後輩社員の躾け方(M/M)



 「ハァ~~ッ、疲れたぁぁ・・・・」
そんなボヤキを呟きながら、貴広(たかひろ)は店のテーブルに突っ伏す。
「お疲れ様、面倒な客で大変だったよな」
疲れ果てた様子の貴広に、匠(たくみ)は頭を撫でながら、労いの声をかける。
 「うー!子供扱いしないで下さいよ、匠先輩―!!」
先輩である匠の振る舞いに、思わず貴広は口をとがらせて不満の声を上げる。
160センチ程度という、成人男性としては小柄な体格、童顔っぽい顔立ちが災いして、子供のように見えてしまっていた。
 「悪かった悪かった、ついつい見た目が子供っぽいっていうか、小動物っぽいからさ」
「うう~~っ!?悪かったですねー!!匠先輩とはどうせ違いますよー!!」
貴広は匠を恨めし気な目で見つめながらぼやく。
学生時代、剣道部のエースとして鳴らしただけあり、180センチもの長身に無駄なく引き締まった身体、男らしさを感じさせる顔つき、どれも貴広とは対照的だ。
ついつい、コンプレックスを刺激させてしまいそうになる。
 「それは悪かった。俺が謝る。この通り」
「まぁ・・匠先輩がそう言うなら、許してあげますよ」
手を合わせて謝る匠に、ようやく貴広は機嫌を直す。
 「まぁともかく、今日はお疲れ様。無事終了を祝って、一杯といくか」
「さんせーい!!」
そんなやり取りを交わしながら、二人は飲み始めた。
 数時間後・・・・。
「匠先輩、お疲れ様でした~」
タクシーを降りて、手を振りながら、貴広は匠に挨拶する。
「お疲れ様、遅くなって悪かったな」
「イイんですよ~。匠先輩と飲むの好きですし~」
「それより・・明日は大事な取引があるのは忘れてないよな?」
「わかってますよ~。匠先輩、心配性なんだから~」
「それならいいんだけどな。遅刻するんじゃないぞ」
「だーいじょーぶですって。じゃあ、失礼します~」
まだ、酒が残っている声や表情で返しながら、貴広はアパートへと向かっていった。


 翌日・・・・。
「くぅぅぅ・・・すーぴぃぃぃ・・・・」
貴広は寝息を立てて、すっかり寝入っていた。
布団は横へ吹っ飛んでおり、手足をだらんと伸ばしている。
「んん・・匠せんぱぁい・・。もう・・飲めない・・ですぅぅ・・・」
横へ転がりながら、匠と飲んでいる夢でも見ているのか、そんな寝言を言う。
そんなところへ、傍に置いているスマホから、着信メロディが鳴り出した。
 「あ~、匠先輩からだー!?」
メロディから着信の相手を察するなり、すぐに出る。
「はい、もしもし、貴広です~。どうしたんですか?匠先輩?」
『どうしたんですか、じゃないだろう?今、何時だと思ってるんだ?』
スマホの向こうの匠の声に、最初は笑顔で出た貴広だったが、すぐ表情が変わる。
思わず目覚まし時計を見てみると、遅刻確定の時刻になっていた。
 「ど、どどどどどうしよ!?す、すすすみません!!今から行きます!!」
『何を言ってる!!今から出てきても間に合わないだろ!事故でも起こされたらそれこそ一大事だ!!取りあえず・・○○時にいつもの喫茶店に来い!!』
「わ、わかりました!!」


 その日の夕方・・・・。
貴広は匠のマンションにいた。
あの後、言われた時刻に、外回りで休憩に使う喫茶店で、匠と合流した。
幸い、匠のおかげで取引は無事に済み、会社の方にも、貴広の失態がバレずに済んだ。
だが、仕事が終わって退社した後、話があると、匠のマンションへ連れて行かれたのだ。
怒られるのは間違いない。
そう思い、貴広は戦々恐々としていた。
 「貴広・・」
「は・・はいっ!?何です!?匠先輩!?」
思わずビクッと飛び上がりそうになりながら、貴広は返事をする。
 「自分のしたことが・・・わかってるか?」
「す・・すみません!?寝坊して・・・匠先輩に・・迷惑・・かけました・・!?」
「俺だけじゃないだろ?会社にも大きな損害を与えるところだったんだ。下手すれば責任問題になるところだったんだぞ?」
「う・・ごめんなさい・・・」
貴広はシュンとなりつつ、謝る。
 「謝ればいい、ってもんじゃない。それなりの罰は受けてもらうからな」
「ば、罰?な・・何ですか?」
貴広は恐る恐る尋ねる。
非常に嫌な予感がしたからだ。
 「そうだなぁ・・・。お尻ペンペンって、どうだ?」
「え?じょ、冗談ですよね?」
思わず表情が強ばりながら、貴広は尋ねる。
「冗談だと思うか?」
匠は真剣そのものの表情で尋ねる。
その表情に、貴広は本気だと悟る。
 「ま、待ってくださいよ!?た、確かに俺が悪かったですけど・・。でも・・そんな・・子供じゃあるまいし・・!?」
「貴広・・。さすがに俺も怒ってるんだぞ?素直に来ないと・・かなりヒドイ目に遭うぞ?」
「ひ・・!?」
匠の雰囲気に、貴広は恐怖で飛び上がりそうになる。
同時に、冗談では無く、本気だとも悟る。
 「さてと・・。貴広・・俺の膝に来い」
「そ・・そんな!?む、無理です!?」
「やれやれ・・。仕方ないな・・」
ため息をつきながら、匠は貴広ににじり寄る。
貴広は逃げようとするが、匠は先手を打って、貴広を取り押さえてしまう。
 「うわあっ!?匠先輩っ!?は、離して下さいっっ!!」
「馬鹿を言うな。お仕置きだって言っただろう?しっかり、反省しろよ」
貴広を押さえて膝の上に乗せながら、匠はそう宣告する。
そして、貴広のお尻目がけ、手を振り下ろした。


