スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

嘘と闘技場2(SO2&TOVSより:ルーク/ルカ&ルシ/アシュ、共演パロ、お灸あり)



(ルシアシュ悪魔&神父パロをベースにしたSO2とTOVSの共演パロです。許容出来る方のみご覧下さい)


 「ええと・・・これで全部かな?」
ルカはメモ用紙を片手に、買い物袋を提げながら、通りを歩いていた。
いつものように、ティアに頼まれて買い物の最中だった。
素直な性格のせいか、基本家事の手伝いはルカの仕事だった。
だから、買い物も一人で済ませられる量で、ティアが出られない場合はもっぱらルカがやっていた。
 (あれ・・・?)
不意にルカは通りで兄の姿を見つける。
(ルーク兄さん・・・何してるんだろ?)
ルカは怪訝に思って、ルークの様子をジッと伺う。
ルークは武器屋のショーウィンドーの前で、ジッと立ち尽くしていた。
 「兄さん・・・ルーク兄さん・・・」
思わずルカは近づいて兄に声をかける。
「あん?あ、あぁ、何だ。ルカかよ」
ショーウィンドーの前で立ち尽くしていたルークは、ようやくルカに気づくと返事をする。
 「どうしたの?こんなところでボーッとしてて?」
「ああ、ちょっと・・コイツを見てたんだよ」
そういってルークはショーウィンドーの向こうにある品物を指す。
ルークの指先にあるのは剣。
かなりの業物らしく、目が飛び出るほどの値札がついていた。
 「欲しいと思ったんだけどよ・・・さすがに高すぎてなぁ・・・・」
ルークはため息をつきながら呟く。
剣士なルークにとって、業物の剣は喉から手が出るほど欲しいもの。
買えないとわかっていても、ついつい見つめてしまうのは無理も無かった。
 「あー・・・たまんねぇ・・。いっそ・・・かっぱらっちまおうか・・」
「だ、ダメですよ!兄さんっ!そんなことしたら!?」
思わず呟いたルークの言葉にルカは慌てる。
「冗談だよ。まぁ、こんなところでジーッと立ちんぼしててもしょーがねーか。帰るぜ、ルカ」
「あ・・は、はいっ!」
ようやく気を取り直したルークは歩き出す。
それを追ってルカも急いで歩き出した。


