恐ろしき罠(機械/スタン)



(ルシアシュ悪魔&神父パロをベースにした、SO2&テイルズ共演パロです。許容できる方のみ、ご覧下さい)


 大聖堂の執務室。
エルレインは来客と、顔を合わせていた。
来客は科学者らしい風貌の男。
 「ベニシリ博士・・本当なのですか?完成した、というのは?」
「ええ。完成いたしました・・・。だからこそ・・お知らせに来たのですよ」
「それは喜ばしいことです。ですが・・・実際にその成果等を見なくては、採用はなりませんねぇ」
「それはわかっております。そのことで、あなたのもとへ伺ったのですよ」
「なるほど・・。実験の為に誰かを寄越してくれと?」
「まぁ、そういうことでございますな」
「ふぅむ・・。誰が良いでしょうかねぇ・・。おお!そうです!?」
エルレインは不意に席を立つと、背後の棚へと行く。
戻って来たエルレインは、ギルドメンバーのリストを抱えていた。
 「ほほぅ・・。この街のギルドのメンバーリストですな・・」
「ええ・・。あなたの目的に合いそうなメンバーもいると思いましてねぇ」
「ほう・・。ちょっと拝見しましょう」
ベニシリ博士は、ギルドメンバーのプロフィールをジッと読み込む。
その中で、ふとスタンのプロフィールが目に止まった。
 「エルレイン様・・彼はいかがでしょう?」
「ホホホホ・・さすがはベニシリ博士。中々良いセンスをしていますねぇ。最近、私も注目しているのですよ」
「さすがエルレイン様ですな。では・・・彼でお願いいたしましょうか」
「わかりました。では、しかるべき手を打っておくので、後は頼みますよ」
「もちろんです、お任せを」
エルレインとベニシリ博士は互いに顔を見合わせると、笑みを浮かべあった。


 数日後・・・・・。
「ここかぁ~。やっと・・・着いたなぁ・・・」
目の前にそびえ立つ、大きな洋館を見上げて、スタンは安堵の息を吐く。
玄関には『ベニシリ研究所』の看板が掲げられていた。
スタンが呼び鈴を鳴らすと、中から、白衣姿の、ベニシリ博士が現れた。
 「すみません、ベニシリ博士ですか?」
「そうだが。何だね、君は?」
「俺、スタン・エルロンです。エルレイン様から、依頼を受けて来たんですけど・・」
「おお!君がか!?いやぁ、待っていたよ!さぁ、入りたまえ」
ベニシリ博士は最初の不審そうな顔から、一転、笑顔になってスタンを招き入れる。
 「いやぁ~。君が来るのを待ちかねていたのだよ」
「ハァ、そうなんですか。でも・・どうして俺なんです?」
スタンは怪訝な表情を浮かべる。
ここは研究所。
フィリアやキールのように、学問や研究をしている人間がいるところでは?
体力自慢の自分がどうして?
そんな疑問を抱いていたのだ。
 「それは後で説明する。とにかく・・中へ入りたまえ」
ベニシリ博士の言葉に、スタンは研究所内へ足を踏み入れた。


 「ここが・・・私の・・仕事場だ」
ホールのように広い部屋に着いたところで、ベニシリ博士は、スタンにそう言う。
「コレが・・・うわ・・すごいなぁ・・。よくわかんないですけど・・・」
コンピューターを始め、様々な機器が所狭しと並んだ室内に、スタンは思わず呟く。
 「あれ?何ですか、あそこにあるの?」
ふと、スタンは奥の方に、複数の機械が並んでいることに気づく。
あるものは拘束台のような形をしており、またあるものは、人型ロボットのような形をしている。
「ほほぅ、ナカナカ勘がイイな。あれこそ・・・ここで研究・開発を行っているもの。お目当ての品だ」
「そうなんですか。でも・・何なんです?よく・・わからないんですけど」
「フフフ・・。あれこそ、私が全精力を傾けて、日々開発している、お尻ペンペンマシーン『ベニシリ君』シリーズだ!!」
「え・・?い、今・・何て・・?」
スタンは恐る恐る尋ねる。
 「何だ?聞こえなかったのかね?『お尻ペンペンマシーン』だと言っただろう?」
「な・・何で・・そんな・・ものを・?」
スタンは表情をこわばらせながら、尋ねる。
「需要があるのだよ。だが・・・・まだ、実用に足るかどうかわからなくてねぇ。実験をしなくてはならないのだよ」
「ま・・まさか・・」
スタンは思わず、ベニシリ博士に対して、剣を構える。
博士の意図がわかったからだ。
 「悪いですけど、依頼は破棄させてもらいます!!」
「フフフ・・。そう言うと思ったよ。だが・・・そうはいかんなぁ」
ベニシリ博士は邪悪な笑みを浮かべて、言う。
スタンがその笑みに危険を感じた、そのときだった。
 突然、スタンの頭上から、網が降って来る。
スタンは避けようとするが、間に合わず、網をかぶってしまう。
網が被ると同時に、スタンの身体に電撃のような刺激が流れる。
「う・・!?」
うめき声と共に、スタンは気を失う。
そのまま、スタンは、ヘナヘナと床へ崩れ落ちた。


