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イタズラの代償(SO2&テイルズより:クロ/レオ&リフィ/ジニ、共演パロ)



(ルシアシュ悪魔&神父パロをベースにしたSO2&テイルズ共演パロです。許容出来る方のみご覧下さい)


 「リフィル先生、さようなら~」
「さよなら、ちゃんと宿題はやるのよー」
家路につく生徒達にリフィル・セイジはそう声をかける。
元々はロイドの故郷で教師として働いていたが、アシュトン達の街に学校が出来ることになり、そこから元生徒のロイドを通じて街から教師として雇いたいという話があり、現在はこの街で学校住み込みの教師として暮らしていた。
 リフィルが教室の片付けをしていると、バタバタと廊下を走ってくる音が聞こえてくる。
「こら、ジーニアス。廊下は走ってはダメだと言ってるでしょう?」
生徒がいなくなった教室に入って来た、12歳くらいの少年にリフィルはたしなめるように言う。
少年の名はジーニアス、リフィルの弟である。
姉の転任に伴って、この街へ一緒に越してきたのだった。
 「ごめんってば姉さん。ねぇ、レオンと一緒に大学図書館まで行ってきていい?」
「いいけど暗くなる前に帰るのよ」
「わかってるよ。じゃあ行ってきまーす!!」
「こらっ!廊下は走らない!!」
先ほど注意されたのも忘れたのか、ジーニアスはバタバタと走りながら学校を後にした。


 大学図書館内の閲覧コーナー、そこにレオンとジーニアスの姿があった。
二人は目を輝かせながら魔術書を見つめている。
同年代で魔術や勉強が得意、そういった共通点からすっかり友達になり、二人して図書館や大学周囲の書店街などに入り浸っていた。
「ねぇレオン、これ結構凄そうじゃない?」
「こっちもなかなかよさそうだよ?」
二人は興味津々といった感じで、ノートにチェックしたページの内容を書き写してゆく。
読んでいるのは術を利用したダンジョンのトラップに関するもの。
どれもかなり高度で複雑なものなのだが、二人とも慣れた様子で素早く書きこんでゆく。
子供ながら大人顔負けの術師で、調査系のクエストには大人の学者と共に同行するような二人には、これくらい朝飯前だった。
 「じゃあ今日はこれくらいでいいかな?」
「そうだね。それより・・・・約束、忘れないでよね」
「わかってるよ。レオンこそ忘れないでよ」
「僕がそんなわけないじゃない」
「僕だってそうだよ」
そんなことを言うと、二人は満足したのか、図書館を後にした。


 その日の夜・・・誰もが寝静まった頃・・・。
裏手からからこっそり学校の敷地に侵入する小さな影があった。
「ジーニアス、ジーニアス」
「今、開けるよ」
レオンの呼びかけにジーニアスは裏口の戸を開けてレオンを中に入れる。
 「リフィル先生気づいてないよね?」
「大丈夫。全然気づいてないよ」
「それじゃあ気づかれないうちに仕掛けちゃおうよ」
「うん。それじゃあレオンは向こうを。僕はあっちをするからさ。術式の資料はあるよね?」
「大丈夫だよ」
互いにそう会話を交わすと、二人は分かれて夜の校内をあちこち歩きだす。
そして適当なところを見つけては、大学図書館で調べたものを元に、様々なトラップを仕掛けていった。
 「よーっし!これで完了!!」
一回りして作業を終えたジーニアスはそう言う。
少しするとレオンも戻ってきた。
 「レオン、済んだ?」
「当たり前だよ。ジ―ニアスこそ済ませたの?」
「決まってるじゃんか」
互いにそう言うと、二人はクスリと笑みを浮かべる。
 「明日が楽しみだね」
「そうだね~。皆、ビックリするよね~」
何やらよからぬことを考えているような笑みを浮かべていたときだった。
 「ジーニアス、起きてるの?」
「マズイ!姉さんが探してる!レオン、早く!」
「わかってるよ!それじゃあまた明日ね!」
レオンはそれだけ言うと見つかる前に学校を抜け出す。
ジーニアスも怪しまれる前に急いで姉の元へと戻っていった。


