喧嘩両成敗(いたストポータブルより:/アーシェ・ユフィ)



(いたストポータブルを題材にした二次創作です。許容出来る方のみご覧下さい)


 「やったやったっ!大勝利~~!!!」
ユフィは上機嫌で、ぎんこう城の廊下を歩いていた。
参加したゲームで見事に優勝したためである。
「賞金もたっぷりもらえたことだし、何に使おうかな~」
優勝賞金の使い道を考え、ニヤニヤ笑いが止まらない、そんなときだった。
 (あれ?)
ユフィはふと、誰かの声が聞こえてくることに気づく。
(誰だろ・・?)
耳を澄まし、よく聞いてみると、近くの部屋のドアが微かに開いているのが見えた。
静かに近づき、ドアの隙間からユフィは中を覗いてみる。
すると、アーシェとビアンカの姿が見えた。
アーシェはお尻を出したまま、ビアンカに抱っこされている。
お尻は濃厚なワインレッドに染め上がり、顔には涙の跡がくっきりと残っている。
お仕置き後なのは明らかだった。
 「も、もっとしっかり抱きしめなさい!!」
「これでいいかしら?」
ビアンカはアーシェの命令通り、しっかりと抱きしめる。
「まぁいいわ。って、手が動いてないわ!ちゃんとお尻を撫でなさい!!」
要望通り、ビアンカは抱っこしたまま、お尻を撫でてやる。
 「アーシェ、少しは楽になったかしら?」
お尻を撫でさすりながら、ビアンカは話しかける。
「この程度で楽になるわけが無いでしょう?そもそも・・あなたがこんな目に遭わせたのでしょう!?」
アーシェは思わずムッとして、言い返す。
 「でも、それはアーシェがスライム君にあんなことを言ったからでしょう?」
ビアンカの指摘に、アーシェは一瞬言葉に詰まる。
アーシェがまた、王族のプライドからスライムを傷つけるようなことを言ったからだ。
「あ・・あれは言いすぎました・・。でも・・だからってこんな目に遭わせなくてもいいでしょう!?どれだけ痛くて恥ずかしいと思っているの!?」
自分の非を認めつつ、お尻を叩かれた屈辱と苦痛に、アーシェはキッと睨みながら言う。
「辛い思いをさせたのは悪かったわ。でも、あなたには悪い子になって欲しくないの。それだけはわかってちょうだい」
「ま、全く・・迷惑なくらいにお節介ですね・・」
そう言いつつ、アーシェはこっそりこうも呟く。
「でも・・それは・・き、嫌いでは・・ないわ・・」
「え?何か言ったかしら?聞こえなかったのだけど?」
「な、何でもありません!そ、それより・・こんな痛くて恥ずかしい思いをさせたのですから、き、きちんと責任を取りなさい!そうしなければ許さないわ!!」
恥ずかしさを隠すように、アーシェはそう言う。
「わかったわ。あなたの望み通りにするわ。どうして欲しいかしら?」
「いいでしょう・・。私は疲れたからこのまま寝ます。起きるまで、ちゃんとこのままでいなさい。いいですね!!」
そう言うと、アーシェはそのまま静かに目を閉じた。
 「あらあら、疲れちゃったのね。無理も無いかしらね」
寝息を立て始めたアーシェに、ビアンカはそう言う。
「むぅ・・・。どこに行くの・・!離れてはダメと・・言ったでしょう・・?」
夢の中でビアンカが離れようとしたのか、アーシェはしっかりビアンカの服の裾を掴む。
 「ふふ・・。寝顔は天使みたいなのにね・・・」
すっかり安心しきった寝顔に、普段の高飛車で人を寄せつけない態度を思い返し、そう呟く。
「でも大丈夫だから。今だけは、好きなだけ甘えてね」
安心しきった様子で寝ているアーシェの頭を撫でながら、ビアンカはそう言った。
 (ナニナニ~~!?面白そうなモン見れたじゃない~~!!)
ユフィはニヤニヤ笑みを浮かべながら、小型ビデオカメラを回す。
アーシェがビアンカに甘えている姿を、しっかり撮影したのである。
 (コレでからかうのも面白そうだし・・マニア向けに売ればいいお金になるよね!!)
