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契遼州物語5(/ショタ)



 平原地帯の真っただ中に、その丘はあった。
草で覆われているが、所々、石壁が見えている。
丘は、古代の墳墓。
誰の墓かはわかっていない。
その墳墓に、ゆっくりと、近づいてゆく、複数の人影があった。
人影は、治安隊の制服と装備を身に着けている。
先頭には、近方の姿もあった。
 近方と、兵士達は、慎重に、墳墓へ近づいてゆく。
全員、緊迫した表情を浮かべている。
ある程度、接近したところで、一行の歩みが止まった。
 「ここが○○○墳墓だな?」
近方は、案内人に尋ねる。
案内人の地元民は、緊張と恐怖に満ちた表情で頷く。
この墳墓は、地元では、呪われた場所として、知られているからだ。
現に、盗掘者や調査隊などが、何度もこの場所で、行方不明や不審な死亡事故に遭っている。
案内人も、相当高額の案内料を提示され、ようやく案内することにしたほどだ。
だが、これ以上は幾ら金額を提示されようが、銃で脅されようが、近づくつもりは無い。
近方も、それを理解していた。
 「もう一つ、尋ねる。確かに・・ここに、博士が来たのだな?」
近方の問いに、案内人はそうだと答える。
「よし・・・。お前は案内人と一緒に、ここに残れ」
近方は、部下の一人に、そう命令する。
 「いいか。もし・・・朝になっても、私が戻らなければ、お前たちは戻り、本部へ報告せよ」
近方は、案内人と居残りの部下にそう命令する。
「では・・他のものは私と共に、ついて来い。行くぞ!!」
近方は愛用の軍刀を構えて、命令を下す。
そして、自身が先頭に立って、墓へと、進み始めた。


