門限と心配(SO2より:クロ/レオ、ルシアシュ悪魔&神父パロ、ハード・BL要素あり)



(SO2を題材にした二次創作です。ハード・BL要素ありです。許容出来る方のみご覧下さい)


 「あれ?まだ帰って来てないのかな?」
クロードは帰ってくるなり、レオンの姿が見えないことに気づく。
またレオンの両親の頼みで、レオンを預かっているため、一緒に住んでいるのである。
 「ただいま~~」
怪訝に思ったところへ、レオンが帰って来た。
「おかえり、レオン。今帰ったところかい?」
「そうだけど?それがどうかした?」
「レオン・・・今は何時だい?」
クロードは時計の方に目を見やりながら言う。
子供が帰って来るには遅いと言われても仕方の無い時間だった。
 「レオン、最近帰りが遅いんじゃないかい?」
「何言ってるのさ~。これぐらい今どきは普通だよ」
「そうはいかないよ。最近は色々と危ないからね。子供が夜歩いてるのは危ないよ」
「何言ってるのさ~。悪い奴の一人や二人、逆にやっつけてやるんだから!」
レオンはそんなことを言う。
実際、子供ながら大人顔負けの術師だし、クロード達と一緒に魔物退治に参加することもある。
そんなレオンだから、不審者の一人や二人、やっつける自信は大いにあった。
だが、そんなレオンの態度にクロードは却って表情が険しくなる。
 「そんなこと言ってるとますます見逃せないよ。レオン、明日からは5時までに帰って来るんだよ」
「ええっ!?何でさ!?」
レオンは思わず不満げな表情を浮かべる。
「だから最近は危ないし、それにここのところ帰りが遅いみたいだからね。ご両親にレオンの事を頼まれている以上、何かあったらいけないからね」
「ええ~!いいじゃん少しくらい遅くなったって~~!!」
「ダメだよ、レオン。あまりワガママ言うと・・・」
クロードはそう言うと手に息を吐きかける仕草をみせる。
「わ、わかったよ~~」
お尻を叩かれてはたまらないと、レオンは渋々了承した。


 「あれ?どうしたの、レオン?」
アシュトンは何だか不満そうなレオンの表情に思わず尋ねる。
いつものように、教会に遊びに来ていたところだった。
だが、本を読みながらも、仏頂面なレオンについ気になって声をかけたのである。
 「こんな顔したくもなるよ。クロードお兄ちゃん、勝手に門限なんか決めちゃうんだから!!」
レオンは不平をぶちまけるかのように叫ぶ。
「あ~。なるほどねぇ・・・」
アシュトンはレオンの言葉に何となく察しが付く。
レオンくらいの年の子は遊び盛り。
門限など決められたら癪でたまらないだろう。
 「ひどいよ、ちょっと遅くなったくらいで5時までに帰れなんて!お兄ちゃんだってそう思わない!?」
「う・・う~ん・・。どうかなぁ・・・」
アシュトンは困った表情を浮かべる。
レオンの気持ちもわからないわけではない。
以前、自分もルシフェルに門限を決められてしまい、色々と不自由な思いをしたことがある。
 とはいえ、一方でクロードの気持ちもわかる。
子供が遅くまで外を出歩いていればどんな危険に出会うかわからない。
アシュトン自身、変質者に襲われて危うい目に会ったのだから。
 「クロード、レオンのこと心配してるからじゃないかなぁ?そんなに怒るとクロードがかわいそうだよ」
「何言ってるのさ!門限なんて、それじゃあ小さい子みたいじゃない!僕、そんな子供じゃないよ!!」
レオンは叫ぶように言う。
(なるほど・・・。そういうこともあったんだ・・・)
レオンの言葉にアシュトンは別の理由にも気づく。
門限を決められるなど、レオンにしてみれば子供扱いされているように思えるのだろう。
実際、子供なのだから仕方ないが、年頃の子どもにとっては屈辱極まりない。
年頃の子ならではのプライドをいたく傷つけられたこともレオンの怒りをかき立てているのだろう。