そんなことを考えつつ、ユフィは一部始終を撮影していた。


 (私と・・・したことが・・・・)
先日のお仕置きを思い返し、アーシェは苦々しい表情を浮かべる。
(あんな風に抱っこしろだの、お尻を撫でろだなんて・・!!恥ずかしいと思わないの!?)
お仕置き後、ビアンカに甘えた自分自身を、アーシェは罵る。
幼い子供のように、誰かに甘えるなど、何よりも恥ずべきことだった。
 (でも・・あんなに安心できたのはいつ振りかしら?)
一方で、アーシェはそんなことも思う。
レジスタンスに身を投じて以来、心安らぐ間など無かった。
あんな風に安心しきって、誰かに抱かれながら眠ることなど無かった。
 (何を考えているの!?私には安らぎなど必要ありません!!)
アーシェは、ふと思ってしまったことを必死に否定する。
(本当におかしいわ!?そんなことでどうするの!?)
自分を必死に叱咤していたそのときだった。
 「あっれ~?アーシェじゃない~。そんなトコでナニ百面相してるの~?」
不意にユフィが現れたかと思うと、話しかけてきた。
「話しかけないで。慣れ合うつもりなどありません」
アーシェは露骨に嫌そうな表情で言う。
 「そこまで嫌わなくていいじゃない~。そりゃあ私はビアンカさんじゃないけどさ~。でも・・ウププ・・」
ユフィは言いかけて、思い出し笑いをする。
「何がおかしいの?」
「え?だってさ~、普段のそのツンツンした態度からは全然想像出来ないよね~。ビアンカにあんなに甘えてるトコロなんてさ~~」
「な・・何のことです?」
動揺しそうになるのを堪え、アーシェは問い返す。
 「誤魔化そうったってダメだよ~。見たんだから~。ビアンカに抱っこしろとか、お尻撫でろとか言ってるのさ~。いや~、本当に傑作だったよねぇ。ウプププ・・・・」
ユフィは再び笑いそうになるのを堪えて言う。
「な・・・・!!??」
アーシェは恥ずかしさに顔を真っ赤にする。
「み・・見たのね・・!?」
「も~バッチリだよ~。あーっ!面白かったー」
(な・・何てこと!?)
アーシェは愕然とする。
絶対に見られたくない姿を見られてしまったからだ。
「いや~、ツンツンしてるのに、実は甘えん坊なんだ~。カッワイイ~。よかったらユフィちゃんが抱っこして、お尻撫でてあげようか~?」
調子に乗って、ユフィはアーシェをからかう。
(ゆ・・許せない・・!?)
アーシェはユフィに怒りを覚える。
恥ずかしい姿を見たことも、自分をからかうことも。
無意識のうちにアーシェはユフィを突き飛ばしていた。
 「痛っっ!!」
壁にぶつかり、思わずユフィは声を上げる。
直後、顔を壁に向けた状態で押さえつけられる。
「な、何すんのよ!?」
文句を言うユフィに対し、アーシェはユフィを押さえつけたまま、片手を振り上げた。
 バンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!
「うわっ!何すんのよっ!?痛いってばっ!!」
アーシェは服の上からユフィのお尻を叩く。
痛さに思わずユフィは文句を言う。
 「黙りなさいっ!!よくも・・よくも・・!!」
アーシェは怒りのあまり、思い切り手を振るう。
バンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!
「ちょっ!痛いって言ってんじゃないのっっ!!やめなさいよっ!!」
「黙りなさいと言ってるでしょう!この覗き魔!?コレだから庶民の人は・・!!」
「ちょっと!今何て言ったのよ!?謝りなさいよ!!」
「あなたこそ謝りなさい!この恥知らず!!」
「言ったな~!アタシだって怒ったんだからっ!!」
ユフィはそう言うと、アーシェを突き飛ばし返す。
同時に、今度は自分がアーシェを壁に押さえつけた。
 バンッ!バンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!
