新たな絆(SO2&テイルズより:アスベル/エミル、共演パロ・BL)



(ルシアシュ悪魔&神父パロをベースにした、SO2&テイルズ共演パロです。BLありです。許容出来る方のみご覧下さい)


 マルタとシェリアが恋人同士の世界でのお話・・・・。


 「ありがとう、おかげで助かったよ。アスベル」
「礼を言われるほどのことじゃない。友人が困っていれば、助けるのは騎士として、当然のことだ」
礼を言うエミルに、アスベルはそう返事をする。
エミルの宿題がらみのクエストを手伝い、帰って来たところだった。
 「でも、本当にありがとう。これで、リフィル先生にお尻叩かれないで済んだから」
エミルは安堵の息を吐きながら言う。
「そうか。エミルをお仕置きから守れたみたいで、よかった」
安堵の息をつくエミルに、アスベルもホッとしたように言う。
友人がお仕置きをされるような事態は、アスベルにとっては、何よりも避けたかったからだ。
マルタとシェリアが恋人同士となったことをきっかけに、エミルとアスベルも、以前より親密な間柄になっていた。
ここ最近は、お互いをクエストに誘うことも多くなってきている。
 「それじゃあ、俺はクエスト完了の報告に行ってくる。エミルは休んでいてくれ」
「え、い、いいよ。アスベルこそ休んでよ。この前も行ってもらったから、今度は僕が行くよ」
アスベルの言葉に、エミルはそう言う。
 「しかし・・・」
『あーっ!エミルが行くっつってんだから、任せりゃいーだろが!?この馬鹿っ!?』
「ちょ、ラタストクッ!」
エミルのもう一つの人格であるラタストクが口を挟んで来たため、エミルは慌てる。
「ご、ごめんっ!ラタストクがうるさいから、ぼ、僕が行くよ」
エミルは慌てて逃げ出すように、その場を後にした。


 「もう・・勝手に口を挟まないでよ・・」
『るせーなぁ。アレじゃあいつまでもゴチャゴチャ言ってやがっただろうがよ』
報告を終え、自分たち用の部屋へ戻りながら、エミルとラタトスクは話をする。
もっとも、二重人格なので、一人で腹話術でもしているような、奇妙な感じだが。
 「あんなこと言っちゃって、アスベルに嫌われたらどうしよう・・」
『んなワケねえだろうが。ってか、そろそろいい加減にモーションかけたらどうなんだよ?』
「な、何のことさ?」
エミルは恐る恐る尋ねる。
 『誤魔化せると思ってんのか?好きなんだろ?アイツのことがよ?』
「な、ななな何言ってるのさ!?へ、へへ変なこと言わないでよ!?ぼ、ぼ、僕ら男同士じゃないか!?」
ラタトスクの言葉に、エミルは必死に否定する。
 『んなモン関係ねえだろ?この街じゃよ。お前がいらねえんなら、俺が・・』
「ダメーッ!?例えラタトスクでもアスベルはダメーーー!!」
叫ぶように言ってしまってから、エミルは後悔する。
 『やっぱりじゃねえかよ。だから嘘つくなってんだろうが』
「うう・・。そ、そうだよ、ア、アスベルのこと・・す、好きだよ・・・」
もはや隠せず、恥ずかしさに顔を赤くしながら、エミルは答える。
 『素直になりゃあいいんだよ。ったく・・・』
「な、何考えてるの?」
エミルは恐る恐る尋ねる。
 「あん?決まってんだろ?アスベルをモノにするんだよ」
「ま、待ってよ!?い、いいよ!何もしなくて!?」
『んなコト言ってっから、シェリアにマルタ取られたんだろうが!?また、同じ目に会いたいのかよ!?』
ラタストクはエミルの痛いところを突く。
シェリアにマルタを取られ、誰よりも悲しい思いをしているのを、知っているからだ。
 「そ・・そんなの・・イヤだよ・・」
『だったら、何が何でもアスベルをモノにしろよ!俺が力貸してやるからよ』
「わ・・わかったよ・・」
拒否することも出来ず、エミルは従うしか無かった。


