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反省と不安と(SO2より:ルシ/アシュ、悪魔&神父パロ、BL要素あり)



(SO2を題材にした二次創作で、ルシアシュ悪魔&神父パロです。BL要素もあります。許容出来る方のみご覧下さい)


 「ごめんなさいっ!ごめんなさいごめんなさいごめんなさぁ~~いっっ!!」
ビッダァァ~~~ンッッッ!!
バァンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンッッッ!!
今日もベッドの上では必死に許しを乞うアシュトンの声と激しくお尻を叩く音が響きわたっていた。
 「馬鹿者がぁぁぁぁ!!!火には気をつけろといつもいつも口を酸っぱくして言っているだろうがぁぁぁ!!!!」
ルシフェルはいつも通り、叫びながら愛用の特製パドルをアシュトンのお尻に叩きつける。
「ひぃん・・。す・・すぐ・・戻って来るつもりだったんだよぉぉ・・。まさか・・・」
「そういうのがいかんのだぁぁ!!!おかげでどうなった!?私が気付かなければキッチンが火事になるところだったではないかぁぁ!!!」
ルシフェルは額に青筋を浮かべてさらにアシュトンのお尻を叩きまくる。
薬缶でお湯をわかしているところへ呼び鈴が鳴り、玄関へ出てみると、近所の人が野菜のお裾わけに来てくれ、それでついつい世間話が咲いてしまったのだ。
部屋でアイテム造りに励んでいたルシフェルがふと、キッチンの方で妙な音がすることに気づき、心配になって見に行ったら、アシュトンが玄関にいる間に火が大きくなってしまい、危うく火事になりかけるところだった。
すぐにもルシフェルが魔力で消したために事なきを得たが、当然ルシフェルの怒りは半端では無く、キッチンへ戻って来たアシュトンが状況を理解するや、すぐにも部屋へ連行、ベッドの上で、たっぷりと不注意のツケをお尻に支払わされていた。
 「うわああ~~~んっっ!!ごめんなぁぁぁいいいい~~~~~!!!も、もうしませぇぇ~~んっっっ!!!!!」
「そう言って何度も似たようなことをやっているだろうが!!今日という今日はいつもよりずっと厳しく叱ってくれるわ~~~~!!!!」
「そ・・そんなぁぁぁ~~~~!!!うわああ~~~んっっっ!!!!」
アシュトンが絶望の混じった悲鳴を上げる中、パドルの音が響きわたった。


 「うえぇ・・・うぇぇん・・ごめんなさぁぁい・・・本当に・・・ごめんなさぁぁい・・」
アシュトンは子供のように泣きじゃくりながら必死に謝る。
「反省したのか?」
ルシフェルはパドルを振り下ろす手を止めて尋ねる。
 「ひっぃぃん・・・。してる・・からぁぁ・・。も・・もぅ・・・心配かけるようなこと・・しませぇぇん・・・・」
「その言葉・・・嘘は無いようだな・・・・」
そういうと、ようやくルシフェルはお仕置きの手を止めた。
 「アシュトン、大丈夫か?」
お仕置きをしていたときの容赦ない態度はどこへやら、同一人物とは思えない打って変った優しい声でルシフェルは尋ねると、優しくお尻を撫でてやりながら抱きしめる。
 「う・・うん・・・。何とか・・・」
「よく頑張れたな。えらいぞ。今、手当てしてやるからな」
そういうとルシフェルは優しくアシュトンをベッドにうつ伏せに寝かせ、救急箱を取る。
だが、救急箱を抱えたまま、アシュトンのお尻に視線を走らせるや、石化でもしたかのように硬直してしまった。
 「どうしたの、ルシフェル?」
「あ、いや・・。何でもない・・・。い、今手当てするからな・・・・」
そう言いながらルシフェルはお尻の手当てにかかり、そこで否応なくお尻に目を向ける。
 アシュトンのお尻は三倍近く腫れ上がっており、しかもワインレッドどころか、所々青みがかり、アザまで出来てしまっているところまであった。
(何という・・ことだ!?怒りに任せて・・・こんなになるまで叩いてしまっていたとは!?)
あまりにも痛々しいお尻に、ルシフェルは愕然とする。
 (いかん・・・いかんぞ・・。これでは・・・これでは・・・・アシュトンのお尻を壊してしまうではないか!?)
手当てをしながら、ルシフェルは両手で頭を抱えたくなる。
(私の馬鹿!?これではアシュトンがいい子になる前に私の手で壊してしまいかねないではないか~~~!!!!!!)
自分が普段やっているお仕置きのあまりの厳しさに、ルシフェルはゾッとする。
 自分がアシュトンをお仕置きするのは、アシュトンのことが大事だからだ。
愛おしく思えばこそ、心配させるようなことをしないように、悪いことをしないように叱ったりお仕置きをする。
それなのに、こんなにも叩いていては自分がアシュトンを壊しかねない。
本末転倒もいいところだ。
(これでは・・・小僧やあの無愛想剣士に・・・虐待魔と呼ばれてしまうのも・・・無理はない・・・・)
普段ならば怒りを招くものでしかない虐待魔という言葉が、今日は何とも重くのしかかってくる。
(決めた・・。お仕置きはやめねばな・・・・本当にアシュトンが可愛いなら・・)
あまりにも痛々しいアシュトンのお尻に、ルシフェルは密かにそう決意した。


