プライドの代償(いたストポータブルより:ビアンカ/アーシェ)


(いたストポータブルを題材にした二次創作です。許容出来る方のみご覧下さい)


 「ヤバイヤバイッ!早くしないと遅刻じゃんっっ!!」
「そうでがすっ!急ぐでがすよっっ!!」
ユフィとヤンガスは必死に走っていた。
いただきストリートの世界でゲームに参加することになっているのだが、遅刻してしまったのである。
走りに走り、ようやく、今回のゲーム会場へ入場できた。
 「ハァ・・ハァ・・。す、すいません。お、遅れたでがすよ・・・」
既に到着していた参加者達にヤンガスは汗だくになって謝る。
「謝ればよいというものではありませんよ?遅刻など、何を考えているのです?」
先に到着していた二人のうち、アーシェが詰問口調で言う。
 「まぁまぁ、二人だってわざとじゃないんだし。そんなに怒っていたら楽しくゲームは出来ないわよ」
怒るアーシェをビアンカが宥める。
 「あなたたちと慣れ合うつもりはありません」
「そういうことは言わないものよ。雰囲気を壊してしまうわ。私からもお願いするわ。許してあげて」
「仕方ありません・・。喧嘩をするのも大人げないですし、今回は許しましょう」
ようやく態度を和らげたアーシェに、ユフィもヤンガスもホッとする。
「ビアンカさん、ありがとう~~」
「おかげで助かったでがすよ」
安堵の息をつきながら、ユフィ達はビアンカに礼を言う。
「いいのよ、これくらい。でも、やっぱり遅刻するのはよくないわ。次回からは気をつけてね」
その言葉にヤンガス達は再び謝る。
「まぁ固い話はここまでにしましょう。せっかくのゲームなんだから、楽しくやらないとね」
ビアンカの言葉に、ア―シェ以外の全員が同意する。
やがて、ゲームが始まった。


 「何てこったい!もう、店が全然残ってないでがすよ!!」
ヤンガスは愕然とした表情で叫ぶ。
ステージ内に買える店が全く残っていないことに気づいたからだ。
「えーっ!こんなに高いのー!?」
一方、ユフィもショックで声を上げる。
止まった店の買い物料が、法外な値段だったからである。
 「うう~~~。こんなに払わなきゃいけないなんて・・・財布が寒いよ・・・」
大量の出費をする羽目に陥り、ユフィは泣きそうになってしまう。
 (全く・・!何を考えているの!あの二人は!?)
そんなヤンガス達にアーシェは苦々しい表情を浮かべる。
(あんなに露骨に感情をあらわにして。恥というものを知らないのかしら?)
自分の感情に正直なヤンガス達の姿に、アーシェはそう思わずにはいられない。
元々真面目で責任感が強い性格のため、感情をあらわにすることに否定的だ。
王族として生まれ育ち、今はレジスタンスとして国を取り戻すために戦っていることも、それに拍車をかけていた。
そんなアーシェにとって、ヤンガス達の振舞いは見苦しいものでしかない。
 「あれ?アーシェ、どうしたの?」
そんなアーシェの感情を感じとったのか、ビアンカが声をかけてくる。
「何です?いきなり話しかけてきて?」
感情を押さえつつ、それでも不機嫌を隠せない様子でアーシェは問い返す。
 「いえ、何だか怒った顔をしているから・・・」
「これくらい何でもないわ。私には構わないで」
それだけ言うと、アーシェは離れてしまう。
 「あらら、怒らせちゃったかしら。楽しく遊んでほしいんだけど・・・」
アーシェの態度にビアンカはそう思う。
ゲームにアーシェを誘ったのはビアンカだった。
 以前、ゲームをしたことがきっかけで、ビアンカはFF12の世界のメンバーと知り合いになっていた。
そのとき、ヴァン達から、彼女のことを聞いたことがある。
それ以来、アーシェのことが気にかかっていた。
色々なものを抱え込んだ挙句、大変なことになりはしないかと。
 それで、折に触れてビアンカはアーシェをゲームに誘っている。
皆と楽しく遊んで、少しでも心の重荷を軽くして欲しい。
そう思っているのだが、中々思うようにはいかない。
(今すぐというわけにはいかないわね・・・。とりあえず今はせっかくのゲームを楽しみましょう)
そう考えを変えると、ビアンカもゲームを楽しむことに意識を集中した。