 「よし・・・これで・・OKだ」
ベニシリ博士は、薄く笑みを浮かべる。
視線の先には、一体のロボット。
上半身は人型だが、下半身は戦車のような、キャタピラをつけた、台のようになっている。
その下半身には、うつ伏せになったスタンが乗せられていた。
ズボンを降ろされて、お尻だけむき出しにされ、背中をガッシリとロボットの片腕で押さえつけてある。
さながら、膝の上に乗せられ、今からお仕置きを受ける子供のような姿だった。
 「フフフ・・・」
博士はリモコンを操作する。
すると、ロボットの胸にあるカウンターに、300という数字が表示される。
その後、真っ赤なボタンを押した。
 『悪い子・・確保・・悪い子・・確保・・!!お仕置き・・開始・・シマス!!』
ロボットは、機械的な声で宣言する。
直後、ロボットはスタンを押さえているのと、反対側の腕を振り上げる。
その掌の部分は、大きく痛そうなパドルになっている。
その、パドル部分を、スタンのお尻目がけ、思いきり叩きつけた。
 ビッダァァァァァァアアアアアンンンン!!!!!
「うわあぁああああああ!!!!!!」
お尻への強烈な打撃に、スタンは絶叫と共に目を覚ます。
 「な・・何!?え、えええ!?」
今の自分の状況に、スタンは思わず声を上げる。
「フフ・・。目が覚めたかね」
そんなスタンに、ベニシリ博士は笑みを浮かべながら、話しかける。
 「な、何なんですか!?コレは!お、降ろして下さい!!」
「そうはいかんなぁ。実験は・・始まったばかりなのでねぇ」
薄く笑みを浮かべる博士を尻目に、ロボットは再び手を振り下ろし始める。
 バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!
「く・・!う・・!くぅ・・!あく・・!あっく・・・!」
ロボットゆえの力強いパドル打ちに、スタンは表情を歪める。
バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!
「く・・!う・・!く・・!あ・・!く・・!うぅあ・・!」
スタンは必死に耐えようとする。
だが、剣士のスタンでも耐えがたい打撃に、思わず声が漏れてしまう。
 「くふふふ・・・。どうやら痛いようだな?」
「く・・!あ、当たり前・・じゃ・・ない・・ですか・・!うわっ!ううわっ!ああうっ!あっああっ!!」
バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!
スタンの抗議を尻目に、容赦なくパドルがお尻に襲いかかる。
パドルはスタンのお尻を徐々に、赤く染めてゆく。
バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!
「くっあ・・!あっく・・!うっう・・!あっあ・・!あっうあ・・!!」
スタンは必死に、打撃に耐える。
だが、我慢しきれず、声が漏れてしまう。
 「ナカナカ・・根性があるようだな・・。だが・・これは・・どうかな?」
ベニシリ博士は、何やらリモコンを操作し始める。
すると、パドルの形状が変化し始めた。
パドルはより大きくなり、穴だけでなく、イボのような突起が幾つも生えてくる。
そんなパドルが、より勢いを増したスイングと共に、スタンのお尻に叩きつけられた。
 バッシィィィーーーーンンンンン!!!
「うわああああああああああ!!!!!!!!!」
あまりの痛みに、スタンは絶叫してしまう。
 バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!
「うわあっ!ぐああっ!ひっ!ぎいいっ!?ぎっひいっ!?ぎゃあひぃんっ!!」
あまりの苦痛に、スタンは悲鳴を上げずにはいられない。
とても耐えきれないのだろう、小さな子供のように、両足をバタつかせている。
 「ん~?痛いかな~?スタンくん?」
両脚をバタつかせ、悲鳴を上げるスタンに、ベニシリ博士はそんなことを聞く。
バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!
「と、当然じゃ・・!ひいいっ!な、ないで・・うわああっ!!ない・・で・・すかああつ!!お・・お願い・・で・・ぎゃあんっ!?と、止めて・・下さ・・うわああ!!」
「無理だな」
「え?」
スタンは一瞬、目をパチクリさせる。
今、何と言ったのだろうか?
 「入力した規定数叩かれないと、止まらないように設計したのでね。私でも止められんのだよ」
博士の言葉をスタンは理解し、顔が青ざめる。
そんなスタンに、追い打ちをかける宣告を、博士はする。
「まぁあと残り100回というところだ。頑張ってくれたまえ」
「そ・・そんな・・!?ま・・待って下・・うわああっ!!」
スタンは思わず博士に向かって、手を伸ばす。
だが、ベニシリ博士は無情にも、スタンから離れていってしまう。
 バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!バッシィンッ!
「痛っ!痛あああっ!やめてっ!?うわああっ!?やめてぇぇ!!だ、誰か・・助け・・うわああっ!!ああああっ!!ああああああああ!!!」
その後、長い長い間、絶望に彩られた、スタンの悲鳴と、お尻を叩く音が研究所内に響いていた・・・・。


 ―完―

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