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心配と嫉妬(SO2より:ルシ/アシュ、悪魔&神父パロ、BL要素あり)



(SO2を題材にした二次創作で、ルシアシュ悪魔&神父パロ、BL要素ありです。許容出来る方のみご覧下さい)


 レオンが禁帯出の本の件でアシュトンに叱られる羽目になる日の朝・・・。
「では、行ってくるからな」
「うん。ルシフェルも気をつけてね」
ルシフェルは出かける支度をすると、アシュトンにそう言う。
今日は魔界に戻って仕事をしなければいけない日。
今から出勤というわけだ。
 「アシュトン、くれぐれも戸締りには気をつけるのだぞ?特に夜はどこもしっかり締めてから寝るのだぞ?」
「大丈夫だって。心配性すぎるよ」
「何を言うか!最近やたら物騒ではないか!泥棒にでも入られたら金品だけではすまないのだぞ!手篭めにされたらどうする!!」
「だから男の僕がそんな目に会うわけないって言ってるでしょうが~」
アシュトンはルシフェルが本気で自分がそういう危険に遭うと思っていることに呆れてしまう。
「ええい!だからお前は危機感が無いと言っているのだ!ただでさえあの小僧と一つ屋根の下というだけでも心配だというのに~~~!!!」
ルシフェルはレオンのことを言いながらカッカッという状態になる。
両親の出張だとかそういう事情でここ数日、アシュトンがレオンを預かっているのだ。
ルシフェルにとってはいけすかないことこの上ない。
 「だからレオンがそんなことするわけないでしょ?子供なんだからさぁ」
「何を言うか~~~!今の子供は早熟なのだぞ!夜這いでもされたらどうするつもりだ~~~~~~~~~!!!」
「はいはい、わかったから。それより早く行かなくていいの?遅刻しちゃうんじゃない?」
「ああ!こうしてはおれんっ!!」
ルシフェルは翼を広げるや、慌ただしく飛んで行った。


 「さてと・・・・ちゃんと閉めたよね?」
アシュトンは玄関や窓の鍵をしっかりと確かめる。
そろそろ寝る時間なので戸締りをしっかり確認しておこうというわけだ。
(ルシフェルがまだ帰ってこないのに全部閉めちゃうのもあれなんだけど・・。でもそうしないとルシフェル怒るからなぁ)
魔界での会議や仕事が長引いたりすると、アシュトンがとっくに寝てしまった時刻になって帰って来ることがある。
その場合、全部閉めておくと普通なら締め出されてしまうので、一か所くらいは開けておくもの。
だが、ルシフェルは悪魔なので全部鍵がかかっていても魔力を使って家に入れる。
だから鍵を閉めていても大丈夫、というよりもむしろルシフェルの方から自分が帰ってきていなくてもしっかりと戸締りするようにと固く約束させていた。
それでも全部閉めてしまうのは、気がとがめてしまい、以前に一度だけ裏の勝手口だけ開けておいたのだが、次の日、朝食の後、帰っていたルシフェルに言いつけどおりにしなかったツケをたっぷりとお尻に支払わされた。
それ以来、ルシフェルが仕事で遅くなるときでも全部戸締りはちゃんとするようにしていた。
 (ええと・・後は裏の・・・)
最後に一つだけ残った勝手口を閉めに行こうとしたときだった。
「アシュトンお兄ちゃん~~~」
突然、レオンが飛びついて来た。
 「あれ?レオン、どうしたの?」
思わずアシュトンは怪訝な表情で尋ねる。
「お兄ちゃん~~、早く寝ようよ~~」
「ちょ、ちょっと待ってね。今、戸締りを・・・」
「ええ~!一緒に寝てくれるって言ったじゃないか~~~!!」
「そ、それはそうだけど・・でも・・戸締りも・・」
「お兄ちゃん、約束破るの?」
レオンは両目をウルウルさせて問いかける。
 (しまった!レオン泣かせちゃう・・・)
アシュトンはレオンの表情に慌てる。
「わ、わかったよ。す、すぐ寝るから。だ、だから泣かないで」
