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青き狼たち8(バイオレンスあり)



(バイオレンスありです。許容できる方のみ、ご覧ください)


 東京都内の某高級ホテル。
そのVIPルームに、その男達はいた。
男達は高級スーツに身を包み、一見すると、大企業の経営者のように見える。
だが、普通の経営者は顔に刃物傷など無いし、ましてや拳銃を懐に隠し持った護衛など連れてはいない。
彼らはいわゆるヤクザの組長達。
商売上の会合を開いているところだった。
 「ったく・・中国船のせいで、ワシらの商売上がったりじゃわい!」
一人の組長が、吐き捨てるように言う。
「そうや。最近は俺の縄張りでも、中国人どもが悪さしてやがる!」
「だから、集まったんだろうが。愚痴言っとる暇があったら、手考えんかい!」
中国人への愚痴を言う仲間に、他の組長が苛立ったように言う。
彼らはいずれも、中国系の組織と対立を抱えている。
中国系組織という共通の敵を持つ者同士、その対策を話し合うため、会合を開いているのであった。
 強面の親分たちが、喧々諤々の議論を交わしている中、ふと、何やら怒声のようなものが聞こえてくる。
「何だ?」
「まさか子分連中が喧嘩でもしてるんじゃなかろうな?」
「どこの馬鹿だ!おい、様子を見てこい!」
親分の命令に、護衛役の組員が、VIPルームを後にする。
 廊下へ出た組員は、子分達が控えているはずの部屋のドアを開ける。
直後、鼻を突いたのは血の臭い。
「!!??」
部屋の中では、ヤクザたちが、倒れ伏し、壁や床は返り血がべったりとついている。
とっさに、護衛役の男は拳銃を構える。
警戒しながら、男は他の親分達の伴が控えている部屋のドアも開け放つ。
ドアを開けるたび、血の臭いと、皆殺しの光景が鼻と目に飛び込んできた。
 護衛は、主の元へと駆け戻ろうとする。
そのとき、護衛はハッとして、振り返る。
振り返った直後、護衛の拳銃が火を噴いた。
 「何だ!?」
「カチコミか!?」
数発轟いた銃声に、親分達もただならぬ雰囲気を感じ取る。
護衛も組長達も、それぞれ拳銃を手にし、ドアの方へ銃口を向ける。
直後、ドアが破られた。
 破壊されたドアを尻目に、その人物は中へと足を踏み入れる。
現れたのは、2メートルはありそうな、屈強な大男。
目出し帽をかぶっているため、顔はわからない。
目を引くのは、右手に持った、身長と同じくらいの長柄の武器。
見た目は槍に似ているが、三日月型の横刃が片側に取り付けられている。
中国武術で使われる武器の一種で、方天戟。
三国志演義の英雄の一人、呂布奉先の武器として知られているものだった。
 大男が現れるや、銃口が一斉に火を噴く。
だが、方天戟が一閃するや、銃弾を悉く叩き落してしまう。
直後、戟を持った大男が親分衆目がけて躍りかかった。
 「ぎにゃあっ!」
一番近くにいた親分が胸を突かれ、悲鳴を上げながら、床へとのけ反り倒れる。
正確に心臓を突いており、倒れた時には絶命していた。
 「親分!こち・・ぐわあああ!!」
我に返った護衛達のうち二人が、隙をついて、それぞれの主をドアへと逃がそうとする。
だが、得物が一閃するや、親分二人、護衛二人、計二人の首が転がり落ちた。
 「うわああ!狙いは親分なんだろ!くれてやるから、俺達は助けてくれ!?」
「おいっ!貴様!それでも子分かぁ!?」
恐怖に駆られたのか、残る親分達の護衛は、何と、それぞれ大男目がけ、自分たちの親分を、差し出すように突き出す。
そんな子分にあるまじき姿に、思わず親分達も怒りの声を上げる
答える代りに、大男は、方天戟を一閃する。
直後、残る親分達と護衛達全員の首が、まるで椿の花のように、ゴトリと転がり落ちた。