 「どうしたの?そんなにため息なんかついて?」
アシュトンはため息をつきながら、長椅子を拭いているルカに問いかける。
引っ越し初日の事件の際、アシュトンには色々と世話になったという気持ちがあるからか、よく教会に出入りしては、色々な手伝いをしていた。
今日も、教会の掃除などを手伝っているのである。
 「あ・・いえ・・な・・何でも・・ないです・・・・」
「そうかなぁ?何か・・悩みがあるみたいだけど?何か困ったことがあるなら、遠慮なく言ってよ。一人で抱えても、苦しいだけだよ?」
アシュトンは心配そうな表情で言う。
 (どう・・しよう・・・)
ルカは思わず思い悩む。
アシュトンが本当に自分の事を心配してくれているのはよくわかるからだ。
自分の事で思い煩わせるのはよくない、そう思いつつも、このまま黙っていても却ってアシュトンを心配させてしまう。
 それに、確かに一人で抱えていても解決策などとても見つからない。
となると、誰かに相談するしか無かった。
アシュトンならば相談に乗ってくれるだろう。
そう判断すると、ルカはようやく口を開いた。
 「それじゃあ・・・話しますね・・・。実は・・・」
ルカは数日前、武器屋でルークが剣を欲しがっていたことを話す。
「それで・・・高すぎるから無理だって・・・そのときは・・諦めたんですけど・・・。でも・・・あんなに・・欲しがってたから・・・・」
「お兄さんにプレゼントしたいと思ってるの?」
「はい・・。でも・・・僕なんかには・・・もっと・・手が出ないし・・・。バイトでも・・しようと思ったんですけど・・・必要なお金を稼げるだけの・・・高収入なバイトなんて中々無くて・・・」
「うーん・・・そうだよねぇ・・・・」
アシュトンも困った顔を浮かべる。
業物の剣を買えるほどとなると、かなりの額になる。
普通のアルバイトではとても稼げない。
ルカ共々難しい顔になって考えていたときだった。
 (あ・・そうだ!?ファンシティ・・・)
アシュトンはそのときファンシティ闘技場のことを思い出す。
ファンシティ闘技場で、レベルの高い試合に出れば、高額の賞金を得られる。
実際、ルシフェルへのプレゼントを買うために、こっそり闘技場に出場して資金稼ぎをしたことがあるから、そのことはよく知っていた。
 (でも・・・闘技場だから危険もあるしなぁ・・・・)
アシュトンは思いついたものの、ためらう。
あくまでも闘技場だから死ぬようなことは無い。
とはいえ、怪我の危険はある。
自分がするならともかく、人様の子にそんな危険なバイトを紹介するのはどうかと思ったのだ。
 「あの・・・何かあるんですか、いい仕事が?」
アシュトンの様子にルカはそう尋ねてくる。
「あ・・うん・・。あるには・・・あるんだけど・・・・」
「お、お願いです!教えて下さい!!」
ルカは必死になってすがりつく。
 「ほ・・本当に・・やる・・つもり?怪我とか・・するかも・・しれないんだよ・・」
「それでもいいです!兄さんに・・・プレゼント・・出来るのなら・・・」
本気でプレゼントをしたいというルカの気持ちに、アシュトンも折れる。
 「わかったよ・・。あの・・・ファンシティって知ってる?」
「名前・・だけは・・?大きな・・遊園地ですよね?」
「うん・・。そこに・・・闘技場があるのは知ってる?」
「あ・・はい。ルーク兄さんやイリアが・・・出たがってたんですけど・・ティア姉さんに危ないからダメって言われて、むくれてたことがありますから・・・」
「そ・・そう・・。そこでレベルの高い試合に出れば賞金も高いんだよ。実は・・僕もルシフェルへのプレゼント用のお金欲しくて・・戦ったことあるから・・・わかるんだけど」
「そ・・そうだったんですか・・・」
「だから・・・そこで戦えば・・充分・・お金稼げると思うよ・・。でも・・凄く・・危ないし・・・それに・・下手すると・・ティアさんやルークさんに心配かけちゃうかもしれないから・・あまり・・勧められないけど・・・」
「いえ・・。それでも・・やります・・。だから・・出場の仕方とか・・教えてくれますか?」
アシュトンは一瞬黙ると、ジッとルカを見つめる。
普段は気が弱くてオドオドしているが、今のルカはルークに剣をプレゼントするためなら、戦いの中に身を投じることも辞さない強い決意を見せていた。
兄と恋人という違いこそあれ、アシュトンも同じことをしたからこそ、ルカの気持ちはよくわかる。
だから、アシュトンとしてもこれ以上反対は出来なかった。
いや、むしろルカの決意を知った以上は力を貸してやりたかった。
 「わかったよ・・・。それじゃあね・・・・」
アシュトンもルカに協力することを決めると、必要なことを話し始めた。


 数日後・・・。
「ん?どーしたんだよ?大剣なんかしょってよ?」
ルークは愛用の大剣を背負って出かけようとしているルカに怪訝な表情を浮かべる。
「あ・・うん・・。ちょ、ちょっと・・・アシュトンさんと一緒に稽古の約束・・したから・・・」
「珍しいな。まあいーけどよ。暗くなる前に帰ってこいよな?」
「は・・はい・・。あっ!約束の時間に遅れちゃう!?急がないと!?」
ルカは時計を見ると、慌てて家を飛び出した。
 (ただ稽古に行くだけにしちゃあ慌ててんなぁ?)
そう思ったが、すぐにルークはそのことを頭から追い払う。
そして、読んでいた雑誌に再び目を戻した。
 「ど・・どう?うまく・・出て・・これた?」
教会に大剣を背負ったルカがやって来ると、アシュトンは心配そうに尋ねる。
「あ・・はい・・。アシュトンさんと稽古の約束したからって・・言って・・・」
「僕の方も・・今日は幸いルシフェルが仕事で魔界に出かけてるから・・・。それじゃあ、早くファンシティに行こうか」
「あ・・はい・・」
二人は急いで教会を後にすると、ファンシティに向かっていった。


