すっぽかしの代償(SO2&テイルズより:レナ/セリ、共演パロ)



(ルシアシュ悪魔&神父パロをベースにした、SO2&テイルズ共演パロです。またいたストのユフィがゲスト出演しています。許容出来る方のみご覧下さい)


 コソコソと、まるで泥棒のようにセリーヌは廊下を歩いていた。
誰かが通りそうになるたびに、セリーヌは物陰へと隠れる。
やり過ごしては進み、また人が来ては隠れてやり過ごす。
そんなことを繰り返しながら、ようやくセリーヌは目的の部屋へとやって来た。
ノックをして中から返事が返って来ると、セリーヌは中へ入る。
部屋では、待機中のレナの姿があった。
 「どうしたんですか、セリーヌさん?」
「ええ、実はちょっと、レナに頼みたいことがありましてね」
「もしかして、また料理系クエストのお手伝いですか?」
「ど、どうしてそれを!?」
言う前に答えを出したレナに、セリーヌは思わず驚いたように言う。
 「だって、セリーヌさんが私に頼みたいことって、たいてい料理系のクエストのお手伝いじゃないですか」
「そ・・そうですわね・・・。さ、さすがレナですわ。お見事ですわ」
「褒める前に、『また』引き受けたんですか?料理上手じゃないのに?」
レナは呆れたように尋ねる。
料理が上手でないのを知っているからだ。
「し、仕方ありませんわ!た、たとえ苦手分野でも、私を指名して来た以上、受けないわけにはいきませんわ!!」
強がって言うセリーヌに、レナはため息をつく。
 「まあいいですけど。それで『いつも通り』私に手伝って欲しいんですね?」
「ええ、お願いしますわ。レナなら目利きも調理もお手の物ですし」
「わかりました。それじゃあ、いつ行きましょうか?」
レナはそう尋ね、クエストに行く際の待ち合わせ場所と時間を決める。
 「では、お願いしますわね」
「いいですよ、でも、忘れたり遅れないで下さいね」
「この私がそんなミスを犯すなどあり得ませんわ。では、明日は頼みましたわよ」
セリーヌはこれでもう大丈夫と言わんばかりの態度で、部屋を後にした。


 (おや?あれはセリーヌじゃないですか)
軍からの依頼を出しに来ていたジェイドは、セリーヌがレナの部屋から出てくるのを目撃する。
(どうやらレナに何やら頼みごとをしたようですね。それが上手くいって上機嫌というところでしょうか)
ジェイドはセリーヌの様子からそう推理する。
 (そういえば、ある街でセリーヌとレナとの間で面白いことがあったようですねぇ。ちょっと遊んでみるのも面白いですねぇ)
ジェイドは傍迷惑な遊び心を出すと、おもむろに携帯を取り出す。
「ああ、もしもし。ええ、実はとっておきの情報がありましてね~。ええ、はい、まだ未確認ではあるんですけどねぇ。ええ、かなり有望だと思いますよ~。せっかくですから、お友達も誘ってみたらどうですかねぇ?」
ジェイドは電話を切ると、楽しそうな笑みを浮かべる。
「いや~。コレでまた面白いことになりそうですねぇ」
ニヤリと笑みを浮かべ、何も知らぬセリーヌを見つめながら、ジェイドはそう呟いた。


 (レナが手伝ってくれると決まれば、もう心配いりませんわ)
上機嫌で、セリーヌはグラスを傾けていた。
「あっ!いたいたっ!セリーヌさんっ!!」
不意に声をかけられ、思わずセリーヌは振り向く。
直後、セリーヌは嬉しそうな表情を浮かべる。
 「ユフィじゃありませんの!どうしたんですの?」
ユフィの姿に、セリーヌは思わず尋ねる。
「へっへーん、実はスッゴイお宝の情報掴んで来たんですよ~」
「本当ですの?」
「ええ、何でも・・・・」
ユフィは仕入れた情報をセリーヌに話す。
聞けば聞くほど、セリーヌは興味をそそられる。
 「それは放ってはおけませんわね!私たちで手に入れましょう!!」
「やった!セリーヌさんならそう言ってくれると思ったよ~」
「そうと決まれば善は急げですわ!」
「だよね!!」
二人はさっそく準備に取りかかる。
レナに手伝いを頼んだクエストのことなど、すっかり頭から消え去ってしまっていた。