「な・・何をするの!?やめなさい!!」
お尻を叩くユフィに、アーシェは抗議する。
「何言ってんのさ!自分だって叩いたくせに!!」
ユフィはそう言うと、アーシェのお尻を叩き返す。
 「やめなさいっ!!よくもっっ!!」
アーシェは必死にもがいて、ユフィの脛を蹴っ飛ばす。
「痛・・・!!よくもやったな!?」
「こちらの台詞です!よくも私にあんな辱め・・!!」
互いにカッとなり、喧嘩を始める。
やがて、ぎんこう城の警備兵達が騒ぎに気づき、駆けつけるまで、喧嘩は続いた。


 (何て・・馬鹿なことを・・・)
アーシェは後悔せずにはいられなかった。
(感情に任せて喧嘩なんて・・・。見苦しいと思わないの?)
自分の振舞いを振り返り、己を責めずにはいられない。
 「ああ~~っ!どうしよどーしよっ!マズいじゃん!!」
一方、ユフィも頭を抱えていた。
「このままじゃ絶対にまたお仕置きじゃん!!どうしよ~~~!!」
(全く・・今さら何を・・・)
ユフィの振舞いに、アーシェは思わず不快感を覚える。
 「全く・・見苦しいわね・・」
ユフィを見ながら、アーシェはそう言う。
「自業自得というものでしょう?嫌なら最初からやらなければいいわ。これだから・・・全く・・庶民の人達は・・」
「ちょっとっ!またバカにしたでしょっ!?」
ユフィは思わずカッとなる。
 「あなたの振舞いを見れば当然でしょう?情けないと思わないの?」
「人の事言えるの!?そっちだってビアンカにあんな甘えてたくせに!?」
「あ、あれは違います!せ、責任を取らせるためにし、仕方なくしているだけよ!?」
「嘘言わないでよ!?あれは本気で甘えてたじゃんか!!」
「あ、甘えてないわ!!」
「いーや!絶対ビアンカに甘えてる!?」
「よくも・・嘘を・・」
「何!?やる気!?」
いきり立った二人は、再びやり合おうとする。
 「こら!二人とも何してるの!!」
突然、叱る声が響き、二人とも振り向く。
いつの間にか、ビアンカとティファの姿があった。
 「な・・何でもありません・・」
アーシェは平静を装って答える。
「アーシェ、ダメでしょう?喧嘩なんかしては・・」
「け、喧嘩などしていません!き、聞き間違いだわ!!」
喧嘩をしていたと思われたくないため、アーシェは必死に否定する。
 「まぁいいわ・・・。それよりアーシェ、覚悟はいいかしら?」
「く・・!」
アーシェは悔しげな表情になる。
お尻を叩かれるなど、願い下げだ。
だが、ユフィの前でそんなことは言えない。
ユフィを馬鹿にした以上、お仕置きを嫌だなどとは言えない。
自分も怖がっていると思われてしまう。
そんな風に思われるくらいなら、お尻が壊れるほど叩かれる方を選ぶ。
それがアーシェのプライドだった。
 「わ・・わかっています!わ、私はユフィなんかとは違うわ!!」
せめてものプライドを保とうと、アーシェはそう言う。
そして、堂々とした態度を装って、椅子に腰かけたビアンカの元へと向かう。
だが、ビアンカの傍まで来たところで、足が止まってしまう。
 (何をしているの!?早く乗りなさい!?)
アーシェは自分を叱咤するが、足が進まない。
「あっれ~?やっぱり怖いんだ~?」
「ち、違いますっ!!」
馬鹿にするような口調のユフィに、アーシェは思わず言い返す。
(このままでは・・!!こうなったら・・!!)
