夜遊びの代償(彼氏/リフィル・ティア)
(ルシアシュ悪魔&神父パロをベースにした、SO2&テイルズ共演パロです。オリキャラも登場します。許容できる方のみご覧ください)
「大丈夫・・かしら・・?」
すっかり近所の明かりも消え、住人も寝静まった真夜中、コソコソと家を後にするティアの姿があった。
「ティア・・ティア・・」
暗がりから、小さな声でリフィルが呼びかける。
「大丈夫かしら?見つからなかった?」
「ええ、多分ね。あなたの方は?」
リフィルに答えると、ティアは尋ねる。
「私も大丈夫よ。バレてないと思うわ」
「なら・・行きましょう」
「ええ、たまには内緒で夜遊び、というのもオツだわね」
二人はそんな会話を交わす。
家族や友人らに内緒で、夜遊びに出かけるところだった。
「さぁ、行きましょう。せっかく、羽目を外すのだから、思いきり楽しまなくては損よ」
リフィルの言葉に、ティアも同意する。
二人は夜の闇に巧みに隠れて、繁華街へと向かっていった。
「ということが、先日あったそうだ、トシ」
「なるほどなぁ。何だか最近様子がおかしいと思ってたが、そういうわけだったのか、ユウさん」
大きなギルド会館の会長室。
その中で、二人の男がそんな会話を交わしていた。
二人とも年は30代前半から半ばほど、一人はがっしりとした顔つきと体格に、落ち着いた色の羽織袴に身を包んでいる。
もう一人は俳優やモデル顔負けの整った面立ちと引き締まった体格に、スーツを纏っていた。
和服の男がユウさん、スーツの男がトシである。
このギルド会館の所有者・運営者である。
また、ユウさんはリフィルの、トシはティアの彼氏であった。
二人が内緒で夜遊びしたことを知り、そのことで話し合っているところである。
「二人ともまだ若いのだから、夜遊びしたくなるのは、わからんでもないな」
「だが、皆に内緒で、ってのは見逃せんな。なぁ、ユウさん?」
「ああ、隠すために皆に嘘をついたりしたからな」
「なら・・決まりだな」
「そうだな。二人とも、お仕置きが必要だな。どうだ、二人で一緒にたっぷりと尻を叩いてやるのは?」
「ああ、賛成だ」
「よし。では・・・」
その後、ユウさんとトシは色々と話し合っていた。
それから数日後・・・・。
さるホテルのスイートルームへと向かう通路に、リフィルとティアの姿があった。
二人とも上機嫌で、鼻歌を歌いそうな表情を浮かべている。
「随分楽しそうね、リフィル」
「ティア、あなただってそうでしょう?」
お互い顔を見合わせながら、リフィルとティアはそう言い合う。
「まぁ、否定はしないわ。トシさんからの呼び出しだもの。嬉しいに決まっているわ」
「素直でよろしいわね。まぁ、私もだけれど」
ティアの返答に、リフィルも同意する。
ユウさんとトシ、それぞれの彼氏から呼び出しがあったからだ。
リフィルたちはダブルデートだと思い、ウキウキした気分でやってきたのである。
浮かれた気分で、やがて二人は彼氏達が待つ、スイートルームへとたどり着いた。
「やぁ、二人ともちゃんと来てくれたようだな」
先に部屋で待っていたユウさんとトシは、年下の恋人たちを笑顔で迎え入れる。
「当然でしょう、あなた達からの呼び出しなのだから」
「でも、一体どういう風の吹き回しかしら?」
リフィルたちは彼氏達に尋ねる。
「ふむ。そのことだが・・・。まず、コレを見てもらおうか」
そういうと、ユウさんはリフィルたちにある写真を見せる。
「「!!!???」」
見るなり、リフィルもティアも愕然とする。
写っているのは、夜遊びをする自分達の姿。
「な、何かしら?コレは?」
動揺しそうになるのを必死に抑え、リフィルは尋ねる。
「繁華街の防犯カメラの映像だよ。大分遅い時刻のようだね?」
「べ、別に夜遅くまで遊んでいたからって、それがどうだというの?私達はもう子供じゃないわよ」
「確かに二人とも、もう子供では無いな。それならば、夜の繁華街がどれだけ危険な場所かはわかっているはずだろう?特にリフィルは教師なのだから」
「う・・・・」
ユウさんの言葉に、リフィルは言葉に詰まる。