 翌日・・・・。
「どうしたのかしら?」
広場の時計台を見上げ、レナは心配そうに呟く。
約束の時間になっても、セリーヌが現れないからだ。
 (時間に遅れるようなセリーヌさんじゃないはずなんだけど・・・)
そのまましばらく待つが、中々現れない。
(まさか事故にでも遭ったのかしら?)
そんな想像まで浮かび、レナは不安になる。
 「おやおや?レナではないですか?どうしたんです?」
そこへ、兵士達を連れたジェイドが通りかかり、声をかける。
「あれ?ジェイド大佐?珍しいですね」
「たまには自分で巡回もよいかと思いましてねぇ。それよりどうしました?何やら深刻な顔をしているようですが?」
「ええ、セリーヌさんと待ち合わせしてるんですけど・・・」
「おや?そうでしたか。はて、おかしいですねぇ?」
「え?何がですか?」
ジェイドの言葉に、思わずレナは尋ねる。
 「いえ、実はセリーヌを見かけたような気がしたのですが・・」
「え!?ほ、本当ですか!?」
「しかし・・見間違いかもしれませんからねぇ。あらぬ誤解をさせてしまっては・・・」
「お、お願いです!お、教えて下さい!!」
「わかりました。確か、町の反対側の門からどこかへ向かっていきましたねぇ。そういえば・・・忍者のユフィと一緒だったようでしたけどねぇ」
「そんな・・」
自分との約束をすっぽかし、他人と出かけるとは。
レナは一瞬信じられなかった。
 「しかし、私の見間違いかもしれませんからねぇ」
「と、とにかくありがとうございます。こ、こうしてはいられないわっ!!」
レナは急いでその場を立ち去る。
「いや~。コレで面白いことになりそうですね~~」
走り去るレナの姿に、ジェイドは楽しそうな顔で呟く。
やがて、レナの姿が見えなくなると、ジェイドは再び巡回へと戻っていった。


