身代わりの罰(SO2&テイルズより:/アシュ・キール、公開・失禁)



 (ルシアシュ悪魔&神父パロをベースにしたSO2&テイルズ共演パロです。今回は普段と違い、公開刑罰や失禁といった内容を含みます。許容出来る方のみご覧下さい)


 「ふぅ・・・。ここまでにしておくか・・・」
ペンを置くと、キールは身体を思い切り伸ばす。
 「やっぱり・・肩が凝るな・・・。後でマッサージでも受けておくか?」
首を回しながら、キールはそう呟く。
論文の執筆に集中していたからか、肩が凝ったらしい。
同時に、お腹が鳴ってしまう。
 (そういえば・・すっかり集中してて食事もしてなかったな・・)
腹が鳴ったことに顔を赤らめるも、何も食べていないから空腹でたまらない。
(昼食には遅いが・・食べておくか・・・)
そう決めると、食堂へと向かっていった。
 食堂に入るなり、目に飛び込んで来たのは、大量に積み上げられた皿の山と、キールと同年代の赤毛の青年の姿。
(またか・・・。相変わらずだな・・)
ため息をつくと、キールは皿の山へと近づいてゆく。
 「おかわりっ!!」
「リッド!?まだ食べるの!?」
おかわりを要求するリッド・ハーシェルに、アシュトンは本気かといわんばかりの表情を浮かべる。
 「だってよ~、クエスト帰りで腹が減ってんだよ~。アシュトン達だってそうだろ?」
リッドはクエストで一緒だったアシュトンとロイドに同意を求める。
「そうだけどよ、でも幾らなんでも・・食いすぎじゃねえ?」
クエスト帰りでお腹が空いているのは同じだが、自分達の何倍も平らげているリッドに、ロイドも思わずそう言う。
 「そうだよ。リッド、幾ら若くて食べ盛りだっていったって・・ちょっと食べすぎなんじゃないかなぁ?」
尋常ではないおかわりの皿の山に、アシュトンも首を傾げる。
神父とはいえ、剣士でもあるから、活動的な分アシュトンもそれなりに食べる。
しかし、そんなアシュトンから見ても、リッドの食事量は凄まじい。
一人で自分達戦士系数人分の食事を平らげてしまっている。
明らかに食べすぎだと言いたくもなろうというものである。
 「そうかぁ?こんなのまだ控えめな方だぜ?キールに聞いてみろよ。なぁ、キール?」
リッドは食事をしながら、ちょうど食堂へやって来たキールに声をかける。
ちなみに、キールとリッドは同じ村で生まれ育った幼なじみ。
元々は猟師をしていたのだが、故郷の村で開発が進み、猟師業を廃業しなくてはいけないようになったため、キールを頼ってやって来たのである。
そのつてで現在はこのギルドで働いていた。
 「そうなの?キール?」
アシュトンは思わずキールに尋ねる。
「ああ、村にいたときはこれくらい食べるのはざらだったな。これでも小食な方さ」
「だろ?だからこれくらい何でもねーって」
そう言いながら、リッドはさらに食べ始める。
 「でも・・これって幾らなんでも食べすぎなんじゃないかなぁ?」
「そうだぜ。リッド、こんなに食ったら・・メ・・メ・・メカニックになっちまうぜ!!」
「メタボリックだよ・・ロイド・・・」
思い切り間違えているロイドに、思わずアシュトンが突っ込む。
 「大丈夫だって。食ったらクエストで消費するんだしよ」
「いや、よくないな、やっぱり」
食事を続けるリッドを尻目に、キールが呟いた。
 「確かにロイドやアシュトンの言う通りだな。こんなに毎日食べてたら、メタボどころじゃない。痛風や糖尿病になるのは間違いない」
「だからよー、運動すれば大丈夫だろう?」
あくまでも気楽そうに言うリッドに、キールは厳しい目を向ける。
 「何を言ってるんだ。運動したって、こんなに大量に食べたら意味が無いんだ!却って太るんだぞ!それだけじゃない!こんな食生活続けてたら間違いなく糖尿病だ。もしそうなったら脚が腐って切断しなきゃいけなくなったり、目が見えなくなる危険もあるんだぞ!」
「キール?それ、マジかよ!?」
キールの言葉にロイドは驚く。
 「知らないのか?糖尿病になると、最悪失明したり、足が腐ったりして大変なことになるんだ。おいしいものを食べるどころか、普通に歩いたりすることすら出来なくなるんだぞ」
「こ・・怖ぇぇ・・!!」
初めて知る恐怖に、ロイドは身を震わせる。
 「そうならなかったとしても・・こんな食生活してれば、内臓も血管も負担がかかってボロボロだ。早死にするぞ?」
「別にいいって。我慢して長生きするより、ウマいモノ食ってられた方がいいって俺は」
「何を言ってるんだ?こんなに食べてて、食費も馬鹿にならないだろう?」
「だからそれもクエストで稼ぐって」
「それだって健康な身体あってこそだろ?仕方ないな・・。リッド!今日から僕が健康管理してやる!!」
「ええ~?別にいいって。そんなの」
明らかにお断りなオーラを見せるリッドだが、それで引き下がるキールではない。
 「リッド?一生何も心配しないで食べ続けられるのと、目がつぶれて歩けもしない、働けないから食べ物も買えなくて飢え死にするのとどっちがいいんだ?」
「そ・・そりゃあ一生食べ続けられる方がいいに決まってんじゃんかよ」
キールの脅しに近い問いに、さすがのリッドも想像したのか、恐怖に震えだす。