「えへへ~。お兄ちゃん大好き~~~」
レオンはギュッと抱きつくと、アシュトンの身体に顔をすり寄せた。
 「それじゃあ、おやすみなさーい」
一緒にベッドに入ると、レオンはアシュトンにそう言う。
「おやすみ、レオン」
アシュトンもそう答えて寝ようとしたときだった。
 「あ!そうだ。お兄ちゃん、ちょっとおでこ出してくれる?」
「どうしたの、レオン?」
「いいからいいから。お願い~」
「こ、こんな感じ?」
アシュトンが額を出したかと思うと、突然、レオンがキスをした。
 「わわわ!れ、レオン!?」
思わずアシュトンはビックリしてしまう。
「えへへ、おやすみのキスだよ」
「な、何だ~」
アシュトンはホッとする。
「ねぇ、お兄ちゃんもしてくれる?」
「いいよ。レオンがそうしたいならね」
アシュトンはそういうとレオンの額におやすみのキスをする。
「今度こそ、おやすみなさい~」
「おやすみ、レオン」
互いにそう交わすと、二人は目を閉じた。


 (遅くなって・・・しまったな・・・)
真っ暗な夜空、ルシフェルは翼を広げて教会へと家路を急いでいた。
(もっと早く帰れるはずだったのに~~!!土壇場で何故書類がドッと来るのだ~~~~~~~~~~!!)
今日の仕事を思い返しながらルシフェルは思わずイライラしそうになる。
今回は会議ではなく、書類の決裁などの仕事の日だった。
定時で上がれそうだったのだが、終業間際の土壇場になって大量にドッと新しい書類がやって来たものだから、帰るに帰れなくなってしまい、必死になって書類を全部処理し、ようやく戻って来たというところだった。
 イライラしつつもやがて教会が見えてくると、ようやくルシフェルはホッとしたような表情になる。
だが、ルシフェルが教会に向かって降り出すと、何だか眼下で慌ただしい様子になる。
(何だ・・・?)
何か予感がしたのか、ルシフェルは急いで地上へと降り立つ。
すると、明らかに泥棒らしい連中が慌てふためいて教会から逃げ出そうとする。
その背後からは何とモンスターが現れたかと思うや、逃げようとする泥棒たちに石化ブレスや麻痺攻撃を仕掛ける。
あっという間にあるものは石化し、別の者は麻痺して全く動けなくなってしまった。
 (ここここやつら~~~~~!!!)
教会の裏手に転がっている、泥棒たちを見やるや、ルシフェルは怒りに駆られる。
(物騒で心配だからセキュリティシステムをこっそりつけておいて正解だったな・・・。しかし・・・許せぬわ~~~!!!)
ルシフェルは石化や麻痺中の泥棒たちを見やりながら青筋を浮かべる。
教会という場所柄、祭器など金目のものが置かれているために泥棒などに狙われやすい。
特に最近は物騒なニュースもよく耳にしていたせいか、心配になったルシフェルはアシュトンに内緒で、魔力を使ったセキュリティシステムを張っていた。
泥棒などが入ろうとすると、モンスターが現れて撃退するようになっているのである。
 (は!?それよりアシュトンは!?まさかシステムが発動する前に手篭めになどされておらんだろうな!!)
慌ててルシフェルは真っ暗な教会に飛び込むや、暗いのもものともせず、あっという間にアシュトンの寝室にたどり着く。
中へ入ると、アシュトンは何も知らずに眠りこけていた。
 (よ・・よかった・・・)
無事なアシュトンの姿にルシフェルは心の底から安堵する。
(金目のものだけが目当てだったか・・・。しかし、それでも許せん!!)
ルシフェルは再び、盗人達が転がっている裏手へととって返す。
 (さあて・・どうしてくれようか・・・)
麻痺あるいは石化中の盗人たちを見やりながらルシフェルは考え込む。
可愛いアシュトンの教会に盗みに入った不届き者達にどんな地獄を見せてやろうと考えているのだ。
(一旦状態異常を解いてから魔物どもに生きたまま食わせてやろうか?それともこのまま消し炭にでもしてやろうか?)
