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堪忍袋の・・・(SO2&テイルズより:ガイ/ロイド、共演パロ・BL)



(ルシアシュ悪魔&神父パロをベースにしたSO2&テイルズ共演パロです。BLありです。許容出来る方のみご覧下さい)


 『ガイの気苦労』の一件から数日後のある日・・・ギルド会館の廊下をいくレオンの姿があった。
気づかれることを恐れているのか、慎重な足取りでレオンは進む。
やがて、ある部屋の前にたどり着くと、静かに入っていった。
 「レオン、誰も気づいてないよね?」
「当たり前だよ、僕が気づかれるような馬鹿な真似するわけないじゃないか」
既に待っていたジーニアスと、レオンはそんな会話を交わす。
 「それよりさ、レオン、お尻どう?まだ痛いの?」
「そりゃそうだよ、クロードお兄ちゃん、ブラシであんなに叩くんだから。おかげでまだお尻が赤いよ。見てみてよ」
そういうと、レオンはズボンを降ろし、未だ赤みが残っているお尻を見せる。
 「うっわ・・こりゃあひどいね。でも僕もさ、ゼロスにこんなにやられちゃったんだよねぇ」
対して、ジーニアスもズボンを降ろし、やはり赤みが残るお尻を見せる。
 「うわぁ・・痛そう・・。っていうか痛いよね」
「当然だよ。ここんところ、お尻が痛くて座るのも辛いよ」
「わかるよ、僕もそうだし」
ジーニアスの愚痴にレオンは同意する。
 「だよね~。ったく・・・二人ともちょっと泥棒猫にお仕置きしてやったくらいで、厳しすぎるよね~」
「そうだよ。皆キールお兄ちゃんには甘いのに僕らには厳しいんだから!!不公平だよね」
キールを嵌めた件でお仕置きをしたクロードとゼロスに、二人はそんな不平を漏らす。
 「ああ!何か思いだしたら腹立って来たよね!!」
「そうだよ。ねぇレオン、この怒り、せっかくだからさ、あの泥棒猫にぶつけてやらない?」
「賛成!!元はといえば、キールお兄ちゃんのせいだもんね!!ジーニアスからロイド兄ちゃん奪った癖に、お仕置きもされないでラブラブしてるんだから!!」
「そうだよ!本当に許せないよね!僕からロイド奪った上に、僕らがお仕置きされるような羽目になるようにしてくれてるんだから!!」
自分達がキールに悪事をしていることなどすっかり棚に上げ、ジーニアスはそう言い放つ。
 「それじゃあ決まりだね。この前、僕らがお仕置きされたお返し、泥棒猫にしてやろうよ!!」
「やろうやろう!!」
ジーニアスの提案にレオンは一も二もなく賛成する。
その後、二人の密談が始まった。


 さらに数日後・・・・。
「よし・・来たね」
「レオン、準備はいい?」
「当たり前だよ」
レオンとジーニアスはそう言うと、マジシャンハンドを手につけ、通りを歩くキールに向かって走り出した。
 (さてと・・・今週はどうするか・・・)
通りを歩きながら、キールは考え事をしていた。
考えているのはリッドの週間食事表とロイドの個人授業用のテスト問題。
 (もう少しハードルを上げてもいい頃か?それとも・・まだもう少し様子をみてからにするか?)
それぞれの課題をどうするか考えているからか、こちらへ向けて走って来るレオンとジーニアスには気づかない。
おかげでドンッと思いきりぶつかってしまった。
 「おいっ!?何をするんだっ!!気をつけないか!!」
思わずキールは声を上げる。
だが、二人はそれに構わず行ってしまう。
「く・・!!ぶつかっておいて謝りもしないで・・・!!」
失礼な二人の態度に思わずムッとするキールだったが、ここでさらにカッとなっても大人げないと思い、そのまま行こうとする。
だが、すぐに違和感を感じ、ポケットを探ると、財布が無い。
 「まさか・・!!」
財布をすられたことに気づき、キールは再び振り返る。
すると、二人はその場から逃げ出しもせず、少し離れたところで馬鹿にしたような笑みを浮かべたり、キールの方を差して笑ったりしていた。
 「よくも・・・!!」
明らかに馬鹿にしている二人の態度に、カッとなってキールは二人を捕まえようとする。
「へイストッッ!!」
レオンは術を発動し、自分とジーニアスの素早さをアップさせるや、急いで逃げ出す。
「こらっ!!待たないかっ!!」
呪紋で足を速めた二人を、キールは急いで追いかけた。


