夜遊びの代償(SO2&テイルズより:リフィ/イリア、共演パロ)



(ルシアシュ悪魔&神父パロをベースにしたSO2&テイルズ共演パロです。許容出来る方のみご覧下さい)


 「遅いなぁ・・・。やっぱり・・忙しいのかなぁ・・・」
壁にかかった時計と窓を見やりながらアシュトンは思わず呟いた。
どちらもすっかり夜であることを示している。
だが、いつもならとっくに帰って来るルシフェルが珍しく帰って来ない。
 (今朝、遅くなるとは言ってたけど・・・こんなに遅いなんて珍しいね・・)
出かける前のルシフェルの様子を思い返し、アシュトンはそう思う。
どんなに仕事が忙しくとも、出来るだけ早く切り上げて帰って来るからだ。
アシュトンが自分を待って夜遅くまで起きているのを嫌がるからである。
 (ふぁぁ・・。少し眠くなって来ちゃった・・。でも・・やっぱり出迎えてあげたいし・・。怒るかもしれないけど・・・)
眠気を感じつつ、アシュトンはそうも思う。
ルシフェルは遅くなるかもしれないから、待っていないで寝ろと言っていた。
アシュトンに徹夜をさせないためだ。
 しかし、アシュトンとしては、やはり待っていたい。
帰って来たらご苦労様と迎えたいのだ。
そんな気持ちで待っていると、不意にティアが礼拝堂へ現れた。
「あれ?ティア?どうしたのさ?こんな時間に?」
珍しくこんな時間に現れたティアの姿に、アシュトンは思わず尋ねる。
 「夜遅くすまないわ。イリアが来てないかしら?」
「いや。来てないけど」
「そう。悪かったわね、夜遅くに」
「いいんだよ。もう少し起きてるつもりだから」
「そう。ああそうだわ、もしイリアが立ちよったら、すぐに家に帰るように行ってくれないかしら」
「いいよ。あ・・でも・・あの、あんまり厳しく叱らないであげてよ・・。イリアだって年頃の子だし・・・。たまには羽目外したくなるんじゃ・・ないかなぁ・・」
ティアの様子から、恐らく夜遊びしているイリアを探しているのだと察し、アシュトンはそう弁護する。
 「そうはいかないわ。悪いけど、急いでいるから失礼するわ」
ティアはそういうと、繁華街へと向かっていった。
 (心配してるんだろうな・・やっぱり・・・)
夜の街へ探しに出てきたティアの姿に、アシュトンはそう思う。
(大丈夫かな・・?見つかったら・・怒られちゃうよね・・)
同時にアシュトンはイリアのことが心配になる。
 ティアのようなタイプは非常に厳しい。
家族に心配かけるような真似をすれば尚更だ。
お仕置きは免れないだろう。
自分もお仕置きの辛さを身を以って知っているだけに、そう思わずにはいられなかった。
 そんなことを考えていると、ふと、玄関の方で呼び鈴が鳴る。
「あれ?誰だろ?こんな時間に?」
怪訝に思いつつも、アシュトンは玄関へと向かう。
 「はい~、どな・・ってイリア!?」
ドアを開けるなり、拳銃を突きつけて現れたイリアの姿に、思わずアシュトンは驚く。
「早く入れなさいよ!!」
「ちょ、ちょっとっ!落ち着いてよっ!!銃なんかしまって・・・」
「入れたらしまうわよっ!!とにかく入れなさいよっ!!早くしないとヤバイんだからっっ!!」
「わ・・わかったよ・・」
イリアの剣幕にアシュトンは逆らったらマズイと判断し、中に入れる。
 「はぁ・・一体何があったのさ?」
「詳しいことは後で話すわよっ!とにかく、今は誰か来てもアタシは来てないって言いなさいよっ!!」
「わ、わかったから・・。とにかく落ち着・・・」
そう言いかけたところへ、再び呼び鈴が鳴る。
同時にイリアの表情が変わった。
 「イリアッ!早く奥に行って!」
アシュトンは急いでイリアを奥のリビングへと行かせる。
イリアが奥へ消えると、アシュトンは再びドアを開ける。
 「はい~、どなたですか~?」
「私よ、アシュトン」
そう言って現れたのはリフィル。
 「あれ?リフィルさん、どうしたの?こんな時間に?」
「イリアを追ってきたのだけれど、来ていないかしら?」
「いえ。僕は見てませんけど・・」
「そう、夜遅くに失礼したわね。もし、こっちに寄ることがあったら、すぐに家に帰るように説得してもらえるかしら?」
「ええ、いいですよ」
「そう言ってもらえるとありがたいわ。それでは、私はイリアを探さなくてはいけないから失礼するわ」
そういうと、リフィルは教会を立ち去った。


