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男子校の恋事情(先輩/後輩BL)



(BL要素ありです。許容できる方のみご覧下さい)


 関東某所にある、全寮制男子校・私立国枝学園。
その敷地内にある、テニスコート・・・。
 「どうしたのさ、センパイ。あと1点で、ゲームセットだよ?やる気あるの?」
不敵な笑みを浮かべ、ラケットを相手に突きつけるような姿勢で、その男子生徒は挑発する。
声の主は、炎のような見事な赤い髪と瞳の持ち主。
少年らしい生意気げな雰囲気がありながらも、活発さを感じさせる、整った顔立ちに、小柄ながらもすらりとした、均整の取れた身体つきをしている。
実際、その整った容貌のおかげで、モデル雑誌のスカウトに声をかけられたこともあった。
 少年の名は瀧口龍雅(たきぐちりゅうが)、中等部の1年生だ。
テニス部に所属する高等部の生徒と、テニスでの試合の最中だった。
挑発を受けた対戦相手は、怒りのあまり、凄まじい形相になる。
元々、いかつい顔立ちに、プロレスラーのようなマッチョな体格のせいか、見るからに恐ろしい雰囲気だった。
だが、瀧口は怯む気配も無い。
「そんな顔したって、怖くも何ともないさ。さぁ、さっさと・・終わらせようか」
瀧口は不敵な笑みを浮かべると、相手目がけ、サーブを放つ。
対戦相手は、打ち返そうとするが、ラケットは空しく空を切る。
直後、試合終了と、瀧口の勝利が宣告される。
敗北のショックに崩れ落ちる対戦相手を尻目に、瀧口は、悠々とコートを後にした。


 「見事だったぞ。さすが、龍雅だな」
不意に、背の高い人影が現れたかと思うと、瀧口にそう声をかける。
着ている制服から、高等部の生徒なのが、見てとれた。
こちらも、見ている方が嫉妬したくなるほど、整った顔立ちをしている。
彼の方は、眼鏡をかけているせいか、どことなく知的な印象を受ける。
同時に、目にどこかSっぽい光を帯びているようにも見えるが・・・。
 「宗司(そうじ)先輩、見ていてくれたの?」
「ふふ、当然だろう。まぁ、龍雅の勝ちなのは、最初からわかっていたがな」
宗司と呼ばれた年上の男子生徒は、瀧口の問いに、そう答える。
同時に、宗司は龍雅に歩み寄ると、龍雅を抱きしめる。
龍雅が気づいた時には、宗司にキスをされていた。
 「あ・・・!?宗司・・先輩・・」
宗司からのキスに、龍雅は蕩けそうな表情を浮かべる。
「龍雅・・・!よく頑張ったな・・。俺からのご褒美だ。たっぷり・・可愛がってやるからな」
宗司はそういうと、龍雅を抱きかかえる。
そして、そのまま二人はその場を去っていった。


 数時間後・・・。
「龍雅、今日も可愛かったぞ」
「もう・・!言わないでよ・・。恥ずかしいんだからさ・・宗司先輩の意地悪!?」
宗司の褒め言葉に、龍雅は羞恥に顔を赤くして言う。
襟に隠れて見えづらいが、龍雅の首筋には、キスマークがついている。
少し前まで、二人で愛を交わし合っていた跡だ。
 宗司と龍雅は、恋人同士。
全寮制男子校である国枝学園では、珍しいことでは無い。
実際、二人とも学内では美少年として名高く、ラブレターをもらったり、交際を申し込まれることもしばしばだった。
実際、龍雅とテニスで対戦した男子生徒も、龍雅に交際を申し込んだ一人だ。
 もちろん、龍雅には宗司以外の相手と付き合うつもりは無い。
だが、普通に振っても、しつこく言い寄って来る者もいる。
そこで、龍雅は告白してきた相手に、ある条件を提示している。
 条件は、龍雅と勝負をすること。
勝負の内容は、告白してきた相手の得意分野。
相手の得意分野で勝利することで、相手を完全に屈服させる。
そうすれば、相手は振られても、文句は言えないというわけだ。
そうして、宗司との愛を守ってきたのである。
宗司も、そんな龍雅を愛おしみ、愛を交わしあっていた。
もう、傍から見れば、胸焼けしそうなアツアツカップル、というやつである。
二人とも、よく飽きないな、というくらい、そんな日々を送っていた・・・。


 数日後・・・・。
「あっ・・!宗司せ・・・」
宗司の姿を見かけた龍雅は思わず声をかけようとする。
だが、途中で声は止まってしまう。
宗司が、他の生徒と一緒にいるのに気づいたからだ。
 宗司は一緒にいる生徒と、談笑している。
本当に楽しそうで、嬉しそうだ。
それこそ、龍雅といるときよりも、楽しそうに見える。
見ているうちに、龍雅の表情はどんどん険しくなってゆく。
そんな険しい表情を浮かべたまま、龍雅はその場を立ち去った・・・。


