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預かり物(SO2&テイルズより:キール/アシュ、共演パロ)



(ルシアシュ悪魔&神父パロをベースにした、SO2&テイルズ共演パロです。許容出来る方のみご覧下さい)


 「よし・・・こんなところか・・」
キールは一息つくと、手を止め、視線を落とす。
視線の先にあるのは複数の段ボール箱。
段ボールにはファイルが幾つも収まっている。
今まで、論文のために収集したり制作した資料だ。
 (ちゃんと整理出来なかったからな・・・色々忙しくて・・)
段ボールを見やりながら、キールはホッとする。
ギルド会館で請け負う仕事や大学での授業、ロイドの勉強やリッドの食事管理の計画表作成などに追われ、中々資料を整理することが出来なかった。
今日は一日オフのため、ちょうどいい機会だと、資料の整理を行っていたのである。
 だが、整理したはいいが、新たな問題に気づいた。
(マズイな・・・。集めた資料が多くなってきたな・・)
そう、集めたデータや論文などの資料が多くなり、このままだと置き場に困る可能性が出てきたのである。
 (あまり使わない資料は余所に預ける必要があるな。しかしどこに?)
キールは預ける場所を考える。
(ロイドやリッドは・・・ダメだな・・・)
最初にロイド達の顔が思い浮かぶが、すぐにダメだと判断する。
二人ともキールから見ればズボラなところがある。
物を預ける、預かった物をきちんと管理する、そういうことにはあまり向かないタイプだ。
資料を預けるのには向かない。
 (それに二人とも僕と同じアパート暮らしで、預かる場所なんかないしな・・。となるとガイか?いや・・ガイも性格はともかく住んでるのは・・・)
ガイの顔を思い浮かべるが、キールは再びダメだと判断する。
性格面では言うことなしだが、ガイが住んでいるのもアパートだかそういう場所。
まとまった分量のある物を預けるのには向かない。
 (ちゃんと預かったものを管理する性格で・・・ある程度分量のあるものを預かれる場所に住んでるのは・・・・)
そのとき、アシュトンの顔が思い浮かんだ。
アシュトンなら預かった物をちゃんと管理するだろう。
それに教会なら物を預けるスペースもある。
 (よし・・。なら善は急げだな・・)
キールはそう考えると、アパートを後にした。


 「それで僕のところに来たんだね?」
キールから話を聞き、アシュトンはそう尋ねる。
「ああ、ここなら預けられるスペースもあるだろうと思ったからな」
「うん、大丈夫だよ。地下室に空いてるスペースがあるから、好きに使ってよ」
アシュトンは快くキールにそう言う。
 「そうか、助かった。すまないな」
「いいんだよ、別にこれくらい。空いてるスペースを遊ばせておくのもどうかと思うしね」
「ただし・・。今はあまり使わないとはいえ・・僕にとっては大事な資料だ。ちゃんと管理はしてもらうぞ?」
「わかってるよ。安心してよ」
「ならいい。ただし・・・もし資料に何かあったら承知しないからな!」
キールは念を押すようにそう言うと、資料を運び入れに、その場を後にした。


 それからしばらく経ったある日・・・・。
「うわぁ、すっかり埃っぽくなっちゃってるなぁ・・・・」
地下室を見回しながら、アシュトンはそう呟く。
最近、掃除が出来なかったせいか、地下室は埃や汚れが溜まってしまっていた。
アシュトンは掃除用の格好になると、布巾などで床や棚を丁寧に掃除してゆく。
 「こんな感じでいいかな?」
布巾を動かす手を止め、アシュトンは部屋を見渡す。
床や棚はすっかり綺麗になり、塵一つない。
 「あとは・・・虫干しだけかな?」
アシュトンは棚に置かれた箱や段ボールを見やりながら呟く。
中身もちゃんと手入れをしなければ傷んでしまう。
アシュトンは往復を何度か繰り返し、箱を中庭へと運び出す。
 中庭にシートを敷くと、アシュトンは箱や段ボールの中身をシートの上に出す。
シート上に出したのは教会に伝わる古文書類やキールから預かった資料。
「これでよしと・・」
風で飛んだりしないように石で押さえて、アシュトンはそう呟く。
 (あとはしばらく風に当てて陰干しすればと・・。ちょっと疲れたし、一休みしようかな)
そう考えると、アシュトンは寝室へと向かった。