 数日後・・・・。
「ご、ごめんね。い、忙しいのに家になんか呼んじゃって」
エミルは謝りながら、アスベルを部屋に通す。
 「いいんだ、それよりどうしたんだ?相談事というのは?」
アスベルは心配そうな表情で尋ねる。
エミルから、相談したいことがあるから家に来てほしいと頼まれたからである。
 「うん、その前に、お茶でも飲んでよ」
エミルはおずおずとお茶を出す。
お茶を受け取り、アスベルは飲む。
エミルが恐る恐る様子を伺っていると、やがてアスベルは床に崩れ落ちるように、眠り込み始めた。
 「う・・うまく・・い、いった・・みたい・・」
『当然だろうが。俺が力貸してやってんだ』
エミルの言葉に、ラタトスクはそう言う。
 『エミル、今のうちだぜ。とっととモノにしちまえよ』
「で・・でも・・。こ、これって・・犯罪・・じゃ・・?」
ラタトスクの言葉に、エミルはためらう。
薬で眠らせた隙に既成事実を作る。
それがラタトスクの策だった。
『るせーな!手段なんか選んでられんのかよ?とっとと行くぜ!!』
ラタトスクがアスベルのズボンに手をかけ、強引に降ろそうとしたそのときだった。
 「待て!そこまでだ!?」
アスベルはいきなり起き上がったかと思うと、ラタトスクの手首を掴んで押さえつける。
『な・・!?』
「ど、どうして!?」
ラタトスク、エミル、共にまさかの事態に驚く。
 「素振りが怪しいから、飲んだ振りをしたんだ。士官学校で習った初歩的なことだ」
『く・・・!?』
とっさにラタトスクは剣を取ろうとする。
「待って!ラタトスク!?お願いだから、後は僕に任せて!!」
『何言ってんだ!?こうなったら・・』
「お願い!元はといえば、僕のせいだから!だから・・責任は取らせて!!」
『く・・!仕方ねえな。好きにしろ』
ラタトスクはそう言うと、引っ込み、後をエミルに任せる。
 「で、どういうわけなんだ?」
「い、今、話すよ。その前に・・・」
エミルは意を決して、アスベルに抱きつき、キスをする。
「!?!?!?」
「ご・・ごめん・・。ビックリ・・したよね・・。好き・・好きなんだ・・アスベル・・。こういう・・意味で・・」
エミルの告白に、アスベルは声も出ない。
 「う・・や、やっぱり・・気持ち悪いよね・・・」
「い、いや。い、いきなりで、お、驚いたんだ。だが・・エミルも・・だったんだな・・」
「え?」
思わず聞き返そうとしたエミルだったが、今度はアスベルからキスをされる。
 「ア、アアアスベル!?」
「エミル・・俺も好きだ。一緒にクエストをしていたりするうちに・・俺も・・お前に・・」
「う、嘘じゃないよね?か、からかってなんか・・ないよね?」
「本当だ。騎士としての誇りにかけて誓う。エミルのことが・・好きだ・・」
「アスベル・・・」
嬉しさのあまり、エミルは再び抱きしめる。
 「そ、それじゃあ、僕と・・その・・・恋人に・・」
「ああ。お前と一緒に、これからを過ごしたい・・。そして、お前を守りたい・・」
「僕もだよ・・・」
二人は抱きしめ合い、誓いのキスをする。
 「よ、よかった。僕の気持ち・・通じて・・」
「そうだな。だが・・エミル、幾ら、俺のことが好きだからといっても、薬を盛ったり、既成事実を作ろうとするのは悪いことだろう?」
「ご・・ごめん・・なさい・・」
厳しい表情になったアスベルに、エミルは謝る。
しかし、アスベルは厳しい表情を崩さない。
 「ダメだ。好きだからこそ、道を踏み外させるわけにはいかない。お仕置きだ」
「ま、待っ・・・・」
エミルが逃げようとする間もなく、アスベルに引き倒され、膝の上に載せられてしまう。
さらに、ズボンを降ろされ、お尻を出されてしまう。
 「ごめんなさいっ!反省してるから許してっ!?」
「そうはいかない。覚悟はいいな?」
エミルが返事するより前に、アスベルは手を振り下ろした。


