スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

徹夜と心配(SO2&テイルズより:ロイド/キール、共演パロ)



(ルシアシュ悪魔&神父パロをベースにしたSO2&テイルズ共演パロです。許容出来る方のみご覧下さい)


 「ああもうっ!違うだろうっっ!さっきも教えただろう!!」
ギルド会館内の図書室。
その一角で、ロイドに向かってローブ姿の若者が思わず怒鳴る。
怒鳴っているのはキール・ツァイベル。
ロイドと同じ17歳だが、飛び級で大学に入学し、既に幾つか論文も出している。
論文執筆に必要な実地調査や学費等を稼ぐため、という理由でこのギルドに加入している。
ちなみにロイドとはあるクエストでたまたま一緒になったことがきっかけで知り合いになり、それ以来時々一緒にクエストに出かけるようになっていた。
「無理言うなよぉ・・。わかんねえんだから・・・」
ロイドは頭を抱えながら呟く。
「わからないで済むか!?このドリル、どれくらいのレベルだと思っているんだ!?」
キールはロイドにドリルを突きつけながら叫ぶ。
 「え・・えーと・・・中学レベル?」
「馬鹿っ!?小学校低学年レベルだぞっ!?どうしてわからないんだ!!」
キールは叫ばずにはいられない。
ロイドがやっている算数ドリルは、小学生低学年レベルの計算ドリル。
だが、それですら壊滅的な結果を叩きだしていた。
 「仕方ねえだろう・・・。俺・・村の学校での最高点が400点満点で25点だったんだぜぇ・・・・。飛び級で大学に入ったキールとは違うんだよぉ・・・」
キールの剣幕にロイドはそう呟く。
何せ九九すらダメ、二刀流剣術を編み出したのも「一本の剣が100なら二本で200の力」などという考えで、それを聞いたクロードやアシュトン、ガイなどに思わず憐みの目で見られてしまったほどだ。
 「そんなの理由にならないだろ!!とにかく・・・これをきっちり理解できるようになるまでやるからな!!」
「ええ~~!?勘弁してくれよ~~~!!」
思わず叫ぶロイドだったが、キールが許してくれるはずもない。
その後、数時間にわたってロイドは計算ドリルと向き合う羽目になった。


 「まぁ・・いいだろう。最初に比べれば理解できるようになったみたいだしな」
やや不満が残る表情を浮かべつつも、キールはドリルを見ながらそう言う。
「は・・はぁ・・助かったぁぁ・・・・」
ロイドは心底からホッとした声で呟く。
 「ロイド、来週までにちゃんと復習はしておくんだぞ?」
「えー、またこれやらなきゃなんねーのかよ。勘弁してくれよー」
「何を言ってるんだ。復習しなきゃ意味なんかないんだぞ。剣だって何度も練習しなきゃ上手くならないだろう?それと同じだぞ?」
「う・・・」
キールの言葉にロイドは何も言えなくなってしまう。
剣士だからキールが言っていることはよくわかる。
しかし、何よりも勉強が苦手なロイドにとって復習は出来れば避けたいことだった。
とはいえ、そんなことはとても言えない。
言おうものなら強力な術をぶっ放されてしまいそうだ。
それよりも、キールはわざわざ自分の時間を割いて勉強を教えてくれたり、ロイドの個人指導のためにプリントや問題集の作成までやってくれている。
それを考えると、嫌な勉強だが、キールに申し訳なくて勉強しないわけにはいかなくなる。
 「わ・・わかったよ。やるって・・・・」
「それならいいんだ。それじゃあ今日はここまでだ」
キールはそう言うと、片付けにかかる。
ロイドも筆記用具などを片付け、図書室から出て行こうとする。
 「あ・・・そうだ!キール、いつもありがとな!」
「何だ、藪から棒に?」
「へへ。だってよ。わざわざ俺のために時間割いて勉強教えてくれてんだろ。ありがとうな」
「ば・・馬鹿っ!!ロイドのためなんかじゃない!!あんまりロイドが馬鹿だから、み、見かねただけだっっ!!」
何故だか顔を赤くしながらキールは言う。
「そっか。でもありがとうな」
そういうと、ロイドは出ていく。
 「全く・・・反則だぞ・・ってああもうっ!何で僕も顔なんか赤くしてるんだっ!!」
キールもそんなことを叫びながら、図書室を後にした。