 「ごめんね、手伝ってもらったりなんかして」
「別にいいって。お互い様なんだからよ」
大きな買い物袋を抱えながら、アシュトンとロイドはそう言う。
教会で行う忘年会や新年会のための買い出しをしてきたところだ。
一人では量が多いため、ロイドにも手伝ってもらっているのである。
 「待てっ!待たないかっっ!!」
買い出しの荷物を抱えながら教会へ向かう途中、そんな声が聞こえてくる。
「あれ・・?今の声・・・」
「キールのだよね?何かあったのかな?」
友人の声に二人は怪訝に思い、二人は声のした方へ向かう。
すると、怒り顔のキールが、レオンとジーニアスを捕まえているのに出くわした。
 「やっと・・捕まえたぞ!!」
「ちょ、ちょっとっ!!離してってばっ!!」
「離せだって?ふざけるな!泥棒の癖に!!」
「キール、ジーニアス、どうしたんだよ一体?」
ロイドとアシュトンは騒ぎに思わず声をかける。
 「ああ・・ロイドか。ちょっとこいつらが僕の財布をすったのさ」
「ええ!?本当かよ!?二人とも!?」
キールの言葉にロイドは驚く。
 「ち・・違うよぉ・・。僕ら、ただぶつかっただけだよぉぉ・・」
「嘘を言うな!!さぁ!?早く財布を返せ!!」
「だから僕らじゃないってば!!」
「嘘はやめろって言ってるだろう!!」
「わかったよ!それじゃあ僕らが持ってるかどうか確かめてみなよっっ!!」
そういうや、何とレオンは服を脱ぎ出した。
 「うわあっ!!レオンッ!!ちょちょっと待ちなよっ!?」
「そ、そうだぜっ!!こんなところじゃやべえって!!」
「待てっ!?そこまでしなくていい!!」
服を脱ぎ出したレオンとジーニアスに、アシュトン、キール、ロイドは慌てる。
だが、慌てるロイド達を尻目に、二人とも短パンのみの姿になった。
 「さぁ!!僕らが持ってるかどうか確かめてもらおうじゃないか!!」
「く・・!!わかってるさ!!」
キールはムッとしつつ、二人の服を確かめる。
だが、幾ら探しても財布は見つからない。
 「く・・!!そんな・・はずは無い・・!!」
「どう?財布見つかった?」
アシュトンは心配になり、恐る恐る尋ねる。
だが、ムッとしたキールに睨まれ、引いてしまう。
 「く・・!!も、もういいさ!!き、着替えるがいいさ!!」
キールはそういうと、不機嫌な様子で服を返す。
「うぅ・・・!!ひどいよぉぉ・・!!何もしてないのに・・スリの疑いかける・・なんてぇぇ・・・」
「しかも・・こんなところで裸にさせるなんて・・ひどいよぉぉ!!!」
通行人やロイド達の前で、二人は思い切り泣いてみせる。
 (ま・・また・・やられた・・・!!!)
キールは心の中で歯噛みする。
ジーニアス達にまた悪者に仕立て上げられてしまったのだ。
 「キール!!何てことしてんだよ!!」
怒りの表情を見せたかと思うや、ロイドは叫ぶように言う。
「く・・!!た、確かにすられたんだ!!」
「だからって二人の仕業だなんて決めつけんだよ!!二人に謝れよ!!」
「な・・!!何で僕がこいつらに謝らなきゃいけないんだ!!」
「何言ってんだよ!?何もしてねえのにスリの疑いなんかかけてよ!しかも裸になんかさせて!!こんな小さな子供相手に恥ずかしくねえのかよ!?」
「ふ、二人とも・・お、落ち着いてよ・・」
アシュトンが止めに入ろうとするが、すっかり感情的になっている二人の耳には届かない。
 「うるさいなっ!?こいつらが確かにやったんだっ!!ロイドこそまた騙されてるのがわからないのかっ!!」
「な・・!!子供いじめといて・・開き直るのかよ!!許せねえっっ!!」
「何をするんだっ!?離せっっ!!」
キールは抵抗するが、剣士なロイドに力で叶うはずもなく、通りの脇に置かれたベンチへ連れてゆかれる。
ロイドはベンチに腰を下ろしたかと思うと、いつものようにキールを膝にうつ伏せにした。
 「おいっ!!何をする気なんだっ!?やめないかっ!!」
ロイドの意図に気づき、キールは慌てる。
こんな往来のど真ん中でお尻など叩かれてはたまらない。
「何言ってんだよ!!また性懲りもなく子供いじめてよっっ!!絶対に許さねえからなっっっ!!」
そう叫ぶや、ロイドは手を振り下ろす。
 ビッダァァァァ~~~~ンッッッッ!!!
「く・・・!!」
お尻に走る苦痛に、思わずキールは顔を顰める。
 バシッ!バンッ!ビダァンッ!バンッ!バシッ!
「馬鹿ッ!やめろっ!やめろって言ってるだろうっ!!」
「やめろじゃねえだろ!ちゃんと二人に謝れよ!!」
「何で謝らなきゃいけないんだっ!!ロイドこそ騙されてることに気づけっ!!いい加減にしないと本気で怒るからなっ!!」
自分の話を聞かないロイドに、キールはカッとなって言い返す。
そんな態度にロイドはさらに怒りを募らせ、さらなるお仕置きを始めた。
 (ま・・まずいよ!?)
キールのお仕置きにアシュトンは慌てる。
止めなくては、そう思うが今のロイドが耳を貸すとは思えない。
(ガイを探してこなきゃ!!)
そう判断すると、アシュトンは急いでガイの姿を求めてその場を離れた。


