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ロイド達の隠し事(SO2&テイルズより:/アシュ・キール、共演パロ)



(ルシアシュ悪魔&神父パロをベースにした、SO2&テイルズ共演パロです。許容出来る方のみご覧下さい)


 「こんなところか・・」
キールはペンを置くと、原稿をジッと見つめる。
書き間違いが無いかなど、再チェックしているのだ。
大丈夫だと確認すると、再びキールは安堵の息を漏らす。
 「ん?」
窓の外に目を向けたキールは、ロイドの姿に気づく。
どうやら待ち合わせているらしく、リッドが現れると、二人で何やら話した後、どこかへと立ち去った。
 (何を話してたんだ?)
一瞬、気になったものの、すぐにキールは原稿に視線を戻す。
(まあいいさ。今は論文の方が大事だ)
そう考えると、キールは頭の中で文章を推敲し、続きを書きだした。


 それからしばらく経ったある日・・・・。
「どうもおかしい・・・・」
キールは考え込むような表情を浮かべながら、そう呟いた。
 「え?どうかしたの?」
アシュトンは思わずキールに尋ねる。
「ロイドとリッドのことさ。どうも最近、様子がおかしいのさ」
アシュトンの問いに、キールはそう答える。
 「え?そうかなぁ?僕は気づかなかったけどなぁ」
「間違いない。どうも僕の目を盗んでコソコソ何かやっているような感じなんだ」
「気のせいじゃないかなぁ?二人ともそんなタイプじゃないよ。キールがそう思ってるだけじゃないかなぁ?」
アシュトンはフォローするが、キールにジッと睨まれてしまう。
 「何だ?ヤケに二人の肩を持つじゃないか」
「そ、そうかな?キールの考えすぎじゃない?論文で疲れてるんじゃないの?」
「ふん・・。アシュトンなんかに相談したのが間違いだったか・・・」
そう呟くと、キールはその場を離れる。
 (ふぅ・・。危なかったぁ・・・・)
キールの姿がなくなり、アシュトンはホッとする。
実はロイドとリッドが、キールに隠れてやっていることを、アシュトンは知っていた。
二人がしていることについて、相談を受けていたからだ。
 (バレなくてよかった~。でも・・大丈夫かなぁ?)
安堵の息をつきつつ、アシュトンは不安に襲われる。
ロイド達からは、今、自分達がしていることをキールには内緒にしておいて欲しい、そう頼まれているからだ。
 だが、隠し事をするのは苦手だ。
特にキールは頭がいいだけに、バレてしまうかもしれない。
隠し通せるのか、そう考えると、アシュトンは不安を覚えずにはいられなかった。
 (やっぱりおかしい・・。あれはなにか知ってる・・。その上で隠してるな・・)
アシュトンの態度を思い返し、キールはその結論に達する。
(ようし・・。いい度胸じゃないか。そっちがその気なら・・・突き止めてやるからな)
キールは静かな闘志を燃え上がらせながら、そう決意した。


 数日後・・・。
キールは慎重に、通りを歩いていた。
その視線の先には、ロイドとリッドの姿。
 (どこへ行くつもりなんだ?)
キールは二人にバレないように、適度に距離を取って尾行してゆく。
やがて、皆にお馴染みの、アシュトンの教会が見えてきた。
 (まさか・・)
キールは物陰に隠れ、慎重に様子を伺う。
すると、庭掃除をしていたアシュトンに、ロイド達が声をかける。
既に慣れたようなアシュトンの応対から、リッドとロイドが二人で教会へ来ていること、そこで何かをしていること、などが明らかだった。
 (やっぱり・・何かしてたんだな・・。だが・・それよりも・・)
ロイド達が隠し事をしていたのも許せないが、それを知っていて、自分に話すどころか、一緒になって隠していたアシュトンに対しても、怒りを覚える。
 (神父のくせに・・嘘なんかついて・・騙してたんだな!?)
普段、何だかんだ言いつつも、色々と協力してくれるため、キールもアシュトンに対しては、信頼を抱いていた。
それだけに、ロイド達と一緒に隠し事をしていたことに、裏切られたような気になる。
それが、ロイド達よりも、大きな怒りを、アシュトンに対して抱かせた。
 (今は見逃してやる・・。でも・・・僕を騙した代償は・・必ず支払わせてやるからな!!)
怒りと共に、決意を抱きながら、キールはその場を離れた。


