アシュトンの反抗(SO2&テイルズより:ルシ/アシュ、共演パロ・BL)



(ルシアシュ悪魔&神父パロをベースにした、SO2&テイルズ共演パロです。BLありです。許容できる方のみご覧ください)


 (マズイマズイマズイマズイ~~~~ッッ!!)
猟犬に駆り立てられる獲物のように、必死の形相でアシュトンは家路を急ぐ。
必死に走りながら、アシュトンは何度も腕時計を見やる。
そのたびごとに、アシュトンの焦りは強まり、さらに足を早める。
ようやく教会へたどり着いたときには、汗だくで、荒い息を吐きながら、両肩を上下させていた。
 アシュトンは緊迫の表情で玄関のドアノブに手をかけようとする。
だが、突然、ドアが勢いよく開き、アシュトンはギクリとする。
「ル・・ルシフェル・・!?」
ドアの向こうから現れたルシフェルの姿に、アシュトンは怯えた表情になる。
「アシュトン・・!門限を・・1分も過ぎているぞ・・!?」
「ご・・ごめんなさい・・!急いで帰れば・・大丈夫だと思って・・」
弁解しながらも、アシュトンは戦々恐々とする。
 アシュトンがあんなにも必死で急いでいたのは、門限に遅れないため。
例え僅か1分でも、遅れようものなら、恐ろしいお仕置きが待っているからだ。
「馬鹿者!例え1分でも、遅れそうなときには、ちゃんと連絡を入れろと言ったはずだぞ!?どれだけ心配したと思っているのだ!!??」
「ご・・ごめんなさい・・!」
謝るアシュトンだが、ルシフェルが許すはずも無い。
 「ダメだ!1分も遅れた上、連絡もよこさぬ悪い子は許さん!そんな悪い子は厳しくお仕置きしてやるから、覚悟するがいい!」
「うう・・・」
ルシフェルのお仕置き宣告に、アシュトンは肩を落とす。
死刑を宣告された囚人さながらの、絶望的な足取りで、アシュトンは中へと入っていった。


 ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!
「ひいいっ!ひっく!ごめんな・・痛ああ・・!許し・・!うわああっ!!」
鋭い音と共に、鞭がアシュトンのお尻に叩きつけられる。
既にアシュトンのお尻は真っ赤に染め上がり、蚯蚓腫れが幾重にも刻みつけられている。
 「全く・・!あれほど門限を厳しく言っておいたというのに・・!破るとは何と悪い子だっっ!!」
ルシフェルは怒りの声と共に、鞭をお尻に叩きつける。
ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!
「ご・・ごめん・・なさい・・!これでも・・必死に・・急い・・!ひっあ・・!!」
「馬鹿者!私がどれだけ心配したと思っている!?人を心配させるような、そんな悪い子に育てた覚えは無いぞ!?」
ルシフェルは鞭を振るいながら、怒り心頭でお説教を続ける。
 (僕だって、君に育てられた覚えなんか無いよーーー!!!)
そう言いたいが、アシュトンは必死にその言葉を飲み込む。
言えば、逆効果でさらにお仕置きが厳しくなるだけなのは分かりきっているからだ。
ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!
「ごめんなさいっ!二度と門限破りませんっ!ごめんなさいっ!」
「当然だろう!二度とせぬように、厳しくお仕置きだ!悪い子だ!悪い子だ!」
その後、長い長い間、鞭の音、ルシフェルの怒声、アシュトンの悲鳴が響き続けた・・・。


