予防注射(SO2より:クロ/レオ、ルシアシュ悪魔&神父パロ)



(SO2を題材にした二次創作で、ルシアシュ悪魔&神父パロものです。許容出来る方のみご覧下さい)


 「ハクシュンッッ!!」
アシュトンがくしゃみをするや、ルシフェルがハッとした表情で振り向いた。
「ど、どうしたアシュトン!?」
慌てた表情でルシフェルは尋ねる。
「ちょっとくしゃみしただけだよ」
「ほ、本当にただのくしゃみか?最近、たちの悪い風邪が流行っているというではないか!!」
「ただのくしゃみだってば。心配性すぎるよ、ルシフェル」
「何を言うか!念のためにあのスケベ医者のところへ行くぞ!!」
「ええ!ちょ、ちょっと・・・」
アシュトンが何か言おうとする間もなく、ルシフェルはアシュトンの手を掴むと、強引に教会を出て行った。


 「何てことがあったんだよ~~~~」
「うわぁ、そりゃ大変だな・・・・」
クロードは紅茶を飲みながら聞くアシュトンの話に思わず苦笑する。
「本当に大変だったんだよ~。強引にボーマンさんちに連れて行ったと思ったら、待ってる患者さんたち押しのけて僕を診察させようとしたり、それでボーマンさんと言い争いになっちゃったりで、止めるのも大変だったよ」
「で、結局何でもなかったのかい?」
「うん。ただくしゃみしただけだったよ。それでもルシフェル、ボーマンさんの見立てが間違ってるんじゃないかとか騒いでたけどね」
「アシュトンお兄ちゃんのこといつも叩いてるくせにそういうところはやたら過保護だよね、あいつ」
レオンがキャロットジュースを飲みながらそう突っ込みを入れる。
「心配してくれるのは嬉しいんだけど・・・過ぎるとねぇ・・・」
「そりゃそうだよな・・・・」
そんなこんなでアシュトン、クロード、レオンが世間話をしていたときだった。
 「でも、確かに最近タチの悪い風邪が流行ってるのは本当らしいからね」
「そういえば都の方でも結構かかっちゃった人がいるんだっけ?」
「うん。僕の司令部でも患者が出た時の対策をたてるのに大忙しだよ」
「特に子供とか危ないらしいね?」
「うん。子供は抵抗力とか体力が弱いからね」
そこまで言ったとき、クロードとアシュトンの視線がレオンに集まった。
 「ん?どうしたの、お兄ちゃん達?」
二人の視線にレオンは怪訝な表情を浮かべる。
「レオン・・・念のために予防注射してもらった方がいいんじゃないかい?」
「え・・!べ、別に大丈夫だってば!!」
「でも・・・。心配だよ、やっぱり・・・」
「何言ってるのさ~~。あの心配性な悪魔じゃないんだからさ~~~」
「でも、最近もよその大きな町でレオンくらいの子が罹っちゃって大変なことになったり、それで手習い塾とか学問所とか結構休みになったりしたらしいよ」
「レオン、万が一っていうこともあるからボーマンさんにしてもらおう。僕もアシュトンもそうしてくれた方が安心だよ」
「わ・・わかったよ・・・。お兄ちゃん達がそこまで言うなら・・・・」