 2、3日後・・・・。
「どうしたの?話って?」
キールと顔を合わせると、アシュトンはそう尋ねる。
話があると言われ、会館に呼び出されたのである。
 「そう急がせないでくれ。まずはとりあえず・・茶でもどうだ?」
「あ、うん。ありがとう」
アシュトンはキールからお茶を受け取ると、口をつける。
だが、飲んでから違和感を感じる。
気づいた時には既に遅く、アシュトンは目の前が暗くなったかと思うと、そのまま気を失った。
 目を覚ましたアシュトンは、頬や膝にシーツの、胸や腹に枕の感触を覚える。
まだ頭がはっきりしないまま見回すと、お尻を突き上げ、両手を後ろ手に拘束された状態で、ベッドにうつ伏せにされていることに気がついた。
 「な・・何これっ!?」
さすがに驚き、アシュトンはハッキリ目を覚ます。
「ふん、気がついたのか?」
声に気づき、うつ伏せのまま振り向くと、キールの姿が見えた。
 「キールッ!ど、どういうことなの!?」
アシュトンは思わず尋ねる。
「話があると言っただろう?」
「で・・でも・・何でこんな・・?お願いだからほどいてよ」
「僕の質問に答えればほどいてやるさ」
「し、質問?」
「ああ。アシュトン・・ロイド達と何をやってるんだ?」
キールの問いに、アシュトンはギクッとする。
 「な、ななな何のこと!?ぼ、ぼぼ僕は何も知らないよ!?」
アシュトンは隠し通そうとするが、露骨に怪しい素振りをしてしまう。
「しらを切るんじゃない!この目で見たんだ!ロイド達とこっそり教会で会ってるのをな!!」
「う・・・・!?ば、ばれてたの・・・」
その事実に、アシュトンは表情が変わる。
 「ふん、僕を騙せると思ってるのか?」
「うう・・。ご、ごめん・・・」
アシュトンは謝るが、キールの怒りは収まらない。
 「ふざけるな!謝れば許してもらえると思ってるのか!?神父の癖によくも騙してくれたな!?一体ロイド達と何をやってるんだ!?」
「キール・・。嘘ついて隠し事してたりしたのは本当にごめんなさい、謝るよ。だけど・・ロイド達のことは・・話すわけにはいかないんだ・・・」
「それで僕が納得すると思ってるのか?」
「そうじゃ・・ないけど・・ごめん・・。これだけは・・話すわけには・・・」
「そうか・・。わかった・・。だが・・僕も引き下がる気は無いからな」
キールはそういうと、アシュトンの神父服の裾を捲り上げ、ズボンを降ろしてお尻を出す。
そして、見るからに痛そうな鞭を取り出した。
 「キ、キールっ!ま、待ってっ!?」
何をされるか気づき、アシュトンは思わず声を上げる。
だが、それを無視してキールは鞭を振り上げた。


