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食い意地の代償(SO2&テイルズより:ガイ/リッド、共演パロ)



(ルシアシュ悪魔&神父パロをベースにした、SO2&テイルズ共演パロです。許容出来る方のみご覧下さい)


 「あ~、腹減ったなぁ」
「またか。さっき食べたばかりだろう?」
空腹を訴えるリッドに、キールは顔をしかめる。
 「だってよぉ、あれじゃあ足りねえって。昔からの付き合いなんだからわかるだろ?」
同意を求めるように言うリッドに、キールはキッと睨みつける。
「そんなの理由になるか!!メタボ一直線どころじゃないんだぞ!!あれでも食べすぎなんだ!!さぁ!運動だ!!」
「ええ~。ヤダって。面倒くせえし、疲れるし・・・」
そう言ったリッドに、キールは愛用の杖を構えてみせる。
 「リッド・・嫌だというなら・・・・」
「うわっ!待てっ!待てよっ!!本気で詠唱すんなって!!」
上級術の詠唱に入るキールに、リッドは慌てる。
「だったらちゃんと運動するか?」
「するっ!するって!!」
このままではエクスプロードあたりでもやられかねないと、リッドは必死に頷く。
 「よし!だったら行くぞっ!!」
「ええ~。今からかよ~」
「リッド?」
「わ、わかったって!行くよ!!」
再び表情が険しくなったキールに、リッドは慌てて言う。
キールに強制的に連れられ、諦めた表情で、リッドはついていった。


 「はぁぁぁ・・・。マジ疲れたぜぇぇ・・・」
肩を落とし、いかにも疲れ果てた様子で、リッドは呟いた。
あの後、嫌というほどマラソンをさせられ、ヘトヘトなのだ。
 「あ~。何か食うモンねえかなぁ・・・・」
キールが聞いたら怒りそうなことを呟きながら、リッドがあたりを見回したときだった。
「あれ?リッドじゃない?どうしたの?」
リヤカーを引きながら通りかかったアシュトンが、リッドに話しかけてきた。
 「ああ、実はさ、キールにマラソンさせられてさぁ、もうヘトヘトなんだよ」
「そうだったんだ。それは災難だったね」
「そうだぜ。嫌だって言おうもんなら本気でエクスプロ―ドとかかまそうとするんだぜ?」
「確かに・・キールって怖いところあるよね」
自分もキールにお仕置きをされたとき、本気でお尻に術を当てられたものだから、キールの怖さはよくわかる。
 「だろ~。ったく、幾らダイエットでもよ~、キツすぎだぜ。ん?」
リッドはふとリヤカーの中から漂ってくる匂いに気づく。
思わず中を覗きこんでみると、そこにはぎっしりとお弁当が詰まっていた。
 「あれ?どうしたんだよ、この弁当?」
「これ?生ごみに出しに行くんだよ」
「ええ!?何でだよ!?もったいねえじゃん!?」
目の前にずらりと並んだ弁当の山に、リッドは思わずそう言う。
 「しょうがないよ。これ、皆賞味期限切れだからさ。生ゴミで出さないと」
「何言ってんだよ。ちょっと賞味期限切れぐらいで、もったいないじゃんかよ」
「そうは言っても・・・そういう決まりだし・・。食中毒なんか出したら・・・・」
「なぁなぁ!そんなら俺にくれよ!!」
「ええっ!?何言ってるのさ!?」
リッドの要求にアシュトンは驚く。
 「どうせ捨てるんだろ?そんなのもったいねえじゃん。だったら俺が食っちまうよ。ちょうど腹減ってるからさ」
「そ、そんなわけにはいかないよ!もし、食中毒になんてなったら・・・・」
さすがにアシュトンもためらう。
 「大丈夫だって。それに、キールにマラソンさせられて、腹減って死にそうなんだよー!頼むよー!!」
悲痛そうな表情で頼むリッドに、アシュトンはだんだんかわいそうになってくる。
 (うう・・・。本当、辛そうだし・・。それに・・何か声のせいか・・人事に思えないしなぁ・・・・)
辛そうなリッドの様子がたまらず、また自分とそっくりの声で頼みこまれると、何とも言えなくなってしまう。
 「わ・・わかったよ・・。君がそう言うなら・・」
「マジかよ!?いいのか!?」
「うん・・。でも、本当に気をつけてね?少しでもおかしいと思ったら、食べるのはやめてよ」
「わかってるって。じゃあ、ありがとな!!」
リッドはそういうと、リヤカーごと賞味期限切れのお弁当を持っていった。