「だったら・・僕の言う通りにしてもらおうか?」
「わ・・わかったって・・」
キールの迫力に、リッドも逆らえない。
 「よし・・。それじゃあリッド、ちょっと来るんだ」
「ええ~。まだ食ってる途中だぜ?」
「善は急げっていうだろう!計画は早くたてた方がいいんだ!いくぞっ!」
「ま、待てって!!ああ・・肉~~~!!」
食べかけの肉料理に名残惜しそうな声を漏らすリッドを尻目に、キールはリッドを強制連行してしまった。


 それからしばらく経った頃・・・。
「大丈夫?リッド?」
「はは、大丈夫・・だって・・」
そう言うものの、リッドの表情は元気が無く、暗さが漂っている。
 「随分・・大変みたいだね・・・」
「ああ、ま、まぁな・・・・。今までより、ズンと食う量減ったからかな・・・」
「そういえば、食堂で食べる量も随分控えめになったよね・・」
「ああ。おかわりなんてしたらキールに殺されるからな」
「た・・確かに・・・」
アシュトンは先ほどの食事の様子を思い返す。
昼休みで混雑し、人手が足りないため、ロイドやセネルと共に厨房を手伝っていたのだ。
その関係で、リッドの食事の様子も見たのである。
 どうやらキールは徹底的にリッドの食事管理をしているらしく、お代りは絶対に許さないどころか、厳密なカロリー計算をした上で、食べてよいメニュー・量も厳格に決めていた。
それにリッドが文句を言おうものなら、シューティングスターをぶつけかねないような勢いになるため、逆らうこともできない。
さすがにアシュトン達も見ていてちょっとかわいそうになり、気を利かせて量を多めに盛ったり肉をサービスで入れたのだが、キールに凄い剣幕で怒られ、やむなくキールの許容量とトッピングに戻さざるを得なかった。
 「そうだ。リッド、キールに内緒でオニギリ作ったんだけど・・食べるかな?」
「マジかよっ!食う食うっ!!」
「ちょっと待ってね」
アシュトンは袋からオニギリを取り出す。
今にもリッドが飛びつこうとしたそのときだった。
 「ファイアボールッッ!!」
突然、火の玉がオニギリに命中し、完全に灰にしてしまう。
「な、なな何っ!?」
「な、何だよっ!?」
突然のことに、二人とも驚く。
ちなみに、何故か二人とも同じ声のせいか、双子がしゃべったかのようだった。
 「「キ、キールッ!?」」
凄い形相なキールに、二人ともそっくりな声を同時に上げて驚く。
「リッド・・!?何をしてるんだ!?」
「ちょ・・ちょっと・・オニギリ食おうとしただけだって・・」
必死に弁解するリッドだが、恐怖のあまり冷や汗が滝のように流れ出ている。
 「リッド・・。言ったはずだぞ?間食は絶対厳禁だって?」
「で・・でもよ・・」
「言いわけはいい・・。それより・・これから運動だ。さぁ、行くぞ」
「ええ~。待ってくれよ。腹減ってんのに動く気力なんかねえって」
元々マイペースでのんびり屋なリッドなだけに、必要も無いのに動きたくない。
 「何を言ってるんだ!食べたら運動してきちんと消費だ!さぁ!行くぞ!」
「わ、わかったって!やるから詠唱はやめろって!!」
再び術を発動しそうなキールに、リッドは慌てる。
「よし・・。だったら行くぞ。まずはマラソン10キロだ!」
「勘弁してくれよ~。へたばっちまうよ・・」
「何か言ったか?」
「い・・いや・・何でも・・」
キールにジロリと睨まれ、リッドは肩を落として外へと向かう。
 「アシュトン・・」
「うわっ!な、何っ!?」
突然キールに睨まれ、アシュトンはビックリする。
 「余計なことは・・しないでもらおうか?」
「ご・・ごめん・・!でも・・ちょっとかわいそうで・・」
「そういうのが余計なんだ!甘やかしたら今までの努力が全部無駄になるんだ!もし勝手にリッドに何か食べさせようなんてしたら・・。お尻をエアスラストで百回は切り刻んでやるからな!!」
「ひぃぃ・・!も、もうしないよっ!?」
アシュトンは思わずお尻を押さえ、震えながら約束する。
「さぁ!行くぞリッド!カロリー消費の運動だっ!」
「わかってるって・・・」
暗い空気を纏いながら、リッドはトボトボとキールの後をついていった。


 「はぁ・・はぁ・・。散々な・・目に遭った・・・」
心底疲れ果てた様子で、リッドは通りを歩いていた。
カロリー消費とのことで、マラソンを始め、色々な運動をさせられたのだ。
おかげですっかり疲れ果ててしまった。
 (マジで腹減ったぁ・・でもな・・・・)
リッドは財布の中身を見るが、見事なまでに空っぽ。
迂闊にお金を持たせたら、隠れて食べてしまう。
そういう理由で、お金も全て取り上げられてしまい、無一文だった。
 (このままじゃ・・マジで・・死んじまうよぉぉ・・・)
リッドは絶望に目の前が真っ暗になりかける。
そういうときに限って、世の中というのは意地悪なもの。
いつの間にか、リッドの鼻先にいい匂いが漂ってくる。
 「ん・・?」
思わずリッドは匂いのした方を見やると、肉屋の看板が目に入る。
カウンターには様々な種類の肉が並べられ、ビーフコロッケや肉まん、地鶏串焼きなど、店頭販売用のメニューの匂いも漂ってくる。
 (う・・ウマそう・・・!!)
