人はパリ市内の富裕層が多い地区の教会へと赴任していた。
なお、ラウールは主に一般の信徒相手の活動を行っており、バルバロッサはその前歴から刑務所や少年院での教誨師としての活動を主に行っている。
もっとも、バルバロッサには別の役目もあるが。
「あぁ。お前の様子を見ておきたかったんでな」
「そうですか。立ち話もなんですからとりあえず中へ・・・」
 教会内の応接間にバルバロッサを通すと、チサトは紅茶を淹れて差し出す。
「おいしいですか?」
「文句なしや。昔とちっとも変っとらん。いや、もっと上手になっとるわ」
「そういってもらえると嬉しいです」
チサトはバルバロッサの言葉に心底から嬉しそうな表情を浮かべる。
見習いとして修道院に入ってからずっと父親のように面倒を見てきてもらったためか、バルバロッサに褒めて貰えるのが何よりも嬉しかった。
 「来る途中色々お前さんの話も聞いたで。どうやら村の皆と上手くやっとるようやな。安心したわ」
「ええ。皆さんいい人たちばかりです」
「だが・・・うっかりなのも変わっとらんようやなぁ・・・」
バルバロッサはため息をつきながら言う。
「そ・・それは・・・」
否定できない事実なだけにチサトは思わず顔を赤らめる。
「ここに来る途中で聞いたんやが、子供と遊んどるときに誰か怪我したそうやな?」
「は・・はぃ・・・」
「子供の遊び相手になるんも立派な仕事やからそれはええ。じゃがなぁ、ちゃんと見とかなあかんのはわかっとるな?」
「は・・はい・・」
「反省しとるんなら・・・わかるな?」
バルバロッサはそういうと軽く膝を叩く。
その動作に思わずチサトはカァッと顔を真っ赤にする。
昔の経験からそれが何を意味するのかよくわかっていたからだ。
 「どないしたんや?わかっとるんやろ?」
バルバロッサは再び問いかける。
チサトは呼びかけられると、オズオズとバルバロッサの傍へ寄る。
だが、バルバロッサの傍らに立ったところで立ち止まったかと思うと、ジッと食い入るように膝を見つめる。
ゴクリと息を呑んだかと思うと、両拳を震わせ、ハァハァとだんだんに息が上がってゆく。
頭では膝にうつ伏せにならなければいけないと思いつつも、恐怖と恥辱が邪魔をして勇気が出ないのだ。
 「おい・・・。いい加減にしたらどうや・・?」
さすがにバルバロッサも発破をかけようとするかのように声を低くする。
本能的にチサトはギクッと身を強張らせると慌てて膝にうつ伏せになった。
(ちっとも変ってねえなぁ・・)
チサトの現金な対応に苦笑しつつも、それでも素直に自分からうつ伏せになれるのはえらいもんだとこっそり心の中で褒める。
覚悟は決めているようだが、それでも恥ずかしさや恐怖は押さえきれないのだろう、ブルブルと全身を震わせている。
それを見ていると何だか可哀想に思えてくるが、その考えを押さえこむと神父服の裾を捲り上げる。
二人がそれぞれの任地へ異動してから2,3年くらい経っているはずなのに、お尻を出すバルバロッサの動作は手慣れたものだった。
あまりにも手慣れているせいか、まるでチサトと別れてからも誰かをお仕置きし続けてきたのではないか、と思えた。
 「うぅ・・・・」
外気の寒さを感じるや、チサトは否応なしにお尻が出されたことを知る。
久しぶりに思い出させられたお仕置きの恥ずかしさにチサトは顔全体を真っ赤にしてしまう。
 「行くで・・。ええな・・?」
バルバロッサが尋ねると、チサトはゆっくりと頷く。
それを見ると、バルバロッサはゆっくりと右手を振り上げた。


