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悪魔の嫉妬(SO2より:ルシ/アシュ、悪魔&神父パロ、BL要素あり)



(SO2を題材にした二次創作で、悪魔&神父パロです。BL要素もあります。許容出来る方のみご覧下さい)


 お菓子事件の件でレオンがアシュトンに叱られた日の夕方・・・。
「ただいまっ!帰ったぞっ!アシュトンっ!」
地上に降り立ち、教会に入るや、ルシフェルは大きな声で言う。
魔界での仕事を終え、一目散に帰って来たのである。
 「あっ、お帰り~、ルシフェル」
「おお、帰っ・・・・」
いつものように返事をしようとしたルシフェルだったが、アシュトンと一緒に現れた人物の姿に表情が途端に険しくなる。
 「何だ~、虐待魔じゃないか」
「貴様・・・。何故ここにいる?」
レオンはアシュトンの傍にいながら、ルシフェルの問いに答える。
 「お兄ちゃんのところにお泊りに来てるんだよ。それくらい見てわからないの?」
「な、ななな何だと!?」
ルシフェルが驚いているのを尻目に、レオンはアシュトンにこれ見よがしに甘えてみせる。
「お兄ちゃん~、抱っこしてよ~~」
「はいはい。今してあげるからね」
アシュトンはレオンのお望み通りに抱っこしてやる。
ルシフェルは今にも怒りを爆発させそうなのを、辛うじて堪えてジッと見つめている。
それに気づくと、レオンはアシュトンには見えないように、だがルシフェルにははっきり見えるように小悪魔の笑みを浮かべてみせる。
ルシフェルは今にも飛びかかりそうになるが、ここで怒れば自分が悪者にされるだけだとわかっているからか、必死に我慢する。
それを見てレオンはますます甘えて、ルシフェルが心の中で血の涙を浮かべているのを尻目に、これでもかと見せつけていた。
 (うっわ・・・・。凄い不機嫌になってる・・・)
甘えまくるレオンを部屋に帰し、ようやくルシフェルと二人になったアシュトンは、ルシフェルの険悪な様子に、思わず冷や汗を流す。
「アシュトン・・・」
「な、何!?」
不機嫌さを隠そうともしないルシフェルの声に、アシュトンは思わずビクつきながら問い返す。
 「どういうことだ?何故、小僧が泊まりに来ている!?何も私は聞いておらんぞ?」
「う・・うん・・。急にレオンのご両親が、出張だか何だかになっちゃったらしいんだよ」
いけないこととは思いつつ、アシュトンは嘘を言う。
自分がレオンにお仕置きをし、それが原因でレオンの言うことを聞いて泊まらせることになったなどといえば、間違いなくルシフェルが激怒するし、そうしたら大変な騒ぎになりかねない。
ルシフェルに嘘をつくことに罪悪感を覚えつつも、アシュトンはそう言って誤魔化す。
 「だったら何故あのクロードとかいう若造のところではないのだ?最近はいつもあいつのところだったろうに?」
アシュトンとルシフェル、クロードとレオンがそれぞれ恋人同士になった関係で、レオンを預かるのはクロードの仕事になっていた。
「実はクロードもどうも忙しくて預かれなかったんだよ。だから僕が・・・」
「本当なのだろうな?」
納得していない表情でルシフェルは確認するように問う。
「ほ、本当だってば!!」
「わかった・・。そこまで言うなら信じよう・・。ただし・・・」
ルシフェルは一旦言葉を切ると、怖い顔になって言う。
「もし、嘘などついておったら許さんからな!きつくお仕置きしてやる!いいな!」
「は・・はい・・・」
ルシフェルの迫力に思わずアシュトンは震えあがる。
その後、ルシフェルが自分の部屋に戻ると、アシュトンはホッとするものの、不安そうな表情を浮かべる。
 (何とか・・・誤魔化せたみたい・・・。お願いだから・・・何も・・・起きませんように!!)
アシュトンは心の中で必死にそう祈らずにはいられなかった。