 「はあ~っ。食った食った~。賞味期限切れっつったって、十分ウマいじゃんかよ」
全ての弁当を平らげ、リッドは幸せそうな表情を浮かべる。
「これで捨てるなんて本当、もったいねえよ。あっ!どうせなら、これからは賞味期限切れの弁当、全部引きとりゃあいいんだ。タダで食えるし」
歯をみがきながら、リッドはそう言いやる。
 「さ~て、腹一杯だし、一休みすっか」
そう呟くと、リッドはそのまま横になった。
 数時間後・・・・。
(やっぱり・・・心配だなぁ・・・・)
アシュトンは不安そうな表情で、アパートへと向かっていた。
必死に頼み込まれ、渡してしまったものの、何かあってはと思わずにはいられなかったのだ。
(無事だといいんだけど・・・・。でも・・嫌な予感がするし・・)
そう考えているうちに、リッド達のアパートへとつく。
 「リッドー、いるー?」
呼び鈴を鳴らしながら、アシュトンは呼びかける。
だが、返事が無い。
 (ど・・どうしたんだろ!?まさか・・・!!)
アシュトンは不安を覚える。
「リッド!リッド!!どうしたの!?いないの!?」
アシュトンは思わず何度も呼び鈴を鳴らす。
 「おいっ!うるさいぞっ!論文に集中出来ないだろう!?」
呼び鈴の音に怒ったキールが、部屋から飛び出してきた。
「あっ!キールッ!大変なんだよっ!さっきから呼び鈴鳴らしてるのに、全然リッドの返事が無いんだよ」
「何だって?出かけてるんじゃないのか?」
「でも、鍵はかかって無いし・・」
「だったら入って確かめてみればいいだろう?」
「で、でも勝手に入るのは・・」
「そんなことを言ってる場合じゃないだろう!来いっ!」
さすがに昔からの友人のことだからか、キールは中に入ってゆく。
慌ててアシュトンも入っていった。
 「何だ・・!?うわっ!?」
「何?どうしたの?ええっ!?」
顔をしかめたキールの後ろからそれを覗きこみ、アシュトンも思わず驚く。
床は大量の吐物で汚れていたからだ。
吐物のそばではリッドが倒れている。
口の周りが吐物で汚れており、リッドが吐いた物なのは明らかだった。
 「な・・・!?意識が無いっ!?」
「ええっ!?ど、どうしよう!?」
キールの言葉にアシュトンは思わず声を上げる。
「慌てるんじゃない!誰でもいいから呼んでくるんだ!そうしたら担架を造って運ぶんだ!」
「わ、わかったよ!」
アシュトンはすぐに誰かを呼びに外へ出る。
ちょうどよいことに、部屋へ帰るところのロイド、巡回中のガイに出会ったため、二人に声をかける。
知らせを聞くや、二人とも急いで駆けつけ、担架を造ってボーマンの元へと運んでいった。


 目を覚ましたリッドの目に最初に飛び込んで来たのは、ロイドとキール、ガイ、アシュトンの顔だった。
「リッドッ!?目が覚めたのかよ!?」
「あれ?どうしたんだよ皆?それに、ここどこだよ?」
ロイドの問いに、リッドは怪訝そうな表情で尋ねる。
「ボーマンの診療所さ。部屋の中で意識不明で倒れてたんだ」
「あ・・。そっか・・。そういや・・・」
リッドは弁当を食べ終えてしばらくした後、腹が猛烈に痛くなり、胃の中身を戻してしまった後、意識を無くしたことを思い出す。
 「それで、一体原因は何だったんだ?」
ガイがボーマンにそう尋ねる。
「それなんだがな、食中毒だ」
「食中毒?何でだよ?」
ボーマンの答えに、ロイドは怪訝な表情を浮かべる。
 「それは僕から話すよ。実は・・・」
おずおずと話を切りだすと、アシュトンは賞味期限切れの弁当を、リッドに全て渡したことを気づく。
「それを食べたのか!?何をやってるんだっ!!」
「し、仕方ねえだろ~。マラソンさせられて、腹減ってたんだよ~」
「だからって賞味期限切れの弁当なんか食べる馬鹿がいるかっ!!死んだらどうするんだっっ!!」
「そうだぜ。食い意地はってるのも限度ってもんがあるぜ」
「まぁまぁ、二人とも落ち着いたらどうだ?リッドだって疲れてるだろうし、今は休ませてやらないと」
心配させられただけに怒るキールとロイドを、ガイがそう宥める。
 「まぁ色々言いたいこともあるだろうが、ガイの言う通りだ。今は休ませてやってくれ」
「し、仕方ないな・・。今は勘弁しておいてやる・・・」
「そうだよな。リッド、何かあったら呼んでくれよ」
キール達はそういうと、病室を後にした。