 「ユフィ、ありがとうですわ。おかげで素晴らしい物が手に入りましたわ」
「へっへーん、そう言ってもらえてアタシも嬉しいよー」
礼を言うセリーヌに、ユフィがそう返す。
二人である遺跡に探検に行ったのだが、そこで宝石や素晴らしい装飾品の山を見つけたのである。
それを二人で仲良く山分けし、戻ってきたところだった。
 「それじゃあセリーヌさん、またねー。セリーヌさんの方でもイイ話あったら教えてねー」
「もちろんですわ。こちらこそ今後もよろしくですわ」
互いにそう言うと、二人は別れ、それぞれ家路を目指す。
 「ふふ、大漁といったところですわね。そうですわ。いつもお世話になっているお礼にいいのを見つくろってレナに・・・!?」
セリーヌはハッとした表情を浮かべる。
(大変ですわ!すっかり忘れていましたわ!!)
セリーヌは慌てて待ち合わせ場所へ向かう。
だが、レナの姿は無い。
 (怒って帰ってしまいましたかしら・・・。仕方ありませんわね・・)
肩を落とし、セリーヌはトボトボと自分のアパートへと帰ってゆく。
だが、ドアの前に立っていたレナの姿にハッとする。
 「レ、レナ・・・。こ、ここにいましたの・・・」
ぎこちない表情でセリーヌは声をかける。
「ええ、帰りを待ってたんですよ。話がありますから」
「そ、そうでしたの。と、とりあえず上がって下さいですの」
そういうと、セリーヌはレナを中へと案内する。
 「そ、それで・・・は、話とは何ですの?」
セリーヌは恐る恐る尋ねる。
「ええ、セリーヌさん、今日、私とクエストに行く約束でしたよね?」
「え、ええ・・。そ、そうでしたわね・・・」
「でも、約束の時間になっても、待ち合わせ場所に来ませんでしたよね?」
「そ・・それは・・・」
セリーヌは言葉に詰まってしまう。
 「セリーヌさん、どこへ行ってたんですか?」
「そ・・それは・・その・・・」
再びセリーヌは言葉に詰まる。
すっぽかして、ユフィとトレジャーハントに行ったなどとは言えないからだ。
 「セリーヌさん?正直に言って下さい。それとも・・・・」
レナは呪紋を発動する体勢になる。
「わ、わかりましたわ!は、話しますわ!!」
本気で術をぶつけられてはたまらない。
セリーヌは必死になって言う。
 「なら、話して下さい。正直に、全部ですよ?」
「わ、わかりましたわ。実は・・・・」
諦めたような表情で、セリーヌは話し始める。
偶然酒場でユフィに出会ったこと、そのユフィから耳寄りな宝の話を聞いたこと、その話にすっかり心を奪われ、約束を忘れて、ユフィとある遺跡へトレジャーハントに行ってきたことなどを、包み隠さず話す。
 「なるほど・・。つまり、私との約束をすっぽかして、他の人と宝探しなんかに行ってたんですね・・・・」
「お・・怒ってますかしら?」
恐る恐る尋ねるセリーヌに、レナはムッとした表情で言う。
「当たり前じゃないですか!セリーヌさんから頼んだんじゃないですか!それなのに・・!!ひどいですよ!!」
「ご・・ごめんなさいですわ・・・」
セリーヌは謝るが、レナが許すはずもない。
 「ダメです!セリーヌさん、お仕置きですからね!さぁ、こっちへ来てお尻を出して下さい!」
レナはソファに腰を下ろし、自分の膝を指し示しながら言う。
「レ、レナ・・。わ、私が悪かったですわ。あ、謝りますわ。だ、だからそれだけは・・・」
「ダメです。私、怒ってるんですからね!それとも・・・自分が悪いのにちゃんと反省も出来ないんですか!?」
「そ、そんなことはありませんわ!!」
「なら、来れますよね?それとも・・・この前のケーキ屋のときみたいに、皆の前でお仕置きしてあげましょうか?」
「そ、それだけは許してですわ!!」
セリーヌは思わず声をあげる。
皆の前で公開お仕置きなど、恥ずかしいなどというものではない。
二度と街を歩けなくなってしまう。
「なら、早く来て下さい!!」
レナが本気だと気づき、慌ててセリーヌはレナの膝の上に、うつ伏せに乗る。
セリーヌが乗ると、レナはスカートを捲り上げ、下着を降ろす。
あっという間に、セリーヌの大人の女性らしいセクシーなお尻があらわになった。
 「レナ、さ、さっさと終わらせて下さいですわ」
恥ずかしさを堪えながら、セリーヌは懇願する。
「そうはいきませんよ。私、怒ってるんですからね。たっぷり反省して下さい」
無情にもレナはそう言うと、手を振り上げた。