 (私ともあろう者が・・・何をしているの!?)
平静を装うものの、アーシェは苛立ちを覚えずにはいられなかった。
(こんなところですごろくゲームなどして!私には大切な使命があるというのに!!)
アーシェは自分自身に苛立つ。
唯一の王位継承者として、国を取り戻すために帝国と戦う。
それが彼女の使命。
本来なら、すごろくゲームなどしている場合では無い。
 (それなのにあのビアンカとかいう人は・・・)
アーシェは一緒にゲームをしているビアンカを密かに睨みつける。
何のつもりなのか、事あるごとに自分をゲームに誘おうとするのだ。
断っても、あの手この手で誘うため、やむなく参加しているのである。
アーシェが密かに苛立ちを抱えていたそのときだった。
「やった!マークゲット!!」
不意にユフィの声が響く。
何だと思って振り向くと、ユフィはマークの一つを手に入れ、ガッツポーズを見せていた。
ステージ上にはトランプのマークにちなんだ四つのマークがある。
それらを集め、ぎんこう城に戻って来ると、レベルアップし、賞金をもらえるのである。
 「それにちょうどマスに止まってるから、チャンスカードも引ける!やったね!!」
ユフィはさらに嬉しさで笑顔になる。
マークのあるマスにちょうど止まると、チャンスカードを引くことが出来る。
その名の通り、引いたカードによってチャンスを得られるカードだ。
もっとも、よいカードばかりではないが・・・。
 「よっしっ!コレ・・ってうっそ~~~!!!」
引いたカードを見て、ユフィは愕然とする。
『皆に30Gずつあげる』
というものだったからだ。
 「とほほ~~。せっかく引いたのに~~。逆に損しちゃったよ~~」
ユフィはショックで肩を落とす。
「まぁ、仕方ないか~。ルールはルールだし。はい、ヤンガス、ビアンカ」
ユフィは他の参加者達に30Gずつ渡してゆく。
 「はい、アーシェ。受け取って」
ユフィはアーシェにお金を渡そうとする。
「何ですか?これは?」
ユフィが差し出したお金にアーシェは不機嫌な表情になる。
 「何って見ればわかるじゃん。30Gだよ。受け取ってよ」
「いりません」
「そうはいかないっての。ルールなんだから受け取ってよ」
「他人の施しなどいりません!」
「そんなんじゃないってば!!」
ルールである以上、受け取ってもらわなくてはいけない。
「ユフィの言う通りでがすよ。アーシェさん、ここは受け取るのが筋でがすよ」
ヤンガスもユフィに味方し、アーシェにお金を受け取るように言う。
 「私はいりません!全く・・・!!これだから庶民出身の人達は!!お金となれば目の色変えて!!恥というものを知らないの!!もう・・見苦しいわ!!」
苛立ちが爆発し、アーシェはヤンガスとユフィを馬鹿にした発言をする。
 「ちょっとっ!!その言葉聞き捨てならないわよっ!!王族だからって馬鹿にしてんのっ!!」
「ユフィ!落ち着くでがすよ!!」
カッとなったユフィを、ヤンガスが必死に押さえる。
 「自分がどれだけみっともない振舞いをしているのか、わからないの?これだから庶民の人達は・・・・・」
「ムッカ~~!!王女様だか何だか知らないけど、泣かせてやるんだから~~!!!」
「だぁぁぁ!やめるでがすよ!!」
アーシェは火に油を注ぐようなことを言い、ユフィがさらに激昂してしまう。
ヤンガスは必死に押さえるも、ユフィはアーシェに襲いかかろうとする。
 「アーシェッッ!!」
突然響いた声に、思わずアーシェは振り向く。
すると、今まで見たことのない、怖い顔のビアンカが立っていた。
 「な・・何です?ビアンカさん」
只ならぬ雰囲気のビアンカに、アーシェは一瞬怯みそうになる。
だが、平静を装って尋ねる。
「何てヒドイことを言うの!二人に謝りなさい!!」
ビアンカは怒りをあらわにして叱る。
 「嫌です。どうして私が謝らなければならないのです」
アーシェは押されそうになるも、反抗する。
「あなた、自分がどれだけひどいことを言っているのかわかっているの!?」
「わ、私は別に悪いことなど言っていません!!ど、どうしてこんな人達に謝らなければいけないの!!」
頭ごなしに叱られ、謝れなどと言われ、アーシェはさらに反抗的になる。
「本気でそんなこと言っているのかしら?」
「だ、だったら何だと言うんです!あ、あなたこそ何ですか!!何様のつもりなの!!い、田舎者のくせに!!」
売り言葉に買い言葉で、アーシェはビアンカにまでそう言ってしまう。
「そう・・わかったわ。だったら・・・私も許さないわよ!!」
ビアンカはそう言うと、アーシェの手を掴む。
次の瞬間、ビアンカはアーシェを外へ連れ出していた。
 「何をするのっ!離しなさいっ!!」
アーシェは抵抗を続けるも、ビアンカに広場へと連れ出されてしまう。
ビアンカはアーシェを連れたまま、ベンチへと向かう。
そして、ベンチまでやって来ると、アーシェを膝の上に載せた。
 「離しなさいっ!離してっ!!」
抵抗を続けるアーシェをビアンカは無視し、片手でア―シェの身体を押さえる。
直後、ビアンカはもう片方の手を振り上げた。