 「それそれ~~~」
「わあっ!レオン、やめてよ~~~~」
そういうアシュトンに、レオンは面白がってさらにお湯をかけにかかる。
レオンのおねだりにより、二人揃って入浴中だった。
 (おのれおのれおのれおのれおのれ~~~~~!!??)
風呂場の出入り口の前では、ルシフェルが血の涙を流しそうな表情で悔しがっていた。
(子供なのをいいことに一緒にお風呂になど入りおって~~~~!!!!)
飛び込みたくなるのを堪えつつも、ルシフェルは怒りに全身を震わせる。
 「あっ・・!やっ!ちょ・・!レオンっ!やめてっ!ダメだってば!?」
突然、そんな声が聞こえて来た。
(な、何だ!?)
ルシフェルは驚くと同時に、心配のあまりあらぬ方向に想像が行く。
(まさか子供なのを利用して痴漢行為でも!?絶対に許さん!!)
とうとう我慢出来なくなったルシフェルはドアを開けて中に飛び込もうとした。
 「大丈夫か!?アシュ・・・ぶはあっっ!!!」
ドアを開けるや否や、思い切り水が顔にかかってきたのだ。
「やった~~!ひっかかった~~~~!」
レオンはイタズラが成功し、大笑いする。
「もう・・・レオンってば・・・」
アシュトンは呆れたような表情を浮かべる。
 「へへ~。ちょっとお兄ちゃんの髪イタズラしただけなのに、変な想像してひっかかってるんだから~。バッカだよね~~」
「この・・小僧!!もう許さんぞ!!」
ただでさえアシュトンに甘える声を聞かされて嫉妬で狂いそうなところへ、こんなイタズラをされて笑いものにされたのではたまらない。
完全に怒ったルシフェルは今にもレオンに飛びかかろうとした。
 「うわあ~んっ!アシュトンお兄ちゃん~!虐待魔が虐める~~~!!」
レオンは涙を浮かべ、アシュトンに抱きついた。
「貴様ぁ!アシュトンから離れんか!!」
「ちょっと!待ってよ!ルシフェルってば!!」
慌ててアシュトンはルシフェルを止めにかかる。
 「アシュトン!どかぬか!」
「そういうわけにはいかないよ!!」
アシュトンは必死になる。
今のルシフェルの怒り具合からすれば、レオンを殺してしまいかねない。
 「うっわ~。最低だよね~。たかが子供のスキンシップに本気で嫉妬してるなんてね~」
レオンは怒りに満ちたルシフェルに挑発するように言う。
「き・・貴様・・・。いい度胸だ・・・」
ルシフェルは手に呪紋の光を浮かべ、今にも発動しそうになる。
 「馬鹿っ!!何やってるの!!」
慌ててアシュトンはルシフェルを殴りつけて止める。
「アシュトン!何をするのだ!?」
「君こそ何してるのさ!こんなところで呪紋なんか使ったら部屋が吹っ飛ぶどころか、皆怪我しちゃうじゃないか!!」
「う・・・・」
アシュトンの指摘にルシフェルは言葉も出ない。
「仲良くしてとは言わないけど、せめて喧嘩はやめてよ!一日だけなんだから!」
「ぐ・・・」
すっかりアシュトンがレオンの味方になっているのを覚ったからか、ルシフェルは悔しそうな表情を浮かべつつ、風呂場を後にする。
レオンはこっそり勝利の笑みを浮かべると、再びアシュトンに甘えだした。