 「レオンさーん、レオンさーん」
受付の看護師がレオンを呼ぶ声がすると、付き添いのクロードがレオンに声をかける。
「ほら、レオン、呼んでるよ」
「わかってるってば~」
そういうとレオンは診察室の方へ行くが、どことなくその足取りは重い。
 (うう~~~。どうして注射なんかしなきゃいけないんだよ~~~!!お兄ちゃん達心配性過ぎるってば~~~!!)
そう、レオンは注射が嫌いだった。
だから行きたくなかったのだが、心配するクロード達に圧されてやむなく来たのである。
(大丈夫かなぁ・・・・)
そんなレオンをクロードは心配そうに見つめる。
レオンは12歳という年の割に子供っぽいところがある。
注射を嫌がって逃げ出したり、大泣きをして騒ぎになるかもしれない。
それで付き添ってきたのだ。
どこかハラハラした表情を浮かべつつ、クロードは診察室へ入ってゆくレオンを見つめていた。
 「ん~、今日はどうしたんだ~?」
相変わらずタバコをくわえながらボーマンは尋ねる。
「お兄ちゃん達がタチの悪い風邪が流行ってるから予防注射してもらえって・・」
「あ~。そういうことか~。ちょっと待ってろよ」
そういうとボーマンは必要なワクチンを取りに行く。
 「あったあった、こいつだ。今、準備すっからな」
ボーマンは注射器にワクチンを入れる準備をする。
レオンの視線はズッと注射器に注がれている。
(やっぱり・・・・怖い!!)
注射器を見つめているうちにレオンはどんどん恐怖が高まってゆく。
 「よしと・・。じゃあ腕を出しな」
ボーマンがそういうや、レオンはドアの方へ飛んでいってへばりついてしまった。
「おぃおぃ、何してんだよ」
ボーマンは立ち上がるとレオンの方へ近づこうとする。
恐怖に駆られたレオンは本能的に手に呪文の光を浮かび上がらせていた。
 ドッパーンッッッ!!!
勢いよく診察室のドアが開いたかと思うや、何と中から水が勢いよく流れだした。
「な、何だっっ!!??」
突然の出来事に思わずクロードはビックリする。
同時にびしょ濡れになったボーマンが流されてきたかと思うと、脱兎のごとき勢いでレオンが待合室の外へ飛び出してゆく。
 「あっ!レオン!どこに・・・。ってボーマンさん、大丈夫ですか?」
ずぶ濡れのボーマンを助け起こしてクロードは尋ねる。
「あ・・ああ・・・。あいつ・・・俺が注射しようとしたら本気で『ノア』かましやがった・・・・・・」
「うわ・・・。すみません、連れ戻してきますから」
「頼むわ・・。ああ、順番だが最後の方にしてもらっていいか?既に予約とか一杯なんでな」
「わかりました」


 (怖くって・・・逃げ出してきちゃったけど・・・どうしよ~~~)
レオンは通りを歩きながら困った表情を浮かべていた。
きっとクロードが連れ戻しにくるに違いない。
そうなると今度は確実に注射させられる。
それどころか、ボーマンに呪文をくらわせて逃げ出して来たのだ。
魔物を一人で倒せるボーマンの事だから死ぬことはないだろうが、怪我はしているかもしれない。
とっさのこととはいえ、人を傷つけるようなことをしてクロードが怒っていないはずはない。
(捕まったら・・・間違いなくお尻叩かれちゃう!?)
本能的にレオンがお尻に手を回したときだった。
 「こんなところにいたんだね」
ハッとしてレオンは振り向く。
そこにあったのはクロードの姿。
「ク、クロードお兄ちゃん・・・・・」
「さぁ、ボーマンさんところに帰ろう」
「や、やだ!注射するんでしょう!!」
「そのために来たんじゃないか。さぁ、早く行こう」
「いやっ!!デモンズゲート!!」
レオンが呪文を唱えるや、空中に巨大な門が現れた。
 「ぐわああっっ!!!」
門から現れた悪魔の振り下ろした巨大鎌の一撃にクロードはのけ反る。
(またやっちゃった!!)
レオンは後悔するが、もはや後の祭り。
「レ~オ~ン~~」
「ひっ!!ごめんなさいっっ!!」
慌てて逃げるレオンだが、大人と子供、しかも戦士なクロードと術師なレオンとでは足で叶うはずも無く、あっという間に捕まえられてしまう。
「やだやだ~~~!!!離してよ~~~!!」
必死に叫ぶレオンだったが、クロードは構わずレオンを肩に担ぎあげると、そのままボーマンの診療所に戻っていった。