 バッチィィィィ~~~~ンンンッッッッ!!!!
「くぅぅ・・・!!」
(何!?何が起きているの!?)
突然、お尻を襲った痛みに、アーシェは混乱する。
パンッ!パンッ!パンパンッ!パンパンッ!
弾けるような音と共に、さらにお尻を痛みが襲う。
思わず振り返り、アーシェは目を疑った。
何と、自分のお尻にビアンカの手が振り下ろされているではないか。
 「ビアンカさんっ!な、何をしているの!?」
「見てわからないかしら?お仕置きよ」
そういうと、ビアンカはさらにア―シェのお尻に平手を振り下ろす。
 「く・・!!な、何故ですっ!!」
「何故?悪いことをしたらお仕置き、ご両親からそう教わらなかったのかしら?」
そう言うと、ビアンカは平手を振り下ろす。
 パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!
(そんな・・・まさか・・・!!)
アーシェは屈辱感に歯噛みする。
まさか、子供のようにお尻を叩かれるとは。
しかも、後を追って出てきたユフィ達のみならず、自分たちの出番を待つ他の参加者達にまで見られている。
これ以上、屈辱的なことは無かった。
 パンッ!パンパンッ!パンパンパンッ!パンパンパンッ!パンパンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ
「全く・・あなたって子は何をしているのっっ!!」
お尻を叩きながら、ビアンカはお説教を始める。
もちろん、反省させるためである。
 パンッ!パンッ!パンッパンッ!パンッ!パンッ!パンッパンッ!パンッ!パンッ!パンッパンッ!パンッ!パンッ!
「く・・!あ、あなたこそ・・何を・・しているのっ!?」
痛みと屈辱と悔しさに顔を歪めながら、アーシェは反論する。
 「一緒に遊んでる人達でしょう!!それなのにあんなにヒドイことを言って!!」
パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!
「す・・好きで来たわけではないわ!!あ、あなたが強引に連れてきたのでしょう!!」
「例えそうでも、一緒にゲームをしているのよ!!最低限のマナーとかがあるでしょう!?どうしてそんなことも守れないの!!悪い子っ!悪い子っ!悪い子っ!!」
ビアンカはアーシェを子供扱いした叱り方をする。
自分の言動はワガママな子供と同じ。
そう認識させて、高飛車な態度を反省させるためだ。
 「だ、黙りなさいっ!あ、あなたは何様のつもりなのよ!?わ、私を誰だと思っているの!?く、国があれば・・わ、私と口を聞くことさえ出来ない身分のくせに!!こ、こんなことをしてぜ、絶対に許さないわ!!」
「まだそんなことを言うの!もう・・絶対に許しませんっ!!」
ビアンカは叫ぶように言うと、アーシェの上着とスカートを捲りあげる。
あっという間に、ほんのり赤く染まったアーシェのお尻があらわになった。
 「きゃあっ!何するのっ!?」
お尻をむき出しにされ、アーシェは羞恥の悲鳴を上げる。
だが、それはすぐに苦痛の悲鳴に変わる。
 バッシィィィィィィィ~~~~~~ンンンンンンッッッッッッ!!!!!
バァンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバン~~~~~~~~~~~~ッッッッッッッ!!!!!!
「あ・・あああああああ!!!!!!」
あまりにも激しい平手の嵐に、アーシェは絶叫する。
 「これかしら?あなたにそんな悪いこと言わせるお尻は!?そんなお尻はたっぷり懲らしめてあげるわ!!」
バアッジィィィィィ~~~~~ンッッッッッ!!!!
バァンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバン~~~~~~~~~~~~~~ッッッッッッ!!!!
「や・・やめなさいっ!こ・・こんなことして・・あああっ!痛いっ!やめ・・やめなさ・・あああっ!痛っ!痛ぁぁぁぁ!!!やめっ!やめてぇぇ・・!!ああああっっ!!」
抗議の声はやがて悲鳴へと変わってゆく。
「悪い子っ!悪い子っ!悪い子っ!あなたを悪い子にする悪いお尻は絶対に許しませんっっ!!エイッ!エイエイエイッッ!!」
ビアンカは小さな子供を叱るような態度でアーシェのお尻に平手の嵐を炸裂させる。
その後、長い間アーシェの悲鳴とお尻を激しく叩く音が響き渡った。