食べ物は何でも好きなリッドだが、年頃の若者で剣士系ということもあって、やはり肉には目が無い。
(でも・・無理か・・)
財布の中身と相談すれば、買うことなど不可能。
諦めて立ち去ろうとするも、一度沸きだしかけた食欲は容易に止まらない。
 (ダメだダメだダメだって!幾ら何でも泥棒だけはヤバいだろ!!)
必死に理性で押さえ込もうとするリッドだったが、今まで我慢に我慢を強いられてきた反動で、もう抑制が利かなくなってしまっていた。
(無理っ!我慢出来ねえっっ!!)
普段のマイペース振りからは想像できない、阿修羅の如き形相を浮かべたかと思うと、リッドは剣を振りあげ、肉屋めがけて突進した。


 「おいっ!一体どういうことだ!?」
「キールッ!?落ち着きなってば!!」
今にもガイとクロードに襲いかかりそうなキールを、アシュトンとロイドが必死に止める。
 「お・・落ち着いてるさ!」
「キール、心配なのはわかるけどよ、ガイ達に詰め寄ったってどうにもなんねえじゃんかよ?」
「う・・うるさいなぁ!ちょ、ちょっと焦っただけさ!!」
ロイドにたしなめられ、キールは思わずそう言い返す。
 「それよりクロード、リッドが逮捕されたって本当なの?」
「うん・・。本当なんだ・・。信じられないだろうけど・・」
さすがに言いにくいのだろう、気まずい口調でクロードは答える。
 「どうしてだ!?まさか不当逮捕なんじゃないだろうな!!」
「だから落ち着けって!!」
「そうだよ!向こうの言い分も聞かないで無茶なことしたら、ますますこじれちゃうだけじゃないか!!」
「わ・・わかってるさ・・・」
「まぁ詳しいことは道々話すよ。とにかく・・二人ともついてきてくれ。リッドと話したいだろ?」
そういうと、キールとアシュトンはガイ達について市内の司令部へと向かっていった。
話に聞いていたとはいえ、実際にリッドが牢に入っているのを見ると、さすがにキールとアシュトンの表情も硬くなる。
「あれ?キールじゃんかよ。来てたのかよ?」
「来てたのかよじゃないっっ!!この馬鹿っっ!!」
鉄格子越しに、キールは思わず怒鳴る。
 「何をしてるんだ!?肉屋を襲撃して食べ物を盗むだなんて!意地汚いのもいい加減にしないかっっっ!!」
「仕方ねえだろう?ウマそうな匂いがしてきたら・・もう我慢出来なくて出来なくて・・気づいたら剣振り回して奪い取ってたんだよ」
「気づいたらじゃないっっ!!幾ら空腹だからって盗むヤツがあるかっ!!買えばいいだろう!!」
「そりゃあ無理だって。全部キールが俺の金持ってんじゃんか?」
「そ・・そう・・だったな・・」
自分がリッドからお金を全部取り上げてしまっていたことを指摘され、さすがにキールもバツが悪い。
 「ま・・まぁ言いたいこともあるだろうが・・そろそろ面会時間だ。すまないがここまでにしてくれ」
「く・・!仕方ないな・・」
キールは悔しそうな表情を浮かべると、ガイやアシュトンと共に、牢を後にした。
 「ね、ねぇ・・。クロード、ガイ。リッド・・どうなっちゃうのかなぁ?」
二人について廊下を歩きながら、恐る恐るアシュトンは尋ねる。
「そうだね。現行犯逮捕で罪状は明らかだからね。無罪放免ってわけにはいかないだろうね」
「まぁさすがに死罪や島流しとかはないだろうが・・。広場で鞭打ちとかはあるかもしれないなぁ」
「そ・・そんな・・!!」
「ちょっと待て!わざとじゃないだろう!?」
リッドに下されるであろう処罰に、アシュトンもキールも思わずそう言う。
 「そうは言っても法律はそうなってるからな。幾ら友人だからって曲げるわけにはいかないからな」
「そ、そんなことは・・わかってるさ!!」
ガイの言葉に、キールはそう返す。
「まぁ俺達も出来るだけ罪を軽くしてもらえるようには努力するが・・・こればかりは何とも言えないな・・・」
「そ・・そうか・・・」
やがてガイ達は公務に戻り、キールとアシュトンの二人きりになる。
 「まさか・・・こうなるなんて・・くそっ!!」
