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夏祭りの後で(SO2&テイルズより:エルレイン/アシュ、共演パロ)



(ルシアシュ悪魔&神父パロをベースにした、SO2&テイルズ共演パロです。許容出来る方のみご覧下さい)


 「皆~、ご苦労様~。一休みしてよ~」
アシュトンは教会の敷地内で屋台や舞台の設置をしている友人やギルドメンバー達に、麦茶入りのボトルを運びながら呼びかける。
教会で行われる夏祭りの準備をしているところだった。
 「悪いね、じゃあ、いただくよ」
クロードがそう言うのを皮切りに、作業をしていた面々が麦茶やお菓子を受け取って、一息つく。
 「ハァ~ッ。さすがアシュトンの手作りお菓子だぜ。ウメぇなぁ」
「なぁなぁ。お代わりくれよ~」
「安心して。おかわり分はたくさんあるから」
そう言うと、アシュトンはリッド用にお菓子を大量に出す。
 「それにしても、楽しみだよね、夏祭り。屋台とかいっぱい出るんだろうな~」
「ふん。くだらんな。それだから子供だと言われるんだろうが」
祭りに出る屋台を楽しみにしているカイルに、リオンがそう言う。
「まぁまぁ、いいじゃないかそれくらいさぁ」
そんなリオンに、スタンがフォローを入れる。
 「そうだねぇ。屋台とか流しの芸人とかも来るから、楽しみにしててよ」
「へへ。今回は俺達の劇もあるからな。なぁ、スタン、クロード」
ロイドがお茶を飲みながら、スタンとクロードにそう言う。
 「え?そうなの?父さん?」
「ああ。実はさ、ロイドや俺達で劇をやろうってことになっててさ。あの舞台でやるんだよ」
スタンは作りかけの舞台を指差しながら、カイルに答える。
「わぁ、楽しみだなぁ。ねぇねぇ、何やるの、父さん?」
「それは当日のお楽しみだよ。俺も頑張るから楽しみにしててよ」
「うん!」
やがて、休憩が終わると、再び作業が始まった。


 祭り当日・・・。
「見よ!このガキを!?シュウへの思いがこんなガキすら狂わす!愛ゆえに人は苦しまねばならぬ!愛ゆえに人は悲しまねばならぬ!!」
舞台の上では、衣装に身を包んだクロードが、子役のマオを睨みつけながら、怒りと共に愛の無意味さを説いていた。
クロードは髪をオールバックにし、南斗の聖帝の衣装を身につけている。
そして、愛の無意味さを説きながらロイドを睨みつける。
ロイドは胸に七つの傷を持つ伝説の英雄の姿をしていた。
 そう、ロイド達がやっている劇とは、伝説の暗殺拳を使う世紀末救世主の物語だった。
七つの傷を持つ英雄:ロイド、医術に長けた次兄:スタン、世紀末覇者を目指す長兄:クラトス、南斗の聖帝:クロードというキャスティングで、劇をやっているのだ。
ちなみに、この四人になった理由は不明である。
ジェイドあたりが、中の人がどうのと言っているが、それは忘れていただきたい。
クロード演じる南斗の帝王が己の悲しい過去と愛の無意味さを説き終えると、ロイド演じる七つの傷の男との戦いに入る。
互いに構えを取り、やがて、芝居とは思えない迫力のある死闘が舞台上で始まった。
 「皆―っ!ありがとな!行くぜ~~~~っっ!!」
舞台衣装のまま観客に礼を言いながら、ロイドはマイクを握る。
「YOUはSHOCK!愛で空が落ちてくる!!」
ロイド同様舞台衣装のままのスタン・クラトス・エミルの演奏のもと、ロイドが熱唱する。
ちなみにエミルは少年時代の七つの傷の英雄を演じていた。
「YOUはSHOCK!俺の上に落ちてくる!」
ロイドの熱唱と共に、バックステージでは聖帝姿のクロードをはじめ、他の主演者達がダンスを踊る。
ロイドの歌、スタン達の演奏、クロードら共演者たちのダンス、それらが一体となって会場を沸かせ、観客達の興奮の声が長い間響き続けていた。


 数日後・・・。
(それにしてもよかった~。あんなに盛り上がって)
夏祭りの劇とバンド演奏が成功に終わり、アシュトンは安堵の表情を浮かべていた。
 (最初はどうかな~?って思ったけど、楽しんでもらえてよかった)
実は最初、劇には難色を示していた。
元の物語がかなり暴力的な要素を含む作品であったため、教会で上演してよいものか、そう考えたのだ。
 だが、ギルドや地域住人らによる企画会議の中で、子供時代にこの物語を享受した親世代、或いはリバイバル版などに触れた若手世代などから、是非にと望む声があり(なお、何やら裏ではジェイドが色々と動いていたらしい)、半ば押し切られるような形で劇を行ったのだが、祭りに来た住人や若者らには喜んでもらえたため、よしとしたのである。
 「アシュトン、アシュトン・アンカースはいるか!?」
「は、はいっ!誰ですか!?」
突然呼ばれ、急いでアシュトンは応対に出る。
すると、エルレインの部下らしい、白い法衣の聖職者の姿があった。
 「アシュトン・アンカースだな?」
「あ、は、はい。僕がアシュトン・アンカースです」
「エルレイン様がお呼びだ。至急大聖堂へ行きなさい!」
「は、はいっ!!」
アシュトンは戸締りや身支度を急いで済ませると、教会を後にした。