 少し経った頃・・・。
「ふぁぁ・・・」
アシュトンはあくびをしながら、ベッドから身体を起こす。
 (一休みのつもりが寝ちゃったなぁ。あれ?)
アシュトンは何だか外からザーザーという音が聞こえてくることに気づく。
何気なく窓を向いてみるや、愕然とした。
 「嘘っっ!!」
アシュトンは思わず声を上げる。
寝る前はあんなに快晴だったのに、いつの間にかザーザーと大雨が降っている。
 「た・・大変っ!!」
慌ててアシュトンは飛び起きると、中庭へと向かう。
「あ・・・あわわ・・・!!」
中庭に駆けつけたアシュトンはこの世の終わりといわんばかりの表情を浮かべる。
出したものが全て大雨でびしょ濡れになっていたからだ。
 (は・・早く・・中へ入れないと!!)
自分が濡れるのも構わず、アシュトンは急いで建物の中へとびしょ濡れになった資料や古文書を運び込んだ。
 「とほほ・・。どうしよう・・・・」
礼拝堂内に敷いたシーツの上に置かれた、資料類を見やりながら、アシュトンは途方に暮れる。
中庭に出しておいたものは、全て大雨が原因でグッショリと濡れてしまい、中には泥をかぶってしまったものもある。
しかも、慌てて運び込んだものだから、水を吸ってもろくなっているのが災いし、破れたりしまったものもあった。
 (ちゃんと預かるって約束したのに・・・・)
預かった資料をダメにしてしまい、アシュトンは落ち込む。
そんなところへ、追い打ちをかけるような事態が起こる。
 「全く・・!何だって急に降って来るんだ・・!!」
不満そうな声と共に、キールが駆け込んで来た。
 「あれ?ど、どうしたのさ、キール?」
突然現れたキールに、アシュトンはドギマギする。
「ふん、どうもこうもないさ。用があって出かけようとしたら、途中で雨に降られたのさ。幸いこの近くまで来てたから、避難したのさ」
「そ、そうだったんだ。それは災難だったね。それより服濡れてるんじゃない?僕の服貸すから着替えなよ」
「そ、そうだな。風邪を引くのもマズイからな」
「じゃあとりあえず僕の部屋に行こう」
そう言うと、アシュトンはキールを部屋へと案内しようとする。
 「ん?何だ?」
「あ・・そ、それは・・!!」
シーツに気づいたキールに、アシュトンは慌てて取り繕うとする。
だが、その間もなく、キールはシート上に並べられた資料、その惨状を見てとってしまう。
 雨でグッショリと濡れ、すっかり台無しになってしまった資料に、キールは硬直する。
「キ・・・キール・・?」
恐る恐る呼びかけたアシュトンは、振り向いたキールに息を呑んで後ずさる。
 「アシュトン・・」
「な、何・・?」
「すぐに部屋に連れていってもらおうか!話がある!!」
「は・・はぃぃぃ!!」
鬼気迫る雰囲気のキールに、アシュトンは必死に頷くと、急いでキールを寝室へと案内した。