覚悟を決めて、アーシェは飛び込むようにビアンカの膝にうつ伏せになる。
「さぁ!乗ったわ!こ、これでいいでしょう!?」
ビアンカやユフィに向け、アーシェはそう言う。
 「アーシェ、それは反省してる態度じゃないわよ?」
「う、うるさいですね!こ、こうして素直にお尻を差し出しているのですからいいでしょう!!」
ビアンカの注意に、アーシェは思わず言い返す。
「まぁいいわ。それよりアーシェ、しっかり反省するのよ」
ビアンカはそう言いながら、アーシェのお尻をあらわにする。
「も、もったいぶらないで!た、叩くならさっさとやればいいわ!!」
プライドを保とうと、アーシェはそう言う。
ビアンカは片手でアーシェの身体を押さえると、もう片方の手を振り上げた。
 「さてと・・ユフィ・・あなたも覚悟はいいわね?」
アーシェがビアンカの膝に乗るのを尻目に、ティファもユフィにそう言う。
「ちょ、ちょっとタンマ!か、勘弁してよっ!は、反省してるからさ!?」
ユフィはお仕置きを逃れようと、必死になる。
 「ダメよ。ユフィも悪かったんだから!さぁ、来なさい!お仕置きよ!」
「じょ、冗談じゃないわよっっ!!」
ユフィはとっさに逃げ出そうとする。
それを読んでいたティファはドアに先回りし、ユフィを取り押さえてしまう。
 「ちょ、ちょっとっ!離せってば~~!!」
ユフィは必死に抵抗する。
だが、ザンガン流格闘術の使い手であるティファ相手では空しい抵抗だった。
 「ダメよ!全く・・逃げたりなんかして・・!!」
ティファは少し怒った表情を浮かべると、ユフィを膝に載せてしまう。
「だぁぁーー!やめろってばー!痴女っ!変態ーー!!」
お尻を出され、ユフィは絶叫する。
「さぁ、行くわよ。覚悟はいいわね?」
ティファは片手を振り上げて言う。
「いいわけないじゃないっ!バカッ!やめろよっ!!」
ユフィの抗議を聞き流し、ティファは手を振り下ろした。


 バッシィィィィ~~~~ンンンッッッ!!!
「くぅ・・・!!」
(ダメよ!ユフィやティファもいるのよ!!)
思わず声を漏らしてしまった自身を、アーシェは叱咤する。
他人の前で見苦しい姿などさらしたくない。
より苦しい思いをすることになってもと、アーシェは必死に声を押さえる。
 パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!
弾けるような音と共に、お尻に痛みが走る。
アーシェはビアンカの服の裾を掴む両手に力を込め、声を出すまいとする。
 パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!
「アーシェ、ダメでしょう?喧嘩なんかしたら・・」
お尻を叩きながら、ビアンカはお説教を始める。
ピシャンッ!パァンッ!パンッ!パシンッ!パァンッ!
「く・・・!し・・仕方・・ない・・でしょう・・!あんなところを・・・見られて・・」
お尻の痛みに顔をしかめつつ、アーシェは言う。
 パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!
「く・・!しかも・・あんなことを・・言われて・・!!ゆ・・許せなかったのよ!!」
ユフィの顔を見ながら、アーシェはそう言う。
恥ずかしいところを見られた上に、それをネタにからかわれる。
アーシェにとっては、何よりも恥ずかしく、悔しいことだった。
 パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!
「悔しい気持ちはわかるわ。年頃の女の子ですもの。誰だって恥ずかしいし、嫌に決まってるわよね」
お尻を叩きながらも、ビアンカはアーシェに共感を示す。
 「く・・!な・・ならば何故・・くぅ・・!!」
どうして叩くのか、とアーシェは抗議するように言う。
「でもね、あなたがしたことはよくないことだわ。ユフィだってあなたに叩かれて痛かったはずよ。幾ら許せないからって、人に暴力を振るうのはよくないことよ。それに、喧嘩騒ぎなんて起こせば、逮捕されるかもしれないのよ。そうなれば、大切な人達を悲しませてしまうわ。それでもいいの?」
(そんなワケ・・・ないでしょう・・・!!)