 (おのれおのれおのれおのれおのれおのれおのれ~~~~!!!!)
ルシフェルは布団の中で腸が煮えくりかえりそうになっていた。
少し前に、レオンがまたこれ見よがしにアシュトンに甘えながら、二人で寝室へ向かったのである。
 (小僧め~~~!!!!子供なのをいいことにアシュトンと添い寝などしおって~~!!!)
アシュトンに甘えながら一緒に寝ているレオンの姿を想像するなり、ルシフェルは嫉妬の炎が燃え上がる。
 (アシュトンもアシュトンだ!恋人の私がいるのに、あの小僧と添い寝するとはどういう了見だ!!)
嫉妬のせいで、ルシフェルはアシュトンにも怒りを覚えずにはいられなくなる。
 (は・・・。待てよ・・・。あの小僧・・・。添い寝のチャンスを利用して・・・アシュトンに不埒な真似などしておらんだろうな!?)
不意にルシフェルはそんな疑惑に駆られる。
以前、そういうことがあったから、今回もと疑わずにはいられない。
(こうしてはおれんっ!)
ルシフェルは飛び起きるや、急いでアシュトンの寝室の方へと急いだ。
 ドアの前に立つと、ルシフェルは慎重にドアを開け、隙間から中の様子を伺う。
「ふふふ・・・。お兄ちゃん・・・やっぱり・・・可愛いよぉ・・・」
レオンはぐっすり寝ているアシュトンの寝顔を見つめながら、そんなことを呟く。
やがて、レオンはゆっくりと顔を近づけると、唇を重ねる。
(おのれぇぇぇ!!!!よくも私のアシュトンにぃぃぃ!!!!)
ルシフェルはレオンの行為に殺意に近い怒りを覚える。
それでもアシュトンを起こすまいと必死に我慢して見ていると、今度はレオンはゆっくりと視線を下げてゆく。
やがて、お尻のあたりで視線が止まったかと思うと、レオンはジッと食い入るようにアシュトンのお尻を見つめていた。
 キョロキョロと、レオンは周囲を憚るような動作をしたかと思うと、ゴクリと息をのみ、パジャマのズボンを降ろしにかかる。
「うわぁ・・・綺麗なお尻・・・」
とても成人男性のものとは思えない、綺麗なお尻に思わずレオンは息を呑む。
ゆっくりと両手を伸ばすと、小さな手で生尻を撫で始めた。
 (なぁぁぁああああ!!)
ルシフェルは叫びそうになるのを必死に堪える。
やがて、レオンの手は、最奥部、ルシフェルにしか許したところの無い場所へ滑ってゆく。
レオンは食い入るように見つめていたかと思うと、何と、指を最奥部へと挿し入れようとした。
 「き~さ~ま~~~っっっ!!!!」
乱暴にドアが開いたかと思うや、怒りの形相なルシフェルが飛び込んで来た。
「う・・・うわあっ!」
その迫力にさすがにレオンも引いてしまう。
「我慢して見ておれば・・・。調子に乗りおって~~!!も、もう許さんっ!!」
完全に怒り狂ったルシフェルが今にも呪紋を炸裂させようとしたときだった。
 「んん・・?」
不意に寝ぼけ眼でアシュトンがゆっくりと身体を起こした。
「アシュトンお兄ちゃんっ!助けて~~~」
レオンはそう叫ぶと、アシュトンに抱きつく。
 「あれ?どうしたの?レオン?」
「お兄ちゃん~、助けてよ~。虐待魔が言いがかりつけて虐める~~~」
「な・・何ぃぃ!?」
レオンの言葉にルシフェルは慌てる。
 「お兄ちゃんのズボンがずり落ちたから直そうとしただけなのに~。そうしたらエッチなことしてるんだろうって言いがかりつけていじめた~~~」
「き、貴様何を・・・」
思わず抗議しようとしたところへ、アシュトンが冷ややかな目を向ける。
 「あ・・アシュトン・・」
「ルシフェル・・。幾らレオンのことが気に入らないからって、そこまでいじめることないでしょ!」
「ち・・違う・・!!」
慌てるルシフェルだが、泣いているレオンの姿に、アシュトンはすっかりレオンの味方になってしまっていた。
 「お兄ちゃん~、あ~んあ~ん」
「よしよし。大丈夫だからね」
アシュトンは泣いているレオンを慰めながら、ルシフェルに厳しい目を向ける。
「ルシフェル・・君、本当に最低だね!!」
その言葉に、ルシフェルはショックを受けたような表情を浮かべる。
直後、踵を返すと、勢いよく出て行ってしまった。