 数日後・・・・・。
「リッドー、いるか?」
「あれ?ガイじゃんかよ?どうしたんだよ?」
アパートを訪ねてきたガイに、リッドは玄関先でそう尋ねる。
 「ああ、ちょっとな。上がらせてもらっていいか?」
「ああ、別に構わねえぜ」
「それじゃあお言葉に甘えるとするか」
そういうと、ガイは奥のリビングへと行く。
 「それで、どうしたんだよ?」
「ああ、実は話があってな」
「話?」
「ああ。その前に・・調子はどうだ?もう治ったのか?」
「ああ。バッチリだぜ。まぁ、キールとロイドにはメチャクチャに怒られたけどよぉ・・」
思い出したのか、リッドはげんなりする。
 「まぁそれは仕方ないだろうなぁ。皆、心配したんだからな」
「わかってるけどよぉ・・・・」
「まぁそれはとにかく・・元気でよかった。これなら叱っても大丈夫だな」
「え?な、何でだよ?」
ガイの言葉に、思わずリッドは尋ねる。
 「リッド、俺だって心配したんだぞ?」
「そ、そいつは悪かったって。は、反省してるからよ!」
お仕置きされてはたまらないとリッドは必死に言う。
 「ダメだ。今回は俺も怒ってるからな」
ガイはそういうと、リッドの手首を掴む。
リッドが気づいた時には、ガイの膝の上に引き倒されていた。
 「待て!待ってくれよ!!」
お尻をむき出しにしようとするガイに、リッドは慌てる。
「ダメだ。しっかり反省するんだぞ」
ガイはそういうと、片手でリッドの身体をしっかり押さえる。
同時に、もう片方の手を振り上げた。