 「裂空斬!!」
大剣を構えたまま、ルカの身体が空中で回転し、眼下のモンスターを幾重にも斬りつける。
やがて咆哮と共にモンスターは倒れ伏した。
 「やりました!!見事優勝です!」
アナウンサーの声が会場に響きわたり、観客席は歓声に沸き上がる。
「それでは・・・優勝賞品の贈呈です!」
闘技場スタッフの女性が現れ、ルカに様々なアイテムと共に高額の賞金を授与した。
 「ふぅぅ・・・・よかったぁ・・・」
選手控室にやって来ると、ルカはホッとする。
「もう精も根も使い果たしたって顔だねぇ・・・」
先に控室に来ていたアシュトンは、疲れ果てたようなルカの表情に思わずそう声をかける。
 「何戦もやりましたから・・。それより・・・ごめんなさい・・。アシュトンさんにまで・・・戦わせちゃって・・・」
双剣を傍らに置いて休んでいるアシュトンに、ルカは申し訳なさそうに言う。
ルカ一人で戦うのは大変だからと、アシュトンも協力を買って出て、一方が出場している間にもう一方は控室で休んで体力を回復するという方法で、二人で協力してお金を稼いだのである。
本来ならば自分一人で稼がなくてはいけないのに、アシュトンには仕事を紹介してもらった上に、自分の手伝いまでしてくれた。
それだけに申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
 「いいんだよ、そんなに気にしなくて。僕だっていつもルカ君が仕事手伝ってくれて助かってるから。これくらい構わないよ。それに・・・ルカ君の気持ちもわかるから・・」
ルシフェルのために闘技場でこっそり戦ってお金を稼いだことを思い出し、アシュトンはそんなことを呟く。
 「それより、ルカ君も疲れたでしょ?家に帰る前にここで少し休もうよ」
「そうですね」
アシュトンの言葉に頷くと、ルカも大剣を傍に置いて一休みし始める。
やがて、二人とも疲れが出てきたのか、だんだんと瞼が重くなる。
やがて、そのまま寝息を立てて寝入ってしまった。
 「ふぁぁ・・・・」
アシュトンはあくびと共に目を覚ます。
目を覚ますと同時に、アシュトンは闘技場の選手用控室にいることに気づいた。
 (あ・・そっか・・。ルカ君と一緒に来たんだっけ・・・)
寝ぼけ眼でアシュトンはそのことを思い出すと、何気なく壁にかかっている時計を見やった。
「え・・・ええええっっっ!!??」
アシュトンの声に思わずルカも目を覚ます。
 「どうしたんですか?」
「ルカ君!時計見て!時計!?」
「え・・?」
思わずルカは壁掛け時計を見やる。
すると、すっかり暗くなってしまっている時刻。
慌てて二人して窓の外を見てみれば、アトラクションの照明などで園内こそ明るいものの、空はすっかり星空になってしまっている。
 「た、たたた大変!?早く帰らないと!?行こう!ルカ君!」
「は・・はいっ!?」
二人は慌てふためいて控室を飛び出した。