 それから一月ほど経ったある日・・。
「どうしたのさ?アシュトン?」
心配そうな表情でクロードがアシュトンに問いかけた。
 「え?どうかした?」
「どうかしたじゃないよ。ここ最近、ズッと暗い顔してるよ」
「そ・・そうかなぁ・・・」
「そうかなぁじゃないよ。自分じゃ全然気づいてないだろうけどさ。何か悩みでもあるのかい?一人で抱えてたら苦しいだけだよ。誰かに話してみた方がいいよ」
「そ・・そうだね・・・」
アシュトンは恐る恐るあたりを見回す。
どうやらルシフェルが聞いていないか、確かめているようだった。
 「実は・・・ルシフェルのことなんだ・・・」
「あの悪魔かい?何か怪しいことでもしてるのかい?」
「そうじゃないんだ・・。実は・・・最近・・・全然・・お仕置き・・しなく・・なっちゃったんだ・・・・」
「それ・・・・いいことじゃないのかい?アシュトンだってあんなにお仕置きされるの、嫌だろう?」
アシュトンの言いたいことがよくわからず、思わずクロードは怪訝な表情を浮かべる。
 「確かに・・・凄く痛いし・・恥ずかしいよ・・。だけど・・・僕のこと・・・心から心配してくれてる・・・大事に思ってくれてるっていうのは・・・わかるから・・。クロードだってさ、レオンのこと大切に思ってるからお尻叩いてるわけでしょう?」
「ああ・・それは・・そうだねぇ・・・」
クロードは自分がレオンをお仕置きするときのことを思い起こす。
確かにレオンのことを弟のように思っているからこそ、何か悪さをすればお仕置きしている。
どうでもいいと思っていたらお仕置きなどしないだろう。
 「だから・・・どんなにぶたれたって・・・それは・・・別に大丈夫だよ。でも・・・でも・・一か月くらい前から・・・何しても・・・全然叱らなくなったんだ・・。前だったら絶対怒って・・・僕がどんなに泣いても謝っても叩いてたのに・・・。も・・もしかして・・・も・・もぅ・・。僕のこと・・・どうでも・・よくなっちゃったのかなぁ・・うぅぅ・・・うっううぅぅう・・・」
アシュトンは床に座り込むや、泣きだしてしまう。
 「あ、アシュトン!そんなこと考えちゃダメだよ!あいつに限ってそんなことは絶対に無いよ!!」
クロードは必死に慰める。
「でも・・でも・・・。僕のこと・・・全然叱らなくなったんだよ・・・。そ・・そうとしか・・・思えないよぉぉぉ・・・・」
アシュトンは床に座り込んだまま、ボロボロ泣き続ける。
それを見るとクロードは何とかしてやりたくなる。
 「だったら・・・確かめてみればいいんじゃないかな?」
「確か・・める・・・?」
クロードの提案にアシュトンは怪訝な表情を浮かべる。
 「そうだよ。絶対にあの悪魔が心配するようなことをしてみたらどうだい?それこそ・・前だったら絶対に怒って、どんなに泣いても謝っても許してくれないくらい心配するようなことさ」
「でも・・何・・すれば・・・いいのかなぁ・・?」
「とりあえずボーマンさんに相談してみよう。何かいいアイディアをくれるかもしれないし」
「そうだね・・・」
ようやくアシュトンが落ち着くと、クロードはアシュトンを連れて教会を後にした。