 バッシィィィーーーンンンンッッッ!!!
「うわああっっっ!!!!」
ズボンの上からでも強烈な衝撃に、思わず貴広は悲鳴を上げる。
 パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!
「わあっ!?匠先輩っ!?痛っ!?痛いですってばー!!」
お尻を襲う痛みに、思わず貴広は悲鳴を上げる。
 「おぃおぃ、言ったはずだぞ。お仕置きだって」
パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!
そう言いながら、匠は後輩のお尻に手を振り下ろし続ける。
「そ、そんなこと言ったってっ!?ひいっ!ひゃあっ!痛ああっ!ひゃああっっ!!」
貴広は悲鳴を上げながら、両足をバタつかせる。
 パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!
「全く・・。貴広・・昨日、ちゃんと言ったはずだぞ?今日は大事な取引だから、遅刻するなって」
貴広のお尻を叩きながら、匠はお説教を始める。
パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!パアンッ!
「ひぃん・・!ごめんなさい・・!忘れてた・・わけじゃ・・ないんで・・・すぅぅ!!」
「なら、余計悪いだろう!!そんな悪い子は、こうだ!!」
匠はそう言うと、貴広のズボンを降ろしてしまう。
おかげで、貴広のお尻はボクサーパンツ一丁になってしまう。
 バシッ!バシッ!バシッ!バシッ!バシッ!バシッ!
「うわっ!?ひっ!?匠せんぱぁいっ!?さっきより痛いんですけど~~!!??」
「お仕置きなんだから、痛いのは当たり前だろ?さっきまでのは序の口だ。これからドンドン行くからな!」
「そ・・そんな~~っっ!!ひっ!痛っ!?痛ああっ!!」
パンツの上からのさらに強烈な平手打ちに、貴広は背をのけ反らせる。
 バシッ!バシッ!バシッ!バシッ!バシッ!バシッ!バシッ!バシッ!バシッ!バシッ!バシッ!バシッ!バシッ!バシッ!バシッ!バシッ!バシッ!バシッ!バシッ!バシッ!バシッ!バシッ!バシッ!バシッ!
「俺が何とか取り繕ったから、何とかなったけどな、下手したら退職モノかもしれなかったんだぞ!?全く・・!!」
「ひぃん・・!ごめんなさぁい!?も・・もう・・しません・・からぁぁ!!」
「『もうしない』のは当然だろう。こういうのは最初が肝心だからな。仕上げと・・行こうか」
そういうと、匠はパンツに手をかける。
 「せ、先輩っ!?そ、それだけはっ!?は、恥ずかしいですぅぅぅ!!」
「恥ずかしいのもお仕置きのうちだ。身に沁みて、反省しろよ」
匠は非情にもそう宣告すると、パンツを降ろしてしまう。
おかげで、赤く染まった、貴広の裸のお尻がむき出しにされる。
 「いやぁぁぁ!?」
貴広は悲鳴と共に、両手で顔を覆う。
ちょっとかわいそうにも思ったが、ここで手を抜けば却ってよくない。
同じ過ちをしないように、しっかりと躾けなければいけない。
その考えと共に、匠は手を振り下ろす。
 バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!バシーンッ!
「ひいいっ!?ごめんなさいっ!ひいいーっ!ごめんなさいっ!?匠先輩っ!?やめてぇぇーーっ!!ひぃぃーーっっ!!ごめんなさーいっっ!!」
裸のお尻に容赦ない平手打ちが振り下ろされる中、必死に貴広は謝り続ける。
その後、長い間、貴広の悲鳴とお尻を叩く音が、部屋に響いていた・・・。


 「うぅぅう・・痛ぃぃ・・・・」
ソファの上でうつ伏せになった姿で、貴広は呟く。
真っ赤に腫れ上がったお尻は、冷たいタオルで冷やされている。
 「痛いよな?この痛み・・忘れるなよ?」
「忘れようったって、忘れられませんってばー!!」
「それでいいんだ。もう・・二度とやるなよ?さすがに俺だって、二度目はかばえないからな」
「うう・・。すみません・・。匠先輩に迷惑・・かけました・・・」
「わかってくれればいいんだ。尻の痛みが少し落ち着いたら、何か食いに行くか?」
「やったぁ!さすが匠先輩―!大好きです~~!!」
お尻の痛みも吹っ飛んだような笑顔の貴広に、匠は安堵の表情を浮かべていた。


 ―完―

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