そう思ったが、アーシェは心の奥に飲み込んでしまう。
こんな風にお尻を叩かれ、お説教された上で頭を下げるのが嫌だったからだ。
もちろん、ビアンカが正しいこと、自分に非があることはよくわかっている。
だが、つまらないプライドだと承知した上で、素直に頭を下げるのは嫌だった。
 「う・・うるさいわね!あ、あなたには関係無いわ!!い、いつも言ってるでしょう!?いちいち構わないで!私の身内でも、ダルマスカ国民でも無いくせに!!迷惑だと言っているでしょう!!」
素直に謝るのが癪で、アーシェはそう言ってしまう。
 「アーシェ、そういう態度はいけないと言っているでしょう?悪いことをしたら、素直に『ごめんなさい』でしょう?」
ビアンカは少し厳しい表情を浮かべて言う。
「う、うるさいと言っているでしょう!聞こえなかったの!!こ・・こんな目に遭わせて!い、いい加減にしないと本気で怒るわよ!!」
持ち前のプライドから、アーシェはそう言い放つ。
 「アーシェ?本気でそう言っているの?」
「そ、それが何だというの!は、離しなさい!!」
「そう・・。よく・・わかったわ・・・」
ビアンカは呟くように言ったかと思うと、呪文を唱える。
 「ルカニ!バイキルト!」
「く・・・!!また・・!?」
お尻の感覚が変わったことに、アーシェは思わず呟く。
 「アーシェ、これが最後よ。ちゃんと『ごめんなさい』しなさい」
ビアンカは最後の警告をする。
「嫌です・・!それくらいなら・・お尻が壊れる方を選びます!!」
アーシェは顔をそむけながら、そう言う。
「わかったわ。じゃあ・・・私も許しません!!」
ビアンカはそう言うと、呪文で攻撃力を強化した平手を振り上げた。
 バッシィィィィ~~~~ンッッッッッ!!!
バンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバン~~~ッッッッ!!!!!
「く・・・!!くぅぅ・・!!あっ・・!あああ・・!!」
散々に叩かれた上、防御力を下げられたお尻には過酷過ぎる平手打ちが襲いかかる。
耐えようとするも堪えきれず、アーシェは声を漏らしてしまう。
 ビッダァァァァ~~~~~~~ンンンッッッッ!!!
バァンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバン~~~~ッッッッ!!!!
「く・・!あ・・!痛・・!やめ・・やめなさい・・!こ・・こんなこ・・くぅぅ・・!!」
抗議しようとするが、痛みに声は悲鳴へと変わってゆく。
 バアッジィィィィ~~~~~ンッッッッ!!!
バァンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバン~~~~~~ッッッッ!!!
「やめ・・やめなさ・・やめ・・やめてっ!!ああっ!痛っ!痛ぁぁぁ!!痛いっ!痛いっ!やめてぇぇぇぇ!!!」
プライドをかなぐり捨てて、アーシェは許しを乞い始める。
だが、ビアンカは容赦なく平手を振り下ろし続ける。
アーシェの悲鳴と、厳しくお尻を叩く音、それらがない交ぜになって部屋に響き続けた。


 アーシェのお仕置きが始まるのとほぼ同時に、ユフィのお仕置きも始まった。
バッシィィィ~~~ンッッ!!
「い・・痛ああっっ!!」
強烈な平手打ちに、ユフィは悲鳴を上げる。
 パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!
「だぁぁっ!何すんのよっ!!」
「何すんのよじゃないでしょう?ユフィこそ何をやってるの?」
お尻を叩きながら、ティファはお説教を始める。
 パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!
「人のお仕置きを覗いた上に、それをからかうだなんて・・ダメでしょう?」
「る、るさいなぁ!ちょ、ちょっとしたイタズラじゃないっ!!」
ティファのお説教に対し、ユフィはそう言い返す。
 「そういうのはイタズラにしてもよくないわよ。あなただって、お仕置きされてる姿を見られて、それをネタに馬鹿にされたり、笑われたら嫌でしょう?」
お尻を叩きながら、ティファはそう言い聞かせる。
「う・・。だ、だってさ・・い、いつもいつも庶民のくせにとか馬鹿にするからっ!だ、だから仕返ししてやろうって!そ・・それに・・マニア相手に売ればいいお金に・・!?」
途中まで言いかけてユフィはハッとする。
こんなことを言えば、ティファの怒りをさらにかき立ててしまう。
 「そう・・。そんなことを考えてたのね!?そんな悪い子は許さないわよ!!」
バンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!