 「ハッハッハッ!おかげで助かりました!これは・・お約束の後金です」
身なりの良い中国人は、そういうと、方天戟の大男に、札束の入った袋を渡す。
「これで・・邪魔者の日本ヤクザ共はいなくなった・・。後は我ら中国人組織の思うがまま・・」
「そのために、殺し屋を雇って、皆殺しか。貴様も悪党だな」
「その悪党に雇われて、仕事をしたあなたも悪党ですよ、呂(りょ)さん」
「ふん。それもそうか」
呂と呼ばれた方天戟の男と、依頼人の中国人は、そんな会話を交わす。
 依頼人は殺されたヤクザ達と対立していた中国系組織のボス。
呂は殺し屋で、依頼を受け、ヤクザたちを襲撃したのである。
「では、私はこれで、失礼します。これから、色々やらねばなりませんので」
そういうと、依頼人は立ち去ろうとする。
 「待て。一つ、餞別がある」
「餞別?うぐ・・・!?」
振り向いたところで、突然、方天戟が依頼人の腹に突き立てられる。
 「き・・貴様・・!?何を・・・」
「別に。仕事だ。貴様を消したがってる日本人は他にもいるからな」
「くそ・・!?同じ中国人を・・!それも・・日本人から・・!?」
「俺には・・そんなものは関係ない。死ぬがいい」
呂は止めに、方天戟を捻り、抜き放つ。
依頼人は痙攣しながら倒れ、息絶える。
確実に息の根を止めたことを確認すると、呂はその場を立ち去った。


 「・・・ということが、先日あったそうだ・・」
「そんなことが・・・。日本も物騒になって来ましたね・・」
近藤の話に、カイはそう返事をする。
 「うむ。だが、これだけならばお前を呼ぶ必要は無い」
「わかっています。警察から、依頼があったということですね?」
確信を持って、カイは尋ねる。
幾ら弟子とはいえ、わざわざ世間話のためだけに、近藤がカイを呼ぶなどありえない。
そうわかっていたからだ。
 「そうだ。その呂という殺し屋を探し、逮捕に協力してほしい。なまじの警官では叶わない相手だろうからな」
「そうですね。銃弾を槍で弾けるような怪物を、普通の警官が逮捕できるとは思えませんし」
「やってくれるか?」
「もちろんです!その呂とかいう殺し屋、捕えてみせます!!」
師の頼みに、カイは一もにも無く承諾する。
 「だが・・くれぐれも気を付けろ。まだ調査中だが・・かなり恐ろしい相手のようだ」
「心配いりません!俺とて、修羅場は潜って来ています。金で殺しを請け負うような輩には負けません!」
「ならよいが・・本当に慎重にコトに当たるのだぞ」
「わかっています。では、早速取り掛かります!」
カイはそう言うと、そそくさと部屋を後にする。
そんなカイの姿に、近藤は心配なのか、難しい顔を浮かべていた。


 「まだか・・!まだか・・?」
カイは苛立ちを抑えかねた声で呟く。
視線の先には、赤銅色に日焼けした肌、虎やライオンを思わせる、鋭い眼光と精悍な面立ちをした男。
その傍らには、布で包み隠した、棒状のものが立てかけられている。
布で包んでいるのでわかりづらいが、武具に詳しいものが見れば、方天戟と見てとれた。
 (やっと見つけたのに・・!?)
呂の姿を見ながら、カイは歯噛みする。
ようやくのことで見つけたが、応援を待つように、との指示が出たため、手を出せないのだ。
指示に従い、応援が駆けつけるのを待っているが、ヤキモキしてたまらない。
 (な・・!?)
カイはハッとする。
呂が、席を立ったからだ。
(クソ・・!このままじゃ取り逃がしてしまう!!)
焦りのあまり、カイは飛び出し、特殊警棒を構えて、呂の前に立ちはだかる。
 「待て!逃がさん!俺と警察まで来・・!?」
カイは言葉が止まる。
呂の身体から発する殺気に当てられたからだ。
「ぐ・・!?」
あっという間に、カイの全身から、脂汗が噴きだす。
同時に、目の前の男が、自分など及びもつかない使い手だということも。
殺気で怯んだところへ、呂は無造作に、包んだままの方天戟を突き出す。
胸に強烈な衝撃を感じた直後、カイの身体は窓を突き破り、路上へと叩きつけられていた。