 「来ましたね、待っていましたよ」
執務室に現れたアシュトンの姿に、エルレインはニコリと笑みを浮かべる。
「あ・・あの・・何かご用ですか?」
「ええ、先日、あなたの教会で行われた夏祭りの件で、話があります」
「夏祭り?な、何の・・話ですか?」
想像はついたが、恐る恐るアシュトンは尋ねる。
「わかっているのではないのですか?祭りで上演した劇のことです」
「!!!???」
エルレインの答えに、アシュトンは表情が強ばる。
 「やはり察してはいたようですね。アシュトン・・・・あなたは、世紀末救世主の物語を自分の教会で上演しましたね?」
「え・・あ、は、はい・・・。上演・・しました・・」
アシュトンは答えながら、冷や汗をかく。
どう見てもまずい雰囲気なのを察したのだ。
そして、自分に待ち構えている運命も。
 「アシュトン、一体何を考えているのです?世紀末救世主の物語といえば、暴力ばかり、とても子供の教育によいものとは思えないものですよ?」
「う・・。す、すみません・・・」
エルレインの叱責にアシュトンは縮こまる。
世紀末救世主の物語は、その激しい暴力性ゆえにPTAなどから子供に見せたくない作品ナンバー1に取り上げられたことがある。
それゆえ、教会で上演するにはいささか問題のある作品といえた。
 「謝ればよいというものではありません。教会という場所で、不道徳な劇を上演するなど、神父としてあってはならないことです。こちらに来なさい。叱ってあげます」
「うう・・・・」
エルレインのお仕置き宣告に、アシュトンは泣きそうな表情になる。
だが、逃げることも拒否することも出来ない。
やむなくアシュトンはエルレインのそばに行く。
 (の、乗らないと・・でも・・・)
エルレインの膝を見つめながら、アシュトンはためらう。
お仕置きを受けたくない。
でも、逃げることは出来ない。
そのジレンマが、アシュトンを動けなくしてしまう。
 「アシュトン?何をしているのです?」
「は、はぃぃぃ!?」
機嫌の悪そうなエルレインの声に、アシュトンは慌てて膝に載る。
アシュトンが膝に載ると、エルレインは神父服の裾を捲り上げ、下着ごとズボンを降ろし、アシュトンのお尻をあらわにする。
 「うう・・・」
覚悟はしていても、いざお尻を出されると、恥ずかしさにアシュトンは赤面する。
「では、たっぷりお仕置きしてあげます。しっかり反省するのですよ」
エルレインの言葉に、アシュトンは静かに頷く。
それを見ると、エルレインはゆっくりと手を振り下ろした。