 それからしばらく経ったある日・・・・。
「何をするんだっ!!返してくれっっ!!」
「そういうわけにはいかねえって!!」
バタバタと走り回るような音と、騒がしい声がギルド会館内に響きわたる。
音と声の主はロイドとキール。
ロイドは文書の束らしいものを抱えて走っており、キールが必死になって追いかけていた。
 「うわっっ!!」
キールから逃げようとする中、ロイドは誰かにぶつかり、倒れる。
「大丈夫か?」
「あいたた・・ボーマンか。こっちこそごめん」
ボーマンにぶつかったことに気づくとロイドは謝る。
アシュトンを通じてボーマン達いわゆるスタオー系の面々とは知り合いになっていた。
なお、ボーマン達もギルドに所属しており、ロイドと組んだこともある。
 「それより何してるんだ?騒がしいみたいだけどな・・・」
「それなんだけどよ・・・」
ロイドが話をしようとしたときだった。
 「やっと・・・追いついたぞ・・・」
ハァハァと荒い息を吐きながら、キールが言う。
「さぁ・・ロイド!資料を返してもらうぞっっ!!」
「そ・・そうはいかないぜ!!」
ロイドの言葉に、キールの表情が険しくなる。
 「待った待った。二人とも落ちつけって。どうしたんだよ?」
二人の様子にボーマンが宥めながら割って入る。
「落ち着いていられるわけないだろ!!僕の資料をロイドが奪い取ったんだ!!」
「仕方ないだろ!そうでもしなきゃこっちの話全然聞かないんだから!!」
「あ~、待て待て。一体全体どうしたんだ?最初から話してもらおうか?」
ボーマンは二人を落ち着かせながら言う。
 「だからさっきから言ってるだろう?ロイドが僕の資料を奪い取ったんだ!!」
「ロイド・・本当か?」
キールの言葉にボーマンはロイドにそう尋ねる。
 「あ・・あぁ・・。キールの言う通りだよ」
「何だってそんなことをしたんだ?」
「実は・・・どうもキールの様子がおかしくてさ。変だと思って聞いてみたんだよ。そうしたら論文のために連日徹夜って聞いてさ。そりゃあマズイと思ったから徹夜なんてやめろって言ったんだよ。でもキールは身体より論文の方が大事だって、それで言い争いになってさ。このままじゃ論文のために倒れるかも、って思ったんで資料取り上げたんだよ」
「なるほどなぁ。そういうことか」
そういうと、ボーマンはキールの方を見やる。
一目で、ボーマンはキールが連日徹夜をしていること、そのせいで寝不足や体調不良に陥っていることを見てとった。
 「キール、ロイドの言う通りだぞ。徹夜なんかしないで、夜はちゃんと休め」
「な・・何を言ってるんだ!そんなわけ・・・」
「あのなぁ。倒れたら意味が無いだろ?それに・・・お前さんが強情張るなら・・・俺もロイドに味方するぞ?」
「う・・・」
思わずキールは言葉に詰まる。
ここでボーマンにまでロイドの味方をされては、論文を書くどころではなくなってしまう。
 「わ・・わかった・・・。徹夜なんて・・しない・・。約束する・・・。それなら・・・いいだろう?」
「ロイド、それでいいか?」
「ああ。そうでいいさ」
「じゃあ返してやれ」
ボーマンがそう言うと、ロイドはキールに資料を返す。
 「つ・・次はないからな!!」
そういうと、キールは資料を抱えていそいそとその場を立ち去った。
 「いやぁ~、助かったぜボーマン。俺一人じゃ説得なんて出来なかったからさぁ」
「別にいいって。それよりロイド、資料取り上げて逃げ回るなんて、もう少し考えたらどうだ?」
「そ・・それは悪かったって」
「キールの事が心配なのはわかるが、皆に迷惑かけるようなことはするなよ」
「わかってるよ・・トホホ・・・」
ボーマンに説教されてしまい、ロイドは思わずため息をついた。


 それからさらに数日経ったある日・・・・。
「キール、大丈夫かよ?」
「何だ、藪から棒に?」
顔を合わせるなり、いきなりそう尋ねたロイドにキールは思わずそう返す。
 「いや、何か顔色悪いぜ。ちゃんと寝てるのか?」
「寝てるに決まってるだろう!!僕が約束を破るような人間に見えるのか?」
「そ・・そうじゃねえけど」
「だったらそんなこと聞かないでくれ!心外だっ!!」
「わ・・悪い・・」
謝るロイドを尻目に、キールは足早にその場を去る。
 (くそ・・・!!)
ロイドから見えないところまで行ったところで、キールは倒れ込みそうになるのを必死に堪える。
 (僕と・・したことが・・・)
壁によりかかって自身を支えながら、キールは苦々しい表情を浮かべる。
(ロイドは心配してるだけだろう?あんなこと・・言うなんて・・・)
心配して声をかけただけなのに、ロイドにあんな態度をとってしまった自分を責めたくなる。
 (くそ・・・ここで・・倒れ・・・・)
必死に自身を叱咤するキールだったが、不意に視界が暗くなる。
まずいと思ったときには、床に倒れ込んでしまっていた。


 目を覚ましたキールの目に最初に飛び込んで来たのはロイドの顔だった。
「キール!?目覚めたのか!!」
「ロイド・・?どうしたんだ?ここは・・・?」
キールは目を覚ますと、医務室らしい場所にいることに気づく。
 「倒れてるのを見つけたから医務室に連れて来たんだよ」
「そ・・そうか・・」
キールはそれだけ呟くと、黙ってしまう。
「お、目が覚めたみたいだな」
ボーマンはキールが起きたことに気づくと顔を出す。
 「ロイド、ちょっといいか?」
「ん?どうかしたのか?」
「あぁ、ちょっと話したいことがあるんだよ」
そういうと、ボーマンはロイドと一緒に医務室を後にする。
 (何だ・・・?)
二人で出ていったことに、キールは妙な予感を感じる。
それからしばらくすると、乱暴な勢いでドアが開いたかと思うと、ロイドが戻ってきた。
 「キール・・」
「な・・何だ・・?」
(マズイ・・・よくわからないけど・・・まずいぞ)
ロイドの表情にキールはそう感じる。
普段はよく言えば明るい、悪く言えばお馬鹿な言動が多いロイドだが、今はそんな姿など微塵も見られない。
表情は険しく、怒っているのが一目でわかった。
 「ボーマンから聞いたぜ。キール・・・徹夜してたんだってな?」
「だ・・だったら・・何なんだ・・?」
「何やってんだよ!!徹夜なんかしたらダメだって言われてただろ!?」
「う・・うるさいな・・・。ロイドには関係ないだろ・・・」
「何言ってんだ!どれだけ心配したと思ってんだ!!」
「べ・・別に心配してくれなんて頼んだ覚えは無いぞ!出てってくれ!」
「そうはいかないぜ・・。キール・・俺、マジ怒ってんだからな!!」
ロイドはそう叫ぶと、キールの手首を掴む。
 「な・・何するんだっ!!」
思わず抗議しようとしたキールだったが、思い切り引っ張られてバランスを崩す。
気づいた時にはベッドの縁に腰を降ろしたロイドの膝の上にうつ伏せにされてしまっていた。
しかも、何だか下半身がスースーする。
何だと思って後ろを振り返ってみると、ローブの裾を捲りあげられ、パンツも降ろされてお尻をむき出しにされていた。
 「うわああっ!!何をしてるんだっ!?」
「何ってお仕置きの準備だろ?」
「お仕置き・・?」
「そーだぜ。悪い子にはお仕置きだってリフィル先生もよく言ってたからな」
(何だお仕置きって!?それよりリフィル先生って誰だ!?)
ロイドの言葉にキールは突っ込みを入れたくなる。
だが、そんな余裕は次の瞬間、吹っ飛んだ。
 バシィィ~~ンッッ!!
「く・・・!!」
甲高い音と同時にお尻に痛みが走り、キールは思わず顔を顰める。
パアシィ~ンッ!ピシャ~ンッ!パッチィ~ンッ!パッアァ~ンッ!
最初に比べれば弱めだが、それでも十分な程の痛みが連続してキールのお尻に襲いかかる。
 (な・・何だ・・まさか・・?)
