聖女の懲罰 チサト編(SO2&テイルズより:エルレイン/チサト、共演パロ)



(ルシアシュ悪魔&神父パロをベースにした、SO2&テイルズ共演パロです。オリジナル作品のキャラも登場します。許容出来る方のみご覧下さい)


 バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!
「ひいいっ!勘弁してくれよーっ!!」
お尻を叩く音と共に、リッドの悲鳴が執務室に響きわたる。
 バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!
「勘弁してくれ?よくもまぁ、そんなことを言えたものですねぇ。性懲りもなく、巡礼用の食事を盗み食いしたというのに」
呆れた声で、呟くように言いながら、エルレインはリッドのお尻を叩く。
以前にお仕置きされたにも関わらず、持ち前の食い意地から、また巡礼用の食事を盗み食いしてしまったのである。
その罰で、エルレインにお仕置きされているのであった。
 バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!
「ひいぃーんっ!し、仕方ねえだろーっ!ウ、ウマそうで、気づいたら、食っちまってたんだよーっ!!」
涙目で弁解するリッドだが、エルレインが許すはずもない。
「そんなのは理由になりませんよ。どうやら、反省していないようですねぇ」
エルレインはそういうと、一旦お尻を叩く手を止める。
そして、いかにも痛そうなパドルを取り出した。
 「ま、待ってくれよ!は、反省してるからよ!?そ、それだけは勘弁してくれよ!!」
「ダメです。何度お仕置きされても懲りない子には、コレが必要です。さぁ、しっかり反省するのです」
エルレインはそういうと、リッドのお尻めがけて、パドルを叩きつける。
 バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!
「ぎゃあああ!いだぇぇぇぇぇ!ごめんなさぁぁぁいいい!!勘弁してくれよぉぉぉぉ!!」
パドルの苦痛にリッドが泣き叫ぶ中、おもむろに執務室のドアが開く。
 「失礼し・・!?」
目の前に現れたお仕置きの光景に、チサトは思わず硬直し、持っていた書類の束を落としてしまう。
なお、チサトは勤労奉仕並びに研修として、大聖堂に滞在していた。
 「おや?チサト、そこで何をしているのです?」
「え!?あ!ご、ごめんなさい!しょ、書類をお届けにあがりました!」
チサトは謝りながら、慌てて書類を拾い上げる。
「では、そこに置いておきなさい。後で確認します」
「は・・はい・・」
チサトはおずおずと、執務机に書類を置くと、部屋を後にしようとする。
だが、お仕置きされるリッドの姿に、ついつい目がいってしまう。
 「何をしているのです?見世物ではありませんよ?」
「ご、ごめんなさい!し、失礼します!」
チサトは謝ると、慌ててその場を後にする。
その後、再びリッドの悲鳴とパドルの音が執務室にこだました。


 「ぐ・・!ひぃう・・!」
「ご、ごめんなさい!し、沁みました!?」
うめき声をあげるリッドに、チサトは謝る。
これでもかとパドルで叩かれ、腫れ上がったお尻に、打ち身用の薬を塗っていた。
 「だ、大丈夫・・。それより・・悪いな、薬塗ってもらってよ・・」
「いいんですよ。恥ずかしいところ、見ちゃって申し訳ないですし。それに・・僕も・・経験ありますから・・・」
「何だよ?チサトも尻叩かれたこと、あるのかよ?」
「はい・・。修道院で嫌というほど・・。思い出したら、お尻が痛くなりそうです・・・」
話しているうちに、無意識にチサトはお尻をさすり始める。
 「わ、悪いこと聞いちまったな」
「いいんですよ。でも、気を付けないとダメですよ?また、やったら、うんと厳しくお仕置きされちゃいますよ?」
「わかってんだけどよぉ・・。ウマそうなもん見ると、どうにも止まらなくなってきちまんだよなぁ・・・・」
チサトの忠告に、リッドはため息をつかずにはいられなかった。