 バッシィィィ~~~ンッッッ!!
「痛っ・・・!!」
弾けるような音とともに、お尻に痛みが走る。
思わずリッドは声を漏らし、苦痛に顔を歪める。
 パンッ!パシンッ!ピシャンッ!パアアンッ!パシンッ!
「うわっ!ちょ、ちょっとっ!待ってくれよっ!!」
ガイの平手が幾度も降り注ぎ、リッドのお尻にほんのり赤い手形を刻みつけてゆく。
 パンッ!ピシャンッ!パアアンッ!パシンッ!ピシャンッ!
「リッド、何を考えているんだ?賞味期限切れの弁当を食べるだなんて。しかも・・あんなに大量に・・・」
お尻を叩きながら、ガイはお説教を始める。
 パンッ!ピシャンッ!パアアンッ!パシンッ!パアシィンッ!ピシャンッ!パアアンッ!パシンッ!
「痛っ・・!し、仕方・・ねえだろ~~。キールに運動させられて・・メチャクチャ腹減ってたんだよ~~~」
お尻を叩かれる苦痛に、貌をしかめながら、リッドは弁解する。
 「それは理由にならないだろう?気持ちはわかる。ヘトヘトになるくらい運動させられたら、それは腹も減るだろうからな」
「わ、わかってんなら何で叩くんだよ~!痛っ!痛えってっ!!」
お尻の痛みに、思わずリッドは涙目になり、両脚をバタつかせる。
 「それでも、賞味期限切れの弁当を食べるのは無いだろう?リッド、賞味期限があるのは、意味があるんだぞ?傷んだ食べ物は危険なんだ。身を以って、それはわかっただろう?」
リッドのお尻を赤く染めながら、ガイはそう言う。
「だってよ・・別に・・大丈夫そうだったし・・」
「見た目がキレイでも大丈夫とは限らないんだ。だから役所が厳しく指導してるんだぞ?」
「わ・・わかったよ~!も、もう・・賞味期限切れのもんには手出さねえからさぁ。勘弁してくれよ~」
「ダメだ。リッド、幾ら空腹だからって、食い意地を張って危ないことをしたんだぞ?その結果、下手をすれば死んでいたかもしれないんだぞ?」
「う・・そ・・そいつは・・・」
ガイの言葉に、リッドは言い返せない。
「それだけじゃない。キールやロイド・・いや、二人だけじゃない。皆がどれだけ心配したと思う?自分の命を危険にさらして、それで皆に心配をかけるなんて・・・何よりも悪いことだぞ?」
「わ・・わかってるって・・・」
「だから・・今日はこんな程度じゃまだまだ許さないからな。覚悟するんだぞ」
「そ・・そんな~~!!勘弁してくれよ~~!!」
ガイのお仕置き宣言に、リッドは泣きそうになる。
だが、ガイは容赦なく手を振り上げた。
 ビッダァァァァァァ~~~~~~~~~ンッッッッッッ!!!!!
バァンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバン~~~~~~~~~~~~~~~~ッッッッッ!!!!!
「ぎゃああああああああああああああ!!!!!痛ってえええええええ!!!!!!」
集中豪雨さながらの平手打ちに、リッドは絶叫する。
 バアッジィィィィィ~~~~~~~~~~~ンンンッッッッッ!!!!!
バァンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバン~~~~~~~~~~~~~~ッッッッ!!!!!
「ガイィィィィィ!!マジで悪かったってばぁぁぁ!!!も、もうしねえからぁぁぁぁ!!勘弁してくれよぉぉぉぉ!!!!!」
必死に謝るリッドだが、ガイの平手は容赦なく降り注ぐ。
「ごめんなさぁぁぁいいいい!!ごめんなさぁぁぁいいいい!!ごめんなさーーーいっっっっっ!!!!勘弁してくれよぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」
泣き叫びながら謝るリッドの悲鳴、ガイの平手の嵐、それらがない交ぜになって部屋に響きわたった。


 「痛って・・・痛え・・痛えよぉぉ・・・・」
両肩を大きく震わせながら、リッドは泣いていた。
お尻は倍以上腫れ上がり、ワインレッドに染め上がっている。
 「熱い・・熱い・・熱いぉぉ・・!!痛えよぉ・・」
「リッド、痛いか?」
一旦お尻を叩く手を止め、ガイは尋ねる。
 「痛え・・なんてもんじゃねえよぉ・・。もう・・死んじまうそうだってのぉぉ・・・」
恥じらいも何もかもかなぐり捨てて、リッドは泣きじゃくりながら言う。
「そうだ。痛いよな。だけどな、キールやロイドはもっと辛い思いをしたんだぞ?リッドが死ぬかもしれない。そう思ってな」
ガイは泣いているリッドを抱き起こす。
 「リッド、食い意地が張ってるのは別にいいさ。だけどな、そのことで自分の命にかかわるようなことはやめてくれ。皆、心配するぞ?」
「わ・・わかったって・・。も・・もう・・本当にしねえよ・・・」
「わかってくれてよかった。よし、お仕置きはもう終わりだ」
ガイはようやく優しい表情を浮かべると、そう言った。


 「うう・・・!!」
「大丈夫か?沁みたか?」
薬を塗る手を動かしながら、ガイはそう尋ねる。
 「だ・・大丈夫・・・。はぁ~・・。それにしても・・ガイにも怒られちまったなぁ・・」
真っ赤なお尻を出したまま、リッドはため息をつく。
「まぁ俺も少しカッとなりすぎたな。悪かった」
「いいんだって。俺が悪いのは本当だしよ」
「そう言ってもらえるとほっとするよ。それはともかく・・無理しないで休んだ方がいい。俺がいるから安心してくれ」
「そっか。じゃあ、お言葉に甘えるとすっか」
そういうと、リッドはそのまま静かに目を閉じた。


 ―完―

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