 「あっ!!ガイッ!!よかったっ!?」
ちょうど巡回勤務中だったガイを見つけると、息せき切ってアシュトンは駆け寄る。
「どうしたんだ?そんな慌てて?」
アシュトンの素振りに、ガイは怪訝な表情で尋ねる。
 「ロイドとキールが大変なんだよっ!!早く来てっっ!!」
「何?わかった。すぐ行く」
「こっちだよっ!!」
アシュトンと共にガイは全力で走る。
しばらくすると、何かを思い切り打つ音や言い争う声が聞こえてくる。
ロイドとキールの声だと気づき、視線を向けると、飛び込んで来たのはベンチの上でお尻を叩かれるキールの姿。
 「いい加減にしないかっ!!僕だって本気で怒るからな!!」
「キールこそいい加減にしろよっ!?二人に謝れっ!!」
お尻を叩き、或いは叩かれながら、二人は言い争う。
 「嫌だって言ってるだろう!!どうして騙されてるのがわからないんだっっ!!」
「まだそんなこと言うのかよ・・!!俺、マジで怒ったからな!!」
「うわっ!?何をしてるんだっ!?やめろっ!!やめないかーーー!!!」
ローブを捲り上げ、裸のお尻を出そうとしているロイドに、キールは慌てる。
 「待つんだ二人ともっ!!ちょっと待てっ!!」
そこへガイが声を上げて割って入った。
「ガイッ!邪魔しねえでくれよ!!」
「そういうわけにはいかないだろう?それより・・・一体どうしてこんなことになってるんだ?」
ロイドをなだめつつ、ガイは尋ねる。
 「キールがまたジーニアス達をいじめてたんだよ!スリしたとか言いがかりつけてよ!!」
「だから違うって言ってるだろう!?」
「なるほど、またジーニアス達絡みなんだな?ところで・・二人はどこにいるんだ?」
「え・・?アレッ!?どこ行ったんだよ!?」
ロイドはいつの間にかジーニアス達がいなくなっていることに気づく。
 「ちょ、ちょっとっ!!離してってばっっ!!」
不意に聞こえた声に思わず声のした方を振り向く。
すると、ゼロスがジーニアス達を捕まえているのが見えた。
 「そういうわけにはいかないってーの。ガキンチョ、正直に全部ロイド君達に話しな」
「じょ、冗談じゃないよっ!?そんなことしたら僕がお尻叩かれちゃうよ!!」
「ん~?そんじゃあここで俺様に叩かれる~?こんな通りのど真ん中で叩かれたら恥ずかしいんじゃねーの?」
「わ、わかったってばっ!!お、お願いだからお尻出さないでぇぇぇ!!」
今にもお尻を出そうとするゼロスに、ジーニアスは慌てる。
 「そんじゃあちゃんと話せよ、正直にな」
「わ・・わかってるよぉ・・・」
「ど、どういうことなんだよ?」
わけがわからず、怪訝な表情のロイドに、観念した二人が、自分達の悪だくみであり、キールの財布をすり取りワザと追いかけさせ、ロイドの目の前でキールが自分達をいじめたように一芝居打ったことを話す。
 「な・・何てことしてんだよ!?二人とも!!」
さすがにロイドも驚き、思わず怒った声になる。
「だ・・だって・・この前お仕置きされたりしたのが悔しくてさ・・」
「だからってこんな悪いことしちゃダメじゃないか・・・」
さすがにアシュトンも厳しい顔でそう言わずにはいられない。
 「・・ってことは・・キールは・・悪くない・・ってこと・・だよな・・」
「や・・やっとわかったのか・・。全く・・相変わらず馬鹿だな!!」
「ゴ、ゴメンッッ!!」
「謝って済むかっ!!く・・!!」
怒るキールだったが、お尻の痛みに顔を顰める。
「まずはとにかく医者へ連れて行こう。話はそれからだ」
ガイの提案に全員賛成し、急いでキールを診療所へと連れていった。