さすが悪魔だけあってこういうとき考えることは容赦ない。
だが、そのとき不意にアシュトンの顔が思い浮かんだ。
 (待てよ・・幾らこんな下衆な悪党どもでも・・・私が殺せばアシュトンが悲しむか?)
たとえ悪党連中でも、自分が人殺しなどすればアシュトンに悲しい思いをさせてしまうかもしれない。
ルシフェルにとっては、アシュトンを悲しませるような真似はしたくなかった。
(しかし・・こいつらを勘弁するわけにはいかん・・。やむを得ん・・)
ルシフェルはようやく腹が決まったのか、モンスター達の方を振り向く。
 「おい!こいつらを生きたまま司令部の中庭にでも捨てて来い!そうすれば役人どもが後は勝手に処理するだろうからな!」
命令を受けたモンスター達は盗賊達を担ぎあげると、そのまま軍の司令部へと運んで行った。
 (魔界では冷酷非情と恐れられた私だというのに・・。甘くなったか?)
ルシフェルは思わず自嘲する。
(まあよい。アシュトンが悲しい顔をするくらいならな・・)
そう思い直したルシフェルが教会の中へ戻ろうとしたときだった。
 (ん?おかしいぞ?盗人どもがこじ開けたような跡が無いが・・?)
開いている勝手口を調べながらふと、ルシフェルは疑問を感じる。
まさかと思ってよく調べてみると、どうやら最初から鍵がかかっていなかったらしく、それでやすやすと泥棒の侵入を許したようだった。
 (あれほど鍵はちゃんと掛けておけと言っておいたというのに~~~!!)
実際に泥棒が入ってしまったのを見ているせいか、ルシフェルは怒りに駆られる。
(明日しっかり叱ってやらねば!!それはともかく・・・もう一度アシュトンの様子を見てから寝ることにするか・・・。私も疲れたからな・・)
残業してきたせいだろう、疲れたような表情でルシフェルは入ると、またアシュトンの寝室へと向かう。
 アシュトンは何も知らず、静かな表情で眠っていた。
その姿を見ると、ルシフェルは先ほどまでの険しい表情も緩んでくる。
ルシフェルは数度アシュトンの頭を撫でてやると、優しい笑みを浮かべて額にキスをする。
(無事でよかった・・・。今は・・ゆっくりと休むといい)
心の中でそう呟くと、ルシフェルは寝室を後にする。
 だが、しばらく廊下を歩いたところで、不意に危険感知のスキルが働いた。
(な、何だ!?嫌な予感が!!)
再びルシフェルはとって返す。
すると、閉めたはずの寝室のドアが微かに開いているではないか。
 (な、何故だ!?)
思わずルシフェルはドアの隙間から中を覗く。
すると、ベッドにはレオンが潜り込んでいるではないか。
 (何故あの小僧が~~~~!!!!)
ルシフェルはレオンが一緒にベッドにいることに驚愕する。
思わず飛び込んで大声を上げようとしたが、辛うじて踏みとどまる。
 (待て待て待て!ここで大騒ぎしたらアシュトンが起きてしまうぞ!!)
こんな夜遅く、アシュトンを起こしてしまうのはルシフェルとしては本意ではない。
怒りに身を震わせつつ、ルシフェルはジッと様子を伺う。
「ふふ、やっぱりお兄ちゃんだなぁ。寝顔も・・・可愛いよ~~」
レオンはアシュトンの寝顔を見つめながら、子供とは思えない表情になる。
顔をゆっくりと近づけたかと思うと、アシュトンが寝ているのをいいことに唇を重ね合わせた。
 (なああああ!!!私ですらやったことないというのにぃぃぃ!!!)