 「ま、まあわかってあげなよ。クロードだってレオンのことが大事だからしてるんだし。あんまり怒るとクロードに悪いよ?」
「そう言ったって・・・」
「いつまでも気にしててもダメだよ。それよりキャロットジュースつくろうか?」
このままだと埒が明かないと見たのか、アシュトンはうまく好物のキャロットジュースで釣ろうとする。
「え?本当!?飲む飲む!!」
キャロットジュースと聞いてレオンはすぐにも飛びつく。
元々大好物だが、特にアシュトンのつくるキャロットジュースは絶品だった。
 「ちょっと待っててね。すぐつくるからね」
ジュースでコロリと釣られてしまうところに苦笑しつつも、門限に対する不平不満を忘れてくれたことにアシュトンはホッとしながら、キッチンへと向かっていった。


 (上手く誤魔化されちゃったけど・・・・。やっぱり・・・納得いかないよねぇ)
帰り道、通りを歩きながらレオンはそんなことを考えていた。
(お兄ちゃん、虐待魔ほどじゃないけど意外と心配性だよね。僕がやられるわけなんかないじゃん!!でも・・・そんなこと言ったって・・・子供扱いするしなぁ・・・)
自分の実力に自信があるからか、レオンはそんなことを思う。
 (そうだ!だったら証明してやればいいんじゃないか!門限なんか決めなくたって僕は大丈夫なんだって!よお~っし!!)
レオンはそう考えると、クロードの家とは全然違う方向へと走り出していった。


 (全く・・・・どこに行ったんだ・・・・)
午後8時を既に回ってしまった頃、クロードはレオンの姿を探して市内を走り回っていた。
門限の時刻に心配になって一旦戻って来たら、姿は無かった。
そのときも心配だったのだが、まだ勤務時間内なので探しにゆくわけにもいかず、仕事が終わるや急いで帰ってみれば、まだ帰っていなかったのだ。
当然さらに心配になり、不安をかき立てられたクロードは心当たりを回りながら街中を探しているところである。
 「クロード!?そっちにはいた!?」
アシュトンがクロードと顔を合わせるなり、そう尋ねてくる。
クロードから話を聞き、同じように心配になったアシュトンも、探しているところだった。
 「いや、こっちにはいなかったよ」
「それじゃあ僕は繁華街の方に行ってみるよ」
「わかった。じゃあ僕は向こうの方を探してみるから」
互いにそういうと、二人は今までとは別の方向に別れた。
 (いたっ!?)
繁華街を探していると、クロードはレオンの姿を見つける。
「レオンッ!レオンッ!」
クロードが呼びかけながら近づくと、レオンも振り向いた。
 「何しに来たのさ、お兄ちゃん」
「帰りが遅いから探してたんだよ。さぁ、帰ろう」
「やだっ!まだ帰らないよっ!!」
対して、レオンは反抗的な返事をする。
 「何言ってるんだい。子供がこんな時間まで歩いてて何かあったらどうするんだい」
「だからだよっ!!夜一人で歩いてたって大丈夫だって証明してやるんだからっ!!」
「馬鹿なこと言うんじゃない、さぁ、帰ろう」
レオンがゴネる理由はわかったが、それだけにますます連れ帰らないと、とクロードは強引にでも連れて帰ろうとする。
それを察したレオンが、大声でトンデモないことを叫んだ。
 「助けてーっ!!変なお兄ちゃんが僕のパンツ頂戴なんて言ってるよ~~!!」
「なっ!何トンデモ無いこと・・・」
さすがにクロードも慌てる。
叫ぶレオンの声に通行人達が変なものでも見るような目でクロードをジロジロと見ている。
さらに騒ぎを聞きつけて巡回中の兵士まで駆けつけてくる。
その隙にレオンはまるで通行人の間をすり抜けるようにして逃げてしまった。
 (ここまで来れば・・・)
息を切らせながら、レオンは様子を伺う。
クロードが追って来る気配は見られなかった。
(ちょっとひどかったかな・・。でも・・・勝手に門限なんか決めるお兄ちゃんが悪いんだよ)
レオンは心の中で呟く。
 (でも・・どこで遊ぼうかなぁ・・?)
