嘘と闘技場(SO2より:ルシ/アシュ、悪魔&神父パロ)



(SO2を題材にした二次創作で、ルシ/アシュ、悪魔&神父パロです。許容出来る方のみご覧下さい)


 ジュエリーショップのショーウィンドー、その前に買い物袋を提げたまま、アシュトンはジッと佇んでいた。
見つめているのはある腕輪。
(凄い・・なぁ・・・)
腕輪は非常に凝った装飾と貴重な宝石類を惜しげも無く駆使して造られている。
その素晴らしさにアシュトンは思わずため息をつく。
 「どうしたのだ?」
不意にルシフェルが声をかけてきた。
同じように買い物袋を提げている。
一緒に買い出しをしているところだった。
 「ああ、うん・・ちょっとね・・・」
「さっきからこの腕輪をジッと見つめているが・・・もしかして欲しいのか?だったら私が・・・・」
「ち、違うよっ!それに君に買ってもらうわけにはいかないよ!だって・・・君に似合うから・・・プレゼントしたいなぁ・・なんて・・でも・・」
そう言ってアシュトンは値札に視線を落とす。
その値段は、アシュトンの年収をも上回るものだった。
 「アシュトン~~~」
アシュトンの言葉にルシフェルは思わず抱きしめてしまう。
「ちょ・・く、苦しいよ!!」
あまりに強く抱きしめるものだから、アシュトンは苦しくなってしまう。
「す、すまん!だが・・お前があまりにも嬉しいことを言うからな・・・」
「でも・・高すぎて・・僕にはとても手が出せないし・・・」
「その気持ちだけで十分だ!無理などしてはいかんぞ!」
「う・・うん・・。そうだね・・・」
そんな会話を交わしながら、二人はその場を去っていった。
 (ああは言ってくれたけど・・・)
庭で愛用の双剣を振りながら、アシュトンはこの間のことを考えていた。
ルシフェルのことだ、自分がプレゼントをしたいという気持ちだけで、本当に嬉しいと思っているだろう。
でも、アシュトンにしてみれば、せっかくだからプレゼントしたい。
 (でも・・高すぎて・・・とても僕には手なんか出せないし・・・)
小さな教会の神父の収入などたかが知れている。
教会で使用するものだったならば、信者から寄付を募ることも出来るが、個人的なプレゼントのためにそんなことをするわけにはいかない。
 (でも・・どうしても・・あげたいし・・。何か・・一気に稼げるアルバイトでもないかなぁ・・・・・)
素振りをしながらアシュトンはそんなことを考える。
(ん・・?)
アシュトンは愛剣を見やりながら、あることに気づいた。
(そうだ・・・・。一つ・・・あったじゃないか!!)
アシュトンは一つだけ、高収入を得られる方法があることを思い出す。
(これを何回かすれば・・・あの腕輪が買える!!)
だが、同時に別の事も思い出す。
 (でも・・これやったら・・・絶対・・ルシフェル・・怒るよね・・)
アシュトンがやろうとしていることは、過保護で心配性なルシフェルにとって危険すぎて絶対にやらせたくない仕事だった。
だから、どんな事情があってもこれだけは絶対にやってはいけないと固く約束させられていた。
(やったの・・バレたら・・・絶対・・お尻叩かれちゃう・・。それどころか・・お灸もされちゃうかも・・・)
恐怖のあまりにアシュトンは思わずお尻に手を回す。
(でも・・でも・・・それでも・・・絶対に・・・プレゼントしたい!)
しかし、プレゼントをしたいという気持ちの方が強かった。
(決めた・・。お尻・・・壊れちゃうことになっても・・やろう!!)