寝ていることに付け込んでアシュトンの唇を奪ったレオンに、ルシフェルは心の中で血の悔し涙を流す。
しかし、それでも気付かれてはいけないと必死に我慢して様子を伺う。
 「う・・ううん・・・」
呻き声のようなものを漏らしたかと思うと、アシュトンはうつ伏せに寝相を変える。
そのため、布団がめくれてしまった。
「お兄ちゃん、意外とだらしないなぁ」
レオンはそう呟くと、布団を戻そうとするが、そのときパジャマに包まれたアシュトンのお尻が目に留まる。
しばらくじーっと眺めていたレオンだったが、そーっと手を伸ばしたかと思うと、お尻を撫でまわし始めた。
(なああああ!!キスのみならずお触りまで~~~!!!)
ルシフェルは怒りに駆られ、今にも飛び込みたくなる。
(だからここで騒いだらアシュトンが起きてしまうだろうが~~~!!)
心の中で理性が必死に止め、辛うじてルシフェルは思い留まる。
このまま見ていると、自分の血管がぶち切れて脳梗塞でも起こしかねないと思ったのか、ルシフェルは怒りで身を震わせつつ、その場を後にした。


 「で、何だったのだ?一体?」
教会に戻って来たアシュトンに、ルシフェルはそう尋ねる。
先ほどまでクロードに呼ばれて軍の司令部へ行って来たところだった。
 「うん。実は夜中に変なことがあったらしいんだよ。司令部の中庭にいきなり誰かが麻痺や石化をかけられた泥棒たちを投げ捨てて行ったんだってさ。それで治療して取り調べたら、僕のところに盗みに入ったっていうんで、被害が無いか確かめたいってことだったんだよ」
「で、何か被害はあったのか?」
「ううん。何も盗られてなかったよ。泥棒も捕る前にモンスターに襲われて逃げ出したっていってたんだけど・・・・」
途中で言葉を切ると、アシュトンはルシフェルの方を見やる。
 「ねぇ・・ルシフェル・・・もしかして、君、何かした?」
「さすがにわかったな。うむ。実はな、こんなこともあろうかと、こっそりセキュリティシステムをつけておいたのだ。盗人どもが入ればモンスターが現れて撃退するようにな!」
「そ・・そんなこと・してたの・・・」
アシュトンは思わず呆れてしまう。
 「何を言うか!だから無事で済んだのだぞ!!それに・・・アシュトン!勝手口の戸締りを忘れていただろう!!」
「え・・?あ!」
アシュトンはレオンにおねだりされたためにすっかり勝手口の戸締りを忘れてしまっていたことを思い出す。
「全く・・・こっそりセキュリティを仕掛けておいたからいいようなものの・・・。そうでなければ盗みに入られていたぞ?」
「ご・・ごめん・・・」
「それだけではない!アシュトン!何故あの小僧と一緒に寝ていた!?」
「ぼ・・・僕が・・・レオンのこと・・叱ったんだよ。それで・・怖い思いとかさせちゃったから・・・・」
そう弁解するアシュトンの口調はどこかぎこちない。
 「アシュトン!昨日出る前に言っておいたはずだぞ!あの小僧には気をつけろと!お前が寝ているのをいいことに・・・あの小僧め・・・お前の唇を奪うわ・・・尻まで触っておったのだぞ!!」
「は?何馬鹿なこと言ってるのさ?」
アシュトンはルシフェルの言葉に呆れた表情を浮かべる。
 「馬鹿なことだと!お前が気付いていないだけだ!」
「だからレオンがそんなことするわけないでしょ?したとしても子供なんだから、そんな変な意味があるわけないじゃないか」
「何を言うか~~!あの小僧、お前にはいい子ぶっているかもしれんが、本性はとんでもないクソガキなのだぞ!!」
「ルシフェル!いい加減にしてよ!」
レオンの悪口をいうルシフェルにさすがにアシュトンも怒る。
 「ルシフェル!君がやたらに心配性なのは仕方ないよ!でもね、ヤキモチ焼いて変な邪推なんかしないでよ!」
「な・・アシュトン!私よりあの小僧を信じるのか!!」
本当のことを言っているのに信じてもらえないせいか、ルシフェルもカッとなってしまう。
「信じる信じないじゃないよ!妙な邪推やら過ぎたヤキモチはやめてって言ってるんだよ!」
「そんなに・・・そんなに・・あの・・・小僧の方がよいのか・・?」
ルシフェルの表情は強いショックを受けたように強ばっている。
(さ・・さすがに・・・言いすぎたかな・・?)