 ヒュッッ・・・パアシィンッッ!!
「く・・・・」
弾けるような音と共にお尻全体に痛みが広がる。
思わずチサトは声を漏らすと、両手をギュッと握りしめた。
パアシィンッ!ピシャアンッ!パアアンッ!パアチィンッ!
チサトは声を漏らすまいと必死に口を噤む。
ピシャアンッ!パアシィンッ!パッチィンッ!パッアンッ!
「・・・ぁ・・・ぅ・・・っ・・・ぁ・・・・」
さすがに苦しくなってきたのか、チサトの口から微かに苦痛の声が漏れ始める。
 「全く・・・何をやってるんやお前は・・・・」
チサトのお尻にいかつい手を振り下ろしながら、バルバロッサがお説教を始めた。
ピシャアンッ!パアシィンッ!パチィンッ!パアアンッッ!
「子供の相手しとるときは絶対に目ぇ離したらあかんのはよぉわかっとるやろうが」
バシンッ!バァンッ!ビシャンッ!バアアンッ!
「く・・う・・・ひっ・・ひぅぅ・・・」
平手の勢いがさらに強くなり、同時にチサトのうめき声もより苦しげなものへと変わってゆく。
バシッ!バアンッ!ビダァンッ!バアジィンッ!
「う・・あぅ・・・くっ・・あぅぅ・・」
苦痛の声を漏らしながらもチサトは抵抗もせず、神妙に平手を受け続ける。
だが、額や手の甲にはジワリと汗が浮かびあがり、お尻は真っ赤に染め上がっていた。
「それなのに目ぇ離しおって!しかも危ないモンが置いてあるようなところに簡単に入れるようにしおって!」
バッシィンッ!ビッダァンッ!バッアァンッ!バッジィンッ!
「う・・!くっ・・!ひぅんっ!ひっ・・!」
さらに強烈な平手打ちを叩きつけられたショックか、チサトは息が詰まったような悲鳴を漏らす。
祭器室に置かれているものは貴金属や宝石をあしらった貴重品や重くて落としたりすると大変なもの。
だから普段は入ったりできないように鍵をかけてある。
だが、平和で村人の多くが顔見知りというこの村では泥棒の心配がないせいか、祭器室のドアも開けっ放しになりがちだった。
今回の事態は、そういうことも原因の一つともいえ、そのためバルバロッサはそういう管理の甘さについても叱ったのである。
「ったく!本当にもっと気をつけなあかんやろうが!お前は神父なんやぞ!ここに来るもんの安全にきちんと気を配るのも仕事や!」
バチィ~ンッ!ビッダァ~ンッ!バッアァ~ンッ!バアッジィ~ンッッ!!
「ひゃあ~んっ!ひぃ~んっ!痛っ!痛ぁい~っ!」
さらに強烈な平手打ちにチサトはもはや我慢できなくなったのだろう、両脚をバタつかせ始める。
同時に悲鳴を上げて叫び出した。
 バアシィ~ンッ!ビッダァ~ンッ!ビッダァ~ンッ!バッアァ~ンッ!
「きゃあ~んっ・・ひぃ~んっ・・ひゃあん・・ひっひぃん・・・」
苦痛に恥や外聞も消えたチサトは両脚を激しく動かしながら悲鳴を上げ続ける。
今やお尻は濃厚なワインレッドへと変わっており、ジンジンという痛みを伴いながら熱を放つ。
「ひぃ・・やぁ・・痛い・・ひぃん・・痛ぁ・・ひゃあん・・ひぃん・・・」
悲鳴にやがて鳴き声が混じり、目尻に光るものが浮かんだかと思うと頬を伝って床へ滴り落ちる。
「ひぃん・・やぁん・・ごめん・・なさい・・ごめんなさい・・ごめんなさい~~」
苦痛に悶えながらチサトは必死になって謝る。
 「反省しとるんか?」
「ひっく・・し・・してます~~。ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・・」
「そんなら何が悪かったんや?言うてみいや?」
「ひっく・・ひん・・ちゃ・・ちゃんと・・子供・・見てなかった・・こと・・」
「そうや。それから?」
「祭器室にちゃんと・・鍵・・掛けなかった・・・きちんと・・教会の・・管理・・してなかった・・・」
「そう。そうや。よぉ言えたな」
バルバロッサはお尻を叩く手を止めるとチサトを抱き起こす。
 「ええか、チサト。別に子供と遊んだり、教会を子供の遊び場にするのは構わんのや。だがなぁ、危ないことがないようにきちんと見とかんとあかんし、ちゃんと教会もそういう風に管理しとかなあかん。じゃけんど、お前さんそれが出来とらなんだ。幸いタンコブやかすり傷くらいで済んだそうやが、下手したらどうなっとったか。じゃから怒ったんや。わかるな?」
「はい。きちんと管理とかしてなくて・・・ごめんなさい・・」
「まぁええ。これからは気をつけるんやで」
「はい。皆に迷惑かけたり、バルバロッサさんに心配かけたりしないように頑張ります」
「その意気や。お前さんは出来る子や。俺なんぞ及びもつかん立派な神父になれるやろ。期待しとるで」
バルバロッサはそういうとチサトを抱きしめてやった。