甲高い音とお尻の痛みからキールはある可能性が思い浮かぶ。
信じたくないものだったが、恐る恐るキールは後ろを振り返る。
すると、ロイドの平手がお尻に叩きつけられるのが見えた。
 「ロイドッ!何をしてるんだっっ!!」
まさかという表情を浮かべながら、キールは叫ぶ。
「言ったはずだぜ、お仕置きだって?」
「だからって何でお尻なんか叩かれなきゃいけないんだ!!離してくれ!!」
キールは必死になって叫ぶ。
17歳にもなってお尻を叩かれるなど、屈辱以外の何物でもない。
「ダメだぜ。お仕置きだって言ってるだろ?」
ロイドはそう言うと、再び手を振り上げた。
 パアシィ~ンッ!パアア~ンッ!パチィ~ンッ!ピシャ~ンッッ!パッチィ~ンッ!
「く・・・!ぐぅ・・・!!」
キールはシーツを両手で思い切り握りしめ、苦痛を堪えながら、悔しさに表情を歪める。
 (冗談じゃないぞ・・!!何だって・・・こんなこと・・されなきゃ・・いけないんだ!!)
キールは心の中でそう叫ばずにはいられなかった。
自分に非があることはわかっている。
だからといって、こんなお仕置き、受けいられるわけがない。
 「ったく!何やってんだよっ!!」
バアッシィ~ンッ!バチィ~ンッ!ビダァ~ンッ!バアシィ~ンッ!ビダァ~ンッ!バアシィ~ンッ!
ロイドは叫ぶように言い、さらに平手の勢いを強める。
 「徹夜なんかしたら身体に悪いだろっっ!!俺よりずっと頭いいんだからそんなことわかってるだろっっ!!」
バシバシとお尻を叩きながら、ロイドはお説教を続ける。
「う・・うるさいな・・・」
だが、キールは痛みを堪えながら、そんなことを言う。
「ボーマンにだって身体に悪いからダメだって言われただろう!それなのに・・・何で徹夜なんかするんだよっっ!!キールのバカッッ!!」
「ろ・・ロイドには関係ないだろっっ!!どうしたって論文を完成させたかったんだっ!」
「だからってそれで身体なんか壊したら元も子もないだろ!!」
「う・・うるさいっ!うるさいうるさいうるさいうるさいうるさいっっ!!何だってロイドにそんなこと言われなきゃいけないんだっ!!いい加減に離してくれっっ!!」
キールはカッとなりながら叫ぶ。
 お尻を叩かれているというだけでも、キールにとっては恥ずかしくて、悔しくてたまらない。
その上、ロイドにあれこれとお説教されるのは、キールにしてみればたまらなかった。
 「キール・・・本気で・・言ってるのかよ?」
ロイドは一旦お尻を叩く手を止めて尋ねる。
(な・・何だ・・?)
一瞬、キールはただならぬものをロイドに感じる。
思わず、謝ってしまおう、そんな考えが一瞬思い浮かんだ。
 (馬鹿を言うな!お尻叩かれた上に・・謝るだなんて・・・恥ずかしいなんてものじゃないだろう!!)
だが、すぐにキールはその考えを捨てる。
自分が悪いのはわかっている。
だが、それでも自身のプライドとお仕置きに対する屈辱感の方が勝った。
 「だ・・だったら何なんだっ!!いい加減に降ろしてくれっ!!僕だって本気で怒るからな!!」
「そうかよ・・。よく・・わかったぜ・・」
ロイドはそう言うと、足を組む。
おかげで、キールは既に赤く染まっているお尻を突き上げるような体勢になった。
 (な・・・何だ?)
キールが嫌な予感を覚えると同時に、ロイドの手が再び振り下ろされた。
バアッシィィィ~~~~ンンンッッッ!!!
バァンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバン~~~ッッッッ!!!!
「ぐ・・!!ぐぅぅ!!ぐっ・・!!ああぐぅ・・!!ああっっ!!」
今までとは比べ物にならない平手の豪雨に、キールは悲鳴をあげる。
 「俺、本気で怒ったからな!!ちゃんと反省するまで絶対に許さないからなっっ!!」
ロイドはそう叫ぶと、平手の嵐をキールのお尻に降らせ続ける。
その後、医務室に激しい打撃音と苦痛の声が響きわたった。