 「はぁ・・なるほど。そういうわけかい・・・」
ボーマンはクロードと一緒にやって来たアシュトンから話を聞くと、そう言う。
「はい・・。ボーマンさんなら・・・何かいいアイディアをくれるかも・・そう思ったんです・・・」
「まあ頼ってくれるのは嬉しいがな。しかし・・・。後で滅茶苦茶痛い目みることになるんじゃねえのか?本当にケツ壊れちまうかもしれねえぞ?」
思わずボーマンはそう言う。
 「いいんです・・。お尻よりも・・・心の痛みの方が・・・辛いですから・・・。このまま生殺しみたいな思いしてるより・・・・。それなら・・・お尻が壊れるような目にあっても・・・ルシフェルの気持ちが・・知りたいから・・・・」
「わかったよ。それじゃあ俺が何とかしてやる。クロード、悪いけどレオンとノエル呼んでくれるか?あいつらにも手貸してもらわねえとな」
「いいですよ」
そういうと、クロードはレオン達を呼びに診療所を後にした。


 その日の夕方・・・・。
「ただいまっ!帰ったぞ!アシュトン!!」
地上に降り立ち、教会に入るや、ルシフェルは教会中に響きそうな声で言う。
だが、アシュトンは出てこない。
 (どうしたのだ・・・?)
怪訝に思ってルシフェルは教会内を探す。
だが、どこを探してもアシュトンの姿は見当たらない。
 「全く!こんな時間に鍵もちゃんとかけずにどこへ行ったのだ!?不用心にもほどがある!帰ってきたら叱ってや・・」
そこまで言いかけてルシフェルはハッとする。
(いかんいかん!そんなことしたらアシュトンを壊してしまうかもしれないではないか!!私の馬鹿!!何のためにお仕置きをしないと決意したのだ!!)
ルシフェルは思わず自身を罵る。
(とりあえず・・・待ってみよう・・。帰ってくるかもしれんからな・・・)
そう決意すると、ソワソワと落ち着かない素振りで、長椅子に座りこんだ。
 一時間ほど後・・・。
(全然・・・帰ってこないでは・・ないか・・・)
全く帰って来る気配のないことにルシフェルはますます心配になって来る。
(も、もう我慢出来ん!!自ら探すしかあるまい!!)
ルシフェルは戸締りを確かめると、矢も楯もたまらないという様子で教会を飛び出していった。
 「おい!アシュトンが来なかったか!?」
ボーマンの診療所に駆け込むなり、ルシフェルはそう尋ねる。
既にあちこちを探したのだろう、全身汗でビッショリだった。
 「あん?いないけどな。レオンかノエルのところじゃねえのか?」
「既に探したがいなかったのだ!!ええい!何かアシュトンから聞いてないか?」
「さぁ。俺は何にも知らんからな」
「くそっ!役に立たん奴めが!!」
そう言い捨てると、ルシフェルは診療所を飛び出した。
 「あの様子だと街中必死こいて探してるみたいだな」
奥へ戻って来たボーマンは先ほどのルシフェルの様子にそう判断する。
「そうですか・・。でも・・ちょっと悪いことしちゃったかなぁ・・・」
アシュトンは思わずそう呟く。
ボーマンの立てた作戦、それはアシュトンがボーマンのところに隠れる、というものだった。
ルシフェルが帰ってきたときにアシュトンが教会にいないとなれば、絶対に心配して街中を探し回るはずだ。
 「いいんだよ、これくらい。お前さんだってあいつのおかげで散々不安にさせられてるんだろ。あいつにはいい薬さ。それにこれくらいやんねえとあいつの本音も聞けねえだろうしな」
「そ・・そうですね・・・」


 (どこだ・・・どこに行ったのだ~~~~~!!!!)
ハァハァと荒い息を吐きながら、ルシフェルは焦燥感に駆られる。
(まさかどこかで大怪我でもしているのではないか!?いや・・・不埒な輩に襲われて・・)
心配や不安のあまり、悪い考えがムクムクと頭をもたげてはさらに不安や焦りを煽る。
 「あっれ~、そこにいるの、虐待魔じゃないの~?」
不意に聞き覚えのある声にルシフェルは振り向く。
すると、いつの間にかレオンがいるではないか。
 「おぃ!小僧!人に向かって虐待魔とは何だ!」
元々いけすかない相手だと思っているし、不安で苛立っているところへ虐待魔と言われたものだから、ついルシフェルは喧嘩腰になりかける。
「あっれ~?僕にそんな態度取っていいのかな~?」
「何だと!貴様!それはどういうつもりだ?」
「せっかくアシュトンお兄ちゃんのいるところ教えてあげようかな~って思ったのにな~~~。やっぱり虐待魔に教えるのはやめようかな~~」
そういうとレオンは歩き出そうとする。
 「おい!待て!待たんか小僧!!」
慌ててルシフェルは追いかける。
「何さ?ついて来ないでよ」
「貴様!本当にアシュトンの居場所を知っているのか!?」
「知ってるには知ってるけどね~~。でもやっぱり教えるのやめようかな~」
「き~さ~ま~~~~~!!!さっさと教えんか~~~!!!!」
呪文の光を手に浮かべながらルシフェルはレオンに迫る。
 「何?暴力振るって力づくで言うこと聞かせようっていうの?サイテーだよね。それでまたお兄ちゃんのお尻叩こうっていうの?ひどいよねぇ」
「ぐ・・・・」
レオンの言葉にルシフェルは痛いところを突かれてしまう。
 「わ・・わかった・・・。力づくはやらん・・。アシュトンのことも・・叱らん・・。だから・・頼む・・。どこにいるのか・・。教えてくれ・・・」
「だったら・・誠意ってやつをみせてくれてもいいんじゃないの~?」
「な・・何・・?」
「僕に土下座して『教えて下さい』って頼めば教えてあげるよ」
その言葉にルシフェルは衝撃を受ける。
 (わ、わわわ私が・・・土下座!?し・・しかも・・こ・・こんな・・生意気な小僧に!?)
ルシフェルは思わずカッとなりかける。
だが、我に返って必死に自分を落ち着かせる。
(待て!待たんか!自分のプライドとアシュトン、どちらが大事だ!!)
そう自分に言い聞かせるや、ルシフェルは全身を屈辱で震わせながらも、レオンに土下座する。
 「た・・頼む・・。何としても・・アシュトンに・・・会いたい・・。だから・・・お・・教えて・・くれ・・・。頼む!!」
(本当に・・・土下座したよ・・・・)
レオンは自分でやらせておきながら、衝撃を受ける。
ルシフェルのようなタイプにとっては人に頭を下げるなどかなり屈辱的な行為だ。
普通なら死んだ方がマシと思うところだろう。
そんなルシフェルがおのれのプライドもかなぐり捨てて頭を下げるどころか土下座までしている。
アシュトンのことを心底案じているのでなければやれないだろう。
(本当にアシュトンお兄ちゃんのこと大事に思ってるみたいだね。悔しいけど・・・それに免じて今回だけは許してあげるよ)
「しょうがないなぁ。それじゃあ、ついてきなよ」
レオンはそういうと歩き出す。
慌ててルシフェルも後を追っていった。