 寝室に入ると、キールは有無を言わせない厳しい表情でアシュトンと向き合う。
「アシュトン・・・」
「な・・何・・?」
アシュトンは恐る恐る尋ねる。
 「礼拝堂の・・・あのシートの上に置いてあったのは何だ?」
「そ・・その・・。地下室にしまっておいた・・古文書・・」
「それだけか?」
「ううん・・。後・・キールから預かった・・資料・・・」
「やっぱりな・・。ところで・・どれも濡れてたな?しかも・・かなりひどいぞ?」
「ご・・ごめんなさい・・。じ・・実は・・・」
恐る恐る、アシュトンは虫干しをしようとして中庭に広げたこと、一眠りしていた間に大雨になってしまい、慌てて屋内にしまったものの、既に雨で濡れて台無しになってしまったことなどを話す。
 「つまり・・・。虫干しをしてたのに・・・途中で寝て、雨でびしょ濡れになるのに任せたんだな?」
「ご・・ごめんなさい・・。ま・・まさか・・こんなことに・・なるなんて・・」
「『ごめんなさい』だって?そんなの当たり前だろう!!データを集めるのに、どれだけ苦労したと思ってるんだ!!」
キールは思わず声を上げる。
どの資料も、制作のために並々ならぬ時間と労力がかかっている。
作り直すには、また多くの時間と労力が必要になる。
 「ご・・ごめん・・なさい・・」
「口で謝れば済むものじゃないだろう!!ふざけるな!!」
「わ・・わかってるよ。ぼ、僕で・・出来ることなら・・・何でもするよ」
「何でも?本当に何でもするのか?」
キールは厳しい表情で尋ねる。
「う、うん、キールに許してもらえるなら・・何だって・・・」
「よし・・。なら・・パドルと鞭を持ってくるんだ」
「え?」
「いいから早くしないか!!聞こえなかったのか!?」
「わ、わかったよ!よ、用意するから!」
慌ててアシュトンは飛び出し、ルシフェルの部屋へと急ぐ。
しばらくして、アシュトンは自分がお仕置きをされるときにルシフェルが使うパドルと鞭を持ってくる。
 「こ・・これで・・いいかな?」
「ふん、まあいいだろう。そうしたら、そこの机に手をついて、こっちにお尻を出すんだ」
アシュトンはパドルと鞭を差し出すと、言われた通り、今度は机に手をつき、キールに向けてお尻を突き出す姿勢をとる。
アシュトンが言う通りにすると、キールはパドルを手にして近づく。
その脇に立つと、キールはアシュトンの上着の裾を捲り上げ、下着ごとズボンを下ろしてお尻をあらわにする。
 「うぅ・・・」
お尻をむき出しにされ、羞恥でアシュトンは顔を赤くする。
「何だ?恥ずかしいのか?」
「そ、そりゃあ・・そうだよ・・」
恥ずかしそうに言うアシュトンに、キールは冷ややかな表情と声で言う。
 「何を言ってるんだ。アシュトンだって前に僕を叩いた時にお尻を出しただろう?僕はもっと恥ずかしかったんだからな」
「ご・・ごめん・・・」
「ふん。まあいいさ。口の代わりに・・お尻の方に言い聞かせてやるさ」
キールはそういうと、片手でアシュトンの背中を押さえる。
そして、もう片方の手でパドルを振りかぶった。