 「どうよ?うまく誤魔化した?」
アシュトンがやって来ると、イリアはそう尋ねる。
「うん、何とか・・」
「はぁ~・・・とりあえず助かったわね・・・」
イリアはホッと一息つきながら呟く。
 「それより・・どういうことなの?せめて事情くらい教えてくれないかなぁ?」
「わかってるわよ。今、話すわよ」


 「う~しっしっしっしっ!やったわっっ!!」
イリアは悪人笑いを浮かべながら、ガッツポーズを取る。
スロットマシンで大当たりを出したからだ。
 「もう一回行くわよっ!!ってアレッ?」
コインを入れようとしたところで、イリアは怪訝な表情を浮かべる。
いきなり何者かがコインを奪い取ってしまったのだ。
 「誰よっ!!何す・・・!!」
ただではおかないとばかりに振り向いたイリアだったが、すぐに表情が強ばる。
リフィルが立っていたからだ。
 「あ、あ~ら、リフィル先生じゃな~い、き、奇遇ねぇぇ・・・」
ぎこちない笑みを浮かべてイリアは誤魔化そうとする。
「奇遇ではなくてよ。イリア、何をしているのかしら?」
「ちょ、ちょっと遊んでるだけよ。別にいいじゃないのよ!」
「それにしては時間が遅すぎるわ。子供がこんな時間まで遊んでいるものではなくてよ。しかも、ここはカジノでしょう?」
「な、何よ!アンタだって来てるじゃないのよ!」
「私は見回りのためよ。それより・・ちょっと来なさい」
「冗談じゃないわよッッ!!ツインバレットッッ!!」
イリアはリフィル目がけていきなり銃をぶっ放した。
 「こらっ!待ちなさいっっ!!」
「待てって言われて待つ馬鹿いないわよっっ!!」
そう叫びながら、イリアは全力で逃げ出す。
その後をリフィルも追っていった。


 「それで街中逃げ回ったってワケよ。はぁ・・疲れたぁぁ・・。どこまでも追ってくるんだから・・・」
「大変だったみたいだね・・。でも・・やっぱり子供がこんな時間まで遊んでるのは・・マズイんじゃないかなぁ・・・」
「うっさいわねぇ。たまには羽目外したっていいじゃないのよ~」
「でもさ、やっぱり皆心配するよ。ティアだって探しに来てたし・・」
「ハァ!?ちょっと!それ本当なの!?」
アシュトンの言葉に、イリアは目を見開いて反応する。
 「うん、ルシフェルがまだ帰らないから待ってたら来たよ。イリアが寄ったら帰るように伝えてほしいってね」
「冗談じゃないわよ!!今夜は絶対に帰らないわよ!!」
「それはどうかなぁ。ティアだってきっと心配してるよ?自分で探しに出てるんだし。ちゃんと帰って安心させてあげた方がいいよ」
「何言ってんのよ!?んなことしたら絶対にお尻叩かれるに決まってんじゃないのよ!!アンタだってうちの姉貴がどれだけ怖いか知ってんでしょ!?」
「ま・・まぁ・・確かに・・怖いよねぇ・・」
アシュトンはイリアの言葉に相槌を打つ。
イリアやルカがティアにお仕置きをされるところを見たことがあるから、その怖さはよく知っていた。
 「わかってんなら何で人を痛い目に遭わせるようなこと言うのよ!?アンタそれでも神父なの!?冗談じゃないわよ!!」
「ご、ごめん・・。機嫌直してよ・・・」
アシュトンは必死に宥める。
下手をするとまた出て行ってしまうかもしれない。
無事に家へ帰ってもらいたいから、それなるわけにはいかなかった。
 「ごめんね、もう無理に帰れなんて言わないからさ。とにかく・・しばらくここにいなよ。走り回って疲れたでしょう?サンドイッチでも用意しようか?」
「ま・・まぁ・・そこまで言うなら仕方ないわね~」
機嫌を治したイリアにホッとしつつ、アシュトンは軽食を用意しようとリビングへと行こうとしたときだった。
 「えっ!?嘘っ!?こんなときにっ!!」
「どうしたのよ?」
驚いた顔をしたアシュトンにイリアは怪訝な表情を浮かべる。
 「イリアッ!早く隠れてっ!また厄介なことになるかもしれないからっ!!」
アシュトンの言葉に、イリアは慌てて隠れる。
「ただいま・・帰ったぞ・・」
「お、おかえり。遅かったね」
ようやく帰って来たルシフェルを、アシュトンはぎこちない笑顔で迎える。
 (何だってよりによってあのアシュトンバカがこんなときに帰って来るのよ!?)
イリアは帰って来たルシフェルに、思わず舌打ちしたくなる。
バレれば面倒なことになる。
 イリアは息を潜め、じっと様子を伺う。
「会議が長引いてな・・・。それよりアシュトン、こんな遅くまで起きていたのか?」
夜も遅いのに起きていたことに、ルシフェルは厳しい表情を浮かべる。
身体に悪いから、徹夜を嫌うからだ。
 「ご、ごめん・・。やっぱり・・どうしても待っていたくて・・。疲れて帰って来るんだから・・お疲れ様って言いたいんだよ・・」
「アシュトン~~~!!」
嬉しいことをいうアシュトンを、ルシフェルは思わず抱きしめる。
 「ル、ルシフェル・・く、苦しいよ・・」
「す、すまんすまん。あまりにアシュトンが可愛いことを言うからな・・・」
「ま、まぁとにかく疲れたでしょ?簡単なやつだけど夕飯用意するからさ」
「そうだな。帰って来るのに食事の時間も惜しか・・・ん!?」
「ど、どうしたの?」
何かに気づいたような表情を浮かべたルシフェルに、アシュトンは恐る恐る尋ねる。
 「むむむ・・。おかしい・・。あの拳銃娘の匂いがするではないか・・」
「ク、クリスマスの準備を手伝ってもらってたからじゃないかな?」
アシュトンはそう言って誤魔化そうとするが、ルシフェルには通じない。
 「いや、この匂いは新しすぎる。今さっきついたばかりだ・・・。こんな夜遅くまであの娘がここにいるわけはあるまい?むむっっ!!」
ルシフェルは凄まじい勢いでイリアが隠れているところへ来ると、隠れ場所から強引にイリアを引きずり出す。
 「ちょっとっ!何すんのよっ!!痛いじゃないのよ!?」
無理やりに引きずり出したルシフェルに、イリアは抗議する。
「貴様っ!?何故ここにいるっ!?」
「ルシフェルッ!お、落ち着いてよっ!!」
「ちょ、ちょっと匿ってもらってただけよ!そんなカッカしなくてもいいじゃないのよ!?」
「匿った・・!?貴様っ!?人に匿われればならんようなことをしおったのかーー!!」
「落ち着いてよっ!イリアは夜遊びしてただけだよっ!?このままじゃ怒られちゃうからって・・そ、それで・・。悪気はないんだから許してあげてよっ!!」
「何を言うか~~!!アシュトンに己の悪事の尻拭いをさせるような真似をしおって~~~~~~~!!!アシュトンまで巻き添えを食ったらどうしてくれる!!そんな小娘はこうしてくれるわ~~!!」
怒り心頭に達したルシフェルは手に呪紋の光を浮かべる。
 本気でイリアの危機を感じたアシュトンは、咄嗟にルシフェルにタックルを食らわし、床へ押さえ込んだ。
「アシュトンッ!!離さぬかっ!!」
「イリア!早く逃げなよっ!!」
その言葉に、イリアはすぐさま教会を飛び出す。
 「おのれっ!!小娘~~!!」
「わぁぁあ~~~っっ!!だから落ち着いてってば~~!!!」
激昂するルシフェルをアシュトンが必死に宥めるのを尻目に、イリアは必死で走り去った。


 「ハァ・・ハァ・・。ったく・・冗談じゃないわよ・・。あれくらいで怒ることないじゃない・・・」
教会近くの小さな広場まで逃げてきたイリアは、ルシフェルの形相を思い返し、そう呟く。
(・・ったく・・アイツ本気でアタシを消し炭にする気だったわね・・・)
ルシフェルから感じた本気の怒りと殺気に、イリアはそう判断する。
 「ハァ~ッ。どうしよ・・。帰れば姉貴に叩かれるし・・・教会にはもう戻れないわよねぇ・・。この寒いのに野宿ってのも・・イヤよねぇ・・・」
どこへ逃げようか、そう考えながら歩いていると、ふと誰かにぶつかった。
 「ちょっと!気をつけなさいよ!どこ見・・・!!」
ぶつかった相手に文句を言いかけて、イリアは言葉に詰まる。
「あら?ぶつかってきたのはイリア、あなたの方でしょう?それより・・・」
目の前にリフィルに、思わずイリアは後ずさる。
 「イリア・・覚悟はいいかしら?」
「冗談じゃないわよっっ!!ツインバレ・・」
「フォトンッ!!」
イリアが銃を撃つよりも先に、リフィルの攻撃術が炸裂する。
術を喰らってイリアがのけ反るや、リフィルは距離を詰めてイリアを捉えてしまう。
 「イリア、もう逃がさなくてよ」
「るっさいわねっ!!離しなさいよっっ!!」
この期に及んでもなお、イリアは抵抗する。
 「仕方ないわね・・」
リフィルはため息をつくと、イリアを抱えたまま、手を振るう。
パンッ!
「ちょっ・・!何すんのよっ!!やめなさいよっ!!」
抗議するイリアだが、リフィルが聞き入れるわけも無く、さらに何度かパンパンとお尻を叩く。
 「やめろって言ってるでしょっ!痛っ!ちょっとっ!どこ連れてくのよっ!って何する気よっっ!!」
叩かれつつも言い返すイリアだったが、近くのベンチへ連れてゆかれ、腰を下ろしたリフィルの膝に載せられそうになり、さすがに慌てる。
 「決まっているでしょう?お仕置きよ」
「じょ、冗談じゃないわよ!こんな広場で!!」
膝に乗せられたまま、イリアはあたりを見回してそう叫ぶ。
広場の周りには家や店がある。
既に閉まっているとはいえ、お尻を叩かれる音や泣き声を聞かれてしまうかもしれない。
 「あなたが悪いんでしょう?しっかり反省しなさい」
「冗談じゃないって言ってんでしょーが!離しなさいよッッ!!」
イリアの抗議を受け流し、リフィルは片手でイリアの身体を押さえ、もう一方の手を振り上げた。