レオンは歩き出しかけて考え込んでしまう。
こういう繁華街は今まで来たことが無い。
いや、あるにはあるが、いつも大人と一緒だった。
だからどういう遊び場があるのか全くわからないのだ。
 (困ったなぁ・・・。どこへ行けばどういう遊びが出来るのか、全然わかんないよぉ)
初めて自分ひとりで来たため、全く勝手のわからない場所にレオンは困ってしまう。
どうしようか考え込むうちに、レオンは隙だらけになってしまっていた。
 いつものレオンだったら、危険感知のスキルが働いて気づいただろう。
だが、考えごとに気を取られているレオンがハッとしたときには、既に力強い手が背後からレオンを抱き締めていた。
(な、何こいつ!?)
レオンは抵抗しようとするが、ハンカチで口を塞がれ、呪文を唱えられなくなってしまう。
さらにハンカチから妙な匂いがしたかと思うや、目の前が暗くなった。
 ようやく目を覚ましたレオンは、自分がベッドに寝ていることに気づく。
(どこ・・・ここ・・?)
あたりを見回そうとするや、ベッドヘッドの柵に手錠で両手首を拘束されてしまっていることに気付いた。
「な・・何これっっ!!??」
レオンは驚きのあまり声を上げる。
 「ふふふふ・・。目が覚めたみたいだねぇ・・・」
不意にそんな声が聞こえて来るや、ハッとしてレオンは声のした方を振り返る。
「だ・・誰だよっ!?」
レオンがそう尋ねると、謎の人物は姿を現す。
高級なスーツに身を包んだその姿は、やり手のビジネスマンか裕福な家の当主といった感じだった。
だが、レオンは現れた男に危険な気配を感じる。
 「ふふふ・・・。可愛い・・・本当に・・・可愛い・・男の子だねぇ・・・君は・・」
怪しい男は両手を拘束したレオンに近づくと、ねっとりとした口調で話しながら、レオンに触れる。
「何するんだよっ!触るなってば!!」
レオンはキッと睨みつける。
「ふふふ・・・。いやがる姿がたまらないねぇ・・・」
そういうと男はレオンの服を脱がせようとする。
 「このやろ~~!!お前なんかやっつけてやるっ!!」
「強気なところがますます可愛いねぇ。だが・・・これ無しでどうしようという気かな?」
男はレオンが抱えていた本を見せつける。
(そ・・そんな・・!?マズイよ!?)
レオンは顔色が変わる。
この世界の魔法である紋章術は、紋章を通じて発動するようになっている。
そのため、術師は常に自分が持つアイテム、人によっては自らの身体に紋章を刻み込んでいる。
レオンの場合、いつも持っている本の各ページに紋章を刻み込んでいる。
こういう媒介が無い限り、幾ら術師といえども紋章術を使うことはできない。
もっとも、ルシフェルの場合は悪魔なので関係は無いし、また人であっても、特殊な血筋の場合だと媒介なしで使用できるのだが。
だが、あいにくレオンは本という媒介なしでは術を使えない。
本を取り上げられてしまっている今の状況では、無力な子供に過ぎなかった。
 「ふふふ・・・自分の立場がわかったようだねぇ・・。大人しくした方が身のためだよ」
「何言ってんのさ!お前なんかにそんなことするもんか!!」
せめてもの抵抗といわんばかりにレオンはキッと睨みつける。
「強情な子だな。だったら・・立場を分からせてやろう・・・」
男はそう呟くと、何やらカバンを取って来た。
 (な・・・何するつもりさ!?)