 バッシィィィ~~~ンッッッッ!!!
「ひ・・・!!」
容赦ないパドルの一撃に、アシュトンは悲鳴を上げる。
 バシッ!バンッ!バシッ!ビダンッ!バアンッ!バシッ!
「ひ・・!痛っ・・!ひっ・・!あっ・・!ひぃ・・!」
非力なキールといえど、パドルを使えば、その打撃は辛いものになる。
 バンッ!バシッ!ビダンッ!バンッ!バアンッ!
「よくも・・!よくも・・!!」
パドルを振るいながら、キールは少しずつ、己の感情を高ぶらせてゆく。
 「どれだけ・・・苦労したと思ってるんだ!!」
バシッ!バンッ!ビダァンッ!バアンッ!バシッ!ビダァンッ!
アシュトンのお尻に容赦なくパドルを叩きつけながら、キールは叫ぶように言う。
 「あれだけのデータを集めるのは・・本当に大変なんだぞ!!時間はもちろん・・・お金も・・労力も・・・かかってるんだ!!」
怒りの声を上げながら、キールは怒りに任せてアシュトンのお尻を叩きのめす。
 データを集めるだけでも、多くの時間がかかる。
調査に必要な機材の調達、交通費や宿泊費、護衛の依頼料など、お金もバカにならない。
それに、データは集めればよいというものではない。
集めたデータを調査し、それを資料として形にするのにも時間と労力・お金がかかっている。
 バシッ!ビダァンッ!バアッジィンッ!ビッダァンッ!バッアアンッ!ビバジィンッ!バシィンッ!バアンッ!ビバダァンッ!
「ひ・・!ひぃぃ・・!ぎっ・・!ぎっひ・・!!ひっいぃぃい・・!!」
激しくお尻を叩かれるたび、アシュトンは悲鳴を漏らし、のけ反りそうになる。
お尻は既に全体が赤く染め上がっていた。
 「確かに今は使わないと言ったさ・・!!でも・・捨てる予定なんかないっ!!今書いてるのを仕上げた後に書くつもりだった、別の論文で使う予定だったんだぞっ!!」
キールはパドルを振るいながら、さらに怒りを燃やす。
 「どうしてくれるんだっ!!おかげで論文が書けなくなったんだぞっ!!それだけじゃないっ!!また最初からデータ集めしなきゃいけないんだぞっ!!そのせいで・・どれだけ時間とお金と労力がかかると思ってるんだっ!!」
「ご・・ごめんなさいぃぃ・・!!ぼ・・僕も・・手伝うから・・・!!」
アシュトンは泣きながら謝る。
 「そんなの当然だろう!!こんなもんじゃ・・・まだまだ許してなんかやらないからな!!」
キールはそう言うと、今度は鞭を手にする。
ヒュウンッ!
ビシッ!ビシビシビシッ!ビシビシビシッ!ビシビシビシッ!ビシッ!ビシビシビシッ!ビシビシビシッ!ビシッ!ビシビシビシッ!ビシビシビシッ!
「ひっ・・!!ひぃぃぃぃいいいいぃぃぃぃ!!!」
切り裂くような、鋭い鞭の嵐に、アシュトンは絶叫する。
 「うわぁぁぁんんんんん!!!ごめんなさぁぁぁいいぃぃぃ!!あ、謝るからぁぁぁ!!データ集めも手伝うからっ!!お願いだから許してぇぇぇ!!ごめんなさぁいい!!」
「そんなの当たり前だって言ってるだろ!!まだ始まったばかりなんだからなっ!!」
キールはそう言うと、アシュトンのお尻に容赦なく鞭を振り下ろし続ける。
空気を切る音と共にお尻に叩きつけられる鞭の音、アシュトンの悲鳴と許しを乞う声、それに対するキールの怒声、それらがない交ぜになって寝室に響きわたった。


 「ひぃん・・!うっええぇぇぇんんん・・・」
床に両膝をついて座り込み、アシュトンは泣いていた。
散々鞭で叩かれたお尻は、既に濃厚なワインレッドに染め上がっている。
鞭の跡が隙間なくお尻に刻みつけられ、さらがら畑の畝のようだった。
 「いつまで座りこんでるんだ!!早く立たないか!!」
だが、キールは容赦なく座りこんでいるアシュトンのお尻に鞭を当てる。
「ひぃん・・!ご・・ごめんなさい・・!!で・・でも・・もう・・立てないよ!!」
「何言ってるんだ!まだお仕置きは終わりじゃないんだぞ!!」
「ご、ごめんなさいっ!で、でももう本当に無理だよっ!!お願いだから許してっ!!」
アシュトンは必死になって許しを乞う。
 「ふざけるな・・!!アシュトンのヘマのせいで長年の苦労が水の泡になったんだぞっ!!この程度で許せるかっ!!」
研究成果を台無しにされた怒りゆえか、キールはそう叫ぶ。
 「ひ・・・!!」
キールの怒りの凄まじさに、アシュトンは震える。
その恐怖ゆえか、アシュトンはいきなり立ち上がると、お尻を出したままなのも構わず、部屋を飛び出した。
 「待てっ!逃げる気かっ!!」
恐怖のあまり逃げ出したアシュトンをキールは追いかけた。