 「ガイ、そろそろ一休みしないかい?」
「そうだな。ちょっと小腹も空いてきたしな」
クロードは通りを歩きながらそんな会話を交わす。
二人は市内の巡回中。
ちょっと一休みしてからまた仕事に戻ろう。
そんな風に考えていたときだった。
 「クロード!ガイッ!」
「アシュトンにロイドじゃないか?どうしたんだい、そんな顔して?」
血相を変えて走って来たアシュトンとロイドにクロードは怪訝な表情を浮かべる。
「学校が大変らしいんだよ!早く来て!!」
「何だって!」
アシュトンの言葉に、二人は急いで学校へと走り出した。
 「うわ・・・何だこれ・・・」
学校へ駆けつけたクロードとガイは唖然とする。
影のような姿をした魔物が縦横無尽に飛び回っていたり、岩や水柱、溶岩等があちこちで噴き出したりしているのだ。
 「く、クロードさぁん、ガイさぁん・・・」
校庭ではルカがおろおろしている。
「ルカ!イリア!どうしたんだ!?」
「い、いつもみたいに学校に来たら、し、知らないうちに学校中にトラップが仕掛けられてたんです・・・・」
「知らないで生徒がひっかかったりして大変なのよ!しかも・・リフィル先生が出張でいないから・・止めようにも止められないのよ!!」
「何だって・・・うわあっっ!!」
突然火球が降り注ぎ、とっさに全員伏せてかわす。
 「くそ・・・。このままじゃ手が足りない!応援を呼ばないと!!」
ガイはそう呟くと、軍で使用されている通信機を取り出そうとする。
だが、どこからともなく火球が飛び出したかと思うと、通信機が破壊されてしまう。
同時に、正門の前に轟々と火柱が噴き上がり、応援を呼びにいくことも出来なくなってしまった。
 「クソ・・・こいつはマズイな!!」
「こうなったら・・俺達だけで止めるしかない!クロード!」
「わかってる、ルカ!イリア!アシュトン!ロイド!手伝ってくれるかい?」
「は、はい!」
「わかってるわよ!」
「了解だよ」
「わかってるぜ!!」
「よし・・それじゃあ行こう!」
クロードがそういうと、皆して武器を構える。
そして、仕掛けられたトラップを止めようと、建物に向かって走り出した。
 「さすがクロードお兄ちゃん達、中々やるじゃない~」
ノートパソコンくらいの大きさのモニターを見つめながら、レオンは感心したように言う。
「でも、ここからが本番だよ。ねぇ、レオン」
「当たり前だよ」
ジーニアスの言葉に頷くと、レオンはモニターに繋げてあるコントローラーを操作する。
メニュー画面を呼び出すと、レオンは幾つかあるトラップの中から一つを選択して決定ボタンを押す。
すると、画面の中で突然洪水が発生し、クロード達に背後から襲いかかった。
一行は必死になって洪水から逃げ回る。
 「うわあ~~っ。本当必死って感じだよね~」
必死なクロード達に、レオンとジーニアスはそんな感想を漏らす。
「なかなかやるよね~、ロイド達も。でも、簡単には逃がさないけどね~」
そういうと、ジーニアスもトラップを発動させにかかる。
発動されたトラップにより、パーティメンバー全員が学校内の様々な場所に、別々に飛ばされてしまった。


 「あ痛たたたた・・・・・・・。どこだろ・・・ここ?」
「理科室・・みたいだな」
「何で・・・こんなところに?これもトラップのせいかな?」
「かもな・・・。でも・・気味悪いなぁ」
ロイドは理科室内を見渡すと、そう呟く。
暗い照明の下で実験器具やら人体模型やらが置かれている光景がどことなく不気味さを感じさせる。
 突然、魔法陣らしいものが床に現れた。
思わず二人とも愛用の双剣を手にする。
光り輝く魔法陣からはゾンビやスケルトンといった死霊系のモンスターが続々と現れた。
 「くそっ!悪趣味だなっ!!」
「ロイドッ!」
「わかってるぜ!!」
二人は双剣を構えると、わらわらと迫って来る死霊系モンスター達目がけて斬り込んだ。