 ビシッッッッ!!
ビシビシビシッ!ビシビシビシッ!ビシビシビシッ!ビシビシビシッ!ビシビシビシッ!ビシビシビシッ!ビシビシビシッ!ビシビシビシッ!ビシビシビシッ!ビシビシビシッ!
「うっ・・わああああああ!!!!」
鋭い鞭の一撃が、大雨のように容赦なくアシュトンのお尻に襲いかかる。
 ビシビシビシッ!ビシビシビシッ!ビシビシビシッ!ビシビシビシッ!ビシビシビシッ!ビシビシビシッ!ビシビシビシッ!ビシビシビシッ!ビシビシビシッ!ビシビシビシッ!ビシビシビシッ!ビシビシビシッ!
「ぎゃっ!ひっ!ひいいっ!ぎゃひいっ!ひっ!ひぃぃぃ~~んっっ!!」
鞭の嵐に、アシュトンは幾度も悲鳴を上げる。
あっという間にアシュトンのお尻は赤く染め上がり、蚯蚓腫れで、表面は耕された畑のようになる。
 「よくも・・!よくも・・!騙してくれたなっ!!」
ビシビシビシッ!ビシビシビシッ!ビシビシビシッ!ビシビシビシッ!ビシビシビシッ!ビシビシビシッ!ビシビシビシッ!ビシビシビシッ!ビシビシビシッ!ビシビシビシッ!
怒りを込め、キールは容赦なく、アシュトンのお尻に鞭を叩きつける。
一打ごとにアシュトンの身体が震え、口から苦痛の声が漏れる。
 「ひぃ・・!ご、ごめん・・!き、傷つける・・つもり・・は・・なかったん・・だよぉ・・・」
涙目になりながら、アシュトンは必死に謝る。
 「謝ればいいってものじゃないだろう!ロイド達は何をやってるんだっ!?話すんだっ!!」
怒りの声を上げながら、キールは容赦なく鞭を叩きつけ続ける。
「ひぃん・・!そ・・それ・・だけは・・・。ご・・ごめん・・」
アシュトンは涙目で謝るが、キールの怒りは収まらない。
 「まだ言わないつもりかっ!?これでどうだっ!!」
ビシッ!ビシビシビシッ!ビシビシビシビシッ!ビシビシビシビシビシッ!ビシビシビシビシビシビシビシビシビシッ!ビシビシビシビシビシビシビシッ!ビシビシビシビシビシビシビシッ!
 「ひぃぃぃ!やめてぇぇぇ!お願いだからやめてぇぇぇ!!ごめんなさぁぁいいい!!」
容赦なく鞭が振り下ろされる中、アシュトンは必死に謝り続ける。
鞭が皮膚を容赦なく打つ音、アシュトンの悲鳴、それらがない交ぜになって響き続けた。


 「ひぃん・・ひっ・・うっうっう・・・」
涙で顔をグッショリと濡らして、アシュトンは泣いていた。
お尻は今や、ワインレッドを超えた色に染め上がっている。
その表面は、畑の畝を滅茶苦茶に並べたようになっていた。
 「やめ・・やめてぇ・・お・・お願い・・だからぁ・・・。ごめん・・なさぁい・・」
許して欲しくて、アシュトンは必死になって謝る。
「許して欲しいなら、ロイド達が何をやってるのか言うんだ!!さぁっ!言えっていってるだろう!!」
キールは何としても白状させようと、鞭を容赦なく叩きつける。
 「そ・・それ・・だけは・・!!」
「言わないなら丸一日叩いてもいいんだぞ!?」
「ひ・・・!?」
キールの言葉に、アシュトンは身体を震わせる。
脅しではないとわかったからだ。
だが、アシュトンはそれでも屈しない。
 「ご・・ごめん・・。キールが怒ってるのはわかるけど・・。どうしても・・こ・・これだけは・・・。ロイド達と・・や・・約束・・してるから・・」
「そうか・・。どうやら僕のやり方が甘かったみたいだな」
キールはそういうと、鞭を手放す。
代わって、愛用の杖を取り出した。
 「ちょ、ちょっと待ってっっ!!??」
さすがにアシュトンも慌てるが、キールはお構いなしに詠唱に入る。
「ホーリーランスッッ!!」
「うっ・・わぁぁあああああああああああ!!!!!!!」
詠唱が終わると同時に、光の槍が、アシュトンのお尻目がけて降り注ぐ。
お尻を襲う凄まじい苦痛に、アシュトンは絶叫した。
 「どうしたんだよ?何かうるさ・・・」
騒ぎを聞きつけたのだろう、リッドとロイドが現れる。
だが、ベッドの上でうつ伏せに拘束され、痛々しいお尻をさらしているアシュトンの姿に、言葉が止まってしまう。
 キールも突然現れた二人の姿に、ハッとする。
だが、直後、部屋から飛び出そうとした。
 「ちょ、ちょっと待てよっ!?」
「は、離せっ!?」
慌ててリッドはキールを捕まえる。
対して、キールは逃げようと抵抗する。
 「ロイド!誰か手当て出来るやつ呼んでくれよ!」
「わ、わかったぜ」
ロイドはそういうと、急いで部屋を後にする。
 「離さないかっ!!」
「そういうわけにはいかねえだろ?頼むから落ち着いてくれよ・・・」
抵抗を続けるキールに、リッドはため息をつきながら、そう言った。