アシュトンはルシフェルの表情に反省するが、直後、ルシフェルの様子がおかしいことに気づく。
 「許さん・・・。許さん・・・。いつもどれだけ心配しているかと・・・。それなのに私よりも・・・あの・・小僧の方を信じるとは・・」
「ちょ・・ルシフェル・・・」
(な・・何か・・・・ヤバイ・・かも・・・)
アシュトンはルシフェルのただならぬ様子に危険を感じる。
思わず後ろへ一歩下がるが、そこへルシフェルががっしりと手首を引っ掴んだ。
 「どこへ行く?」
(ひぃぃ~~~~!!!ま、マジギレどころじゃなくなってるよ~~!!)
ルシフェルの表情にアシュトンは顔から血の気が引く。
「許さん・・・・今日は絶対に許さんからな!!」
ルシフェルはそう言うや、グイッとアシュトンの身体を引っ張る。
いつものように椅子に腰かけたルシフェルの膝に載せられるや、あっという間にアシュトンはお尻を出されてしまう。
同時にルシフェルは膝を組んだ。
 「ひ・・!そ、それだけはやめてっ!お願いだから!!」
アシュトンは思わず身体を震わせる。
最初からとっても痛い体勢で叩かれるなどとは思ってもいなかったからだ。
だが、ルシフェルはそのまま黙ってアシュトンの頭を押さえると、右手を振りあげた。


 ビッダァァァ~~~~ンッッッッ!!!
バァンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンッッ!!
「うわああ~~~~~んっっっっっ!!!!!」
最初から平手の嵐がお尻に襲いかかり、アシュトンは絶叫に近い悲鳴を上げる。
 バッジィィィ~~~ンッッッ!!
ビダァンバァンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンッッッ!!
「この・・・・馬鹿者がぁぁぁ!!!」
いつもとは比べ物にならないキレっぷりで叫ぶや、ルシフェルは平手のどしゃ降りを降らせながらお説教を始める。
 ビッバダァァァァ~~~~ンッッッッ!!!
バジィンバァンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンッッ!!
「ひぃぃ~~~んっっ!!痛いぃぃぃ~~~~~~!!!」
普段とは比べ物にならない激しいお仕置きに、さすがにアシュトンも最初から泣きが入ってしまう。
 ビバッダァァァ~~~ンッッッ!!
バンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンッッ!!
「ちゃんと戸締りはしっかりしろとあれほどいつも口を酸っぱくして言っておいたというのに~~~~!!!」
バシバシとアシュトンのお尻を容赦なく赤へと染めてゆきながらルシフェルはお説教を続ける。
 「うわあ~んっ!ごめんなさぁ~~いっ!ちょっと忘れちゃってたんだよ~~!!」
アシュトンは泣きながら弁解するが、それがルシフェルの怒りにさらに火を注ぐ。
「馬鹿者ォォォ!!それでどうなった!?本当に泥棒に入られてしまったではないか!!」
「だからごめんなさいってば~~~!!反省してるから~~~!!」
「反省するのは当たり前だろうが!!泥棒どもの姿を見つけてどれほど私が驚いたかわかっているのか!!」
「うわあ~~んっ!ごめんなさぁぁ~~~いっっ!!」
バァンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンッッッ!!