 「ああ、戻って来たのか。ん、どうしたんだ?そんな顔して?」
ボーマンはクロードが怖い顔、レオンがこの世の終わりみたいな顔をしているのに怪訝な表情を浮かべる。
 「ボーマンさん、悪いんですけど空いている部屋とかありますか?レオンと話がしたいんで・・・・」
「そんなら入院患者用の部屋が空いてるから好きにしな」
「すみません、ボーマンさん」
「や、やだ!!ボーマンさんもいてよ!!お兄ちゃんと二人っきりはやだよ!!」
これから起きることが既にわかっているせいか、レオンは必死になってボーマンに助けを乞う。
「安心しろ、よく効く薬用意しといてやるから」
「わかってるんなら見捨てないでよ~~~!!やだやだ~~~!!!お兄ちゃん、連れて行かないで~~~!!!!」
クロードに小脇に抱えられたまま、レオンはボーマンに必死に助けを求めるが、呪紋をくらわされたことにこっそり怒っているのか、無情にもボーマンはレオンの助けを無視する。
やがて、レオンは入院患者用の部屋へ連れてこられてしまった。
 「さてと・・・レオン・・・・覚悟はいいかい?」
「ひ・・!お、お兄ちゃん!わ、わざとじゃないよ!だ、だから許してよ!!」
「わざとじゃなくても、人に呪紋なんか使っちゃダメだろう?危ないことする子はお仕置きだよ」
「や・・・やだっっ!!」
この期に及んでもなおレオンは逃げようとするが、呆気なくクロードに捕まって引き戻されてしまう。
 「ヤダよ~~!!やめてってば~~!!」
叫ぶレオンを尻目にクロードはレオンのお尻を出すと、右腕を振り上げた。


 パアアアンッッッ!!
「痛あ・・っっ!!」
甲高い音と共にお尻の表面で痛みが弾け、思わずレオンは悲鳴を上げる。
パアアンッ!パアシィンッ!ピシャンッ!パチィンッ!
「全く・・・・ダメじゃないか・・・」
お尻を叩きながら、クロードはお説教を始める。
 ピシャンッ!パアチィンッ!パアアンッ!パアシィンッ!
「注射しに来たのに逃げ出したりしちゃボーマンさんに迷惑だろ?」
「だ、だって怖かったんだもんっ!!」
レオンは必死に弁解する。
「だからって逃げてもいいってことにはならないじゃないか。しかも・・・呪紋なんか使って・・・」
ピッシャ~ンッ!パッアァ~ンッ!パッシィ~ンッ!パッア~ンッ!
「わ、わざとじゃないよ!そ、それにボーマンさんなんだからあれくらいの呪紋で死ぬわけじゃないんだからいいじゃないか!!」
「いい加減にしないか!!」
ビッダァァ~~ンッッッ!!
「うわあ~んっ!!痛ったああ~~いっっっ!!」
本気で怒ったのか、クロードは容赦のない平手打ちを叩きつける。
その痛みにレオンは飛び上がりそうになり、大きな悲鳴を上げる。
 「ボーマンさんだからって思い切り呪紋ぶつけていいってことにはならないだろ!!レオン、反省が足りないみたいだから厳しくするよ」
「ちょ・・やだっ!やめてよお兄ちゃんっ!!」
クロードのもっと厳しいお仕置き宣言にレオンは暴れ出す。
だが、レオンの小さな体では難なく押さえつけられてしまい、クロードに足を組まれてお尻を突き上げる体勢を取らされる。
 ビッダァァ~~~ンッッッ!!
バァンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンッッッ!!!
「うわああ~~~んっっ!!痛いよ~~~っっっ!!」
平手の嵐にレオンは悲鳴を上げる。
バンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンッッッ!!!
「うわあああんっ!お兄ちゃんっ!ごめんなさい~~~!!許してよ~~~!!」
「ダメだよ。今日のレオンは反省が足りないみたいだからね」
「そんな~~~~!!!!」
その後、レオンの悲鳴が響きわたった。