 それから数日後・・・・。
「こんにちは、どうしたんですか?」
境内の掃除をしていたチサトは、獲れたての獲物を担いだリッドに、挨拶しながら尋ねる。
「ああ、大聖堂からの依頼でよ、肉獲ってきたんだよ」
「いつもすみません。あっ、そうだ。よかったら、後でちょっと僕の部屋まで来てくれますか?お茶でも出しますから」
「マジ?ありがてぇな~、頼むぜ」
リッドは礼を言うと、依頼の品を引き渡すため、事務所の方へ向かっていった。
 「へへ・・。何食おうかな~っ」
報酬で何を食べようか、そんなことを考えながら、リッドは廊下を歩いていた。
不意に、リッドはおいしそうな匂いが漂ってくることに気づく。
(うお・・!すげぇウマそうな匂い・・!?)
思わずリッドは匂いのしてきた方向に、足を向けかける。
だが、直後、理性が働く。
 (馬鹿!やめろよ!?この前、ケツ叩かれたばっかだろ!?)
リッドは自分に言い聞かせる。
また、あんなにもお尻を叩かれたくはない。
踵を返し、チサトのところへ向かおうとする。
 だが、数歩歩いたところで、止まってしまう。
(ダメだ!ダメだダメだダメだってーの!?)
リッドは必死に自身に呼びかける。
だが、食欲は否応なしに、リッドを駆り立てる。
ついに、食欲が理性を圧倒するや、リッドは匂いの元を目指して、走り出していた。


 「どうしたのかな・・?」
チサトは困惑した表情で、大聖堂内を歩き回っていた。
リッドが部屋に来ないため、心配になり、探しているのだ。
 (早く見つけないと・・。何か、悪いことでも起きてないといいけど・・)
何故だか胸騒ぎがしてたまらず、その焦りから、何度も転んだり、他の職員らや出入りの職人らにぶつかりそうになる。
そんな中、チサトはある部屋のそばを通りかかる。
 (あれ?ここは確か・・・)
目の前のドアに、ふとチサトは立ち止まる。
ドアの向こうは小厨房と呼ばれる、もう一つの厨房。
大聖堂には、大小合わせて二つの厨房がある。
大きな厨房の方が、正式の厨房で、聖職者らをはじめとする職員や泊りの巡礼らのための食事を作っている。
もう一つの小厨房は大聖堂の長、そして王侯貴族をはじめ身分ある、或いは特別な来客の為の食事を専門に提供するための場所だった。
 その、小厨房のドアが開けっ放しで、中から料理のにおいが漏れている。
さらに、何やら物音もしてくる。
(まさか・・・!?)
チサトは思わず中へ駆け込む。
そこには、料理を貪るように食べているリッドの姿があった。
 「リッドさん!?何をしてるんです!?」
「え?あ・・!?」
リッドは我に返る。
そして、食い散らかされた料理や空になった皿に気づく。
 「ひぃぃぃぃ!?ど、どうしよ!?ま、またやっちまったよぉぉぉ!!??」
自分のしでかしたことに、リッドは真っ青になる。
「お、落ち着いてください!」
チサトは必死に呼びかける。
このままでは、誰かに気づかれてしまう。
 「リッドさん!人が来ないうちに!早く!?」
「え?お、お前はどうすんだよ?」
「ここは何とかしておきますから!早く!!」
普段からは想像できない迫力に、リッドは押されてしまい、言われたとおり、その場を離れる。
リッドの姿が見えなくなるのを確認すると、チサトは隅のロッカーから掃除用のモップを取り出す。
そして、おもむろにモップを振り上げたかと思うと、滅茶苦茶に振り回しはじめる。
皿や鍋をはたき落とし、耳をつんざくような轟音が鳴り響く。
ようやく音が止まった時には、泥棒が荒らしまわったかのような、そんな凄まじい状況になってしまっていた。