 「大丈夫なのか?」
キールの手当てを終えたボーマンに、ガイはそう尋ねる。
「ああ、相変わらず真っ赤だけどな。身体の方は大丈夫だろう」
「そうか・・・・」
ボーマンの言葉にガイはホッとする。
だが、すぐに厳しい表情になった。
 「ボーマン、悪いが空いてる部屋を貸してくれるか?」
「ああ。別に構わないさ。ロイドの方か?」
「ああ。この前ちゃんと言ったはずなんだが・・。まったく・・」
「終わったら声かけてくれ。手当てしないとだからな」
「すまないな」
そう言うと、ガイは待合室へ戻る。
 「ガイ・・キールは?」
待っていたロイドとアシュトンは、恐る恐る尋ねる。
「大丈夫だそうだ、身体の方はな」
「そ・・そっか・・。よかった・・」
「よかったじゃないだろう?まぁとにかく、一緒に来てもらおうか」
そういうと、ガイはロイドと共に開いている部屋へ入る。
 「ロイド・・前注意したはずだぞ?何かあってもキールを信じてやれ、ちゃんと耳を傾けてやれって」
「う・・。わ、わかってっけどよ・・・」
「それなのにまたやったのか?」
いつもよりずっと厳しい口調に、ロイドは思わず黙ってしまう。
 「ロイド・・信じてもらえないどころか、あんな人前で叩かれて・・キールがどれだけ辛かったと思うんだ?」
「ひ・・!!わ、悪かったって!!ゴメンって!!」
ただならぬガイの気配に、ロイドは思わず後ずさる。
 「ゴメンじゃすまないんだぞ?全く・・今日は俺も堪忍袋の緒が切れたからな」
ガイはそういうと、ロイドの手首をグイッと引っ張る。
ロイドが気づいた時には、床が目の前に迫っていた。
 「ちょ、ちょっと待って!!待ってくれよッ!!」
ズボンを降ろしにかかるガイに、ロイドは慌てる。
「ダメだ。ロイドだって自分が悪いのはわかるだろう?」
「で・・でもよ・・!!」
「でもじゃない。悪い子はお仕置き、それはロイドがキールに言ってきたことだろ?ちゃんと反省するんだぞ」
そういうと、ガイはロイドの身体をしっかりと押さえ、もう片方の手を振り上げた。