 「ふえ・・ふぇぇぇん・・・・・」
ボロボロと涙をこぼしてレオンは泣いていた。
お尻は見事なまでに真っ赤に染まっている。
 「レオン、反省したかい?」
「うぇぇん・・してる・・してるよぉぉ・・。ごめんなさぁぁい・・・」
「じゃあ何が悪かったんだい?言ってごらん」
「ひぃん・・。注射しに来たのに・・・逃げ出したぁ・・・」
「そうだね。それから?」
「ボーマンさんやお兄ちゃんに・・・呪紋・・・ぶつけたぁぁ・・・」
「そうだね。でも・・まだあるんだよ。わかるかい?」
「え・・ええと・・・」
レオンは必死に考えるが、中々思い浮かばない。
それを見ると、クロードはレオンを起こして膝に座らせると、顔を合わせる。
 「いいかい。確かに注射しに来たのに逃げ出して迷惑かけちゃうのも悪いことだよ。でもね、注射を受けないで何かあったら大変なことになっちゃうんだよ。そうしたら僕もアシュトンも心配なんだ。確かに注射なんて嫌だろうけど、でもそれを嫌がることでレオンを大切にしてくれる人に心配かけちゃうんだよ。それをわかって欲しいから厳しくしたんだよ」
「ごめんなさい・・・お兄ちゃん・・・」
「それと、呪紋のことだけどね、ボーマンさんや僕だから怪我した程度で済むけど、他の人だったら洒落にならないことになってたかもしれないよ?レオン、わざとじゃなくても人に怪我させるようなことは悪いことなんだよ。この前の牢屋のことは覚えてるだろ?」
「ひ・・・!!怖いこと思い出させないでよ!!」
万引きの件で入れられた牢屋の恐怖が蘇って来たのか、レオンは身を震わせる。
 「覚えてるみたいだね。レオン、呪紋は魔物だって殺せるんだよ。それを人に向けたらとっても危ないし、それこそ本当に牢屋に入れられちゃうことになるかもしれないんだよ。
それなのに『ボーマンさんなんだから』なんてことを言ったから厳しくしたんだよ。わかってくれるかい?」
「うん・・・本当にごめんなさい・・・」
「わかってくれたみたいで安心したよ」


 「んじゃあ、行くからな」
ボーマンはレオンの右肘の下のあたりをアルコールで消毒すると注射器を取り出す。
「お兄ちゃああん・・・・」
レオンは今にも泣きそうな目で振り向く。
「少しの間だから大丈夫だよ、僕がついてるから」
クロードはそういうとレオンを抱きしめる。
レオンの恐怖心を少しでも和らげようと、クロードがレオンを抱っこした状態で注射を受けることにしたのだ。
 ボーマンが腕を押さえると、レオンの腕に針を刺す。
痛みと恐怖でレオンは今にも泣き出しそうになるが、クロードが両腕に力を込めてギュッと抱きしめる。
「よーし、終わりだぞ。よく我慢できたな」
ボーマンは注射器を抜くと、絆創膏を貼ってやりながらそういう。
 「うわああ~~~んっっ!!怖かったよ~~~」
「よしよし、もう大丈夫だから」
恐怖から解放されたレオンが大泣きすると、クロードは抱っこしたままあやす。
「もう泣かないで、レオン。帰りにやまとやでおいしいものでも食べてこうか?」
「え!?本当!」
「本当だよ。何でも好きなもの注文していいよ」
「わあ~いっ!お兄ちゃん大好き~~」
すっかり泣きやんだレオンにクロードもボーマンも苦笑する。
「それじゃあボーマンさん、お世話になりました」
「ああ。お前らもお大事にな~~」