 「・・・・・・・・・」
床に正座し、戦々恐々とした表情で、チサトはエルレインを見上げる。
エルレインは厳しい表情で、チサトを見下ろしながら、口を開く。
 「さて・・・・。小厨房で、料理や備品を台無しにした、と聞きましたが、本当ですか?」
「は・・はい・・!ご、ごめんなさい・・!!」
「謝ればよいというものではありません。何故、そんなことをしたのです?」
「ご・・ごめんなさい・・。その・・ちょっと・・ムシャクシャしちゃって・・それで・・」
「チサト、私に見え見えな嘘が通じると思ったら、間違いですよ」
エルレインは笑顔で言う。
その言葉に、チサトは飛び上がりそうになる。
 「う、嘘じゃありません!?ム、ムシャクシャしてやったんです!?」
チサトは必死に主張する。
リッドのことは決してバレてはならない。
 (どうやら・・・誰か庇っているようですね・・・)
チサトの態度に、エルレインは確信する。
自分から悪さや騒ぎをやらかすような性格では無いのは知っているからだ。
(それなら構いません。罪ある者を庇えば、罪人の仲間です。そんな悪い子にはお仕置きしなくてはいけませんしね)
エルレインは笑みを浮かべる。
その笑みに、チサトは背筋が寒くなる。
「いいでしょう。悪い子にはお仕置きが必要です。さぁ、中庭へ連れてゆきなさい」
エルレインはお伴の兵士たちに命じて、チサトを中庭へと連れていった。


 中庭に設置された檀上に、チサトとエルレインの姿があった。
その前には、参拝客や聖堂の聖職者、警備兵らが集まっている。
 「皆さん、よく集まってくれました。感謝します」
集まった聴衆に、エルレインは礼を言った後、本題に入る。
「集まってもらったのは、他でもありません。実は、研修生として我が大聖堂に滞在中のチサトが、厨房の備品を、目茶目茶に壊してしまいました。聖職者でありながら、教会の備品を壊すなど、もっての他です!ですので、しかるべき罰を与えたいと思います。皆さん、いかがですか?」
エルレインの問いかけに、聴衆らは一も二も無く賛成する。
 「決まりですね。では・・・チサト・・」
「は・・はいっ!?」
チサトはビクッとしながら、返事をする。
「今から、あなたにお仕置きをしてあげます。さぁ、お尻を出して、ここへいらっしゃい」
エルレインは椅子に腰かけ、膝を叩いて合図をする。
 「は・・はい・・!?」
チサトは言われたとおり、自分でお尻を出す。
だが、お尻が外気に触れるのを感じると、羞恥で顔を真っ赤にする。
それでも、チサトは言われたとおり、エルレインの膝の上に、うつ伏せになる。
 「ふふ、なかなか神妙ですね。ですが・・そう簡単には許しませんよ。覚悟しなさい」
「は・・はい・・!」
恐怖に身を震わせながら、チサトは返事をする。
エルレインは片手でチサトの身体をしっかりと押さえる。
そして、もう片方の手をゆっくりと、振りかぶった。