 「ぐぅ・・あぅ・・くぅぅ・・・あくぅ・・・あうくぅぅ・・・・」
両肩を上下させ、荒い息を吐きながら、キールは苦痛の声を漏らす。
お尻は濃厚なワインレッドに染め上がり、目尻には涙を浮かべている。
傍から見れば、もう限界なのは明らかだった。
 「キール・・・反省したかよ?」
ロイドは一旦お尻を叩く手を止めて尋ねる。
「う・・・うるさいなぁっ!何で僕が反省しなきゃいけないんだっ!!」
だが、キールは悔しくて、ついそんな態度を取る。
「何言ってんだよっっ!自分が何したか、わかってんのかよ!?」
「ああもうっ!徹夜ぐらいでうるさいなあっっ!!別にロイドに迷惑かけたわけじゃないだろう!!」
「馬鹿っっっ!!!」
バアッシィィィ~~~~~ンンンッッッ!!!!
思い切り叩かれ、キールは背をのけ反らせ、苦痛の声を上げる。
 「何をす・・・!!」
思わず振り向いて抗議しようとするが、ロイドの顔を見て思わず言葉が止まる。
そこには、恐怖や悲しみといった感情が如実に表れていた。
 「倒れてるの俺が見つけて、どんなに驚いたと思ってるんだ!?本当に・・苦しそうで、死んじまうんじゃないかって思ったんだ!?ボーマン呼んできても・・・気が気じゃなかった・・・!!目を覚ましたら・・・安心したけど・・でもよ・・・そうしたら・・・こんなバカな真似・・して・・許せないって・・・!!馬鹿ッ!!キールの馬鹿・・!!」
(そうか・・・ここまで・・心配させたんだな・・・)
ロイドの姿に、さすがにキールも罪悪感が沸いてくる。
ロイドのことだ、心底から心配して、気が気でなかっただろう。
それは一目でわかった。
 「わかった・・・わかったよ・・。僕が・・悪かった・・」
恥ずかしさを堪えながら、キールはようやく謝る。
それを聞くと、ロイドはホッとした表情を浮かべ、手を降ろした。


 「お・・おい・・大丈夫かよ?」
ロイドは思わず心配そうな表情を浮かべて尋ねる。
「これ・・くらい・・何てことは・ない・・」
痛みに顔を顰めそうになりつつも、キールは必死に平静を装う。
 「でもさ・・痛いんじゃねーのか?無理・・するなよ・・」
ロイドはついそう言う。
自分でもかなり本気になって叩いたから、かなり痛いのは容易に想像できた。
 「うるさいなぁ!大丈夫だって言ってるだろう!それとも・・お尻叩かれたぐらいで歩けなくなるようなやわな奴だなんて思ってるのか?」
「そ・・そういうわけじゃ・・・」
「だったら放っておいてくれ!!」
「わ・・悪い・・・」
ロイドはそう言うと、心配そうな顔をしながら出ていく。
 (全く・・・。何なんだよ・・!!自分で叩いておいて心配なんかして・・)
ロイドの態度にキールはそう呟く。
(それに・・・僕も何をやってるんだ!!あんな顔したからって・・謝るだなんて!!)
ベッドにうつ伏せになったまま、キールはロイドの悲しそうな顔にほだされて謝ってしまった自分にもそう思わずにはいられない。
 (全く・・・。馬鹿もいいところだし・・お節介だし・・本当に何なんだよ!!)
ロイドのことを考えると、そう言わずにはいられない。
(ん・・?ちょっと待て・・・。どうして僕はあんな奴のことを気にしてるんだ?)
ふと、キールはそのことに気がつく。
 (そういえば・・・おかしいぞ?馬鹿振りを見かねて勉強みてやったり・・・礼を言われて変な気持ちになったり・・・どうしてあんな奴の事を気にしてるんだよ?)
考えれば考えるほど、わからなくなってくる。
「ああああ~~~!!一体何なんだよ!!」
ベッドにうつ伏せになったまま、キールはそう叫ばずにはいられなかった。


 ―完―

スポンサーサイト

comment

管理者にだけメッセージを送る

プロフィール

山田主水

Author:山田主水
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

FC2投票
無料アクセス解析
FC2ブログランキング

FC2Blog Ranking

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。