 「何故だぁぁあ~~~~っっっっっ!!!!!!!!」
ジョッキを傾けながら、ルシフェルはそう叫ばずにはいられなかった。
あの後、教会を飛び出し、酒場に駆け込むや、ヤケ酒を煽っているのである。
「どうして・・・私よりあんな小僧を信じるのだ~~~!!!おのれおのれおのれ~~~~~~~~~~!!!!!!」
ルシフェルは怒りと悔しさに叫びながら、ジョッキを傾ける。
 「おぃおぃ、そろそろいい加減にしとけよ」
不意に声をかけられ、振り返ると、何故かボーマンとクロードの姿。
「貴様ら、何しに来た?」
ジロリと不機嫌極まりない声でルシフェルは問い返す。
 「店長から通報があったんだよ。とっくに閉店時間なのに強引に押し入って飲んでる迷惑な客がいるから、何とかしてくれって」
「ったく・・・。こんな時間にアシュトン放っといて何してんだよ?」
二人が呆れながら言うと、ルシフェルは言う。
「これが飲まずにいられるか!!アシュトンめ・・・。すっかり小僧の味方になりおって!おぃ、何だって貴様があの小僧を預からなかったのだ!?」
ルシフェルはクロードに詰め寄ると、文句を言う。
 「預かる?何のことだい?」
「あの小僧の両親が出張だから預かっているとアシュトンが言ったのだぞ!貴様、何も聞いておらんのか!?」
「何言ってんだ。レオンの親が出張なんて話、聞いてねえぞ」
「な・・何・・?」
ルシフェルは耳を疑う。
アシュトンから聞いた話と全然違っているからだ。
 「ど、どういうことだ!?」
「今日、僕がアシュトンのところに謝りに行かせたんだよ、この前の件で。多分、そのせいだろうね」
「大方キツイお仕置きでもされて、ヘソ曲げたレオンのおねだりにでも負けたってところか」
二人の話に、ルシフェルは愕然とした表情を浮かべる。
だが、直後みるみるうちにルシフェルの表情は恐ろしいものへと変わっていった。
 「おのれ・・・おのれおのれおのれ~~~!!!!!!!私に嘘などついておったのかぁぁあああああ!!!!!!!!絶対に許さぁぁんん!!!!」
そう叫ぶとルシフェルは酒場を飛び出す。
「あっ!おいっ!待てって!」
慌てて止めようとしたボーマン達だったが、既に遅かった。
 「レオンが帰ったら・・・きつくお仕置きされちゃうんでしょうね・・・」
「だろうなぁ・・・。悪魔の嫉妬って・・人よりすげぇな・・・」
この後のアシュトンに振りかかるであろう運命に思わず二人は合掌せずにはいられなかった。


 「じゃあね~、アシュトンお兄ちゃん~」
「さよなら~。気をつけてね~」
アシュトンは家路につくレオンに手を振って応える。
レオンの姿が見えなくなるまで見届けると、中へ戻っていった。
「ふん・・・。やっと帰ったのか・・・」
不機嫌極まりない声ながら、安堵したような声でルシフェルは言う。
 「さてと・・・アシュトン・・」
「な・・何・・?」
「話があるのだが・・・いいな?」
有無を言わせない口調でそう言うと、ルシフェルはアシュトンを自分の部屋へと連れていった。
 「な・・何・・?話って?」
アシュトンは恐る恐る尋ねる。
大方レオンのことだと予想はついたが、それでも尋ねずにはいられなかった。
 「実はスケベ医者共に会ってな・・・。小僧の親は出張などしとらんと聞いたのだが?」
ルシフェルの言葉にアシュトンは表情が蒼白になる。
「アシュトン・・。正直に言うがいい。嘘をついていたな?」
「ご・・ごめん・・。実は・・そうなんだ・・・」
もはや誤魔化せないと思ったからか、アシュトンは正直に言う。
 「やはりな・・・。何故、そんなことをした?」
「じ・・実は・・・この前の事で・・・レオン・・叱ったんだけど、やり過ぎちゃって、怖い思いさせちゃったんだよ。それで・・・レオンに一緒に泊まったり、寝てほしいってお願いされて・・どうしても・・断れなかったんだ・・・」
「やはり・・それか・・」
ルシフェルは苦々しげな表情を浮かべる。
 「あ・・あの・・・怒ってる?」
恐る恐るアシュトンは尋ねる。
「どう思う?」
そのルシフェルの口調や表情が雄弁に物語る事実に、アシュトンは顔から血の気が引く。
 「アシュトン・・・」
「は・・!はいっ!!」
名を呼ばれ、思わずアシュトンは背筋を伸ばして返事をする。
「嘘をついて誤魔化すなど・・・悪いことだとはわかっているだろうな?」
「うぅ・・。ごめんなさい・・・・」
「それに・・。私の目の前で、小僧とベタベタしおって・・・。お前の恋人は私だろう?」
「う・・でも・・・」
「アシュトン・・。もし私がお前の目の前で他人とベタベタしていたら・・・お前は許せるのか?」
「そ・・・そんなの嫌に決まってるじゃない!ルシフェルは僕のなのに!」
想像したのか、アシュトンはそう叫ぶ。
 「そうだろう。ならば・・・私がどれだけ悔しい思いをしたか、わかるか?」
「う・・・ご・・ごめん・・なさい・・・」
アシュトンは申し訳ないといった表情で謝る。
自分がルシフェルにどれだけ嫌な思いをさせてしまったか、今さらながら気づいたのだ。
 「だったら・・・わかっているな?」
ルシフェルは長椅子の一つに腰を降ろすと、いつものように軽く膝を叩いて合図をする。
それを見ると、アシュトンは泣きそうになるが、恐怖を押さえつつ、いつものように恐る恐る膝の上にうつ伏せになった。
 アシュトンがうつ伏せになると同時に、ルシフェルは膝を組む。
(や・・やっぱり~~~!?)
ルシフェルの怒り具合から、かなりきつくお仕置きされると予想はしていたものの、実際にそれを示されると、怖いと思わずにはいられない。
 いつものように慣れた手つきで裾を捲り上げ、ズボンを降ろしてお尻をあらわにすると、ルシフェルは左手でアシュトンの身体を押さえて尋ねる。
「行くぞ。覚悟はいいな?」
アシュトンが黙って頷くと、ルシフェルはゆっくりと右手を振り上げた。