 それからしばらく経ったある日・・・。
「むむ・・・?おかしいな?」
「あれ?どうしたのさ?」
アシュトンは難しい顔をしているルシフェルに、怪訝そうな顔で尋ねる。
 「うむ。アシュトン、双剣をどうかしたのか?」
「あ、あぁ、剣ね。あれなら店の方に出してあるんだよ。最近忙しくて手入れとか出来なかったから、しっかり手入れしてもらおうって思って」
「そうだったのか。いや、いつもあるはずの剣が無いのでおかしいと思ってな」
「し、心配させちゃったかな。あ、そうだ。ごめん、今日もまた出かけないといけないから」
「また・・・ヘルプに行くというのか?」
ルシフェルは不機嫌そうな表情になる。
 「う・・うん・・・。ごめんね・・・。昔すごくお世話になってた神父様だから・・どうしても断れなくて・・」
アシュトンはすまなそうに言う。
最近、昔世話になった神父が老齢と体調不良が原因で大変ということで、この街からかなり遠く離れた村の教会へヘルプに行っているとルシフェルに言っていたからだ。
おかげで、アシュトンは午前中早くから出かけてしまうし、帰りも遅くなる。
ルシフェルにとっては不機嫌そのものな事態がここ最近、続いていた。
 「お前の性格では・・・仕方が無いが・・。だが・・出来るだけ早く帰ってくるのだぞ」
「う・うん、本当にごめんね。そろそろ行かないと。それじゃあ行ってきます」
素早く支度を済ませると、アシュトンは慌てて教会を後にした。
 (よかった~。うまく誤魔化せた・・・)
街の郊外に出ると、アシュトンはホッとする。
(でも・・・大丈夫かなぁ・・疑ってるみたいだし・・・。それに・・)
不安と同時に、アシュトンは胸が痛みそうになる。
よその教会へ行くというのは嘘だったからだ。
プレゼントを買うためのバイトに行くために、嘘をついて出てきているのである。
そのことに対する罪悪感もあった。
 (でも・・あと・・もう少し・・今日・・行けば・・)
アシュトンがそう考えていると、呼び出したバーニィがやって来た。
「それじゃあ、ファンシティまでお願いね」
バーニィの背中に乗ると、アシュトンはそう告げた。


 「ハリケーンスラッシュ!!!」
斬り込みながらの高速回転と共に竜巻がモンスターに襲いかかる。
竜巻を食らうや、モンスターが消滅し、同時に観客席が湧く。
「見事、見事優勝です!!」
最後のモンスターが倒されるや、アナウンサーがそう告げる。
 (よかった~~~)
対戦相手のモンスターが倒れ、優勝宣言にアシュトンはホッとする。
ここはファンシティの闘技場。
アシュトンが腕輪を買うために考えたアルバイト、それはファンシティ闘技場に選手として出場することだった。
レベルの高い試合に出場すれば高額の優勝賞金が得られるからである。
それを数日かけて繰り返し、今日でとうとう目標金額に達したのである。
ちなみに、双剣は闘技場で戦っていることがばれないよう、あらかじめ会場の方に預けてあった。
 「それでは優勝賞品の授与です!!」
女性のスタッフが賞金と共に現れ、アシュトンの前にやってくる。
(よかった・・。これで・・)
賞金を受け取ろうとしたとき、突然、目の前が真っ暗になった。
(え・・?)
同時にアシュトンは崩れ落ちる。
突然、倒れた選手に、救護のスタッフが飛び出したりする中、アシュトンはそのまま意識を失った。


 目を覚ましたアシュトンの目に最初に飛び込んで来たのは、ルシフェルの顔だった。
「アシュトン!目が覚めたのか!!」
ルシフェルはそう叫ぶなり思い切り抱きしめる。
「る、ルシフェル!?ど、どうしてここに!?」
アシュトンは困惑する。
ここはファンシティ内の医務室。
教会で留守番しているはずのルシフェルがいることに驚いたのだ。
 「闘技場でお前が倒れたという連絡が入ったから急いで駆け付けたのだ!」
「そ・・そうだったんだ・・・」
「とにかく今はゆっくり休め」
「あ・・うん・・・」


