聖女のお仕置き屋(SO2&テイルズ、鋼より:人間アル/神父エド、共演パロ)



(ルシアシュ悪魔&神父パロをベースにした、SO2&テイルズ・鋼共演パロです。許容できる方のみご覧ください)


 アルが人間で、エドが神父な世界でのお話・・・。


 いつものように、アシュトンが教会の庭を掃除していた、そのときだった。
 「全く・・!どこに行ったんだ・・!?」
怒りが収まらない声で呟きながら、キールが教会の庭へと、入ってくる。
「どうしたの?そんな顔して」
キールの様子に、思わずアシュトンは声をかける。
 「ああ、アシュトン、エドワードを見なかったか?ここらで見失ったんだが・・・」
「いいや、見てないけど。エドがどうかしたの?」
「見てないのならいいさ。僕は急いでるんでな」
そう言うと、キールは教会を後にする。
しばらくして、キールの姿が見えなくなったときだった。
 「エド・・。もう、大丈夫だよ」
聞かれるのを恐れ、アシュトンは小声で呼びかける。
すると、草木の陰から、エドが姿を現した。
 「行ったか?」
「うん、もう大丈夫。この距離なら、大きい声出しても、聞こえないよ」
「そっか。悪い、助かった」
アシュトンの言葉に、エドは安堵の息を吐きながら、礼を言う。
キールに追われて逃げる途中、とっさにアシュトンの教会に駆け込み、かくまってもらったのだ。
 「別に構わないよ。でもさ、一体どうしたのさ?」
「あー。それなんだけどなぁ・・・」
エドは事情を話す。
キールに頼まれ、論文執筆に必要な資料の調査や収集を手伝ったのはいいのだが、帰る途中で、たまたま通りがかったチンピラたちに、身長のことでからかわれ、彼らと派手な喧嘩をしてしまった。
その際、集めた資料を台無しにしてしまい、怒ったキールに追い回されたのである。
 「ちょっと・・それはさすがにエドも悪かったんじゃないかなぁ?」
「だ、だからそれは俺も悪かったって思ってるって!!でもよぉ、マジで殺されるかと思ったんだよ!!本気で上級術繰り出してくるしよ!!」
キールの本気の怒りを思い出しながら、エドは思わず身震いする。
「そ・・それじゃあ無理ないよね・・」
エドの身震いが移ったように、アシュトンも身震いしながら同意する。
本気で怒ったときのキールの恐ろしさは、アシュトンもよく知っているからだ。
それだけに、エドのことを何とかしたい、とも思う。
 「エド、もう少ししたらさ、キールも落ち着くだろうからさ、そうしたらちゃんと謝りなよ。僕も協力するからさ」
「そうだよな。悪いな、アシュトン」
「いいんだよ。でも、エドももう少し気を付けた方がいいよ」
「わ、わかってるってーの!?そ、それじゃあありがとな!」
少し気まずい口調で言うと、エドは教会を後にした。


 それから一時間ほど経った頃・・・大聖堂。
「よく来てくれましたね、待っていましたよ」
執務室に現れたアルの姿に、エルレインは微笑を浮かべて言う。
 「いえ、構いませんよ。それより、何のご用ですか?」
「それはこれから説明します。その前に・・・私がお仕置き屋を始めたのは知っていますね?」
「は、はい。依頼を受けて、お仕置きをするんですよね?」
「ええ、その通りです。さすがですね」
アルの返事に、エルレインは満足したように言う。
エルレインはしばらく前に、お仕置き屋を設立していた。
その名の通り、依頼を受けてお仕置きをする商売である。
お仕置きはお尻叩きのみ。
その範囲でなら、依頼を受ければ要望通りに叩くというもの。
 「もしかして・・・僕に誰かをお仕置しろ、ということですか?」
お仕置き屋のことを尋ねられたため、アルはそう尋ねる。
「ええ、その通りです。今回の依頼は、あなたがふさわしいでしょうから」
「だ・・誰なんですか?」
嫌な予感を覚えつつ、アルは尋ねる。
「もう予想がついているのでは?アル、あなたのお兄さんですよ」
エルレインの言葉に、アルは思わずため息をつく。
 「やっぱり・・・。兄さん、何をやらかしたんですか?」
「それは今から説明します。焦ってはなりませんよ」
エルレインはそういうと、内容の説明を始める。
依頼主はキール。
せっかくクエストで集めた資料を、チンピラ相手の喧嘩で台無しにしたエドに、少なくとも百叩きのお仕置きをして欲しい、というものだった。
 「どうです?引き受けてくれますか?」
「わかりました。僕としても、見逃せないですし。引き受けます」
「そうですか、では・・頼みましたよ」
アルの返答に、エルレインは満足した表情を浮かべた。