悔しさにキールは杖を握りしめる。
リッドに良かれと思ってしたことだったが、逆に追い詰めて犯罪をさせてしまうとは。
取り返しのつかないことになったと後悔せずにはいられない。
 「キール、諦めるのは早いよ!!」
「そんなことを言ったって現行犯逮捕だぞ?誤魔化しようも無い!」
「そうだけど・・。でも・・頑張れば何とか出来るかもしれないよ!幸い・・僕は神父だし・・・」
「そ・・そうだったな。アシュトンは神父だったな」
アシュトンの言葉に、キールは少し表情が明るくなる。
教会や神父が持つ特権や役割の一つとして、罪人の保護・助命に関するものがある。
その権利や役割に基づき、神父には罪人の助命や減刑の嘆願を行うことを許されており、罪を減じてもらったり、公式の刑罰とは違った方法の償いで、罪を許してもらうことが出来たりした。
幸い、アシュトンは神父のため、そういう権利や資格がある。
 「よし・・!ならやれるところまで・・やってやるか」
「その意気だよ!キールッ!」
「なら作戦を立てる必要があるな。まずは法律書を調べないと」
「僕も協力するよ!一人じゃ大変でしょ?」
「そうだな。二人でやった方が効率がいい」
「なら善は急げだね」
そういうと、二人は急いで大学図書館へと向かっていった。


 さらにしばらく経ったある日・・・・。
「リッド、起きてるか?」
「ふぁぁ・・。あれ?ガイじゃん。どうしたんだよ?」
リッドはあくびをしながら起き上がると、鉄格子の前にガイの姿があることに気づく。
 「リッド・・・広場へ行く時間だ」
「ふぁぁ・・。そっか。わかったよ」
そういうと、リッドは落ち着いた様子で、牢を出る。
 「随分、神妙なんだな?」
「ふぁぁ。やっちまったもんはしょうがねえだろ?今さら消せねーし。まぁ広場で滅茶苦茶痛い目見るんだろうけど・・逃げたってどうにもならねーだろ?」
「ま、まぁこっちとしては逃げられたりすると立場が無いからな。さぁ、行こうか」
ガイは苦笑しつつも、リッドを牢から出すと、待っていた護送用馬車に乗せて広場へと向かう。
 「で、何されるんだよ?鞭打ちかよ?」
「それはついてからわかるさ。ただ・・もの凄く辛いことになるかもしれないな」
「別に何だって大丈夫だって。痛いのはクエストで慣れっこだし。まぁ確かに嫌だけどよ。逃げるのもメンドくせーし、さすがに・・これ以上キールに迷惑かけるのもマズイしよ」
馬車内でそんな会話をしているうちに、目的地についたのだろう、馬車が止まったかと思うと、降ろされる。
 広場には既に市民が集まっており、刑罰を執行するための舞台や道具なども準備されていた。
市民をかきわけ、ガイに連れられて、リッドは中央の執行用舞台へと向かう。
 「あれ?おかしいぜ?二つあるじゃんかよ?」
舞台の上に用意された拘束台にリッドは怪訝な表情を浮かべる。
二人分用意されていたからだ。
 「いや、いいんだこれで。リッド用じゃないからな」
「は?何言ってんだよ?刑を受けるのは俺だろう?」
ガイの言葉にリッドはわけがわからない。
 「そのうちわかるさ。リッドが行くのはこっちだ」
ガイはそういうと、別の方へリッドを導く。
そこには椅子が用意されていた。
 椅子があるのは、ちょうど処罰の様子がもっともよく見える、いわば特等席ともいえる場所。
「リッド、ここに座るんだ」
「へ?本当にここでいいのかよ?あっちじゃねえのか?」
拘束台ではないのかと、リッドは確認する。
 「いいんだ。さぁ、リッド、ここに座って、これから起こることをきちんと最後まで見届けるんだ。わかったな?」
ガイは真剣な表情でリッドに言い渡す。
「あ・・あぁ・・わかったって」
リッドも拒否できる立場にはなく、言う通りにする。
それを見届けると、ガイは執行用の舞台へと上がってゆく。
 ガイとクロードが舞台へと上がると共に、兵士に連れられて、別の人物達が現れた。
現れたのはキールとアシュトン。
(どうなってんだよ?)