 パシーンッッ!!
「!!」
弾けるような音と共に、お尻に痛みが走る。
セリーヌは顔をしかめ、声を押し殺す。
 パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!
テンポよく平手が振り下ろされ、セリーヌのお尻に赤い手形を刻みつけてゆく。
 パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!
「・・ったく・・ひどいじゃないですか!!」
お尻を叩きながら、レナはお説教を始める。
パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!
「セリーヌさんから頼んだクエストじゃないですか!!それなのに・・・すっぽかすだなんて!!」
お説教と平手打ちを続けながら、レナは怒りを燃え上がらせてゆく。
 パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!
「そ・・それは・わ、私が・・悪かった・・ですわ・・!あ・・謝り・・ますわ・・!!」
パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!パーンッ!
「謝るのは当たり前じゃないですか!自分で頼んでおいて・・・!!」
レナは叩きながら、平手の勢いを強めてゆく。
 バーンッ!バーンッ!バーンッ!バーンッ!バーンッ!バーンッ!バーンッ!バーンッ!バーンッ!バーンッ!バーンッ!バーンッ!バーンッ!バーンッ!
「うう・・!く・・・!ユ、ユフィから・・耳寄りな・・話を・・聞いて・・す、すっかり・・わ、忘れて・・しまったんですわ・・・!!」
お尻を叩かれる苦痛に顔をしかめながら、セリーヌは必死に弁解する。
だが、それがレナの怒りをさらにかき立てる。
 「そんなの理由にならないじゃないですか!!依頼が出来なくて困るのはセリーヌさんでしょう!?セリーヌさんが困るから、と思ったから私だって引き受けたんですよ!?」
「そ・・それは・・悪かったですわ・・。ゆ、許して下さい・・ですわ・・」
「何を言ってるんですか!?そもそも・・出来もしないのに料理のクエストなんか受けるからじゃないですか!!いつも言ってるじゃないですか!!料理のクエストは受けないようにって!!それなのに何でいつもっ!!学習能力が無いんですか!?困るのは分かりきってるじゃないですか!!」
「レナッ!そ、そこまで言うことないじゃありませんの!?」
レナの言葉に、思わずセリーヌはムッとする。
 「そうも言いたくなりますよ。すっぽかされたりしたら・・・」
「だ、だから悪かったと言っているじゃありませんの!う、うっかり忘れたくらいで怒るだなんて、レナも心が狭すぎですわ!!」
売り言葉に買い言葉で、セリーヌは思わずそう言ってしまう。
 「セリーヌさん、本気でそう言ってるんですか?」
レナは怒りをヒシヒシと感じさせる声で尋ねる。
その声に一瞬セリーヌはビクッとなるも、持ち前のプライドから言い返す。
「だ、だったら何ですの!?たかがちょっと忘れたくらいでヒステリーのように怒って!みっともないですわ!し、しかも年下のクセにお尻叩きですって!?馬鹿にするのもいい加減にしなさいですわ!本気で怒りますわよ!!」
「そうですか・・。よく・・わかりました・・」
レナはいったん言葉を切ると、呪紋を発動する。
 「グロース!」
レナに自身に呪紋をかけ、攻撃力をアップする。
直後、思い切り手を振りかぶった。
 バシィィィィィンンンッッッ!!!
「あああああっっっ!!」
今までとは比べ物にならない平手打ちに、セリーヌは絶叫する。
バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!
「ひぃぃぃ!痛っ!痛あああっ!!」
苛烈な平手打ちの嵐に、セリーヌは絶叫する。
 バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!
「レナッ!許してですわっ!あ、謝りますわっ!!で、ですからっ!!」
あまりの苦痛に耐えきれず、セリーヌはプライドを捨てて許しを乞う。
「ダメですっ!!本気で怒りましたからねっ!!まだまだ許しませんからねっ!!」
「そ・・そんなっ!!」
絶望の声をあげるセリーヌに、容赦なく平手の豪雨が襲いかかる。
 バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!
「いやぁぁぁ!やめてっ!やめてですわっ!!ゆ、許してっ!!いやぁぁぁぁあ!!」
その後、絶え間ない平手打ちの音と、セリーヌの悲鳴とが入り混じって部屋に響きわたった。


 「う・・・ぁぁ・・・ひぃうぁぁ・・・」
グッタリした様子で、セリーヌは何だかおかしな声を漏らす。
お尻はまるで熟れすぎたトマトのように真っ赤に腫れ上がっている。
触ると、熱した石炭のように熱かった。
 「やめて・・やめて・・ですわ・・・。許して・・許して・・ですわ・・・」
涙目になりながら、セリーヌは必死に許しを乞う。
「セリーヌさん、反省してくれました?」
ピタピタと軽くお尻をはたきながら、レナは尋ねる。
「し・・しましたわっ!!す、すっぽかして、本当に悪かったですわ!に、二度としませんわっ!!で、ですから許してですわっ!!」
セリーヌは必死になって言う。
それを見て、ようやくレナはお尻を叩く手を下ろした。


 「うう・・・・!?」
「沁みました?」
薬を塗りながら、レナは尋ねる。
 「こ、これくらい平・・ううっ!!」
平気だと言おうとするも、耐えきれず、セリーヌは声を漏らしてしまう。
「無理しちゃダメですよ。よく効く代わりにすごく沁みるみたいなんですから」
「し、沁みるだなんて・・い、言えませんわ!そ、それに・・術で治して下さいな!!」
「ダメですよ。それじゃあ反省してくれないじゃないですか」
「うう・・・。散々ですわ・・・。レナに怒られて、しかもお尻を叩かれるなんて・・・」
セリーヌは恥ずかしさに顔を赤らめる。
 「これに懲りたら、もうしないで下さいね?」
「わ、わかっていますわ!」
セリーヌは顔を真っ赤にし、叫ぶように言う。
そんなセリーヌに苦笑しつつ、レナは薬を塗り続けた。

 ―完―

スポンサーサイト

comment

管理者にだけメッセージを送る

プロフィール

山田主水

Author:山田主水
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

FC2投票
無料アクセス解析
FC2ブログランキング

FC2Blog Ranking

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード