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カラスとくノ一(KOFより:キング/不知火舞)



(KOFを題材にした、二次創作です。許容できる方のみご覧下さい)


 「ハァ・・ハァ・・!」
荒い息を吐きながら、不知火舞は、目の前の相手をジッと睨みつける。
視線の先には、何とも異様な存在の姿。
空手着風の忍者服に鉤爪を仕込んだ手甲、首には髑髏を連ねた数珠もどきを身に着けた、首から下は屈強な男性。
だが、その頭は鳥だった。
しかも、信じられないことだが、仮面ではない。
本当に鳥の頭なのである。
彼?の名はジャズウ。
邪呀(じゃが)と呼ばれる、闇の忍者組織のボスであり、独自の忍術と妖術を使う、謎の存在である。
理由は分からないが、突然、乱入してきたのである。
 「クク・・!?もう・・終わりか?」
ジャズウは嘲るような声で挑発する。
「馬鹿にしないで・・!お化けカラスのくせに!?龍炎舞!?」
舞は思わずカッとなって、得意技の龍炎舞を繰り出す。
だが、ジャズウが受けた直後、ドロンと姿が消えてしまう。
ハッとした舞は思わず頭上を見上げる。
直後、急降下してきたジャズウの一撃に、舞は意識を失った。


 「悔しい~~~~っっっ!!!!」
舞はジョッキをテーブルに叩きつけるように置きながら、叫ぶように言う。
(あんな変なのに負けるだなんて・・!!屈辱だわ!?)
同じ忍術使いとして、あんなイロモノに敗北したのが、何よりも悔しくてたまらなかった。
 「舞、その辺にしておきな。飲み過ぎだよ」
女性格闘家仲間で、酒場の経営者であるキングが、舞のヤケ酒ぶりを見かねて忠告する。
「何よ~!キングさん、もう一杯くらい・・・」
「ダメだって。これ以上やったら完全に潰れるよ。アンディに迷惑かけてもいいのかい?」
「う・・。わかり・・ました・・」
アンディの名前を出され、舞は渋々、帰り支度を始める。
 「ちょっと待ちな。タクシー呼ばなくていいのかい?」
「平気です・・!歩いて・・ホテルまで帰れ・・ます・・!!」
思わず声をかけたキングに、舞はムッとした声と表情で返す。
「わかったよ。でも・・本当に気をつけなよ」
「わかって・・ますよ~~。じゃあ、さよなら~~」
不安が残るキングを尻目に、舞は店を後にした。


 「うう・・・。ちょっと・・気持ち・・悪く・・なって・・きた・・かも・・」
ホテルへ戻る途中、舞は公園で一休みする。
気分が落ち着くまで、一息つこうと思ったそのときだった。
不意に何やら騒がしい声が聞こえ、思わず舞は振り向く。
すると、カラスの群れが園内のごみ箱を漁っているのが見えた。
(何でこんなときに・・!?)
カラスを見ると、嫌でもジャズウを思い出す。
舞がさらに不快感を感じたそのときだった。
 (あら?)
ふと舞は、あるカラスがこちらを見つめていることに気づく。
(何かしら・・?気持ち悪い・・)
覗かれているような感覚に、舞は思わず薄気味悪くなる。
一刻も早くホテルへ帰ろう。
その思って、立とうとしたときだった。
 不意に、舞は例のカラスがいないことに気づく。
直後、頭上から石が落ちてきた。
とっさにかわすが、もし頭にまともに命中していたら。
そう思うとゾッとする。
だが、コトはこれで終わらなかった。
避けたところへ、今度は何か粘っこいものが顔に落ちてきたのだ。
 「な・・何よコレ!?鳥のフン!?いや!?汚・・!?」
思わず顔を顰め、頭上を見上げる。
すると、あのカラスが空中を旋回して、飛んでいるではないか。
飛びながら、カラスはこちらを馬鹿にした目で見下ろしている。
そして、見下ろしながら、立て続けに、フンを落としてくる。
「な・・何なのよ!?馬鹿にしてるわね!?鳥のくせに!?」
カラスのフン攻撃に、舞も頭に血が上ってしまう。
「食らいなさい!花蝶扇!!」
舞は扇子を投げつけるが、カラスはヒョイッとかわしてしまう。
それどころか、さらにもう一度、フンを落とされてしまう。
「ちょ・・!?コレ、アンディに買ってもらったのに!?よくも・・やってくれたわね!!!」
服を汚され、舞は完全に頭に血が上ってしまう。
からかうように逃げるカラスを追って、舞は元来た道を、走っていった。