 それからさらに一時間ほど経った頃・・・・エドたちの教会の庭・・。
「よし・・大丈夫だな・・・」
慎重に周囲を見回し、キールがいないことを確認すると、エドはコッソリと建物の中へと入ってゆく。
 「ハァ~っ・・・。ったく・・自分ちに帰ってくんのに、何でコソコソ泥棒みたいな真似しなくちゃいけないんだよ・・・・・」
ようやく安堵の息をつきながら、エドはぼやく。
「ま、いっか。一休みす・・・」
突然、エドは背後に恐ろしい気配を感じ、振り返る。
すると、いつの間にかアルの姿があった。
 「な、何だ・・アルかよ、脅かすなよ!?」
「ごめんごめん。でも、ちょうどよかった。兄さん、話があるんだけど、いいかな?」
笑顔だが、目が笑っていない表情に、エドは嫌な予感を覚える。
だが、平静を装って、尋ねる。
 「な、何だよ?話って」
「うん。ちょっとエルレイン様に呼ばれてね。兄さんが街で喧嘩した挙句、キールさんの資料を台無しにしたって、聞いたんだけど」
アルの話を聞くや否や、エドは逃げ出そうとする。
 「兄さん、どこ行くの?」
「は、離せよっ!?」
「そうはいかないよ。全く・・逃げようとしたってことは・・本当なんだね?」
「し、仕方ねえだろ!あいつらが人のことチビだの何だの言いやがるから・・!!」
弁解するエドだったが、当然アルには通用しない。
 「だからって、喧嘩なんかしちゃダメでしょう?それに、キールさんの資料も台無しにするなんて。お仕置きだからね」
「ふ、ふざけんなーっ!離せーっ!!」
エドは必死に抵抗する。
だが、ソファに座ったアルの膝の上に乗せられ、お尻を出されてしまう。
 「兄さん、しっかり反省してね」
「ふ、ふざけんなーっ!離せよっ!!」
エドはあくまでも反抗的な態度を崩さない。
そんなエドの身体をしっかりと片手で押さえ、アルはもう片方の手を振りかぶった。