 「アシュトンッ!どこだっ!どこに行ったぁぁ~~~!!??」
「ルカッ!どこ行ったんだよっ!?」
夜の通りではルシフェルやルークが必死になって探し回っていた。
 「おぃ!そっちにはいたのか!?」
ルシフェルは別の方向を探していたクロード達に出会い頭そう尋ねる。
「いや・・こっちにはいなかったよ・・」
「おのれ・・・一体どこへ・・・・」
ルシフェルが歯ぎしりしながら呟くと、ルークもやって来る。
 「ルーク、ルカ君は見つかったのかい?」
クロードはルークの姿を見ると、思わず尋ねる。
「いや・・こっちにはいなかったぜ・・」
「そうか・・・」
「クソッ!どこに行きやがったんだよ!?」
ルークは苛立ちながら呟く。
 「は・・・!?そういえば・・・あの小僧とアシュトンが・・何やらコソコソやっていたような・・・・」
不意にルシフェルがそんなことを思い出して呟いた。
「何だと!?そいつは本当かよ!?」
思わずルークはルシフェルに詰め寄って尋ねる。
 「ふん・・。私もよくはわからんがな・・。二人で何やらコソコソ話しておってのを見たわ・・・・・。待てよ・・。ということは・・・おぃ!腹だしトサカ頭!貴様の弟がアシュトンに何か吹き込んだのではなかろうな!」
「んだと!?ルカがそんなことするわけねーだろ!」
「何を言うか~!アシュトンが人が良いのにつけ込んで、何か企んでいたのではないのか!?」
「テッメェ・・・人の弟にイチャモンつけやがって!やる気かーっ!!」
「人間風情が!いい度胸だ!」
ルークは剣を抜き放ち、ルシフェルは手に呪紋の光を浮かべて睨み合う。
 「馬鹿野郎!?いい加減にしろ!!」
そんな二人にボーマンがパンチをくれて大人しくさせる。
「何すんだよ!」
「何をする!」
「馬鹿野郎!こんなところで喧嘩したってどうにもならねーだろうが!アシュトンやルカが可愛いなら、早く見つけ出してやれ!!」
ボーマンの言葉に二人はやむなく黙る。
そのとき、クロードが何かに気づいた。
 「あれ?向こうから歩いてくるの・・・アシュトンじゃないかい?」
「な・・何!?」
慌ててルシフェルはクロードが指差した方を見やる。
すると、気まずそうな表情で、アシュトンとルカがトボトボと歩いてきた。
 「アシュトンッ!」
「ルカッ!」
ルシフェルもルークも、慌てて駆け寄る。
「こんな時間まで・・どこほっつき回ってたんだよ・・・」
「ご・・ごめんなさい・・・」
ルークの言葉にルカは謝る。
「とにかく、教会に行こう。他の皆も来てるかもしれないし。詳しい話はその後にした方がいいんじゃないかい?」
クロードの言葉に、皆もそうだと思ったのか、皆してその場を立ち去った。