わけがわからず、リッドは頭に?マークを浮かべる。
そんなリッドを尻目に、ガイは文書を広げたかと思うと、大きな声で読み始めた。
 「これより・・・リッド・ハーシェルを窃盗の罪により処罰する・・が・・・アシュトン・アンカース神父の嘆願により・・その罪を許し・・代わりに・・キール・ツァイベル並びにアシュトン・アンカース神父の処罰を執行する」
「おいっ!ちょっと待てよっ!?どういうことだ!!」
リッドは椅子から飛び出し、舞台上に上がろうとする。
だが、力強い手が幾つも取り押さえてしまった。
 「スタンッ!?チェスターッ!?何すんだよっ!?離せって!?」
「悪いけどそういうわけにはいかねえぜ」
「リッド、辛いだろうけど我慢するんだ!」
スタン達はもがくリッドを椅子まで引き戻し、強引に座らせる。
 「スタン達まで何するんだよ!?離せって!!何で・・キールとアシュトンが処罰されるんだよ!?」
「それが条件なんだよ。二人で被害者や裁判所とかあちこちにかけあって、お前さんの罪を許す代わり、身代わりとして二人が罰を受けるってな」
「な・・何だよ・・それ・・!?」
チェスターの話にリッドは愕然とする。
まさか自分のせいで二人が罰せられることになるとは。
 「冗談じゃねえよっ!今すぐやめろっ!罰なら俺が受けるっっ!!」
「そういうわけにはいかないんだよ。何のためにアシュトンとキールがあそこにいると思ってるんだ?」
「そうだよ。二人の気持ちを無にしちゃダメだよ」
そういいながら、チェスター達はリッドを押さえつける。
その合間に、キールとアシュトンはそれぞれ台にうつ伏せになり、お尻を突き出した体勢で拘束されていた。


 (うぅ・・・。皆に・・見られちゃうんだ・・・)
アシュトンは目の前の群衆を見回しながら、今さらながらに羞恥に駆られ、顔を真っ赤にする。
今まで数えきれないくらい、お尻を叩かれてきた。
恥も外聞も無く泣き叫んだことも数知れない。
 しかし、今までは友人・知人の間でのこと。
このように公衆の面前で叩かれるのは初めてだった。
(絶対・・泣いちゃうよね。うう・・凄く・・恥ずかしいなぁ・・・)
泣きたくないとは思いつつ、普段のお仕置きを振り返り、絶対泣いてしまうと思うと、恥ずかしくてたまらない。
 (で・・でも・・リッドのためにも・・頑張らなきゃ!!)
お仕置きがよく見える特等席に無理やり座らされているリッドの姿に、アシュトンは覚悟を決める。
自分達がお仕置きをきちんと受ければ、リッドの罪は許される。
そのためには頑張らなければならない。
(そうだよ!頑張らなきゃ!!恥ずかしくて痛いけど・・)
泣きそうになるのを必死に堪えつつ、アシュトンは決意を固めていた。
 (くそ・・!!面白そうに見物なんかしてるな!!)
目の前に集まった群衆の顔を見やりながら、キールはそう思わずにはいられない。
ただでさえプライドの高いキールにとって、お尻叩きのお仕置きなど、屈辱以外の何物でもない。
ましてや、公開なら尚更だ。
普段だったら、死んだ方がマシだとかいって拒否するところだ。
 しかし、今回はリッドの身柄がかかっている。
アシュトンと二人で奔走し、ようやく二人が代わりに刑罰を受けることで、許してもらえるよう、交渉できたのだ。
 (ふん・・!せいぜい見てるがいいさ!僕は・・絶対泣いたりなんかしないからな!!)
今にも羞恥と恐怖で泣きだしそうなアシュトンとは対照的に、キールは喧嘩を売るかのように、群衆の方を睨みつけた。
 そんな二人を尻目に、役人達はアシュトンとキール、それぞれのローブを捲り上げ、ズボンや下着を降ろす。
あっという間に二人の、成人男性のものとは思えない美しいお尻があらわになった。
 「うぅ・・」
「く・・!!」
お尻をむき出しにされ、二人とも羞恥に顔を赤らめる。
しかし、アシュトンは恐怖が強いのに対し、キールは持ち前のプライドから来る屈辱感の方が勝っていた。
 お尻を出したかと思うと、アシュトンの方にはクロード、キールの方にはガイが、それぞれパドルを手にして傍らに立つ。
「アシュトン、行くよ。覚悟はいいかい?」
「う・・わ・・わかってるよ・・・」
アシュトンは拘束されたまま、素直にお尻を差し出す。
だが、目には恐怖で涙が浮かび、身体はブルブルと震えている。
(怖いんだろうな・・。無理も無いけど・・)
思わず同情するクロードだが、止めるわけにはいかない。
クロード自身も覚悟を決めて、パドルを振り上げた。
 「キール、こっちも行くぞ。いいな?」
「ふ、ふん!た、叩くならさっさとすればいいだろう!イチイチ勿体ぶるんじゃない!!」
同じように開始を告げるガイに、キールはいつも通りつっかかる。
(相変わらず素直じゃないなぁ。まぁキールだから仕方ないか)
いつもの態度に苦笑しつつ、真剣な表情に戻ると、ガイもパドルを振り上げた。


 バアッッシィィィ~~~~~~ンッッッッッ!!!!
「うっ・・・わぁああああああ!!!!!」
最初から容赦のない一撃に、思わずアシュトンは悲鳴を上げる。
 (僕の馬鹿っ!?ダメじゃないっ!皆が見てるのに!?)