 数日後・・・。
「うう・・・!」
アシュトンは思わず身を屈め、お尻をさする。
 (あれから日が経ってるのに・・。まだ・・痛いよ・・)
涙目になりそうなのを堪えながら、アシュトンは先日のお仕置きを思い返す。
既に数日を経ているというのに、お尻は未だに赤みと腫れ、炎のような熱さを残している。
そんなお尻では当然、クエストや教会での業務もままならない。
 (うう・・!ルシフェルが心配性なのも・・僕のこと・・愛してるからなのも・・わかるよ・・わかるけど・・!?)
それでも、あそこまで厳しすぎると、理不尽としか思えなくなる。
(だいたい・・『そんな悪い子に育てた覚えは無い!?』って何さ!?ディアスさんやボーマンさんならともかく・・君に育てられた覚えなんて僕には無いよ!)
お仕置きに対する不満が、ムクムクと頭をもたげ、同時にグツグツと、鍋のように熱く煮えたぎる。
アシュトンの中で、猛烈に不満が燃え上がり、煮えたぎっていたまさにそのときだった。
 「アシュトンお兄ちゃ~・・!!??」
「ど、どうしたの?そんな顔して?」
レオンの愕然とした表情に、アシュトンは思わず尋ねる。
 「え?お、お兄ちゃん、物凄く怖い顔してたから。何か、お仕置きのときに嘘泣きしたのがバレたときみたいな・・。ってい、今のなしっ!?ご、ごめんなさいっ!?」
レオンは思わずお尻を押さえて後ずさる。
 (しまった!?怖がらせちゃった!?)
うっかり、ルシフェルへの不平不満をあらわにしていたために、レオンを驚かせてしまったことに、アシュトンは慌てる。
 「ごめんね、怖がらせちゃって。実はさ・・・」
アシュトンは深呼吸して気を落ち着かせる。
その後、理由を話し始める。
 「は~、そういうワケだったの。そりゃあ無理もないよねぇ。っていうか、お兄ちゃん、お尻痛くない?大丈夫?よかったら、僕の特製塗り薬、あげようか?」
レオンは薬を差し出しながら、言う。
「ありがとう、まだ少し痛いけど、もう大分痛みは引いてきたから大丈夫だよ。心配させてごめんね」
「何言ってるのさ~。僕とお兄ちゃんの仲じゃないか~。そうだ!お兄ちゃん、たまには虐待魔の知らないところに、二人きりで気晴らしにでも行かない?」
レオンはそう誘う。
いつもだったら、無理だろう。
だが、ルシフェルへの不満が溜まっている今なら、アシュトンもOKしてくれる。
そう考えたのだ。
そして、その予想は裏切られることは無かった。
 「うん、いいよ。僕だって、たまにはルシフェルのいないところで、羽を伸ばしてみたいしね」
「決まりだね!行き先はついてからのお楽しみだよ」
レオンはニヤリと笑みを浮かべて言う。
アシュトンも笑みを返すと『外出中』の札をかけ、戸締りをして、レオンと共に、教会を後にした。


 数時間後、ファンシティのベンチに、二人の姿があった。
 「お兄ちゃん~、はい、どうぞ」
「ありがとう、せっかくだから、ごちそうになるよ」
アシュトンは礼を言うと、レオンが買ってきたアイスを受け取り、二人で一緒に食べ始める。
 「どう?少しは楽しんでくれた?」
アイスを食べながら、レオンは尋ねる。
「うん、最近仕事やクエストで、全然ファンシティに遊びになんて、来れなかったしね。レオンのおかげで、モヤモヤも晴れたよ。ありがとう」
「いいんだよ、お兄ちゃんのためなら、コレくらいさ~。でも、そろそろ帰った方がよくないかな?」
時計を見ながら、レオンは言う。
本音を言えば、もっとアシュトンと一緒にいたい。
出来ることなら、一泊していきたい。
 しかし、それをすれば、アシュトンはまた門限を破ってしまう。
そうなれば、またアシュトンがお仕置きされてしまう。
それだけは、避けたかった。
 「いや、せっかくだから、一泊していこうよ」
「ええ!!??ほ、本気なの!?」
レオンは耳を疑う。
「いいんだよ。僕だって、たまには、反抗したいときもあるからさ。それに・・レオンだって僕と一緒に泊まりたいでしょう?」
「そ・・それは・・でも・・そうしたら・・」
レオンは躊躇う。
 「レオン、余計な心配はしなくていいんだよ。僕が、そうしたいって決めたことなんだから。だから、今日は泊まっていこう?」
アシュトンの言葉に、レオンも頷く。
二人はしばらく遊んでから、シティ内のホテルへと向かっていった。