 パアシィーンッ!!
「う・・・!」
弾けるような音と共に、お尻に鈍い痛みが走る。
 パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!
「・・!・・!・・・!・・・!・・・!」
間髪入れずに、チサトのお尻に平手打ちの痛みが襲いかかる。
パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!
「・・・!・・・!・・・!・・・!・・・!・・・!・・・!・・・!」
与えられる打撃に、チサトは黙って、ひたすら耐え続ける。
だが、辛いのだろう、顔には苦痛の色がありありと浮かぶ。
 パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!
「・・ぁ・・・ぅ・・・ぁ・・・ゃ・・・ぁ・・ぃ・・たぁ・・・」
辛くなってきたのだろう、チサトの口から、微かにうめき声が漏れ始める。
それを見たエルレインは、口を開き始める。
 パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!
「全く・・!本当に、いけない子ですね・・あなたは・・・」
お尻を叩きながら、エルレインはお説教を始める。
 パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!
「ムシャクシャして、聖堂の備品を壊すなど、聖職者としてあるまじきことです。わかっているのですか?」
「ご・・ごめん・・なさ・・あっ!きゃあんっ!ううっ!」
謝りながらも、お尻の痛みに、チサトは悶え、悲鳴を上げる。
 パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!パアーンッ!
「謝ればよいというものではありません!おや?」
お仕置きのさ中、不意に聴衆の間で騒ぎが起こり出す。
 「待てーっ!!待ってくれよーっっ!!」
聴衆や兵士らを突き飛ばすように掻き分け、大声で叫びながら、リッドが壇の前へ、飛び出してきた。
 「リ、リッドさん!ど、どうして!?」
現れたリッドの姿に、チサトは愕然とする。
「チサト・・。もう、いいって・・。ありがとな」
「ダメ!ダメです!ダメ・・!きゃああんっっ!!」
お尻に思いきり叩きつけられた一撃に、チサトは飛び上がりそうになる。
 「リッド、何のつもりです?お仕置きの邪魔をすると、許しませんよ?」
「邪魔するつもりなんて、ねえよ。本当のこと、言うだけだって」
そういうと、リッドは深呼吸をし、自分を落ち着かせる。
そして、エルレインの方をジッと見つめ、口を開いた。
 「厨房を荒らしたのは俺だよ。俺が、また、厨房にあった料理を食っちまったんだ。俺がお仕置きされねえために、庇ってただけさ。だから・・もう、勘弁してやってくれよ」
「その言葉、嘘はありませんね?」
「あるわけねえじゃんかよ。本当の犯人は俺だよ。お仕置きは俺がちゃんと受けるからよ、だから、もうチサトは許してやってくれよ」
リッドは必死に言う。
これ以上、チサトにもう身代わりをさせるのは、辛くてたまらなかった。
 「ダメです」
「え!?ど、どうしてだよ!?お、俺が犯人だぜ!俺がちゃんとお仕置きは受けるって言ってんじゃんかよ!?」
エルレインの意外な返事に、リッドは慌てる。
 「あなたの罪を知りながら、庇ったチサトにも罪があります。それに・・・あなたを直接お仕置きするよりも、身代わりとして、チサトが罰せられるのを見させる方が、あなたにはいいお仕置きになるでしょう。そこで、しっかりと見ているのですよ」
エルレインはそういうと、パドルを取り出し、振りかぶった。
 バシィーンッ!バシィーンッ!バシィーンッ!バシィーンッ!バシィーンッ!バシィーンッ!バシィーンッ!バシィーンッ!バシィーンッ!バシィーンッ!
「いやっ!きゃああっ!痛あああいい!!!」
平手とは比べ物にならない、パドルでの打撃に、チサトは絶叫する。
バシィーンッ!バシィーンッ!バシィーンッ!バシィーンッ!バシィーンッ!バシィーンッ!バシィーンッ!バシィーンッ!バシィーンッ!バシィーンッ!バシィーンッ!バシィーンッ!バシィーンッ!バシィーンッ!バシィーンッ!バシィーンッ!バシィーンッ!バシィーンッ!バシィーンッ!バシィーンッ!
「全く・・罪人を庇うなど・・!本当に悪い子ですねぇ。そんな悪い子は、まだまだお仕置きしてあげます」
エルレインは、ドSな笑みを浮かべ、パドルを叩きつける。
 バシィーンッ!バシィーンッ!バシィーンッ!バシィーンッ!バシィーンッ!バシィーンッ!バシィーンッ!バシィーンッ!バシィーンッ!バシィーンッ!バシィーンッ!バシィーンッ!バシィーンッ!バシィーンッ!バシィーンッ!バシィーンッ!バシィーンッ!バシィーンッ!バシィーンッ!バシィーンッ!
「ごめんなさいっ!ごめんなさぁぁぁいぃぃ!リッドさんが・・お仕置きされるの・・!かわい・・そうで・・!!きゃああんんっ!!」
耐えがたい打撃に、チサトは両足をバタつかせ、泣き叫びながら謝る。
 バシィーンッ!バシィーンッ!バシィーンッ!バシィーンッ!バシィーンッ!バシィーンッ!バシィーンッ!バシィーンッ!バシィーンッ!バシィーンッ!バシィーンッ!バシィーンッ!バシィーンッ!バシィーンッ!バシィーンッ!バシィーンッ!バシィーンッ!バシィーンッ!バシィーンッ!バシィーンッ!
「きゃあああっ!ひゃあああんっ!いやああっ!ごめんなさぁぁぁいぃぃ!ごめんなさいっ!ごめんなさいっ!!」
「やめろっ!やめてくれよーっ!本当に悪いのは俺だからーっ!!」
お尻を叩く音と、チサトの悲鳴が響く中、リッドは絶叫と共に、お仕置き壇へ駆け寄ろうとする。
だが、筋肉ダルマの屈強な守備兵達に、十重二十重に槍で押さえつけられ、動くことすらままならない。
リッドがお仕置きを見るしかない中、エルレインはパドルから鞭へと持ち替える。
 ヒュウンッッ!!
ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!
「いやぁぁあああああああ!!!!!」
既にワインレッドに染まったお尻めがけ、肌を切り裂くような、鋭い痛みがお尻に走る。
 ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!
「うわああああんんんっ!ごめんなさぁぁいいい!反省してますからぁぁ!!許して下さいぃぃぃ!!ごめんなさいっ!ごめんなさぁぁぁいいい!!」
鞭の苦痛に、チサトは顔を涙でぐしょぐしょにし、声も涸れんばかりに叫んで許しを乞う。
しかし、鞭は無情にも振り下ろされ続ける。
 ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!
「やめてくれーっ!俺が悪かったからーー!!マジでもう盗み食いなんてしねえからーっ!!許してくれよーー!!」
鞭がチサトを容赦なく罰し続ける中、リッドも悲痛な叫びを上げる。
 ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!
「ごめんなぁぁぁいいい!ごめんなぁぁぁいいい!ごめんなぁぁぁいいい!」
「やめてくれーっ!もう勘弁してくれぇぇぇ!!頼む・・頼むからぁぁぁぁ!!」
泣き叫びながら許しを乞い続けるチサトの声、絶望に彩られたリッドの絶叫、鞭の音、それらがない交ぜとなって、広場に響き渡っていた。