 パッシィィィィ~~~ンッッッ!!!
「くっ・・・!!」
甲高い音と共に、イリアのお尻に鈍い痛みが走る。
 「ちょっとっ!何すんのよっっ!!痛いでしょーがっっ!!」
お尻を叩かれ、抗議するイリアだったが、リフィルはそれを無視してお尻を叩く。
パンッ!パシンッ!ピシャンッ!パアンッ!パアンッ!
「ちょ、ちょっとっ!やめなさいよーっ!痛いってのよっ!!」
パァンッ!パンッ!ピシャンッ!パアンッ!パシンッ!
「痛いって言ってるじゃないのよっ!聞こえてないのっ!?」
「そんな大声で言わなくても聞こえているわよ」
イリアの抗議にそう答えながら、リフィルはお尻を叩き続ける。
 「だったらやめろって言ってんじゃないのよっ!!何で叩くのよっ!?」
「イリア・・・。ずっと前にホームルームで言ったはずよ?こんな時間に繁華街で遊ぶのは禁止だとね。覚えていないのかしら?」
パンッ!パアシィ~ンッ!ピシャ~ンッ!パッアァ~ンッ!
お尻を叩きながら、リフィルはお説教を始める。
 「る・・るっさいわねっ!そんなの覚えてないわよっ!それにそんなのアンタが勝手に決めたことでしょーがっっ!!な、何でアタシらがイチイチアンタの言うこと聞かなきゃいけないのよっっ!!」
お説教をするリフィルに対し、イリアはあくまでも反抗的な態度を取る。
 「イリア・・あなた達の気持ちはわからないでもないわ。でもね、私達大人にはあなた達をちゃんと守らなくてはいけない義務があるのよ。そのために必要なこともあるわ。夜の街は危ないのよ。特に繁華街はなおさらだわ。特にあなたのような年頃の女の子が歩いていたりしたら、本当に危険な目に遭いかねないのよ」
「それがどうしたってのよ!アタシの腕に叶うワケないでしょっっ!!」
「自惚れるのも大概にしなさい。あなたが幾ら強くとも経験に長けたならず者にかかれば、簡単に捕えられてしまうわ。その後は口に出せないことをされたり、最悪二度と家族とも遭えなくなるのよ。わかっているの?」
リフィルの言葉にイリアは黙ってしまう。
言っていることはわかるものの、それを認めたくはない、そういう感情が現れていた。
 「それに、ティアだって探しに出ているそうよ。お姉さんにそんなに心配をかけて、それでもいいのかしら?」
(く・・!痛いところ突いてくんじゃないわよ!!)
イリアはさらに不機嫌そうな表情になる。
しょっちゅうお尻を叩かれたりと、嫌な思いもさせられるが、やはり家族なのだ。
心配をかけるのは本意ではない。
 しかし、それを認めるのは癪だった。
リフィルに降参したように思えるからだ。
冷静に考えればつまらない意地・プライドなのはわかっている。
しかし、それでも頭を下げるのは嫌だった。
 「るっさいわねっ!そんなの姉貴が勝手にしてるだけじゃないのよっ!!アタシには関係無いわよっ!!アンタもアンタよっ!!暴力教師っ!!とっとと降ろしなさいよっ!!児童虐待って訴えてやるわよっっ!!」
「イリア、本気で言っているのかしら?」
一旦お尻を叩く手を止めて、リフィルは尋ねる。
 「だ・・だったら何よっ!幾らでも言ってやるわよっ!暴力教師っ!鬼っ!悪魔っ!鬼畜っ!」
「どうやら反省の色無しね・・。仕方ないわね・・」
リフィルはため息をつくと、イリアのズボンを降ろしにかかる。
 「だああっ!何すんのよっ!痴漢っ!いや痴女ッ!アタシはソッチの趣味はないわよっ!やるならおたんこルカにしときなさいよーーっっ!!」
「イリア、あまり暴れると大事なところが見えてしまうわよ?」
抵抗しようとしたところへそう言われ、さすがのイリアも動きが止まる。
リフィルはお尻を出しつつ、大事なところが見えないようにズボンを降ろす。
同時に、リフィルは膝を組む。
 「ちょ、ちょっとっ!それはマジやめてよっっ!!」
膝を組まれ、お尻を突き上げた体勢にされ、イリアは慌てる。
このポーズではとても痛く感じること、そして厳しいお仕置きをされることを知っていたからだ。
 「ならちゃんと謝りなさい」
「ハァ!冗談じゃないわよ!頭下げるくらいならお尻が壊れた方がマシに決まってんじゃないのよっ!!暴力教師っ!!」
「そう・・。なら仕方ないわね・・」
あくまで強情なイリアにため息をつきつつ、リフィルは手を振り上げた。
 バッシィィィィ~~~~~~ンッッッッ!!!
バァンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバン~~~~~~~~~~~~~~ッッッ!!!
「ひっ・・!ひぎぅいぃぃぃぃぃ!!!!!」
豪雨のような平手にイリアは背をのけ反らせ、絶叫する。
 「だぁぁぁ!!マジやめろってんでしょーがっ!!痛っ!痛ぁぁぁっっ!!ぎゃあああっ!!ひぃぃっ!!痛ぁぁぁっ!!やめっ!やめてーーーっっっ!!!!」
最初のうちは抵抗や暴言を続けていたイリアだったが、やがて悲鳴に変わってゆく。
平手の音とイリアの悲鳴、罵る声、それらが入り混じって広場に響きわたった。