 「うわぁ、本当にアシュトンって強いんだね~」
「でしょ~。下手なモンスターなんかよりよっぽどアシュトンお兄ちゃんの方が強いよ」
モンスターを次々と蹴散らすアシュトンの姿にレオンは自慢げに言う。
 「でもロイドだって負けてないみたいだね。倒した数はロイドの方が多いみたいだし」
「そんなことないよ!アシュトンお兄ちゃんの方が強い奴をいっぱい倒してるよ!ロイド兄ちゃんの方がザコばっかりじゃないか!!」
「何だよそれっ!ロイドの方が弱いっていうの!?」
親友を馬鹿にされたと思ったのか、ジーニアスはカッとなる。
「アシュトンお兄ちゃんの方が強い!」
「ロイドに決まってるじゃないか!!」
モンスター相手に戦う二人を見ているうちに、二人はそんな言い争いを始める。
 「だったら・・アシュトンお兄ちゃんの方が強いって証明してやるんだから!」
「それは僕の台詞だよ!」
そういうと、二人して別のトラップを発動させ始めた。
 「ハァ・・ハァ・・・疲れたぁぁ・・・」
「ってか・・多すぎだぜぇ・・・・」
理科室内に現れたモンスターをすべて倒すと、アシュトンもロイドも疲れ果てた表情を浮かべる。
 「とりあえず・・・もう出ようぜアシュトン」
「そうだね。もう戦いたくないよ・・・・」
げんなりした声で、二人が理科室を出ようとしたときだった。
 突然、何かが勢いよく飛びかかって来た。
咄嗟によけようとするが、疲労した身体では反応しきれない。
衝撃を受けると同時に、二人の身体にいつの間にか特大サイズのコントローラーがくっついていた。
 「しまった・・・!!」
アシュトンは顔色を変える。
二人にくっついたのはコントローラーというモンスター。
その名の通り、家庭用ゲーム機のコントローラーのような姿をしている。
敵の身体にコード部分をくっつけ、自由自在に敵を操るという、厄介な攻撃をしてくるモンスターだった。
 本人達の意思とは無関係に、二人は互いに向き合って双剣を構える。
(マズイ・・!!)
(ヤバイぞ!?)
ロイドもアシュトンも表情が強ばる。
普段折りあるごとに稽古や修行を一緒にしているから、実力は嫌というほどわかっている。
だが、身体にくっついたコントローラーは非情にも二人を操り、互いに相手めがけて斬り結ばせた。