 「この馬鹿!こんな時間までどこほっつき回ってたんだよ!!」
「ご・・ごめんなさい・・・」
ルークに怒鳴られ、ルカはシュンとしてしまう。
 「アシュトン・・・二人して・・どこへ行っていた!?それに・・こんな時間まで何をしておったぁ!?」
ルシフェルは青筋を立てながらアシュトンを問い詰めようとする。
 「おぃおぃ。怒るのは後にしろよ。それより・・・二人して・・どこで何やってたんだ?」
怒りを抑えかねているルークとルシフェルをなだめつつ、ボーマンは二人に問いかける。
「あ・・あの・・・ファンシティ・・に・・・・」
「ファンシティ?そこに何しに行ったんだよ?」
怪訝な表情のルークに、ルカは答える。
 「あ・・あの・・そこの・・闘技場・・。そこに・・二人で・・」
「な・・何だと!?アシュトン!?まさかまた闘技場に出場したのか!?」
ルカの言葉にルシフェルは驚き、アシュトンに問いかける。
 「あ・・うん・・。実は・・そう・・なんだ・・・」
「何ぃぃぃ!!??」
ルシフェルは思わず絶叫する。
 「は・・。まさかどこか怪我でもしておらんだろうな!?」
慌ててルシフェルはアシュトンの全身を確かめようとする。
「ちょ・・だ、大丈夫だよ!?どこも怪我なんかしてないから!?」
「そ・・そうか・・。それは・・よかった・・・」
アシュトンの言葉に、ルシフェルはホッとする。
だが、直後、フツフツとルシフェルの胸中に怒りがマグマのように噴き上がった。
 「アシュトン・・・。以前・・約束させたはずだぞ?闘技場など・・・危険極まりないのだから・・・どんな事情があろうと・・・絶対に出場しては・・いかんと・・・」
「ひぃぃ・・。ご・・ごめん・・なさぁぁい・・・」
鬼気迫るルシフェルに、アシュトンは思わず涙目になる。
 「おぃ。怒るのはもう少し待ちな。それより・・どうしたって・・闘技場なんかに出たんだ?」
ルシフェルを制止すると、ボーマンはそう尋ねる。
「そ・・それは・・僕の・・せいです・・・」
今度はルカが口を開いた。
 「ん?そいつはどういうことだ?」
「あ・・あの・・。ルーク兄さんに・・剣・・プレゼント・・したかったん・・です・・」
「剣?」
弟の言葉にルークは怪訝な表情を浮かべる。
「この前・・武器屋のショーウィンドーで・・ジッと・・見てた・・やつ・・」
「ああ!?アレか!」
ルカの言葉にルークは思わず叫ぶ。
 「思い当たることがあるのかい、ルーク?」
ルークの態度に思わずクロードは尋ねる。
「あん?すげぇよさそうな剣があったんだけどよ・・・高すぎて諦めたんだよ・・。そいつをプレゼントしようと思ったのか?」
「う・・うん・・」
「そっか。そいつは・・ありがとな。でもな、だからって勘弁してやるわけにはいかねーからな。こんな時間まで闘技場でズッと戦ってたのか?」
「う・・ううん・・。一休みしてから・・帰ろうと思ったら・・寝過ごしちゃって・・・。起きたら・・もう暗く・・なっちゃってて・・・・」
「そーいうことかよ」
「ごめんなさい・・・・」
ルカは謝るが、ルークは厳しい表情を浮かべる。
 「『ごめんなさい』じゃねーだろ。お前が全然帰ってこねーから、どれだけ心配したかわかってんのか?それに・・・アシュトンと一緒に稽古の約束とか言ったよな?嘘ついたってことだな?」
「ごめんなさい・・。秘密にしといて・・・驚かせたくて・・・。それに・・ファンシティの闘技場に出るなんて・・言ったら・・・ティア姉さんに怒られる・・かもって・・」
「だからって嘘ついたらダメだろーが。わかってんな?」
ルークは軽く膝を叩きながら、弟に合図をする。
それを見ると、ルカは泣きそうな表情になりながらも、オズオズと立ち上がり、ルークのもとへゆく。
ルカがやって来ると、ルークはルカを膝に載せ、ズボンを降ろしてお尻をあらわにする。
 「んじゃあ、行くぜ。いーな?」
お仕置きの準備が整うと、ルークはルカにそう問いかける。
ルカが黙って頷くと、ルークは弟の身体を左手で押さえ、ゆっくりと右手を振り上げた。
 「さて・・・アシュトン!」
「は・・はいぃぃ!!」
怒り心頭なのがまる分かりなルシフェルに、アシュトンは飛び上がりそうになるのを堪えて返事をする。
 「言いつけを破って闘技場にまた出た挙句に・・こんな遅くまで帰ってもこんで・・・。今日は本気で怒っているぞ・・・・」
「ひぃぃ・・!!ごめんなさぁぁい・・!!」
アシュトンは謝るが、ルシフェルがその程度で許すわけもなく、いつものようにルシフェルの膝の上に連行されてしまう。
 膝の上に載せられると、いつものようにあっという間にお尻をむき出しにされ、同時に足を組まれて、お尻を突き上げた体勢になる。
同時にルシフェルはカスタマイズ(自分の武器を改造するコマンド。SO2ではこれにより、より強力な武器を手に入れることが出来る)を重ねて造りあげた、愛用の特製パドルと鞭を取り出す。
 「アシュトン・・・。言いつけを破ってまた闘技場に出た罪・・軽くはないぞ・・。今日は手でなど叩いてやらんからな。覚悟するがいい・・・」
「ひ・・ひぃぃぃ・・!!」
死刑宣告にも等しいルシフェルの言葉に、アシュトンは怖気をふるう。
それを尻目に、ルシフェルはパドルを振り上げた。