「しかも・・・俺達を含めて、皆に隠したり嘘をついたりしていただろ?やったら怒られるのはわかってたわけだ。そのために色々と小細工もしたと・・。ソイツは見逃せんな」
「だ、だったら・・どうだっていうのかしら?」
ティアは嫌な予感を覚えながら、トシに尋ねる。
「ふむ、単刀直入に言おう。リフィル、ティア、二人ともお仕置きだ。さぁ、こっちへ来てお尻を出しなさい」
「そういうことだ。たっぷり尻叩いてやるから、覚悟してもらうぞ」
「「!!??」」
ユウさんとトシからのお仕置き宣告に、リフィル、ティア二人とも全身が硬直する。
「ん?どうしたんだ?そんな顔をして?」
「『どうしたんだ?』じゃないわ!?お、お仕置きなんて嫌に決まってるじゃないの!?」
トシの言葉に、ティアは反抗的な態度で返す。
「ユウさん、わ、私が悪かったわ。は、反省しているわ。だから・・・」
「そうはいかん。リフィル、今回の件は見逃すわけにはいかんのでね。リフィルだって、自分の生徒が夜遊びなどしているのを見つけたら、お仕置きするだろう?さぁ、こちらへ来なさい」
そういうと、ユウさんは膝を軽く叩いて合図をする。
だが、リフィルは無論、ティアも彼氏達のもとへ行く気配はない。
それどころか、二人とも杖を構える。
「レイッッ!!」
「ホーリーランス!!」
ユウさんとトシ目がけ、頭上から光線や光の槍が降り注ぐ。
しかし、ユウさんもトシも既に見切っていた。
マジックガードで術を防ぐと、一気に間合いを詰める。
リフィルたちが逃げようとしたときには、取り押さえられてしまっていた。
「は、離して・・!!」
リフィルもティアも必死にもがき、抵抗する。
だが、びくともしない。
「やれやれ、素直にお仕置きを受けてくれれば、少しは加減したのだが・・・」
ユウさんはそう言いながら、リフィルを膝の上に乗せてしまう。
同時に、上着の裾を捲り上げ、ズボンを降ろして、お尻をあらわにしてしまう。
「ちょ、ちょっと!?何をしているの!?」
「お仕置きだと言ったはずだろう?しっかり、反省しなさい」
そういうと、ユウさんはリフィルを膝の上にしっかりと押さえてしまう。
そして、ゆっくりと手を振り上げた。
「いやよっ!?トシさん!?離して!!」
一方、ティアもトシの膝の上で必死に抵抗を続ける。
だが、抵抗むなしく、お尻をむき出しにされてしまう。
「それじゃあ、お仕置きだ。ティア、覚悟しろよ」
そういうと、未だ抵抗しようとするティアのお尻目がけ、トシも手を振り下ろした。
バッシィーーンッッ!!
「!!!???」
お尻に叩きつけられた平手の衝撃に、思わずリフィルは息が詰まりそうになる。
バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!
「う・・!くぅ・・!あぅ・・!くぅ・・!あく・・!」
一発、また一発と、ゆっくりだが、力と勢いの籠った平手打ちが、リフィルのお尻に落とされる。
バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!
「全く・・・。何をやっているんだ・・。教師ともあろう者が・・夜遊びなどと・・・」
リフィルのお尻に厳しい平手打ちを与えながら、ユウさんはお説教を始める。
バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!
「う・・!くぅ・・!た、たまには・・は、羽目を・・外して・・見たかった・・だけ・・よ・・・くぅ・・!!」
弁解しながら、リフィルは苦痛に悶える。
一発ごと、リフィルの成熟したお尻に、赤い手形が刻み込まれ、それが幾重にも重ね塗りされてゆく。
バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!
「それが理由になると思っているのかね?夜の繁華街がどれだけ危なくて恐ろしいか、よくわかっているだろう?教師なのだから」
ユウさんは厳しくお尻を叩きながら、お説教を続ける。
バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!