 「このっ!このっ!負けるもんか!!」
「こっちだって!!」
モニターを見つめ、レオンもジーニアスも必死になってコントローラーを操作する。
画面の中では、互いに身体にコントローラーがついたアシュトンとロイドが斬り結んでいる。
二人についたモンスターのコントローラーを通じて、本体であるここから操っているのである。
 「あーっ!そんなのありっ!?」
ジーニアスが操るロイドが魔神剣、魔神剣・双牙、魔神連牙斬のコンボを決めると、思わずレオンが叫ぶ。
「へっへーん。どんなもんだい!」
「くっそ~!負けないからっっ!!」
対してレオンもカウンターを決めたかと思うと、そこから通常攻撃を数発叩き込み、ハリケーンスラッシュへ繋いでロイドを理科室の端へ吹っ飛ばす。
 「やったな~!負けるもんか~!!」
対してジーニアスもロイドを操ってアシュトンに攻撃を加える。
互いに激しく斬り合ううちに、画面上部に表示されている体力ゲージがどんどん減ってゆく。
やがて、あと一撃で二人とも倒れるという段階にまで達した。
 (絶対・・負けないんだから!!)
(ロイドの方が強いに決まってるじゃんか!!)
二人はメラメラと炎を燃やし、それぞれアシュトンとロイドを操作して止めにかかる。
ロイド、アシュトン、それぞれが互いにダッシュしたかと思うと、互いに攻撃を繰り出す。
それぞれの攻撃はもろに命中し、二人とも吹っ飛んだかと思うと、そのまま動かなくなった。
 「「え・・?」」
画面の中で倒れて動かなくなった二人に、レオンもジーニアスも表情が強ばる。
「嘘・・二人とも動かない・・・」
「っていうか顔からどんどん血の気が引いてってるよ!?」
本気で二人を戦わせてしまい、互いに大怪我を負っていることに気づくと、二人とも顔面蒼白になる。
 「ジーニアス!!トラップ解除してよ!!早く助けなきゃ!!」
「わかってるよ!!」
二人は慌てて全てのトラップを解除しようとする。
 「あれ!?嘘!トラップが全部解除されてる!?」
「ええ!?」
レオンも思わず声を上げて画面を見つめる。
仕掛けたのはかなり高度なものばかり。
相当頭脳明晰な人物でなければ解除できないはずだった。
 突然、ドアが荒々しく開いたかと思うと、誰かが入って来る。
「ね・・姉さん!?」
「嘘っ!リフィル先生!?」
リフィルの姿にレオンもジーニアスも声を上げる。
 「ど、どうして!?今日は一日出張じゃなかったの!?」
ジーニアスは思わず叫ぶ。
「予定より早く終わったのよ。胸騒ぎがしたから急いで帰って来たら・・・学校中にトラップが仕掛けられたことに気づいたのよ」
「全く・・・厄介なものばかり仕掛けてくれたな・・。おかげでかなり重労働させられたぞ」
「本当だな。肩も首も痛いぜ」
リフィルに続いて、キールとボーマンも入って来る。
 「ま・・まさか・・・三人で・・全部解除したの?」
「そうさ。大変だったけどなぁ」
そんなことを言いながらジリジリと迫ろうとするリフィル達に思わずレオン達は後ずさりする。
 「あ~ら~、どーこ行くのかしら~?」
そこへ何だか怖い笑みを浮かべるイリアが退路を断つように立ちはだかる。
「二人とも、覚悟しなさい」
リフィルがそういうと同時に、全員でゆっくりと取り囲もうとする。
 「ええいっ!スターライト!!」
「ロックブレイク!!」
とっさに二人は術を発動する。
リフィル達に隙が生まれた瞬間、二人は廊下へ飛び出した。
 「お~っと、どこへ行くんだ?」
だが、そこへ今度はガイとクロードが立ちはだかる。
 「ルカお兄ちゃんっ!助けてよっっ!!」
レオンは唯一味方になってくれそうなルカに声をかける。
「ごめん、レオン、ジーニアス。助けてあげられないよ、今日は」
「ど、どうして!?」
「今日は・・・さすがにやり過ぎだよ。僕も・・怒ってるからね」
ルカは大剣を構えて二人を追いつめる。
 「そ・・そんな~~!!」
「こ・・こうなったら!!」
二人はやけになって窓へ駆け寄ろうとする。
だが、ガイとクロードにあっさり捕まってしまった。
 「ちょ、離してってば!クロードお兄ちゃんにガイお兄ちゃん!」
「ダメだよ。二人とも、ちょっと話そうか」
「ヤダよっ!話だけで終わるわけないじゃないか!!」
「それは仕方ないだろう。ボーマンさん、キール、アシュトンとロイドの手当てをお願いします」
「ああ、わかってるよ。おいキール、行くぞ」
ボーマンはアシュトン達の手当てにその場を離れる。
レオンとジーニアスは必死に抵抗しようとするが、しょせん子供の力で叶うわけもなく、そのまま別の部屋へと連れていかれてしまった。


 「・・・・・・・・・」
リフィルの寝室の床に正座させられた状態で、レオンとジーニアスはそれぞれの保護者を見上げるようにして見つめていた。
 「ジーニアス・・」
「レオン・・」
「「な・・何・・・?」」
「どうしてこんなことをしたの?理由を言いなさい」
リフィルの問いに、ジーニアスはやむなく答える。
 「ちょ、ちょっとしたイタズラのつもり・・だったんだよ。図書館で面白そうな術とか見つけたから・・・・」
「お・・驚かせてやろうって・・思っただけ・・だもん・・・」
言い訳がましくそういう二人に、リフィルもクロードも厳しい目を向ける。
「だからって理由にならないだろ?」
「そうよ。それに下手をすれば大惨事になるところよ。実際ロイド達が怪我をしているじゃない?」
「そ・・それはレオンがアシュトンの方が強いとかいうからっ!」
「ちょっと!僕のせいにしないでよ!ジーニアスだってノリ気だったじゃないか!」
「レオンがアシュトンの方が強いって証明してやるって言ったんじゃないか!!」
「それはこっちの台詞だってジーニアスも言ったじゃないか!!」
「二人ともやめなさい。事情はどうあれ・・・二人でロイドとアシュトンを戦わせたりしたのは事実でしょう?」
「「う・・・・」」
リフィルの言葉に二人とも何も言えなくなってしまう。
 「面白半分に学校にトラップを仕掛けた上に・・・友人を戦わせるなんて・・・。イタズラにしてはあまりにも度が過ぎているわよ」
「最悪な事態だってあり得たんだよ?わかってるのかい?」
リフィル達の言葉に、レオンもジーニアスも言葉に詰まってしまう。
 「レオン、こんなことして、覚悟はいいかい?」
「ジーニアス、わかっているわね?」
その言葉に、二人とも急いで逃げ出そうとする。
だが、それを見越していた二人は、ドアに先回りし、子供達を捕まえてしまった。
 「やだやだっ!!離してってば~~~!!!」
「何を言ってるんだい。全く・・・」
ため息をつきながら、クロードはいつものようにレオンを膝の上に載せ、慣れた手つきでお尻をあらわにする。
 「ちょ、ちょっと姉さんっ!?お願いだからお尻出すのはやめてよっっ!!」
ズボンを降ろしにかかるリフィルに思わずジーニアスは叫ぶ。
「何を言ってるの。悪いことをしたのはジーニアスでしょう?恥ずかしいのもお仕置きのうちよ。それに、レオンがお尻を出されてるのに、ジーニアスはズボンの上からだったら不公平でしょう?」
リフィルはそういうと、弟のお尻をむき出しにしてしまう。
 「「さぁ、覚悟はいいね?(わね?)」」
「「あ・・あぅぅ・・」」
今にも泣きそうな顔を浮かべるレオンにジーニアスを尻目に、クロード達は平手を振り上げた。