 バッチィィーーーーンンンッッッッ!!
「ひぃぃぃぃぃぃ!!!!」
容赦ない一撃に、アシュトンは背をのけ反らせて悲鳴を上げる。
バチーンッ!バチーンッ!バチーンッ!バチーンッ!バチーンッ!バチーンッ!
「ひぃ・・!ぎっ!ひぃぃっ!痛っ!痛ああっ!ひいいっ!!」
女性、それも聖職者のものとは思えない強烈な平手打ちに、アシュトンは悲鳴をあげ、背をのけ反らせる。
 バチーンッ!バチーンッ!バチーンッ!バチーンッ!バチーンッ!バチーンッ!バチーンッ!バチーンッ!バチーンッ!バチーンッ!バチーンッ!バチーンッ!
「全く・・いけませんねぇ・・・」
アシュトンのお尻にキツイ平手を叩きつけながら、エルレインはお説教を始める。
 バチーンッ!バチーンッ!バチーンッ!バチーンッ!バチーンッ!バチーンッ!バチーンッ!バチーンッ!バチーンッ!バチーンッ!
「ひいいっ!ぎゃひいっ!痛っ!痛あああっ!ひいいっ!痛っ!痛い~~っ!!」
あまりの痛さに、アシュトンは両脚をバタつかせてしまう。
 バチーンッ!バチーンッ!バチーンッ!バチーンッ!バチーンッ!バチーンッ!バチーンッ!バチーンッ!バチーンッ!バチーンッ!バチーンッ!バチーンッ!バチーンッ!
「教会という場所で・・よりにもよって・・暴力に満ちた不道徳な物語など・・・。教会をどういう場所だと心得ているのです?」
アシュトンのお尻に赤い手形を幾つも刻みつけながら、エルレインはお説教を続ける。
 バチーンッ!バチーンッ!バチーンッ!バチーンッ!バチーンッ!バチーンッ!バチーンッ!バチーンッ!バチーンッ!バチーンッ!
「ひぃん・・・!ごめんな・・さぁい・・!企画で・・町やギルドの皆からの・・要望が強かったんです~~~~っっ!!??」
涙目になりながら、アシュトンは必死に弁解する。
 バチーンッ!バチーンッ!バチーンッ!バチーンッ!バチーンッ!バチーンッ!バチーンッ!バチーンッ!バチーンッ!バチーンッ!
「それが理由になると思っているのですか?いかに地域住人からの要望であろうと、教会という場所を弁えぬものを上演するなど、もってのほかです!!」
アシュトンのお尻を厳しく叩きながら、エルレインはお説教を続ける。
「ひいいいんっ!ごめんなさいっ!二度としませんっ!や、約束しますっ!よ、要望を出されても、OKしませんからっっ!!」
許して欲しくて、アシュトンは必死に謝り、約束する。
だが、エルレインは疑っているような表情を浮かべる。
 「残念ですが、信じられませんねぇ」
「ええ!?ど、どうしてですか!?う、嘘なんかつ、ついてませんっ!?」
信じてもらえず、アシュトンはショックを受けたような表情で言う。
 「あなたが嘘をつく人間では無いのはわかっています。しかし・・・あなたは人が良くて強く頼まれれば否とは言えない性格・・・・。地域住人からのたっての願いとなれば、また教会にふさわしからぬ劇やイベントを興行するのではないのですか?」
「そ・・そんなこと・・・」
否定しようとするも、図星を指されているため、アシュトンは何にも言えなくなってしまう。
 「やはり不安です。ちょうどよい機会です。その不安材料を取り除きましょう。アシュトン、机にてをついて、お尻を私の方へ突き出しなさい」
「ええ!?ま、まだ続くんですか!?」
「当然です。このような事態が無いよう、身にしみてあなたに教え込んであげます」
「そ、そんなぁぁ!?お、お願いですっ!ほ、本当に反省してますからっ!ゆ、許して下さいっ!!」
「黙りなさいっ!嫌だというなら・・公開で叱ってあげましょうか?」
「ひぃぃぃ!?そ、それだけは許して下さいぃぃぃ!?」
「ならば言う通りにするのです」
「うう・・・・」
公開お仕置きの憂き目に遭うくらいならと、アシュトンはエルレインの膝から降りる。
そして、言われた通り、机に手をついて立つと、エルレインに真っ赤なお尻を差し出す。
 「ふふ、人間素直が一番ですよ。では・・・・」
エルレインは笑みを浮かべると、ルシフェルのものに負けず劣らず痛そうなパドルを取り出す。
「このパドルであなたの弱気を直してあげます。いきますよ」
笑みを浮かべて、エルレインはパドルを振りかぶった。
 ビッダァァーーーーンンンン!!!
「ひっ・・ひぃぃぃ!!!」
平手よりも苛烈なパドル打ちに、アシュトンは絶叫する。
ビダアーンッ!ビダアーンッ!ビダアーンッ!ビダアーンッ!ビダアーンッ!
「ぎっ!ひいいっ!ごめんなさいっ!ひいっっ!!」
アシュトンは涙目になりながら必死に謝る。
 ビダアーンッ!ビダアーンッ!ビダアーンッ!ビダアーンッ!ビダアーンッ!
「痛あああっ!ごめんなさいっ!ひいいっ!ごめんなさいっ!」
泣いて謝るアシュトンに、エルレインは容赦なくパドルを振り下ろす。
ビダアーンッ!ビダアーンッ!ビダアーンッ!ビダアーンッ!ビダアーンッ!ビダアーンッ!ビダアーンッ!ビダアーンッ!
「ごめんなさいぃぃ!ひいいいっ!痛あああっ!ごめんなさいっ!ひいいいっ!!」
その後、パドルの音と泣きながら謝るアシュトンの悲鳴とが、執務室に響き続けた。


 「ううう・・・火が燃えてるみたいに熱いよ・・・・」
いまにもよろけそうな、危なっかしい足取りで、ようやくアシュトンは教会へと入ってゆく。
あの後、100回以上パドルで叩かれ、ようやくのことで許してもらえたのだ。
 (でも・・・どうしよう・・・)
アシュトンはエルレインの言葉を思い返す。
『もし、また教会にふさわしくない劇やイベントをやったら、今日の倍は叩いた上、公開お仕置きしますよ』
帰る際にそう言われてしまったのである。
 「いや~っ。ちょうどいましたか~。タイミングいいですね~」
「あれ?ジェイドさん?どうしたのさ?」
突然現れたジェイドに、思わずアシュトンは尋ねる。
 「ええ、実は秋のお祭りに向けての出しものについて、相談がありましてねぇ」
「出しもの?ど、どんな・・・・・」
アシュトンは恐る恐る尋ねる。
「ええ、今度はスタン主演で劇をしようと思いまして。『たたりじゃ~っ!』のキャッチコピーで有名な、八人の落ち武者伝説が残る村での伝説のミステリーをどうかと?」
「も・・もう・・劇は・・やめて~~~~っっっ!!」
またもエルレインに怒られそうな内容の劇に、アシュトンは叫び声をあげずにはいられなかった。


 ―完―

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