アシュトンは泣き叫びながら謝るが、そこへルシフェルの平手が容赦なく叩きつけられる。
お尻はどんどん濃厚な赤へと変わってゆき、アシュトンは苦痛のあまり両脚をバタつかせる。
 「しかも・・しかも・・・ノコノコとあの小僧と添い寝などしおって~~!!!」
バシバシとお尻を叩きながらルシフェルはさらなる怒りに駆られる。
「アシュトン!お前は本当に危機感が無いのか!?唇を奪われた上に尻まで撫でられておったのだぞ!!」
「だ・・だからそれは子供のスキンシップじゃないか~~~!!変な勘違いとか・・・ヤキモチは・・・」
アシュトンはそこまで言いかけて、ハッとする。
恐る恐る振り返ると、ただでさえ目つきが鋭くて、美しくも威圧感のあるルシフェルの顔が凄まじいことになっていた。
 「アシュトン・・・まだ・・あの・・小僧を・・かばう・・のか・・・」
心配と嫉妬と、その両方からの怒りが入り混じった、恐ろしくも、どこか悲しそうな表情をルシフェルは浮かべる。
その表情にアシュトンはただならぬものを感じ、思わずルシフェルの膝から抜けだそうとする。
 「どこへゆくのだ?」
「ひ・・そ・・その・・・」
「アシュトン・・・。お仕置きから逃げ出すような悪い子はどうなる?」
「そ・・そ・・それは・・・」
「もっともっときついお仕置きだろうが!!」
ルシフェルはカッとなるや、愛用のパドルを取り出した。
 「ひぃぃぃ~~~!!!それはやめてえええ~~!!!お願いだから~~!!」
「何を言うか~~!!今のアシュトンには必要だろうが!!」
「うわああ~~~んっ!!ごめんなさぁぁ~~いっっ!!!」
「ごめんなさいは当たり前だろう!深く反省しろ!!」
ルシフェルはそういうとパドルを振り下ろす。
その後、アシュトンの絶叫に近い悲鳴が響きわたった。


 「ひっぐ・・ごぇ・・ごぇんな・・ざぁぁい・・ごべんな・・じゃぁぁい・・・」
嗚咽のあまり、呂律が回ってない声でアシュトンは必死に謝る。
今やお尻は三倍くらいに腫れ上がり、ワインレッドの中のワインレッドとでもいうべき色に変っていた。
 「反省したのか?」
アシュトンはルシフェルの問いに涙をこぼしながら頷く。
「これからはちゃんと戸締りはするか?」
その問いにもアシュトンは頷く。
「たとえ・・せがまれても・・うかつに小僧と添い寝などせぬと約束するか?」
その問いには一瞬、アシュトンは黙ってしまう。
「どうしたのだ?」
だが、ルシフェルの問いかけに何か恐ろしいものを感じたのか、アシュトンは慌てて頷く。
それを見ると、ようやくルシフェルはパドルを持つ手を降ろした。


 「よし・・・ついたぞ・・・」
ルシフェルは肩を組むようにしてアシュトンを支えながら診療所の待合室へアシュトンを連れて入る。
「あ、ありがと・・・ルシフェル・・」
「これぐらい何でもないわ!それより・・・大丈夫か?一人で?」
「大丈夫だよ~、子供じゃないんだからさ~」
アシュトンは受付に診察券を出したりしながらルシフェルにそう言う。
 「しかし・・・心配なのでな・・。私も一緒にいた方がいいか?」
「だ、大丈夫だから!っていうかそこまでされると僕が恥ずかしいよ・・・」
「そ・・そうか・・・」
「ところで・・・ちょっとお願いしたいことがあるんだけど・・いいかな?」
「何だ?」
「教会に帰るついでにお買い物とかしてくれる?手当てしてもらった後のお尻じゃ、まだ痛くて大変だろうし」
「それくらい構わんぞ。何が入用だ?」
アシュトンは必要なものを書いたメモと財布を渡す。
 「じゃあ、お願いしちゃっていい?」
「まかせておけ!おお!そうだ!今夜はお前の大好きなハンバーグにしよう!私が腕を振るってとびっきりのやつをつくってやろう!だから楽しみにしているがいい!!」
「うん。ありがとうね。それじゃあ、僕は診察があるから頼むね」
「任せておけ!」
そういうとルシフェルは慌ただしく診療所を去って行った。
 「アシュトンさーん、アシュトン・アンカースさーん!」
「あ、僕の番だ。いかなきゃ・・・。っていっても・・痛たた・・・」
お尻をさすり、顔をしかめながらアシュトンは診察室の方へと向かっていった。


 ―完―
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theme : 自作小説(二次創作)
genre : 小説・文学

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