 バアッシィィィ~~~~ンンンッッッッ!!!
バァンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバン~~~ッッッッッ!!!!
「うっわぁぁぁあんんんん!!!!!痛ぁぁぁいいいいいぃぃぃぃ!!!!」
最初から容赦の無い平手打ちの豪雨に、レオンは絶叫する。
 「全く・・・ジーニアスと二人して何をやってるんだ!!あんなトラップを学校中に仕掛けるだなんて!!」
小さなお尻に平手の集中豪雨を浴びせながら、クロードはお説教を始める。
 「だ、だって面白そうだったんだもぉぉんん!!」
「そんなの理由にならないだろ!どれだけ危ないものかわかってるのかい!?下手すれば死人だって出かねなかったんだぞ!!」
ビッダァァァ~~~~ンンンッッッッ!!!
バァンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンッッッッ!!!
クロードはレオンのお尻を容赦なく真っ赤に染めながら、厳しい声でお説教をする。
 「実際ロイドとアシュトンが怪我してるんだぞ!本当に何を考えてるんだ!!」
「そ・・そんなことになるなんて思わなかったんだってば~~~!!!ちょ、ちょっと皆をビックリさせてやるだけのつもりだったんだよ~~~!!!!お願いだから許してよ~~~~!!反省してるからぁぁ~~~!!!!」
「反省するのは当たり前じゃないか!皆に迷惑かけて!危ない目にまで遭わせて!だからこれを使うよ!」
そう言ったクロードが取り出したのはヘアブラシ。
 「ひ・・・!!そ、それだけは本当にやめてよっ!お願いだからっ!!」
レオンは小さな身体を恐怖に震わせて許しを乞う。
「ダメだよ。今日のレオンは本当に悪い子だったからね。だからこれでうんと厳しく叱ってあげるよ」
「や・・ヤダぁぁぁぁぁ~~~~~~っっっっ!!!!!」
恐怖のあまりにレオンはクロードの膝から抜け出そうとする。
だが、抵抗空しくレオンは引き戻されてしまう。
同時にブラシがお尻めがけて振り下ろされた。
 バアッジィィィ~~~ンッッッッ!!!
バァンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバン~~~~ッッッッッ!!!!
「わぁぁぁぁんんん!!!!!」
ブラシの打撃にレオンは絶叫する。
それを尻目に、クロードはブラシを振り下ろし続けた。