 「ハァ・・!ハァ・・・!」
両肩を上下させ、荒い息を吐きながらも、カイは何とか特殊警棒を構える。
辛うじて急所は避けているものの、全身至るところに傷を負い、赤い斑点が全身を覆っているような、痛々しい姿になっていた。
 対して、呂は無造作に立っている。
立ったまま、呂はジッとカイを睨みつける。
「ぐ・・・!?」
カイは呂から浴びせかけられる殺気に、再び脂汗が噴きだす。
実力差はハッキリしていた。
逃げ出さねば、殺される。
 だが、カイにも武道家・エージェントとしての意地がある。
それに、逃げるそぶりを見せようものなら、確実に突き殺されるだろう。
逃げる相手を背後から突き殺すことに、何のためらいも持たない相手なのも、わかっていた。
 ダンッッ!!
思いきり地面を蹴るや、カイは呂に飛びかかる。
だが、呂の蹴りに撃退されてしまう。
 呂はさらに足を蹴りあげ、リフティングでもするかのように、カイの身体を宙高く蹴り飛ばす。
そして、空中のカイめがけ、突きのラッシュをお見舞いした。
 「ぐ・・!ああああああ!!??」
地面に叩きつけられたカイは、苦痛に悶え、絶叫する。
両二の腕、両太もも共に、穂先で貫かれ、赤く染まっている。
抵抗はおろか、逃げる力すら失ったカイに、呂はゆっくりと近づいてゆく。
 「う・・!く・・!?あ・・!?」
ゆっくりと近づいてくる呂の姿に、カイは絶望と恐怖を覚える。
無意識のうちに、カイは、熱病にかかったように、全身が震えてくる。
やがて、呂の足がピタリと止まる。
同時に、呂はゆっくりと方天戟を後ろへ引く。
そして、止めの一突きを繰り出そうとした、そのときだった。
 ガキインッッ!!
突然、左右から刀が二本、繰り出され、方天戟を受け止める。
「やれやれ・・間に合ったか・・」
「全く・・応援を待てといったはずだ!」
よく聞き知った声に、カイは左右を振り向く。
カイの左右脇には、土方と近藤、それぞれの姿があった。
 「カンチョウ・・!ヒジカタさん・・!」
「おっと、俺も忘れないで下さいよ!」
その声と共に、呂に負けず劣らず体格のよい男が現れる。
男の名は島田魁次(しまだかいじ)。
島田魁の末裔にして新選グループ芸能・興行部門のトップ。
そして、近藤らと並ぶ武術エージェントでもあった。
 「シマダさんまで・・!?」
まさか、凄腕の武術エージェントである、グループのトップが三人も現れるとは。
それだけ、呂という男が恐ろしい存在なのかと、今更ながらに、カイは冷や汗が出てくる。
 「呂天覇(りょてんは)、貴様を見逃すことは出来ぬ!覚悟しろ!」
そういうと、近藤は愛用の刀を構える。
同時に、土方も両手にそれぞれ手にした大小の刀を、島田は総鋼の金棒を構え、呂こと呂破天と対峙する。
 呂天覇はフンと荒い息を吐き出すと、方天戟を構える。
一歩踏み出したと思った直後、数十もの穂先が、近藤ら目がけて襲いかかった。
とっさに三人は、それぞれの武器で受け流す。
受け流しながら、三人呼吸を合わせ、反撃に転じる。