 「いやぁ、それにしても災難だったなぁ」
「そうだね、急に降って来るんだからね」
ガイとクロードは巡回しながら、そんな会話をかわす。
 「まぁでも喫茶店の近くだったからよかったな。駆け込んで避難出来たからな」
雨が降って来たときのことを思い返し、ガイはそう言う。
幸い、近くに喫茶店があったため、休憩を兼ねて、店内に避難していたのである。
雨がやんでから、再び市内を巡回中というわけだった。
 そんな会話をしながら、二人は教会の傍を通りかかる。
そのとき、路上にアシュトンが飛び出してきた。
 「ごめんなさいっ!!ごめんなさぁぁいい!!」
「謝って済むかっ!!エアスラストッッ!!」
逃げたことでさらに怒りを燃え上がらせたキールは、アシュトンのお尻目がけてエアスラストを発動させる。
「ひ・・!!ひぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!」
風の刃で文字通りお尻を切り刻まれる激痛に、アシュトンは絶叫し、路上に倒れる。
 「ひ・・・!!」
迫りくるキールから、アシュトンは這ったまま、逃げ出そうとする。
「逃がさないって言ってるだろう!アクアエッジッ!!」
「うわああああ!!!」
逃げるアシュトンのお尻目がけ、キールはさらに水の塊を打ち出し、命中させる。
 「まだまだ・・・。こんなものじゃ・・・うわあっ!!」
「弧月閃!!」
さらに術をアシュトンのお尻に叩きつけようとしたところへ、間合いを詰めたガイが技を叩き込んだ。
 「痛っ・・!!何をするんだっ!!」
ガイに技を叩き込まれ、キールは今度は怒りをガイに向ける。
「何をするんだじゃないっ!!キールッ!あれを見てみろっっ!!」
ガイは叫びように言い、クロードに助け起こされたアシュトンのお尻を指し示す。
アシュトンのお尻は術を受けたダメージで、目も当てられない事態になってしまっていた。
 ようやくキールは我に返り、ギョッとする。
「とにかくボーマンさんのところへ連れて行こう!ガイッ!」
「ああ、わかった」
ガイは急いで応急手当てをすると、クロードと共にアシュトンをボーマンの診療所へと担ぎ込んだ。


 「ぎ・・!!ひぃぃぃ・・・!!」
「痛いか?悪いけど我慢してくれな」
ボーマンは苦痛に悲鳴を上げるアシュトンにそう言いながら、薬を塗る。
 「よし、これで少しは楽になるだろ」
「あ、ありがとう・・。ボーマンさん」
ようやく一息つくと、アシュトンは礼を言う。
 「いいってこれくらい。しっかし・・・それにしてもやられたもんだな・・・」
「う、うん・・。今回は・・凄く怒ってたから・・・。あ、あの・・キールは?」
アシュトンは恐る恐る尋ねる。
 「ああ、キールならガイと空き部屋にいるよ。今頃ガイの膝の上だろうな」
「そ・・そう・・。悪いこと・・しちゃったなぁ・・・」
「おぃおぃ、お前さんの方が被害者だろ?」
申し訳なさそうな表情のアシュトンに、ボーマンはそう言う。
 「で・でも・・。元はといえば、僕がキールから預かった資料ダメにしちゃったんだし・・」
「たとえそうでもありゃあ完全にやり過ぎだぞ。まぁアシュトンに怒れって言っても無理だろうがな。まぁとにかく、今は休みな」
「う・・うん・・。あ・・あの・・こ、このことは・・ルシフェルには・・・」
「わかってるって。俺は言わねえし、ガイ達にも口止めしといてくれって言っとくって」
ボーマンの言葉にアシュトンは安心すると、ようやく目を閉じた。


 同じ頃・・。
バシッ!バンッ!バシッ!バアンッ!ビダァンッ!バアンッ!
「何するんだっ!やめろっ!やめないかっ!!」
「やめろじゃないだろう?キールこそ何をやってるんだ、全く・・・」
抗議するキールを尻目に、ガイはお尻を叩き続ける。
 「く・・!し、仕方ないだろう!苦労してつくった資料を・・台無しにされたんだからなっ!!」
「だからって術で攻撃するだなんてやりすぎだろう?」
「う、うるさいなあっ!イチイチ言わないでくれっ!!それよりいい加減にしないかっ!!僕だって本気で怒るからなっ!!」
「やれやれ・・。反省の色無しか。仕方ないな・・」
ため息をつきながら、ガイは平手を振り下ろす。
 「うわあっ!馬鹿ッ!やめないかっ!うわっ!痛っ!痛ぁぁ!痛いぃぃーーっっ!!やめ・・やだ・・やめてっ!うわああーーっっ!!」
お尻を叩かれるうちに、抗議の声がやがて悲鳴に変わってゆく。
その後、耐えきれなくなったキールが泣きじゃくりながら、ようやく謝るまでの長い間、お尻を叩く音が響き渡り続けた。


 ―完―

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