 (僕としたことが・・・・・)
一人部屋で待ちながら、キールは打ち沈まずにはいられなかった。
(何をやってるんだ?ただの八つ当たりじゃないか?)
アシュトンにしたことを振り返り、自嘲せずにはいられない。
 ロイド達に隠し事をされて悔しい。
隠し事を知っていながら、一緒に隠しているアシュトンが許せない。
それで、白状させるために暴力を振るう。
 最低なことをしてしまった。
そう思わずにはいられない。
 不意にドアが開き、キールはハッとして顔を上げる。
すると、ロイドとリッドが入って来るのが見えた。
「アシュトンは・・どうなんだ?」
キールは恐る恐る尋ねる。
アシュトンの様子を見に行っていたことを知っているからだ。
 「見た目にはひどいけどよ、命とかには別状ないってよ」
「ちゃんと治るって話だぜ。よかったぜ」
「そ・・そうか・・・」
ロイド達がホッとするのに続き、キールも安堵の息をつく。
 「それよりよ、キール、何やってんだよ」
「そうだぜ、下手したらアシュトン大怪我するところだったじゃんかよ」
さすがにリッドもロイドも、厳しい表情でキールに言う。
 「ふん・・。仕方ないだろう、アシュトンが素直に僕の言うことに答えないからさ」
(おい!何を言ってるんだ!?他に言うべきことがあるだろう!?)
素直に謝れない自分に、キールはそう思わずにはいられない。
 「キールッ!何言ってんだよ!こういうときは『ごめんなさい』だろ!?」
「そうだぜ、ちゃんと謝れよ」
「何だと!?どうして僕がそんなこと言わなきゃいけないんだ!?」
(だからそうじゃないだろう!?)
自分に非があるとわかっているのに、謝るのが嫌で、反抗的な態度を取る自身に、キールは突っ込みたくなる。
 「キール~?」
「うるさいなあっ!説教なんてアキアキなんだっ!!さっさと二人とも出て行ってくれっ!!」
(くそっ!?もうどうにでもなれっ!!)
半ばやけくそになりながら、キールはそう言い放つ。
 「もう・・怒ったぜ!!許さないからな!」
「俺も・・さすがに勘弁してやれねえからな」
ロイドとリッドはそう言うと、キールを左右から押さえつける。
 「おいっ!何をするんだっ!?やめないかっ!!」
抗議するキールだったが、二人の力にかなうはずもなく、あっという間に机に上半身うつ伏せ、お尻を突き出した体勢に押さえつけられてしまう。
「離せっ!馬鹿っっ!」
抗議するキールだったが、ロイド達はそれを無視し、押さえたまま、ローブを捲り上げ、下着を降ろしてお尻をあらわにする。
 「馬鹿ッ!やめろって言ってるだろう!?」
「何言ってんだよ、悪い子はお仕置きだからな」
「そうだぜ。ちゃんと反省しろよな」
ロイドとリッドはそういうと、悔しそうなキールを尻目に、手を振り上げた。