 翌日・・・。
「どこだああーーー!!??どこに行ったのだぁぁーーー!!??」
半狂乱などという言葉では生ぬるいほど取り乱した姿で、ルシフェルは街中を走り回る。
昨日、帰ってきてから、ずっとアシュトンを探しているのだ。
 (どうしたのだ!?携帯にかけても出ない!若造や地鶏剣士達も行き先を知らぬ!?一体何があったのだ!?)
全身汗だくで探しながら、ルシフェルは事故にでも巻き込まれたかと気が気ではない。
街中、それこそ隅から隅まで探したが、アシュトンの影すらも見つからない。
 (どこに・・いるのだ・・?ん!?)
ルシフェルは携帯の着信音に気づく。
ハッとして、画面を確認する。
 「アシュト・・!?」
送られてきたメールに添付された写真に、ルシフェルはハッとする。
アシュトンがレオンと楽しそうに食事をしている姿が映っていたからだ。
 「おのれえええーーーー!!!???許さんんんんん!!!」
ルシフェルは怒りの炎を燃え上がらせると、紅翼を広げる。
そのまま、弾丸のような勢いで、飛んでいった。


 「そろそろかな・・?」
掛け時計を確認しながら、アシュトンは礼拝堂でジッと待っていた。
「アシュトンンンンン!!!!」
堂内に響き渡る声で、ルシフェルは堂内に飛び込んでくる。
 「ただいま、意外と早かったね」
「『ただいま』ではないわ!!どこへ行っていたのだ!?それに・・コレは何だ!?」
ルシフェルはアシュトンからメールで送られてきた写真を突きつける。
 「ああコレ?レオンとファンシティに遊びに行ってきたやつだよ。よく、撮れてるね」
「よく、撮れてるねではないわ!!門限を破った上に、何も言わずに一晩泊まるだと!?どれだけ私が心配したと思っているのだ!?」
「そんなの・・君が勝手に心配したんでしょう?僕には、関係ないよ」
「な・・何?」
普段とは違うアシュトンの態度に、ルシフェルの表情が変わる。
「話はそれだけ?仕事が溜まってるから、失礼するよ」
そういうと、アシュトンは自分の部屋へ行こうとする。
 「待て!?待たぬか!?」
「ちょっと、離して欲しいんだけど?」
止めようとするルシフェルに、アシュトンとは普段とは違った、冷ややかな態度で返す。
 「アシュトン!何のつもりだ!?人にさんざん心配をかけておいて・・その態度は何なのだ!?」
「うるさいなぁ、別に・・いいじゃないか」
「よくないわ!そんな悪い子に・・育てた覚えは無い!?」
ルシフェルは額に青筋を立てながら言う。
「僕だって・・君に育てられた覚えなんか無いよ!!ルシフェルの馬鹿!!」
アシュトンは反抗的な態度で、ルシフェルに言い返す。
 「アシュトン・・・本気で言っているのか?」
ルシフェルは静かな、同時に背筋が凍りそうな冷たい口調で言う。
その声に、アシュトンはゴクリと息をのむ。
地雷を踏んだこととわかったからだ。
 いつもなら、ここで謝るところだ。
だが、今のアシュトンは不満が溜まりに溜まっている。
その不満が、アシュトンの背中を押す。
「だ・・だったら・・どうだっていうのさ!?何かあればお仕置き、お仕置きって!僕だって我慢の限界なんだからね!!いい加減にしてよ!!」
アシュトンは叫ぶように言うと、荒い息を吐き、両肩を上下させる。
 「そうか・・・本気なのだな・・・」
静かな、だが、恐ろしいほど冷たい声で、ルシフェルは言う。
「よくわかった・・。ならば・・・私も・・許さん!!」
「!!!」
アシュトンはとっさに飛び退こうとする。
だが、それよりも先に、ルシフェルに捕まってしまう。
 「く・・!離し・・!?」
珍しく抵抗するが、ルシフェルの身体から発する冷たい気迫に、意志が萎えてしまう。
その隙に、慣れた手つきで、ルシフェルはアシュトンを膝に載せ、お尻をあらわにしてしまう。
さらに、膝を組み、お仕置きがより痛く感じる体勢を取らせる。
 「アシュトン・・」
「ひ・・・!?」
氷結系の術技でも食らったかと思うような、冷たい声に、アシュトンは身を縮こませる。
「今回は・・さすがに・・本気で怒ったぞ・・!覚悟するのだ・・!」
静かな、それだけに本気の本気で怒っているとわかる声に、アシュトンは一瞬後悔する。
思わず、謝ってしまおう、そう思った。
 (ダメだよ!覚悟の上だったじゃないか!僕だって・・僕だって・・やり過ぎれば、不満に思うんだから!それを思い知らせるって決めたじゃないか!!)
くじけそうになる自身を、アシュトンは叱咤する。
覚悟を決めて、アシュトンは言う。
「だ・・だったら・・どうだっていうの?そうやって、脅かせば、僕が何でも言うこと聞くと思ったら、大間違いだよ!!」
「そうか・・。よく、わかった・・。ならば・・・私も・・容赦はせん!!」
ルシフェルは氷のような声で言うと、思いきり手を振り上げた。