緊張した面持ちで、レオンは男の様子をジッと伺う。
カバンの中から男が取り出したのは虫籠らしいもの。
手袋をはめた男が取り出したのは、サソリだった。
 「ふふふ。大丈夫だよ。死にはしない。だけど・・君みたいな子供が刺されたら、きっと凄く苦しいだろうねぇ」
邪悪な笑みを浮かべると、男はレオンの服のボタンを外す。
そして子供らしい、滑らかな胸やお腹があらわになると、何とサソリをヘソの上あたりに置いた。
 「ちょ・・・やめっ!やめろって!!」
レオンは必死に身体を揺らしてサソリを身体から落とそうとする。
だが、そこへ男がさらに小瓶を用意すると、ポタポタとお腹や胸に中身を垂らし始めた。
 「ひっ!熱っ!熱いぃぃ!」
液が肌につくたびに焼きごてでも当てられたかのような苦痛がレオンを襲う。
「うえ・・うえぇぇん・・・うぇぇぇん・・・ええぇぇん・・・」
変質者の拷問にレオンはとうとう泣きだしてしまう。
「ふふふ・・。泣いてる姿がとってもカ・ワ・イ・イ。もっと・・可愛い姿を見せてもらおうかなぁ」
男はそういうと、今度はナイフを取り出し、レオンの両脚を強引に開くと、最奥部の近くに当てる。
 「ちょ・・何す・・・」
「おっと。下手に動くと大怪我するよ?」
ナイフを突きつけられ、さすがにレオンも危険を感じて大人しくする。
男はその隙にレオンのズボンの布地を切り取り、最奥部をあらわにする。
 「ふふふ。小さくて可愛い穴だねぇ」
「や・・やぁぁ・・。見ない・・でぇぇ・・・」
恥ずかしい部分をマジマジと見つめられ、レオンは羞恥に震える。
男はそれに構わず、無理やりに指をレオンの内部へ突っ込んだ。
 「ひ・・・!痛っ!痛あああ!!」
強引に指を押し込まれ、レオンは苦痛に顔を顰める。
「ふふ。やっぱり・・処女だ・・」
男は指を挿入して確信した事実に邪まな笑みを浮かべる。
やっと指が抜かれ、レオンはホッとするも、すぐに恐怖に表情が変わる。
男がズボンを脱ぎ、固くそそり立った、極悪なほど大きな器官をさらしたからだ。
 「ふふ・・。これでたっぷりヨガらせてあげるよ」
「そんなっ!無理っ!無理だよっ!お尻裂けちゃうっっ!!」
「だからイイんじゃないか。君みたいな小さくて可愛い男の子のお尻に無理やり・・・。それが男のロマンってやつだろぉぉぉ!!!!!」
興奮して叫ぶや、変質者はレオンのお尻に自身の先端を宛がう。
「うわあああ~~~んっっ!!助けてっ!!クロードお兄ちゃん~~!!!」
恐怖のあまりにレオンが泣き叫ぶ。
だが、男はそんなレオンの姿にますます邪悪な笑みを浮かべ、今にもレオンに押し込もうとしたそのときだった。


 バッギィィィィ!!!!