 「これは・・・・!?」
中に踏み込んだ近方は、思わず、声を上げる。
左右に、非常に色彩豊かな壁画が、ずっと並んでいたからだ。
 「コレは・・・スゴイですね」
後について、踏み込んだ部下が思わず、感嘆の声を上げる。
「馬鹿者!!こんなものの・・・どこが素晴らしいというのだ!?」
対して、近方は不快極まりない、と言わんばかりの表情を浮かべている。
壁画は全て、少年への尻叩きを題材にした内容だったからだ。
近方にしてみれば、悪趣味でしかない。
そのうち、嫌悪感で、壁画を破壊してしまいそうだ。
 「壁画はどうでもよい!我々の目的は、博士を探し出すことだ!!行くぞ!!」
半ば自身の嫌悪感を吹き飛ばす為に、近方がそう叫んだときだった。
「た、隊長!!」
不意に、部下の一人が声を上げ、何かを指さす。
部下が指さした方向には、何者かが、うずくまっている。
 うずくまっているのは、探検服姿の少年。
全身、傷だらけで、所々、血がにじんでいる。
「あ、あれは!?博士では無いですかああああ!!!!」
部下達は、思わず声を上げる。
傷だらけでうずくまっている少年こそ、彼らが探し求める博士だったからだ。
咄嗟に、新人の兵士が、博士に駆け寄ろうとする。
 「待て!!何かおかしい!!」
近方は、部下を制止しようとする。
だが、間に合わず、新人の部下が、博士の傍へたどり着いた、そのときだった。
 突然、博士の全身から、光が四方八方に目がけて、放たれる。
放たれた光は、兵士たち目がけ、飛んでゆく。
近方は危険を感じ、伏せて、辛うじてかわす。
兵士達も同様にしようとするが、それよりも先に、光を受けてしまう。
光を受けた兵士達は、全員、気を失って、崩れ落ちる。
 「貴様・・!!何者だ!!博士ではないな!!」
近方は軍刀を構えて、尋ねる。
「フフフ・・・。さすがにわかったか。では・・・我が姿・・・特別に見せてやろう」
再び、博士の姿の相手から、光が迸る。
近方は、空いている方の手で、目をかばいつつ、様子を伺う。
やがて、光が消えると、声の主が、姿を現した。
 現れたのは、近方と同年代の少年。
壁画に描かれているのと同じ、古代の遊牧民の衣服と兜、動きやすい鎧に身を包んでいる。
「お前は・・!?壁画の・・!?」
近方は、思わず目を疑う。
目の前に立っているのは、壁画に描かれている人物とうり二つだったからだ。
 「そうだ。我こそ、この墓の主・・・紅丘単于(こうきゅうぜんう)である」
「紅丘単于・・・!?貴様が・・・!!」
近方の表情は、さらに嫌悪感に歪む。
紅丘単于(こうきゅうぜんう)とは、契遼州の古代史に登場する、伝説の王。
美しい少年への尻叩きを好んだ、倒錯的な嗜好の持ち主として、知られている。
実際、征服した土地や部族から、美しい少年を集め、尻叩きハーレムを作り上げ、倒錯した快楽の日々に耽っていた、と伝説や史書に語られている。
 「では貴様は・・あの汚らわしい趣味の王の・・亡霊だというのか!?」
「まぁ、そういうことになろう。ここは我の墓・・・。我にとっては・・城に等しい。先日も・・・学者らしき子供が・・墓に勝手に入ってきたのう・・。そういえば・・」
亡霊の言葉に、近方はハッとする。
 「貴様!!博士はどうした!?まさか・・手にかけたのか!?」
近方は切先を突きつけて、王の霊に尋ねる。
「安心せよ。生きておる・・。だが・・・我の墓に勝手に入った罪は贖ってもらっているがのう」
単于の霊は指をパチンと鳴らす。
すると、壁に幻が現れた。
 「な・・・!!??」
近方は幻を見るなり、思わず声を漏らす。
博士が台に拘束され、鎧を着た骸骨に、鞭で尻を叩かれているからだ。
 「貴様!?」
近方は思わず、怒りの刃を単于に向けて、振り下ろそうとする。
「おっと・・。その童がさらにひどい目に遭っても良いのか?」
「く・・・!!??」
亡霊の言葉に、近方はハッとする。
今の状況では、博士は人質に取られているのも同じだ。
 「貴様・・・!?何が望みだ!?」
「フフフ・・・。我が何を求めているか・・・おいおいそなたにはわかっているのではないか?」
亡霊は近方に、いやらしい視線を向けながら言う。
近方は、王の霊が、自分のお尻を求めていることに、気づいた。
 「貴様・・・!?下劣だな・・!?」
「何とでも言うがよい。だが・・・あの童がどうなるかは、そなた次第・・・」
「く・・・!!わ、わかった!!私の尻を・・お前に差し出そう!!代わりに・・・博士を解放してくれ!!」
近方は、必死に、叫ぶように言う。
 「フフフ・・・。いい判断だ。いいだろう。あの童は・・・解放してやろう」
再び、王の霊は指を鳴らす。
すると、幻の中から、博士の姿が一瞬、消える。
直後、案内人と外に残った兵士の目の前に、博士が空中から飛び出すように現れるところが見えた。
突然の事態に、兵士達は驚くも、博士をすぐに保護する。
博士が無事に解放された姿に、近方は、安堵の息を吐く。
 「さて・・・。今度はお前だ。まさか・・・我との約束、破ろうなどとは・・思うてはおらぬな?」
「わ・・わかっている・・!!」
近方は屈辱に身を震わせながらも、単于の霊の元へ行く。
 「ふふ・・・。愛い奴じゃ。さぁ、我の膝に来るがよい」
王の霊は、いつの間にか現れた椅子に腰を降ろすと、膝を軽く叩いて、近方に言う。
「く・・・!?」
近方は、屈辱に身を震わせる。
こんな変質者に、自分のお尻を差し出すなど、本当なら願い下げだ。
だが、博士の解放と引き換えに、差し出すことを約束した。
向こうが守った以上、こちらも破ることは出来ない。
嫌悪感に身を震わせながら、近方は亡霊の膝の上に、うつ伏せになる。
 「ふふふ・・・。素直でよろしい・・・。しかし・・・コレが後の世の戦装束か・・・。随分、我の世とは変わったのよのう」
近方の軍服を見ながら、単于の霊はそんなことを言う。
「く・・!やるなら・・さっさと・・始めたらどうなのだ!?」
「ふふふ・・。急くな急くな。それにしても・・服の上からでも形の良い・・見事な尻をしておるのう」
単于はにやけながら、近方のお尻を撫で回す。
 「く・・・!!??」
お尻を撫で回される嫌悪感に、近方は身を震わせる。
(馬鹿者!?声などあげるな!?)
思わず声を漏らしてしまった自身を、近方は叱咤する。
お尻を撫で回される不快感と嫌悪感を、近方は必死に堪える。
 (我に弱みを見せまいとするか・・・。さすがじゃ)
そんな近方の態度に、単于は満足げに笑みを浮かべる。
やがて、亡霊は近方のマントと上着の裾を捲りあげ、下着ごと短パンを降ろす。
 「おお・・・!?コレは・・実に素晴らしい!?」
むき出しにされた近方のお尻に、単于の霊は感嘆の声を上げる。
 「ふぅむ・・・。形といい、肉付きといい・・感触といい・・・。まさに我が理想通りの、少年の尻であるな」
単于はいやらしい手つきで撫でまわしながら、感嘆の声を上げる。
 「く・・!?耳が腐るようなことを・・言うな・・!?く・・!うく・・!?」
お尻を触られる嫌悪感を必死に耐えながら、近方は抗議する。
「王に対し、無礼であるな。まぁ・・その分、楽しませてもらうとしよう」
亡霊はニヤリと笑みを浮かべる。
直後、思いきり、手を振りかぶった。


