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悪魔姫の祝杯・番外編 ルフトハンザの贖罪



 切り立った崖が左右から迫る狭い峡谷。
左右の崖上では、ルフトハンザ率いる女悪魔軍が、待ち構えていた。
「もうすぐですわ・・・。私の計算通りならば」
ルフトハンザは指で眼鏡の位置を直しながら、笑みを浮かべる。
間もなく、敵軍の大将とその護衛達が、この峡谷を通るはず。
戦場から敗走する途中の彼らを、ここで待ち伏せ、仕留める。
そうすれば、彼女たち悪魔軍の勝利。
 「ふふ・・・。一番手柄は私のもの・・・。祝杯の儀に出るのは・・私・・ですわ!!」
ルフトハンザは、祝杯の儀で主のお尻を叩く自身の姿を思い浮かべ、興奮する。
だが、その栄誉を得るためには、何としても敵軍の大将を討ち取るか、捕えねばならない。
ルフトハンザは興奮を押さえ、ジッと、通り道の様子を双眼鏡で伺う。
やがて、馬を必死に走らせる一団の姿があった。
全員、敵軍の印を鎧や上着に描いている。
その中でも、ひときわ立派な鎧を着た敵を、じっとルフトハンザは見つめる。
 「あの鎧・・・。間違いないわ!!」
ルフトハンザは笑みを浮かべる。
事前の調査で、敵軍の大将のものだとわかっているからだ。
「十分・・引き寄せるのです・・・・。そして・・・今です!!」
ルフトハンザの命令と共に、崖上から、丸太や石が転がり落ちてゆく。
丸太や石は、敵軍に向かって襲いかかる。
鈍い音や悲鳴と共に、敵軍は落とされた丸太や石の下敷きになった。
 「よし・・・!!行きなさい!!」
ルフトハンザの命令と共に、峡谷に兵士達が降りてゆく。
ルフトハンザ自身、護衛の兵士達と共に、罠の犠牲になった敵の元へと向かう。
 「間違いなく・・事切れております」
部下の報告に、ルフトハンザは頷く。
ルフトハンザは慎重に、敵軍の大将に近づく。
自ら剣を取り、ルフトハンザは、自身で敵の鎧の隙間に切っ先を突き入れた。
 「確かに・・絶命していますね。では・・・」
ルフトハンザは敵将のマスクに手をかける。
(これで・・今回の祝杯の儀は私のもの・・!!)
勝利を確信した笑みを浮かべつつ、ルフトハンザは敵将のマスクをはぎ取る。
だが、直後、表情が変わった。
 「違う!?誰なのコイツは!?」
顔を見るや、ルフトハンザは叫ぶ。
敵将ではない、全然別の者の顔だったからだ。
 「他の死体も確認しなさい!!今すぐ!?」
部下達は主の命令に、急いで他の死体のマスクや兜をはぎ取る。
だが、どれも敵将のものではない。
せめてその側近のものでは無いかと、必死に顔を確認するが、側近のものらしい顔も無い。
 「どういう・・こと・・?」
思わぬ事態に、ルフトハンザの表情が強ばる。
そのとき、伝令役の悪魔が駆けつけて来た。
伝令の報告に、ルフトハンザの表情が、まるでこの世の終わりでも来たかのようなものになっていた。


 レティッツイアの天幕・・・。
ルフトハンザは女主人の目の前に、正座させられていた。
「ルフトハンザよ。本当なのか?敵にまんまと出し抜かれ、逃げられたというのは?」
静かな、だが怒りを隠せないレティッツイアの声に、ルフトハンザは震えあがりそうになるのを必死に堪え、答える。
 「はい・・!申し訳ありません!!敵は影武者を使い・・我らの罠から逃げおおせました」
ルフトハンザは脂汗が出そうになりながら、答える。
伝令からの報告。
それは、敵はルフトハンザの罠を事前に察知していたこと。
それを逆用し、影武者達を用いて罠にかかったように見せかけ、ルフトハンザ達が気を取られているうちに、変装して戦場から逃げ出していたこと。
つまり、罠にかけるつもりが、逆にこちらが罠にかかってやられてしまったのだった。
 「ルフトハンザよ。勝利は目前であった・・・。だが・・・そなたの失態で・・・今日の勝利は叶わぬものとなった・・・」
静かだが、沸々と湧き上がる怒りを滲ませる声に、ルフトハンザは身を震わせそうになる。
目前にした勝利を逃すことほど、悪魔姫の怒りを燃え上がらせるものは無いからだ。
 「申し訳ございません!!私の失態にございます!!どんな・・罰でも・・覚悟しております!!」
ルフトハンザは土下座して、謝る。
「その言葉・・・。本心か?」
「はい・・!!誓って・・!!」
「ならば・・・。今夜、贖罪の儀を執り行う。もちろん、主役はそなたじゃ。良いな?」
「贖罪の儀・・・!?そんな・・!!」
「嫌か?」
「いえ!贖罪の儀・・確かに・・行います!!」
「ならば・・・今は戻ってよい。せいぜい・・・儀式に備え、覚悟をしておくことじゃ!!」