突然、鈍い音がしたかと思うと、男が吹っ飛んだ。
いきなりの事態にレオンは何が何だかわからない。
男は顔を血で赤く染め、床で呻いている。
 「な・・何・・・」
男が見上げると、軍人らしい見知らぬ若い男が立っていた。
クロードだ。
「貴様・・・」
クロードが呟いたかと思うと、闘気で拳が光り、次の瞬間男の身体に何発も拳が叩き込まれる。
得意技の一つ、流星掌だ。
 「ぐぼぶえええ!!!!」
モンスターでさえダメージを受ける必殺技に、ただの人間である変質者が平気でいられるはずもない。
胃液をぶちまけ、のたうち回る。
 「よくも・・・よくも・・・よくもレオンを・・!!」
だが、怒り狂ったクロードは容赦なく変質者に拳を叩き込む。
「ちょっと!やめてよ!お兄ちゃん!それ以上やったら死んじゃうよ!!」
「死ねばいい。こんな奴・・・殺してやる!!」
普段のクロードからは想像できない言葉を吐くや、さらにクロードは拳を叩きつける。
 「やだっ!やめてよっ!お兄ちゃんに人殺しなんかして欲しくないよ!お願いだからやめてよっ!!」
レオンが必死になって叫び続けたためか、ようやくクロードも落ち着く。
「レオン・・・・」
クロードが振り向くと、レオンは顔をそむける。
「み・・見ないで・・・」
レオンはブルブルと震えている。
恐怖と羞恥だけではない。
普段のクロードからは想像もできない怒りに、どれだけ自分がクロードを心配させてしまったか、驚かせてしまったのか、それを今さらながら知ったのだ。
 「ご・・ごめん・・なさい・・・」
震えながら謝るレオンに近づくと、クロードは拘束を解き、ジャケットを脱いでそれでレオンの身体を覆ってやる。
「とにかく・・帰ろう」
「う・・うん・・」
「帰ったら・・覚悟するんだよ・・」
その言葉にレオンはビクッと身体を震わせる。
クロードはレオンを抱きあげると、そのまま部屋を後にする。
 「お・・お兄ちゃん・・・あ・・あいつは?」
「すぐに軍が引き取りにくるよ」
「え?」
「手配中の殺人犯だよ。レオンみたいな小さくて可愛い男の子ばかりを狙って、ひどいことをした挙句に殺してたんだ。しばらく前に僕の司令部にも手配書が回って来たんだよ。だから門限を決めたのに・・・・」
その言葉を聞くや、ますますレオンは気まずくなってしまう。
「とにかく・・・まずはボーマンさんのところで診てもらって・・・それから帰ろう。今日はちょっとやそっとじゃ許さないよ。いいね?」
クロードは怖い顔をしながら、レオンを抱き締める。
クロードの宣言は怖かったが、それでもしっかりと抱きしめてくれる感触に、ようやくレオンはホッとした。


 無理を言ってボーマンに診察してもらい、大きな怪我はしていないことを確かめると、二人はクロードの家に帰って来る。
予備の服に着替えさせ、クロードの部屋に入ると、おもむろにクロードが口を開いた。
「レオン・・・落ち着いたかい?」
「あ・・うん・・・だ・・大丈夫・・・」
「ならよかった。レオン、わかってるよね?」
「う・・うん・・」
さすがに今回は自分が悪いと思っているのか、珍しく素直に返事をする。
 「それじゃあ、自分であそこのブラシを取って来るんだよ。そうしたら『これで門限を破った僕をお仕置きして下さい』って言うんだよ」
「え!?そ、そんなことするの!?」
今まで経験したことの無いことを命令され、レオンは思わずそう言う。
 「レオン・・・嫌なのかい?」
クロードは怖い顔で尋ねる。
それを見るや、レオンは逆らってはいけないと気づく。
慌ててレオンはブラシを取りに行くと、震える手でクロードに差し出した。
 「こ・・これで・・も・・門限・・や・・破った・・・ぼ・・僕を・・・」
途中まで言いかけてレオンは口を噤む。
震えながら助けを求めるように上目づかいで見つめるが、怒っているクロードは容赦なく言う。
「続きはどうしたんだい?さぁ」
「お・・お仕置き・・し・・して・・下さい・・」
「よく言えたね。なら、わかってるね?」
クロードはポンポンと軽く膝を叩く。
 「う・・うぅうぅ・・・」
それを見るや、レオンは後ずさりしそうになる。
だが、クロードの視線に射すくめられ、慌てて飛び乗るようにして膝にうつ伏せになった。
 レオンがうつ伏せになると、クロードは白衣の裾を捲り上げ、ズボンを降ろしてあっという間にお尻を出す。
「じゃあ行くよ。覚悟はいいね?」
ブラシを手にし、レオンの身体をしっかりと押さえると、クロードが問いかける。
レオンが黙って頷くと、クロードはブラシを振り上げた。


 ビッダァァァ~~~~~ンッッッッッ!!!!