 バッシィィ~ンッ!!
「痛ぁぁ・・・!!」
力強い音と共に平手が叩きつけられ、ルカは思わず声を漏らす。
 バッチィ~ンッ!ビッダァ~ンッ!バッアァ~ンッ!バアッシィ~ンッ!
「く・・あ・・あく・・あぅぅ・・・」
ルカはベッドのシーツを両手で掴み、お仕置きを耐えようとするが、本気で叩いてくるルークの平手打ちに、思わず苦痛の声が漏れる。
 「こんバカッ!こんな時間まで全然帰ってこねーで何やってんだっ!!」
弟のお尻に容赦の無い平手打ちを叩きつけながら、ルークはお説教をする。
「ご・・ごめん・・なさぁぁい・・・。ちゃんと・・・暗く・・なる前に・・・帰って・・くる・・つもり・・・だったん・・・だけどぉぉ・・・」
紅葉を思わせる赤い手形が幾重にもお尻に刻み込まれる中、ルカは弁解しようとする。
 「そんなこと言ったってこんな時間になるまで帰らなかったのは事実だろーが!わかってんのか!?」
バッシィ~ンッ!ビッダァ~ンッ!バアッチィ~ンッ!バッアァ~ンッ!ビバッダァ~ンッ!バアッジィ~ンッ!
「ご・・ごめんな・・さぁぁい・・。まさか・・・寝過ごしちゃう・・なんて・・思わなくてぇぇ・・・・」
「そんなの理由になるか!全然帰ってこねーから皆で街中探し回ったんだからな!!」
弟のお尻をどんどん赤く染めてゆきながら、ルークはお説教を続ける。
 「それだけじゃねー!ルカ!出かけるときに、俺に嘘ついたな!」
「ご・・・ごめんなさぁい・・・。内緒にしといて・・驚かせ・・たかったからぁ・・。それに・・・闘技場に・・出るって・・・いったら・・・危ないって・・怒られる・・かもってぇぇ・・・」
「バカ野郎!だからって嘘なんかつくんじゃねー!お前に嘘つかれて俺らがどーいう気持ちになるかわかってんのか!俺もティアもオメーをそんな子に育てた覚えはねーぞ!!」
「ご・・・ごめんな・・なさぁぁい・・・」
「馬鹿野郎!嘘ついたり心配かけやがって!まだまだ許さねーからな!!」
ルークはそう叫ぶと、さらに激しくルカのお尻を叩きだした。
 「うぇぇぇん・・・ごめんなさぁぁい・・ごめんなぁさぁい・・・」
ボロボロと涙を零してルカはしゃくり上げていた。
お尻はまるでサルのそれのように見事な赤に染め上がっている。
 「ルカ、ちっとは反省したかよ?」
一旦お尻を叩く手を止めてルークは尋ねる。
「したぁ・・・。してるよぉ・・・。嘘ついて・・・遅くまで・・・帰ってこなくて・・・ごめんなさぁぁい・・・・・」
「まぁわかってるみてーだな。それじゃあ・・・この辺にしといてやるか」
ルークはそう言うと、ルカを抱き起こし、膝の上に座らせる。
 「うわぁぁん・・・ルーク・・兄さぁぁん・・・」
ようやく許してもらうと、ルカは安堵のあまりに泣きだす。
「馬鹿!メソメソしてんじゃねーよ!男だろ!これぐれーでピーピー泣くんじゃねー!」
「ご・・ごめん・・なさい・・。でも・・お尻・・痛くて・・」
「ったく・・しょうがねーなぁ・・」
ルークはそういうと、ルカのお尻を優しく撫でてやり始めた。