「うわあああああっっっ!!」
さらに強くなった平手打ちに、ユフィは足をバタつかせる。
(ヤバイじゃんっ!こうなったら・・・)
ユフィは必死に策を考える。
お仕置きから逃げるためなら、プライドなど構わない。
ユフィはそう考えると、さっさと謝ってしまおうという結論に達する。
 「ごめんなさいっ!!も、もうしないからっ!!アタシが悪かったからっ!ごめんなさいっ!!」
(おかしいわね・・)
早々に謝るユフィに、ティファは疑念を覚える。
素直に反省するようなタイプでは無いのは知っているからだ。
(まさか・・!!)
反省したと嘘を言って逃れる気では、その可能性をティファは考える。
(なら・・・)
すぐに対策を考え、ティファは口を開いた。
 「ダメよ。心から反省したと、私が思うまで叩くわ」
「ちょ、ちょっとっ!そりゃないじゃんかっ!!」
慌てるユフィを尻目に、ティファは平手を振り下ろす。
バンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!
「だぁぁぁっ!痛っ!痛いっ!痛いってばっ!!」
ユフィは悲鳴を上げるが、ティファは容赦なくお尻を叩く。
 「い・・痛いって言ってるじゃんかぁ!!この・・鬼っ!悪魔っ!鬼畜っ!!大根足ババアッッ!!」
平手打ちの雨に、思わずユフィはそう言ってしまう。
「ふ~ん、やっぱり反省したなんて嘘だったのね・・・」
ティファの言葉にユフィは慌てて弁解する。
「ち、ちち違うって!く、口が滑っただけで・・・!!」
「ダメよ!人をからかったり、喧嘩なんかした上に、嘘をついてお仕置きから逃げようなんて!そんな悪い子は許さないわ!!」
ティファはそう言うと、さらに力強く平手を振るう。
 バッジィィィ~~~~ンッッッッ!!!
バァンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンッ!
「ぎゃああああ!!痛いぃぃぃぃぃぃ!!!」
豪雨のような平手打ちにユフィは絶叫する。
 ビッダァァァァ~~~~ンンンッッッッ!!!
バァンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバン~~~~~~~ッッッッッ!!!
「ティファぁぁぁ!!ごめんなさぁぁーーいっっ!!今度こそ本当に反省したからーー!!」
ユフィは泣き声を上げながら、必死に謝る。
「ダメよ。身にしみて反省しなさい」
ティファはそう言うと、ユフィのお尻に平手の雨を降らせる。
「うわああああんんん!!ごめんなさーーいっっ!!もう・・二度としませんからぁぁーーーーーーー!!!」
その後、ユフィの悲鳴が長い間、響き続けた。


 「ぐぅ・・うっ・・うぅうぅうぅう・・・」
「ひぃん・・・ひぃいぃぃいんん・・・・・」
泣きそうになるのを必死に堪えるアーシェの呻き声、ユフィのすすり泣く声、それらが共に部屋に響いていた。
二人のお尻は既に熟れすぎたリンゴやトマトさながらに染め上がっている。
火炎系の最強呪文でも喰らったかと思うほど、熱くなっていた。
 「くぅ・・ひっ・・ぐぅ・・・ひぃん・・・」
「痛い・・痛いってばぁ・・・。ご・・ごめんなさぁぁい・・・」
堪えようとしつつも、悲鳴が混じるアーシェに対し、ユフィは泣いて謝る。
 「ユフィ、反省したかしら?」
ティファは一旦お尻を叩く手を止めて、ユフィに尋ねる。
「した・・!したからっ!も・・もう・・叩かないで・・!!」
「じゃあ、ちゃんとアーシェに『ごめんなさい』出来るわね?」
「する・・するからっ!!あ、アーシェッ!ご、ごめんなさいっ!!に、二度としないからっ!!」
「アーシェ、私からも謝るわ。ユフィには二度とあなたを馬鹿にしたりさせないから、許してくれないかしら?」
ユフィを膝に載せたまま、ティファも謝る。
 「あ・・あんな辱めをされて・・そう・・簡単に・・ああっ!!」
まだ許せず、謝罪を拒否しようとしたアーシェに、ビアンカがお尻を叩く。
「ダメでしょう?ちゃんと『ごめんなさい』したのだから、許してあげなきゃ。それに・・あなたもちゃんとユフィに『ごめんなさい』しなさい」