「うっわああああんんんん!!!!痛ったあああいぃぃぃぃ!!!!」
ブラシでの本気の一撃にレオンは身体をのけ反らせ、絶叫に近い悲鳴を上げる。
 「や・・・やっぱりやだあっ!!痛いもんっ!離してってば~~!!」
あまりにも痛いヘアブラシの一撃に、レオンはそんなことを叫ぶ。
反省していないわけではないのだろうが、痛みの前に呆気なくレオンの理性は崩壊してしまう。
 「何を言ってるんだい。お仕置きなんだから痛いのは当たり前だろう」
呆れたような口調でクロードはそう言うと、再びブラシを振り下ろしにかかる。
「何でさっ!そもそもお兄ちゃんが勝手に門限なんか決めるからじゃないか~~!!」
ブラシを振り下ろそうとするクロードにレオンは必死に抗議する。
 「そうだよ!お兄ちゃんが勝手に門限なんか決めるから悪いんだよ!そんなことしなきゃ、僕だって夜まで遊び回ってやろうなんて思わなかったもん!それなのに何で叩かれなきゃいけないのさ!そんなの割に合わないよ!」
クロードは表情を険しくすると、思い切りブラシを振り下ろした。
 ビッダァァァ~~~~~ンッッッッッ!!!!
バァンッ!バンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンッッ!!
「うわあああんっっっ!!」
容赦ないブラシの連打にレオンは悲鳴を上げる。
 バッジィィィ~~~ンッッッ!!
バンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンッ!!
「ちょっと!痛いっ!お兄ちゃんっ!痛いってばぁぁ!!」
両脚をバタつかせながらレオンは抗議する。
最初からブラシで、しかも思い切り叩いているから、既にお尻は赤みを帯びだしていた。
 「ぎゃあんっ!痛いっ!痛いっていってるじゃんかっ!!」
「当たり前じゃないか。痛くしてるんだから」
冷ややかな声でクロードはバシバシとレオンのお尻にブラシを叩きつける。
「うわあんっ!お兄ちゃんの鬼っ!悪魔っ!虐待だって訴えてやるからっ!!」
相変わらずの調子で抗議するレオンにクロードは思い切りブラシを叩きつけてやる。
 ビッダァァァ~~~~ンッッッッ!!!
「うっわあああ~~~~んっっっ!!!」
あまりの痛さに、レオンはさらに悲鳴を上げる。
 「レオン・・・。確かに門限なんて・・・嫌だろうさ・・。それは・・・わかるよ・・」
「ひぃん・・。だったら・・何でぇ・・・」
目尻に涙を浮かべつつ、振り返ったレオンにクロードは言葉を続ける。
「レオンには・・不自由な思いをさせたよ・・・。それに・・門限なんて小さい子扱いみたいで嫌だったろうね。それは・・悪いとは思ってる・・」
「お兄ちゃん・・・・」
「でも・・・そうまでしてでも・・・。レオンを・・危ない目に会わせたく・・・なかったんだ・・・。本当に・・・レオンの事が・・・大切だから・・・」
「ご・・ごめん・・なさい・・・」
「なのに・・・レオンは何をしたんだい?子供じゃないって証明してやるなんて、それで夜遅くまで繁華街を・・・。それでどうなったと思うんだい?変質者に襲われたじゃないか!」
「ほ・・・本当に・・ごめんなさぁぁい・・・」
レオンは涙を零しながら謝る。
自分がどれだけ危険で馬鹿な真似をしてしまったのか、それを思い知らされたのだ。
 「ば・・馬鹿なこと・・やっちゃって・・・ごめんなさぁぁい・・。心配・・かけて・・ごめんなさぁぁい・・・」
「レオン、わかってくれたかい?」
「う・・うん・・。わかったよぉぉ・・・」
「ならよかった。じゃあ、再開だよ」
「ええっ!?何でえぇぇ!?」
クロードの言葉にレオンは驚く。
 「自分がどれだけ悪いことをしたかはわかっただろう?だったら・・・うんと厳しくお仕置きされても文句は言えないってこともわかるよね?」