思わず声を上げかけた自分を、アシュトンは叱咤する。
キールに比べればずっと素直な性格のアシュトンだが、やはり大勢の目の前で恥ずかしい姿をさらしたくはない。
アシュトンは口を一文字に結んで必死に耐えようとする。
 バシッ!バアンッ!バシッ!バアンッ!ビダンッ!バアンッ!
「・・!・・ぅ!・・っ!・・!・・!」
(余計に痛ぁぁ・・!で・・でも・・我慢・・しなきゃ・・!!)
我慢しようとしているため、普段より強い苦痛がお尻を襲う。
普段のように泣き叫んでしまいそうになるのを必死に我慢し、アシュトンは耐えようとする。
 バシッ!バアンッ!ビダァンッ!バンッ!バシィンッ!バアアンッ!
一打一打、クロードはしっかりとパドルを当ててゆく。
一打ごとにアシュトンのお尻は赤く染まってゆき、身体が震える。
 (辛そうだな・・。無理も無いけど・・)
声を押し殺し、必死にお仕置きを受けているアシュトンに、クロードはそう思わずにはいられない。
覚悟を決め、自分から志願して受けているとはいえ、その苦痛と恥辱はどれほどだろう。
思わず手加減しそうになるが、そういうわけにはいかない。
 (ごめんね、アシュトン。出来るだけ早く終わらせられるようにするよ)
クロードは心の中で詫びながら、さらに勢いよくパドルを振りだした。
 バアッシィィ~~~~ンッッッッ!!!
バァンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバン~~~~ッッッッッッッ!!!!!!
「ひっ・・!ひっひぃぃいんっっっ!!」
いきなり強烈になったパドル打ちに、アシュトンは絶叫する。
 ビバッダァァァ~~~~~ンッッッッッ!!!!
バァンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバン~~~~~~!!!!!!!
「ひぃぃぃぃ!!ごめんなさぁぁぁいいい!!やめてぇぇぇ!!ごめんなさぁぁぁぁぁぃぃいいいいぃぃぃぃ!!!!!も・・もう・・許してぇぇぇぇぇ!!!!」
絶叫に近い悲鳴を上げ、拘束台の上でアシュトンは絶叫する。
「ごめんなさぁぁぁいいい!!お願いだからやべてぇぇぇ!!ごめんなざぁぁいい!!」
必死に許しを乞うアシュトンだったが、パドルは容赦なく振り下ろされ続けた。


 バアッジィィィィ~~~~~ンッッッッ!!!
「ぐ・・・!!」
パドルが思い切りお尻に叩きつけられ、キールも思わず声を漏らしてしまう。
 (馬鹿ッ!?何をしてるんだ!?恥をさらす気なのか!?)
思わず声を上げてしまった自分を、キールは叱咤する。
バッシィ~ンッ!ビッダァ~ンッ!バアッジィ~ンッ!ビバッジィ~ンッ!
パドルが激しく叩きつけられる中、キールは口を一文字に引き結び、必死に耐える。
 「キール、無理はしない方がいいぞ?」
パドルを振りながら、思わずガイが小声で話しかける。
「何の・・つもりだ?」
苦痛に顔を歪めつつ、キールはガイに問い返す。
 バシッ!バアアンッ!バジィンッ!ビダァンッ!
「いつものお仕置きとは比べ物にならないんだ。そりゃあこんな大勢の前で叩かれるんだから恥ずかしいに決まってる。だけどな、いつもみたいな意地は張るんじゃない。かえって苦しいからな」
ガイは老婆心でそう忠告する。
 「ば・・馬鹿なことを言うなっ!?こんな衆人環視の状況で・・恥なんかさらせるものかっっ!!う・・!くっ・・!!」
お尻を叩く音が鳴り響く中、顔を歪めながらキールはそう言う。
ただでさえプライドの高いキールのこと、お尻を叩かれるだけでも屈辱的だ。
しかも、このような公衆の面前となればなおさらのこと、恥ずかしい姿など絶対にさらしたくない。
 「その気持ちは無理も無いけどな。だけどな、この罰はさらしものにする罰なんだ。だから、大泣きして、みっともない姿をさらさせないといけないんだ。そうすれば早めに終わらせられる。隣を見てみるといい」
苦痛に悶えつつ、キールがアシュトンの方を振り向くと、アシュトンは既に台の上でぐったりしていた。
 「ごめん・・なさぁぁい・・!!ごべんな・・じゃああいい・・。も・・もう・・許し・・でぇぇ・・。お願い・・だからぁ・・・!!」
顔を涙でグショグショにし、アシュトンは必死に許しを乞う。
お尻は今や容赦ないパドル打ちで、すっかりワインレッドに染まっている。