 バッシィーンッ!
バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!
「うわっ!痛っ!痛ああ!痛っ!ああっ!」
最初から容赦のない、集中豪雨のような平手打ちの嵐に、アシュトンは苦痛の声を漏らしてしまう。
 バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!
「許さん・・!許さん・・!許さん・・!許さん・・!」
平手の嵐を降らせながら、ルシフェルは静かに怒りの声を上げる。
 バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!
「どれほど・・!どれほど・・!心配したと・・思っているのだ・・!!一言も・・・言わずに・・・勝手に・・いなくなりおって・・!!」
叩きながらも、ルシフェルの声に、より怒りがにじみ出す。
 バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!
「く・・!ルシフェルが・・・く・・!いけないん・・だよ・・!!うわあっ!?何か・・あるたびに・・く・・!こうやって・・お仕置き・・って・・お尻・・叩く・・から・・!!うわああっ!!」
アシュトンは言い返すも、お尻を叩かれる苦痛に、悲鳴を上げる。
 バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!
「だからといって、理由になるか!?散々、心配させおって!!そんな悪い子は・・こうしてくれるわ!!」
ルシフェルは一旦、手を止める。
直後、見るからに痛そうなパドルを取り出した。
 「ひ・・!?」
パドルを見るや、アシュトンの顔から血の気が引く。
そんなアシュトンを尻目に、ルシフェルはパドルを振り下ろす。
 バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!
「ひいいっ!痛ああっ!ひいいっ!痛っ!ひぃぃぃ!!」
平手とは比べ物にならない、打撃の雨に、アシュトンは両足をバタつかせ、悲鳴を上げる。
 バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!
「許さん・・!許さん・・!人が・・どれほど・・心配・・したと・・!それををををを!!!!!!」
ルシフェルは怒りを滲ませながら、アシュトンのお尻に、パドルを叩きつける。
 バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!
「うわああ!痛っ!痛ぁぁぁ!うわああ!ひぃぃぃ!」
パドルの苦痛に身体を強ばらせ、悲鳴を上げ続ける中、脂汗を額から、目尻には涙がにじみ出してくる。
 バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!
「そもそも・・アシュトンが悪い子だったから、お仕置きをされるのだろうが!それを逆恨みするなど・・言語道断!!許さん!許さん!許さん!許さん!」
ルシフェルは勢いを強めながら、パドルを叩きつけてゆく。
 バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!バシィンッ!
「ひぃん・・!わ、わかってるけど・・。でも・・不満でたまらなかったんだよぉ・・!!ご・・ごめん・・な・・さぁい・・!もう・・しないし・・色々・・言ったのは・・謝る・・からぁぁ・・!!」
アシュトンは涙目で、必死に謝る。
だが、ルシフェルは非情な宣告を下す。
 「ダメだ。自分が悪いのに、逆恨みをして人を心配させる、その上、反抗するなど、絶対に許さん。二度とそんなことをしようと思わぬよう、身に沁みるよう、躾けてやろう」
「そ・・そんな・・!?」
アシュトンは思わず絶望の声を上げる。
それを尻目に、ルシフェルはパドルから、鞭に持ち替える。
 ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!
「ぎゃあああああああ!!痛いっ!痛い痛い痛い痛いぃぃぃ!!うっわああああ!!」
散々に叩かれ、既に濃厚なワインレッドのお尻には過酷すぎる鞭の嵐に、アシュトンは絶叫する。
 ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!
「ごめんなさぁぁい!ごめんなさぁいぃぃ!もう・・許し・・!ひぃぃぃ!ごめんなさぁぁぁいいい!」
泣いて泣いて、泣き叫びながら、アシュトンは必死に許しを乞う。
 ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!
「ダメだと言っているだろう!悪い子はまだまだ叱ってくれるわ!覚悟せい!」
「そんなぁぁぁ!ごめんなさぁぁい!やめてぇぇぇ!ごめんなさぁぁい!許してぇぇぇぇ!ごめんなさぁぁいい!」
その後、長い長い間、鞭の音と、アシュトンの絶叫と『ごめんなさい』が響き渡っていた。