 その頃、教会では・・・・。
「ちょ、ルシフェル!?何それ!?」
アシュトンはルシフェルが抱えているものを見るや、思わず叫ぶ。
「ん?注射器だが?」
「それは見ればわかるよ!わざわざ何で、しかもそんなお化けみたいなの持ってるのさ~~~~~~」
アシュトンはルシフェルが抱えているお化けサイズの注射器を指差しながらそう叫んだ。
 「魔界から持って来た品でな。人間界のどんな病気にも対応できる優れモノの予防接種用注射器なのだ」
「って凄く痛そうじゃないか!?ってまさか・・・・」
「うむ。念のためだ。お前に予防注射をしようとわざわざ魔界まで取りに行ったのだ。魔界製だから人間界のよりもズッと効くぞ。さぁ、アシュトン!早くお尻を出すのだ!大きすぎてお尻でないと使えないからな」
「い・・いいよ・・。別に・・・」
「何を言うか!なってしまってからは遅いのだぞ!!アシュトン・・・・頼む!!お前が病気で苦しむ姿を見るのは辛いのだ・・・・」
病気のアシュトンの姿を想像したのか、ルシフェルは心底辛そうな表情になる。
それを見ると、アシュトンもいやとは言えなくなってしまった。
「わ・・わかったよ・・・それじゃあ・・・」
「おお!わかってくれたか!善は急げだ!早いうちに済ませてしまおう!!」
そういうや、ルシフェルはアシュトンをベッドにうつ伏せに寝かせる。
 腹の下に枕や布団を入れ、お尻を上げたままの体勢を維持できるようにすると、慣れた手つきでルシフェルはアシュトンのお尻を出す。
「うう・・・・・」
お尻があらわになるや、アシュトンは顔を赤らめる。
 「どうしたのだ?そんな顔をして?」
「だって・・・恥ずかしいんだよ~~」
「何を言うか。お仕置きのときには嫌というほどお尻を見せているではないか」
「だから恥ずかしいこと言わないでってば~~~!!!」
「わ、私が悪かった。とにかく済ませてしまおう」
ルシフェルはそういうと慎重にお尻を揉んで針を通しやすくする。
 「では・・・行くぞ・・・。少し痛いが・・・我慢してくれ」
「わ・・わかったよ・・・」
アシュトンはシーツを両手でギュッと掴み、注射をジッと待ち構える。
ルシフェルは特大の注射器を抱え持つと、アシュトンのお尻に刺そうとする。
だが、ルシフェルはあることを忘れていた。
お尻に注射をするときは針を刺す場所に気をつけないといけないということに。
というのも、打つ位置を間違えると神経や血管に触れたり、傷つけたりしてしまうからである。
やがて、ルシフェルは針を刺す位置を決める。
(な・・何!?何かやな予感がする!?)
そのとき、危険感知のスキルが作動したのか、アシュトンは嫌な予感を覚える。
「ルシフェル・・ま・・・」
声をかけようとしたその瞬間、ルシフェルが注射針を突き刺した。
 「!!!!!!!!!」
ルシフェルが針を突き刺すや、この世のものとは思えない痛みがお尻に走る。
(なななな何これ~~~!!!痛すぎる~~~~!!!)
まるで直接神経をゴリゴリと削られているんじゃないか、そんな痛みがアシュトンを襲った。
 「ん?位置がずれているか?」
そんなことを言うや、ルシフェルは注射器をまるでこねくり回すように動かす。
(ややややめて~~~!!!痛い痛い痛い痛い痛いってば~~~~!!)
そう叫びたかったが、痛みが凄すぎて声が出ない。
「ここだ!それ・・一気に行くぞ!!」
ルシフェルはグッと針を押しこむと同時に思い切り注射器を押して中の薬品を注入する。
(も・・もう・・無理!?た・・耐えられない・・・)
心の中でそう呟くや、アシュトンはそのまま気を失ってしまった。
 「よし!もう大丈夫だぞ!」
ようやく注射器を抜くや、ルシフェルはそう声をかける。
「ん?どうした、アシュトン?」
変事が無いことに訝しんだルシフェルはアシュトンを抱き起こす。
するとアシュトンは白目を向いた上、泡を吹いて気を失っていた。
 「なああああ!!!アシュトンンンンン!!!!!!!!」
まさかの事態にルシフェルは驚愕する。
「な、なななな何故だぁぁ!!??」
自分がとんでもないミスをしていることにはちっとも気付かず、ルシフェルは絶叫する。
「こうしてはおれん!!すぐスケベ医者のところにいかねば!!」
ルシフェルは紅翼を広げるや、アシュトンを抱きかかえて窓から飛び出すように飛んで行った。


 ―完―
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