 バアッジィィ~~~ンッッッッ!!!
バァンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバン~~~~ッッッッ!!!!
「うわあああああんっっっ!!!!痛ぁあああいいいいぃぃぃぃ!!!!!!」
雨あられのように降り注ぐパドルの打撃に、アシュトンは絶叫する。
 「この・・・馬鹿者がぁぁぁ!!!!」
ルシフェルはパドルの嵐をアシュトンのお尻に叩きつけながら、お説教を開始する。
バアッジィィ~~~ンッッッ!!!
バァンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバン~~~ッッッッッ!!!
「あの小僧のために・・・ファンシティの闘技場に出場だと!?何を考えているのだぁぁぁぁぁ!!!」
パドルで容赦なくアシュトンのお尻を真っ赤に染めながらルシフェルはお説教を続ける。
 「ひぃん・・・。ごめんなさぁぁい・・。どうしても・・・ルカ君の・・・力に・・なって・・あげた・・かったん・だよぉぉ・・・」
お尻を叩かれながらも、アシュトンは必死に弁解する。
「だからといってお前まで出場する必要は無かろうが!!前にも言っただろうが!危ないから絶対に出てはならんと!!以前にきつく叱ってやったのを忘れたのかぁぁ!!」
ルシフェルは怒りで全身を真っ赤にしながらお仕置きを続ける。
 以前、ルシフェルへのプレゼントを買うために、こっそりファンシティ闘技場に出場してお金を稼いでいたのがバレたときに、きついお仕置きをして二度と闘技場には出場しないと固く約束させたという経緯があった。
それだけに、その約束を破ったアシュトンへの怒りは相当なものだった。
 「ごめんなさぁぁい!!も、もう二度としないからぁ!もう君に心配かけるようなことしないからぁ!!」
「前にお仕置きした時もそう言ったではないか!だが・・・破りおったな!!」
「そ・・それは・・・」
アシュトンは思わず言葉に詰まる。
 「しかも・・・こんな遅くなるまで・・・帰ってこんで・・・。どれだけ私が心配したのかわかっているのか!?」
「ご・・ごめんなさぁいっ!!もっと・・早く帰る・・つもり・・だったんだよぉ・・」
「事情はどうあれ、遅くまで帰ってこなかったのは事実だろう?」
「うぅ・・・」
反論できず、アシュトンは黙ってしまう。
 「約束を破ってまた闘技場に出た上に・・・こんな時間まで戻ってこんで・・・。散々人に心配かけた子は・・・これでもっと厳しく叱ってやる!!」
そういうと、今度は鞭を取り出した。
 「ひぃぃぃぃ!!!」
鞭の登場にアシュトンは悲鳴を上げるが、構わずルシフェルは鞭を振るう。
ビッダァァ~~~ンッッ!!
ビシビシビシビシビシビシビシビシビシビシビシビシビシビシビシビシビシビシビシビシビシビシビシビシビシビシビシビシビシビシビシビシィィィィ!!!
「ぎゃあああんっ!!ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい~~~~っっっっ!!!!本当に反省してるからぁぁぁ!!!許してぇぇぇぇ!!!」
両脚をバタつかせて叫びながら、アシュトンは必死に謝る。
「何を言うか~~!!まだまだこんなものでは許さんぞぉぉぉ!!!!」
だが、完全に怒っているルシフェルはそう叫ぶと、アシュトンのお尻に容赦なく鞭を振り下ろし続けた。
 「ひぃ・・・ひぃぃん・・ごめ・・ごめんなさぁぁい・・・・」
アシュトンは泣きじゃくりながら必死に謝る。
お尻は今や、濃厚なワインレッドに染め上がり、鞭の跡がまるで畑の畝のように肌についていた。
 「アシュトン・・・少し反省したか?」
ルシフェルは鞭を手放すと、そう問いかける。
「してる・・・してるよぉぉ・・・。約束破って・・また・・闘技場に出て・・・遅くまで・・帰って来なくて・・・心配かけて・・・ごめんなさぁぁい・・・」
「よしよし。わかっているようだな。では・・・最後に・・・」
「さ・・最後?」
ルシフェルの言葉に、アシュトンはたまらなく嫌な予感を覚える。
 「どうやらこの前お仕置きしたときのでは不十分だったようだからな。それだから、今日は最後にお灸を据えてやろう」
「そ・・そそそそんなっ!それだけはやめてっ!お願いだからっ!!」
アシュトンは必死になって懇願する。
 「何を言うか!アシュトンが悪い子だったからお仕置きされるのだろう?」
「で・・でも・・お灸だけは嫌だよ~~!?」
「嫌で怖くて辛いからこそお仕置きになるのだろうが!!」
本気でお灸をするつもりだと気づいたアシュトンは、本能的にはい出そうとする。
だが、呆気なく捕まって引き戻されてしまった。
 「どこへ行くつもりだ?」
「ひ・・!!ゆ、許して・・・」
許しを乞うアシュトンだったが、ルシフェルはさらに険しい顔を浮かべる。
「人に心配かけるようなことをしておきながら・・・逃げ出そうとするとは・・・本当に悪い子だな・・・」
(マズイよ・・!?うっかり逃げようとしたから・・・ますます・・怒らせちゃった・・)
そのことにアシュトンは顔から血の気が引く。
 「そんな・・・悪い子は・・・絶対に許さん!!」
そういうと、ルシフェルはアシュトンを膝に載せたまま、バッグからお灸を幾つも取り出す。
それを素早くアシュトンのお尻に載せると、全てに火をつけた。
 「うわああああんっ!!熱いぃぃぃぃ!!!!」
たっぷりと叩かれたお尻にはとても耐えがたい熱気が、アシュトンのお尻をこれでもかと責め立てる。
「ごめんなさぁぁいい!!お願いだから取ってぇぇぇ!!!」
必死に許しを乞うアシュトンだったが、ルシフェルは容赦なくアシュトンを押さえこみ、お灸が燃え盛るのに任せていた。
 「ひっ・・・ひぃぃん・・・」
ボロボロと涙を零してアシュトンはしゃくり上げていた。
「ごめん・なさぁい・・ごめん・・なさい・・ごめん・・なさぁぁい・・・。ちゃんと・・反省・・してる・・からぁぁ・・・。も・・もぅ・・許してぇぇ・・・」
泣きじゃくりながら、アシュトンは必死に許しを乞う。
 「今度こそ・・・約束するか?二度と闘技場には出ないと?」
「は・・はいぃぃ!!も、もう絶対に・・出ませぇぇぇんん!!!」
「なら・・・いいだろう・・・」
アシュトンが必死に約束すると、ようやくルシフェルはお灸を取りのけた。