 「ん?何だ?スケベ医者の診療所ではないか?」
レオンが連れて来た場所に思わずルシフェルは怪訝な表情を浮かべる。
「おぃ・・。本当にここにアシュトンがいるのだろうな?」
既に探しに来たはずの場所に連れてこられたため、ルシフェルは疑ってしまう。
 「信じられないなら帰れば。でもそうしたら二度とお兄ちゃんに会えないかもね~」
「くぅ・・」
拳を固く握りしめ、ルシフェルは屈辱を堪える。
「さぁ、早くついてきなよ。お兄ちゃん待ってるよ?」
「わ、わかっている!」
怒りを堪えつつ、ルシフェルはレオンについて診療所へ入っていった。
 診療所の二階、家になっている空間に案内されると、ようやくルシフェルはアシュトンの姿を見つける。
アシュトンはクロードやボーマン、ノエルと共にコタツを囲んでお茶を飲んでいた。
 「アシュトン・・・・こんなところに・・いたのか・・・」
ようやくアシュトンに会えて、ルシフェルはホッとする。
「さぁ・・アシュトン。帰ろう・・・」
出来るだけ優しい声で言うと、ルシフェルはアシュトンに向かって手を差し出す。
 「やだよ・・・。僕は・・まだ・・帰らないよ・・」
「な・・何!?何故だ!?」
ルシフェルはアシュトンの言葉に硬直しかける。
 「ルシフェル・・・僕がいきなりいなくなって・・・全然心配しなかったの?」
「そ・・そんなわけはなかろう!どこかで大怪我でもして今にも死にそうになっているのか、それとも悪い奴にでも襲われたのかと思って、いてもたってもいられなかったのだぞ!!」
「そ・・それじゃあ・・・怒ってる?」
「そんなことを・・・されて・・怒っていないわけがなかろう・・・」
「だったら・・・だったら・・どうしてお仕置きしてくれないのさ!!」
アシュトンは皆がビックリしてしまいそうな声で叫ぶ。
 「な・・・何ぃ!?」
ルシフェルは予想外の発言に目を丸くする。
「僕・・・・僕・・・。君に・・お仕置きされたくて・・・。クロードやボーマンさんにも頼んで・・頑張ってたんだからね!!君が・・君が・・・全然お仕置きしなく・・なっちゃったからぁ・・・」
「な・・アシュトン・・。何故・・。お前とて・・痛くて恥ずかしい目に会うのは・・・嫌だろうに・・・?」
ルシフェルはアシュトンの言いたいことがわからず、困惑する。
 「でも・・でも・・君がお尻叩くの・・僕の事が好きだからでしょ!大事に思ってるからでしょ!!そりゃ・・お尻叩かれるの・・凄い痛いし、恥ずかしいよ!でも・・でも・・君に愛されてるのが・・わかるから!!でも・・でも・・全然お仕置きしなくなって・・。も・・もぅ・・僕の事なんか・・どうでも・・よく・・なっちゃったのぉぉ・・。うっうううう・・ううぅぅ・・・」
アシュトンはボロボロと泣きだす。
 「違う!違うのだ!アシュトン!」
ルシフェルは泣いているアシュトンを抱き寄せる。
「最後に・・・お前をお仕置きしたとき・・・あまりにも痛々しい・・お尻に気がついてな・・・。このままだと・・・いずれ怒りに任せて・・・お前を壊してしまうかもしれない・・・。そのことに思いいたって今さらながらゾッとしたのだ・・。それで・・もう・・・お仕置きはやめよう・・。本当にお前の事を可愛いと思うなら・・怒りに任せて、お前を叩くような真似はするまい・・。そう決めたのだ・・・」
「そ・・それじゃあ・・僕の事・・・どうでも・・よくなっちゃった・・とか・・そういう・・わけじゃ・・ないんだね・・・・」
「そんなわけないだろう!お前の事が・・・大事だから・・・我慢しておったと・・・いうのに・・・・」
「うぅぅ・・・。よ・・よかったぁぁ・・。き・・君に・・嫌われ・・ちゃったのかと・・。うわぁぁん・・・・」
安心したせいか、アシュトンはさらに泣きだしてしまう。
「ああああ~~!頼むから泣かないでくれ~~~!!私が悪かった~~~!!!」
ルシフェルは必死にアシュトンを落ち着かせる。
 「よかったな、アシュトン。こいつの本音が聞けて」
二人のやり取りを見ていたボーマンがそう言う。
「そういえば・・。お前たち・・。よくも私をたばかってくれたな~~~!!!おかげでどれほど心配させられたと思っているのだ~~~!!!!」
ルシフェルはボーマン達にそう叫ぶ。
 「なーに言ってるのさ。元はといえばアシュトンお兄ちゃんに辛い思いさせたのはそっちじゃんか」
「く・・・」
レオンの言葉にルシフェルは返す言葉も無い。
「そうだぜ。アシュトンが可愛いのはお前さんだけじゃねえぞ?どういう理由であれアシュトンを泣かせたのはちょいと許せねえからな。仕置き代わりにたっぷり心配させてやろうとな。お前さんにはそれが一番効くだろうからな」
「き・・貴様ら・・」
「とにかく・・・今回は勘弁してやるよ。でもな・・。お仕置き以外で二度とアシュトン泣かすなよ。次はねえからな」
「わ・・わかっておるわ!さ、さぁ、アシュトン。帰ろう・・・」
「うん・・・」
二人はそういうと、連れ添って教会へと帰っていった。