 「ごめん・・なさい・・!ごめん・・なさい・・!ごめんな・・さぁい・・!」
大粒の涙をボロボロとこぼしながら、アシュトンは必死に謝る。
お尻は二回りは大きく腫れ上がり、表面は耕したばかりの畑さながらに、蚯蚓腫れが幾重にも刻みつけられている。
 「アシュトン・・・反省したか?」
ルシフェルはピシピシと、軽く鞭をお尻に当てながら尋ねる。
「ひ・・!し、したよぉ・・!もう・・反抗・・しようなんて・・思わないからぁ・・!ごめん・・なさぁい・・!!」
すっかり反抗心も折れたアシュトンは、必死に謝る。
 「どうやら反省したようだな・・・。では、ここまでにしよう・・。だが・・・」
ルシフェルは鞭を振り上げると、思いきりお尻に叩きつける。
「ひぃぃぃーーーーっっっ!!」
悲鳴と共に、アシュトンは背をのけぞらせる。
「もし・・・。また良からぬことを考えたりしおったら・・・今日の10倍は厳しいお仕置きをするぞ!よいな?」
「はいぃぃぃ!に、二度と・・しませんんん!!」
アシュトンは必死に約束する。
その言葉に、ようやくルシフェルは鞭を手放した。


 「うう・・」
「どうだ?少しは楽になったか?」
ルシフェルは、アシュトンの頭を撫でながら、優しい声で尋ねる。
膝の上にうつ伏せになったまま、アシュトンはお尻に冷やしたタオルを載せていた。
 「な・・何とか・・でも・・まだ・・熱くて痛い・・けど・・・うう・・・」
アシュトンは笑顔を浮かべようとするも、苦痛に思わず表情が歪む。
「アシュトン・・すまん・・・!また・・泣かせてしまったな・・・」
そんなアシュトンの姿に、ルシフェルは謝る。
 「アシュトンのことがこの世と魔界の何よりも愛おしくて、たまらないのだ・・。それだけに、いつも心配で心配でたまらないのだ。アシュトンを失ったら、私は生きてなどゆけぬ!頼む!見捨てないでくれ!!」
「もう・・ずるいなぁ・・君は・・。でも・・そんな君が僕も大好きだよ」
アシュトンの言葉に、ルシフェルはアシュトンを抱き起し、抱きしめる。
 「でも、もう少し、自重してくれれば、嬉しいけど」
「す・・すまぬ・・。出来るだけ、善処する」
ルシフェルは自信が無いのか、ぎこちない様子で返事する。
そんなやり取りのあと、二人は唇を重ね合わせた。


 ―完―

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No title

 あゆ様>
 こちらこそ、楽しんでいただけて何よりです。
そうですね~、最近は/F(f)が多かったので、久々にM/MやBLが書けて楽しかったです。
 アシュトンだけでなく、キールとかも書ければ・・なんて思ってたりもするので、よろしくです。

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No title

 美咲様>
 こちらこそ、読んでいただいて何よりです。
おお!マルコ神父、お好きですか!
最近はなかなか書けていないのですが、自分でも好きなシリーズなので、また書いてみたいですねぇ。
 もし、リクなどありましたら、遠慮なくおっしゃって下さい。
プロフィール

山田主水

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