 「うぅう・・・・・」
目尻に涙を浮かべ、全身を震わせながら、チサトは立っていた。
むき出しにされたお尻は、ワインレッドを超えた色に染め上げられ、蚯蚓腫れが幾重にも刻み付けられている。
背中には『私は盗み食いをした罪人を庇った悪い子なので、エルレイン様からお尻を叩かれてお仕置きされました』という、恥ずかしい札を提げさせられていた。


 「うぅ・・!痛たたた・・・・・」
チサトはベッドの上で、苦痛に顔をしかめる。
ようやく部屋に戻ることを許されたものの、お尻の痛みに、ベッドにうつ伏せで休んでいるしかなかった。
 「チサト・・・?いるかよ・・?」
静かにドアが開くと、恐る恐る、リッドが入ってくる。
 「リッドさん・・・。すみません・・。お尻が・・痛くて・・」
立って迎えられないことを、チサトは謝る。
「そんなのいいって。謝んなきゃなんねえのは、俺の方じゃんかよ。俺こそゴメン。身代わりにさせちまって・・・・・」
「いいんですよ。僕が勝手にしたことですから」
「これくらいで許してもらえるなんて、思えねえけど・・コレ、良かったら食ってくれよ。傷の回復が早くなるんだぜ」
リッドはそういうと、肉を差し出す。
 「すみません。わざわざ僕の為に・・ご足労かけちゃって・・・」
「気にすんなって。そろそろ帰らねえと、キールがうるせえからさ。悪いな」
リッドはそういうと、肉を置いて、部屋を後にした。


 ―完―

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