 「心配・・させちゃって・・・ごめんね・・」
教会に帰って来ると、アシュトンはルシフェルにそう謝る。
「いや・・。私こそ・・・。お前に辛い思いをさせてしまったな・・・・」
「うん・・。でも・・僕のこと・・・大事に思ってくれてるからでしょ。だから・・・そのことはいいよ・・・」
「そう言ってもらえると・・・嬉しいな・・。だが・・アシュトン・・。理由はどうあれ、人を散々心配させたのはよくないぞ。覚悟はいいな?」
「うん・・・」
アシュトンは静かに頷くと、ベッドの縁に腰を降ろしたルシフェルの膝にうつ伏せになる。
それを見ると、ルシフェルはいつものように神父服の裾を捲り上げ、ズボンを降ろしてアシュトンのお尻をあらわにする。
 「ね・・・ねぇ・・。ルシフェル・・」
「何だ?」
「や・・やっぱり・・・うーんと・・叩くの?」
恐る恐るといった感じでアシュトンは尋ねる。
 「当り前だろう。せっかく・・人が必死にお仕置きを我慢していたというのに・・・。それなのにお仕置きされたくてわざと人を心配させるなど、悪い子もいいところではないのか?」
「そ・・それは・・・そうだけど・・・・」
「まさか今さら怖くなったのか?それは虫が良すぎるというものだぞ?」
「う・・ご、ごめん・・・」
そう言われてアシュトンも覚悟を決めたのか、ルシフェルのローブの裾を両手でしっかりと握りしめ、お尻を差し出す。
 「いい子だな・・。だが・・・手加減はしてやらんからな・・」
そういうとルシフェルは最初から足を組む。
(や・・やっぱり・・・かなり・・怒ってる~~~~)
アシュトンは今さらながらそのことを思い知らされ、恐怖に身体が震えそうになる。
(でも・・・お仕置きされたくて・・・心配かけたのは・・僕・・なんだから・・・。どんなに・・怖くても・・・)
アシュトンは自身に言い聞かせる。
「では・・行くぞ。いいな?」
ルシフェルが尋ねると、アシュトンは黙って頷く。
それを見ると、ルシフェルはゆっくりと右手を振りあげた。


 ビッダァァァ~~~~~ンッッッ!!!
バァンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバン~~~!!!
「うっ・・・うっわああああ~~~~~~んっっっっっ!!!!」
最初から容赦の無いお仕置きにアシュトンは悲鳴を上げる。
 「この・・・・馬鹿者がぁぁぁぁ!!!!!」
ルシフェルはマジギレどころではない声で叱りながら、容赦の無い平手打ちのシャワーをアシュトンのお尻に浴びせかける。
 「ひぃぃ~~んっ!ひっひぃぃんっ!痛っ!いったああ~~っ!痛ったああいい~~~~~~~~~~っっっ!!!!」
散々心配させられた分、積もりに積もった怒りの籠った平手打ちの嵐にアシュトンは最初から両脚をバタつかせ、泣いてしまう。
 バアッジィィィ~~~~ンッッッ!!!!
バジィンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバン~~~~~~~~~ッッッ!!!!
「お前が・・いなくて・・・街中・・探しても・・見つからなくて・・・。どれだけ・・・どれだけ・・・心配したと思っているのだ~~~~!!!!」
激しい平手打ちの嵐にアシュトンのお尻があっという間に赤く染め上がり、さらに濃い赤へと変わってゆく中、ルシフェルはお説教を続ける。
 「ひぃ~んっ!ごめん・・なさいっ・・ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいっ!ごめんなさぁ~~い~~~~~!!!!」
痛みに両脚をバタつかせながらアシュトンは必死に謝る。
 「やっと・・やっと・・見つけたと思ったら・・・。ワザとお仕置きされたくて・・・やっただと!!ふざけるなぁぁぁぁぁ!!!!!!」
叩いているうちにルシフェルはさらに怒りがヒートアップし、平手の豪雨がより凄まじいものへと変わる。
 「うわああ~~~んっっ!!ごめんなさぁぁ~~~いっっ!!も、もう、二度としませぇぇえ~~~んっっっっ!!!!!」
「当たり前だっっっ!!!!!こんなこと二度とされてたまるかぁぁぁ!!!!」
ルシフェルはそういうと、愛用の特製パドルを取り出す。
 ビバッアッジィィ~~~~ンッッッ!!!
バァンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバン~~~~~~~~~ッッッ!!!!
「うっわああああああんんんんんんん!!!!!!!」
アシュトンは膝から飛び上がりそうになりながら悲鳴を上げる。
「ほ・・・本当にごめんなさぁぁぁいいいいいいい!!!!!!」
「馬鹿者ぉぉぉぉ!!!!今日はうーんと懲らしめてやる!!!まだまだ許さんからな!!!!!!」
「うわあああ~~~~~~んっっっ!!!!」
その後、パドルを叩きつける強烈な音と凄まじい怒鳴り声、本能的にお尻を押さえたくなるような泣き叫ぶ声が響きわたった。