 ビッダァァァ~~~~ンッッッ!!
バッアア~~~~~~ンッッッ!!!
「ぐ・・ぅ・・!!」
最初にロイドの、続いてリッドの強烈な平手打ちに、キールは思わず声を漏らす。
 パンッ!パシッ!ピシャンッ!パアンッ!
パシィンッ!ピシャンッ!パアンッ!パシッ!
ロイドとリッド、それぞれの平手打ちが交互にお尻に叩きつけられ、赤い手形を浮かび上がらせる。
 ピシャンッ!パアンッ!パアンッ!パシッ!ピシャンッ!パアンッ!
パアアンッ!パアシィンッ!ピシャンッ!パアンッ!パアンッ!パシッ!
「く・・!やめ・・やめないか・・!くっ・・!やめ・・ろ・・!!」
二人から与えられる苦痛に、キールは顔をしかめつつ、抗議する。
 「何言ってんだよ、キールが悪い子だったからお仕置きされてんだろ?」
「そうだぜ、反省してないのかよ?」
共通の友人であるアシュトンへの暴力の現場を見たからだろう、二人とも怒っているのが明らかだった。
 (そんなの・・わかってるさ!?)
悔しさに顔をしかめながら、キールは心の中で言う。
自分に非があるのはわかっている。
だが、元はといえばロイド達が自分に対してコソコソと何かをやっていたせい。
そう思うと、頭を下げたくない。
 「う・・うるさいなぁ!アシュトンが素直に話さないから悪いのさ!僕が悪いんじゃない!!」
こんなことを言えば、ロイド達がさらに怒るのを承知で、キールはそう言う。
「「キール?本気で言ってんのかよ?」」
ロイドとリッド、二人とも、表情が険しくなる。
 「だ、だったらどうだって言うんだっ!いい加減にしないかっ!僕だって本気で怒るからなっっ!!」
お仕置きされている屈辱と、隠し事をされたことへの怒りで、キールは叫ぶように言う。
 「もう・・マジで怒ったからなっ!!」
「俺も今日はちょっとやそっとじゃ勘弁してやんねーからなっ!!」
反省するどころか、逆ギレなキールに、二人とも完全に怒ってしまう。
ロイド達は再び手を振り上げると、ロイドの手は左の、リッドのは右のお尻目がけて、勢いよく振り下ろされた。
 バアッジィィィィィィ~~~~~~~ンッッッッッ!!!
バァンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバン~~~~~~~~~~ッッッッッ!!!!
 ビッダァァァァァァ~~~~~~ンッッッッッ!!!!
バァンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバン~~~~~~!!!!!
「ぐっわあぁああああああああ!!!!!!!」
左右のお尻それぞれに、容赦ない打撃の嵐が降り注ぐ。
 「馬鹿ッ!やめ・・やめろっ!やめないかっ!!」
二人同時のお仕置きの嵐に、キールは抗議を続けようとする。
バッジィィィィ~~~~~~~ンッッッッ!!!!
バァンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバン~~~~~~~~ッッッッッ!!!!
 ビッダァァァァ~~~~~~~ンッッッ!!!!!
バァンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバン~~~~~~~~~~~ッッッッ!!
「やめっ!やめろ・・ひぃぃ!痛っ!やだぁぁ!やめっ・・やめて・・やめて・・うわあああっっ!!やだあっ!やめてぇぇ・・・!!」
左右から容赦なく襲いかかる二つの平手の豪雨に、キールは泣き叫ぶしかない。
その後、激しくお尻を叩く音、キールの悲鳴が長い間響き渡った。


 「うっう・・ひっ・・うぅうぅう・・・・」
両肩を震わせ、頬をグッショリと涙で濡らしながら、キールは泣いていた。
お尻は今や、ワインレッドを超えた色に染め上がっている。
左右からそれぞれ激しく叩かれたせいだろう、倍以上は優に腫れ上がっていた。
 「やめ・・ひぃん・・やめて・・・やめて・・・た・・頼む・・から・・」
プライドをかなぐり捨て、キールは必死に許しを乞う。
「何言ってんだよ!アシュトンにあんなにひどいことしてよ!今日はこんなんじゃまだまだ許してなんかやらないからな!!」
だが、完全に怒っているのだろう、ロイドはそう言う。
 (そ・・そんな・・!?)
ロイドの言葉に、キールは目の前が真っ暗になりかける。
そんなキールを尻目に、ロイドは再びお尻を叩こうとする。
 「うう・・・!!も、元はといえば、ロイド達が悪いんだろうっっ!!」
恐怖や悔しさがない交ぜとなり、キールはついに叫ぶように言う。
「え?ど、どういうことだよ?」
キールの言葉に、ロイド達も思わず手が止まる。
 「ふ、二人とも僕に隠れてコソコソやってたんだろうっ!?知ってるんだからなッ!!僕をのけものにしたくせに、アシュトンには手伝ってもらってたんだろう!?ど・・どれだけ・・僕が悔しかったと思ってるんだ・・!!うっうっう・・・!!」
キールは思わず泣きだしてしまう。
 「そっか・・。そうだったのかよ・・・」
「ロイド、もういいんじゃねえのか?」
泣きだすキールに、ロイドとリッドは顔を合わせてそういう。
 「そうだな・・。キール、ごめん。実はさ・・・・」
ロイドは謝りながら、何かを差し出す。
差し出したのは懐中時計。
蓋にはキールの名前が刻まれていた。
 「何だ・・これは?」
懐中時計に、キールは怪訝な表情を浮かべる。
「これを造ってたんだよ、俺とリッドでさ」
「まぁ俺はこういうのは無理だからよ、材料集め手伝っただけだけどな」
ロイドとリッドがそれぞれそう言う。
 「いやさ、いつも俺の食事管理とかロイドの勉強の面倒見たりとかしてるだろ?いつも色々やってもらってるからよ、俺達で何かプレゼントでもしようぜってことにしたんだよ」
「せっかくだから、内緒にしといてビックリさせようと思ったんだよ。アパートとかギルド会館とかだとバレちまうから、アシュトンの教会貸してもらったんだよ」
「そ・・そう・・だったのか・・・・」
のけものにされたのではないと知り、キールは安堵の息をつく。
 「まぁ、隠し事してたのは悪かったって。嫌な思いさせてゴメン」
「俺からも謝るからよ、ゴメンな」
「ば・・馬鹿っ!が、柄にもないことするんじゃないっ!!ま・・まぁ・・今回は・・ぼ、僕も早とちり・・だっらからな・・。し・・仕方ない・・。か、勘弁してやるさ」
キールの言葉に、ロイドとリッドも、ホッとしたように息をついた。