 「うぅ・・うぅうぅう・・うぅうぅうぅうぅううう・・・・」
大粒の涙を零して、アーシェは泣いていた。
そのお尻は今や濃厚なワインレッドに染め上がり、火が燃えているかと思うほど熱い。
 「やめ・・やめて・・。痛い・・・うぅうぅう・・・・」
痛くて、熱くて、苦しくて、アーシェは泣く。
「アーシェ、ユフィ達に『ごめんなさい』する気になってくれたかしら?」
一旦、お尻を叩く手を止めて、ビアンカは尋ねる。
さすがに反省しただろうと思ったからだ。
 「い・・嫌です・・!!な、何故・・あんな人達に・・!!しかも・・・あなたなんかに屈服させられてなど・・!!」
だが、この期に及んでもなお王族のプライドか、アーシェは拒む。
(困ったわね・・・)
頑なな態度のアーシェにビアンカは困惑する。
このまま叩いてもアーシェの事だ、ますます頑なになるだろう。
それではアーシェにきちんと反省させることは出来ない。
自分がしたことがどれほどひどいことなのか、きちんと理解してほしい。
それが、アーシェにとってもためになるはず。
そう考えているのだ。
 (仕方ない・・。これしかないわ)
ビアンカは決心を固めた表情になると、口を開いた。
 「本当に呆れた子ね・・」
「な・・何ですか!?」
思い切り馬鹿にした声のビアンカに、アーシェは思わずカッとなる。
「だってそうでしょう?悪いことをしたのに謝れない、それどころか自分が何をしたのかもわからない。そんな人、子供ですらないわ。よくよく、あなたのご両親の躾が悪かったのね。嫌ねぇ、王族がこんなものだなんて・・・情けなくて、馬鹿馬鹿しくて、笑ってしまうわ」
「よ・・よくもそんなことを!!!!」
「そうも言いたくなるわ。あなたが何を背負ってるか知らないけれど、どうせ何も出来ないわ。例え成功したとしても、あなたみたいな子供に治められる国や国民がかわいそうよ」
ビアンカはこれでもかと、アーシェの心を傷つけることを言う。
 「うう・・うっうっ・・うぅううぅううう・・・・!!!!!」
悔しくて、悔しくてたまらず、アーシェは泣きに泣いてしまう。
「あら?悔しいのかしら?」
「と・・当然よ!!ぜ、絶対に・・許さない・・!!」
怒りをあらわにして、アーシェは振り向き、睨みつける。
 「そう・・許せないわよね。でも、ユフィやヤンガスだって同じだったはずよ?」
「!!!!!!」
ビアンカの言葉にアーシェはハッとする。
「アーシェ、あなたにとって、王族であることやご両親は誇り、そうでしょう?」
「と、当然です!何をわかりきったことを!!」
「でも、それはユフィ達もそう。彼女達も自分の生まれやふるさと、両親を大切にしているわ。あなたの言葉はそれを踏みにじることよ。自分がされて、とても嫌だったでしょう?」
「く・・・!!み、認めます・・。悔しいですが・・・」
「生まれは選べないわ。でも、どんな生まれであっても、誇りや良心を持って生きることは出来る。庶民だからって悪人とは限らないし、貴族だからって善人とは限らないわ。それに・・生まれだけでしか他人を見れない人が、仲間や友達を作れるかしら?そんな人と仲良くなれるかしら?」
「わ・・わかったわ・・・!!わ・・私が・・言いすぎたわ・・・!!」
「それじゃあ、ちゃんと二人に謝れるわね?」
「く・・・!!や・・やれます・・・!!」
まだ悔しそうながらも、ようやく自分の非を認め、アーシェはそう言う。
それを見ると、ようやくビアンカはお尻を叩く手を降ろした。