 ビッダァアアアンンンン!!!!
「!!!!!」
平手が叩きつけられると同時に、棒で殴られたかのような衝撃が、近方のお尻に走る。
 バァチィンッ!バァシィンッ!ビバダァンッ!!
「・・・!・・・!・・・!?」
容赦のない平手打ちが、幾度も近方のお尻に叩きつけられる。
近方は、必死に声を押し殺し、耐え忍ぶ。
 (ふふ・・・。声を出すまいとしておるな。童ながら、さすがよの)
平手打ちに必死に耐えている近方の姿に、単于の霊は、感心した様子を見せる。
(今の世のいくさ人も、中々良き性根をしておる・・・。じゃが・・・)
単于の霊は、邪悪な笑みを浮かべる。
(そんなだから・・・幼児のように、泣きわめかせてみたくなるのじゃ)
単于はサディスティックな情欲を掻き立てられる。
直後、単于の手は青い炎に包まれる。
直後、炎に包まれた単于の手が、近方のお尻に襲いかかった。
 バッチィィィンンンン!!!
「くううううう!!!!????」
打撃と同時に、炎で焼かれたような苦痛が、お尻に襲いかかる。
(な・・何だ!?)
近方は思わず振り返る。
すると、メラメラと燃える青い炎に包まれた亡霊の手が見えた。
 「貴様・・!?何だそれは・・?」
「我が妄念の炎ぞ。クク・・・。恐ろしいなら、平手でたたいてやってもよいがのう」
意地悪な笑みを浮かべて、王の霊は言う。
「そ・・そんなもの・・恐ろしくも何とも無い!!」
「よいのか?これで叩かれると、痛いぞ?熱いぞ?」
「そんなものを・・私が恐れると思ったら、間違いだ!!」
(私のバカ・・!?何故そんなことを・・!?)
心の中で、近方は自分を罵りたくなる。
自分で自分の首を絞めてしまったのは、明らかだったからだ。
しかし、みすみす相手のいいように動かされているのはわかっていても、こんな変態に屈服した態度を見せるのだけは、嫌だった。
 「ふふ・・。ならば、我が手をたっぷりと味あわせてやろう」
亡霊は邪悪な笑みを浮かべると、手を振りかぶる。
バシンッ!バチンバチンッ!ビダァンッ!バァァンンッッ!!
「くうう・・!!うっく・・!ああう・・!?ああぐうう!!」
近方のお尻に、亡霊による打撃と炎が、容赦なく襲いかかる。
バチンッ!ビダァンッ!バァシィンッ!ビダァンッ!バアアンッ!
「どうじゃ?我が一つ叩くたびに『ごめんなさい』と言えば、許してつかわそうぞ」
「ふ・・ふざけるな!?そんなことをするくらいなら・・尻が壊れた方がマシだっ!!」
「ならば・・是非も無し・・・」
その直後、平手の嵐が振り下ろされる。
その後、長い間、お尻を叩く音と、近方の苦悶の声が、墳墓内に響いていた・・・。


 「なかなか・・・強情な童であったな・・・」
気を失い、床に倒れ伏した近方を見下ろしながら、単于の霊は呆れと感嘆の入り混じった声で呟く。
近方のお尻は痛々しい程に赤く染め上がり、火傷の跡も残っている。
顔には、苦痛で脂汗が浮かんでいる。
近方が受けた苦痛が、どれほどのものか、しのばれる姿であった。
 (これだけ痛い目に遭いながら・・・頑として、我に屈服せなんだ・・・。まことに・・大した童じゃのう)
単于は、近方に感嘆の視線を向ける。
 「見事に・・我が尻打ちに耐えた・・。褒めてとらす・・。これは・・褒美じゃ」
単于はそう言うと、自らの副葬品である、短刀を近方の手に握らせる。
「この童を・・・丁重に、外に運び出してやれ。外でこの者の家来が待っておるようじゃからの」
単于の命令と共に、骸骨の兵士達が、丁重に、近方を墓の外へ運び出していった・・・。

 ―完―
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