「な・・何故・・私が・・!!も、元はといえば・・・」
「確かにユフィがからかったのは悪いわ。でも、あなただってユフィを叩いたりしたでしょう?お互い様なんだから、あなたも謝って」
「い・・嫌ですっ!!それくらいなら・・いっそお尻を壊して下さいっっ!!」
謝りたくなくて、アーシェはこの期に及んでも意地を張る。
 「アーシェ、あまり頑固だと・・・また広場でお尻を叩くわよ?」
「な・・・!!」
ビアンカの脅しに、アーシェは愕然とする。
「それだけじゃないわ。また、恥ずかしい札を下げて、お尻を出したまま立ってもらうけど、それでもいいの?」
アーシェにちゃんと謝ってほしいため、ビアンカは敢えて容赦ないことを言う。
「く・・!し、仕方ありません・・!!わ・・わかりました・・!謝れば・・よいのでしょう!?く・・!ご・・ごめ・・ごめん・・なさい・・!!」
広場でまたさらしものにされるよりはと、アーシェは顔を真っ赤にしながらユフィに謝る。
「ちゃんと謝れてよかったわ。さぁ、二人ともお仕置きはおしまいよ」
そう言うと、ようやくビアンカはお尻を叩く手を降ろした。


 「ひ・・!!ひぃぃっ!!ちょっとっ!もっと優しくやりなさいよっ!!」
薬を塗るティファに、ユフィはそう文句を言う。
「仕方ないでしょ?よく効く代わりに沁みるんだから」
「うぅ~~。散々だよ~~」
ぼやくユフィを尻目に、アーシェもビアンカから手当てを受けていた。
 「く・・・!!」
「アーシェ?沁みたかしら?」
「これくらい何と・・ううっっ!!」
平気だと言おうとするも、お尻の痛みに、アーシェは顔をしかめる。
 「もう・・相変わらず意地なんか張って・・。痛いなら素直に痛いって言いなさい」
「私には弱音などはいてい・・な、何をやっているの!?」
突然、抱きかかられた上にお尻を撫でられ、アーシェは思わず声を上げる。
 「え?だって疲れたでしょう?遠慮しないで休んで」
「い・・いりませんっ!」
「それは困るわ。あなたにこんな痛い思いをさせたのだから、責任を取らせて欲しいの。それでもダメかしら?」
アーシェが受け入れやすいように、ビアンカはそう言う。
 「く・・!し、仕方ありません!そ、そこまで言うなら許すわ・・。ユフィ!?何をニヤニヤしているの!?」
お尻に氷袋を載せたまま、ニヤついているユフィに、アーシェは思わず言う。
 「イヤ~。何か嬉しそうだな~って。やっぱりビアンカさんに甘えるの好きなんじゃないの~?」
「あ、甘えてなどいません!!せ、責任を取らせるためにしているだけです!べ、別に・・好きなんかじゃ・・し、仕方なくよ・・!!」
「ユフィ、からかったらダメと言っているでしょう?あなただけ、広場で叩いてあげようかしら?」
ティファがわざと怖い顔をしてユフィに言う。
「じょ、冗談だって!?も、もう馬鹿にしないから勘弁してよ!!」
またお仕置きされてはたまらないと、ユフィは必死に弁解する。
 「全く・・・懲りてない人ね・・・」
アーシェはそう言いつつ、疲れたのだろう、目を閉じてしまう。
そしてそのまま、寝息を立てて寝入ってしまった。
 「あらあら、疲れて眠っちゃったみたいね」
すっかり眠ったアーシェにビアンカは優しい笑顔を浮かべて言う。
「へぇ・・アーシェってこんな顔も見せるのね」
すっかり安心しきった寝顔に、ティファは意外と言いたげな表情で言う。
「でしょでしょ~?だから写真でも撮ればって思ったんだよね~。って叩く真似しないでよっ!!」
三人それぞれ、アーシェの寝顔にそう言いながら、寝ているアーシェを見守っていた。


 ―完―

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ユフィはキャラ的におてんばなので、おしりぺんぺんされるのがよく似合いますね。可愛いです。
FF7の本編で自業自得で敵に捕まるイベントでは、助けてあげたあとにお仕置きする妄想をしてましたw
プロフィール

山田主水

Author:山田主水
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