 その日の夜・・・・。
以前、祝杯の儀が行われたときと同じように、仮設の闘技場が陣地内に設置されていた。
だが、祝杯の儀のときとは違い、観客席には怒りのオーラが満ちている。
闘技場中央の椅子の傍らには、ルフトハンザの姿があった。
 ルフトハンザは両手に水の入ったバケツを持たされ、首から札を下げさせられている。
札には『勝利を逃す失態をした悪い子』と、ラテン文字で書かれていた。
 やがて、花道から、レティッツイアが現れる。
レティッツイアの姿に、観客である将兵たちの興奮が高まる。
レティッツイアはゆっくりと、ルフトハンザと椅子の方へ進んでゆく。
やがて、レティッツイアは椅子の前までやって来ると、将兵たちを見回した。
 「皆の者!!いつも勝利の為に奮闘、感謝するぞ!!」
主人の声に、観客達は興奮の声を上げる。
「今夜・・・本来なれば、祝杯の儀を執り行うはずであった。そなた達に・・この私の血のように赤く染まった尻を・・・私の涙を捧げられるはずであった!!だが・・・」
レティッツイアは怒りと悲しみのない交ぜとなった声で叫ぶ。
 「ある者の失態により・・その勝利は遠のいた!!皆の者!!勝利が・・・叶わなかったのじゃ!!これほどの恥が・・あろうか!!」
悪魔姫の演説に、将兵たちの同意と怒りの籠った声が観客席を覆い尽くす。
 「その失態をしたのは・・他でもない!!幾度もわが軍の勝利に貢献してきたはずの・・ルフトハンザ将軍じゃ!!」
自身の名を呼ばれ、ルフトハンザはギクリとする。
観客席からは、怒りの籠った視線が、嫌というほど投げつけられる。
 「ルフトハンザ・・・」
「は・・はい・・!!」
主君の呼びかけに、ルフトハンザは必死に応える。
 「自身が失態を犯したのは・・認めるな?」
「み、認めます・・!!勝利を逃し・・姫様とわが軍の栄光を飾れず・・申し訳・・ございません・・!!」
「ならば・・・贖罪の儀を受ける覚悟があるな?」
「あります・・!!どうか・・姫様の手で・・私の失態を・・罰して・・下さいませ」
「良い覚悟じゃ。ならば・・これより・・贖罪の儀を執り行うぞ!!」
そう宣告すると、レティッツイアはルフトハンザを引き寄せる。
直後、椅子に腰かけ、ルフトハンザを膝の上にうつ伏せに乗せる。
ルフトハンザはTバック式のパンツを履かされているため、お尻は既に丸出し状態だった。
「さぁ・・・。そなたの罪・・いまより、たっぷりと償わせてやる」
冷徹な声でレティッツイアは宣告する。
同時に、ゆっくりと手を振り上げた。