 「ふぇぇぇん・・・ごめん・・なさぁぁい・・・ごめぇぇん・・なさぁぁい・・・・ごめぇええんな・・さぁぁい・・・・」
アシュトンは顔を涙と鼻水でグショグショにしながら謝る。
いつもとは比べ物にならないほど罰せられたお尻は優に三倍は腫れ上がっていた。
 「反省したのか?」
一旦、パドルを振り下ろす手を止めてルシフェルは尋ねる。
「し・・・したよぉぉ・・。わ・・わざと・・・心配かけて・・・ほ・・本当に・・・ごめんな・・さぁぁい・・・・」
泣きじゃくりながらアシュトンは必死に謝る。
「わかってくれたようだな・・・。だが・・・・」
ルシフェルはいきなり手を振りあげたかと思うと、思いっきりパドルを叩きつけた。
 ビッダァァ~~~~~ンッッッッッ!!!!
「うわあああああんんんん!!!!痛いぃぃぃぃぃ!!!!」
油断していたところへいきなりお尻を叩かれ、アシュトンは絶叫する。
 「もし・・またわざと人を心配させるようなことをしおったら・・・・今度は最初からパドルと鞭で交互に百回ずつ叩いてお灸も据えるぞ!!わかったな!?」
「はいぃぃぃ!!ほ、本当にもうしませんっっっ!!!!」
アシュトンは必死になって誓う。
それを見ると、ルシフェルはようやくパドルを手放した。


 「大丈夫か・・・アシュトン?」
ルシフェルは膝の上にアシュトンを座らせて抱きしめた状態で、真っ赤なお尻に薬を塗ってやる。
「うん・・・大丈夫・・」
「すまなかった・・。幾らお仕置きとはいえ・・。また叩きすぎてしまったな・・・」
「ううん。僕も悪かったから・・。凄く痛いけど・・・それだけ・・・心配してくれたのは・・・わかるから・・・・」
「アシュトン・・・」
「あ、そうだ。ねぇ、ルシフェル。ちょっと・・いいかな?」
「何だ?」
「少しの間・・目・・・つぶっててくれる?」
「別に構わんが・・・」
怪訝な表情を浮かべつつも、ルシフェルは願いどおり目をつぶる。
アシュトンはルシフェルが目をつぶっているのを確かめると、顔を近づけ、唇を重ね合わせた。
 「!!!!!!」
思わずルシフェルは目を開いてしまう。
「あ・・・アシュトン・・?」
「心配してくれて・・叱ってくれて・・ありがとう・・。これからも・・・僕のこと・・よろしくね。僕が悪い子になりそうだったら・・・君の手で・・・いい子にしてくれる?」
「任せておけ。アシュトン、これからもずっと私が躾けてやるからな。覚悟するがいいぞ」
「うん・・・」
二人は互いに相手に笑みを浮かべると、強く抱きしめあった。


 ―完―
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theme : 自作小説(二次創作)
genre : 小説・文学

comment

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No title

初めまして。
今までROMってましたが、
何か素敵な展開になってるので書き込みます。
二人ともお幸せに。

レオン君失恋しちゃいましたねぇ…。

レス

 せとみ様>
 はじめまして、コメありがとうございます。
アシュ、奥手なイメージがあったり、うちのルシ、お仕置きのときは鬼畜なくらいに容赦ないくせに、それ以外では紳士というか不器用で、中々関係が進まなかったのですが、とうとうキスするまでにはこぎつけられたので、楽しんでいただけて何よりです。
 そうですねぇ、結果としてレオン失恋になっちゃいますかねぇ。その辺のこともそのうち書きたいかもです。
プロフィール

山田主水

Author:山田主水
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