「ちょ、ちょっと待ってよ!お尻限界だよ!!」
レオンは慌てる。
既に散々ブラシで叩かれたお尻は満遍なく濃厚な赤に染め上がっていた。
さらに叩かれたらお尻がどうなってしまうかわからない。
 「ダメだよ。今日はまだまだ許さないからね」
そういうとクロードは再びブラシを振り下ろし始めた。
「うわあ~~んっ!痛っ!やあああっ!お兄ちゃんっ!許してよ~~!!」
両脚をバタつかせながら必死に許しを乞うレオンだったが、クロードは容赦なくお尻を叩く。
 「何言ってるんだ!あんな真似して!僕が駆けつけなきゃ強姦されてたんだぞ!!」
「だからごめんってば~~~!!」
「それだけじゃない!下手したら殺されてたんだ!」
「痛ああっ!痛い痛い痛いよ~~~!!」
「深く反省しろ!!」
「もう十分してるから~~!!だから許してってば~~!!お尻壊れちゃうよ~~!!」
「何言ってるんだ!まだまだ必要じゃないか!」
「そ、そんな~~~!!」
悲鳴を上げ続けるレオンを尻目に、クロードの厳しいお仕置きは長く長く続いた。


 「うぇっえええん・・・ひっいいいん・・・」
全身を震わせ、レオンはボロボロ泣きじゃくっていた。
お尻は今や三倍くらい大きく腫れ上がってしまっている。
 「レオン・・・反省したかい?」
「も・・もぅ・・十分すぎるくらい・・したよぉぉ・・。に・・二度と・・門限・・破りませぇぇん・・・。心配・・かけてぇ・・ごめんなさぁぁい・・・・」
「わかってくれたみたいだね。よかった」
クロードはそういうと、ようやくブラシを手放し、レオンを抱き起こす。
 「も・・もう・・怒ってない?」
恐る恐るレオンは尋ねる。
「怒ってないよ。お尻、痛かっただろ?今、手当てしてあげるから」
「うっわああ~~んっ!お兄ちゃん~~!!」
レオンは安堵の泣き声を上げるとクロードに抱きつく。
 「よしよし。もう大丈夫だからね」
クロードは真っ赤に染まったレオンのお尻を撫でさすってやりながら、泣いているレオンをあやしていた。


 しばらく経ったある日・・・。
バッチィィ~~~ンッッ!!
バァンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバン~~~ッッッ!!!
「うっわあああ~~~んっ!アシュトンお兄ちゃんっ!ごめんなさぁ~~いっっ!!」
アシュトンの膝の上でレオンは両脚をバタつかせながら必死に謝る。
 「何言ってるの!ごめんなさいは当たり前でしょ!」
泣いているのか、怒っているのかわからない、いや泣き怒りとでもいうべき表情を浮かべながらアシュトンが激しい平手打ちをレオンのお尻に降らせていた。
 「僕だって・・僕だって・・・すごい心配だったんだからね!馬鹿っ!馬鹿馬鹿馬鹿っ!」
アシュトンはかなり感情的になって平手を叩きつける。
相当お仕置きされているのだろう、クロードにお仕置きされたときよりもレオンのお尻は赤く、また腫れ上がっている。
 「本当に反省してるから~~!!も、もう許してよ~~~!!!」
レオンは必死になって許しを乞う。
変質者の件ではアシュトンにもかなり心配をかけてしまい、今日はアシュトンの方からお仕置きをされていた。
いつもは優しいアシュトンだったが、本気で怒っているときはクロードよりも容赦がない。
「馬鹿っ!この程度じゃまだまだ許さないからね!二度とこんなこと考えないようにうーんときついお仕置きだからね!悪い子っ!悪い子っ!悪い子っ!」
「そっそんな~~~~!!!!」
絶望のあまりレオンが叫ぶが、アシュトンは容赦なく平手を叩きつけ続けた。


 ―完―
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