クロードは一旦パドル打ちを止め、見届け役の役人やボーマンらと話しこんでいる。
やがて、話が終わったかと思うと、役人の宣言により、アシュトンのお仕置きは終了との宣言がされる。
同時に拘束が解かれ、ぐったりしきったアシュトンをクロードとボーマンが急いで運んでいった。
 「な?ああいう風に泣いて謝ってくれれば、出来るだけ早く終わらせられるんだ。そうすればこれ以上リッドに辛いものを見させなくてもいいんだぞ?」
ガイはお尻を叩きつつ、特等席のリッドのことを思い起こさせる。
 (リッド・・・・)
パドルの痛みに顔を顰めつつ、キールはリッドに視線を向ける。
スタン達に押さえつけられているリッドの表情は、苦痛に満ちている。
思わず顔をそむけようとするも、押さえているチェスター達が顔をキールの方へ向けさせる。
 見ているうちにだんだんキールも哀れに思えてくる。
何といっても親友なのだ。
自分の身代りになって罰を受け、しかもそれを目の前で見せられる。
まさに地獄の苦しみだろう。
立場が逆ならキールだって苦しまずにはいられない。
 だが、そこでキールのプライドが頭をもたげてくる。
「い・・いやだっ!た、例えリッドのためでも・・恥さらしな真似なんかしたくないっっ!!」
キールは思わず後ろを振り返って言う。
「馬鹿、何を言ってるんだ?もっと大変な目に遭わなきゃいけなくなるんだぞ?」
何としても考え直させようと、ガイは小さな声で言う。
「い・・嫌だって言ってるだろう!?ぼ、僕は絶対に泣いたりなんかしないからなっ!!アシュトンと一緒にしないでくれ!!」
「仕方ないな・・。それじゃあ・・本気で泣かせるしかないな・・」
ガイはため息をつきながら言う。
「ふん・・!や・・やれるものならやってみたらどうだ!?」
自分のお仕置きを見ているリッドに対し、罪悪感が沸いてくるが、もう引っ込みはつかない。
墓穴を掘るのを承知で、キールはそう言い放つ。
それを聞いたガイは、パドルの代わりに、今度は鞭を取る。
 「キール、今のうちだぞ。本当にいいのか?」
鞭を振るう前に、ガイは忠告する。
「うるさいなっ!!叩くならさっさと叩いたらどうなんだ!?僕は泣いたりなんかしないって言ってるじゃないか!!」
「わかった・・。それじゃあ、悪いが本気で泣かせるからな」
「ふん・・!や、やれるものなら・・やってみたらどうなんだ!!」
墓穴を掘るのを承知で、キールはそう言い放つ。
同時に、ガイは鞭を振り上げた。


 ビシィィィィィィ!!!!
ビシッ!ビシビシビシッ!ビシビシビシビシビシビシビシッッ!!
「ぐ・・!ぐっあああ・・!ぐっぐ・・!ひっぐ・・!!」
鋭い切り裂くような鞭の痛みに、キールは苦悶の声を漏らす。
 ビシッ!ビシビシビシッ!ビシビシビシィッ!ビシビシビシッ!
「う・・うっわぁあああ!!ひっ・・!ひっぎ・・!ぎひっひぃぃ・・!!」
拘束されたまま、キールは身を悶えさせ、苦痛の声を漏らしていた。
 「く・・!やめ・・やめてくれ・・!!」
鞭で叩かれ、苦痛に悶えるキールに、リッドはそう漏らす。
「やめて・・くれ!!頼むから・・!!俺が・・俺が・・悪かったよ!!もう・・・泥棒なんて・・絶対に・・しねえから・・!!」
自分の身代りに処罰されるキールの姿に、リッドは全身を震わせ、泣かずにはいられない。
そんなリッドの姿に、スタン達も心を締めつけられる。
だが、ここが踏ん張りどころと、二人も心を鬼にしてリッドを押さえつけ続けた。
 (そろそろ・・だな・・)
鞭を振るいながら、ガイはキールとリッド、それぞれの様子を伺う。
二人とも既に限界に達している。
そろそろ終わらせないとマズイだろう。
ガイは鞭を振り上げたかと思うと、割れ目の奥にある最奥部目がけて思い切り振り下ろした。
 ビッダァァァァァ~~~~~ンッッッッ!!!!
「うっ・・わぁぁあああああああああ!!!!!!!」
お尻の中で一番敏感で弱い蕾を叩かれ、キールは絶叫する。
直後、鼻を突くような匂いが漂った。
 (まさか・・・!?嘘だろう!?)
後ろから漂ってきたアンモニア臭にキールは愕然とする。
公衆の面前で失禁してしまったのだ。
その証拠に、太ももの間を液体が流れ落ちる感触を確かに感じた。
 (そんな・・そんな・・お尻叩きの上に・・お・・お漏らし・・!!)