 バッシィーーンッッ!!
「ぐ・・・!?」
強烈な平手打ちに、エドは一瞬息が詰まりそうになる。
 パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!
「く・・!馬鹿っ!やめろっ!やめろってんだろっ!馬鹿っ!!」
最初より威力を弱めた平手打ちの連打が始まる中、エドは抗議する。
 パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!
「『やめろ』じゃないでしょう?兄さん、懲りずに喧嘩なんかして」
「だ、だから仕方ねえだろ!人のことチビだ何だ言いやがったんだから!!」
 パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!
「だからって、喧嘩なんかしていいってことにはならないでしょう?しかも、そのせいでキールさんの資料まで、台無しにしちゃうなんて・・・」
お尻を叩きながら、アルはお説教をする。
 パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!
「そ・・それは・・悪かったって・・!あ、後でキールに謝るから、いいだろ!?」
パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!
「そうはいかないよ。エルレイン様から、しっかりお仕置きするように、って言われたからね。まだ、許すわけにはいかないからね」
「な・・ふ、ふざけんなよっ!?」
思わず声を上げるエドだが、それを無視して、アルは平手打ちを続ける。
 パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!
「くそっ!やめろ・・!やめろよ馬鹿っ!やめろってんだろっ!!」
平手打ちでお尻がだんだん赤く染まってゆく中、エドはあくまでも反抗的な態度を崩さない。
 パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!
「やめろよ、じゃないでしょう?兄さんが悪いから、こうやって叱られてるんでしょう?」
兄のお尻を赤く染めながら、アルはお説教を続ける。
 「うるせぇ!何だよ!?人のことあーだこーだ言いやがって!?あんなオバンのご機嫌取りなんかしてよ!?いい加減にしないと、本気で怒るからな!!」
お仕置きとお説教の屈辱に、エドは怒りを爆発させる。
 「兄さん・・まさか本気で言ってるの?」
アルの雰囲気に、エドは地雷を踏みかけていることに気づく。
謝らないとマズイ。
頭では、わかっていた。
だが、それをするのは嫌だった。
そんなことをするのは悔しいし、惨めな気持ちだ。
つまらない意地なのはわかっていたが、それでも、そうせずにはいられなかった。
 「だったらどーだってんだよ!?いつもいつも尻なんか叩いてよ!?兄弟だからって、エラソーにすんなよな!!」
「そう・・。それが本音なんだね・・・。わかったよ。なら・・僕も本気で行くからね!」
アルはそういうと、膝を組む。
おかげで、エドは赤く染まったお尻を突き上げた体勢になる。
そこへ、アルが再度手を振り下ろした。
 バッシィィィンン!!
「ぎゃあああ!!痛ぇぇぇぇ!!??」
既にたっぷりとお仕置きされたお尻には強烈すぎる平手打ちに、エドは思わず絶叫する。
 バシィィンッッ!!バシィィンッッ!!バシィィンッッ!!バシィィンッッ!!バシィィンッッ!!バシィィンッッ!!バシィィンッッ!!
「やめ・・やめろっ!アルッ!やめろよっ!ぎゃああ!ひぃぃぃ!!」
あまりの苦痛に、エドは必死に叫ぶ。
 バシィィンッッ!!バシィィンッッ!!バシィィンッッ!!バシィィンッッ!!バシィィンッッ!!バシィィンッッ!!バシィィンッッ!!バシィィンッッ!!バシィィンッッ!!バシィィンッッ!!バシィィンッッ!!バシィィンッッ!!バシィィンッッ!!バシィィンッッ!!バシィィンッッ!!バシィィンッッ!!バシィィンッッ!!バシィィンッッ!!バシィィンッッ!!バシィィンッッ!!バシィィンッッ!!
「ぎゃああ!やめ・・やめてくれって!あ、謝るから・・!」
「ダメだよ。兄さん、全然反省してないみたいだからね。だから、まだまだ許さないから、覚悟してね」
「そ・・そんなっっ!!」
絶望の声を上げるエドに、アルの容赦ない平手が降り注ぐ。
 バシィィンッッ!!バシィィンッッ!!バシィィンッッ!!バシィィンッッ!!バシィィンッッ!!バシィィンッッ!!バシィィンッッ!!バシィィンッッ!!バシィィンッッ!!バシィィンッッ!!バシィィンッッ!!バシィィンッッ!!バシィィンッッ!!バシィィンッッ!!バシィィンッッ!!バシィィンッッ!!バシィィンッッ!!バシィィンッッ!!バシィィンッッ!!バシィィンッッ!!バシィィンッッ!!
「ぎゃああ!やめ・・やめっ!ひいいっ!許してくれよっ!アルッ!ぎゃあああ!!」
その後、長い長い間、エドの悲鳴と、お尻を叩く音が響いていた・・・・。


 数日後・・・。
「どうですか?これで、満足してもらえましたか?」
エドのお仕置き映像を見終えたキールに、エルレインは尋ねる。
 「まぁまぁってところだな。でもいいさ、これくらいで勘弁してやるさ」
「では・・・後金をお願いいたしますよ」
「わかってるさ」
キールはそう言うと、残りの料金を支払う。
「ふふふ、ありがとうございます。では、今後もご贔屓に」
キールの後ろ姿を見送りながら、エルレインはそう言う。
 「やはりお仕置き屋を開設して、正解でしたねぇ。せっかくですから、もっとしっかり繁盛させませんとねぇ」
そんなことを呟きながら、エルレインは売上アップ策を考えていた・・・。


 ―完―

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