 「ひっ・・!ひぃん・・!ひっひ・・!」
ボロボロと涙を零してイリアは泣いていた。
お尻は今や濃厚なワインレッドに染め上がっている。
 「ひぃん・・!も・・もぅ・・勘弁してよ・・!い・・痛ぁぁ・・」
プライドも意地もかなぐり捨てて、イリアは許しを乞う。
「そうはいかなくてよ。イリア、皆に心配や迷惑をかけてこの程度で許してもらえると思ったら大間違いよ?」
「ちょ、ちょっと待ちなさいよっ!?まだ叩く気なのっ!!」
リフィルの言葉にイリアは慌てる。
 「そうねぇ・・。ちょっとあなたは普段から色々とオイタも過ぎるようだし・・。ちょうどいい機会だわ。皆の前でお仕置きしましょう」
(じょ、じょじょ冗談じゃないわよっ!?姉貴やルカの前ならともかく・・皆の前でなんてやられたら・・・!!)
イリアは恐怖と恥辱に身を震わせる。
キールに負けず劣らず素直じゃなくてプライドの高いイリアにとっては、皆の前でのお仕置きは何よりも辛い。
 「そうと決まったら善は急げだわ」
リフィルはそういうと、お尻を出したままのイリアを抱き上げ、どこかへ向かおうとする。
(ちょっとっ!マジでやる気!!!???)
脅しではないと知ったイリアは恐怖と焦りに駆られる。
もはや意地を張っている場合では無かった。
 「わ、わわわかったわよっ!!アタシが悪かったからっ!!謝るから許してっっ!!」
イリアは必死になって謝る。
「イリア・・本当に反省したかしら?」
「したわよっ!二度と夜遊びなんてしないからっ!!だから皆の前でだけは勘弁してっ!!」
「わかったわ・・。今夜は許してあげるわ・・。ただし・・」
リフィルはそういうと、イリアのお尻を思い切り叩く。
 「ひっ・・!!」
油断していたところを叩かれ、イリアは背をのけ反らせる。
「もし・・また夜遊びをして・・心配をかけるようなことをしたら・・今度こそ皆の前でお仕置きよ。いいわね?」
「わ・・わかったわよっ!!二度としないわよっっ!!」
必死に謝るイリアに、ようやくリフィルはお仕置きの手を止めた。


 「ちょ、ちょっとっ!やめろって言ってんでしょーがぁぁぁ!!」
お尻を叩く激しい音が響く中、イリアの抗議が響きわたる。
「やめろじゃないでしょう?どれだけ心配したと思っているの?」
既に真っ赤なお尻にパドルを降らせながら、ティアはお説教をする。
ようやくのことで家に帰ってきたものの、今度は心配をさせたお仕置きに、ティアからお尻を叩かれているところだった。
 「るっさいわねっ!姉貴が勝手にしたんじゃないのよっ!!アタシは知らないわよっ!!それより下ろしなさいよっ!!痛いでしょーがっっ!!馬鹿姉貴っ!!」
「全然反省していないようね・・・。仕方ないわね・・」
イリアの態度にティアはため息をつくと、さらにパドルを振るう。
 「だぁぁ!やめろって言ってんでしょーがっ!馬鹿姉貴っ!鬼っ!悪魔っ!暴力教師共々児童虐待で訴えてやるからっっ!!」
イリアが懲りずに暴言を吐く中、パドルが振り下ろされ続けた。


 ―完―

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