 ビッダァァァァァァ~~~~~~ンッッッッッ!!!
バァンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバン~~~~~~~~~~~~~ッッッッ!!!!
「ひっ・・!!ひぃぃぃーーーーっっっ!!!!」
絨毯爆撃さながらの平手打ちの嵐に、ロイドは背をのけ反らせ、悲鳴を上げる。
 バアッジィィィィィ~~~~~~ンッッッッッ!!!!!
バァンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバン~~~~~~~~~~ッッッッッ!!!
「痛ぇえええ!!ひぃぃぃ!!ガイッ!!痛てってばああっっ!!痛ぇぇぇ!!!」
あまりの痛さにロイドは目尻に涙を浮かべながら叫ぶ。
 「当たり前だろう、お仕置きなんだから。キールだって痛かったはずだぞ?」
ガイは厳しい表情を浮かべたまま、叩き続ける。
ビッダァァァァ~~~~~~~~~ンッッッッ!!!!
バァンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバン~~~~~~~~~ッッッッ!!!
「ロイド・・・。お前がキールの『恋人』なんだぞ?どんなに悪いことをしても、信じてやらなきゃ、耳を傾けてやらなきゃだろう?それなのに・・・」
「ひ・・!!だ・・だってよ・・。ま・・まさか・・また・・ジーニアスが・・だ・・騙した・・なんて・・・」
「親友を信じる気持ちはわかるぞ。でも、それにつけ込んで今まで騙してきてたことはわかってるはずだろう?」
「わ・・わかってる・・けど・・。でも・・やっぱり・・疑うのは・・辛くてよ・・」
ロイドの言葉に、ガイはお尻を叩きつつ、返す。
 「その気持ちもわかる。だがな、それをキールの方にもどうしてしてやれないんだ?この前、あれだけキールを傷つけたのを忘れたのか?」
「わ・・忘れた・・わけじゃ・・・ひっっ!!」
バッシィィィ~~~~ンッッッッ!!!
「それなら、どうしてまたあんなことをしたんだ。信じてもらえなくて、しかも大勢の前であんな恥ずかしい姿をさらして。キールがどれだけ辛かったと思うんだ?」
「ご、ゴメンってガイッ!!ちゃ、ちゃんとキールにも謝るからよっっ!!ゆ、許してくれよーーーーー!!!!」
「ロイド、悪いが今日は俺もかなり怒ってる。それに、今度こそもう二度とこういう真似はして欲しくない。だから今日は少なくても百叩きはするから覚悟してくれ」
「え・・ええ―――ッッッ!!!ゴメンってばーー!!マジで悪かったからっ!!そんなにされたらケツが壊れちまうぜ!!」
必死に許しを乞うロイドだったが、本気で怒っているガイは聞き入れない。
ガイはさらに平手を振り下ろし続ける。
 バアッジィィィィィ~~~~~~~ンンンッッッッッ!!!!
バァンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバン~~~~~~ッッッッ!!!!!
「ぎゃああああ!!ごめんなさぁぁぃぃいい!!!!やめてくれよぉぉぉ!!!ごめんなさぁぁいいいい!!!!」
ロイドが絶叫する中、長い長い間、ガイの平手が振り下ろされ続けた。