その事実が、キールのプライドを大きく揺さぶり、ついには崩壊させてしまう。
「う・・うっうぅう・・そ・・そんなぁぁ・・・!!」
情けなくて、恥ずかしくて、ついにキールは泣き出してしまった。
これ以上泣けば恥の上塗り。
それはわかっていたが、もう止まらない。
 「やだぁ・・!もう・・やだぁぁぁ・・!!も・・もぅ・・止めてぇぇ・・!!お願い・・だからぁぁ・・・!!」
一度プライドが崩れるや、意外なほどに呆気ない。
キールは嗚咽しながら、許しを乞いはじめる。
そんなキールの姿に、リッドも特等席で崩れ落ちそうになっている。
(もう十分だな・・・)
ガイはそう判断すると、見届け役の役人に声をかける。
役人の方ももう十分だと判断したのだろう、終了宣言をする。
直後、すぐにも拘束が解かれ、あらかじめ待機していたロイドやルカと共にキールを運んでいった。


 「くぅぅ・・・!」
「だ、大丈夫かよ?」
顔を顰めたキールに、ロイドもリッドも思わず心配になって尋ねる。
あの後、リッドは急いで後を追い、ロイドと共にキールの手当てをしているところだった。
 「ちょ、ちょっと沁み・・た・・だけさ・・・。」
「な・・ならいいんだけどよ。でも、メチャクチャ痛そうだよな・・」
ワインレッドや紅蓮を超えた色になっているお尻を見やりながら、二人とも思わずそう言う。
 「痛そうどころか痛いに決まってるだろう!そもそも・・・リッドが馬鹿な真似しなきゃ僕がこんな目に遭うこともなかったんだからな!!」
「う・・わ・・悪かったって・・・」
キールに責められ、リッドは返す言葉も無い。
 「全く・・・。本当に散々さ・・。あんな大勢の前でお尻は叩かれる・・!お漏らしはする・・!おかげでしばらくは街を歩けないじゃないか!!」
「本当にゴメンって!も、もう食い物泥棒なんてしねえからよ!!」
「そんなの当たり前だろう!約束するか!?」
「す・・するよっ!もうしねえって!!」
「ふん・・。ならいいさ・・・」
リッドが約束すると、ようやくキールは表情を和らげる。
 「ま・・まぁ・・。今回は・・僕も悪かったからな・・。リッドには色々と無理もさせたからな・・」
「キール?」
「ロイド・・・。後でリッドにステーキをたっぷり作ってやってくれるか?」
「ああ!任せとけって!」
「え?いいのかよ?」
今まで食事制限をしてきたのに、とリッドは怪訝そうな表情を浮かべる。
 「し・・仕方ないさ・・。泥棒されるよりは・・腹いっぱい食べてる方がいいだろう?」
「マジかよっ!ありがとなっ!キールッ!」
「か、勘違いするな!ま、またこんなことになったら僕のお尻がもたないから仕方なくなんだからなっっ!!」
「まぁとにかく、今夜は三人でステーキパーティといこうぜ、ロイド」
「おう!任せとけって!」
「全く・・・食べることしか頭にないのか・・」
すっかり嬉しそうなリッドに呆れつつ、元気を取り戻した様子に、キールはホッとする。
 「そうだ。せっかくだからよ、天然モノのウマい肉取ってくるぜ」
「本当かよ、リッド?」
「ああ。ウマい方がいいし・・それに俺のせいでこうなっちまったんだから・・それくらいやらせてくれよ」
「よっしゃ。じゃあ頼むな、リッド」
「ああ。任せとけって。ロイドはキールの世話頼むな」
「おう!任せとけって!」
ロイドが了解すると、リッドはパーティ用の肉を取りに出ていった。


 同じ頃・・。
バアジィィンッッッ!!
バァンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバン~~~~~~~~~!!!!!!!!
「うっわああああああ!!!ごめ・・ごめんなさぁぁぁぁいいいいい!!!」
アシュトンはルシフェルの膝の上で必死に謝る。
 「馬鹿者ぉォぉ!!!大食い小僧の身代わりになるなど、何を考えているのだぁぁぁぁ!!!!」
ルシフェルは怒りを爆発させながら、既に真っ赤なお尻を容赦なく叩く。
「ごめんなさぁぁぁいいいい!!だ、だって・・どうしても助けてあげたかったんだよぉぉぉぉ・・・・」
泣きじゃくりながらアシュトンは必死に弁解する。
 「理由になるかぁぁ!!私がどれほど驚いて心配したかわかっているのかぁぁぁ!!!」
バシバシと容赦なくお尻を叩きながら、ルシフェルは叱りつける。
魔界で仕事中、ついつい心配になり、魔法を使って人間界の様子を見てみたら、アシュトンが広場で公開お仕置きをされている姿が見えたのだ。
あまりのことに驚き、仕事を放り出してアシュトンの元に駆けつけ、キツイお仕置きをしているところだった。
 「ごめんなさぁぁぁいいい!!二度としないからぁ!!許してえぇぇ!!」
「馬鹿者おぉぉ!!謝るのは当然だろうが!二度とこんな無茶で無謀な真似をせぬよう・・今日から一カ月毎日、100回はお尻を叩いてやる!!」
「そ・・そんなぁぁあ!!許してぇぇぇ!!ごめんなさぁぁいいいい!!」
必死に許しを乞うアシュトンだったが、怒り狂ったルシフェルには届かない。
その後、たっぷり二百回は叩かれ、その後、本当に一か月毎日百叩きのお仕置きをされる日々が続いた・・・。


 ―完―

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