 「何だ、やけに難しい顔をしてるな?せっかくの可愛い顔が台無しだぞ」
険しい表情の龍雅に、宗司はそう言う。
「猫なで声と優しい顔すれば、機嫌が直ると思ってるの?甘く見られたものだね」
龍雅はいつもと違い、刺々しい態度で、宗司に言う。
「龍雅、どうしたんだ?何か気に障るようなことでもしたかな?」
宗司も態度を改めて、尋ねる。
「自分でわからないの?この前、僕以外の誰かさんと、随分楽しそうだったくせにさ」
「ああ・・・。なるほどな」
宗司はようやく、龍雅が怒っている理由を察する。
だが、同時に、宗司の中で悪戯心がちょっと芽生える。
 「そうだな。結構カワイイやつだったなあ・・。少し・・心が動くかもしれないな」
宗司はちょっと意地悪な声と表情で言ってみる。
嫉妬している龍雅が可愛いため、もう少し嫉妬しているところを見たいのだ。
もちろん、ちゃんとフォローを入れるつもりだ。
 「そう・・・。やっぱり・・・」
龍雅はそう呟くと、宗司の方をキッと睨みつける。
「やっぱり・・・宗司先輩には・・・僕とのことなんて、遊びでしかないんだろ!!」
龍雅は怒りの声で、言う。
「待て・・!それは違うぞ!?」
やりすぎたと悟り、宗司はフォローしようとする。
だが、時既に遅し。
 「だったら・・・あんたみたいな意地悪な先輩なんて・・もういらない!他の先輩と付き合う!!」
龍雅は怒りのあまり、そう言い放つ。
「龍雅・・・!?」
突然、宗司は怒りの声で、龍雅の名を呼ぶ。
龍雅も、地雷を踏んだと気づく。
明らかに怒り心頭な雰囲気に、龍雅は思わず逃げようとする。
 「龍雅・・。どこに行くつもりだ?」
宗司は、逃げようとする龍雅をしっかりと捕まえる。
「は・・離して!?」
龍雅は必死にもがいて、逃げようとする。
「ダメだ。龍雅・・・。俺と別れるなんて・・!!そんなことは・・許さない!!」
宗司は怒りの籠った声で、言う。
宗司は乱暴に、龍雅を膝の上に乗せると、ズボンを降ろしてしまう。
 「ふふ・・・。相変わらず、キレイなお尻だなぁ」
あらわになった龍雅のお尻を見ながら、宗司は呟く。
「い・・言わないで・・!?」
裸のお尻を見られる恥ずかしさに、龍雅は思わず顔を赤くする。
「恥ずかしいのか?まぁ、そんなこと気にする暇も無くなるだろうけどな」
宗司はそういうと、ゆっくりと手を振り上げた。


 バァンバァンバァンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!
「わああああ!!!!」
最初から容赦ない平手の嵐に、龍雅は悲鳴を上げる。
バァンバァンバァンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!
「痛ああ!!うわああ!痛いいいい!?」
あまりの痛さに、龍雅は両足をバタつかせて、悲鳴を上げる。
 バァンバァンバァンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バァンバァンバァンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バァンバァンバァンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!
「おやおやぁ?水泳の練習か?龍雅、夏には全然早いんじゃないのか?」
持ち前のS振りを発揮し、宗司は痛みで両足をバタつかせる龍雅に、そう言う。
 バァンバァンバァンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バァンバァンバァンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バァンバァンバァンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!
「ひいぃんっ!宗司先輩っ!痛いいい!うあわあんっ!?」
あまりの痛さに、龍雅は泣き叫ぶ。
「当然だろう、お仕置きだからな。まだまだ、行くぞ」
宗司は怒りの籠った声で言うと、さらにお尻を叩く。
バァンバァンバァンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バァンバァンバァンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バァンバァンバァンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バァンバァンバァンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バァンバァンバァンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!バァンバァンバァンッ!バンバンバンッ!バンバンバンッ!
まるで豪雨のような平手の嵐に、龍雅のお尻はどんどん赤く染まってゆく。
 「うわあああん!?宗司先輩っ!ごめんなさいいい!!カッとなって言っただけだからぁぁ!!ゆ、許してええ!!!」
お仕置きに耐えられず、龍雅は泣きながら謝る。
「ダメだ。人のことを遊びだと疑うなんて、龍雅は悪い子だな。そんな悪い子には、まだまだたっぷり、お仕置きだ」
Sっ気たっぷりな笑顔を浮かべると、宗司は龍雅のお尻を、これでもかと平手打ちで責めたてる。
「ごめんなさいっ!二度と言いませんっ!ごめんなさいっ!!ごめんなさいっ!!」
龍雅は泣き叫びながら、必死に許しを乞い続ける。
「ふはははは!!まだまだ!もっともっと、赤く染めてやろう!!」
お尻を叩く音が響く中、龍雅の泣き叫ぶ声と、宗司の声が、響き続けた・・。


 泣き声と肌を打つ音がやんで、しばらくした頃・・・。
「ふふ・・・。見事なまでに真っ赤だな。まるで、熟れすぎたトマトかリンゴみたいだな」
膝の上に座る龍雅のお尻を優しく撫でながら、宗司はそう言う。
「うう・・・!宗司先輩がしたくせに・・・」
宗司の言葉に、龍雅はすねた声で言う。
 「そうだな。痛いよな。すまなかったな。でも・・・お前が何よりも・・大切なんだ。絶対に・・手離したくない」
そういうと、宗司は龍雅に熱いキスをする。
「あ・・・!?宗司・・先輩・・!?」
宗司の熱いキスに、龍雅は恍惚とした表情になる。
「龍雅・・お前が一番だよ。お前が一番・・大切だ」
そういうと、宗司は龍雅をしっかりと抱きしめた。


 ―完―

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