「ひぃ・・!い、いいじゃ・・ないの・・。たまには・・遊んでも・・!教師だって・・人間・・なのよ・・!!それを・・」
「そういうことではない!危ないことをするんじゃない!しかも・・嘘までついて・・・。皆に心配や迷惑をかけたり、嘘など良からぬことをするでない!!」
ユウさんはリフィルのお尻を容赦なく叩きながら、お説教を続ける。
バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!
「ううーっ!ユウさん・・!私が・・悪かったわ・・。ごめんなさい・・!あ、謝るわ・・!だから・・」
「そうはいかん。このようなこと、二度として欲しくは無いのでな。まだまだ、しっかりと反省してもらうぞ」
そういうと、ユウさんはさらにリフィルのお尻を叩き続ける。
バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!
「そ、そんなっ!?ユウさんっ!もう無理よっ!?限界だわっ!!許してっ!?ひぃぃーっ!ああーっ!ひぃぃーっ!!」
絶望の声が響く中、リフィルのお尻に容赦なくユウさんの手が降り注ぎ続ける。
「いやぁーっ!ごめんなさいっ!ユウさんっ!許してー!ごめんなさいっ!ごめんなさいっ!いやぁーっ!もういやぁぁーっっ!!ごめんなさいっ!」
その後、長い長い間、リフィルの悲鳴とお尻を叩く音がスイートルームにこだましていた。
バアシィーンッッ!!
「くぅ・・!?」
トシの平手がティアのお尻に叩きつけられ、思わずティアは苦痛の声を漏らす。
(馬鹿!?何をしているの!?恥ずかしく無いの!?)
ティアは声を漏らした自身を叱咤する。
リフィルよりも若い分、羞恥や屈辱感はティアの方が強かった。
パンパンパンッ!パンパンパンッ!パンパンパンッ!パンパンパンッ!
ユウさんに比べると一撃の威力は落ちるも、間髪入れずに、平手打ちの連打をティアのお尻へと降らせる。
パンパンパンッ!パンパンパンッ!パンパンパンッ!パンパンパンッ!パンパンパンッ!パンパンパンッ!パンパンパンッ!パンパンパンッ!パンパンパンッ!パンパンパンッ!パンパンパンッ!パンパンパンッ!
「ちょ、ちょっと!?トシさん!?な、何をするの!?やめて!?」
お尻に平手打ちの雨を降らせるトシに、ティアは振り返り、キッと睨みつける。
パンパンパンッ!パンパンパンッ!パンパンパンッ!パンパンパンッ!パンパンパンッ!パンパンパンッ!パンパンパンッ!パンパンパンッ!パンパンパンッ!パンパンパンッ!パンパンパンッ!パンパンパンッ!
「『やめて』じゃないだろ?ティア、どうして叱られてるのか、わかってるか?」
ずっと年下の恋人のお尻を叩きながら、トシは尋ねる。
パンパンパンッ!パンパンパンッ!パンパンパンッ!パンパンパンッ!パンパンパンッ!パンパンパンッ!パンパンパンッ!パンパンパンッ!パンパンパンッ!パンパンパンッ!パンパンパンッ!パンパンパンッ!
「く・・!な・・何よ!?ちょっと・・羽目を・・外した・・だけじゃない・・!!それ・・くらいで・・く・・!くぅ・・!」
ティアは不平そうな表情で睨みつけ、言い返そうとする。
だが、お尻に与えられる苦痛に、思わず身をこわばらせ、苦痛の声を漏らす。
パンパンパンッ!パンパンパンッ!パンパンパンッ!パンパンパンッ!パンパンパンッ!パンパンパンッ!パンパンパンッ!パンパンパンッ!パンパンパンッ!パンパンパンッ!パンパンパンッ!パンパンパンッ!
「『それくらい』?何を言ってんだ!夜の繁華街は危ないんだ、わかってるはずだろ?何かあったら、どうする気なんだ?皆が心配するだろうが?」
お尻に連打を浴びせながらも、トシは言い聞かせるようにお説教を続ける。
パンパンパンッ!パンパンパンッ!パンパンパンッ!パンパンパンッ!パンパンパンッ!パンパンパンッ!パンパンパンッ!パンパンパンッ!パンパンパンッ!パンパンパンッ!パンパンパンッ!パンパンパンッ!