 「ひぃ・・!!ひっひぃぃん・・!!ふっぇ・・・!!」
ボロボロと涙を零してロイドは泣いていた。
お尻は今や倍近く腫れており、紅蓮に染まっている。
 「ロイド・・反省出来たか?」
お尻を叩く手を止め、ガイは尋ねる。
「し・・してるって・・。ひぃん・・。も・・もぅ・・しねえから・・。ちゃんと・・キールの話も聞くし・・し・・信じるからよ・・・。だ・・だから・・許してくれよぉお・・」
泣きながらロイドは必死に謝る。
「わかってくれたようだな。よかった」
ガイはそういうと、ロイドを抱き起こし、顔を合わせながら抱きしめる。
 「ロイド・・すまないな。痛かっただろう?でも、もう二度とキールをお仕置き以外でキールを泣かせることをして欲しくないんだ。それだけはわかってくれ」
「俺こそ悪い、ガイに迷惑かけちまってよ。ちゃんと・・キールに謝らなきゃだよな」
「そうだな。でも、今は手当てが先だ。今、連れてってやるからな」
そういうと、ガイはロイドを抱き上げた。


 「うう・・!!痛ってぇぇぇ・・・!!!」
「こらこら、少し我慢しろって。男の子だろ?」
薬を塗りながら、ボーマンはロイドに言う。
 「うぅ・・マジ痛ぇぇ・・。リフィル先生より・・キツイかも・・・」
「まぁ俺もカッとなりすぎたかもしれないな、今回は」
「全く・・・人の話を全然聞かないからこうなるんだ!!自業自得だ!!」
一緒にお尻を出したまま並んでいるキールが、そう言う。
 「そう言わねえでくれよぉぉ・・。キール~~、俺が悪かったからよー、機嫌直してくれよー」
「機嫌直せだって?一方的に悪者にされた上に、あんな風に恥かかせられたんだぞ?許せるかっ!!」
すっかり機嫌を損ねているのか、キールはそういうと、プイッと顔をそむける。
 「マジ悪かったって!!もう二度としねえからよ!!何でもするから許してくれよっっっ!!ゴメンって!!」
すっかり機嫌を損ねているキールに、ロイドは必死に謝る。
「本当に悪いと思ってるのか?」
「思ってるって!!キールに許してもらえるんなら・・何でもするぜ!!」
「ふん・・。仕方ないな。そこまで言うなら今のところは勘弁してやるさ。ただし・・責任取って一カ月は僕の面倒見てもらうぞ。その間の費用は全部ロイド持ちだからな。いいな?」
「わ・・わかったって・・。トホホ・・しばらくは懐が痛いぜ・・」
ロイドはため息をつきつつも、許してもらえてホッとする。
そんな二人を苦笑しつつも、ガイは温かい目で見つめていた。


 数日後・・。
バシィーンッッ!バァーンッッ!ビダァーンッ!バアッア~ンッ!
「うわぁーんっ!!ごめんなさーいっっ!!」
「もう二度としませぇーんっっ!!許してーーっっ!!」
大勢の市民の前で、レオンとジーニアスの悲鳴が響きわたる。
二人とも広場に設置されたお仕置き台の上でお尻を出した姿で拘束され、パドルで叩かれている。
 何度叱られてもキールへの悪辣な悪だくみをやめなかったこと、そして子供のイタズラや嫌がらせとしてはあまりにも性質が悪すぎることなどから、ここは一度かなり厳しく、かつ断固とした処置を取る必要があるだろうとの皆の話し合いの結果、広場での公開お仕置きという運びになったのである。
 バシーンッ!バシーンッ!バァーンッ!バアーンッ!バチィーンッ!
「ごめんなさーいっ!ごめんなさいーっっ!!もう二度としないからーーっっ!!」
「うわぁーんっ!!本当にもうしませんからぁーっっ!!ごめんなさーいっ!!アシュトンお兄ちゃん助けてーーっっ!!」
「ロイドーーっっ!!も、もう騙したりしないからぁぁーーー!!お願いだから助けてよーーーーーっっっ!!!」
レオンもジーニアスもこの場にはいないアシュトンやロイドに助けを求めながら、長い間泣き叫んでいた。


 ―完―

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