 大小合わせて三本の刀、重量たっぷりの金棒、それらが、一糸も乱れず、呂破天を攻め立てる。
金棒が頭めがけて振り下ろされ、それを防御しようと思えば、左右から土方と近藤の刀が同や腕を狙って斬りつける。
だが、呂も負けてはいない。
前後左右に、得物を巧みに捌いては受け流し、蹴りや穂先で反撃してくる。
 (さすがだな・・!?三人がかりだというのに・・見事防いでいる!?)
巧みな戟捌きを駆使して、三人がかりの攻撃を受け流し、反撃までしてくる呂に、近藤は密かに感嘆する。
武道の試合だったら、ずっと立ち合っていたい。
しかし、これは警察からの依頼。
そうもいかない。
 三人が、目と目でやり取りした直後、突然、近藤が体勢を崩し、地面に倒れてしまう。
不意のチャンスに、呂は近藤目がけて、方天戟を繰り出す。
だが、地面に倒れたまま、近藤の刀が、まるで龍の尾のように、猛烈な勢いで跳ね上がる。
その衝撃で、呂の方天戟は、途中からへし折れるどころか、折れた穂先側が、粉微塵になってしまう。
 「龍尾剣・極!!」
跳ね上がった刀は、そのまま、地面に叩きつけられるように、振り下ろされる。
同時に、強烈な衝撃波が発生し、呂を吹っ飛ばす。
 「今度は俺だ!?無呼吸連斬!!」
土方は、呼吸もせず、数分間に渡って、二刀で、数十いや数百回にも至る斬撃を、吹っ飛んだ呂へ浴びせる。
 「止めの・・柱砕き!!」
ボロボロになった呂に、島田がいわゆるベアハッグで、呂の胴を締めあげる。
その名の通り、コンクリートの柱をも砕く強烈な締め上げに、骨が軋み、折れる音が響いた。
 「ぐ・・!?ぐぬ・・」
三人からの奥義の嵐に、呂は口から血をダラリと流す。
だが、その眼は闘志を失わず、頭を思いきり振りかぶる矢、島田の額に叩きつける。
 「ぐぬぅ・・!?」
脳を揺さぶる衝撃に、島田の力が抜けかける。
逃がすまいと島田は踏ん張り、対して、呂も額から出血するほど、頭突きを食らわせ続ける。
頭突きの連打に、さすがの島田も、ベアハッグが緩み、呂に脱出されてしまう。
 「う・・!?ぐぅ・・!」
ベアハッグから抜け出した呂だったが、胴には、腕ほどの太さの、内出血の跡が横縞になって刻み込まれている。
 「ぐふ・・!ごふ・・!ぐはっ!!」
フラフラしながら、呂は口から数回、血反吐を吐く。
だが、それでも目は闘志を失っていない。
呂は折れた方天戟の柄を片手で構え、先端を近藤達の方へ向ける。
 「まさか・・!?」
柄の先端が光ったかと思うや、赤い馬の形の光弾が発射される。
とっさに、三人は飛び退いて避ける。
外れた光弾はたまたま路上に止まっていた車に命中するや、車は爆発し、吹っ飛んでしまう。
そんな光弾を、呂はさらに、数発続けて発射する。
 「何て奴だ!?あれほどの大きさ、威力の闘気を、あんなにもバカスカ撃つとは・・!?」
「これでは・・迂闊に近づけません・・!!」
呂は闘気を撃ちながら、逃げ去る。
近藤達は追おうとするも、島田やカイの負傷を放っておくわけにもいかず、また呂の抵抗の激しさに、やむなく引かざるを得なかった。