「な、何よ!?そ、そんなことイチイチ言わなくてもわかっているわ!私達は子供じゃないわよ!偉そうにお説教なんかしないで!いい加減にしないと、本気で怒るわよ!!」
子供のようにお尻を叩かれ、お説教をされる屈辱に、ティアは反抗的な態度をあらわにする。
「ティア・・・。まさか、本気で言ってるのか?」
一旦お尻を叩く手を止めて、トシは尋ねる。
周囲の気温が一気に下がったかのような感覚に、ティアは言い過ぎたと悟る。
だが、謝るのは癪だった。
「だ、だったらどうだっていうの?たまに羽目を外して夜遊びしたくらいで、目くじら立てて!その上、お尻なんか叩いて!馬鹿にするのも大概にして!!恋人だからって、偉そうにしないで!!」
ティアは怒りをこれでもかとトシにぶつける。
「なるほど・・。よく、わかった・・。全然、反省してないな・・・」
トシは呟くように言うと、奇妙な呼吸を数回行う。
その後、思いきり手を振り下ろした。
バンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンッッッッッ!!!!
「きゃああああああ!!!!!!!!!!」
さっきまでとは打って変わって強烈な、それでいて速度や回数の増した平手打ちの雨を、ティアのお尻に降らせる。
バンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンッッッッッ!!!!
「きゃああああ!?な、何なのよ!?コレ!?ひゃあああああ!!」
凄まじい打撃の嵐に、ティアは絶叫する。
あっという間にお尻は濃厚な赤へと染め上がり、同時に苦痛でお尻を左右に振るう。
バンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンッッッッッ!!!!
「やめてっ!?きゃあ!?トシさん・・やめ・・!?」
悲鳴を上げながら振り返ったティアは、あることに気づく。
平手打ちの嵐を降らせるトシが、呼吸をしていないことに。
(ま・・まさか・・!?)
ティアは顔から血の気が引く。
トシの秘奥義を思い出したのだ。
敵に反撃の暇など与えず、連撃の嵐を無呼吸状態にて、それこそ敵が倒れるまで繰り出し続ける、という奥義を。
バンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンッッッッッ!!!!
「トシさん!?ごめんなさいっ!私が悪かったわ!!謝るから・・やめてぇ!お願いっ!やめてぇぇ!!いやぁぁぁ!!ごめんなさいっ!ごめんなさいっ!いやぁぁぁ!!」
プライドも何もかもかなぐり捨てて、ティアは謝り、許しを乞う。
だが、もはや後の祭り。
本気になったトシは、恋人のお尻に、容赦なく無呼吸連打の嵐を浴びせかける。
バンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンッッッッッ!!!!バンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンッッッッッ!!!!
「ごめんなさいっ!いやぁぁぁ!ごめんなさいっ!ごめんなさいっ!やめてぇぇ!!ごめんなさいっ!ごめんなさいっ!」
その後、打撃音とティアの悲鳴・許しを乞う声が、入り混じって部屋に響いていた・・。
「うう・・!?」
「ぐす・・・・!?」
リフィルとティアは、涙と羞恥を堪え、ジッと壁際に立っていた。
二人ともお尻は濃厚なワインレッドに染め上がり、火事になったかと思うほどに熱くなっている。
「二人とも・・反省したかね?」
お尻を出した姿で立つ二人に、ユウさんは尋ねる。
「した・・したわ・・!内緒で・・夜遊びなんかして・・ごめんなさい・・!!」
「二度と・・しないわ・・。だから・・もう・・許して・・!!」
リフィルとティアは必死に許しを乞う。
「ふむ・・。トシ、どうだ?もう許してやってもよかろう」
「そうだな。これくらいすれば、もうしないだろうしな」
ユウさんとトシは相談を終えると、リフィルたちの方を向く。
「二人ともちゃんと反省しているようだな。では・・お仕置きはおしまいだ」
「だがな、もしまた内緒で夜遊びだの、そのために嘘なんかついたら・・今日の倍はお仕置きだからな。いいな、二人とも?」
彼氏達の言葉に、リフィルもティアも必死に頷く。
その姿に、ようやく彼氏達はリフィルたちを解放した・・。
―完―
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