 ビッダァァァ~~~~ンッッッッッ!!!!
バァンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバン~~~~ッッッッッ!!!!!
「うっ・・・・わあああああんんんんんんん!!!!!!」
痛いなどという生易しいレベルではない、平手打ちの豪雨にアシュトンは背をのけ反らせ、悲鳴を上げる。
あまりにも痛くて、無意識のうちに両脚をバタつかせていた。
 「この・・馬鹿者がぁぁ!!人に嘘などつきおってぇぇ!!!」
バアッジィィ~~~ンッッッ!!!
バァンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバン~~~~ッッッ!!!
「うわああああんっ!だ、だって~、正直に言ったら、君絶対に怒るじゃないか~~!!」
あっという間に平手打ちの豪雨がアシュトンのお尻を真っ赤に染め上げてゆく中、アシュトンは必死に弁解する。
 「だからといって嘘を言ってもいいというのか!?お前に嘘をつかれて、私がどれだけショックだったかわかるか!?」
ルシフェルは怒りに身を震わせながら言う。
愛しい相手に隠し事をされたり、嘘をつかれるのは辛いし、嫌なことだ。
 「ご・・ごめんってば~~!わ、悪かったから~~!!」
アシュトンは必死になって謝る。
「確かに・・・あの小僧は嫌いだ!仲良くなど出来んし、したくもない!だがな・・・。お前が可愛がっているのはわかっている!だから・・・。どうしても・・・やむを得んのなら・・・一日くらいは我慢してやる・・・。私だって・・お前に嫌われたくは・・・ないからな・・・!」
「る・・・ルシフェル・・・・」
「お前に・・・そういうことを・・・きちんと伝えていないのは・・・私が・・・悪かった・・。だがな・・。だからといって・・・誤魔化しや嘘をされて・・・平気でいられると思うか!?そんなにも・・・信用・・されていないのかと・・・。それに・・・大切な相手にすら・・・嘘をつくような・・悪い子になってしまったのかと思うと・・・悲しいだろうが!!」
 ビッダァァ~~~~ンッッッ!!!
バァンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンッッッ!!!!
ルシフェルは怒りと悲しみが混じったような表情でお尻を叩き続ける。
 「ひぃん・・!ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・」
アシュトンは涙を浮かべながら謝る。
ルシフェルに嫌な思いをさせてしまったかと思うと、申し訳なくてたまらない。
 「だが・・・それよりも・・・何よりも・・・・・」
バシバシとお尻を叩きながら、ルシフェルは悔しさに満ちた表情を浮かべる。
「お前が・・・お前が・・・。小僧と・・・ベタベタ・・・くっ付いているのを・・指をくわえて見ていて・・・。どれだけ・・・・どれだけ・・・・」
叩いているうちに嫉妬の炎がメラメラと燃えだし、ルシフェルの表情がさらに険しくなる。
 「悔しくて・・・悲しくて・・・たまらなかったのだぞ!!私が・・・私が・・・恋人なのに!?私より・・・小僧の・・方が・・いいのか!?私との・・ことは・・・遊びか!?そう思わずにはいられなかったぞ!!」
平手を叩きつけながら、ルシフェルは心情を吐露する。
全身、まるで熱病に罹ったようにブルブルと震えていた。
 (うわ・・・。本当に・・ひどいこと・・・しちゃってんだ・・・)
身体を押さえている左手から伝わって来る震えに、アシュトンは罪悪感を抱く。
ルシフェルにとって、自分がレオンとじゃれ合う姿を見せつけられるのが、どれほど辛くて、悔しくてたまらないことだったのか、今さらながら理解したのだ。
 「ごめ・・ごめんなさい・・・本当に・・・ごめんなさい・・。気づかないうちに・・。君に・・・ひどいこと・・しちゃって・・・本当に・・ごめん・・なさい・・・」
アシュトンは涙を零しそうになりながら、必死に謝る。
 「わかってくれたのか?」
ルシフェルは一旦、お尻を叩く手を止めて尋ねる。
「う・・うん・・。君に・・・嫌な思いとか、辛い思いさせちゃって・・・ごめんね。僕だって・・・ルシフェルが・・他の人とやたらに・・仲良くしてたら・・嫌だって思うのに・・。なのに・・・僕・・自分の事ばっかりで・・全然・・君の事・・考えて無かった・・・。本当に・・ごめんなさい・・・」
「わかってくれたようだな・・。よかった・・。ならば・・・始めようか」
「え・・?な、何を?」
アシュトンはルシフェルの言うことがわからず、思わず目を瞬かせる。
「決まっているだろう、お仕置きだ」
「え!?ええっ!?どうして!?」
これで終わりだと思っていたせいか、アシュトンは驚いてしまう。
 「アシュトン・・・まさかこの程度で許してもらえるなどと思っていたのではないだろうな?今までは、お前が私にしたことがどういうことか、それをわかってもらうためのウォーミングアップにしかすぎんぞ」
「ま・・・まさか・・・」
アシュトンは背筋が寒くなる。
 「アシュトン、悪魔の嫉妬は人間とは比べ物にならんほど怖いぞ?それをたっぷりと教えてやろう。もちろんお尻でな」
ルシフェルはニコリと笑みを浮かべると、愛用のパドルと鞭を取り出す。
「ひいい~~~~~っっ!!??ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい~~~~!!!!!!!」
「何を言うか~~~!!まだまだ許さんぞっ!!」
その後、パドルと鞭でそれぞれ激しく叩く音、絶叫に近いアシュトンの悲鳴が響きわたった。