 それからしばらく経ったある日・・・。
「カンチョウ、お呼びですか?」
部屋に入ると、カイは近藤に尋ねる。
 「うむ。怪我の具合はどうだ?」
「もう、大丈夫です。すみません、心配をおかけしました」
「確かに、もう大丈夫のようだな。ならば・・・」
近藤は真剣な表情で、カイを見つめる。
 「カイ・・・。何故、呼んだか、わかっているな?」
「は・・はい・・!あの呂天覇の件です・・・」
恐る恐る、カイは答える。
 「そうだ。念を押したはずだ。応援が来るまで、待てと。何故、命令違反をした?」
「申し訳・・ありません・・!どうしても・・ヤツを取り逃したくなかったんです・・!」
「気持ちは分かる。だが・・それでどうなった?危うく、返り討ちに遭うところだったのだぞ?」
「申し訳・・ありません・・!」
謝るカイだが、近藤の表情は厳しいまま。
 「ダメだ。お仕置きだ。ここへ、来なさい」
「は・・はい・・!」
羞恥に身を震わせながらも、カイは自分でズボンと下着を降ろし、近藤の膝にうつ伏せになる。
 「反省はしているだろうが、二度とされては困る。身に沁みてもらうぞ」
「は・・はい・・・」
カイが頷くと、近藤はゆっくりと手を振り下ろした。
 バッシィーンッッ!!
「うう・・!?」
覚悟はしていたものの、強烈な一撃に、カイは身をこわばらせる。
 バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!
「うわっ!ひぃあっ!うああっ!ひっ!ぎっひ・・!うっああ・・!」
文字通り、膝から飛び上がりそうな状態で悶えながら、カイは苦悶の声を漏らす。
始まったばかりだというのに、カイのお尻は、もう赤く染まり出していた。
 バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!
「ひいいいっ!カンチョウッ!ゆ、許してくださいっ!うああああ!!?痛ぁぁぁ!ひぃぃぃぃぃ!!」
お尻を襲う、耐えがたい苦痛に、カイは両足をバタつかせ、許しを乞う。
 バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!
「そうはいかん。カイ、命令違反は決して許されない行為だ。それはわかっているはずだろう?」
「ごめん・・なさいぃぃ!!取り逃がすと・・思って・・ぎゃひいいいいい!!」
カイは幼児のように両足をバタつかせながら、弁解する。
 バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!
「馬鹿者、それでどういう結果になった?最初に言った通り、返り討ちだろう?もし、俺達が駆けつけなかったら、どうなっていた?」
「く・・!殺されて・・いま・・うわああっ!痛いいいい!」
 バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!
「その通りだ。勇気と無謀をはき違えてはならん!お前一人の命ではない!!」
バッシィーンッ!!
近藤は思いきりカイのお尻を叩く。
その後、近藤はカイを抱き起す。
 「全く・・!馬鹿者めが・・!?」
そう言いながら、近藤はカイをしっかりと抱きしめる。
「すみません・・カンチョウ・・本当にご心配を・・おかけしました・・・」
「わかってくれればいいのだ。確かに我らの仕事は危険と隣り合わせ。だが・・仲間や家族にいらざる心配や悲しみを与えてはならん・・・。お前に何かあれば・・師として・・心配なのだ・・・」
「すみません・・!二度と・・破りません・・・」
カイの言葉に、近藤の表情がようやく和らいだ。


 「ヤツの行方はわかったのか?トシ?」
「いや、残念ながらあの後、姿をくらましたままだ」
近藤の問いに、土方がそう答える。
 「さすがに・・腕利きの殺し屋だな。そう簡単に尻尾は掴ませんか」
「しかし・・本当にヤツは強かった。三人がかりだというのに・・まんまと逃げられてしまったな」
「ああ。奴が呂布奉先の末裔だというのも・・頷けるな」
近藤は呟くように言う。
三国志の英雄、呂布奉先。
その血と武を受け継いだ者こそ、呂天覇だった。
 「いずれ・・奴とまたあいまみえるかもしれん。しっかり、追跡調査だけはしておかんとな」
「そうだな、しかるべき手を打っておく」
二人はそのまま、呂の対策を話し合っていた。


 ―完―

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