 「うう・・・痛ぁぁ・・・・」
「ルカ、大丈夫かよ?」
お尻にタオルを載せてうつ伏せになっているルカに、ルークは心配そうな表情で尋ねる。
 「大丈夫か、アシュトン?」
隣ではルシフェルがお尻に薬を塗ってやりながら、アシュトンに尋ねる。
 「う・・うん・・大丈夫・・だから・・」
「うん・・。何とか・・」
ルカとアシュトンはそれぞれ返事をする。
 「それならいーんだけどよ。ったく・・・心配かけやがって・・・」
「ごめん・・なさい・・」
「ルーク、それ以上・・怒らないであげてよ。ルカ君だって・・もう十分反省してるだろうし」
ションボリしているルカにアシュトンが助け舟を出す。
 「アシュトンさん・・・僕のせいで・・・巻き添えにしちゃって・・ごめん・・なさい・・」
「いいんだよ、気にしなくて。僕が好きでやったことだから」
一緒にベッドでうつ伏せになったまま、ルカとアシュトンはそんな会話を交わす。
 「まぁとにかく・・・今は休んどけ。ケツが痛てーんだからよ」
「そうだぞ、アシュトン。そうだ!何なら添い寝でもしてやろう!」
「い、いいよいいよ!恥ずかしいってば!!」
ルシフェルの言葉にアシュトンは思わずそう叫ぶ。
「そ・・そうか・・・」
アシュトンの言葉にちょっと残念な表情を浮かべつつも、ルシフェルはそのままずっとアシュトンの傍にいた。


 その数日後・・・。
「あ・・あの・・兄さん・・」
オズオズとした口ぶりで、ルカが呼びかける。
「ん?どーしたんだよ?」
ルークが問いかけると、ルカは長い包みを差し出した。
 包みを開けると、現れたのはルークが欲しがっていた剣。
「さ・・さっき・・買ってきたんだ・・・」
「そっか。ありがとな」
ルークはそういうと、弟の頭を撫でてやる。
 「そうだ、せっかくだからよ、二人で稽古でもどーだ?」
「う・・うん・・。兄さんが・・したいなら・・」
「よし!んじゃあ、行こうぜ!」


 ―完―

スポンサーサイト

comment

管理者にだけメッセージを送る

プロフィール

山田主水

Author:山田主水
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

FC2投票
無料アクセス解析
FC2ブログランキング

FC2Blog Ranking

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。