 ビッダアアアアアンンンンン!!!
「いやあああああ!!!!」
凄まじい勢いの平手がルフトハンザのお尻に命中する。
お尻の骨が砕けるかと思うほどの衝撃に、ルフトハンザは絶叫する。
 バシィィィンン!!ビダァァァンンン!!バァァァンンン!!
「いやあああ!!お、お許し下さい!!きゃあああ!!痛あああいいいい!!」
お尻に与えられる、とても耐えがたい打撃に、ルフトハンザは絶叫する。
当然、我慢など出来るはずも無く、両足をバタバタと動かしている。
 バシィィィンン!!ビダァァァンンン!!バァァァンンン!!バシィィィンン!!ビダァァァンンン!!バァァァンンン!!バシィィィンン!!ビダァァァンンン!!バァァァンンン!!バシィィィンン!!ビダァァァンンン!!バァァァンンン!!
「許せるものか!!我らの勝利は目前だったのだぞ!!それなのに・・・そなたの失態で逃してしまったのじゃぞ!!」
レティッツイアは怒りを燃え上がらせて、ルフトハンザのお尻を叩く。
 バシィィィンン!!ビダァァァンンン!!バァァァンンン!!バシィィィンン!!ビダァァァンンン!!バァァァンンン!!バシィィィンン!!ビダァァァンンン!!バァァァンンン!!バシィィィンン!!ビダァァァンンン!!バァァァンンン!!バシィィィンン!!ビダァァァンンン!!バァァァンンン!!バシィィィンン!!ビダァァァンンン!!バァァァンンン!!バシィィィンン!!ビダァァァンンン!!バァァァンンン!!バシィィィンン!!ビダァァァンンン!!バァァァンンン!!
「も、申し訳ございませんんん!!に、二度と・・このような失態は・・い、いたしません!!きゃああああ!!!痛いっ!痛い痛い痛い~~!!」
激しくお尻を叩かれる苦痛に、ルフトハンザは恥も外聞もなく泣き叫び、許しを乞う。
そんなルフトハンザの姿に、観客席では興奮の声が上がる。
 贖罪の儀。
祝杯の儀と並び、レティッツイア軍の重要な儀式。
失態を犯した部下が、その罪を贖うため、兵士達の前で、姫自身の手によるお尻叩きの罰を受けるというものだ。
 バシィィィンン!!ビダァァァンンン!!バァァァンンン!!バシィィィンン!!ビダァァァンンン!!バァァァンンン!!バシィィィンン!!ビダァァァンンン!!バァァァンンン!!バシィィィンン!!ビダァァァンンン!!バァァァンンン!!バシィィィンン!!ビダァァァンンン!!バァァァンンン!!バシィィィンン!!ビダァァァンンン!!バァァァンンン!!バシィィィンン!!ビダァァァンンン!!バァァァンンン!!バシィィィンン!!ビダァァァンンン!!バァァァンンン!!
「ごめんなさいっ!ごめんなさいごめんなさい!レティッツイア様ごめんなさい!!」
皆に見られている羞恥もかなぐり捨て、ルフトハンザは許しを乞う。
既にルフトハンザのお尻は、濃厚なワインレッドに染め上がっている。
 「そう簡単には許さぬぞ!!次は・・炎にて懲らしめてやろう!!」
レティッツイアがそういうと、その手が燃え盛る炎に包まれる。
今度は炎に包まれた手が、ルフトハンザのお尻を責め立てる。
 バシィィィンン!!ビダァァァンンン!!バァァァンンン!!バシィィィンン!!ビダァァァンンン!!バァァァンンン!!バシィィィンン!!ビダァァァンンン!!バァァァンンン!!バシィィィンン!!ビダァァァンンン!!バァァァンンン!!バシィィィンン!!ビダァァァンンン!!バァァァンンン!!バシィィィンン!!ビダァァァンンン!!バァァァンンン!!バシィィィンン!!ビダァァァンンン!!バァァァンンン!!バシィィィンン!!ビダァァァンンン!!バァァァンンン!!
「痛っ!熱いっ!お、お尻が焼けちゃう!!姫様あああ!!ほ、本当に反省してますからああああ!!!お許し下さいいいいい!!!」
「ならぬ!!この程度で我の・・いや、勝利を逃した将兵らの怒りが収まると思うておるのか!?まだまだ許さぬぞ!!」
「そ・・・そんなあああああ!!!いやああああああ!!!」
絶望の声を上げるルフトハンザに、容赦なく炎をまとった平手打ちの雨が降り注ぐ。
その後、熱狂の渦に包まれる中、ルフトハンザへの地獄のお尻叩きは、長い間続けられた・・。


 数日後の朝・・・・。
 「うう・・・・・・・」
ルフトハンザは涙を堪え、レティッツイアの天幕へと向かってゆく。
数日前に叩かれたお尻は、未だ倍以上に腫れ上がり、ワインレッドを越えた色に染め上がっている。
炎によるお尻叩きも受けた為、火傷まであるから、歩くたびに布がお尻に擦れて痛い。
だが、それでもルフトハンザは女主人の元を目指す。
 「姫様・・!!ルフトハンザ・・・ただいま・・参りました・・!!」
荒い息を吐き、痛みを堪えながら、ルフトハンザは主君に言う。
「感心じゃ。今日も来ておるな。では・・贖罪カードを出すがよい」
「は・・はい・・!!」
ルフトハンザはおずおずと、カードを差し出す。
カードは一か月分の出欠表にようになっており、三日分のスタンプが押してある。
レティッツイアは今日の日付を確認すると、ハンコを押す。
 「では・・今日の贖罪を始めるぞ」
「は・・はい・・!!」
レティッツイアの言葉に、ルフトハンザは自ら服を捲り、お尻を出して、主人の膝の上にうつ伏せになる。
 「ふふ・・・。感心じゃな。さすがルフトハンザじゃ」
「わ、私は・・子供では・・ございません・・!!」
頭を撫でられ、ルフトハンザは羞恥に顔を赤らめる。
 「まぁよい。今日の贖罪を始めるぞ。良いな?」
「は・・はい・・!姫様・・・。どうか・・私の・・・お尻を叩いて・・お仕置きを・・して下さいませ・・・!!」
羞恥に顔を赤らめつつ、ルフトハンザは主君にそう言う。
 贖罪の儀は、一日では終わらない。
最初の一日だけは、公開でのお尻叩きの罰を受ける。
その後は、姫自身より言い渡された日数、姫の元へ通い、お尻叩きの罰を受ける定めとなっていた。
ルフトハンザの場合は一か月の贖罪を言い渡されている。
カードの出欠表が一か月なのは、そのためだった。
 部下の言葉に、レティッツイアは満足げな表情を浮かべる。
その後、お尻を叩く音と、ルフトハンザの『ごめんなさい』が天幕に響きわたっていた・・。


 ―完―

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