 (うわぁ・・・レオン・・凄い痛そう・・・・)
平手の嵐が済んだかと思いきや、今度はブラシ打ちの集中豪雨を受けるレオンに、ジーニアスは思わず身震いする。
 (ね・・姉さんで本当よかった・・・)
平手打ちの痛みに顔をしかめつつ、ジーニアスはそう思う。
リフィルのお仕置きも痛くて辛いが、道具で叩かれているレオンの姿はそれ以上の苦しみに思えた。
 バアッジィィンンンン!!!
「ひ・・・ひぃぃぃぃ!!!!」
突然打撃が強くなり、ジーニアスは絶叫する。
 (何!?どうしたのさ!?)
平手とはとても思えない感触と痛みにジーニアスは思わず振り返る。
振り返ったジーニアスの視界に飛び込んで来たのは細めの金属製の棒。
普段リフィルが授業時に使っている指し棒だ。
 「ちょ、ちょっと姉さんっ!何持ってるのさぁぁ!?」
指し棒を見るや、思わずジーニアスは叫ぶ。
「見ればわかるでしょう?」
「そういう問題じゃないよ!まさかそれで叩くの!?」
「そうよ。今日は幾らなんでもイタズラが過ぎたわね」
「ちょ、ちょっとやめてよ!せめて手にしてよ!お尻壊れちゃうってば!?」
指し棒などで叩かれてはたまらないと、ジーニアスは必死に訴えかける。
 「ジーニアス、悪いことをしたのは誰かしら?」
「そ・・それは・・・」
「それにレオンが道具で厳しくお仕置きされているのに、ジーニアスは手だったら不公平でしょう?二人して同じことをしたんだから、一緒に道具で厳しくお仕置きされなければおかしいでしょう?」
(そ・・そんな平等いらないってばぁぁぁ~~~~~~~!!!!!)
心の中で叫ぶジーニアスだったが、それには構わずリフィルは指し棒を振り上げた。
 ビシィッッッ!!
「ひっ・・・!!」
細長い金属製の指し棒による、鋭い痛みに、平手とは違ったより強烈な痛みを覚える。
 ビシッ!ビシィッ!ビシィッ!バシィィ!
「痛っ!痛ぁぁ!!姉さんごめんなさぁぁぁいいい!!!」
ジーニアスは両脚をバタつかせながら必死に謝る。
「ごめんなさぁぁぁいいい!!反省してるからぁぁ!!二度としませぇぇんん!!」
必死に叫ぶジーニアスだったが、指し棒は容赦なく振り下ろされ続けた。


 「ひっ・・ひぃぃん・・・」
「うぇぇぇんん・・・痛ぁぁぁ・・いいぃぃぃ・・・・」
レオンもジーニアスも大粒の涙を零して泣いていた。
小さなお尻は満遍なく濃厚なワインレッドに染め上がり、倍近く腫れ上がっている。
触ろうものなら火傷してしまうのでないかと思えるくらいに熱かった。
 「反省したかい、レオン?」
「ジーニアス、反省したかしら?」
二人ともお尻を叩く手を止めて尋ねる。
 「したっ!したからっ!も、もう二度としませぇぇんん!!」
「ぼ、僕も約束するからっっ!!」
二人は必死になって許しを乞う。
 「リフィルさん、もう・・・十分ですかね?」
「そうね。さすがに二人とも懲りたでしょうね」
クロードとリフィルは互いに顔を向けると、そんな会話を交わす。
 「それじゃあお仕置きは終わり(だ)よ。ただし・・・・」
一旦言葉を切ったかと思うと、クロードとリフィルはそれぞれ手を振り上げる。
バアッシィィ~~~~ンッッッッ!!!
「「うっわあああああんんんんん!!!!」」
油断していたところを思い切り叩かれ、二人とも絶叫する。
 「「また懲りずにやったら今度は一週間毎日お尻叩く(わ)よ、いいかい(わね)?」」
重なり合う保護者勢の言葉に、子供達は必死になって頷いた。


 「あらあら。二人とも寝てしまったみたいね」
静かに部屋に入って来たリフィルとクロードは、二人仲良くお尻を出してうつ伏せに寝ているレオンとジーニアスに思わず苦笑する。
手当てを済ませてしばらくしてから様子を見に来たところだった。
 「こうして寝てるとも二人とも可愛らしいんですけどねぇ」
「全く・・・本当にヤンチャで困るわ・・・。しかも下手な大人より頭がよくて優秀だから余計にタチが悪いわ・・・」
「そうですね。でも・・・それでも可愛いんでしょう、弟さんのことが?」
「クロードもそうなのでしょう?」
「ええ。僕にとっては弟のような・・いえ・・それ以上の存在ですから」
クロードの言葉にリフィルは一瞬怪訝な表情を浮かべる。
 「ふふ。お互い頑張りましょう」
「ええ」
クロードとリフィルは互いの顔を見合わせると、眠っている子供達の顔を見つめる。
 「ムニャムニャ~~。クロードお兄ちゃぁぁん・・・アシュトンお兄ちゃぁぁん・・・大好きぃぃ~~~」
「姉さーん・・・ロイドぉぉぉ・・・」
楽しい夢でも見ているのか、満足そうな顔を浮かべて子供達はそんな寝言を呟いた。


 ―完―

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