 バシィィーーンッッッ!!
「い・・たぁぁ・・!?」
思い切りお尻を叩かれ、エミルは思わず声を漏らす。
 バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!
「う・・!痛っ!痛い・・痛い・・痛いってば・・!アスベル・・・!!」
お尻を襲う痛みに、エミルは声を挙げて訴える。
 「仕方ないだろう、お仕置きだからな。しっかり反省するんだ」
バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!
アスベルはそう言うと、エミルのお尻を叩く。
 バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!
「うう・・!だ、だって・・・マ、マルタが・・シェリアと・・なって・・・アスベルまで他の・・人に・・それが・・こ、怖かった・・んだよ・・・痛っ!痛ぁ・・!」
叩かれながら、エミルは弁解する。
 バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!
「だからって、こんなことをしていいと思っているのか?策や力で無理やりに自分のものにするだと!?それは、好きな人を傷つけることにしかならないだろう!?」
弁解するエミルに、アスベルは厳しい声でお説教しながら、平手を振り下ろす。
 バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!
「ご・・ごめんなさい・・!そ、それに・・ラタトスクが・・痛あああいいっっ!!」
思い切り叩かれ、エミルは悲鳴をあげる。
 「ラタトスクのせいにするんじゃない!たとえそそのかされたにせよ、最終的にやろうと決めたのはエミルだろう?」
「そ・・それは・・・」
痛いところを突かれ、エミルは言葉に詰まってしまう。
 「どうやら、エミルにはもっと反省が必要みたいだな」
アスベルはそう言うと、膝を組む。
おかげで、エミルはお尻を突き上げた体勢になる。
 「ま、待って!?アスベルッ!?」
エミルは慌てる。
リフィルやリヒターからのお仕置きの経験で、痛くなることを知っているからだ。
 「ダメだ。エミルにはしっかりと反省してもらうぞ」
そう言うと、アスベルは手を振りかぶる。
バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!
「うわあああああんっっ!!痛ぁぁぁいいいっっ!!」
集中豪雨のような平手打ちに、エミルは絶叫する。
 バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!
「アスベルぅぅぅ!!ごめんなさぁぁぁいいい!!僕が悪かったからぁぁぁ!!二度としませぇぇぇんん!!ごめんなさぁぁいいいい!!うわあああんんんっ!!痛ぁぁぁぁいいいいいいっっっ!!」
エミルは許して欲しくて、泣き叫びながら謝る。
その後、長い間エミルの悲鳴と、お尻を叩く音がこだました。


 「痛ぁ・・・痛ぁぁい・・痛い・・よぉぉ・・・」
両肩をブルブル震わせて、エミルは泣いていた。
「エミル、痛いか?泣きたいくらい辛いか?」
「あ・・当たり・・前じゃ・・ないかぁ・・。お尻が・・熱くて・・焼けちゃい・・そうだよう・・・。死んじゃうかと・・思うよ・・」
恨めしげな表情で振り返りながら、エミルは言う。
 「そうだな。だが、エミルがしようとしたことをマルタやリヒターが知ったら、どう思う?こんなのは比べ物にならないほど、心を痛めると思うぞ?」
「あ・・・!?」
アスベルの言葉に、エミルはハッとする。
 「エミル・・。こんなことをするくらい、不安な気持ちに気づいてやれなくて、すまなかった。俺がもっと早く、気持ちをお前に打ち明けていれば、こんなことをさせずに済んだのに・・・・」
「ううん・・。僕が勇気が無かったのが、いけなかったから・・。アスベルのおかげで・・わかったよ。ありがとう・・・。マルタやリヒターさん、いや、アスベルまで悲しい思いさせるところだったね」
「わかってくれたんだな。よかった・・・」
アスベルは安堵の表情でエミルを抱き起こす。
 「エミル・・・。本当に俺でいいのか?シェリアとマルタのことにも、中々気づかなかった、鈍感な俺だが・・」
「君が・・いいんだ・・。君とずっと・・一緒に・・」
互いにそう言うと、二人は再びキスをした。


 ―完―
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