 「痛・・!!痛ったぁぁ・・!!」
「だ、大丈夫か!?アシュトン!?」
ルシフェルはボーマンの手当てに顔を顰めるアシュトンに、心配そうに尋ねる。
 「だ、大丈夫・・・。ちょっと・・沁みる・・けど・・・」
「そ・・そうか。おい!もっと優しくやらんか!!」
ルシフェルは手当てをしているボーマンに文句を言う。
 「何言ってんだよ。お前が嫉妬に任せてこんなに叩くのが悪いんだろうが」
対してボーマンはアシュトンのお尻に薬を塗ってやりながら、そう言い返す。
お尻はいつものように三倍くらい腫れ上がり、濃厚なワインレッドに染め上がってしまっていた。
「お前も災難だったな。こんな嫉妬深いやつに気に入られるなんてな」
「そ・・そうですねぇ。でも・・・それだけ僕の事・・愛してくれてるってことですから。だから・・・嬉しい痛みですよ、お尻が痛すぎますけどね」
アシュトンは苦笑しながら言う。
「お前さんらしいな。ほい、終わりだ。しばらく休みな」
「ありがとうございます、ボーマンさん」
「大丈夫か、アシュトン?」
お仕置きの時とは打って変わった優しい態度でルシフェルは問いかける。
 「うん、大丈夫だよ。休めば治るから」
「すまん・・。ヤキモチを妬きすぎて・・・痛い思いをさせてしまったな・・・」
「いいんだよ。ヤキモチ妬くってことは本当に僕の事が好きだからでしょ?僕こそ、嫌な思いさせちゃってごめんね」
「いいのだ、別に。それより今は休むがいい。傍についているぞ」
「うん、ありがとうね、ルシフェル」
そういうとアシュトンは静かに目を閉じた。


 ―完―
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theme : 自作小説(二次創作)
genre : 小説・文学

comment

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No title

やっぱりこうなっちゃいましたか…。

アシュトンが気の毒なようなラブラブっぷりがうらやましいような。

レス

 せとみ様>
 はい~、こうなってしまいました。嫉妬も愛の裏返しですからね。アシュトンもそれをわかってるから、許せるんでしょうね。
プロフィール

山田主水

Author:山田主水
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