 (うぅ・・・どうしよう・・・)
数時間後、一緒に教会に帰ってきたアシュトンは、オドオドしながらルシフェルの様子を伺っていた。
双剣とバッグを抱えているルシフェルはむっつりと押し黙っている。
怒っているのは明らかだった。
(僕の馬鹿!どうして倒れちゃったりしたんだよ~~~!!!)
アシュトンは不覚にも闘技場で倒れてしまった自分を責めたくなる。
こうなった以上、嘘をついて闘技場でお金を稼いでいたことがバレてしまう。
 「アシュトン・・・」
「は・・はいっ!!」
飛び上がりそうになりながら、アシュトンは返事をする。
「どういうことだ?昔世話になった神父の手伝いのために出かけると聞いていたが?」
「そ・・それは・・・」
「それがどうしてファンシティの闘技場に出場していたのだ!!」
「ご・・ごめんなさいっ!!こ・・この前・・見つけた腕輪・・。あれ・・・どうしても、買って・・・プレゼントしたかったんだよぉぉ・・。でも・・・凄い高いから・・・・」
「そういうわけか・・・。だが、アシュトン。以前に約束させたはずだぞ?闘技大会など危ないから絶対に出てはいかんと!!」
「ご・・ごめん・・なさい・・・」
「それだけではない・・・。お前が倒れたなどというから・・出場記録を調べてみたが・・・一日に何試合もたて続けに出ているではないか!!」
「だ・・だって・・・早いうちに・・お金・・溜めたかったし・・・」
「馬鹿者ぉ!幾ら体力自慢でも何試合もたて続けに出れば持つわけがなかろう!しかもそれを連日続けおって!そんなことをすれば倒れるのは当たり前だろう!!」
思い切り怒鳴られてしまい、アシュトンはシュンとなってしまう。
 「しかも・・・そのために私に毎日のように嘘をついていたな・・」
「うぅうぅ・・。本当に・・・ごめんなさい・・・」
「ごめんなさいではない!わかっているな?」
ルシフェルは長椅子の一つに腰を降ろし、提げていたバッグやアシュトンの双剣を脇に置くと、膝を叩いてお仕置きの合図をする。
それを見ると、恐怖に顔から血の気が引きつつも、アシュトンは長椅子に上半身を預けるようにして、大人しく膝にうつ伏せになった。
 アシュトンが膝の上に載ると、ルシフェルは膝を組む。
おかげで、アシュトンはお尻を突き上げる体勢になった。
(や、やっぱりぃ~~~!!!!)
本気で怒っていることを示す行動にアシュトンは全身が震えてくる。
ルシフェルはそんなアシュトンを尻目に、いつものように上着を捲り上げ、ズボンを降ろしてお尻をあらわにする。
 「アシュトン・・・」
「は・・はいっっ!!」
アシュトンは飛び上がりそうになりながら返事をする。
「今日は・・今日は・・絶対に許さん・・。手でなど叩いてやらんからな・・。覚悟するがいい・・・」
「ひ・・ひぃぃぃぃ!!!!!」
最初から道具での厳しいお仕置きを宣告され、アシュトンは悲鳴に近い声を上げる。
そんなアシュトンを尻目に、ルシフェルは傍に置いたバッグから愛用のパドルを取り出した。
しっかりとアシュトンを押さえると、ゆっくりとパドルを振り上げた。