 「くっうう・・・・」
「アシュトンお兄ちゃんっ!大丈夫!?」
薬が沁みるのか、痛みに顔をしかめ、声を漏らすアシュトンに、レオンが思わず声をかける。
 「だ、大丈夫。ありがとう、心配してくれて」
「ふん。剣士のくせにそれくらいで音を上げてどうするんだ?く・・!!」
痛みに顔をしかめるアシュトンに、隣のキールがそう言うが、やはり痛いのだろう、顔をしかめて声を漏らす。
 「何さ~、自分だって痛くて声出してるじゃないかー。涙だって浮かべてる癖にー」
「う、うるさいなっ!め、目にゴミが入っただけさ!」
「キール、子供にそんなこと言うもんじゃねえだろ?」
「そうだぜ、大人げないって」
「く・・・!!」
レオンを庇うロイドとリッドに、キールは悔しそうな表情を浮かべる。
 「まぁまぁ、レオンも言いすぎだよ。それより三人とも、仲直りは出来たの?」
アシュトンは心配そうに尋ねる。
「ああ、悪いな、キールのせいで迷惑かけちまって」
「いいんだよ、隠し事されれば悔しいのは当たり前だし。ごめんね、僕も一緒になって隠したりしてて」
「キール、アシュトンが謝ってんだからさ、キールも謝れよ」
「そうだぜ」
ロイドとリッドの言葉に、キールは一瞬不満げな表情を浮かべる。
しかし、ロイド達の言うことが正しいと思ったのか、アシュトンの方へ向いて口を開いた。
 「ふん・・。ロイド達が言うし・・僕も大人げなかったからな・・・。こ、今回は謝ってやるさ。わ、悪かったな!」
「キール、それじゃあ何かエラそうだぜ?」
「う、うるさいなぁ!謝ったんだからいいだろう!!」
ロイドの言葉にキールはそう言い返す。
 「それより二人とも・・・。幾ら懐中時計のためとはいえ・・・隠し事なんかした以上・・タダで済むなんて思ってないだろうな?」
「「え?も・・もしかして・・」」
ロイドとリッドは恐る恐る尋ねる。
 「決まってるだろう!お尻が治るまで、二人に責任取ってしっかり世話してもらうからな!!もちろん費用は全部二人持ちだぞ!!」
「「ええ~~っ!勘弁してくれよ~~!!資料代とかで破産しちまうって~~!!」」
「ロイド、リッド?そもそも二人が僕に隠れてコソコソやってたからだろう?そのせいでお尻が痛くて大変なんだぞ?わかってるのか?」
キールは真っ赤なお尻を見せながら、責めるように言う。
 「わ・・わかったって。ちゃんと責任取るから許してくれよ~」
「仕方ねえか・・。俺らが隠し事したのが悪いんだしよ」
「わかればいいんだ。それじゃあとりあえず僕は寝るからな。起きるまでちゃんと二人とも傍にいなきゃ承知しないからな!!」
そういうと、キールは静かに目を閉じた。


 ―完―

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