 (不注意なのが変わっとらんのがアレやが、立派に神父やっとるようでよかったわ)
バルバロッサはノートパソコンに向かいながらチサトのことを考えていた。
別れを告げた後、バルバロッサは近隣の町にある小さなビジネスホテルの一室にいた。
パソコンの画面にはチサトの勤務ぶりについての報告が映っていた。
彼がチサトのところへやってきた理由が、チサトの査定だったためだ。
チサトのことをよく知っている人物ということで、彼が選ばれてはるばるやってきたというわけである。
(いい意味でチサトは変わっとらんが・・あいつは悪い意味でだな・・。ったく・・)
バルバロッサは今日のチサトの姿を、自分がよく知っているもう一人の人物と思わず比べてみる。
ラウールの方はバルバロッサと同じ教会へ赴任したため、以前同様毎日顔を合わせていた。
というよりも、遊び好きなラウールの性格から、あまり羽目を外さないようにとお目付け役的な感じでバルバロッサも一緒に異動したのである。
実際、ラウールは修道院時代同様、しょっちゅう教会を抜け出しては繁華街へ遊びに行くものだから、おかげでそっちの方でもバルバロッサは駆り出されていた。
(しかもあの野郎・・・同類まで見つけやがったからな・・・)
バルバロッサは思わずため息をつく。
彼を悩ますのはラウールだけではなかった。
ダンジュー修道院と同じ修道会に所属する別の修道院から赴任してきた新人の神父がいるのだが、こいつがまたサボりや夜遊びが好きなのだ。
おかげのこっちの方の躾にも忙しく、しばしばお尻を真っ赤に染めてやらなければならなかった。
(今頃俺がいないのにかこつけて楽しんでやがるだろう・・・。帰ったらしっかりと睨み効かせておかんとな・・・)


 「ふっふっふ~~。赤鬼がいない~。赤鬼がいなぁ~いっっ~~~」
その神父は嬉しそうに変な歌を歌って浮かれていた。
神父は年は20~23歳、栗色の髪と瞳の持ち主で、数年前のラウールに劣らず端正な容貌の持ち主。
ただ、女性と見まがうばかりの中性的な美貌の持ち主だったラウールとは違って、活発な感じでどこかイタズラ小僧な男の子という雰囲気だった。
 「おやおや。何だか嬉しそうだねぇ、ルナール神父」
ルナールが振り返ると美しい銀髪をした、端正な風貌の神父がいる。
ラウールだ。
昔とは違って髪を半分くらいの長さにして首の後ろで束ねているが、それでも以前に劣らぬ美貌の持ち主だった。
「そりゃ決まってますよ。あの赤鬼がいないんですから」
ルナールはイタズラっ子のような笑みを浮かべる。
「ははは、よくわかるよ。僕もあの人のおかげでいつもいつも・・・」
「でしょう?おかげで僕なんかお尻がいつも痛いですよ。実を言うと一昨日のが効いててまだ・・痛ぅぅ・・・」
お尻が痛んだのか、思わずルナールは顔を顰めるとお尻を摩る。
「痛いんだよねぇ、あの人の」
ラウール自身、その身体で苦痛を味わっているだけに思わず同情するように言う。
 「でも・・・今日はあいつがいないんですよ・・。ねぇ・・ラウールさぁん・・・」
ニヤリと笑みを浮かべてルナールはラウールに話しかける。
「わかってるよ。今夜はとびっきりの場所に行かせてあげるよ」
同じようにラウールもいたずらを企むかのような笑みを返す。
似たもの同士な性格のおかげか、二人揃って遊びに出ることもしばしばだった。
「ふふふ。楽しみにしてますからね、ラウールさぁん」


 ―完―



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