 ビィッダァァ~~~~~ンッッッッ!!!
バァンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバン~~~!!!!
「うわっ・・うわぁぁぁぁんんんんんんん!!!!!!」
最初から容赦の無いパドル打ちの嵐に、アシュトンは絶叫する。
「この・・・馬鹿者がぁぁぁぁ!!!!」
最初から怒りに駆られた声を上げながら、ルシフェルはパドルでお尻を乱打する。
 バアッジィィ~~~~ンッッッッ!!!
バァンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバン~~~~~~~~~~~~!!!!!!!
「うわぁぁあああんんん!!痛いっ!痛いよぉぉぉ!!!ルシフェルぅぅぅ!!!」
あまりの痛さにとても耐えることなどできない。
アシュトンは両脚をバタつかせながら、ルシフェルに必死に訴えかける。
 「当たり前だろう!!お仕置きなのだから!!」
だが、ルシフェルは非情にもアシュトンにそう言いやると、パドルを雨あられのように振り下ろした。
 「ひぎぃんっ!ひっひぃんっ!痛っ!痛ぁぁぁ!!お尻痛いぃぃぃぃぃ!!!!!!」
極度の苦痛に、プライドなどに構っている余裕などなかった。
アシュトンは小さな子供のように喚き叫ぶ。
 「この馬鹿者がぁぁぁぁ!!!危険だから絶対に闘技場になど出場するなとあれだけ厳しく言っておいただろうが!!!」
激しいパドル打ちを叩きつけながら、ルシフェルはお説教を開始する。
闘技場はその名の通り戦いの場。
過保護で心配性なルシフェルにとって、かすり傷一つですら、アシュトンが傷つくことは耐えがたい。
そんなルシフェルにしてみれば、闘技場など絶対に参加させるわけにはいかなかった。
だから、それこそお仕置きをチラつかせて脅してでも、絶対に出場しないと約束させていたのである。
 バアッジィィィ~~~~ンッッッッ!!!
バァンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバン~~~~~~~!!!!!!
「それなのに・・・!剣が無いからおかしいなどと思っていたら・・・よそに隠して私の目を盗んで出場しておったとは!!」
ルシフェルは怒りに燃えながらパドルを叩きつける。
既にアシュトンのお尻は濃い赤に染まっていた。
だが、ルシフェルの怒りは収まること無く、容赦なくアシュトンのお尻にパドルを叩きつける。
 「しかも・・・何試合も一日に申し込んで連続出場だと!馬鹿者っ!そんなことをすれば過労で倒れるに決まっているだろうがぁぁぁ!!!!!!!」
試合に出場して危険な目に自身をさらしたのみならず、何試合も連続で出るなど、そんなことをすれば過労になってしまう。
 「おまけに・・・嘘をついて騙すことまでしおって~~~!!!そんな悪い子は絶対に許さぁぁぁんんんんん!!!!」
バアッジィィ~~~~ンッッッッ!!!!
バァンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバン~~~~~~~~~~~~!!!!!!!
 「うわぁぁぁんんん!!ど、どうしても・・・プレゼントしたかったんだってばぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
アシュトンは必死になって叫ぶ。
「馬鹿者ぉぉぉぉぉ!!!」
だが、ルシフェルはそう叫ぶと、思い切りパドルをお尻に叩きつけた。
「うっわあああああんんんん!!!!」」
強烈なパドル打ちに、アシュトンは絶叫する。
 「アシュトン!だからといってどんな無茶な真似をやっていいとでも言うのか!!」
「そ・・そうじゃ・・・」
「お前が闘技大会に出ているなどと知って、どれだけ驚いたと思っている!自分の身体を危険にさらしたり、無茶な出場をして挙句の果てに倒れるなど!そんなことをして稼いだ金で私が喜ぶとでも思うのか!?」
「そ・・それは・・・・」
アシュトンは反論できずに尻すぼみな声になってしまう。
「こんなにも・・・こんなにも・・・心配かけおって・・!!そんな子は・・・こっちでも叱ってやる!!!」
パドルに代わって取りだしたのは鞭。
鞭を手にするや、再びルシフェルは狂ったように振り下ろした。
 ヒュウンッッッッ!!
ビシビシビシビシビシビシビシビシビシビシビシビシビシビシビシビシビシビシビシビシビシビシビシビシビシビシビシビシビシビシビシビシビシビシビシビシビシィィィィ!!!
「うぎゃあああああああああ!!!!!」
切り裂くような鋭い痛みに、アシュトンは再び絶叫する。
 「うわあああんん!!!ごめんなさぁぁぁいいいい!!!許してぇぇぇぇぇ!!!!!」
絶叫しながら許しを乞うアシュトンだが、ルシフェルの怒りはまだまだおさまらない。
「何を言うか~~!!!こんなの・・・序の口だ!!」
「そんな~~~~~!!!!」
絶望の声が上がる中、鞭の鋭い音が礼拝堂に響きわたった。