 「さぁ、ちゃんと言えるわよね?」
「い、言えますっ!わ、私は子供ではないわっ!!」
アーシェはビアンカに抗議するように言うと、ユフィとヤンガスの方を振り向く。
 「く・・!さ、さっきは・・わ、私が・・言いすぎたわ・・・」
「アーシェ、ちゃんと謝らないと」
「く、口を出さないで!い、一応、謝ってはいるのだからいいでしょう!!」
「ごめんなさいね。反省はしてるから、二人とも許してくれるかしら?」
ビアンカはフォローするように言う。
 「まぁいいよ。もうユフィちゃん気にしてないからさ~」
「アッシもでがすよ。そんなこと気にしてたら、山賊稼業はつとまらないでがす」
幸い二人とも許してくれ、ビアンカはホッとする。
 「仲直り出来てよかったわ。さぁ、ゲームを再開しましょう」
笑顔のビアンカに再び一同はゲームを始めようとする。
「ああ、アーシェ、ちょっと待って」
「何です?まだ何か・・きゃああっっ!!」
アーシェは驚きの声を上げる。
ビアンカに抱き寄せられたかと思うと、膝の上で抱っこ状態にされてしまったのだ。
 「な、何をするの!?」
「だってお尻が痛いでしょう?好きなだけ休んで」
「へ、変なことをしないで!!ちょっとっ!何を笑っているの!?」
アーシェはユフィが笑っているのに気づく。
 「いやさ~。面倒見のいいお姉さんと手のかかる妹って感じで面白いな~~って」
「何なのそれは!?ちょっとっ!ビアンカさんっ!離してっっ!!」
「いいじゃないの。せっかくだから甘えてくれてもいいわよ」
「誰がそんなことをっ!!離してっ!!こらっ!笑わないでっっ!!」
笑うユフィに抗議するも、ビアンカは離してくれない。
やむなく、アーシェはビアンカに抱っこされ、お尻をさすられながら、ゲームを続ける羽目になる。
からかわれながらも、すっかりゲームに集中し、ヤンガスやユフィとも楽しくプレイするアーシェの姿に、ビアンカは安堵の表情を浮かべていた。


 ―完―

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