 (大丈夫かねぇ・・?)
キングは舞の様子を思い返し、不安に駆られる。
(無理にでもタクシーを・・でも、そうしたら怒り出すかもしれないしねぇ・・。舞の知り合いも・・あいにく近くにはいないからねぇ・・・)
一段落したら、様子を見に行ってみよう。
そう考えたときだった。
 不意に、ドアが開いたかと思うや、何とカラスが飛び込んできた。
直後、それを追うように、舞も飛び込んでくる。
舞は見るからに興奮した状態で、店内にカラスの姿を見つけるや、問答無用で花蝶扇を繰り出す。
カラスは難なくかわし、その背後にいた客の顔面に、扇子が命中する。
扇子を食らった客は衝撃で倒れ込む。
だが、舞にはそれは目に入らない。
カラスを打ち落そうと、舞はさらに躍起になって、扇子を繰り出す。
そんな舞をからかうように、扇子をかわしながら、カラスは店内を飛び回る。
ますます舞はいきり立ち、さらに扇子を繰り出すが、全てかわされ、客やスタッフが犠牲になる。
これ以上見逃すわけにはいかない。
キングは興奮した舞の背後に回る。
舞は完全にカラスに気を取られているため、キングの接近に気づかない。
キングは舞の背後を取ると、渾身の蹴りを繰り出す。
鈍い音と共に、舞は床へ崩れ落ちた。


 「さて・・・随分、派手にやってくれたねぇ・・・」
腕を組み、仁王立ちした姿で、キングはジッと舞を見下ろす。
舞は気まずそうな様子で、床に正座させられている。
「う・・。あ・・あのカラスが悪いのよ!ひ、人のこと色々馬鹿にするから!?」
「カラスのせいにするんじゃないよ。カラスを追いかけ回すなんて、大人げないと思わないのかい?」
「う・・!?だけど・・!?」
「いい加減にしなよ。舞、アンタがカラス相手に暴れたせいで、どれだけ迷惑かけたか、わかってんのかい?たっぷりお仕置きしてやるから、覚悟しなよ」
その言葉を聞くや、舞は逃げ出そうとする。
 「ま~い~、どこ行くつもりだい?」
「キ、キングさん!?は、離して!!
「ダメだよ。こんなことした以上、お仕置きだ。子供みたいに、たっぷり尻叩いてやるから、覚悟しなよ」
目が笑っていない、恐ろしい笑顔で言うと、キングは舞を膝の上に乗せてしまう。
同時に、舞のお尻をあらわにすると、思いきり手を振りかぶった。


 バッチィィィーーーーンンンンッッッ!!!
「んっ・・!!??」
キングの本気の平手打ちが、舞のお尻に叩きつけられる。
 バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!
「く・・!う・・!く・・!くぅ・・!」
プロの格闘家である舞でも耐えがたい、強烈な平手打ちが、舞のお尻を容赦なく襲う。
バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!
「全く・・何やってんだいっっ!!」
お尻を叩きながら、キングはお説教を始める。
バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!
「く・・!う・・!キ、キングさん・・!や・・やめて・・!?」
お尻に与えられる痛みに顔を顰めながら、舞は懇願する。
 バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!
「やめて、じゃないだろう!?恥ずかしいと思わないのかい!?カラスを追っかけまわして、店であんなことやらかして、迷惑かけて!!」
「そ・・それは・・悪かったわ・・!?で・・でも・・あのカラス・・本当に・・」
「いい加減にしないかい!!何されたか知らないけど、動物のせいにするんじゃないよ!!舞が相手にしなきゃいいだけの話だろう?」
言い訳をする舞に、キングは厳しい表情で叱りつける。
 バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!バチンッ!
「だ・・だからって・・こんな・・子供・・みたいな・・ううっ!?ひいっ!?」
「舞が子供みたいなことして、皆に迷惑かけるからだろう?ははーん、どうやら反省が足りないみたいだねぇ」
キングはそう言うと、足を組む。
おかげで、舞はお尻を突き上げた体勢になる。
 「ま、待って!?キングさん待って!?」
舞は慌てる。
以前、クリスや包といった子供メンバーが、この体勢でキングにお仕置きされて、大泣きしたのを見ているからだ。
「ダメだよ。しっかり、反省しな」
キングは非情な声で言うと、手を再び振り下ろす。
 バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!
「きゃあああああ!!い、痛ったぁぁぁいいいい!!」
本気モードのキングの平手打ちに、舞は絶叫する。
バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!
「いやぁぁぁぁ!!キングさんっ!!ごめんなさいっ!ごめんなさいっ!わ、私か悪かったからっっ!!許してぇぇぇ!!ごめんなさぁぁぁいいい!!」
「ダメだよ。悪い子だったんだから、たっぷりお仕置きだよ」
「そ・・そんなぁぁぁ!!!いやぁぁぁl!!!」
その後、小一時間に渡り、舞の悲鳴がバーに響いていた・・。


 「うう・・!?」
舞は羞恥に顔を顰めながら、店前にジッと立っていた。
真っ赤に腫れ上がったお尻をさらし、背中に『私はカラスを追い回して、店内で暴れた悪い娘なので、お尻ペンペンのお仕置きをされました』という恥ずかしい札を下げさせられていた。
(どうして・・こんな羽目になるのよ~~!!??)
通行人の好奇の目を感じながら、舞は涙が出そうになるのを必死に堪えていた。


 「クク・・!?上手く・・行った・・・」
近くの屋根に止まっていたカラスが、ほくそ笑みながら、何と人語で呟いた。
カラスの正体はジャズウ。
得意の妖術でカラスに化け、舞をからかったのである。
「クク・・。面白いモノ・・見れた・・・。もう・・用は無い・・」
そう言うと、ジャズウはカラスの姿のまま、飛び去った。


 ―完―

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