 「うぇ・・うぇぇん・・。ごめん・・・ごめんなさぁぁい・・・」
アシュトンは泣きながら必死に謝る。
あまりに暴れたために、神父服は汗でグッショリと全体が濡れてしまっていた。
お尻はワインレッドどころか、青みがかってしまっており、表面は畑の畝のようになってしまっている。
 「アシュトン・・・・反省したか?」
鞭を振るう手を止め、ルシフェルは尋ねる。
「した・・してるよぉぉ・・・。約束破って・・・嘘ついて・・・それで倒れたりして・・・心配させて・・・ごめんなさぁぁい・・・・」
アシュトンは必死になって謝る。
「反省してるようだな・・・」
ルシフェルはそういうと、鞭を手放し、アシュトンを抱きあげると、膝に座らせた。
 「アシュトン・・・。お前の気持ち・・私だって嬉しいぞ、本当は・・・。だがな・・・。幾ら死にはしないと言っても・・・・実戦と変わらぬ危険があるのはお前とてわかっているだろう?」
「う・・うん・・・」
「神父とはいえ・・・腕に覚えの剣士なお前ならば、確かに闘技場でも優勝できるだろう。だがな・・・万が一ということもある・・。それに・・いかな理由であれ・・お前が危険なことの中に身を投じることが・・・お前を大切に思う者達をどれだけ心配させるか、わかっているか?それに・・・過労で倒れるほど試合に出場するなど・・・・」
「色々と心配させちゃったんだね・・ごめん・・・」
「わかってくれればいいのだ。もう・・・二度としないな?」
「うん・・・ちゃんと・・約束するよ・・・」


 それから数日後・・・。
「あ・・あの・・ルシフェル・・・」
「何だ?」
「こ・・これ・・受け取ってくれる?」
そう言ってアシュトンは、ラッピングされた箱を差し出す。
受け取ったルシフェルが開けてみると、入っていたのは例の腕輪。
 「これか・・・」
「うん・・。お尻も治ったから・・・さっき・・・買って来たんだ。ど・・どうかな?気に入ってくれた?」
「お前が、過労で倒れたり、私にお仕置きされてまでプレゼントしてくれようとしたものではないか!気に入るどころか・・・幸せすぎて死ぬかと思っているのだぞ!!」
「も~、大袈裟すぎるよ、ルシフェルってば」
「自分の気持ちを素直に言っただけではないか。おお、そうだ。実は私からもプレゼントがあるのだ!」
「え!?本当!?」
「ああ。ちょっと待っていろ。おぃ!早く持って来んか!」
ルシフェルの命令と共に、獣人風のモンスターが何かを担いで現れた。
モンスターが持っているのは人一人は入れそうな大きさの樽。
 「ど、どうしたのこれ!?」
目の前に置かれた樽に、アシュトンは目を輝かせる。
「うむ。お前がプレゼントをしようとしてくれていたと知ってな・・。私もお返しにプレゼントしたいと思ったのだ。原料のレベルから厳選し、私自らの手で作り上げた樽だ」
「えっ!この樽君が造ったの!?」
「そうだ!素晴らしい出来栄えだろう!」
ルシフェルは自信満々で言う。
ルシフェルお手製樽は、最高級の職人によるものにも負けない品質だったからだ。
 「ありがと~~~!!!大切にするよ~~!!」
アシュトンは嬉しさのあまり抱きつく。
「ふふふ。そう言ってもらえて造った甲斐があったというものだ」
ルシフェルは幸せ満点と言いたげな表情を浮かべながら、そう言った。


 ―完―
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